東京都福祉サービス第三者評価  評価結果





評価結果基本情報

評価年度 令和2年度
サービス名称 認証保育所A型・B型
法人名称 株式会社ヒューマンテック
事業所名称 東大井かがやき保育園
評価機関名称 経営創研 株式会社

コメント

園長経験者を含む福祉系及びマネジメント系の評価者によって利用者アンケートや経営層及び職員事業評価、事業プロフィル、入園のしおり、園だよりなどの諸資料を訪問前に読み込み、打ち合わせしました。訪問調査当日は園内を見学し、施設長及び本社担当者に説明いただきながら関連書類を閲覧し、状況把握に努めました。福祉系評価者が乳幼児の食事及び睡眠場面の観察をおこない、全員が園児と同じメニューの昼食をいただきました。評価者全員で、評価項目の確認や講評内容などの合議をおこない、報告書を取りまとめました。


(内容)
 Ⅰ 事業者の理念・方針、期待する職員像
 Ⅱ 全体の評価講評
 Ⅲ 事業者が特に力を入れている取り組み
 Ⅳ 利用者調査結果
 Ⅴ 組織マネジメント項目(カテゴリー1~5、7、8)
 Ⅵ サービス提供のプロセス項目


公益財団法人東京都福祉保健財団
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Ⅰ 事業者の理念・方針、期待する職員像

1 理念・方針  (関連 カテゴリー1 リーダーシップと意思決定)
  事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など)

1)“第二の家庭”として、情緒の安定と信頼関係を大切にします 2)人や動物、物を大切にする思いやりの心を育てます 3)自然と触れ合いながら、豊かな感性を育てます 4)保護者と共に子供の成長を喜び合います 5)体力の向上をはかります

 
2 期待する職員像  (関連 カテゴリー5 職員と組織の能力向上)
  (1)職員に求めている人材像や役割

・自分の仕事に責任を持つ

 
(2)職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・一般常識と危機管理能力

 


Ⅱ 全体の評価講評

全体の評価講評

特に良いと思う点
1 月1回開催の保育園方針会議での率直な話し合いの結果が、園の課題を解決する具体策につながっています

今年度、本社の社長と担当者、姉妹園2園の施設長、主任をメンバーとする保育園方針会議を設けました。会議の目的は、来期以降の保育園の基盤をつくるため、現状の経営状況を共有し、本年度の方針を決定することです。このため園の課題である園児数増加や保育士採用増のために、何をなすべきかなどを話し合っています。また、入園基準の明確化や保育園規則の文書化、書類作成のICT(情報通信技術)化などについて討議しています。月1回開催の保育園方針会議での率直な話し合いの結果が、園の課題を解決する具体策につながっています。
2 養護と教育の一体性を踏まえて、子ども一人ひとりに個別の月間指導計画を作成し、きめ細かい保育を実践しています

0~2歳児は生活リズムや心身の発達、言葉や生活習慣の獲得など、変化の激しい時期で個人差も大きく、毎月、個別の指導計画を作成し保育をしています。個別指導計画に目標や援助内容を記入し、保育を実践して振り返り、定期的に評価・改善を繰り返して、保育を積み重ねています。日々の保育を記録し、子どもの姿をベースにした計画や活動が子どもの育ちにつながっているか、保育者の関わりが適切だったかなどを職員間で話し合っています。子どもの欲求や要望を優しく受け止め、応答的な触れ合いを大切にしてきめ細かい保育を実践しています。
3 保護者が安心して子育てができるよう個人面談や保育参観、保育参加を実施し支援しています

保護者の就労や子育てに対する思いなどは、朝夕の送迎時や個人面談などで聞いて把握しています。今年度は新型コロナウイルス感染症対応で、保護者参加の行事は中止や変更をしています。保護者会は、0・1歳児は保育参観、2歳児は保育参加に変更し、参観・参加後に個人面談をして、子どもの食事や排泄、遊び、友だちとの関係などについて話し合っています。密にならないよう1日1人と決めた制限のある取り組みですが、保護者からは子育てに役立つことばかり見られて良かったなどの感想が寄せられ、保育を知ってもらう良い機会となっています。

さらなる改善が望まれる点
1 年齢ごとの定員を満たす園児を確保し、経営を安定させることが望まれます

近隣に認可保育園2園が新規に開設された影響もあり、当園は定員27名に対して、園児数18名と定員割れとなっています。この解決のために社長が率先垂範するのはもとより、職員が「小異を捨てて大同につく」精神で全員が一致協力することが求められています。保育園方針会議を設け、園児数増加のために何をなすべきかなどを話し合っています。保護者アンケートを実施し、英語レッスンやリトミック、使用済みオムツの無料回収など保護者満足度を高める工夫もしています。年齢ごとの定員を満たす園児を確保し、経営を安定させることが望まれます。
2 キャリアパス要件表作成で、キャリアアップの道筋が明確になり、職員の育成につながると期待されます

当園では「専門分野・自己啓発表」を作成し、前期初めに専門分野の取り組みについて記載し、前期末に評価・反省を実施し、後期も同様にしています。しかし、職位や職務内容に応じた長期的な展望に立ったキャリアパス(キャリアアップの道筋)は作成されていません。施設長、主任などの職位を縦軸にとり、職務内容や役割、能力、受講すべき研修、経験年数などを横軸にとったキャリアパス要件表を作成するとよいでしょう。キャリアパス要件表作成で、キャリアアップの道筋が明確になり、職員の育成につながると期待されます。
3 子どもの自主性を尊重し自分で玩具を選んで自由に遊ぶことができるような環境作りが期待されます

ワンルームの部屋を棚やロッカーで3つに区切り、子どもたちは設定された玩具で自由に遊んでいます。各クラスには年齢に応じた玩具が用意され、保育者はその日の活動を考えて設定しています。2歳児には、子どもが手を伸ばし自分で選んで遊べるようになっている棚もあります。子どもたちは絵本やままごと、ブロックなどで遊んでいますが、子どもの自主性を尊重し、自分で玩具を選んで遊びを発展させる環境構成がやや不十分であると思われます。玩具の充実を図り、子どもたちが自分で玩具を選び、自発的に遊べる環境作りが期待されます。

Ⅲ 事業者が特に力を入れている取り組み

1 ★ 職員や保護者の意見や要望を聞いて、働きやすい職場づくりに取り組んでいます

本社の社長が7月から職員と個別面談を実施し、企業理念の明確化に伴って、保育理念や保育方針を変更するか等に関して意見を聞くなど、職員の意向を把握しています。残業の禁止や有給休暇を取りやすくするほか、今年度からバースデイ休暇を設けたり、夏休み休暇を1日増やすなど職員の意欲向上に努めています。職員の気づきにより使用済みオムツの無料回収をしたり、保護者の要望から英語レッスンを取り入れたり、保護者満足度を向上させています。職員や保護者の意見や要望を聞いて、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。
関連評価項目(職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる)
2 ★ 現場職員の意見を活かして保育理念や基本マニュアル等の改訂を進めています

開園から5年目となり保育園の基本をなす文書を見直す必要が出ています。保育理念と保育方針、基本的なマニュアルなどについて現場からの意見を基に改訂しようとしています。以前から園では全職員に「入園のしおり」を配付して、保護者とのやりとりで把握した不十分な所について各クラスからの意見を取り入れ、次年度版を作成する取組みをしてきました。現場職員の声をくみ上げる姿勢が、保育理念等の見直しや、マニュアルの改訂版作成にも活かされるものと思われます。
関連評価項目(サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている)
3 ★ 外部講師によるリトミックや英語遊びでさざまな表現を楽しみ活動の幅を広げています

今年度から外部の専門講師を招いて、リトミックや英語遊びを始めました。1、2歳児を対象に、9月から月2回ずつ実施しています。2人の専門講師によるリトミックでは、ピアノに合わせて体を動かしリズム遊びを楽しみながら全身運動をして、音の大小や速さなどに興味を示しています。英語遊びではネイティブの先生との触れ合いを楽しみ、先生の発音を真似て言ったり、音楽に合わせて踊っています。職員以外の人と触れ合って親しみを感じながら、さまざまな表現遊びを楽しんで活動の幅を広げています。
関連評価項目(日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している)

Ⅳ 利用者調査結果

調査概要
調査対象:当保育園の定員は27名、調査時点の利用児童は18名でした。兄弟姉妹のいる保護者を1世帯とした全18世帯を調査対象とし、回答者数は11世帯、回答者割合は61.1%でした。

調査方法:アンケート方式  
園からの案内と併せ、調査の趣旨及び記入方法などを記載した表紙をつけ、アンケート用紙を園から各保護者に配付していただきました。回答用紙は無記名にて評価機関宛ての封筒に入れ、直接郵送していただきました。回答は責任を持って集計分析をおこない、取りまとめました。

利用者総数 18人
利用者家族総数(世帯) 18世帯
アンケートや聞き取りを行った人数 18人
有効回答者数 11人
回答者割合(%) 61.1%

総括
総合的な感想として、「大変満足」5名(45.5%)、「満足」5名(45.5%)と合計10名(91%)が満足以上の回答をし、1名(9%)が無回答でした。全17問の内、問1、2(園での活動)、問3(食事・おやつ)、問4(戸外遊び、行事)、問8(職員との信頼関係)の5問に、11名全員が「はい」と回答しています。また、他の7問には10名が「はい」と回答しています。 自由意見として、「子どもが毎日楽しく通っています。園でもよく笑っていて、先生方に大切にしていただいているのが分かる」「いつ行っても先生方の声の掛け合いは活発で、風通しのよい明るい雰囲気が作られている」「認証保育園はこんなに手厚くしてくださるので、3歳児まであればよかったのにと先生とお話ししたくらいです」「人見知りが強く預けることに心配や不安があったが、楽しく過ごしているので安心している」「コロナ禍で大変な中、様々な配慮をしながら預かっていただき、大変感謝している」「先生方がとても愛情をもって園児たちと接しているのがよくわかる。常日頃、感謝の気持ちで一杯です」と記され、評価、感謝されています。

利用者調査結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
はい 11人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
設問に11名全員が「はい」と回答しています。コメントはありませんでした。
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
はい 11人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
設問に11名全員が「はい」と回答しています。コメントとして、「今年度より始まった英語がとても楽しいようで、家でも英語のおもちゃで遊ぶようになりました」と記されています。
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
はい 11人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
「園で提供される食事・おやつは、お子さんの状態に配慮し、工夫されたものになっていると思うか」との問に、11名全員が「はい」と回答しています。コメントとして、「毎日子どもが給食を楽しみにしています。帰宅時は何を食べたか楽しそうに報告してくれて、美味しいものをたっぷり頂いていることが分かります」と記されています。
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
はい 11人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
「戸外遊びや行事などにより、お子さんが自然や社会と関わる機会は十分確保されていると思うか」との問に、11名全員が「はい」と回答しています。コメントとして、「夕方もお散歩に連れて行ってくれてありがたいです」と記されています。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
はい 8人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 3人 
「急な残業などであらかじめ取り決めた利用時間を変更する必要がある場合、柔軟に対応してくれていると思うか」との問に、8名(72.7%)が「はい」、3名(27.3%)が「非該当」と回答しています。コメントはありませんでした。
6.安全対策が十分取られていると思うか
はい 10人  どちらともいえない 1人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
設問に、10名(90.9%)が「はい」、1名(9.1%)が「どちらともいえない」と回答しています。コメントはありませんでした。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
はい 8人  どちらともいえない 3人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
「行事の日程は参加しやすいように十分な配慮がされていると思うか」との問に、8名(72.7%)が「はい」、3名(27.3%)が「どちらともいえない」と回答しています。コメントとして、「9月1日の引き取り訓練は、通常のお迎え時間に実施されると、午後半休を取らずに済むので助かる」と記されています。
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
はい 11人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
「お子さんの気持ちや様子・子育てなどについて職員と話したり相談することができるような信頼関係があると思うか」との問に、11名全員が「はい」と回答しています。コメントはありませんでした。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい 10人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 1人 
設問に、10名(90.9%)が「はい」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。
10.職員の接遇・態度は適切か
はい 10人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 1人 
「職員の言葉遣いや態度、服装などが適切だと思うか」との問に、10名(90.9%)が「はい」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい 10人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 1人 
「お子さんがけがをしたり、体調が悪くなったときの、職員の対応は信頼できるか」との問に、10名(90.9%)が「はい」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい 9人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 2人 
「子ども同士のいさかい、いじめ等があった場合の職員の対応は信頼できるか」との問に、9名(81.8%)が「はい」、1名(9.1%)が「非該当」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい 10人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 1人 
「職員がお子さんの気持ちを大切にしながら対応してくれていると思うか」との問に、10名(90.9%)が「はい」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
はい 8人  どちらともいえない 2人  いいえ 0人  無回答・非該当 1人 
「あなたやお子さんのプライバシー(他の人に見られたくない、聞かれたくない、知られたくないと思うこと)を職員は守ってくれていると思うか」との問に、8名(72.7%)が「はい」、2名(18.2%)が「どちらともいえない」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
はい 10人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 1人 
設問に、10名(90.9%)が「はい」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
はい 10人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 1人 
「不満に思ったことや要望を伝えたとき、職員は、きちんと対応してくれていると思うか」との問に、10名(90.9%)が「はい」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい 8人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 3人 
「困ったときに、職員以外の人(役所や第三者委員など)にも相談できることをわかりやすく伝えてくれたか」との問に、8名(72.7%)が「はい」、2名(18.2%)が「非該当」と回答し、1名(9.1%)が無回答でした。コメントはありませんでした。

Ⅴ 組織マネジメント項目(カテゴリー1~5、7、8)

※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー1  リーダーシップと意思決定
  サブカテゴリー1  事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている
  評価項目1 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している 実施状況
  標準項目1 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  標準項目2 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
  評価項目2 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている 実施状況
  標準項目1 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  標準項目2 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
  評価項目3 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している 実施状況
  標準項目1 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  標準項目2 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  標準項目3 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
講評
今年度、職員の意見を聞くなどして、保育理念や保育方針の見直しをおこなっています

運営主体は株式会社(以下本社という)です。保育理念や保育方針は「入園のしおり」や三つ折りのパンフレットに明記するほか、事務室に掲示しています。「入園のしおり」や重要事項説明書を職員に配付しています。月1回開かれる職員会議や、毎日13時10分から20分程度おこなわれる昼礼で、施設長は保育理念等を話し職員の理解が深まるようにしています。保護者には「入園のしおり」や重要事項説明書を配付し、入園契約時などで説明をおこなっています。今年度、職員の意見を聞くなどして、保育理念や保育方針の見直しをおこなっています。

今年度、社長が企業理念を明文化し、職員に伝えています

今年度、社長が企業理念を明文化し、職員に伝えています。新型コロナ感染症の影響もあり、職員全員がそろう機会が遅れ、4月の職員会議は開けませんでした。社長が7月から職員と個別面談を実施し、経営方針を説明したり、職員の要望を聞いています。

今年度、本社や施設長、主任で保育園方針会議を設け、重要な案件を話し合っています

今年度、本社社長、担当者、2園の施設長、2園の主任からなる保育園方針会議を設け、重要な案件を話し合っています。会議での提案については、検討のうえ本社が決定しています。保育園方針会議の決定事項などに関しては職員会議や昼礼で職員に周知しています。英語のレッスン開始や外部講師によるリトミック、使用済みオムツの無料回収についてはお便りや口頭で保護者に伝えています。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー2  事業所を取り巻く環境の把握・活用及び計画の策定と実行
  サブカテゴリー1  事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  評価項目1 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している 実施状況
  標準項目1 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  標準項目2 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  標準項目3 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  標準項目4 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  標準項目5 事業所の経営状況を把握・検討している
  標準項目6 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
  サブカテゴリー2  実践的な計画策定に取り組んでいる
  評価項目1 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している 実施状況
  標準項目1 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している ×
  標準項目2 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している ×
  標準項目3 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
  評価項目2 着実な計画の実行に取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  標準項目2 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
講評
今年度WEBによる「ご利用者様アンケート」を実施し、保護者の意向を把握しています

今年度10月にWEBによる「ご利用者様アンケート」を実施し、保護者からスマートフォンやパソコンで回答を得ています。その結果ネイティブ講師による月2回の英語レッスンや外部講師での月2回のリトミック、使用済みオムツの無料回収をおこない、保護者から喜ばれています。7月から社長が個別面談を実施し、企業理念の明確化に伴って、保育理念や保育方針を変更するか等に関して意見を聞くなど、職員の意向を把握しています。福祉事業の動向は区役所などで情報を収集したり、例年ですと町会の餅つき大会に参加し、地域の福祉ニーズを得ています。

事業計画書や年間行事予定、年間指導計画を作成しています

事業計画書や年間行事予定、年間指導計画は作成していますが、中長期計画は確認できません。英語レッスンやリトミックについては計画を立てています。本社が予算と実績を管理するほか、園児数による損益分岐点を分析し、月次損益計算書を作成しています。定員割れとなっている園児数の確保や保育士の確保、当園を利用している保護者の満足度向上が課題となっています。

計画推進の体制は組織図に、役割分担は事務係と行事に分けて明示しています

計画推進の体制は組織図に、役割は園だより・お知らせ作成や消耗品管理などの事務係と行事に分けて、分担を明示しています。施設長が本社に園児数や現状と園児定員に空きが出ている理由を報告し、対策の検討をしています。計画推進に当たり、本社が進捗状況を確認し、見直しながら対応をおこなっています。「全体的な計画」に基づいて、年間指導計画や月案、週案を作成し、進捗状況については職員会議で職員が話し合っています。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー3  経営における社会的責任
  サブカテゴリー1  社会人・福祉サービス事業者として守るべきことを明確にし、その達成に取り組んでいる
  評価項目1 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  標準項目2 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
  サブカテゴリー2  利用者の権利擁護のために、組織的な取り組みを行っている
  評価項目1 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている 実施状況
  標準項目1 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  標準項目2 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
  評価項目2 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている 実施状況
  標準項目1 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  標準項目2 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
  サブカテゴリー3  地域の福祉に役立つ取り組みを行っている
  評価項目1 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  標準項目2 ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している ×
  評価項目2 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている 実施状況
  標準項目1 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  標準項目2 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  標準項目3 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
講評
守るべき法は就業規則の服務規律に明記し、個人情報は重要事項説明書に記載しています

守るべき法・規範・倫理は就業規則の第4章服務規律の第30条服務規律の原則や第31条遵守事項に明記しています。個人情報の取り扱いについては重要事項説明書に詳細に記載しています。本社との打ち合わせや職員会議、昼礼で守るべき法等について、職員の理解が深まるように取り組んでいます。保護者には重要事項説明書を配付し、苦情解決制度は重要事項説明書の「保育内容に関する相談・苦情」に明記するほか、玄関にご意見BOXを設置しています。

重要事項説明書に「虐待防止のための措置」を記載しています

重要事項説明書に「虐待防止のための措置」を記載しています。受入れ時にお腹や背中の傷、前髪を挙げておでこを見るなど視診の強化に取り組んでいます。区内の中学校や小学校、幼稚園、保育園などをメンバーとする区の要保護児童対策地域協議会(区のこども家庭あんしんねっと協議会)や区の虐待防止ネットワーク協議会に参加し、虐待などの情報を得ています。虐待の事例はありませんが、虐待の疑いのある子どもを発見した時は、職員は主任や施設長に伝え、本社に報告のうえ、子ども家庭支援センターに連絡する仕組みがあります。

ホームページで園の情報を公開し、第三者評価を受審しその結果を公表しています

ホームページで園の情報を公開し、三つ折りの園パンフレットを区の担当課に置き、第三者評価を毎年受審しその結果を公表するなど開かれた組織となるよう努めています。ボランティアや職場体験などの受け入れ実績はありません。入園見学者の育児相談を受けたり、3歳児以上の受け入れ先を案内したりしています。全国保育サービス協会や区の要保護児童対策地域協議会、区の虐待防止ネットワーク協議会、町会に参加しています。今年度ホームページの改善を検討しています。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー4  リスクマネジメント
  サブカテゴリー1  リスクマネジメントに計画的に取り組んでいる
  評価項目1 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  標準項目2 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  標準項目3 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  標準項目4 リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる ×
  標準項目5 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
  サブカテゴリー2  事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  評価項目1 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている 実施状況
  標準項目1 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  標準項目2 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  標準項目3 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  標準項目4 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
講評
コロナ対策で来園者は非接触型体温計での検温と手指のアルコール消毒をしてもらいます

新型コロナ感染症対策として、来園者には非接触型体温計で検温し、手指のアルコール消毒をしてもらいます。保護者とは玄関で対応しています。毎日、机や椅子、玩具などを消毒し、週1回は壁面や床の消毒を徹底しておこなっています。毎月避難訓練を実施し、年1回引き取り訓練をしています。当園は大きな国道に面しており、交通事故を防ぐため、散歩コースの見直しをおこないました。リスクについて、職員会議などで話し合い対策を取るようにしています。事務室に緊急連絡網を掲示し、入園のしおりに防災対策について記載しています。

今年度、新型インフルエンザ等発生時における業務継続計画を作成しています

危機管理マニュアルに施設内の基本的指揮権を記載するほか、新型インフルエンザ等発生時における業務継続計画を作成し、大規模災害発生時に登園できる職員や防災備蓄品のリストを明示しています。業務継続計画は作成しましたが、職員会議で職員に周知するとか、保護者にお知らせするなどの取り組みはおこなわれていません。ヒヤリハットへの記入や事故発生の場合は「教育・保育施設等事故報告様式」に記録し、再発防止に努めています。また、感染症対応・給食衛生管理・給食食物アレルギー児対応などのマニュアルを整備しています。

重要事項説明書の「個人情報の取り扱いについて」に個人情報の利用目的を記しています

重要事項説明書に「個人情報の取り扱いについて」の項目を設け、個人情報の利用目的や開示・訂正・利用停止・消去について記載しています。入園契約時に重要事項説明書を保護者に説明し、個別項目ごとにチェックしてもらい「契約時同意書」を締結しています。入社時、職員に個人情報保護について説明し誓約書に捺印を得ています。機密性の高い書類等はすべて本社で保管し、児童票は事務室の鍵付きの棚に保管し、鍵は施設長が管理しています。園児の写真の園内掲示やホームページへの掲載について、保護者から掲載承諾書を入手しています。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー5  職員と組織の能力向上
  サブカテゴリー1  事業所が目指している経営・サービスを実現する人材の確保・育成・定着に取り組んでいる
  評価項目1 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている 実施状況
  標準項目1 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  標準項目2 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
  評価項目2 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している 実施状況
  標準項目1 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている ×
  標準項目2 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している ×
  評価項目3 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  標準項目2 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している ×
  標準項目3 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している ×
  標準項目4 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
  評価項目4 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている ×
  標準項目2 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  標準項目3 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  標準項目4 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
  サブカテゴリー2  組織力の向上に取り組んでいる
  評価項目1 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  標準項目2 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  標準項目3 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
講評
ハローワークや求人サイト、人材紹介会社、ホームページ等で人材の確保に努めています

ハローワークに求人票提出、求人サイトへの広告掲載、人材紹介会社の利用、ホームページの職員募集サイトなどにより、人材の確保に努めています。職員配置は職員の意向を聞き、施設長と主任が相談して本社に報告し、社長が決定しています。施設長は経験の浅い職員をなるべく経験者と組ませたり、どのクラスでも見られるようにするなど配慮をしています。長期的な展望(キャリアパス)については確認できません。

施設長から主任へ、主任から職員へとOJTによる職員指導を実施しています

研修を受講できるように勤務体制を整えていますが、今年度はコロナ感染症の影響もあり研修参加があまりできていません。ベビーシッター研修を園内で実施しました。個人別育成計画については確認できません。今年度、取り組み(前期)と評価・反省、取り組み(後期)と評価・反省からなる「専門分野・自己啓発表」作成し、職員が年度初めに前期の取り組みを記入しています。施設長から主任へ、主任から職員へとOJTによる職員指導を実施しています。指導の内容としては、子どもに関する声のかけ方や保育書類の作成、保護者との関わり方などです。

残業の禁止や有給休暇を取りやすくするなど、働きやすい職場づくりに取り組んでいます

職員の評価は本社が職員の年齢や経歴を考慮して決定しています。就業状況はタイムカードで把握し、残業の禁止や有給休暇を取りやすくするなど、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。社長が個別面談をおこない職員の意識を把握し、バースデイ休暇を設けたり、夏休み休暇を1日増やすなど職員の意欲向上に努めています。研修受講者は研修報告書を提出し回覧して、情報を共有しています。クラス単位や職員全体で、アレルギー児対応マニュアルを見直したり、子どもを○○ちゃん、○○君と呼ぶようにすることなどを話し合っています。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー7  事業所の重要課題に対する組織的な活動
  サブカテゴリー1  事業所の重要課題に対して、目標設定・取り組み・結果の検証・次期の事業活動等への反映を行っている
  評価項目1 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) 昨年度近隣に認可保育園2園が新規に開設され、当園の利用者数が減少しました。保護者満足度の向上により、利用者減少を防ぎ、新規利用者増加を目指し、年齢ごとの定員を満たす園児を確保することを目標としました。
本社の社長と担当者、姉妹園2園の施設長、主任からなる保育園方針会議を設け、園児数の増加や保育士採用の増加のために何をなすべきかや、入園基準などについて話し合いました。社長が企業理念を明文化し、個別面談で職員に伝えると同時に要望等を聞きました。アンケートを実施し、英語レッスンに人気があることが分かり、月2回ネイティブによる英語レッスンを開始しました。リトミックを外部講師2名体制にして充実させました。職員の提案により使用済みオムツの無料回収を実施しました。
企業理念の明確化により、保育理念や保育方針を見直すことが決まりました。英語レッスンやリトミック、使用済みオムツの無料回収で保護者から好評を得ました。
年齢ごとの定員を満たす園児確保を目指します。英語レッスンやリトミック、使用済みオムツの無料回収をパンフレットに記載するなど利用者に周知します。ホームページから入園見学を申し込めるように修正します。
評語
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
[目標の設定と取り組み]
年齢ごとの定員を満たす園児を確保し、経営を安定させることが必須でした。
[取り組みの検証]
企業理念の明確化から保育理念や保育方針を見直すことが決まり、園の根っこを定めるようにしました。保護者から英語レッスンやリトミック、使用済みオムツの無料回収がおおいに評価されました。
[検証結果の反映]
保育園方針会議を開き率直な意見交換をしていることはよいと考えます。ホームページをもっと利用者を引き付けるように修正するのも良いでしょう。年齢ごとの定員を満たす園児を確保することが継続的な課題です。 
  評価項目2 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) 社長が企業理念を明文化し、職員と個別面談をおこない企業理念を伝えると同時に要望等を聞きました。企業理念の明確化に伴い、全職員が協力して保育理念や保育方針の修正を図り、より一層の理解と共有を目指します。
社長は全職員と個別面談を実施し、企業理念を共有し「選ばれ続ける園」を目指す旨を職員に周知しました。職員は企業理念の変更に伴い、保育理念や保育方針を修正すべきと理解しました。特に幹部職員である施設長や主任には保育理念や保育方針をどのように修正すべきか依頼がなされました。
職員主導により、保育理念や保育方針を決定しました。これに伴って入園のしおりや三つ折りのパンフレットを改訂することを決めました。
今後、園内に保育理念や保育方針を掲示します。保育園方針会議や職員会議、昼礼などにより職員に周知徹底します。ホームページを改訂し、保育理念や保育方針を公開します。保護者についても入園のしおりや三つ折りのパンフレットでお知らせします。
評語
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
[目標の設定と取り組み]
企業理念を明確にし、それに伴って保育理念や保育方針を修正することは、園の根幹を決定する大事なことでした。
[取り組みの検証]
職員主導で保育理念や保育方針を決めたので、職員はよく理解・共有しました。
[検証結果の反映]
入園のしおりや三つ折りのパンフレットの改訂により、保護者に保育理念や保育方針の周知を進めます。ホームページの改訂により、入園希望者に園の保育理念や保育方針を公開します。園内掲示により職員の意識を高め、職員自身が決めたことなので保育理念や保育方針が遵守されます。
 

Ⅵ サービス提供のプロセス項目(カテゴリー6)

カテゴリー6 サービス提供のプロセス
  サブカテゴリー1 サービス情報の提供
  評価項目1 利用希望者等に対してサービスの情報を提供している 実施状況
  標準項目1 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  標準項目2 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  標準項目3 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  標準項目4 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
  標準項目5 事業所のサービス利用が困難な場合には、理由を説明したうえで、他の相談先紹介など支援の必要に応じた対応をしている
講評
園のホームページにより保育理念や開所時間、定員、保育料等の情報を発信しています

本社が開設しているホームページには姉妹園共通の保育理念「かがやき保育園は子どもの育ちと保護者の子育てを支えます。現在(いま)を幸せに生き、未来(あす)を生きる力を育てます」を掲げています。当園のページには、開所時間、定員、園内レイアウト図、年間行事予定、デイリープログラム、保育料等の情報を掲載しています。国道に面した建物の2階にあり外壁に大きく園名がペイントしてあるため、以前から園の存在を知っていたと言われることも多く、認知度が高まっています。問い合せがあった時に渡せるようにリーフレットも用意されています。

区の保育園担当課と連絡を密にし区ホームページには園の空き状況等が掲載されています

区の保育園担当課とはつねに連絡を取り合い、毎月職員数や園児数等を報告する他にもさまざまな情報を提供し、園のリーフレットも置いてもらっています。区のホームページには、園から提供された情報に基づき、区内認証保育所入所可能予定数として、各園の空き状況表を毎月更新し掲載しています。国による幼児教育・保育の無償化制度、区独自の認証保育所保育料助成制度の説明ページもあるため、保護者は園の情報と合わせて実際の負担額を考慮しながら保育園探しをすることができます。

見学に来園する親は1人だけなどの制限をしながら受入れて案内と説明をしています

園には見学の申込みが数多く寄せられていますが、今年度は新型コロナウイルスの問題があって年度初めには対応できず、見学者の受入れを7月からとしました。平日に週2回見学者を受入れる日を作って午前9時半に3組ずつ受入れ、施設長か主任が案内と説明を担当しています。父母揃って見学したい方にも親は1人だけでとお願いし、窓を開けて換気をよくして、子どもたちが散歩に出かける様子を見てもらっています。園内に入った見学者は「外から見たのと違って意外に広いですね」「部屋をうまく仕切る工夫をされていますね」と感想を語っています。


  サブカテゴリー2 サービスの開始・終了時の対応
  評価項目1 サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている 実施状況
  標準項目1 サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  標準項目2 サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  標準項目3 サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
  評価項目2 サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている 実施状況
  標準項目1 サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  標準項目2 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  標準項目3 サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
講評
新たに入園する子の保護者には個別に面談をして入園のしおりに基づく説明をしています

入園が決まった子どもの保護者には個別に面談をしています。施設長や主任は重要事項説明書と契約書を説明し、契約時同意書により「開所日・開所時間・休所日について」「タイムカードについて」「延長保育について」等の十数項目を理解し確認したことをチェックしてもらった上で、契約を結んでいます。子どもの担任になる保育士は、入園のしおりに基づき、入園時に用意する品物など具体的な説明をしています。入園のしおりは、カラー写真やイラスト付きでわかりやすく作成され、登降園時のルールなど保護者が知りたい内容を伝えています。

子どもが無理なく保育園生活に入れるよう短時間から始める慣らし保育を実施しています

区の方針としては慣らし保育の期間を設けないとしていますが、園では子どもの環境や生活習慣が急激に変わることを考慮して慣らし保育を実施し、無理なく保育園生活に入れるようにしています。初日は1時間程度園で過ごしてみて、園でミルクが飲めるか食事できるかなど様子を見ながら時間を延ばしていき、5日間ほどで慣らし期間を終え、契約した保育時間に移行しています。子どもの状況や保護者の要望で慣らし保育に2週間ほどかける場合もあります。入園したばかりの子にはつねに保育者がそばにいて気持ちを受け止め落ち着けるように配慮しています。

転園の不安を持つ保護者の相談に応じ、今後も園に話しに来てくださいと伝えています

0歳~2歳児クラスまでの園であるため、子どもたちは認可保育園など次の園へ移っていくことになります。年度途中に転園・退園する場合は、年度末にお別れする子と同じように、製作品をまとめ写真やメッセージを添えた思い出帳を贈り、最後の登園日には、担任の工夫でミニお別れ会をしています。転園後が心配な保護者も多く、認証園と認可園の違いなどについて説明して不安解消に努めています。保護者にはこれからも何かあったら園に話しに来てくださいと伝え、親子がいつでも立ち寄れる場所にしています。


  サブカテゴリー3 個別状況の記録と計画策定
  評価項目1 定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している 実施状況
  標準項目1 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  標準項目2 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  標準項目3 アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  評価項目2 全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している 実施状況
  標準項目1 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  標準項目2 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況(保護者の意向を含む)の変化に即して、作成、見直しをしている
  標準項目3 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  標準項目4 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  標準項目5 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  評価項目3 子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している 実施状況
  標準項目1 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  標準項目2 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  評価項目4 子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している 実施状況
  標準項目1 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  標準項目2 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
講評
「全体的な計画」を基礎に年・月・週の指導計画を作成し個別月案を立てています

「全体的な計画」を基に、0歳児の低月齢児・高月齢児、1歳児、2歳児それぞれの年間指導計画を作成して、月案、週案で具体化な保育内容を計画しています。また毎月子ども一人ひとりについて、個人案として個別の指導計画を作っています。たとえば2歳児クラスの子の個人案では、ねらいを「身の回りのことを自分でしようとする」とし、「自分で着脱できるように援助していく」配慮をした結果、月末の評価・反省欄には「脱ぎ着しやすい服を用意してもらい、丁寧にやりかたを伝えたことでスムーズに着脱できるようになった」と記入されています。

日々の活動は保育日誌に記録し、1人の子どもの歩みは発達経過記録に記載しています

子どもたちの日々の活動は、保育日誌に記入しています。日誌ではクラスの様子を書く文の中に出てくる子どもの名前を丸で囲み、個々の子どもの様子を把握できるようにしています。1人の子が成長していく姿は、発達経過記録を使って「自分の名前に反応する」「ボールをける」「いろいろな歌を歌う」等の指標に達した時期を記し、文章によるまとめを定期的に記入しています。1人の子どもの発達経過記録は1ヵ所にまとめ、在園中の成長が時系列で確認できるようになっています。

各クラスの登降園時チェック表や昼礼、職員会議等により子どもの情報を共有しています

各クラスには登降園時チェック表が置かれ、子どもの契約保育時間と実際の登園時間、お迎え時間、登園時の連絡事項、降園時の連絡事項などを記入するようになっています。出勤時間が異なる職員は、登降園時チェック表を見てその日の子どもの様子を把握することができます。毎日の昼礼は園全体の連絡事項と個々の子どもの情報を伝達する場になっています。昼礼の内容は昼礼ノートに記録され、その場にいなかった職員も内容を確認しています。また月に一度の職員会議では子どもの状況をより深く伝え合い話し合っています。


  サブカテゴリー4 サービスの実施
  評価項目1 子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている 実施状況
  標準項目1 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  標準項目2 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  標準項目3 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  標準項目4 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  標準項目5 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  標準項目6 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】 小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携を図っている -
講評
子ども一人ひとりの発達段階や成長過程を把握して保育をしています

子どもの生活する力や遊びの発見、表現する力などは指導計画に盛り込まれています。同年齢でも子ども一人ひとりの発達状況は異なっており、保育者は日々の関わりの中から、どの発達段階にいるのかを職員間で共有し、子ども一人ひとりの発達状況や特性を把握して、状況に応じてさまざまな教材や玩具を使った遊びができるよう工夫しています。絵本のお話を聞いているうちに子ども自身がお話を始めるなど、一つ一つ発達段階で見せている様子を大切にして、子どもの発想を肯定的に受け止め、子どもに寄り添った援助をしています。

0歳児クラスの子が主体的に過ごせる環境を作り落ち着きのある空間で過ごしています

少人数の認証保育園という点を活かし、その時に在園している園児の年齢や発達に合わせ、室内の環境設定を心がけています。0歳児の保育スペースを生活に合わせてパーティションで区切り、食事、遊び、睡眠の場所を作り落ち着いて生活できるよう工夫しています。好きな場所にハイハイして移動したり、素材や感触の異なる玩具、音の出る玩具、なめても安全な玩具などで遊んでいます。保育者はゆったりと関わって子どもの発する声に応え、愛着関係を大切にした安心感の中で、子どもが自発的に行動し好奇心や関心を育む保育に努めています。

異年齢保育の良さを職員間で話し合い、子ども同士が関わり合えるよう支援しています

朝夕は合同保育をして異年齢の子どもたちが関わる機会を設けています。子どもは保育者との信頼関係が土台となり、他の子どもへと視野を広げています。ワンルームの部屋を年齢ごとに区切り、異年齢の子どもたちの関わりがスムーズにできる空間になっています。1、2歳児は朝や帰りの会で一緒に歌ったり絵本を見たり、散歩に手をつないで出かけてやりとりし、子ども同士が互いに刺激を受けながら関わる姿が見られます。職員は異年齢児の関わりについて共有し、子ども同士の関わりが深まるよう仲立ちして、思いやりや愛着が芽生えるよう支援しています。

  評価項目2 子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている 実施状況
  標準項目1 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  標準項目2 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  標準項目3 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  標準項目4 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
講評
登降園時に保護者と子どもの健康状態などを伝え合い生活のつながりに配慮しています

今年度は登園時に玄関で親子とも検温をしてもらうように変更し、手洗いと消毒を徹底して園内に入ることへの協力を得ています。保護者が基準の体温を超えている場合は、玄関で受け入れています。保護者に子どもの食事、睡眠などの家庭での様子や体温、機嫌などの健康状態を連絡帳や口頭で確認しています。降園時はその日の子どもの体調や遊びの様子をエピソードなどを交えて話し、昼礼で確認した連絡事項などを伝え、連絡漏れがないよう気をつけています。連絡帳を毎日やりとりし子どもや保護者の情報を全職員で共有し、連携しながら対応しています。

保護者との連携を大切にして基本的な生活習慣が身につくよう援助しています

基本的な生活習慣については、送迎時の会話やクラスだよりなどでその大切さを保護者に伝え、現在の子どもの状態を確認し合い、一人ひとりに合わせて身につくよう家庭と連携し援助しています。排泄面でも家庭の状況に合わせながら無理なくトイレに誘い、パンツに移行できるよう進めています。訪問調査時には、2歳児が散歩から戻り、手洗いや排泄、着替え、給食準備と個別の援助がおこなわれている場面が見られました。保育者は子どもが自ら行動したくなるような言葉かけや関わりを心がけ、年齢に合った生活習慣が身につくよう援助しています。

子どもの生活リズムや体調などを考慮して休息や睡眠が取れるようにしています

午睡の時間は、年齢ごとに基本的な入眠時間や長さがデイリープログラムで決まっていますが、連絡帳や保護者との会話で把握した子どもの健康状態、家庭での生活リズムを考慮し、一人ひとりの状態に合わせて入眠時間や睡眠時間を調整しています。家庭環境や年齢、保育時間を考慮して、0歳児は必要があれば午前中にも睡眠が取れるよう個別に対応し、十分な睡眠が取れるようにしています。室内に空気清浄機を設置し、室温や換気など睡眠時の環境にも気を配っています。睡眠には個人差があり、早く目覚めた子どもは静かな遊びをして体を休めています。

  評価項目3 日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している 実施状況
  標準項目1 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  標準項目2 子どもが人と関わる力を養えるよう援助している
  標準項目3 子ども一人ひとりの状況に応じて、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  標準項目4 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  標準項目5 子どもの心身の発達が促されるよう、戸外・園外活動(外気浴を含む)を実施している
  標準項目6 生活や遊びを通して、子どもが自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
講評
身近な大人との関わりの中で言葉を交わすことの楽しさを味わえるように育んでいます

担任保育士との信頼関係や愛着関係を形成することを大切にして、子どもの話に耳を傾け温かい関わりややりとりを通して、言葉を交わすことの楽しさを味わえるようにしています。子どもの何かを伝えようとする気持ちを受け止め、オムツ交換をする時は「きれいにしようね」「気持ちよくなったね」と話しかけたりしています。絵本を見ながら歌ったり、同じ絵本を繰り返し読んで言葉に興味関心が持てるようにしています。朝の会で名前を呼ばれて返事をしたり天気を言ったりし、日常の言葉のやりとりを通して、言葉に対する感覚を育んでいます。

リトミックや英語遊びを取り入れさまざまな表現が楽しめるよう援助しています

今年度から外部専門講師を招き、リトミックや英語遊びを始めました。1、2歳児を対象に月2回ずつの計画を立てて9月から実施しています。リトミックでは2人の講師によりピアノに合わせて体を動かし、リズム遊びを楽しみながら音の大きさや速さなどにも興味を示し、表現する力や想像する力を養って、様々な表現が楽しめるよう援助しています。英語遊びではネイティブの先生との触れ合いを喜び、挨拶や数、色などを真似て発音したり、音楽に合わせて体を動かしたり踊って表現するのを楽しみ、徐々に講師と英語の雰囲気に慣れて親しみを感じています。

天気の良い日は散歩にでかけさまざまな自然に触れる機会を大切にしています

園周辺には公園が多く、子どもの成長や目的に応じて散歩にでかけています。目的地までの往復路や公園、土手で季節の草花を見たり虫を探したり、落ち葉やどんぐりを拾うなどして自然との触れ合いを楽しみ、空や風の変化から季節の移り変わりを全身で感じています。公園の砂場や滑り台、ブランコなどで遊んだり、しっぽとりでおいかけっこをしたり、散歩で長い距離を歩くなどして体力をつけています。午後のおやつ後にも時々散歩にでかけて気分転換をしています。夏には人数を制限しながら、バルコニーでペッボトルや色水などで水遊びを楽しみました。

  評価項目4 日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している 実施状況
  標準項目1 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  標準項目2 みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  標準項目3 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
講評
感染防止のため行事の内容を見直し、できる範囲で楽しめる行事をおこなっています

今年度は区や法人の指導を受けて保護者参加行事を見直し、中止や内容変更をしました。七夕祭りは夕方に親子で楽しめるイベントでしたが、保護者参加を取りやめ、保護者に作ってもらった短冊を笹に飾って、子どもたちだけで七夕会とお祭りごっこに変更して遊びました。毎月の誕生会は誕生児の保護者の参加を得て一緒に祝う特別な日になっていましたが、今は保護者の参加を見送っています。登園自粛期間中に誕生日を迎えた子どもたちもいるため、3ヵ月ごとに一緒に祝う誕生会として実施しています。9月の親子遠足は3月のお別れ遠足に変更しました。

子どもたちは行事前に歌の練習や製作活動に取り組み、楽しみにして当日を迎えています

年間を通して誕生会や七夕会、ハロウィン、クリスマス会、節分など成長の節目となる行事や伝承行事をおこなって、各年齢に合わせた参加ができるようにしています。七夕には折り紙で笹飾りを作ったり、クリスマスにはツリーなど行事にちなんだ製作活動に取り組んでいます。また、毎日行事の歌を歌って楽しみに待ち、期待して当日が迎えられるようにしています。保育室には季節感のある子どもの作品を飾り、保護者にも送迎時に見てもらっています。お月見には2歳児が月見団子を作って飾り、季節を感じています。

行事の時はアンケートを実施して保護者の意見を反映させるようにしています

行事内容を決める時は前年度の反省を踏まえて保護者の意向も反映させるようにし、より満足してもらえる行事を実施したいと考えています。行事予定表は年度末に配付し、保護者参加の行事は夕方や土曜日に設定して協力が得られるように取り組んでいます。今回の利用者調査では行事に対する要望などは寄せられていませんが、「行事の日程は参加しやすいように十分な配慮がなされていると思いますか」の設問に73%の方が「はい」と回答しています。行事後は保護者にアンケートを取って感想や要望を聞いて把握し、次回に活かすようにしています。

  評価項目5 保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている 実施状況
  標準項目1 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  標準項目2 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
講評
長時間保育の子どもたちがゆったりとした気持ちで過ごせるよう配慮しています

開所時間は月曜日から土曜日まで7時から20時となっています。現在は19時、20時までの長時間の保育を必要とする子どもは少人数で、保護者のさまざまな働き方により、ほとんどの子どもは18時15分ごろまでに降園しています。子どもの人数が徐々に減って寂しい思いを感じないよう、スキンシップを取りながら子どもの遊びたい玩具などを用意して、保護者の迎えを待てるように配慮しています。保護者の方もコロナ禍の中、少しでも早く子どもの迎えに来ようと努力をされています。

早番遅番をどの職員が担当しても安心して過ごせるよう日常の関わりを大切にしています

日ごろから職員全員で子どもたちの様子を共有しています。朝夕の合同保育や午前中の活動などで触れ合いを重ね、子どもがどの職員のことも信頼して安心できるよう、保育者と子どもの関係づくりを心がけています。子どもが安全で快適に過ごせるよう保育室の玩具や空間などの環境を整え、日中の子どもの様子は昼礼などでしっかりと引き継ぎ、担任保育士以外でもわかるようにしています。一対一で絵本を読んだり、ブロックなどで一緒に遊び、子どもが楽しい思いを持って帰ることができるよう配慮しています。

  評価項目6 子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している 実施状況
  標準項目1 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  標準項目2 メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  標準項目3 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している                                                                                        
  標準項目4 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
講評
季節感のある食事を提供し楽しく食べられるよう配慮しています

旬の食材を取り入れて薄味を心がけ、彩りを大切にして給食を提供しています。日本の食文化や食の知恵を伝えながら、献立には外国の料理や、北海道の鮭のちゃんちゃん焼き、愛知県の味噌煮込みうどんなどの郷土料理を取り入れています。七夕やハロウィン、クリスマスなどの行事食にも工夫を凝らし、冬至にはかぼちゃ料理を食べています。今年度はバイキング給食はできませんが、和やかな雰囲気の中で様々な食材が食べられるよう声かけし、子どもたちは好きな食べ物を増やしています。調理員は喫食状況を観察し、大きさや硬さなどを確認しています。

子ども一人ひとりの状態に合わせて保護者と相談しながら離乳食を進めています

子ども一人ひとりの成長発達に合わせて、初期食、中期食、後期食と数段階の離乳食形態を提供し、保育者は安心してゆったりと食べる環境を整えて個々に援助し、子どもたちは自分のペースで食べています。初めての食材は「離乳食食材チェックリスト」をもとに家庭で食べてもらい、何事もないことを確認して園で提供しています。子どもの成長に合わせ、食べ方や量、食べ物の消化具合、歯の生え方などを考慮し、保護者と相談しながら離乳食を進めています。離乳食食材チェックリストは連絡帳の後ろにつけて保護者と園で同時に確認できるようにしています。

年間食育計画を作成して計画的に食育に取り組み「食」への関心を育んでいます

年間食育計画を作成し、2ヵ月に1度食育活動に取り組んでいます。2歳児はトマトやピーマンを栽培しようと計画し、苗を買う下見にでかけました。保育者は店内で野菜の苗を見せながら話をして、子どもたちはどんな野菜ができるかを想像しました。水やりをしながら保育者と一緒に生長を観察し、食べ物への興味を高めています。野菜のスタンプ遊びをして、押してできたピーマンやオクラ、レンコンの形を見て子ども同士で喜んでいます。夏にはすいか割りをして割れた破片をそっと触ってみたり、3時のおやつのラップおにぎりづくりをして食べています。

  評価項目7 子どもが心身の健康を維持できるよう援助している 実施状況
  標準項目1 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  標準項目2 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  標準項目3 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
  標準項目4 子どもの入退所により環境に変化がある場合には、入所している子どもの不安やストレスが軽減されるよう配慮している
講評
遊びを通して体力をつけ自分の動きをコントロールする力が身につくよう援助しています

天気の良い日は外気浴や散歩をおこない、長い距離を歩いて足腰をきたえています。今年度から外部の専門講師によるリトミックを毎月2回実施して、子どもの体力を向上させ、ケガを避ける多様な動きができるようにしています。0歳児は安全な場所でハイハイを十分にできるようにし、1、2歳児は歩行が十分に確立していない子どもと、動きが活発な子どもの動線が交差して危険につながらないよう見守っています。子どもたちがリズム遊びや運動遊びの中で、自分の動きをコントロールする力が徐々に身につくように援助しています。

子どもたちに手洗いや交通ルールなどを伝え安全に生活できるよう配慮しています

子どもの健康支援には、毎日の健康をチェックする目と、時間をかけて発育・発達を見守る目が欠かせません。保育中の子どもの様子をよく観察することを基本とし、遊びの後や食事前の手洗い、散歩や食事後のうがい、汚れたら着替えるなど、健康に過ごすために大切なことを伝えています。散歩に出かけた時は、車が通る道の歩き方や信号の見方、横断歩道の渡り方などを伝えています。子どもたちは毎月の避難訓練に参加して災害から身を守る方法を学んでいます。職員は嘱託医から新型コロナウイルス感染症対応等について助言を受け、保育に活かしています。

保護者に乳幼児突然死症候群や感染症の情報を提供し予防に努めています

入園のしおりに、病気やケガ、保健関係について記載しています。感染症については重要事項説明書に記載し、玄関や保育室に感染症の一覧表を掲示しています。2ヵ月ごとにほけんだよりを発行し、10月号ではインフルエンザと風邪の違いについての情報を伝えています。園内で感染症が発生した時は感染症対応マニュアルに基づいて対応し、速やかに病名と人数などを掲示し保護者に伝えています。乳幼児突然死症候群については、0歳児は5分ごと、1・2歳児は10分ごとに午睡時のチェックをして記録し、うつ伏せや横向きの姿勢を直して観察しています。

  評価項目8 保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている 実施状況
  標準項目1 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  標準項目2 保護者同士が交流できる機会を設けている
  標準項目3 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  標準項目4 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  標準項目5 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
講評
一人ひとりの子育て事情に配慮して保護者支援をおこなっています

入園時に保護者の個々の事情について聞き取り、基本的な保育時間を決めています。コロナ禍の中、保護者の就労状況が変化し自宅勤務になる例もあり、保護者の立場に立った支援ができるよう配慮しています。降園時には以前より会話が減ったと保護者が感じないように言葉を交わし、園での子どもの様子を詳しく伝え、安心して預けてもらえるよう心がけています。今年度からオムツの回収を園ですることになり保護者に喜ばれています。職員は子どもの成長を送迎時や個人面談などで保護者と共有し、信頼関係を築くことに努めています。

子育てについて園と保護者の間で共通認識が得られるよう取り組んでいます

行事や保護者会などで保護者同士が交流する機会を設けていますが、今年度は保護者会を中止し、0・1歳児は保育参観、2歳児は保育参加に変更しました。0・1歳児は子どもに気づかれないよう遊びや食事を見てもらい、2歳児は子どもたちと一緒に遊んでもらいました。保護者から「トイレで便器に座っていた、別日に父も参加したい」「食事や遊びなど子育てに役立つ事ばかり見られて良かった」「先生方の声かけや接し方を学ばせてもらい家庭での向き合い方を見直すきっかけになった」などの感想が寄せられ、保育を知ってもらう良い機会となっています。

保護者と共に子どもの成長を喜び共有して信頼関係を築くことに努めています

日々の活動を連絡帳に記載したり口頭でエピソードを直接伝え、保護者と職員で喜びを感じ合い、家庭からの様子も把握し連携を取りながら子どもの成長を共有しています。玄関に毎月の誕生児を掲示して紹介したり、園からのお便りや日々の活動を写真と文章で構成して掲示し、保育の「見える化」を工夫しています。職員は子ども一人ひとりの個性や子どものチャレンジする気持ちにしっかり向き合い、適切な援助をしながら子どもの育ちを保護者に伝え、保育方針である「保護者と共に子どもの成長を喜び合います」の実現に向けて取り組んでいます。

  評価項目9 地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている 実施状況
  標準項目1 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  標準項目2 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している ×
講評
コロナ禍において子どもたちが地域社会と交流するのは困難な状況にあります

近隣の児童センター、消防署の見学、区民プールでの水遊びなど、地域の施設を利用して保育をおこなっていましたが、新型コロナウイルス感染症対応で交流ができない期間が続き、現在は控えています。子どもたちは近隣の公園に散歩にでかけて、出会う地域の方と「おはようございます」と挨拶を交わして顔なじみの関係づくりをしたり、工事現場の誘導員と挨拶を交わして、安全に通るのを見守ってもらっています。新しい生活様式を守って日常が戻るのを待ち、徐々に出来ることから取り組んでいきたいと考えています。


  サブカテゴリー5 プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
  評価項目1 子どものプライバシー保護を徹底している 実施状況
  標準項目1 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  標準項目2 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
  評価項目2 サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している 実施状況
  標準項目1 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  標準項目2 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  標準項目3 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
講評
子どもの名前や写真の使用目的と範囲を示しプライバシー情報を注意深く管理しています

子どもと保護者のプライバシーを守ることについては、利用契約書の秘密保持の項で約束しています。重要事項説明書には、園児の名前や写真は、ロッカー・フック・くつ箱、壁に貼る当番表・誕生表・作品など、園生活に必要な範囲に限定して使用することが明記されています。また園児の写真や映像の使用については、掲載承諾書により保護者の同意を得ています。保護者には、園内では携帯電話を使わない、写真や動画を撮らない等のルールに協力を求め、保育場面の写真などをSNSに掲載することがないように依頼しています。

オムツを替える場所には衝立を立てるなど子どもの羞恥心に配慮した支援をしています

子どもの羞恥心に配慮し、トイレの前やオムツを替える場所には、衝立で目隠ししています。着替えの際は裸にせず、上衣だけ、下衣だけを脱ぎ着するようにしています。お漏らしなどを叱ったりせず、子どもが恥ずかしい思いをしないように手早く着替えさせています。常に子どもを尊重した対応を心がけ、あだ名で呼んだり呼び捨てにしたりせず、名前に「くん」や「ちゃん」をつけて話しかけています。日常保育の中で子ども一人ひとりの視点に立った配慮を大切にし、肯定的な言葉を使って話しかけるようにしています。

職員は児童虐待の知識を持ち気になることがあれば職員会議で情報交換しています

家庭により異なる価値観や生活習慣を尊重し、無理のない園生活を送れるように配慮しています。保護者には、子どもが9時半からの散歩に一緒に出かけて戸外活動を楽しめるよう登園時間を守ってもらうことに理解を得ています。園として児童虐待や育児困難家庭の事例を経験していませんが、職員は研修等により知識を身につけています。子どもの体に不自然なアザや傷はないか、親子の関わり方や態度に変わったことはないかを見て、気になることがあれば施設長や主任に伝え、職員会議で情報交換して注意深く見守っています。


  サブカテゴリー6 事業所業務の標準化
  評価項目1 手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている 実施状況
  標準項目1 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  標準項目2 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  標準項目3 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  評価項目2 サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている 実施状況
  標準項目1 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  標準項目2 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
講評
危機管理、感染症対応、衛生管理、アレルギー対応等のマニュアルが整備されています

本社と協働し、園で活用できるよう各分野のマニュアルを整備しています。危機管理マニュアルでは、危機に面したとき誰が指揮権を持つかを定め、地震、火災、光化学スモッグなど様々な災害から子どもたちを守る手順が書かれています。感染症対応マニュアル、衛生管理マニュアル、給食衛生管理マニュアル、給食食物アレルギー対応マニュアルなども作成されています。また職員マニュアルは、登降園タイムカード・契約など保護者対応の章と、残業・交通費・有給休暇・電話対応・服装・出退勤など職員の章から構成されています。

出退勤時チェック表により開園前と閉園時の仕事を順序よく遂行できるようにしています

「出退勤時チェック表」には、最初に出勤した職員と最後に退出する職員がする仕事のチェック欄が設けられています。朝一番に来た職員は、エアコンを付けて、防犯カメラの電源を入れ、玄関の外を掃除し、室内にモップがけをしテーブルを拭くなどの作業を順序よく進めて子どもたちを迎える準備をします。最後に退出する職員は、パソコンの電源を切り、散歩車を中に入れる等の仕事をしています。シフト勤務をしている職員が出退勤時チェック表にチェックを入れていくことで、誰に交替しても朝夕の業務が間違いなく遂行できるようになっています。

現場職員の意見を集めて入園のしおりの見直し、基本マニュアルの改訂を実施しています

入園のしおりなど基本的な文書は年度単位で見直し、実情に合ったものに改訂しています。入園のしおりは全職員に配付し、保護者とのやりとりを通じて把握した説明不足の所や分かりにくい所をどう修正すべきか、各クラスからの意見として出してもらい、年明けの2月に次年度版を作るようにしています。また基本的な職員マニュアルや保育マニュアルは整備が不十分なところがあり、大規模な改訂をしているところです。マニュアル改訂作業も現場職員の率直な意見を集約しながら進められています。