評価年度 | 令和2年度 |
サービス名称 | 認可保育所 |
法人名称 |
株式会社アスパイーエックス |
事業所名称 |
さんさん森の保育園戸越公園 |
評価機関名称 | 株式会社 にほんの福祉ネット |
自己評価集計結果や取り組みの裏付けとなる資料などを分析し、特色や課題の抽出を行った。 |
1 | 理念・方針 (関連 カテゴリー1 リーダーシップと意思決定) |
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) | |
挨拶とありがとうを心から言える子 ケガ無く元気で活発に遊べる子 食べ物を大切にする子を育てるために |
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2 | 期待する職員像 (関連 カテゴリー5 職員と組織の能力向上) |
(1)職員に求めている人材像や役割 | |
職員の役割 ・園児の為に園のマニュアルを基本に保育のスキルや経験を日々身に付けていく ・リーダー職を目指したり、達成したり目標を持つ ・保護者の相談事などしっかり耳をかたむけ寄り添う ・報連相を基本に職員間のコミニュケーションを強化する |
|
(2)職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) | |
・保育に対する優先順位を見通しながら安全に園児を見守っていく ・保育士自身が笑顔で楽しく園児を保育する(園児の目線に添っていく)気持ちを持つ ・元気に登園(お預かり)した園児を変わりなく保護者へお返しする ・指導計画案や日誌・連絡帳など会議での話し合い、職員間の連携を怠らない |
1 |
運営形態の変更という大きな課題を乗り越えながら、安定的・継続的に保育を提供している 平成30年に認証保育所として運営をスタートし、その年の末に様々な条件が整い、認可化への移行を決定した。その後区による審査を通過し、以後、翌年の平成31年(令和元年)度までの期間は、移行に向けた準備に取り組むこととなった。保護者への説明、人材の確保、施設の設計などを進め、令和2年度4月より認可保育所としてのスタートを切った。これまでの経験の継承と新たな形態への移行、制度への適応という困難な舵取りをとりつつ、平穏な環境を子どもに提供し続けてきた。 |
2 |
設計や設備・玩具に一貫した思いがある 施設を新たに設計するにあたり、育って欲しい子どもの姿、行っていきたい保育のあり方などに思いを巡らし、それらを設計を通して形にした。園舎は、「木と関わり、主体的に考えられる豊かな心は育む」という教育概念(木育)の観点から、木材を存分に取り入れた設計で、「園内の活動であっても感受性豊かにのびのびと育ってほしい」との想いから、設備や玩具にも木製のものを積極的に取り入れている。コロナ禍の状況の改善後は、設計に込められた思いが花開くことが見込まれる、可能性に溢れた現状がある。 |
3 |
不可抗力の制約の中で、工夫を凝らして出来ることに邁進している コロナ禍にあって、保護者会や運営委員会の開催は、区からストップがかかっていた。その分、日々のお迎えの際には意識して子どもの様子を伝えるようにしてきた。連絡帳を通した情報共有やお知らせのメール・園だよりの配信も、積極的に行ってきた。また、認証保育所時代に行ってきた季節の行事に合わせた商店街とのかかわりなども、現在は見送らざるを得ない状況となっている。そうした中でも、専門講師を招いた英語や体操の実施など、子どもに職員以外の人との新鮮なかかわりの機会を提供している。様々な制約の中でも工夫を凝らしている。 |
1 |
組織目標の明確化を図っていく 認可保育所としてのスタートの初年度、やるべきことを進めながら課題の抽出を図ってきた。定員の拡大により、これまで以上に共通認識に基づく園運営、クラス運営が必要になってくる。そのためには、共有し、実践を図っていく組織目標の明確化が欠かせない。職員一人ひとりの業務の遂行を組織目標の追求に結び付け、またより一層統一感を持った組織運営につなげていくために、組織目標の明確化を図っていくことを課題としている。 |
2 |
全体的な計画の統一を図っていく 複数の保育施設を運営する法人として、共通の理念や方針に貫かれた保育を実践していく考えを持っている。保育の質の維持、標準化、人材の育成などを図っていくためには、①全園で共有すべきこと、②各園が個性を発揮すべきことを仕分けし、①の部分の整理を行う必要がある。全ての保育実践を根拠づける全体的な計画を手始めに、統一化を図っていくことを課題としている。 |
3 |
個人別の育成の取り組みを形にしていく 個々の職員に対して、現場での実践を見ながら随時助言を行っている。面談では、個々の思いを受け止め、また意欲を引き出し、成長を促している。また、園内での研修や外部研修などを活用し、職員の専門性の向上を図っている。今後は、これらを明確に関連付けた育成の仕組みを確立し、組織の一員としての個々の成長を図っていくことを課題としている。 |
調査対象:複数児利用世帯は最低年齢児1人を対象として実施世帯数を絞り、48世帯を対象に実施した。 調査方法:アンケート方式 配布:園を通じて各家庭に配布。 回収:回収箱の利用と郵送による直接回収を併用。 |
利用者総数 | 52人 |
利用者家族総数(世帯) | 48世帯 |
アンケートや聞き取りを行った人数 | 48人 |
有効回答者数 | 36人 |
回答者割合(%) | 75.0% |
<総合的な満足度> 「満足」67%、「やや満足」30%、計97%という満足度が示された。 <調査結果の講評について> ・質問における各回答の割合については、無回答は除いた。 ・肯定的な評価(「はい」との回答)が全体に占める割合についてのみ、記述した。 |
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか | |||||||
はい | 35人 | どちらともいえない | 1人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者の97%が「はい」と回答した。 | |||||||
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか | |||||||
はい | 35人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 1人 |
回答者全員が「はい」と回答した。 | |||||||
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか | |||||||
はい | 34人 | どちらともいえない | 2人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者の94%が「はい」と回答した。 | |||||||
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか | |||||||
はい | 32人 | どちらともいえない | 3人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者の89%が「はい」と回答した。 | |||||||
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか | |||||||
はい | 25人 | どちらともいえない | 6人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 4人 |
回答者の78%が「はい」と回答した。 | |||||||
6.安全対策が十分取られていると思うか | |||||||
はい | 27人 | どちらともいえない | 8人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 1人 |
回答者の77%が「はい」と回答した。 | |||||||
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か | |||||||
はい | 14人 | どちらともいえない | 6人 | いいえ | 2人 | 無回答・非該当 | 14人 |
回答者の64%が「はい」と回答した。 | |||||||
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか | |||||||
はい | 31人 | どちらともいえない | 5人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者の86%が「はい」と回答した。 | |||||||
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか | |||||||
はい | 36人 | どちらともいえない | 0人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者全員が「はい」と回答した。 | |||||||
10.職員の接遇・態度は適切か | |||||||
はい | 33人 | どちらともいえない | 3人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者の92%が「はい」と回答した。 | |||||||
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか | |||||||
はい | 31人 | どちらともいえない | 4人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者の86%が「はい」と回答した。 | |||||||
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか | |||||||
はい | 23人 | どちらともいえない | 3人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 10人 |
回答者の88%が「はい」と回答した。 | |||||||
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか | |||||||
はい | 33人 | どちらともいえない | 3人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者の92%が「はい」と回答した。 | |||||||
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか | |||||||
はい | 31人 | どちらともいえない | 3人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 2人 |
回答者の91%が「はい」と回答した。 | |||||||
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか | |||||||
はい | 32人 | どちらともいえない | 3人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 0人 |
回答者の89%が「はい」と回答した。 | |||||||
16.利用者の不満や要望は対応されているか | |||||||
はい | 27人 | どちらともいえない | 8人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 1人 |
回答者の78%が「はい」と回答した。 | |||||||
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか | |||||||
はい | 14人 | どちらともいえない | 6人 | いいえ | 2人 | 無回答・非該当 | 14人 |
回答者の76%が「はい」と回答した。 |
カテゴリー1 リーダーシップと意思決定 | |||||
サブカテゴリー1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている | |||||
評価項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている | ○ | |||
評価項目2 | 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている | ○ | |||
標準項目2 | 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している | ○ | |||
評価項目3 | 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている | ○ | |||
標準項目2 | 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している | ○ | |||
標準項目3 | 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている | ○ |
講評 |
園長の役割の発揮をスーパーヴァイザーが補佐している 多角的な経営を行う運営法人の保育部門(認可保育所、ベビーステーション)の一角を担う組織として、令和2年度、認証保育所から認可保育所へと移行し、地域における子育ての専門機関として根を下ろしている。園長は組織の長として保育方針と浸透を図っている。スーパーヴァイザーとしての本社の管理本部長は、法人の理念や方針を浸透させる役割を担い、また園の理念やヴィジョンの可視化を図っている。 |
職員や保護者に対し、園の方針の浸透を図っている 園長・管理本部長は職員一人ひとりと面談を行い、理念の浸透を図りつつ、職員の意欲を支えている。保護者に対しては、入園前の面接の段階で園として大切にしている考えなどについて説明を行い、理解を促している。管理本部長は、園長や副園長が本来の役割の発揮を支援していけるよう、バックアップしている。重要な案件などは、法人の方針、運営側(経営層)による協議・決定の結果を職員に説明し、理解に基づく職務の遂行を支援している。 |
カテゴリー2 事業所を取り巻く環境の把握・活用及び計画の策定と実行 | |||||
サブカテゴリー1 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している | |||||
評価項目1 | 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している | ○ | |||
標準項目2 | 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している | ○ | |||
標準項目3 | 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している | ○ | |||
標準項目4 | 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している | ○ | |||
標準項目5 | 事業所の経営状況を把握・検討している | ○ | |||
標準項目6 | 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している | ○ | |||
サブカテゴリー2 実践的な計画策定に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している | ○ | |||
標準項目2 | 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している | ○ | |||
標準項目3 | 策定している計画に合わせた予算編成を行っている | ○ | |||
評価項目2 | 着実な計画の実行に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している | ○ | |||
標準項目2 | 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる | ○ |
講評 |
園を取り巻く環境について情報を把握し、課題を整理している 保護者の意向は、日々のコミュニケーションなどを通して、職員の意向は会議や面談などのほか、アンケートを通して、それぞれ収集・把握している。地域のニーズや業界の動向などは、事業者連絡会などを通して把握している。経営状況は本社にて把握・検討している。経営者も現場を訪問し、現場の実情の把握に努めている。こうした取り組みを通して、園を取り巻く環境について情報を把握し、課題を整理している。 |
事業展開や諸活動を計画に位置づけている 本社主導の事業計画に則り、認証保育所から認可保育所への移行などをはじめとして、事業を展開している。園内での保育実践や人材育成、健康管理、安全対策、地域とのかかわり、保護者支援、小学校との連携などは、全体的な計画に位置づけている。これらを具体化する諸計画を立案し、現場における実践、検証、見直しにつなげている。 |
カテゴリー3 経営における社会的責任 | |||||
サブカテゴリー1 社会人・福祉サービス事業者として守るべきことを明確にし、その達成に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる | ○ | |||
標準項目2 | 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。 | ○ | |||
サブカテゴリー2 利用者の権利擁護のために、組織的な取り組みを行っている | |||||
評価項目1 | 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている | ○ | |||
標準項目2 | 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある | ○ | |||
評価項目2 | 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している | ○ | |||
標準項目2 | 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている | ○ | |||
サブカテゴリー3 地域の福祉に役立つ取り組みを行っている | |||||
評価項目1 | 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる | ○ | |||
標準項目2 | ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している | × | |||
評価項目2 | 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している | ○ | |||
標準項目3 | 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる | ○ |
講評 |
子どもの権利・利益を擁護する実践がある 倫理規定や就業規則などの職員が遵守すべき事柄を定め、採用時の説明などを通して浸透を図っている。避けるべき言葉を「禁止ワード」としてまとめ、周知を図るとともに、随時見直しを行っている。子どもをめぐる状況のうち、特に注意を要する事案については、通報(報告)や定期的な情報共有などを通して、子ども家庭支援センターと連携をとっている。怪我などのうち、特に確認が必要なケースなども保育士や看護師が異変を捉え、保護者に確認するなど、常に子どもの利益を守る行動をとっている。 |
地域に対する子育て支援を本格化させていく方針である 地域における子育ての専門機関として、有する専門性を在園児・保護者のみならず地域に対して還元していく意欲を持っている。見学時の相談はもとより、地域の子育て世帯からの電話相談にも応じている。地域に対する子育て支援については、令和3年度より本格的に行っていく方針である。また認可保育所として区内の認可園・園長会や虐待防止関連の地域の会議に参画するなど、共通課題に対応していく体制を整えている。 |
カテゴリー4 リスクマネジメント | |||||
サブカテゴリー1 リスクマネジメントに計画的に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている | × | |||
標準項目2 | 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている | × | |||
標準項目3 | 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している | × | |||
標準項目4 | リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる | × | |||
標準項目5 | 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる | ○ | |||
サブカテゴリー2 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている | |||||
評価項目1 | 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目2 | 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している | ○ | |||
標準項目3 | 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている | ○ | |||
標準項目4 | 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している | ○ |
講評 |
安全で衛生的な環境の維持に取り組んでいる 事故や怪我の防止の観点から、危険箇所の確認や対策を施すなど、安全な環境の維持の取り組んでいる。また、感染症対策にも留意し、衛生状態の保持にも取り組んでいる。そのほか、避難訓練も実施している。事故に至らない事例(ヒヤリハット)の発生時には、発生状況のほか、経過や観察の記録も残し、ソフトウェアを活用して組織内で共有し、再発防止を図っている。リスクの抽出や優先順位の設定、それを踏まえた対策の策定、事業継続計画の作成などは、今後の課題としている。 |
情報の適切な管理体制を整えている 個人情報保護に関する方針を策定し、収集した情報の適切な利用と保護のあり方を示している。パソコンにはアクセス権限を設定し、閲覧できる情報の範囲を限定している。紙媒体の記録類も、内容に応じて施錠管理している。 |
カテゴリー5 職員と組織の能力向上 | |||||
サブカテゴリー1 事業所が目指している経営・サービスを実現する人材の確保・育成・定着に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる | ○ | |||
評価項目2 | 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている | × | |||
標準項目2 | 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している | ○ | |||
評価項目3 | 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している | ○ | |||
標準項目2 | 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している | × | |||
標準項目3 | 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している | × | |||
標準項目4 | 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている | ○ | |||
評価項目4 | 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている | ○ | |||
標準項目2 | 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる | ○ | |||
標準項目3 | 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる | ○ | |||
標準項目4 | 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている | ○ | |||
サブカテゴリー2 組織力の向上に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している | ○ | |||
標準項目2 | 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている | ○ | |||
標準項目3 | 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる | ○ |
講評 |
キャリアパス制度の一層の活用を課題としている 職員採用の際は、理念のほか、職員配置の考え方、プロ意識、個人の価値観の相違を超えた組織の価値観などについて説明している。採用後は、本人の特性や経験などを踏まえながら、適所に配置している。職員の階層別の責任や仕事の内容を明確化を図るキャリアパス制度は、今後より活かしていく方針である。 |
職員一人ひとりの意欲を支えている 管理本部長が随時現場を訪問し、職員一人ひとりの様子を捉え、声をかけ、思いを引き出し、組織の現状を把握している。そして、方針の浸透を図りつつ、個々の意欲を引き出している。園長や副園長による面談により、個々の取り組みを振り返り、強みや課題を整理し、成長を支援している(業績評価)。経営層としては、職員にその都度声をかけ、出来ていることは褒め、悩みを受け止め、意欲を支えていけるよう日々取り組んでいる。 |
カテゴリー7 事業所の重要課題に対する組織的な活動 | |||||||||
サブカテゴリー1 事業所の重要課題に対して、目標設定・取り組み・結果の検証・次期の事業活動等への反映を行っている | |||||||||
評価項目1 | 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1) | ||||||||
前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) | 平成30年に認証保育所として運営をスタートし、その年の末に様々な条件が整い、認可化への移行を決定した。その後区による審査を通過し、以後、翌年の平成31年(令和元年)度までの期間は、移行に向けた準備に取り組むこととなった。保護者への説明、人材の確保、施設の設計など、総合的な取り組みを進め、令和2年度の認可保育所としてのスタートに道筋をつけた。今年度は、全体的な計画をはじめとして、保育全般の形を改めて整え、職員への方針の浸透などを図っている。 | ||||||||
評語 |
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【講評】 基盤を整える一年として、課題の抽出を図っている。保育の全体的な計画については、グループ全体での共通化を図っていく必要性を認識している。 |
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評価項目2 | 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2) | ||||||||
前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) | 上記の通り、認可保育所として迎える初年度であり、新たに採用した職員を含めて、意識の把握や士気の向上を図り、より良い保育実践につなげていくことを目指している。 | ||||||||
評語 |
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【講評】 職員に対し、その都度声をかけ、出来ていることは褒め、悩みを受け止め、意欲を支えていけるよう日々取り組んでいる。キャリアパス制度の有効活用、個人別の育成計画の作成など、今後も諸課題の解決に取り組んでいく方針であり、職員のさらなる成長が見込まれる。 |
カテゴリー6 サービス提供のプロセス |
サブカテゴリー1 サービス情報の提供 | |||||
評価項目1 | 利用希望者等に対してサービスの情報を提供している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している | ○ | |||
標準項目2 | 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている | ○ | |||
標準項目3 | 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している | ○ | |||
標準項目4 | 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している | ○ |
講評 |
ホームページなどを通して園の考えなどについて発信している ホームページやパンフレットにより、園の情報を発信している。園として大切にしていること(遊ぶ:沐浴、食べる:食育、自主性を育てる:見守る)を示した上で、一日の保育の流れ、本園・分園の施設紹介、よくある質問と回答などを案内している。 |
見学者には園が大切にしている考えや、認可園の仕組みなどについて説明している 認可保育所という制度の特性上、見学や入園希望がそのまま入園につながるわけではない。それでも、当園の保育に興味を持つ方々の選択にしするため、また当園の保育を知ってもらう機会として、見学を受け入れている。理念や方針、衛生面での配慮などについて説明し、施設案内を実施するほか、認可保育所として出来ること、出来ないことを明確に伝えている。新型コロナウィルス感染症の拡大以降は、組数を制限し、ガラス越しでクラスの様子を見るなど、安全な保育と見学ニーズへの対応の両立を図っている。 |
サブカテゴリー2 サービスの開始・終了時の対応 | |||||
評価項目1 | サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている | 実施状況 | |||
標準項目1 | サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している | ○ | |||
標準項目2 | サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている | ○ | |||
標準項目3 | サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している | ○ |
評価項目2 | サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している | ○ | |||
標準項目2 | 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している | ○ | |||
標準項目3 | サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている | ○ |
講評 |
複数回の説明会を設定し、グループごとに説明・面接・健康診断を行っている 入園が決まった段階で確認や記入が必要な書類を郵送し、保護者の準備に供している。そして新年度が近くなったタイミングで入園前説明会を開催している。今年度は、新型コロナウィルス感染症への対策として、複数の日程の午前・午後に分けて行った。面接や健康診断、重要事項の説明など、それぞれの担当者が対応し、グループごとにこまめな対応を行っている。 |
安心でき、また心地よい時間を過ごせるように工夫している 入園から卒園までの一人ひとりの子どもの家庭の状況や成長過程、健康状態などに関する記録類を一括して管理し、日々の子どもの姿(その変化や推移)を踏まえて、随時追加・更新している。新入園児(例えば0歳児)の保育は、保育園生活に慣れる、一人ひとりの生活リズムに合わせて安定して過ごすことなどをねらいとし、保育者と触れ合い、不安な気持ちを受け止めてもらい、また個々のリズムに合わせて睡眠・授乳・食事・オムツ交換の時間を取り、安心してまた心地よく過ごせるようにしている。 |
サブカテゴリー3 個別状況の記録と計画策定 | |||||
評価項目1 | 定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している | ○ | |||
標準項目2 | 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している | ○ | |||
標準項目3 | アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている | ○ |
評価項目2 | 全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している | ○ | |||
標準項目2 | 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている | ○ | |||
標準項目3 | 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている | ○ | |||
標準項目4 | 指導計画を保護者にわかりやすく説明している | ○ | |||
標準項目5 | 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している | ○ |
評価項目3 | 子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある | ○ | |||
標準項目2 | 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している | ○ |
評価項目4 | 子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している | ○ | |||
標準項目2 | 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している | ○ |
講評 |
ICTを活用して一人ひとりの発達状況を記録している 計画の作成に必要な情報は、利用開始時から収集をスタートするものを中心に、子どもの心身の状態や生活状況について記録している。記録の作成・管理について、ICT(Information and Communication Technology:情報コミュニケーション技術)を導入し、ソフトウェアを活用して、一人ひとりについて記録している。入園前の面接から日々のかかわりに至る一連の過程の中から子どもや保護者の課題や要望などを把握し、どのように保育を進めていくか、検討している。 |
全体的な計画のほか、各個別の計画を作成している 一年の保育・教育の見通しである全体的な計画を作成している。そこでは、各年齢の目標を明示し、養護と教育の各分野における方針を定めている。それを踏まえて、年間指導計画ほか、月・週・日ごとの諸計画を作成している。それらの計画とは別に、個々の特性・発達状況に応じたかかわりを実践するため、必要に応じて個別の指導計画を作成している。計画に基づく保育実践の経過は定期的に評価を行い、計画内容の見直しにつなげている。見直しは、おおむね半期ごとに会議での検討により行っている。 |
サブカテゴリー4 サービスの実施 | |||||
評価項目1 | 子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている | ○ | |||
標準項目2 | 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している | ○ | |||
標準項目3 | 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している | ○ | |||
標準項目4 | 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している | ○ | |||
標準項目5 | 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている | ○ | |||
標準項目6 | 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】 小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している | ○ |
講評 |
木で囲まれた安全かつ感受性を育む環境を整えている 園舎は、「木と関わり、主体的に考えられる豊かな心は育む」という教育概念(木育)の観点から、木材を存分に取り入れた設計となっている。「園内の活動であっても感受性豊かにのびのびと育ってほしい」との想いから、設備や玩具にも木製のものを積極的に取り入れている。どのクラスも、思い思いの玩具で遊べるよう準備している。その上で、安全性に留意し、消毒を徹底し、危険のない環境を設定している。広いスペースを仕切り、静的・動的活動を保障し、遊びこんだり、友だちとかかわりながら遊びを発展させたりできる環境を整えている。 |
評価項目2 | 子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している | ○ | |||
標準項目2 | 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している | ○ | |||
標準項目3 | 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している | ○ | |||
標準項目4 | 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている | ○ |
講評 |
生活の連続性を意識して送迎時における状況の確認と報告を行っている 登園時には「変わりないですか?」と一人ひとりに声をかけ、健康状態や家庭での様子などについて、聞き取り・観察などを通して確認している。そして、それらを踏まえた上で日中の保育を行っている。手洗いや検温も欠かさない。降園時には日中の子どもの一日の様子を担任から、または連絡帳によって引き継がれた職員から伝えている。保護者会を開催できない現状において、保護者とコミニュケーションはより意識的に図っている。 |
評価項目3 | 日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている | ○ | |||
標準項目2 | 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している | ○ | |||
標準項目3 | 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している | ○ | |||
標準項目4 | 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている | ○ | |||
標準項目5 | 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている | ○ | |||
標準項目6 | 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している | ○ |
講評 |
子ども自身が発揮する力、獲得していく力を尊重している 遊びや活動の中で自主性や自発性を育むことが出来るよう、導入に配慮し、興味を持てるような援助を心がけている。そして、個々の興味・関心を引き出すことが出来る援助を追求している。子ども同士のトラブルに際しては、必要に応じて保育者が仲立ちとなり、思いを受け止め、言葉で解決していけるよう、簡単な言葉のやりとりから伝えている。 |
評価項目4 | 日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している | ○ | |||
標準項目2 | みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している | × | |||
標準項目3 | 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている | × |
講評 |
コロナ禍以後の行事の本格化に備えている 今年度は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大と自粛という社会的な状況の影響を受け、活動に様々な制約を受けた。行事についても区による禁止により実施を見送ってきた。その代り、クラス単位で季節の移り変わりを感じられる活動を行ってきた。状況が改善した後には、運動会や発表会、そのほか保護者参加も可能な行事を行っていく方針である。 |
評価項目5 | 保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている | ○ | |||
標準項目2 | 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている | ○ |
講評 |
長時間過ごすことによる疲れや不安を感じさせない雰囲気作りを心がけている 長時間園で過ごすことによる疲れなどに配慮し、安心できる雰囲気の中で、子どもが保護者の帰りを待てる環境作りを心がけている。夕方は17:45以降1歳児室にて合同で時間を過ごすことになる(0歳児は18時以降)。少人数での静的な遊びを中心に過ごしている。またそれぞれの好きな遊びを提供し、そばに寄り添い安心して遊べるようにしている。 |
評価項目6 | 子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している | ○ | |||
標準項目2 | メニューや味付けなどに工夫を凝らしている | ○ | |||
標準項目3 | 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している | ○ | |||
標準項目4 | 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている | ○ |
講評 |
成長・発達に応じて必要な力を身につけられるよう援助している 全体的な計画において「食を営む力の基礎」の項目を設け、各クラス(年齢)に応じて身につける力を見据え、必要な経験を保障している。食具の適切な使用、食事マナー、食材への興味、食べることの大切さ、調理体験など、成長・発達に応じて経験を重ね、また広げている。食事は、最新の調理設備を導入した調理室において、担当職員が栄養バランスや味付け、食の安全性などに配慮したメニューを提供している。安心安全な食事により、お替りをする子どもの姿がある。今後は、屋上園庭を活用した食材の栽培なども検討している。 |
評価項目7 | 子どもが心身の健康を維持できるよう援助している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している | ○ | |||
標準項目2 | 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている | ○ | |||
標準項目3 | 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている | ○ |
講評 |
健康への子どもの意識の芽生えを援助している 登園時は手洗いを習慣化し、検温を行っている。看護師は子ども一人ひとりに健康観察を実施し、必要があれば保護者に確認したり職員に伝えたりしている。子どもが健康や安全に関心を持ち、自分の身体を大切にできるよう、身体の仕組みや病気の話を子どもに聞かせている(保健保育)。そのほか、小児科医や歯科と連携して検診を受け、記録している。保健だよりではインフルエンザなど季節に応じた注意事項や視力の発達に関する話などを盛り込み、保護者とともに子どもの健やかな成長を支えていけるようにしている。 |
評価項目8 | 保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている | ○ | |||
標準項目2 | 保護者同士が交流できる機会を設けている | × | |||
標準項目3 | 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている | ○ | |||
標準項目4 | 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目5 | 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している | ○ |
講評 |
全体での集まりを持てない中、積極的にコミュニケーションを取っている コロナ禍にあって、保護者が多く集う保護者会の開催は、区からストップがかかっていた。運営委員会も同様に開催が叶わない状況が続いている。その分、日々のお迎えの際には意識して子どもの様子を伝えるようにしてきた。連絡帳を通した情報共有やお知らせのメール・園だよりの配信も、積極的に行ってきた。給食だよりの発行、保護者のリクエストを踏まえたレシピの紹介など、保護者の関心を捉えた工夫を行っている。 |
評価項目9 | 地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している | ○ | |||
標準項目2 | 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している | × |
講評 |
コロナ禍の状況が改善され次第、地域とのかかわりを復活させる意欲を持っている 認可保育所として初年度にあたる今年度は、新型コロナウィルス感染症の感染拡大と自粛という社会的な状況の影響を受け、活動に様々な制約を受けた。そうした中にあって、人のいない公園などに散歩で出かけて遊ぶなど、できる範囲の活動を行ってきた。認証保育所時代はハロウィンなどの季節の行事に合わせて商店街に出向き、近隣の方々との交流を持っていた。状況が正常化し次第、他の保育所や小学校、シルバーセンターなどとの交流を図っていく方針である。 |
サブカテゴリー5 プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重 | |||||
評価項目1 | 子どものプライバシー保護を徹底している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている | ○ | |||
標準項目2 | 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている | ○ |
評価項目2 | サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している | ○ | |||
標準項目2 | 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている | ○ | |||
標準項目3 | 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている | ○ |
講評 |
個人情報の取得に際し、利用に関する保護者の意思を確認している 入園決定後、面接での聞き取りや保護者からの提出書類などを通して、保育に必要な子どもや保護者の基礎的な情報の収集を開始する。収集した情報は、児童票をはじめとする帳票類に記録し、日々の保育実践に供している。子どもの姿を捉えた写真の活用などについては、承諾の有無を確認している。 |
子どもの権利を守る実践と体制がある 「権利の擁護」「意思の尊重」という点では、人権を守る保育の実践を考えの根底に据えている。日々の生活の各場面における羞恥心への配慮、各家庭の価値観の理解と尊重などに加え、日々子どもの様子の変化に気づき、異変があれば確認している。子どもをめぐる状況のうち、特に注意を要する事案については、通報(報告)や定期的な情報共有などを通して、子ども家庭支援センターと連携をとるなど、適切かつ迅速な対応をとる体制を整えている。 |
サブカテゴリー6 事業所業務の標準化 | |||||
評価項目1 | 手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている | ○ | |||
標準項目2 | 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている | ○ | |||
標準項目3 | 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している | ○ |
評価項目2 | サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている | ○ | |||
標準項目2 | 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている | ○ |
講評 |
基本的な手順書を整備している 運営や保育の各場面での対応上の手順や留意事項をマニュアルとしてまとめている。クラス別にも作成しており、新型コロナウィルス感染症対策、乳幼児突然死症候群の予防、緊急時における役割分担、心肺蘇生法、痙攣など、特に子どもの命にかかわるもの、安全な保育に必須な事項について対応手順を確立している。 |
手順の見直しにあたり、グループ園の間での連携を活かしてる 各種の手順の見直しは、法人の園長会議などで各園の状況を踏まえながら検討している。法人運営のベビーステーションでは、アンケートを通した職員の意見・アイディアを活用して手順の見直しを行っている例もある。そのため、当園でもその手法の活用を検討している。 |