平成16年度東京都福祉サービス評価推進機構
評価者養成講習実施要綱
事務局長決定(平成16年4月1日)



1 目 的
評価者養成講習は、東京都における福祉サービス第三者評価を行うために必要な一定のレベルの知識や経験がある方を対象に、評価のルールの理解や評価の視点、判断基準の共有化を図ること等により、都民や福祉事業者等から信頼される評価者を養成することを目的とする。

2 講習実施方法
養成講習は、講義と評価実習に分けて実施する。講義は、下記3 養成講習(講義)カリキュラムを6日間に割り振り実施する。

3 養成講習(講義)カリキュラム
研修カリキュラムは、次のとおりとする。
○第三者評価概論
○利用者調査について
○事業評価について
○事業プロフィルについて
○事業評価分析シート@・Aの理解
○利用者調査及び事業評価の分析について
○訪問調査の手順
○評価のまとめ方及び評価結果報告書の作成方法
○ケーススタディ(グループ作業)
・概要説明
・事前分析、事前分析発表・討議
・評価・評価結果報告書作成
・評価結果報告会
○痴呆性高齢者グループホームについて
○修了試験

4 評価実習
上記養成講習(講義)カリキュラム全課程を受講後、「評価実習」を実施し評価実習報告書を提出させるものとする。

@認証済み評価機関の場合
評価機関が平成16年4月以降に実施する評価に補助者として参加し、現地調査に同行し、その経験について報告書を作成し機構に提出させる。
評価実習は、講習の前や講習の期間中に行ってもよいこととする。
A新規申請法人の場合
下記のいずれかの方法により実施する。
@ 認証済み評価機関が、平成16年4月以降に実施する評価に補助者として参加し、現地調査に同行し、その経験について報告書を作成し機構に提出させる。
この場合は、講習の前や講習の期間中に行ってもよいこととする。
A 評価実習に協力してくれる福祉施設において、福祉の現場を体験し、その結果報告書を機構に報告させる。

5 募集定員
定員:400名

6 募集方法
募集は、講習会場の定員及び日程等を考慮し複数回に分けて行う。また、必要があると認める場合は追加募集することができる。
 なお、募集の詳細については別途定める。

7 講習会場
財団法人 東京都高齢者研究・福祉振興財団 13階研修室及び15階多目的室
新宿区神楽河岸1−1セントラルプラザ(JR飯田橋駅前)

8 受講資格要件
福祉サービス第三者評価機関認証実施要領第9条に該当する者とする
資格要件(以下の各号のいずれかに該当する者)
(1)福祉・医療・保健業務を3年以上経験している者
(2)組織運営管理等業務を3年以上経験している者
(3)調査関係機関等で調査業務や経営相談を3年以上経験している者
(4)福祉・医療・保健・経営分野の学識経験者で当該業務を3年以上経験している者
(5)その他、上記と同等の能力を有していると機構が認める者
「要件5」の場合は、認証・公表委員会に諮り審査する。
  また、資格要件については、別紙「評価者養成講習応募要件の具体的例示」により確認する。

9 受講者の決定
申込書類により受講資格要件等を審査し受講者を決定する。書類審査通過者が定員を上回った場合は抽選行う。

10 講習受講の期限等
原則として、養成講習(講義)及び評価実習は当該年度末までに修了することとする。

11 修了試験の実施
講習最終日に修了試験を実施する。修了試験において機構が定める基準に達した者を養成講習(講義)の修了者とする。

12 修了証の交付
養成講習(講義)並びに評価実習の修了者に対し「修了証」を交付する。

13 講習の受講資料
講習の受講に要する費用のうち教材等にかかる費用については、受講者が負担するものとする。

この要綱は、平成16年4月1日から適用する。