評価年度 | 令和5年度 |
サービス名称 | 認証保育所A型・B型 |
法人名称 |
学校法人柏こばと学園 |
事業所名称 |
みるく保育園 |
評価機関名称 | 有限会社 エテルノ |
評価実施にあたり、評点基準や根拠書類の準備について、わかりやすく解説した独自マニュアルを用いて説明を行っている。分析シートは記入の手引きを用意し、効果的に情報が整理できるよう工夫を行っている。確認根拠資料は、訪問調査の概ね4週間前までに評価機関への提出を依頼し、根拠の事前確認を行ってから訪問調査を実施している。訪問調査は事業所の課題や良い点を中心に把握することを重点に置いて実施している。合議は、訪問調査終了後に速やかに実施している。 |
1 | 理念・方針 (関連 カテゴリー1 リーダーシップと意思決定) |
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) | |
理念 長年培った経験を基に、保護者の立場に立って、子育て相談などを通して地域の子育て家庭を支援していく。 方針 * 子ども達がやる気をばねにして、ひとり一人の可能性の翼を広げ、はばたいて欲しい * 集団生活の中で友達と触れ合い、生きる力、逞しさを養う * 自由さの中にも、年齢に合った集団でのルール、マナーを身につける * 自分のことは自分の力で、最後まで頑張る子、心豊かな子の育成をめざす * 家庭との連携を密にし、力を合わせて共に考え、子育ての支援をする 目標 〇 温かい家庭的な雰囲気のなかで、ひとり一人の気持ちに寄り添い、愛情を持って接します 〇 愛されている心地良さを感じられるように、穏やかな温かい保育で子供達の笑顔を大切にしていきます 〇 食事、排泄、清潔などの正しい生活習慣を繰り返し、自立の芽生えを養う援助をします |
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2 | 期待する職員像 (関連 カテゴリー5 職員と組織の能力向上) |
(1)職員に求めている人材像や役割 | |
職員一人一人が自分の置かれている立場を理解し、資質の向上に絶えず努めるような行動を取って欲しいと思っています、 そのために本園では研修にかける時間を大切にし、いつでもより多くの研修を受けられるように、費用の面も含め配慮しています。 また、子ども達に対しては、限りなく愛情をもって接していける先生、但し、悪い事は悪いとちゃんと保育できる先生でいて欲しいと思っています。 |
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(2)職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) | |
子供を預かると言う事は 本当に大変な事であると言う自覚をもって、日々責任感をもって一人一人の子供達に笑顔を絶やさず接してほしいと考えます。 |
1 |
園内環境として園庭が設置できないことでお散歩を保育に取り入れ戸外活動の充実を通して子どもの健康作りに取り組んでいる 園庭が設置できない保育環境のため天候が悪くない限り毎日お散歩を保育計画に入れている。いろいろな散歩コースを設定し近隣の公園を中心に遠くまで出かけ、散歩先での新たな発見を大切にしている。1、2歳児も歩いて散歩に出かけ体つくりができるように取り組んでいる。公園などで木の実や草、花、水などの自然物に触れたり四季の変化を感じることができる保育を実践している。公園では大型遊具で遊んだりかけっこなど全身を使って遊ぶことを大切に保育に取り組んでいる。0歳児も寒くても外気の触れる心地よさが感じられる保育になっている。 |
2 |
0~2歳までの少人数に保育園であるが法人内合同運動会や発表会、夏祭り、季節の行事を大切にして保育に取り組んでいる 当園は0~2歳児の少人数の保育園であるが、運動会は法人合同で実施し0~2歳児ができる競技に参加している。親子で楽しく参加する機会も設けている。園独自では保護者参加の生活発表会や夏祭り、季節の行事を保育に取り入れ子どもたちが楽しく主体的に行事に参加できるように職員間で検討を重ね行事に取り組んでいる。子どもたちが興味・関心を持てる歌や踊り、劇あそびなどを子どもの意欲を大切にして全職員で企画している。散歩先でのドングリ拾いや落ち葉集めなどから毎月制作活動を取り入れ子どもが主体になる行事になっている。 |
3 |
四者間の協力による苦情解決、保護者への情報提供、そして第三者評価の利用者調査による満足度が向上している 当園では、苦情申出人、苦情解決責任者、苦情受付担当者、そして第三者委員という四者間で、面談や文章、電話などを通じて苦情を解決する制度を設けている。この制度は、保護者向けのオリエンテーション資料(重要事項説明書)の説明時に明示し、さらに苦情解決制度及び第三者委員の資料も提供している。また、行事などの機会に第三者委員を招き、保護者に紹介している。このような取組により、第三者に相談できることを認知している保護者が増え、満足度も向上していることが、今回の第三者評価の利用者調査からも明らかになっている。 |
1 |
保護者が日常の子どもの姿を見る機会や保育の理解を深めるために保育の可視化に取り組み保護者と子どもの育ちを共有し共育てを期待する 保育内容や子どもの姿を写真撮影し保護者が見る機会は設けられているが、日常的な子どもの遊びや生活の姿について保護者がいつでも見ることができるように情報発信の手だてを工夫されることを期待する。保育の可視化は保育園として求められている課題でもあり子どもの姿や育ちを保護者と共有できる機会は必要になっている。写真掲示だけでなく園だより、保護者会でのビデオ動画配信などいろいろな方法を持って保護者への情報発信が求められている。可視化には人手や時間も必要になるができるとこらから取り組みながら保護者との共育てを期待する。 |
2 |
保育理念の具現化に向けて、役割や自覚、牽引力の強化を一層進めていくことに期待したい 組織改革が進められている中で、職員調査では、組織マネジメント分野での評価に経営層、一般職員間でアンバランスな面が見られた。職員から職員数が足りなく有休や研修などに参加しにくいとの声があがっている。また、法人のホームページを見ると、リクルート情報として採用情報を掲載したページを作っているが、就職先を探している人が知りたい情報が乏しいように感じる。もう少し、職員の生き生きと働く姿や先輩の声など、職場としての魅力を伝えた方が良いように思われる。保育理念の具現化として長期事業計画を策定して取り組んでほしい。 |
3 |
リスクの発生の予防策や対応策を検証することで、十分に効果があがるかを再アセスメントする取組に期待したい リスクマネジメントの一環として、適正、円滑な管理をするためにもリスクの特定と優先順位の検討を行ってほしい。リスクの種類によっては、緊急度の高いもの、頻度が高いもの、頻度も緊急度も低いものがあり、優先順位が高いものから対策を講じるため、低いものは何も対策をしない判断となる。また、既に緊急事態に備えたBCP(事業継続計画)などが策定されているが、職員の十分な理解と保護者への掲示による周知がされていなかった。実際に発生したことを想定すると、机上によるシミュレーション訓練を実施して、再アセスメントに繋げてほしい。 |
1 |
★ 発達や環境の違いを考慮し一人一人の子どもの状況を把握して保育に取り組んでいる 当園は少人数の保育園の特色を生かして全職員が一人一人の子どもの状態について共通理解をしながら保育に取り組んでいる。例えば咀嚼の弱い子どもについて家庭の状況を聞き、市販の離乳食が多いことに気づき、市販のものと同じ材料で調理室で調理し保護者に固さや形状について確認してもらっている。咀嚼の弱さは離乳食が原因だけではないが、一人一人の子どもの姿を観察し実際に検証をすることで、保護者と一緒に子どもの状況を確認し改善に向けての保育に取り組んでいる。担任の気づきを調理も巻き込んで園全体として保育の質の向上につなげている。 |
関連評価項目(子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている) | |
2 |
★ 小さな保育園の大きな力として、全員参加型保育と子どもの自主性を育てている 当園では、全園児を全保育士が担当し、毎日の子どもたちの変化を共有し、それを保育に活かしている。全園児に保育士の温かい目が注がれ、子どもたちは安心して遊ぶことができる。当園の強みは、小さな出来事でも職員全員で共有できること。また、子どもたちの自主性を育てるために、自分のことはなるべく自分でやらせる保育を実践している。悪い行動は指摘し、良い行動は体全体で褒めることで、子ども一人一人に愛情をもって接している。 |
関連評価項目(日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している) |
調査対象:保育園に通っている園児17世帯17人に対して調査を行った。同一保育園に2名以上の園児を預けている場合には、年齢の一番低い園児に対して回答して頂いた。 調査方法:アンケート方式 施設の職員が調査票を保護者へ配布した。記入された調査票は封緘のうえ返信用封筒による郵送、または施設に設置した回収箱により収集した。結果は選択式・自由記述式ともに園に報告し、自由意見には回答者の匿名性に配慮した処理を適宜行った。 |
利用者総数 | 17人 |
利用者家族総数(世帯) | 17世帯 |
アンケートや聞き取りを行った人数 | 17人 |
有効回答者数 | 15人 |
回答者割合(%) | 88.2% |
総合的な感想として園に対する満足度は、「大変満足」73.3%、「満足」26.7%の計100.0%であった。 自由意見では、「先生たちが優しくて、子どもたちが安心しているのがわかります。」「子どもの成長について、親が悩んでいる際は親身に相談に乗ってくださり、ときに一緒に解決策を考えてくださるところです。」など、子どもや保護者への配慮など職員の対応、日常の保育などに対する感謝の声が寄せられている。向上または検討を望む意見としては、保護者とのコミュニケーションに関することや保育内容、職員の子どもや保護者への対応、設備に関することなど、回答者個々の考え方や気になる点が寄せられている。設問別では、などの17問中0問が80%以上の支持を得ており、50%を下回ったのは「心身の発達」「興味や関心」「食事」「自然や社会との関わり」「保育時間の変更」「安全対策」「行事日程」「信頼関係」「整理整頓」「接遇」「病気やけが」「トラブル対応」「気持ちの尊重」「プライバシーの保護」「保育内容の説明」「不満や要望の対応」「苦情窓口」の17問である。 |
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見では、「いつも保育園どうだったと聞くと楽しかったと言っています」という声が寄せられていた。 | |||||||
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見では、「どんぐり拾いなど、季節ごとの遊びをしていただいたり、ご近所の皆さまとの触れ合いもよくあるようです」という声が寄せられていた。 | |||||||
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか | |||||||
はい | 10人 | どちらともいえない | 4人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 1人 |
「はい」の回答は66.7%、「どちらともいえない」の回答は26.7%、「無回答・非該当」の回答は6.7%であった。 自由意見では、「予定のお迎え時間に間に合わない時には、連絡すると気持ちよく預かって頂いて助かっています」という声が寄せられていた。 | |||||||
6.安全対策が十分取られていると思うか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見では、「いつもとても綺麗です」という声が寄せられていた。 | |||||||
10.職員の接遇・態度は適切か | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか | |||||||
はい | 13人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 2人 |
「はい」の回答は86.7%、「無回答・非該当」の回答は13.3%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見では、「いつも保育園楽しかったと言いながら帰ってきます」という声が寄せられていた。 | |||||||
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか | |||||||
はい | 14人 | どちらともいえない | 1人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は93.3%、「どちらともいえない」の回答は6.7%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
16.利用者の不満や要望は対応されているか | |||||||
はい | 15人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
「はい」の回答は100.0%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 | |||||||
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか | |||||||
はい | 11人 | どちらともいえない | 1人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 2人 |
「はい」の回答は73.3%、「どちらともいえない」の回答は6.7%、「いいえ」の回答は6.7%、「無回答・非該当」の回答は14.3%であった。 自由意見は、1件も寄せられていなかった。 |
カテゴリー1 リーダーシップと意思決定 | |||||
サブカテゴリー1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている | |||||
評価項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている | ○ | |||
評価項目2 | 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている | ○ | |||
標準項目2 | 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している | ○ | |||
評価項目3 | 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている | ○ | |||
標準項目2 | 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している | ○ | |||
標準項目3 | 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている | ○ |
講評 |
職員が保育の基本姿勢として理解を深める機会と、保護者に対して方針を説明している 学園の経験と実績をもとに、あたたかい家庭的な雰囲気と愛されている心地よさを提供し、正しい生活習慣の繰り返しによって自立の芽生えを養うことを方針としている。職員に求めている人材像や役割は子ども達に限りなく愛情をもって接していく職員、悪い事は悪いとちゃんと保育できる職員を掲げている。職員は保育の基本姿勢として理解を深める機会を持ち、保護者には入園時に説明しています。丁寧できめ細かい保育の実践は保護者にも認められ、園全体として保育方針を共有している。 |
法人の理事長と園長の協力による保育方針の具体化をリードしている 法人の理事長が経営の代表を務め、一方で園長は保育の実務を統括している。法人の指導の下で、職員の配置、職務の分担、各職員の役割と行動規範の設定が進行している。園長は、これらの方針に基づいてクラスの保育を実践し、必要に応じて現場に参加しながら監督している。さらに、園長は明確な議事を持つ会議の進行を主導し、職員の育成を担当している。また、保護者からの相談を受け付け、子どもたちが安心して成長できる環境を作り上げるために、法人と連携して必要な設備や備品の調整を進めている。園長は保育方針の具体化をリードしている。 |
法人とワタナベ学園のリーダーシップと情報共有に努めている 運営に関する重要な案件は、法人と学園のリーダーシップの下で検討が進められ、法人として取り組むべき課題は理事会を通じて決定されている。法人は都県をまたいだ広範な活動を展開しており、これまでは会議の結果が間接的に園に伝えられているが、今年度からはリモート会議が開催され、園長も参加するようになった。これにより、法人全体の状況や各事業所の課題、改善案等についての情報が共有されている。契約に関連する事項については、法人と園が密接に連携して検討を行い、緊急性を考慮した上で園だよりや保護者会を通じて適切に周知されている。 |
カテゴリー2 事業所を取り巻く環境の把握・活用及び計画の策定と実行 | |||||
サブカテゴリー1 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している | |||||
評価項目1 | 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している | ○ | |||
標準項目2 | 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している | ○ | |||
標準項目3 | 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している | ○ | |||
標準項目4 | 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している | ○ | |||
標準項目5 | 事業所の経営状況を把握・検討している | ○ | |||
標準項目6 | 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している | ○ | |||
サブカテゴリー2 実践的な計画策定に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している | ○ | |||
標準項目2 | 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している | ○ | |||
標準項目3 | 策定している計画に合わせた予算編成を行っている | ○ | |||
評価項目2 | 着実な計画の実行に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している | ○ | |||
標準項目2 | 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる | ○ |
講評 |
様々な方法で保護者等や職員の意向を把握し対応するように努めている 保護者等の意見、要望の聴取、対応に熱心に取り組んでおり、第三者評価以外にも保護者参加の行事等の実施後には利用者からのアンケートを取って、反省に繋げている。通常の保育については、保護者会や保護者面談などで保護者の意見を聞いており、職員に回覧され、法人の会議にも提出されている。職員の意向把握は第三者評価による以外に、園長が職員の自己評価表を基に年1回非常勤を含む全職員との面談を実施し、職員の事情や希望、意見等を聴き取っている。 |
園の経営状況等全般的な状況を把握、理解するための取組を期待する 地域に関する情報等、保育関連のニュースや出来事については、荒川区より事あるごとにメールで把握しており、園長がそこから、職員に会議等で伝えている。保育業界全体に関することは行政機関や各種メディアから得て、必要な情報は会議やミーティングで周知、共有を図っている。経営や財政状況等は法人が一括して把握、処理して対応をしていますが、園の状況を把握、理解してもらえるように財務状況を毎年保護者及び職員が見られる玄関横に掲示していつでも見られるようにしている。 |
事業環境や利用者意向から課題を整理し、計画的な実行につなげている 単年度での計画策定と見直しにより具体的な項目を掲げ、実行につなげており、事業項目として、安全対策の推進、研修活動の充実、ICT化の実現、保育環境の整備などを打ち出し、活動の実施について事業報告している。今後できれば ICT を活用した方向で進んでいきたいと考えているが、姉妹園の使用状況を鑑みると全てにおいてICT管理が優れているとは言えない状況がある。この辺りを整理しながら中長期による計画を策定してみてはどうだろうか。計画は法人主導で策定と実行管理を進めていることもあり、職員に浸透していない状況もみられる。 |
カテゴリー3 経営における社会的責任 | |||||
サブカテゴリー1 社会人・福祉サービス事業者として守るべきことを明確にし、その達成に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる | ○ | |||
標準項目2 | 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。 | ○ | |||
サブカテゴリー2 利用者の権利擁護のために、組織的な取り組みを行っている | |||||
評価項目1 | 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている | ○ | |||
標準項目2 | 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある | ○ | |||
評価項目2 | 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している | ○ | |||
標準項目2 | 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている | ○ | |||
サブカテゴリー3 地域の福祉に役立つ取り組みを行っている | |||||
評価項目1 | 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる | ○ | |||
標準項目2 | ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している | ○ | |||
評価項目2 | 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している | ○ | |||
標準項目3 | 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる | ○ |
講評 |
理念や方針、法令順守等を明示し、保育現場でも話し合いや確認が行われている 職員は、就業規則や保育スタッフの心得等を掲げて遵守を行い、規範意識を高めている。また、保育理念、保育の方針や目標などを守るべき事項として掲げており、年度初めのミーティングにおいて園長や主任が訓示し、職員ミーティング等でも言及や指導を行っている。それらの遵守や実践等については各種の会議やミーティングの中で話し合われるほか、シミュレーション等も行って、現場での体験等を確認していくようにしている。 |
虐待対応や予防についてシステムを整備し、職員の理解を深めるように努めている 苦情解決については、重要事項説明書に内外の相談窓口を記載し、保護者等に説明を行い、掲示もされている。今回の保護者アンケートでは第三者への相談周知について前回より大幅数値が上がっていた。虐待等への対応については虐待対応・防止マニュアルに従って年間計画を策定しており、内外の研修受講、定期的なチェックリストでの確認や新人とベテラン職員を組み合わせた話し合いの場を持ち、理解が深まるように努めています。また、園外の事案でも関係機関との連携を図っている。 |
地域との信頼関係を問題解決への取組と協力体制の維持を通じて、社会へ貢献している 当園の運営は区から以前に運営していた保育園の運営を依頼されたことが始まりです。当学園は長い歴史と信頼性を持ち、長年にわたり教育を行ってきた実績がある。そのため、関係機関との信頼関係や地域とのつながりは強固で保護者などからの信頼も深い。当保育園の運営は当学園の運営と同様に行われている。学校法人として、地域との関係性を保ちつつ、問題に対する取組や解決策を提供している。荒川区や地域町会などとの連携を通じて、協力体制を維持している。これらの取組により、当園は地域社会に貢献し、子どもたちの成長と発展を支えている。 |
カテゴリー4 リスクマネジメント | |||||
サブカテゴリー1 リスクマネジメントに計画的に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている | ○ | |||
標準項目2 | 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている | ○ | |||
標準項目3 | 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している | ○ | |||
標準項目4 | リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる | ○ | |||
標準項目5 | 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる | ○ | |||
サブカテゴリー2 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている | |||||
評価項目1 | 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目2 | 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している | ○ | |||
標準項目3 | 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている | ○ | |||
標準項目4 | 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している | ○ |
講評 |
最新の感染情報の共有、予防接種の推進、そして防犯対策の実施が行われている ヒヤリハットと事故記録を活用して、子どもたちの安全を確保するための取組は事故が起こる前の危険な状況を記録・分析したり、事故記録を残したりすることで、事故の予防に役立てている。感染症に対しては毎回注意喚起が荒川区よりメールでくる。最新の感染情報が入ってくるため、それを職員に伝えている。全職員にはコロナやインフルエンザの予防接種を無料で行っており、特に健康に問題の無い職員は接種を行っている。近年発生する泥棒や審者対策として、以前より、防犯カメラの設置をおこなっており、サスマタを購入しての防犯訓練など行っている。 |
事業継続計画訓練による理解と周知の強化、課題の特定と改善への取組が期待される リスクマネジメントの一環として緊急事態に備えたBCPなどが策定されているが、職員や保護者、関係者への十分な理解と周知に向けた取組としてやや課題がある。BCP訓練の目標を設定し、訓練の種類を選定とシナリオを作成し、実施することで、訓練の結果から見えた課題をまとめてほしい。検証結果をもとに対策を講じ、BCPの修正・更新を行ってほしい。机上シミュレーション訓練や緊急時通報診断、代替え施設への移動訓練、バックアップデータを取り出す訓練、総合訓練などを通じて、BCPへの理解が深まり、各自の役割分担を明確化してほしい。 |
職員へ指示やマニュアルによる注意喚起、就業規則などによる遵守の確認が行われている 個人情報に関しては、職員へ絶対に園外に持ち出す事のないように指示していると共に、マニュアルを通して、個人情報の取り扱いには十分注意するように伝えている。職員にも就業規則で個人情報の遵守を規定し、雇用契約書でもその旨の誓約を得ています。さまざまな書類など、個人情報に係るものは、業者に委託して溶解処理などを行っている。また、Webなどでの個人の写真や、情報を取り扱う場合には、保護者に承認を求め、注意をして取り扱い、一般の人に触れていい部分と、園内だけの部分は分け制限している。 |
カテゴリー5 職員と組織の能力向上 | |||||
サブカテゴリー1 事業所が目指している経営・サービスを実現する人材の確保・育成・定着に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる | ○ | |||
評価項目2 | 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している | ○ | |||
評価項目3 | 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している | ○ | |||
標準項目2 | 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している | ○ | |||
標準項目3 | 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している | ○ | |||
標準項目4 | 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている | ○ | |||
評価項目4 | 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている | ○ | |||
標準項目2 | 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる | ○ | |||
標準項目3 | 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる | ○ | |||
標準項目4 | 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている | ○ | |||
サブカテゴリー2 組織力の向上に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している | ○ | |||
標準項目2 | 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている | ○ | |||
標準項目3 | 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる | ○ |
講評 |
良好な労働条件の提示と求人情報の公開、面接による採用決定が行われている 求人に関しては、現在保育士等の人材確保が大変難しい状況のなか、より良い条件を提示し集める事には限界があり、当園でも良い条件を提示しているが、中々すんなりとは集まらない状況となっている。必要に応じてホームページやハローワーク等を通じて募集し、法人の担当、園長による面接で採用を決定している。その中で、少しでも現在いる職員の退職を減らすように、福利厚生にも重点をおいている。 |
多様な研修機会とリーダーシップ育成、オンライン研修を実施している 職員の能力向上は多様な研修機会の活用を推奨している。自信と責任を持って子どもたちと接することが期待されている。園内の勉強会や外部研修については職員の意向や勤務状況を考慮し、参加を促している。リーダーシップの育成は長期的なキャリアパスを視野に入れ、対象者を選定し計画的に育成を進めている。保育園の規模が小さく職員数も限られているため、研修への参加が保育士不足という運営上の問題を引き起こす可能性がある。Zoomを利用した研修が多く休日に受講する機会も設けている。職員のスキルアップと保育園の運営の両立を図っている。 |
職員間の知識共有として、研修内容の共有化、問題提起と話合いが行われている 職員の日頃の気づきや工夫のアイデア等を生かすため、研修など行った職員の研修内容は職員間で共有できるようにしている。そのため研修レポートから研修内容を一緒に学べるように職員会議での共有化を行っている。職員一人一人の気づきや問題点については、職員会議の中でそれぞれ問題を提起し話合っている。また、昼食の休憩時などに、職員間で個々の問題についてはそれぞれ話合いを行いより良きサービスに努めている。小さい保育園の為、職員の人数も限られ、職員全員での問題点への取組や保育サービスへの目標達成について理解し、共有している。 |
カテゴリー7 事業所の重要課題に対する組織的な活動 | |||||||||
サブカテゴリー1 事業所の重要課題に対して、目標設定・取り組み・結果の検証・次期の事業活動等への反映を行っている | |||||||||
評価項目1 | 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1) | ||||||||
前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) | 昨年度は緊急時の対応を重点課題と捉え、重点目標にAEDの研修を5名の全職員に受けさせる事を目標に掲げている。昨年度の重点施策として災害発生に備えて、室内の落下物の固定、緊急時の対応、等マニュアルの整備に取り組んでいる。その結果、重点目標に掲げたことが100%達成できた。その要因としては、AEDの研修を受けていない全職員が研修を受けることが上手く機能したと考えられる。こうした一連の取組を検証し、今年度に向けて、災害時に備えた取り組みを更に綿密に計画することに拡げた取組に発展させている。 | ||||||||
評語 |
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【講評】 重点目標にAEDの研修を5名の全職員に受けさせる事を目標に掲げ、取り組んだ結果、重点目標に掲げたことが100%達成できたことは評価できる。その要因としては、AEDの研修を受けていない全職員が研修を受けることが上手く機能したことを評価されている。今年度に向けて、災害時に備えた取組を更に綿密に計画することに拡げて発展させている。 |
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評価項目2 | 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2) | ||||||||
前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) | 昨年度は散歩時等外出時の安全対策を重点課題と捉え、重点目標に全職員が同じ安全対策を行うことを掲げている。昨年度の重点施策として安全対策、散歩中の自転車や不審者への注意 ドアを開ける際の自転車や歩行者への注意を行うことに取り組んでいる。その結果、重点目標に掲げたことが100%達成できた。その要因としては、職員に安全対策の重要性を説き、職員全員が同じような安全対策ができるようになったことが達成に繋がったと考えられる。 | ||||||||
評語 |
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【講評】 重点目標に全職員が同じ安全対策を行うことを掲げ、昨年度の重点施策として安全対策、散歩中の自転車や不審者への注意 ドアを開ける際の自転車や歩行者への注意を行うことに取り組んだ結果、重点目標に掲げたことが100%達成できたことは評価できる。 |
カテゴリー6 サービス提供のプロセス |
サブカテゴリー1 サービス情報の提供 | |||||
評価項目1 | 利用希望者等に対してサービスの情報を提供している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している | ○ | |||
標準項目2 | 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている | ○ | |||
標準項目3 | 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している | ○ | |||
標準項目4 | 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している | ○ | |||
標準項目5 | 事業所のサービス利用が困難な場合には、理由を説明したうえで、他の相談先紹介など支援の必要に応じた対応をしている | ○ |
講評 |
当園のホームページでの施設紹介や行政との連携による情報提供が行われている 当園は法人によって運営されており、系列園と共有する保育理念、保育方針、及び保育の特徴は法人のホームページで確認できる。また、当園専用のホームページでは概要に加えて、写真やコメントを通じて施設の内外の環境を紹介している。さらに、行政との連携を深めるために区のホームページや区内の保育施設を紹介する冊子などにも情報を提供している。同区内には多数の系列園が存在し、卒園生や在園生の紹介を通じて見学会に参加する家庭も多い。これらを通じて保護者に当園の取組を理解してもらい、信頼関係を築くことを目指している。 |
安心して当園の取組を理解してもらうための保護者への理解促進を目指している 感染拡大防止のため、当園では一度に複数の見学を受け入れず、1家庭に限定した見学を実施しています。夫婦での参加や子どもを連れての参加にも対応している。見学者には可能な限り保育体験をしてもらい、園で力を入れている保育の特色や食農体験などを直接見てもらいながら丁寧に紹介している。外国籍の保護者に対しても、園の内容を書面にまとめて説明している。これらの取組により、密にならない環境を保ちつつ、一家庭ずつ丁寧に見学を受け入れている。これにより、保護者に安心して当園の取組を理解してもらうことを目指している。 |
サブカテゴリー2 サービスの開始・終了時の対応 | |||||
評価項目1 | サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている | 実施状況 | |||
標準項目1 | サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している | ○ | |||
標準項目2 | サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている | ○ | |||
標準項目3 | サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している | ○ |
評価項目2 | サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している | ○ | |||
標準項目2 | 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している | ○ | |||
標準項目3 | サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている | ○ |
講評 |
入園にあたっては重要事項の説明をして個人面談で子どもの状況を把握している 当園は認証保育所のため、いつでも入園できる制度になっている。入園にあたっては重要事項について説明し保護者の同意を得ている。子どもと保護者の状況については担任による入園面談を実施し子どもの状況のついては詳しく話を聞いている。必要に応じて園長面談を行い子どもの様子については保育に入りながら状況の把握に努めている。面談を通して子どもの特性や既往症を把握し必要な場合は保護者と連携しながら保育園での対応や体制について考慮している。一人一人の子どもに対して適切な対応ができるように園全体で考え対応に配慮している。 |
慣らし保育を実施し子どもと保護者が不安なく園生活が送れるように配慮している 慣らし保育を実施し保護者が安心して保育園が利用できるように配慮している。在宅の保護者も多いことで、子どもが安心して園生活に慣れることができるようにゆっくり慣らし保育が実施できスムーズに保育が進められる体制になっている。登園時に子どもの様子を確認し全職員で様子を把握し日中の保育が実施できるように園全体で取り組んでいる。 |
転園・卒園ににあたっては保護者が不安のないように配慮し丁寧に説明をしている 2歳児で転園のため、保護者が不安なく次の保育園に移行できるように十分に説明し配慮している。同じ法人内の園に行くか、他園の保育園や幼稚園に転園するかは保護者の希望と選択によるが、不安の無いように園での子どもの様子を伝え、保護者の要望や園からの聞き取りがある場合は必要に応じて連絡している。子ども家庭支援センターとは必要な場合は連携して対応している。 |
サブカテゴリー3 個別状況の記録と計画策定 | |||||
評価項目1 | 定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している | ○ | |||
標準項目2 | 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している | ○ | |||
標準項目3 | アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている | ○ |
評価項目2 | 全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している | ○ | |||
標準項目2 | 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況(保護者の意向を含む)の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている | ○ | |||
標準項目3 | 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている | ○ | |||
標準項目4 | 指導計画を保護者にわかりやすく説明している | ○ | |||
標準項目5 | 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している | ○ |
評価項目3 | 子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある | ○ | |||
標準項目2 | 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している | ○ |
評価項目4 | 子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している | ○ | |||
標準項目2 | 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている | ○ | |||
標準項目3 | 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている | ○ |
講評 |
全体的な計画をもとに年間・月間・週日案・個別指導計画を作成している 全体的な計画を作成し各クラスで年間指導計画、月間指導計画、週日案、個人別指導計画を作成している。当園は0~2歳児までのため毎月個別に子どもの状況を把握し、個別指導計画を記録し保育に活かしている。個別指導計画に記録された個人の記録はそれぞれに記帳された情報を基に全職員が共有している。変化があった場合は、臨時に職員会議を行い対処の方法について議論を行い情報共有している。必要な場合は昼休み時間も活用されている。子ども一人一人の状況を理解するために随時職員で話し合い、いつでも会議ができる状況ができている。 |
保護者に対しては個人面談や保護者会で指導計画について説明している 保護者に対しては送迎時のコミュニケーションや個人面談で子どもの様子について説明している。また、個別のねらいや目標について話し理解が得らている。保護者会は年3回、5月、11月、3月に行われている。個人面談は特に期日を決めていないが必要に応じて実施している。毎月の園だよりや入口に置かれている「クラスの様子」の掲示板で伝えている。一人一人の様子については連絡帳でコミュニケーションがとられている。連絡帳は毎朝園長が目を通すことで必要な場合は保護者と面談する機会が設けらている。 |
サブカテゴリー4 サービスの実施 | |||||
評価項目1 | 子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている | ○ | |||
標準項目2 | 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している | ○ | |||
標準項目3 | 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している | ○ | |||
標準項目4 | 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している | ○ | |||
標準項目5 | 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている | ○ | |||
標準項目6 | 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】 小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携を図っている | - |
講評 |
一人一人の子どもの発達の状態を理解し適切な対応を心がけている 0~2歳児までの少人数の保育園のため一人一人の発達の状況については全職員で共有している。発達の違いや環境が異なる中での一人一人の子どもの状況を把握できるように、常に職員会議で事例検討を行っている。会議の延長も考えられるため事前に資料を配布し意見をまとめて参加するように心がけている。担任以外に調理職員も多く目が行き届くため常に全体の子どもの状態について共有し理解ができている。 |
配慮が必要な子どもに対して区の保育指導や巡回相談の心理士のアドバイスを受けている 入所後に配慮が必要な子どもに対する対応については、区の保育指導や巡回相談を依頼し心理士の観察と指導のアドバイスを受けている。相談内容については職員間で共有し適切な対応を心がけている。クラスで発達の弱さを感じた場合など調理など他の職員と協力し離乳食の状況などを検討し、全職員で観察、実践、検証を行っている。保護者にも子どもの状況を説明し家庭での生活について助言している。 |
評価項目2 | 子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している | ○ | |||
標準項目2 | 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している | ○ | |||
標準項目3 | 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している | ○ | |||
標準項目4 | 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている | ○ |
講評 |
子どもの生活、年齢、発達に合わせた保育指導を行い保護者とも共有している 子どもの生活、年齢、発達に合わせた保育指導を行っている。登園時に保護者から子どもの状況を聞き、園の様子については連絡帳に記載しまた口頭で伝えている。一人一人の発達や日常生活の状況を考え食事や排せつの援助や季節に応じた食事の大切さなどについて保護者に伝えている。トイレトレーニングについては保護者の要望を聞きながら子どもの状態や園での対応について丁寧に話し共有できるように努めている。 |
子どもの状態に応じて休息や午睡について、生活習慣について保護者に伝えている 子どもの状態に応じて休息や午睡の必要性について保護者に説明している。なかなか寝付けなかったり十分睡眠がとれない場合は、無理強いせず保護者と連携しながら一人一人に合った配慮を心がけている。年齢や月齢に合わせた生活習慣の確立については家庭と連携し子どもたちが無理なく自立できていけるように保育を進めている。 |
評価項目3 | 日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている | ○ | |||
標準項目2 | 子どもが人と関わる力を養えるよう援助している | ○ | |||
標準項目3 | 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している | ○ | |||
標準項目4 | 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている | ○ | |||
標準項目5 | 子どもの心身の発達が促されるよう、戸外・園外活動(外気浴を含む)を実施している | ○ | |||
標準項目6 | 生活や遊びを通して、子どもが自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している | ○ |
講評 |
子どもが集中できる遊びを保育計画に取り入れ遊び込める環境設定をしている 遊びの中で子どもが何に集中しているかを観察し、子どもが遊び込める環境作りをしている。一人一人に応じた遊びを見つけ出し、納得のいくまで遊ぶことを大切にして保育を進めている。子どもの発達過程に合わせて絵本の読み聞かせや歌やダンスを取り入れている。制作活動を大切にして月に一回年齢に合わせた制作に取り組み保護者も子どもの作品が閲覧できるように工夫している。制作は散歩先での木の実など自然物を取りれたり、伝承行事など季節の制作も保育活動に取り入れ、子どもの興味や関心、意欲を大切にした保育に取り組んでいる。 |
戸外活動を大切にして天候が許す限りどのクラスも近隣の公園まで散歩に出かけている 当園は園舎の構造上、園庭が設けられていないため0歳児から2歳児までどのクラスも必ずお散歩に出かけている。様々な散歩コースを設定し、近隣の公園をはじめ遠くまで出かけることもある。公園では大型遊具やかけっこなど体を動かして遊ぶことを取り入れている。散歩先で見つけた自然物は制作活動に活かされている。戸外活動をたくさん取り入れることで、四季の自然を感じたりしながら体つくりができている。0歳児も外気に触れることを大切にして寒い中でも散歩は欠かせない日課として取り組んでいる。 |
評価項目4 | 日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している | ○ | |||
標準項目2 | みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している | ○ | |||
標準項目3 | 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている | ○ |
講評 |
運動会、生活発表会、季節の行事などを積極的に保育に取り入れている 運動会は法人主催で、行事に参加することで同年齢との交流が持てている。また5歳児までの競技を見ることで大きい子どもへのあこがれも生まれている。生活発表会は自園で実施している。子どもたちの興味や関心、意欲を大切にして日常の保育の中で好きな絵本から劇遊びにつなげている。歌やダンスも子どもたちが夢中になれものを選択し取り組んでいる。年齢や発達に合わせて無理にさせることではなく子どもたちが主体的にやろうとする気持ちを大切にしている。季節の行事は制作活動を含めて四季を感じながら伝承行事に興味を持つ取り組みになっている。 |
運動会や生活発表会は保護者の参加を促し、子どもの成長を共有する機会になっている 運動会は大勢の子どもたちの中で成長の姿を見る機会になっている。3歳児からの姿を見ることで転園後も含めて保護者の見通しにつながっている。生活発表会は保護者の入れ替えや見学席の変更など保護者が納得のいく取り組みになっている。行事については子どもの様子や取り組む姿を毎日伝え、期待感をもって参加できるように取り組んでいる。ホームページに写真を掲示し保育の様子を発信し、保護者からも関心が高められている。伝承行事は制作物の展示や行事食に取り組み保護者からも期待されている。 |
評価項目5 | 保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている | ○ | |||
標準項目2 | 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている | ○ |
講評 |
認証保育所のため長時間保育やスポット保育が少ないが延長時間の充実には努めている 認証保育所のため長時間保育の子どもやスポット保育の依頼は少ない。在宅の保護者も多いが延長保育を利用する子どもたちに対しては落ち着いて不安なく過ごせるように環境設定に配慮している。合同保育になる場合は、一人一人の体調や状況に合わせてくつろげる環境作りをしている。また、小規模園ではあるが、玄関前のスペースを活用した玄関先での水遊びや栽培活動、近隣の豊かな自然環境も存分に活用した散歩など、多彩な活動で豊かな日々を過ごしている。 |
全職員で子どもを見守る共有体制が整えられている 一人一人の子どもに関する情報は、ミーティングや引継ぎ連絡簿、健康チェック表などを活用して担任以外とも共有しており、子どもや保護者が安心して園を利用できるように、翌日の登園が楽しみにつながるように心がけて保育を進めている。また、長時間保育になる場合には、疲れや不安、淋しさを感じる場面などにも配慮して休息をとったり、人数の多い時間帯には使えない特別な玩具を用意するなど、子どもの気持ちに寄り添った対応を基本としている。 |
評価項目6 | 子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している | ○ | |||
標準項目2 | メニューや味付けなどに工夫を凝らしている | ○ | |||
標準項目3 | 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している | ○ | |||
標準項目4 | 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動、保護者や地域の多様な関係者との連携等)を行っている | ○ |
講評 |
食材は季節や日本の習慣を取り入れた献立作成になっている 季節の旬を取り入れた食材を中心にした献立内容になっている。日本の習慣を大切にした献立で行事食は大切にされている。献立は委託業者の栄養士の作成になっているが常に調理や保育との連携ができている。行事食がほとんど毎月加わることで季節感や日本の習慣を学ぶ機会になっている。少人数でクラス別に食事ができることで落ち着いた雰囲気で食事ができている。食具の使い方や食べ方など一人一人丁寧に関わることができ、咀嚼など子どもの発達の様子を観察する機会になっている。食事を通して子どもの発達の気づきや支援を学ぶことができている。 |
アレルギーのある子どもや体調、咀嚼の様子など個別の対応ができている アレルギーのある子どもは医師の指示書、生活管理指導表と保護者の確認の上で除去食か代替食を提供している。代替食や除去食については委託業者の栄養士と調理、担任で連携し確認して提供できている。その日の子どもの体調によって食材や形態等の変更がある場合は保護者の確認で対応している。子どもの発達上で気になる咀嚼や食べ方などについては担任と調理で観察や検証しながら対応している。また、保護者にも子どもの様子を伝え、家庭での食事のあり方についてもアドバイスをしている。 |
食育活動については給食室の見学や野菜の色や形を見せることで伝えている 0~2歳児までの少人数の保育園のため子どもたちが給食室を見学したり、食材の色や形、匂いを嗅ぐなど実物に触れることを大切にしている。園での栽培は行っていないが、散歩中に近隣の畑で栽培している姿を観察して子どもたちが野菜に興味や関心が持てるように取り組んでいる。 |
評価項目7 | 子どもが心身の健康を維持できるよう援助している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している | ○ | |||
標準項目2 | 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている | ○ | |||
標準項目3 | 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている | ○ | |||
標準項目4 | 子どもの入退所により環境に変化がある場合には、入所している子どもの不安やストレスが軽減されるよう配慮している | ○ |
講評 |
保育所内の安全と外出先での安全についてマニュアルを通して最大の注意をしている 0~2歳児の保育園のため保育所内の安全と外出先の安全について最大の注意が払われている。職員会議やマニュアルを通して常時確認ができている。散歩コースが危険が無いように常に状況の把握に努めている。ヒヤリハットと怪我等の事故について詳細に記述し職員間で常に注意喚起ができるように昼礼等で確認と情報共有している。月齢が低い子どもが多いことで、感染予防には注意し清掃や消毒など予防に努めている。感染症が発症した場合は速やかに保護者に情報提供し、家庭での注意点を伝えている。 |
SIDSについては保護者に注意点を伝え、園では午睡チェックを実施している SIDSについて保護者に説明し家庭での注意点を伝えている。園では必ず仰向け寝を実施し午睡チェックを行っている。保護者との連絡帳や送迎時の話しから子どもの健康状態や注意すべき点を把握している。子どもの様子については全職員で共有している。入所時には子どもの不安を少なくするため1~2週間の慣らし保育を実施している。 |
評価項目8 | 保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている | ○ | |||
標準項目2 | 保護者同士が交流できる機会を設けている | ○ | |||
標準項目3 | 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている | ○ | |||
標準項目4 | 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目5 | 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している | ○ |
講評 |
運動会、生活発表会、保護者会など保護者同士の交流ができている 認証保育所は就労や在宅など保護者の状況は様々だが、運動会や生活発表会、保護者会などを通して保護者同士のつながりや交流ができている。保護者のつながりを大切にすることで子育ての悩みや相談などを気軽に話し合える関係性ができている。子どもの悩みや育児についてはその都度相談に応じている。一人一人の保護者が抱える悩みなどについては担任を通して園長が相談に応じる機会ができている。転園に関する相談については保護者の選択に任されているが、見学などの機会は情報提供している。 |
子どもの発達の不安や虐待、養育困難な家庭が見られる場合は関係機関と連携している 子どもの発達に関しての心配については区の発達相談の臨床心理士や保健所と連携して対応している。養育困難や虐待が疑われる場合は子ども家庭支援センター等と連携して対応している。当園は少人数の保育園であるため保護者にも家庭的雰囲気が伝わり相談しやすい環境ができている。 |
評価項目9 | 地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している | ○ | |||
標準項目2 | 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している | ○ |
講評 |
運動会やハロウィン、お祭り、クリスマスなど地域の人との関わりを大切にしている 運動会は地域の小学校を借り大きい集団で実施するため地域の方の見学もあり、子どもたちが地域の人と触れ合う機会になっている。夏祭りやハロウィンなどで地域の方からのおみやげなどをもらい交流ができている。公園や遊園地、消防署などに出かけたり、見学することで子どもたちの経験が深められている。クリスマスには地域のお年寄りからのリースのプレゼントもあり、つながりが持てている。 |
住宅地の中で道路沿いにある園舎として地域からの関心は高い環境にある 当園は住宅地の中で都電が走り道路に近接している立地条件として、地域から関心が寄せられている。子どもたちが散歩に出かける回数も多く散歩での子どもたちの姿が常に地域から見守られている環境にある。区からの紹介があり見学者も多くホームページも充実している。更に園からの情報発信を期待したい保育園である。 |
サブカテゴリー5 プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重 | |||||
評価項目1 | 子どものプライバシー保護を徹底している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている | ○ | |||
標準項目2 | 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている | ○ |
評価項目2 | サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している | ○ | |||
標準項目2 | 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている | ○ | |||
標準項目3 | 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている | ○ |
講評 |
「命を守る保育」を基本に一人一人の子どもの人権が尊重されている 当園は「命を守る保育」を基本にして一人一人の人権を尊重した保育が実施されている。子どもの着替えやトイレの使用、おむつ交換など子どもの羞恥心に配慮した保育が行われている。国籍や宗教等を通しての食事の配慮や生活習慣の違いに対して保護者と子どもの人権や個性が大切にされている。個人情報保護については保護者に説明し同意を得ている。 |
小さな保育園としての良さを生かし全職員が全ての子どもに対して把握し共有している 小さな保育園の良さを生かして全職員が毎日子どもがどのような状況にあるのかを全て把握し共有している。全ての子どもに職員の温かい目が注がれ安心して子どもたちが遊び、生活する環境ができている。保護者も一人一人丁寧に保育をしてもらうことで保育園への信頼と理解ができている。子どもの自主性を大切にしなるべく自分のことは自分でできるように保育に取り組んでいる。子どもを体全体で受けとめ褒めることで安心できる保育活動になっている。 |
サブカテゴリー6 事業所業務の標準化 | |||||
評価項目1 | 手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている | ○ | |||
標準項目2 | 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている | ○ | |||
標準項目3 | 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している | ○ |
評価項目2 | サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている | ○ | |||
標準項目2 | 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている | ○ |
講評 |
マニュアル類の活用、PDCAサイクルに基づく保育計画の見直しが行われている マニュアル類は、法人が実施する職員研修のテキストとして活用され、その成果は各園の職員に伝達される。これにより、全職員が同じ方向を見据え、一貫した保育を提供する基盤が形成されている。規程やマニュアル類は所定の場所に保管され、職員が必要に応じて閲覧できるようになっている。新人や他の職員が何かについて迷った場合、自己判断を避け、先輩、クラスリーダー、または管理職に確認を取ることが基本とされている。保育に関する計画は、定められた期間ごとに見直しが行われ、PDCAのサイクルに基づいて更新が行われている。 |