| 評価年度 | 令和7年度 |
| サービス名称 | 生活介護 |
| 法人名称 |
特定非営利活動法人サポート高尾 |
| 事業所名称 |
高尾青年の家/第二高尾青年の家 高尾青年の家 |
| 評価機関名称 | 一般社団法人 みんなの力 |
| ・調査にあたっては、個人情報保護並びにプライバシーへの配慮を徹底しました。 ・調査参加者である職員へ調査の目的、意義、活用の方法などについて説明し、調査の実効性がまるようにしました。 ・利用者調査では、調査員には知的障害者施設経験20年以上のベテランを配置し、利用者が自由に何でも話せる雰囲気で1対1による面談方式で行いました。 ・また、聞き取り調査の当日に、作業風景、昼の食事風景等を滞在調査で一定時間行い、生活や活動の様子を拝見しました。 |
| 1 | 理念・方針 (関連 カテゴリー1 リーダーシップと意思決定) |
| 事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) | |
法人理念 朝は『行きたい!』、帰りは『今日も楽しかった!』と思える場所でありたい。 毎日を安心して笑顔で過ごせるように、一人ひとりの“その人らしさ”を大切にした支援をしていきます。 ミッション(使命) 心に寄り添いながら、「今日も良い日だった」と思える一日を、笑顔と一緒に届けます。 バリュー(大切にしていること) 思いやり 一人ひとりの気持ちを尊重し、温かい関わりを大切にします。 安心・安全 安心して心地よく過ごせるような環境づくりに取り組みます。 楽しさの工夫 毎日の活動にアイデアと楽しさを加え、「今日も楽しかったね」を一緒に感じます。 信頼関係づくり 利用者さん・ご家族・職員が、信頼し合える関係を築いていきます。 安定した運営 いつも変わらない安心を届けるために、しっかりとした運営を続けます。 |
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| 2 | 期待する職員像 (関連 カテゴリー5 職員と組織の能力向上) |
| (1)職員に求めている人材像や役割 | |
・支援が必要な方に「支える」姿勢で携われる人 ・自ら考え実行できる「積極性」のある人 ・「柔軟性」をもって業務を遂行できる人 |
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| (2)職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) | |
・施設、職員の都合が基準でなく、利用者本人を基準として考えること ・自分の支援が間違っていないかを自問自答できること ・人と人のつながりを大切にできること ・障害福祉サービス職員としての誇りを持ち、自らの成長に励むこと |
| 1 |
理念を現場実践に結び付け組織文化として根付かせようとしています 2025年改訂の理念・ミッション・バリューは、職員が主体的に検討し自分の言葉として再構築されています。「行きたい」「今日も楽しかった」という平易な表現が共通理解を促し、日々の支援では表情や態度から気持ちを推し量り、笑顔を指標に障害特性に応じた個別支援を実践しています。掲示やHP掲載、キャッチコピーの発信に加え、会議で繰り返し共有し、支援エピソードを語って理念に立ち返ることで、職員間の学びが循環し、形骸化を防ぎつつ、理念が判断基準として機能する理念経営が進んでいます。利用者・家族との信頼形成に寄与しています。 |
| 2 |
利用者の希望を起点に活動を柔軟に再構成する取組みを行っています 利用者の重度化・高齢化・多様化を踏まえ、作業中心の活動から生活活動へと転換し、本人の希望や関心に応じて活動メニューを柔軟に組み替えています。既存のプログラムに当てはめるのではなく、当日予定やケース会議で意向を確認し、言葉での意思確認や表情・態度の観察を通じて主体性を尊重しています。笑顔やリラックスした様子を成果指標とし、満足感や意欲を引き出す支援を重ねている点は、利用者主体の実践として高く評価できます。 |
| 3 |
家族・地域とつながり、支援の質を高める情報発信につとめています 連絡ノートや電話、面談を通じた家族との丁寧な情報共有に加え、ブログや通信で活動や工夫を積極的に発信し、事業所の姿勢や魅力を伝えています。写真付きの発信は理解と共感を生み、家族や関係機関との信頼関係の深化につながっています。地域情報の提供や行事参加、社会参加の機会づくりも計画的に行われ、地域の一員としての役割を意識した支援が進められています。内外のつながりを支援改善に活かす姿勢が定着しています。 |
| 1 |
家族アンケートと発信を改善に結び付ける取り組みに期待します ブログや通信による情報発信は共感を得やすく、口コミにもつながる強みがあります。今後は利用者・家族アンケートを体系化し、活動が本人に合っているか、笑顔や意欲が増えているか等の指標で確認し、結果と改善内容を「見える形」で還元すると信頼が深まります。現在、家族・利用者の満足度調査を改定中ですが、改善点というよりは、事業所の「つよみ」を拡張する取組みとして評価します。さらに、利用者や家族からサービスニーズを引き出し、魅力ある活動を展開することに期待します。 |
| 2 |
常備のマニュアルを毎年でなくても定期的に更新する仕組みづくりに期待します リスクマネジメントの対策は、事業所の責任者で構成する事業所連絡会で情報を共有してリスク対策が検討され各事業所にフィードバックされます。虐待防止委員会は法人で組織し、法人全体で虐待防止の対策を講じています。日常の怪我や事故などは、事故報告書で事故内容、要因及び対応・再発防止が検討されます。災害や事故等の各種マニュアルは整備されてますが、現状に合わせた見直し改定が手順化されていません。必要に応じて適宜更新されていますが毎年でなくても定期的に更新する仕組みづくりに期待します。 |
| 3 |
業務継続計画(BCP)から業務継続管理(BCM)への移行に期待します 法人では、非常災害対策計画が策定され、非常時におけるサービス提供活動の判断マニュアルが整備されています。災害時における業務継続計画(BCP:自然災害・感染症)は整備されましたが、事業所では現場に即した実効性のある計画になっていないと考えていて、BCPに基づいた実践的訓練の必要性を課題としています。事業所では避難訓練は毎月定期的に訓練を行っていますが、この場を活用して場面想定訓練などを実施して、計画→訓練→評価・分析→課題・対策→BCP改定、といった一連のプロセスを実施できるようになることに期待します。 |
| 1 |
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★ 利用者も職員もわかりやすい理念に改定し、支援を理念で紐づけた実践をしています 本事業所では、法人理念のもと、ミッション・ビジョン・バリューを明確に定め、日々の活動に一貫して反映させることに特に力を入れています。「行きたい」「今日も楽しかった」と感じられる一日を目指し、心に寄り添う支援を通じて、安心・安全で温かい関係性を育んでいます。地域に根ざした共生の場として、楽しさの工夫や信頼関係づくりを大切にしながら、安定した運営を継続し、利用者・家族・職員が共に笑顔で過ごせる環境づくりを推進しています。【思いやり】 一人ひとりの気持ちを尊重し、温かい関わりを大切にします。 |
関連評価項目(事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している) | 2 |
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★ 「今日も楽しかった」を目標に満足のいくサービスメニュを増やそうとしている 事業所が特に力を入れているのは、利用者の重度化・高齢化や多様化を踏まえ、本人の希望や関心、体調や特性に合わせて活動メニューを増やし、柔軟に組み替えることです。既存の枠に当てはめず、当日・月間予定やケース会議で意向を確認し、言葉で表現できる方は選択肢を広げ、難しい方も表情や態度から丁寧に意思を汲み取ります。「行きたい、今日も楽しかった」を目標に、笑顔や意欲を指標として満足につながる活動を追求しています。 |
関連評価項目(利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している) | 3 |
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★ 利用者一人ひとりの支援を経験に頼り過ぎない客観的視点とチーム検討で行う 合理的配慮や最善の利益、意思決定支援が求められる中、事業所では法人理念「行きたい、今日も楽しかった」を指針に、思いやり・安心安全・信頼を軸として支援を行っています。個別事情や障害特性により支援観が分かれやすい点を課題と捉え、経験に頼り過ぎない客観的視点とチーム検討を重視しています。利用者意向支援会議で多角的に支援を振り返り、本人が望む自立に近づく方法を共有し、楽しさの工夫も取り入れつつ、標準化と支援の一致を継続的に図り、安定した運営の観点から記録と検証で改善につなげています。 |
関連評価項目(個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている) |
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調査対象:高尾青年の家(主)と第二高尾青年の家(従)の定員40名の内、利用者30名が対象となります。 調査方法:アンケート方式 聞き取り方式 調査参加利用者を対象に個別に聞き取り調査を29名に対して行う。1名はアンケート方式であった。聞き取りに際してはプライバシーを尊重し、また、安心して回答ができるように本人の話すペースを大事にし、傾聴の姿勢に努めた。 |
| 利用者総数 | 40人 |
| アンケートや聞き取りを行った人数 | 30人 (アンケート方式1人 聞き取り方式29人) |
| 有効回答者数 | 30人 (アンケート方式1人 聞き取り方式29人) |
| 回答者割合(%) | 75.0% |
| ▼聞き取り調査を実施しました。▼有効回答は30名であり、29名が聞き取りであり、内1名がアンケートでした。▼総合満足度は有効回答30名の内、「大変満足」11名、「満足」9名、「どちらともいえない」が10名、「不満」が0名、「大変不満」が0名、無回答が0名でした。有効回答のうち約70%が「大変満足」「満足」と答えました。▼個々の設問で肯定的回答「はい」と回答した満足度が高い項目は、(問4)「活動の楽しさ」、(問8)「トラブルの仲裁」、(問13)「不満要望への対応」、でした。一方、(問14)「第三者の相談者の存在」は全項目中一番、肯定度合いが低い項目で「はい」は11名で肯定的回答は約40%でした。▼主なコメントでは、「カラオケが楽しい」「仕事が楽しい」という満足の声が聞かれました。聞き取りでは笑顔で回答する利用者の表情から、高尾・高尾第二が利用者にとって安心・安全な場所になっているとの印象を受けました。 |
| 1.利用者は困ったときに支援を受けているか | |||||||
| はい | 20人 | どちらともいえない | 4人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 6人 |
| 有効回答者30名のうち、20名が「利用者が困っている時助けてくれる」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が4名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が6名でした。「はい」と回答した利用者の方は笑顔でお答えいただき、満足度の高さが伺えます。 | |||||||
| 2.事業所の設備は安心して使えるか | |||||||
| はい | 20人 | どちらともいえない | 1人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 9人 |
| 有効回答者30名のうち、20名が「事業所の設備は安心して使える」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が1名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が9名でした。 | |||||||
| 3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか | |||||||
| はい | 20人 | どちらともいえない | 4人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 5人 |
| 有効回答者30名のうち、20名が「仲間との交流が楽しい」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が4名、「いいえ」が1名、「無回答・非該当」が5名でした。コメントはありませんでしたが、うなづきや返事が力強く、楽しさが伝わってきました。 | |||||||
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4.【生活介護】 事業所での活動は楽しいか |
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| はい | 22人 | どちらともいえない | 1人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、22名が「事業所の活動は楽しい」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が1名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が7名でした。一番コメントが多かった質問です。ご自身が行っている活動やドライブ、散歩といった外出、音楽や催しのコメントも多かったです。 | |||||||
| 18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか | |||||||
| はい | 20人 | どちらともいえない | 3人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、20名が「事業所は設備が整っている」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が3名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が7名でした。 | |||||||
| 19.職員の接遇・態度は適切か | |||||||
| はい | 20人 | どちらともいえない | 2人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 8人 |
| 有効回答者30名のうち、20名が「職員は優しい、乱暴な言動はない」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が2名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が8名でした。 | |||||||
| 20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか | |||||||
| はい | 20人 | どちらともいえない | 3人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、20名が「利用者がけがや病気の時に助けてくれる」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が3名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が7名でした。 | |||||||
| 21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか | |||||||
| はい | 22人 | どちらともいえない | 1人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、22名が「利用者のトラブルの時に信頼できる対応をしてくれる」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が1名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が7名でした。コメントでは少しイライラする時があると述べられていましたが、深刻ではないと推察しました。 | |||||||
| 22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか | |||||||
| はい | 13人 | どちらともいえない | 10人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、13名が「自分の気持ちを大切にしてくれる」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が10名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が7名でした。コメントはありませんでしたが、はっきりしたうなづきや笑顔が多かった項目です。 | |||||||
| 23.利用者のプライバシーは守られているか | |||||||
| はい | 12人 | どちらともいえない | 11人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、12名が「自分の知られたくないことを聞かない、守ってくれる」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が11名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が7名でした。プライバシーの意味が解らない方が多くいたように見受けられました。質問者の力不足もあり、利用者の方の真意を引き出せませんでした。 | |||||||
| 24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか | |||||||
| はい | 17人 | どちらともいえない | 6人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、17名が「個別支援の計画時に自分の意見や要望を聞いてくれる」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が6名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が7名でした。 | |||||||
| 25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか | |||||||
| はい | 15人 | どちらともいえない | 8人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、15名が「サービスの内容や計画に関する職員の説明はわかりやすい」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が8名、「いいえ」が0名、「無回答・非該当」が7名でした。 | |||||||
| 26.利用者の不満や要望は対応されているか | |||||||
| はい | 21人 | どちらともいえない | 1人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 7人 |
| 有効回答者30名のうち、21名が「自分の不満や要望に応えてくれるか」に「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が1名、「いいえ」が1名、「無回答・非該当」が7名でした。 | |||||||
| 27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか | |||||||
| はい | 11人 | どちらともいえない | 6人 | いいえ | 2人 | 無回答・非該当 | 11人 |
| 有効回答者30名のうち、11名が「苦情窓口についての理解」では「はい」と回答しました。「どちらともいえない」が6名、「いいえ」が2名、「無回答・非該当」が11名でした。苦情窓口のしくみについて質問者の説明不足もあり、そのことが回答に影響した可能性があります。 | |||||||
| カテゴリー1 リーダーシップと意思決定 | |||||
| サブカテゴリー1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている | |||||
| 評価項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている | ○ | |||
| 標準項目2 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている | ○ | |||
| 評価項目2 | 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている | ○ | |||
| 標準項目2 | 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している | ○ | |||
| 評価項目3 | 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている | ○ | |||
| 標準項目2 | 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している | ○ | |||
| 標準項目3 | 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている | ○ | |||
| 講評 |
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理念を「自分の言葉」に変換し、支援に結び付ける取組を行っています 2025年に改訂された法人理念・ミッション・バリューは、職員が主体的に検討し、自らの言葉として再構築された点が高く評価できます。「行きたい」「今日も楽しかった」という誰にでも分かる表現は、利用者・家族・職員の共通理解を促しています。日々の支援においても、利用者の表情や態度から気持ちを推し量り、笑顔を大切な指標として捉える姿勢が理念と実践を結び付けています。理念が抽象に留まらず、現場の支援判断の拠り所として機能している点は大きな強みです。 |
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理念の発信と共有を通じた組織的な浸透を工夫しています 理念は掲示物やホームページへの掲載にとどまらず、連絡会や職員ミーティングを通じて繰り返し説明され、共有されています。特に、職員が自身の支援エピソードを語りながら理念に立ち返る機会が設けられている点は、理念を「読むもの」から「語るもの」へと転換しています。穏やかな一日を過ごせるようにというキャッチコピーも、施設の姿勢を端的に伝えています。こうした継続的な発信と対話が、理念の形骸化を防ぎ、組織文化として根付かせています。 |
|
理念を軸にしたリーダーシップと利用者本位の支援を行っています 管理者・リーダー層が理念を基盤に支援を語り、支援行為と理念を意識的に結び付けている点は、施設全体の方向性を明確にしています。自らの支援を理念で説明し、それを職員間で共有する姿勢は、利用者本位の支援を組織として支える力になっています。その結果、職員一人ひとりが判断に迷った際に理念へ立ち返ることができ、利用者の安心とWell-beingの向上につながっています。理念を実践に落とし込むリーダーシップが、安定した運営を支えています。 |
| カテゴリー2 事業所を取り巻く環境の把握・活用及び計画の策定と実行 | |||||
| サブカテゴリー1 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している | |||||
| 評価項目1 | 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している | ○ | |||
| 標準項目2 | 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している | ○ | |||
| 標準項目3 | 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している | ○ | |||
| 標準項目4 | 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している | ○ | |||
| 標準項目5 | 事業所の経営状況を把握・検討している | ○ | |||
| 標準項目6 | 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している | ○ | |||
| サブカテゴリー2 実践的な計画策定に取り組んでいる | |||||
| 評価項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している | ○ | |||
| 標準項目2 | 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している | ○ | |||
| 標準項目3 | 策定している計画に合わせた予算編成を行っている | ○ | |||
| 評価項目2 | 着実な計画の実行に取り組んでいる | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している | ○ | |||
| 標準項目2 | 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる | ○ | |||
| 講評 |
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事業環境を踏まえた方針提示と計画的な運営管理 事業所は、利用率、人材確保、財政動向など事業環境の変化を意識しながら、中長期計画および単年度計画を策定しています。法人本部と事業所責任者が連携し、目指す方針やビジョンを共有した上で、都度検討を重ねている点は評価できます。福祉新聞等の情報サイトを参考にし、事業連絡会とも連携しながら外部環境の把握に努めています。計画は立案にとどまらず、進捗管理と分析を通じて課題を抽出し、必要に応じて見直しを行う姿勢が見られ、組織としての計画的な運営が行われています。 |
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人材確保と育成とともに福祉ニーズにあった運営方針の見直しを課題にされています 事業所には中・長期計画に基づいた単年度計画を策定し、その進捗を管理する仕組みと取り組みがあります。しかし、職員の世代交代の時期を迎えていたり、利用率の向上、利用者の障害特性に適切に対応できる設備的な環境整備などをこれからの課題となっています。このような実情を踏まえながら、福祉事業を取り巻く社会的な動向や、地域の福祉ニーズ、さらに利用者の将来を見据えた法人としての経営方針や事業展開のあり方をすでに課題として検討を始めようとしています。課題克服に向け魅力ある経営方針や事業展開を目指されています。 |
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計画の周知と次世代を見据えた組織づくり 事業計画書については、事業連絡会等を通じて職員への周知が図られ、内容の理解を促す取り組みが行われています。計画を共有することで、職員が事業所の方向性を意識しながら業務に取り組める環境づくりにつながっています。一方で、人材確保が難しく、将来的な世代交代が課題として明確になっています。今後は、計画の理解度をさらに高める工夫とともに、次世代職員の育成や役割移行を見据えた中長期的な人材戦略を進めていくことが求められます。 |
| カテゴリー3 経営における社会的責任 | |||||
| サブカテゴリー1 社会人・福祉サービス事業者として守るべきことを明確にし、その達成に取り組んでいる | |||||
| 評価項目1 | 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる | ○ | |||
| 標準項目2 | 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。 | ○ | |||
| サブカテゴリー2 利用者の権利擁護のために、組織的な取り組みを行っている | |||||
| 評価項目1 | 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている | ○ | |||
| 標準項目2 | 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある | ○ | |||
| 評価項目2 | 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している | ○ | |||
| 標準項目2 | 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている | ○ | |||
| サブカテゴリー3 地域の福祉に役立つ取り組みを行っている | |||||
| 評価項目1 | 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる | ○ | |||
| 標準項目2 | ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している | ○ | |||
| 評価項目2 | 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている | ○ | |||
| 標準項目2 | 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している | ○ | |||
| 標準項目3 | 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる | ○ | |||
| 講評 |
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「朝は行きたい、帰りは今日も楽しかったと思える場所」の実現を目指しています 事業所では法令遵守と運営基準に基づく適正な運営に努め、法改正などの情報を法人の連絡会等で素早く対応できるようにしています。理念や行動指針を唱和したり、掲示やHPで明示して域―士気向上に努めています。「朝は行きたい、帰りは今日も楽しかったと思える場所」にしていくんだというの理念のもとに朝夕礼や話し合い、職員研修を通じて法令遵守、倫理、個人の尊厳の理解が深まるよう取り組んでいます。また、虐待防止法のガイドラインに則り、研修や「虐待の芽」というセルフチェックを行い、早期発見・早期対応に努めています。 |
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苦情解決の仕組みを活かし利用者の満足度を高めています 苦情解決規程や一連の苦情対応の仕組みがあります。入所時に相談や申し出の方法を分かりやすく説明し、関連資料を見やすい場所に掲示しています。利用者が遠慮せずに相談できるよう、日頃から声かけや案内を行っている点が確認できます。意見・要望・苦情を受けた場合は記録に残し、職員間で共有する仕組みを整えています。日常の様々な機会を通じて利用者の意向を把握し、組織的な対応や支援の改善へとつなげており、例えば、「お弁当が冷たい」という声に保温庫を購入して設置するなどの対応をして喜ばれています。 |
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ボランティアは有効な地域資源 事業所のファンになってもらおうとしています 事業所は地域の福祉資源の一つとして八王子市日中活動事業所連絡会などの地域ネットワークに積極的に参加しています。関係機関との連携を通じて利用者の社会参加の在り方を模索しています。また職員ミーティング、連絡会を通じた意見把握により、地域の一員としての役割を意識した事業運営が行われています。地域への発信では、魅力あるブログ発信など情報提供に努めるとともに、コロナ禍以降減少したボランティア受け入れについても工夫を重ね、利用者や事業所の魅力を伝え共感してもらい事業所のファンになってもらおうとしています。 |
| カテゴリー4 リスクマネジメント | |||||
| サブカテゴリー1 リスクマネジメントに計画的に取り組んでいる | |||||
| 評価項目1 | 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている | ○ | |||
| 標準項目2 | 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている | ○ | |||
| 標準項目3 | 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している | ○ | |||
| 標準項目4 | リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる | ○ | |||
| 標準項目5 | 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる | ○ | |||
| サブカテゴリー2 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている | |||||
| 評価項目1 | 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている | ○ | |||
| 標準項目2 | 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している | ○ | |||
| 標準項目3 | 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている | ○ | |||
| 標準項目4 | 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している | ○ | |||
| 講評 |
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業務継続計画(BCP)から業務継続管理(BCM)への移行に期待します 法人では、非常災害対策計画が策定され、非常時におけるサービス提供活動の判断マニュアルが整備されています。災害時における業務継続計画(BCP:自然災害・感染症)は整備されましたが、事業所では現場に即した実効性のある計画になっていないと考えていて、BCPに基づいた実践的訓練の必要性を課題としています。事業所では避難訓練は毎月定期的に訓練を行っていますが、この場を活用して場面想定訓練などを実施して、計画→訓練→評価・分析→課題・対策→BCP改定、といった一連のプロセスを実施できるようになることに期待します。 |
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利用者の個人情報保護の仕組みが整備されています 個人情報保護規定に則って適切な情報管理を行い個人情報等の漏洩を防止しています。利用者情報は利用者別にファイリングし、機密性の高い文書は鍵のかかる書棚で管理し、パソコンのアクセス権限も適切に設定されています。個人情報についてはホームページ、パンフレット掲載の写真なども考慮して、利用者、保護者に確認をとる対応をとっています。職員には情報管理と利用者の特定情報の保護の重要性を伝え、支援中の不用意な発言から特定情報やプライバシーを侵害して、利用者や社会から信頼を失わないよう研修等で意識の向上に努めています。 |
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常備のマニュアルを毎年でなくても定期的に更新する仕組みづくりに期待します リスクマネジメントの対策は、事業所の責任者で構成する事業所連絡会で情報を共有してリスク対策が検討され各事業所にフィードバックされます。虐待防止委員会は法人で組織し、法人全体で虐待防止の対策を講じています。日常の怪我や事故などは、事故報告書で事故内容、要因及び対応・再発防止が検討されます。災害や事故等の各種マニュアルは整備されてますが、現状に合わせた見直し改定が手順化されていません。必要に応じて適宜更新されていますが毎年でなくても定期的に更新する仕組みづくりに期待します。 |
| カテゴリー5 職員と組織の能力向上 | |||||
| サブカテゴリー1 事業所が目指している経営・サービスを実現する人材の確保・育成・定着に取り組んでいる | |||||
| 評価項目1 | 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している | ○ | |||
| 標準項目2 | 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる | ○ | |||
| 評価項目2 | 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている | ○ | |||
| 標準項目2 | 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している | ○ | |||
| 評価項目3 | 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している | ○ | |||
| 標準項目2 | 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している | ○ | |||
| 標準項目3 | 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している | ○ | |||
| 標準項目4 | 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている | ○ | |||
| 評価項目4 | 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている | ○ | |||
| 標準項目2 | 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる | ○ | |||
| 標準項目3 | 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる | ○ | |||
| 標準項目4 | 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている | ○ | |||
| サブカテゴリー2 組織力の向上に取り組んでいる | |||||
| 評価項目1 | 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している | ○ | |||
| 標準項目2 | 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている | ○ | |||
| 標準項目3 | 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる | ○ | |||
| 講評 |
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人材像を明確化し採用・育成につなげようとしています 事業所では、ホームページにおいて求める人材像を明示し、職員募集を行っています。支援が必要な方に「支える」姿勢で関われること、自ら考え実行できる積極性、状況に応じた柔軟な対応力を備えた人材を求めており、事業所の価値観が分かりやすく示されています。また、職員には利用者本人を基準に考える姿勢や、自身の支援を振り返る力、人とのつながりを大切にする姿勢、専門職としての誇りと成長意欲が期待されています。これらは人事制度の等級に基づく指導と連動しており、採用から育成まで一貫した人材マネジメントが行われています。 |
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職員が働きやすい安心できる職場環境を整備しています 事業所では、職員のやりがいやはたらきやすさを重視し、安心できる職場環境の改善に取り組んでいます。有給休暇の申請は積極的に受け付け、取得率の向上を目標とした運用が行われています。業務はほぼ定時で終了し、休暇も取りやすく、心身をリフレッシュしやすい職場環境が整えられています。地域行事後の打ち上げなど交流の機会も設け、職員間の円滑な関係づくりを促しています。さらに面談を通じて個々の悩みに寄り添い、資格取得支援制度の活用により成長意欲の維持向上を図り、安心して働き続けられる基盤を築いています。 |
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職員の学びを支える研修環境と面談体制が成果を上げています 事業所では、すべての職員を対象とした研修を計画的に実施し、学びの機会を確保しています。短時間で受講できるウェブ研修を取り入れ、業務の合間でも無理なく参加できる工夫がされています。研修内容は基礎的な知識の確認から実務に生かせる視点まで幅広く、職員の理解を深める環境づくりにつながっています。また、職位に応じて定期的な面談を行い、業務上の課題や不安、今後の目標について共有しています。研修と面談を組み合わせることで、職員一人ひとりの成長を支え、安心して学び続けられる体制が整えられています。 |
| カテゴリー7 事業所の重要課題に対する組織的な活動 | |||||||||
| サブカテゴリー1 事業所の重要課題に対して、目標設定・取り組み・結果の検証・次期の事業活動等への反映を行っている | |||||||||
| 評価項目1 | 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1) | ||||||||
| 前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) | 【課題・目標】 新規利用者及び稼働率の底上げを行う 【理由】定員を満たしておらず、稼働率が収支状況に影響しているため 【取り組み】 ① 支援学校の説明会に参加し、事業所の説明を行う ➁毎月の通信を関係者に配布 ➂地域イベントに参加、事業所のPRを行う 【取り組みの結果】入所にはつながらなかったが、実習、見学を複数受け入れた 【振り返り・今後の方向性】引き続き、新規利用者を受け入れるために活動を継続するとともに、 現在通っている利用者の稼働率を上げるために今年度は余暇活動の充実を図る。 |
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| 評語 |
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【講評】 事業所では、収支に直結する新規利用者の確保および稼働率の底上げを重要課題として、具体的な目標を設定して取り組んでいる点が評価できます。定員未充足という現状を踏まえ、支援学区での説明会参加や毎月の通信配布、地域イベントへの参加など、複数の手法を組み合わせて事業所の認知向上と理解促進を図っています。 結果として、入所には直結しなかったものの、実習や見学の受け入れにつながっており、地域との接点づくりや将来的な利用につながる基盤形成ができているといえます。この成果を一過性のものとせず、活動の効果を冷静に検証し、次の取り組みに反映させている点は、PDCAの視点が機能しているものと評価します。 特に、検証結果を踏まえ新規利用者獲得の活動を継続しつつ、既存利用者の稼働率向上に向けて余暇活動の充実を次年度の重点とした判断は、現実的かつ戦略的です。また、家族やそのネットワークの影響を意識し、保護者が魅力に感じる点やブログ検索機能の活用などで興味を探索したいと述べられていましたが、利用者満足度の向上と稼働率の安定化を同時に図る視点は、事業の持続性を高めるうえで重要であり、今後の企画内容に期待します。 |
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| 評価項目2 | 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2) | ||||||||
| 前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) | 【課題・目標】 職員の支援知識の向上,【理由】経験則からくる支援だけにならないよう新しい知識に触れる機会を作る。【取り組み】毎月、全職員が受講することができ、研修に前向きに取り組む職員が増えた。【取り組みの結果】 ケース記録を毎日回覧し、ケース会議では都度、内容の確認を行われました。【振り返り・今後の方向性】研修で学んだ知識を毎回の支援に取り組み、多くの職員がオンラインだけではなく、外部の研修へ参加できる機会を作る。 | ||||||||
| 評語 |
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【講評】 職員の支援知識向上を課題目標に掲げ、経験則に偏らず新しい知見に触れる機会を計画的に確保した点は評価できます。毎月のオンライン研修を全職員が受講できたことにより、学びが習慣化し、研修に前向きな職員が増えたことは組織風土の改善にもつながっています。加えて、役職者が外部研修で得た知識を持ち帰ることで、現場への波及効果が期待できます。今後は、学びを「利用者本人を基準に考える」「自問自答する」「つながりを大切にする」「専門職として成長する」といった行動に結び付け、支援の質として可視化することが重要です。具体的には、研修内容を個別支援計画の検討や支援会議の振り返りに組み込み、計画が自立した生活に実際に役立っているかを定期的に検証し、改善へつなげる仕組みの強化が望まれます。 |
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| カテゴリー6 サービス提供のプロセス |
| サブカテゴリー1 サービス情報の提供 | |||||
| 評価項目1 | 利用希望者等に対してサービスの情報を提供している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している | ○ | |||
| 標準項目2 | 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている | ○ | |||
| 標準項目3 | 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している | ○ | |||
| 標準項目4 | 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している | ○ | |||
| 講評 |
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事業所の情報は、各関係機関を通して、利用希望者に提供されています。 事業所では、「高尾青年の家通信」を毎月発行し、市役所や特別支援学校・盲学校・関係機関に広報誌を配布して情報提供をしています。また、施設のパンフレットも置いて貰い利用希望者に事業内容や活動内容が分かり、選択肢の一つとなるように情報提供をしています。その他では、八王子市通所施設ガイドブックには、細かい情報を掲載し情報を提供しています。 |
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実習生の体験受入や事業所の見学・体験を受け入れています 特別支援学校の実習受け入れについては、年回10名程度の受入を行っています。また、事業所の見学・体験については、利用希望者の個別の事情を聞いて日程調整を行い、受け入れを行っています。通常の作業や活動を実際に見学したり、体験することで事業所の様子や雰囲気を知ってもらい利用に繋げています。その際、実施した時の様子を記録に残し、利用に繋がった時に活用が出来るようにしています。 |
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ホームページ内のブログの更新を小まめに行い、新しい情報を発信しています 事業所内にホームページ担当職員を配置して情報発信を行っており、理念・支援方針・施設概要・作業内容・生活支援・地域交流活動・財務状況等の情報公開に加え、行事・外出時の日々の様子など事業所の雰囲気も伝えられるように写真の掲載を多くしています。利用者や家族にとっても日々の様子が分かり、安心感にも繋がっています。一方で、広報の大切さを意識できる人材育成を目指しており、今後の成果が期待されます。 |
| サブカテゴリー2 サービスの開始・終了時の対応 | |||||
| 評価項目1 | サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している | ○ | |||
| 標準項目2 | サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている | ○ | |||
| 標準項目3 | サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している | ○ | |||
| 評価項目2 | サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している | ○ | |||
| 標準項目2 | 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている | ○ | |||
| 標準項目3 | サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている | ○ | |||
| 標準項目4 | サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている | ○ | |||
| 講評 |
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サービス利用開始時には、契約書と重要事項説明書の読み合わせを行い同意を得ています サービス利用開始時には、契約書と重要事項説明書の記載内容の読み合わせの中で、基本的なルールの確認やサービス内容、苦情解決制度など丁寧な説明を心がけ、契約書の取り交わしや重要事項説明書の同意を得ています。また、個人情報の取り扱いに理解を深めた上で、使用同意書に同意を頂き、広報誌・パンフレット・ホームページなど情報掲載を行っています。 |
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サービス開始時は、家庭と日常の様子を共有するため連絡ノートを使っています 特に利用開始時は、利用者一人ひとりの特性は環境の変化、対応の仕方によって影響を受けやすいため、家庭と情報を共有することが必要なため、調査書を使って記録を残しています。その日の様子については、連絡ノートに記載したり、送迎の際に直接伝えたりして情報を共有をしています。また、そのことについては、個別支援記録に記載され、職員ミーティングなどで報告し、職員間でも情報共有がなされています。 |
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サービス終了後も支援の継続性を配慮して家族や関係機関と連携を取っています サービス終了の利用者については、退所に向けて利用者や家族の状況に応じて相談に乗っています。本人や家族の意向に添って、負担軽減やストレスにならないよう配慮し、退所後も継続性を重視した対応と配慮を行っています。必要があれば、移行先へ情報提供を行って、環境が変わることにより利用者の不安が募ることのないよう、利用者・家族・移行先に協力しています。 |
| サブカテゴリー3 個別状況に応じた計画策定・記録 | |||||
| 評価項目1 | 定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している | ○ | |||
| 標準項目2 | 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している | ○ | |||
| 標準項目3 | アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている | ○ | |||
| 評価項目2 | 利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている | ○ | |||
| 標準項目2 | 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している | ○ | |||
| 標準項目3 | 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している | ○ | |||
| 評価項目3 | 利用者に関する記録を適切に作成する体制を確立している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある | ○ | |||
| 標準項目2 | 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している | ○ | |||
| 評価項目4 | 利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している | ○ | |||
| 標準項目2 | 利用者に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている | ○ | |||
| 講評 |
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個別面談を実施し一人ひとりの状況を把握した上で個別支援計画書を作成しています 個別支援計画書は、担当職員が個別面談を実施した上で、本人、家族の意向を聞き取り、総合的に支援方針を立てています。また、長期、短期目標を設定して、具体的な支援内容を決めています。個別支援計画は利用者と年2回面談を行い、利用者の状態の変化に合わせて変更が出来るようになっており、毎月のケース会議で確認し、記録として残しています。目標は利用者の希望を基に設定し、具体的な支援内容及び本人の役割を示しています。 |
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個別支援の充実に向け、独自の個別支援計画・記録を使い振り返りを行っています 個別支援計画については、保護者からの要望や意見も参考に利用者面談時にアセスメントを行っています。独自の個別支援計画を使い、生活全般の質を向上させるための課題に対して短期目標を立て、それに伴う支援内容の実施項目になっています。また、個別支援計画に添った独自の個別支援記録も作られており、細部に渡って記録が残せ振り返りが出来ています。 |
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日々の職員ミーティングや月1回のケース会議で情報を共有しています 事業所では、情報共有の場を多く作り、情報交換を行って、利用者が安定した生活が送れるようにしています。日々の職員ミーティングや月1回のケース会議を実施しています。また、利用者により良い支援が提供出来るようにケース検討を重ねています。緊急性の高い事案については、職員ミーティングで情報共有し、すぐに検討を行い対応できる仕組みになっています。 |
| サブカテゴリー4 サービスの実施 | |||||
| 評価項目1 | 個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 個別の支援計画に基づいて支援を行っている | ○ | |||
| 標準項目2 | 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している | ○ | |||
| 標準項目3 | 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している | ○ | |||
| 標準項目4 | 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている | ○ | |||
| 講評 |
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法人理念とバリューを基盤とした個別支援を実践しています 「行きたい」「今日も楽しかった」と感じられる毎日を目指す法人理念と、思いやり、安心・安全、楽しさの工夫、信頼関係づくり、安定した運営といったバリューを支援の基本姿勢として共有しています。この考え方と態度をもとに、利用者一人ひとりの気持ちや障害特性を尊重し、個別支援計画に基づいた支援が行われています。支援にあたっては、利用者の望む自立した生活につながっているかを常に意識し、安心できる環境の中で主体性や意欲を引き出す関わりが重視されています。理念が計画と実践を結ぶ指針として機能している点は評価できます。 |
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利用者一人ひとりの支援を経験に頼り過ぎない客観的視点とチーム検討で行う 合理的配慮や最善の利益、意思決定支援が求められる中、事業所では法人理念「行きたい、今日も楽しかった」を指針に、思いやり・安心安全・信頼を軸として支援を行っています。個別事情や障害特性により支援観が分かれやすい点を課題と捉え、経験に頼り過ぎない客観的視点とチーム検討を重視しています。利用者意向支援会議で多角的に支援を振り返り、本人が望む自立に近づく方法を共有し、楽しさの工夫も取り入れつつ、標準化と支援の一致を継続的に図り、安定した運営の観点から記録と検証で改善につなげています。 |
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重度化・高齢化する利用者の望む生活活動への転換を図っています 重度化・高齢化、多様化を踏まえ、利用者の個別状況に合わせた作業プログラムを段階的に整理しながら、生活面のよりきめ細かな支援を丁寧に進めています。これは、個別支援計画に基づき、利用者一人ひとりの障害状況を的確に見極め、必要な支援を組み立てる方向性が明確になっている点で評価できます。既存の枠に適応させるのではなく、本人の希望や関心を起点に柔軟にプログラムを再構成し、満足と意欲を引き出そうとする姿勢が見られます。今後も、本人の望む自立に向けて諦めず細部まで検討し、実践の蓄積と共有を進めることが期待されます。 |
| 評価項目2 | 利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している | ○ | |||
| 標準項目2 | 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている | ○ | |||
| 標準項目3 | 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている | ○ | |||
| 標準項目4 | 【食事の提供を行っている事業所のみ】 利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している | ○ | |||
| 講評 |
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利用者の主体性を重視し、利用者意向を反映し活動を選択できる支援環境を目指す 事業所は、当日・月間予定やケース会議で利用者の特性と意向を踏まえ、意欲やできることに合わせた活動メニューを提供しています。意思を言葉で示せる場合は確認と同意を得て選択肢を広げ、表出が難しい場合も表情や態度を丁寧に観察して意思を推し量ります。笑顔やリラックスを指標に個別支援計画を作成し、計画に基づく支援の徹底と研修機会の拡大でサービス向上を図っています。理念の「行きたい、今日も楽しかった」を目標に、思いやりと安心・安全、楽しさの工夫を反映しています。信頼関係を基盤に主体性ある参加を促します。 |
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利用者自身のペースと意欲が生きる主体的な活動につなげることを目指しています 事業所ではチームで日々話し合いながら、支援観の共有化や利用者に寄り添う支援と主体性の尊重とは何かを探究しています。支援者が「何かをさせる」「できるようにする」ことを目的化せず、利用者の希望や関心に合わせて活動内容や関わり方を柔軟に組み替えていく姿勢を大切にしています。その都度の選択や安心感を支え、本人が納得して参加できる形を整えることで、利用者自身のペースと意欲が生きる主体的な活動につなげることを目指しています。 |
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明るく清潔な活動室を基盤に利用者が活動しやすい環境整備を実施しています 第二高尾青年の家は住宅街にあり外観は木造の住宅で表札も一般のものと変わりなく、自然なたたずまいです。事業所内は、活動室が明るく整理整頓され清潔さも保たれており、作業の場に加えて利用者の居場所として落ち着ける空間となっています。食事場所はくつろげる環境に配慮され、換気、温湿度調整、除菌など感染対策も継続しています。一方、利用率増加に伴う作業場所の確保や、クールダウン等の個別対応に必要な個室の不足は課題です。限られた敷地内で活動室の拡張や個室数の増加、トイレ数の検討などが検討されています。 |
| 評価項目3 | 利用者が健康を維持できるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている | ○ | |||
| 標準項目2 | 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている | ○ | |||
| 標準項目3 | 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている | ○ | |||
| 標準項目4 | 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている | ○ | |||
| 標準項目5 | 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】 服薬の誤りがないようチェック体制を整えている | ○ | |||
| 講評 |
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日々の観察と連携で健康状態を早期に把握しようと努めています 利用者の健康状態や日々の変化は連絡ノートの内容を朝礼で共有し、睡眠や情緒、発作等に配慮が必要な場合は電話等で詳細を確認し家族と連携しています。活動中も表情や行動を継続的に観察し、必要な記録を残しています。突発的な発熱や怪我には状況に応じて通院付添を行い、異常時の連絡体制も整備しています。健診は年1回実施し、看護師の助言や観察を受けながら、気になる点は速やかに相談できる体制を整え、健康の維持と安全確保につなげています。 |
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運動機会と服薬管理で心身機能の維持を支えています 健康維持増進のため、散策や清掃、作業等、体を動かす活動を定期的に組み込み、機能低下の予防を図っています。拠点によっては体操プログラムにも参加し、体力の向上につなげています。これらを週間単位で継続することで、利用者に定着した活動となっています。加えて、発作のある利用者にはマンツーマン対応や異常時連絡を整え、必要に応じて受診付添も行っています。服薬は毎朝回収し保管、服薬時にチェックする手順で管理し、健康の安定と安心した生活を支えています。 |
| 評価項目4 | 利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている | ○ | |||
| 標準項目2 | 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている | ○ | |||
| 標準項目3 | 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている | ○ | |||
| 講評 |
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連絡ノートと面談で築く家族連携と信頼関係 利用者の様子は連絡ノートで日々共有し、必要に応じて電話連絡や面談により詳細を確認することで、支援内容の理解を深めています。こうした丁寧な情報共有は、家族の安心につながるとともに、支援の方向性をすり合わせる機会となり、信頼関係の構築にも寄与しています。また、体調や生活の変化など個別性の高い情報も適切に扱いながら、関係づくりを継続している点は評価できます。今後も、連絡ノートを基盤としつつ、対話の機会を柔軟に確保することで、本人の希望に沿った支援の合意形成をより確かなものにすることが期待されます。 |
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ブログ発信と家族アンケートで魅力発信と改善へ 事業所は、ブログや通信を通じて家族への情報提供をしています。活動の様子や利用者の笑顔、一押し備品の紹介など事業所の魅力や工夫の発信が共感を呼び、保護者ネットワークや口コミの広がりにもつながる点でも期待できます。ブログや通信による情報発信は共感を得やすく、口コミにもつながる強みがあります。今後は利用者・家族アンケートを体系化し、活動が本人に合っているか、笑顔や意欲が増えているか等の指標で確認し、結果と改善内容を「見える形」で還元すると信頼が深まります。 |
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満足度調査によるサービス向上の改善運動を習慣化できるよう中長期計画に位置付ける 事業所は、利用者満足調査を利用者・家族を対象に年一回定期的に実施しています。利用者・家族の声を把握し、支援サービスの向上につなげ、安心・満足の環境づくりを目指します。調査結果を受け改善運動が的確に現場で回るように中長期計画の重点課題としています。活動内容が利用者にあっているかを尋ねるのはもちろんですが、活動を通じて利用者の笑顔や意欲が増えているかを確認しようとしている点は、この法人が理念の検証を真剣に考えている証左であると評価します。 |
| 評価項目5 | 利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている | ○ | |||
| 標準項目2 | 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている | ○ | |||
| 講評 |
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地域に出かけ、様々な場面で利用者のできることを行ってもらっています 事業所内では日直を利用者が担当しています。朝夕礼の司会や食事の合図を交代でお願いしたり、毎日の活動や外出先の選択するなど利用者の方が決めるようにしています。また、郵便物を郵便局の窓口で手渡すことやコンビニで本人にできる範囲で買ったものを店員に手渡すなど、可能な限り本人にできることを行ってもらいます。これらの活動は、地域での生活を継続する力を育むとともに、利用者が社会の一員として役割を感じられる機会となっています。今後も、利用者の意向を踏まえながら、無理のない形で地域参加を継続していくことが期待されます。 |
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作業参加を通じて地域との関係づくりを推進しています 作業に参加することによって、社会とのつながりを感じてもらい、やりがいや責任感が育まれるよう支援しています。作業を請け負い工賃をもらうことで、仕事を通じての社会参加を支援しています。また、公園清掃等で地域住人との触れ合う環境の中で、地域住民と顔見知りになり、関係性を深めていく取り組みを行っています。今後も地域住民の一員としてその役割が担えるような働きかけに期待します。 |
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地域情報の提供を通じた社会参加の意識を醸成しています 事業所では、市の福祉サービスや各種イベント、講習会など、地域から寄せられる情報を整理し、連絡ノートやホームページ、活動室内の掲示を通じて利用者へ提供しています。情報の内容に応じて全体配布と個別配布を使い分け、利用者一人ひとりの興味や関心に配慮した伝え方を行っている点は評価できます。外出や行事、創作活動などの様子を写真付きで発信することで、事業所の明るい雰囲気や居心地の良さが伝わり、地域とのつながりを意識する機会にもなっています。情報提供を通じて、地域との関わりを身近に感じられる環境づくりが進められています。 |
| 評価項目6 | 【生活介護】日常生活上の支援や生活する力の維持・向上のための支援を行っている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 一人ひとりの目的に応じた創作的活動、生産活動やその他の活動の支援を行っている | ○ | |||
| 標準項目2 | 自分でできることは自分で行えるよう働きかけている | ○ | |||
| 標準項目3 | 食事、入浴、排泄等の支援は、利用者の状況やペースに合わせて行っている | ○ | |||
| 標準項目4 | 【工賃を支払っている事業所のみ】 工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している | ○ | |||
| 講評 |
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作業活動では、参加を大切に社会とのつながりと自己肯定感を育む 事業所では、作業への参加を通じて社会とのつながりを感じ、やりがいや役割意識が育まれるよう支援しています。公園清掃や手すき葉書づくり、アイロンビーズなどの軽作業を取り入れ、無理のない形で関われる機会を提供しています。工賃は能力や成果ではなく参加を基本として算定し、取り組む過程を大切にしています。どれほど障害が重く作業が難しい場合でも、その人に合った関わりや作業は必ず見つかると信じ、挑戦を続ける姿勢が、利用者の自己肯定感と安心感につながっています。 |
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利用者の意向を重視、利用者が充足感を感じる活動を柔軟に選択 事業所では、身体や五感を刺激する多彩なプログラム活動を通じて、利用者の表情や表現力を高め、精神の安定と生活の充実につなげています。買出しやレクリエーション、音楽鑑賞、創作活動、室内運動、学習活動、季節行事や遠足など幅広い内容を設定し、日々の楽しみを広げています。活動は無理強いせず、利用者の選択や意思を尊重しながら、表情や反応を丁寧に観察して「何をやりたいか」を柔軟に確認しています。本人の気持ちを起点に関わる姿勢が、安心して参加できる環境を生み、主体的な活動参加を支えています。 |
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自立支援と丁寧な観察で本人の意思を尊重する生活支援の実践 事業所では「自分でできることは自分で行う」という自立支援を基本姿勢とし、本人に寄り添いながら丁寧な観察と声掛けを行っています。食事や排泄など生活場面では、利用者の行動特性やペースに配慮し、無理のない関わりで自立を促しています。意思表示が困難な方についても、表情や反応を読み取りながら意思を尊重する姿勢が見られます。さらに、意思の捉え方や関わり方について職員間の情報交換の機会を増やし、支援観の統一を図ることで、利用者にとって分かりやすく安心できる安定した支援につなげています。 |
| サブカテゴリー5 プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重 | |||||
| 評価項目1 | 利用者のプライバシー保護を徹底している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている | ○ | |||
| 標準項目2 | 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている | ○ | |||
| 標準項目3 | 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている | ○ | |||
| 評価項目2 | サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている) | ○ | |||
| 標準項目2 | 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている | ○ | |||
| 講評 |
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個人情報保護規程に基づき、個人の情報管理を徹底しています 事業所では、個人情報保護法を遵守し、個人の特定情報が漏洩したり、目的外使用とならないよう個人情報保護規程が定められ、規程に基づいた対応を行っています。事業所のパンフレットや広報誌、ホームページの写真の掲載には、入所時に取り交わす個人情報使用同意書で説明し同意を得ています。また、トイレ介助は同性介助を基本とし、隠語の使用などで、利用者の羞恥心に配慮した支援を行っています。また、利用者の私物を確認する際には、必ず声を掛け、同意を取った上で利用者のプライバシーに配慮した確認がなされています。 |
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表情から「したい」を読み取り、声掛けで意思を引き出す支援をしています 支援者は、利用者一人ひとりの表情や態度から、利用者が「したいこと」「やりたい」ことを洞察し、それを声掛けで確認しようとしています。支援者の利用者の意思を問う声掛けが、利用者の意思を引き出す最大のポイントだと考えています。そして、安心して自分らしく活動していただき、毎日楽しく通所していただくことを目指しています。そのためには、支援者の価値観や関わり方などを支援者が一致することが重要であると考え、笑顔を指標に自分たちの支援を振り返るようにしています。 |
| サブカテゴリー6 事業所業務の標準化 | |||||
| 評価項目1 | 手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている | ○ | |||
| 標準項目2 | 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている | ○ | |||
| 標準項目3 | 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している | ○ | |||
| 評価項目2 | サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている | 実施状況 | |||
| 標準項目1 | 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている | ○ | |||
| 標準項目2 | 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている | ○ | |||
| 講評 |
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理念と紐づく支援実践を言語化し、支援の継承につなげることに期待します 比較的小規模の事業所のため、職員数も少なく、主にワンフロアーで活動しているので、会議や申し送りなどによる情報共有がやりやすい状況です。利用者の入退所もそれほど頻繁ではなく、大部分が暗黙の合意で進められていると推察されます。そのため、日常的には、マニュアルや手順書が必要と感じることは少なかったかと考えられます。しかし、新しい職員の教育や定着のためにも、今まで培った支援の姿勢の継続や継承のためにも明文化が望まれます。特に現在取り組んでいる理念と紐づけた支援実践を言語化して支援方法として明示することに期待します。 |
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リスク評価で優先順位をつけ、更新を進める運営改善の強化に期待します 事業所では理念の他に、ミッション、ビジョン、バリューを設け、利用者本位の視点で利用者と接しています。基本的な業務は文章化していない部分もありますが、概ね運営方法や対処方法は一定のルールに基づいて行われています。また、意思決定や判断についても基本的な流れができています。感染症や災害、事故、虐待などのマニュアルも一通り整備されていますが、見直しや更新の手順が不明瞭です。全てを一度に更新するのではなく、リスク評価を行って職員が不安のある所を集中的に検討するなどの方策を検討することに期待します。 |