東京都福祉サービス第三者評価  評価結果





評価結果基本情報

評価年度 令和2年度
サービス名称 認証保育所A型・B型
法人名称 株式会社バンビーノ
事業所名称 バンビ保育園
評価機関名称 特定非営利活動法人 NPO専門職ネット

コメント

利用者調査については、あらかじめ評価実施のお知らせを園を通じて保護者へ周知した。その後、アンケート用紙を調査実施の案内状と返信用封筒(料金受取人払郵便)を添えて園を通じて配付し、直接評価機関へ返送して回収するという形式をとった。職員への周知は、内容や記入の流れを簡潔にまとめた書面を同封し、第三者評価の理解と記入法等を周知徹底した。前回の評価を踏まえた改善への取り組みや工夫点などにも着目して評価を実施した。


(内容)
 Ⅰ 事業者の理念・方針、期待する職員像
 Ⅱ 全体の評価講評
 Ⅲ 事業者が特に力を入れている取り組み
 Ⅳ 利用者調査結果
 Ⅴ 組織マネジメント項目(カテゴリー1~5、7、8)
 Ⅵ サービス提供のプロセス項目


公益財団法人東京都福祉保健財団
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Ⅰ 事業者の理念・方針、期待する職員像

1 理念・方針  (関連 カテゴリー1 リーダーシップと意思決定)
  事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など)

1) 経営理念 2) 運営方針 3) 地域住民との交流 4) 個人の尊厳 5) 保護者との連携

 
2 期待する職員像  (関連 カテゴリー5 職員と組織の能力向上)
  (1)職員に求めている人材像や役割

資質の向上のために努力し、ニーズに合った保育ができるよう研修会に積極的に参加すること

 
(2)職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

無事故に徹し、園児たちが楽しく過ごせる環境を作る

 


Ⅱ 全体の評価講評

全体の評価講評

特に良いと思う点
1 職員の定着率が高く、保護者との間の信頼関係につながっている

当保育所は認証保育所として開所後10年以上経過しているが、これまで人間関係等を理由に不本意な退職をした職員はほとんどおらず、職員の定着率は非常に高くなっている。そのため、個々の職員は、誰もが一人ひとりの子どもの特徴を熟知することができ、保護者との関係においても、担任か否かに関わらず、的確な対応が可能となっている。今回の利用者調査の集計結果を見ても、職員と保護者との信頼関係に関する質問に対しては、回答者全員が肯定的な回答を寄せている。
2 英語の時間、多様な玩具など、子どもたちが楽しく遊べるように工夫している

月に2回、外部から講師を招き、英語の時間を設けている。子どもたちは、英語の歌や踊り、カード遊びなどを通じて、楽しみながら、英語に慣れ親しむことができる。また、玩具について、市販のものに加え、職員による手作りのものを活用したり、朝夕の時間帯専用のものを用意するなど、いつでも子どもたちが楽しく遊べるように工夫している。
3 地域との関りを重視した取り組みを行い、地域に根付いてきている

当保育所は日頃から、地域との関りを重視しており、たとえば、日々の散歩において、職員や子どもたちは、近隣の商店街等の人々に積極的に挨拶をしたりしている。また、今年度はコロナ禍の影響で中止されているが、園舎を地域の子ども食堂のスペースとして提供したり、中学生の職場体験を受け入れるなど、地域貢献の取り組みにより、地域に根付いてきている。

さらなる改善が望まれる点
1 職員が長期勤務によるマンネリ化に陥らないよう、気を付けていく必要がある

職員の多くは、長期間、当保育所に勤続しており、安定した職員体制が築かれている。しかし他方で、開所から既に10年以上が経過しており、そろそろ緊張感が少しずつ低下し、業務のマンネリ化、馴れ合いに陥るリスクが気になる時期に差しかかってきている。何か問題があれば、職員から率直に声を上げ、改善していくという職場風土の醸成に取り組んでいくことが望まれる。
2 玩具等の整理整頓にもう少し力を入れることが望まれる

当保育所は、玩具等、子どもたちが遊びに使用するものの設置については、充実している。しかしながら、その整理整頓となると、必ずしも十分な対応ができているとは言えない面も見受けられ、職員が収納場所がすぐにはわからないといったこともあるようである。今後は、玩具等の収納場所をきちんと決めて、使っていないときは、その場所への収納を励行し、子どもたちの遊びがより円滑にできるようにしていくことが望まれる。
3 新型コロナウイルス感染症対策による制約を踏まえた計画的な園運営について、今年度の体験を踏まえて検討していくことが望まれる

今年度は、予期せぬコロナ禍により、一定期間の休園等、計画的な園運営が阻害される事態が生じた。幸い、当保育所においては、大きな制約を受けつつも、子どもの最善の利益を考えた臨機応変な対応に努めることができ、利用者の信頼は維持されている。来年度は、本年度の体験を踏まえ、外部環境の一定の制約の下でも、できる限り計画的な園運営ができるよう、早急に検討していくことが望まれる。

Ⅲ 事業者が特に力を入れている取り組み

1 ★ 新型コロナウイルス感染症対策も踏まえ、衛生管理に取り組んでいる

従来から、施設の消毒や子ども・職員の健康状態のチェックなど、衛生面のリスク管理に取り組んできた。今年度は新型コロナウイルス感染症対策の観点から、園外の遊具なども含めた消毒の徹底強化、子どもの午睡の場所の配慮(密にならないように、子どもを配置する)などに取り組み、感染症予防等の衛生管理に取り組んでいる。
関連評価項目(事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる)
2 ★ 職員間の意思疎通が良好であり、話合いにより共通認識が得られるように取り組んでいる

本保育所は定員24名の小規模施設であり、園舎もワンフロアでオープンな構造になっている。また、本保育所における経験年数が豊富な職員が多いこともあり、職員間のコミュニケーションは良好といえる。このような環境を活かし、園運営や子どもの姿、研修受講の成果等について、日頃から話し合いを重視し、職員間の共通認識が得られるよう取り組んでいる。
関連評価項目(組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる)

Ⅳ 利用者調査結果

調査概要
調査対象:調査票配配付日現在の子どもの総数(24名)に対する保護者世帯(23世帯)を単位として対象とした。

調査方法:アンケート方式  
利用者調査実施の案内状と返信用封筒(料金受取人払郵便)を添えて、アンケート用紙を園を通じて配付した。記入後のアンケートは、園を介さずに、直接評価機関へ郵送という形で回収した。

利用者総数 24人
利用者家族総数(世帯) 23世帯
アンケートや聞き取りを行った人数 23人
有効回答者数 20人
回答者割合(%) 87.0%

総括
施設に対する総合的な感想としては、「大変満足」という回答が全体の8割、残りの2割も「満足」との回答であった。自由意見を見ても、職員の子どもに対する対応への感謝の念が、多く寄せられていた。 個別の項目に対する回答を見ると、回答者全員が「はい」と回答している項目が全体の3分の1を超える(17項目中6項目)一方、「いいえ」という回答があった項目はなかった。外部の苦情相談窓口の周知に関する質問項目については、「はい」との回答が約3分の2にとどまったが、この項目では「非該当・無回答」との回答が3分の1を超えており、特に相談の必要性を感じていない方が多いことの表れだと思われる。

利用者調査結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
はい 19人  どちらともいえない 1人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の大半が「はい」と答え、残りの1名は「どちらともいえない」という回答であった。 個別意見の記載は、特になかった。
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
はい 20人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の全員が「はい」と答えていた。 個別意見としては、「いつも、楽しかったと言って帰ってくる」という趣旨のものがあった。
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
はい 17人  どちらともいえない 3人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の多くは「はい」と答え、残りの3名は「どちらともいえない」という回答であった。 「はい」と答えた方の個別意見として、「食べたがらない子どもへのアドバイスなどもしてもらえる」といった趣旨のものがあった。
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
はい 18人  どちらともいえない 2人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の9割が「はい」と答え、残りは「どちらともいえない」との回答であった。 「はい」と答えた方の個別意見として、「家ではできない水遊びや子どもが喜ぶことをやっている」といった趣旨のもの、「どちらともいえない」と答えた方の個別意見として、「今年はコロナ禍の影響で行事ができなかったり、暑さの影響で戸外遊びができなかったこともあったが、できる範囲でやっていただいており、助かっている」といった趣旨のものがあった。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
はい 18人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 2人 
回答者の9割が「はい」と答え、残りは「非該当・無回答」であった。 「はい」と回答した方の個別意見として、「これが一番ありがたいと思っている」といった趣旨のものがあった。
6.安全対策が十分取られていると思うか
はい 17人  どちらともいえない 3人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の多くは「はい」と答え、残りの3名は「どちらともいえない」という回答であった。 「はい」と答えた方の個別意見として、「危ないことについては、注意もしてくれる」といった趣旨のものがあった。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
はい 16人  どちらともいえない 2人  いいえ 0人  無回答・非該当 2人 
回答者の8割が「はい」と答え、残りは「どちらともいえない」と「非該当・無回答」に分かれた。 「非該当・無回答」と答えた方の個別意見として、「今年はコロナ禍の影響でほとんど行事ができなかった」といった趣旨のものがあった。
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
はい 20人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の全員が「はい」と答えていた。 個別意見としては、「話しやすい職員が何人もいる」、「アドバイスをくれるので、ありがたい」、「いつも話を聞いてくれるので安心している。兄弟のことも気に掛けてくれ、保育園で話すことができてほっとしている。」といった趣旨のものがあった。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい 20人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の全員が「はい」と答えていた。 個別意見としては、「いつもきれいになっている」、「園内に入る機会が少ないため、細かいことはわからないが、清潔な印象はある」といった趣旨のものがあった。
10.職員の接遇・態度は適切か
はい 19人  どちらともいえない 1人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の大半が「はい」と答え、残りの1名は「どちらともいえない」という回答であった。 「はい」と回答した方の個別意見として、「職員の笑顔が良いと思う」といった趣旨のものがあった。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい 17人  どちらともいえない 1人  いいえ 0人  無回答・非該当 2人 
回答者の多くが「はい」と答え、残りは「どちらともいえない」と「非該当・無回答」とに分かれた。 「はい」と回答した方の個別意見として、「絆創膏を嫌がる子どもに、かわいい絵を描いたりしてくれた」といった趣旨のものがあった。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい 17人  どちらともいえない 1人  いいえ 0人  無回答・非該当 2人 
回答者の多くが「はい」と答え、残りは「どちらともいえない」と「非該当・無回答」とに分かれた。 「はい」と回答した方の個別意見として、「職員は話しやすく、信頼できる」といった趣旨のものがあった。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい 20人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の全員が「はい」と答えていた。 個別意見の記載は、特になかった。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
はい 20人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の全員が「はい」と答えていた。 個別意見の記載は、特になかった。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
はい 20人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 0人 
回答者の全員が「はい」と答えていた。 個別意見の記載は、特になかった。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
はい 18人  どちらともいえない 0人  いいえ 0人  無回答・非該当 2人 
回答者の9割が「はい」と答え、残りは「非該当・無回答」であった。 個別意見の記載は、特になかった。
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい 13人  どちらともいえない 1人  いいえ 0人  無回答・非該当 6人 
回答者の約3分の2が「はい」と答え、残りの多くは「非該当・無回答」であった。 個別意見の記載は、特になかった。

Ⅴ 組織マネジメント項目(カテゴリー1~5、7、8)

※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー1  リーダーシップと意思決定
  サブカテゴリー1  事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている
  評価項目1 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している 実施状況
  標準項目1 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  標準項目2 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
  評価項目2 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている 実施状況
  標準項目1 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  標準項目2 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
  評価項目3 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している 実施状況
  標準項目1 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  標準項目2 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  標準項目3 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
講評
運営法人の経営理念を踏まえ、保育園の目標を成文化し、周知している

運営法人の経営理念を踏まえ、保育園の目標(5項目)を成文化し、法人の代表や園長が、職員会議等で職員への周知徹底に取り組んでいる。また、園生活のしおりや園のホームページ等にも保育園の目標を明記し、入園説明会での説明などを通じて、利用者(保護者)の理解が得られるように努めている。

運営法人の代表が、随時現場に入り、迅速な意思決定を行なうことができる

運営法人の代表は、園を随時巡回しており、職員や保護者の意見・要望を直接吸い上げることができ、迅速な意思決定が可能となっている。また、代表が現場を熟知していることにより、園長と連携してリーダーシップを発揮していくことが容易になっている。

職員会議等での決定事項の周知に努めている

園の運営に関する基本事項については、主に毎月1回の職員会議での検討を経て決定されている。この職員会議には、非常勤職員も含め、原則として園職員が参加できるようになっている。利用者に関わる重要な案件については。毎月発行する園だよりや個別のお知らせ(書面)により、保護者への周知を図っている。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー2  事業所を取り巻く環境の把握・活用及び計画の策定と実行
  サブカテゴリー1  事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  評価項目1 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している 実施状況
  標準項目1 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  標準項目2 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  標準項目3 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  標準項目4 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  標準項目5 事業所の経営状況を把握・検討している
  標準項目6 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
  サブカテゴリー2  実践的な計画策定に取り組んでいる
  評価項目1 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している 実施状況
  標準項目1 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  標準項目2 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  標準項目3 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
  評価項目2 着実な計画の実行に取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  標準項目2 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
講評
利用者(保護者)や職員の意向を収集・検討している

園行事の際の利用者アンケートや登降園時の職員と保護者との会話などを通じて、利用者(保護者)の意向の把握に努め、職員会議等で検討し、園だより等で報告している。また、個人面談や職員会議等で、運営法人の代表が事業所運営に対する各職員の意向を確認し、対応可能な案件については、迅速に対応するように努めている。

運営法人の理念に基づき年間計画、予算編成に取り組んでいる

運営法人の経営理念に基づき、年間の計画を策定するとともに、外部の専門家と相談の上、予算編成を行なっている。計画の進捗については、毎月の職員会議などで検討し、必要な場合には、年度内であっても計画の変更を行なうようにしている。今年度はコロナ禍の影響で、一定期間の休園となり、当初の計画の変更を余儀なくされた点が少なくない。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー3  経営における社会的責任
  サブカテゴリー1  社会人・福祉サービス事業者として守るべきことを明確にし、その達成に取り組んでいる
  評価項目1 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  標準項目2 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
  サブカテゴリー2  利用者の権利擁護のために、組織的な取り組みを行っている
  評価項目1 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている 実施状況
  標準項目1 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  標準項目2 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
  評価項目2 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている 実施状況
  標準項目1 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  標準項目2 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
  サブカテゴリー3  地域の福祉に役立つ取り組みを行っている
  評価項目1 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  標準項目2 ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
  評価項目2 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている 実施状況
  標準項目1 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  標準項目2 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  標準項目3 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
講評
苦情解決のしくみの整備、職員の言動の振り返りなど、利用者の権利擁護に対応している

苦情解決の責任者を明確にし、それを重要事項説明書に記載することにより、利用者(保護者)への周知に取り組んでいる。また、日頃から職員の子どもや保護者に対する言葉遣いには留意しており、問題があった場合には、速やかに日々のミーティングや職員会議等で指摘し、是正を促すように取り組んでいる。

ホームページによる情報開示や中学生の職場体験の受入れなどに取り組んでいる

園に関する基本情報(教育方針、教育内容、主な年間行事、保育料、助成金など)については、園の職員が製作するホームページに掲載することにより、誰でも閲覧できるようにしている。また、例年、地元の中学生の職場体験を受け入れるなど、地域との関係作りに積極的に取り組んでいる。

地域の行事に場所を提供するなど、地域貢献に取り組んでいる

今年度はコロナ禍の影響で実施されていないが、毎月1回、日曜日に開かれる「子ども食堂」のスペースとして、園の建物を提供している。また、外部から講師を呼んで、子育て関連の講習会を実施するなど、事業所の機能を活かした地域貢献に取り組んでいる。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー4  リスクマネジメント
  サブカテゴリー1  リスクマネジメントに計画的に取り組んでいる
  評価項目1 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  標準項目2 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  標準項目3 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している ×
  標準項目4 リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる ×
  標準項目5 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
  サブカテゴリー2  事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  評価項目1 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている 実施状況
  標準項目1 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  標準項目2 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  標準項目3 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  標準項目4 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
講評
災害に備えてリスクマネジメントの対策に取り組んでいる

従来から、消防計画に基づく毎月の避難訓練など、防災を意識した対策に取り組んでいる。近年は、水害による園舎の水没のリスクを意識し、近隣にマンションの一室を購入するなど、対策の範囲を広げている。今後は、これまでの取り組みを踏まえて、総合的な事業継続計画(BCP)の策定に取り組んでいくことが望まれる。

事務作業のICT(情報通信技術)化を踏まえ、情報管理に取り組んでいる

事務作業のICT(情報通信技術)化を促進することにより、情報共有、業務の効率化を進めているが、他方で個人情報等の漏えいのリスクも高まっている。そのため、情報の重要性・機密性を踏まえたアクセス権限の設置や、USBメモリー(移動式記憶媒体)などを使った情報の持ち出しを厳禁するなど、情報管理の徹底に取り組んでいる。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー5  職員と組織の能力向上
  サブカテゴリー1  事業所が目指している経営・サービスを実現する人材の確保・育成・定着に取り組んでいる
  評価項目1 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている 実施状況
  標準項目1 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  標準項目2 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
  評価項目2 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している 実施状況
  標準項目1 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  標準項目2 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
  評価項目3 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  標準項目2 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  標準項目3 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  標準項目4 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
  評価項目4 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  標準項目2 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  標準項目3 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  標準項目4 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
  サブカテゴリー2  組織力の向上に取り組んでいる
  評価項目1 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる 実施状況
  標準項目1 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  標準項目2 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  標準項目3 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
講評
職員の定着が進んでおり、安定度の高い人材構成になっている

開設(平成21年)当初からの職員も多く、昨年度は退職者がいなかった。また、常勤職員8名に加え、非常勤職員3名が在籍し、職員の中には調理師も含まれているなど、定員24名の小規模園としては、職員体制の安定度が高い。ただ、他方で、職員体制の安定度の高さは、マンネリ化に陥いるリスクをはらんでいるので、今後は、この点も視野に入れた対応が望まれる。

職員のキャリアを踏まえた人材育成に取り組んでいる

本年度はコロナ禍の影響で、予定通りに進まなかった面もあるが、職員の一人ひとりのキャリア、適性に応じた研修の受講を奨励しており、職員は積極的に研修に参加し、キャリアアップに取り組んでいる。また、職員会議での発表や研修資料のファイル化などにより、研修受講の成果が全職員で共有できるように努めている。

職員の勤務条件・福利厚生に配慮した園運営を行なっている

子育てとの両立を目指す短時間勤務制度が定着しているなど、職員の「仕事と生活の調和」への配慮がなされており、区からワーク・ライフ・バランス推進認定企業としての認定を受けている。また、中小企業を対象とする福利厚生制度に加入するなど、職員の福利厚生にも配慮した園運営に努めている。


※実施あり:、実施なし:×、非該当:-  
カテゴリー7  事業所の重要課題に対する組織的な活動
  サブカテゴリー1  事業所の重要課題に対して、目標設定・取り組み・結果の検証・次期の事業活動等への反映を行っている
  評価項目1 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) 当保育所では、作業の効率化による職員の負担軽減、保育に関する情報共有の促進、情報管理の合理化等を目指しており、近年、書類作成等の業務のICT(情報通信技術)化を継続的に推進している。前年度も、保育計画の精緻化が進み、その反省(振り返り)が従前よりもしっかりとできるようになるなど、一定の成果を上げている。また、子どもたちの日々の様子については、職員がホームページのブログを随時更新するこよによって情報発信しているが、情報管理上のリスクを低減すべく、保護者がパスワードを入れて閲覧できるようにするなど、情報管理の見直しにも取り組んだ。
評語
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
業務のICT化については、今年度も引き続き、重要課題として取り組んでおり、事務作業の時間の短縮が進みつつある。今後の一つの方向性として、昨今のコロナ禍の影響を受けた社会の変化に対応すべく、たとえば、オンラインによる保護者へのより積極的な情報発信、育児に関する相談など、新たな試みを検討していくことが望まれる。 
  評価項目2 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ) 当保育所では、職員の資質の向上を目指し、従前から職員の研修受講を奨励してきた。前年度においても、職員の意向と事業所としての必要性を踏まえ、自己のキャリアアップ、スキルの向上を目指し、職員が多くの研修に参加し、その成果の共有に取り組むことができた。今回の職員の事業評価の結果を見ても、研修等の実施・機会等の付与については、高い評価がなされている。
評語
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
今年度については、コロナ禍の影響を受けたため、当初の計画通りに研修を受講することは困難になったが、オンラインでの受講等も取り入れ、能力開発への取り組みに支障が出ないように取り組んでいる。 

Ⅵ サービス提供のプロセス項目(カテゴリー6)

カテゴリー6 サービス提供のプロセス
  サブカテゴリー1 サービス情報の提供
  評価項目1 利用希望者等に対してサービスの情報を提供している 実施状況
  標準項目1 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  標準項目2 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  標準項目3 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  標準項目4 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
  標準項目5 事業所のサービス利用が困難な場合には、理由を説明したうえで、他の相談先紹介など支援の必要に応じた対応をしている
講評
ホームページや保育園のしおり等を活用し、園の情報をわかりやすく発信している

園の情報は、ホームページや保育園のしおりに、園の概要、園目標、1日の生活、年間の行事予定、延長保育料、持ち物、感染症と登園許可など、様々な情報が項目ごとにわかりやすく紹介されている。また、各行事や日常生活の様子などについても、ホームページで閲覧できるようになっている。

利用希望者や見学希望者のニーズに配慮し、個別的に対応している

利用希望者や見学希望者の問合せには、個別の状況に配慮して対応している。園の見学については、できる限り希望の日程に合わせ、随時受け入れるようにしているが、見学希望者の事情が許すならば、午後4時頃を設定し、多くの子どもたちが自由に遊ぶ姿を見てもらうようにしている。見学者には、園長が案内し、丁寧な説明を行なっている。

園利用が困難な場合でも、できる限りの対応に努めている

定員が充足している場合には、入園希望者に対してキャンセル待ちの申込みを勧めたり、近隣の他の保育園を紹介したり、行政の相談窓口を紹介するなど、できる限りの対応に努めている。


  サブカテゴリー2 サービスの開始・終了時の対応
  評価項目1 サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている 実施状況
  標準項目1 サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  標準項目2 サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  標準項目3 サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
  評価項目2 サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている 実施状況
  標準項目1 サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  標準項目2 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  標準項目3 サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
講評
入園の際には、園利用の基本ルールや重要事項の説明を行なっている

入園の際には、入園説明会で重要事項説明書等を配付し、保育の理念や基本方針、保育目標、園の概要、保育内容、保育料などを丁寧に説明している。また、保護者の就労状況など家庭の状況や既往症やアレルギーに関する情報などについて、書面を提出してもらっている。個人情報の取扱いや保育内容、契約内容など重要事項については、承諾書に署名してもらっている。

新しい環境に慣れるよう、子ども一人ひとりに柔軟な対応をしている

入園直後の子どもの不安やストレス軽減に配慮し、保護者と話し合いながら、個別の保育時間を設定している。生活環境が変わったことによるストレスを軽減すべく、保育時間を徐々に延ばしていくという方法で、個々の状況に応じた対応に取り組んでいる。また、できる限り担当保育士が対応することにより、子どもの情緒の安定が図られるように努めている。

卒園(転園)の際には、継続的な支援に取り組んでいる

2歳児までの保育園であるので、サービス終了時には、他の保育園などに転園することになるので、必要に応じて、行政に対し要望を出すなど、保護者に寄り添った支援に努めている。また、運営法人の代表が主催する親子食堂や園行事に卒園児を招待するなど、卒園後の交流にも取り組んでいる。


  サブカテゴリー3 個別状況の記録と計画策定
  評価項目1 定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している 実施状況
  標準項目1 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  標準項目2 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  標準項目3 アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  評価項目2 全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している 実施状況
  標準項目1 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  標準項目2 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況(保護者の意向を含む)の変化に即して、作成、見直しをしている
  標準項目3 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  標準項目4 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  標準項目5 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  評価項目3 子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している 実施状況
  標準項目1 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  標準項目2 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  評価項目4 子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している 実施状況
  標準項目1 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  標準項目2 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
講評
子どもの心身状況や生活状況を連絡帳などで把握している

子どもの心身の発達状況や生活状況については、入園時の提出書類、日々の登降園時の保護者との会話や連絡帳のやり取りを通じて職員が把握している。また、保育日誌や身体測定の記録、児童票への記載等を活用して、次月の個別指導計画の評価・反省へとつなげている。これらを通じて、子どもの生活状況や様子を踏まえた計画的な支援を行なっている。

全体的な計画を踏まえて、年間指導計画、月案、週案を作成している

指導計画は、全体的な計画を踏まえて、年、月、週を単位として作成している。個別指導計画は、子ども一人ひとりの目標や留意点を踏まえ、基本的な生活習慣が身に付くよう作成されている。また、子ども一人ひとりの育ちや発達、日々の成長については、職員会議などで報告され、全職員が把握できるようになっている。

子どもの状況等に関する情報を職員間で共有している

子どもの日々の成長や様子、生活の状況については、毎日の連絡帳や送迎時の会話の中で情報を得て職員が把握している。また、昼礼やクラスごとの話合いを通じて、子どものその日の喫食状況や体調、配慮事項について、職員間で共有できるように取り組んでいる。


  サブカテゴリー4 サービスの実施
  評価項目1 子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている 実施状況
  標準項目1 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  標準項目2 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  標準項目3 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  標準項目4 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  標準項目5 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  標準項目6 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】 小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携を図っている -
講評
子ども一人ひとりの全体的な姿を把握するようにしている

子どもの姿については、個別指導計画、児童票、保育日誌、連絡帳、登降園時の保護者との会話等を通じて職員が把握に努め、子ども一人ひとりの発達の過程や生活習慣等を考慮して保育を行なっている。

異年齢交流を図り、子どもたちの人間関係を豊かにしている

年間を通して、朝・夕の時間帯については、合同保育(異年齢児交流)を行なっている。一緒に遊ぶ顔ぶれはほぼ同じであるため、兄弟姉妹のような関係が築かれている。また、朝の集会では全園児の挨拶や出席確認、一緒に歌を歌うなど、子どもたちの人間関係を広げ、豊かにしていくように取り組んでいる。

けんか・かみつき等のトラブルについては、子どもの気持ちを尊重して対応している

発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対しては、双方の子どもの状態をよく見極め、言葉がけをして、怒るのではなく、どうしてそういう状態になったのか、お互いの気持ちに寄り添った対応をするように取り組んでいる。

  評価項目2 子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている 実施状況
  標準項目1 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  標準項目2 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  標準項目3 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  標準項目4 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
講評
登園時に家庭での様子を確認し、降園時に日中の様子を伝えている

家庭での子どもの様子の確認や日中の様子を保護者に伝えるために、登降園時の会話や連絡帳を活用している、特に朝の受入れの際には、子どもの顔色や表情など健康観察をしっかりと行ない、その日の子どもに必要な援助を確認している。また、日中の活動の中でのエピソードや重要な出来事については、降園時に保護者に直接伝えるようにしている。

基本的な生活習慣が身に付くよう、子どもの発達や成長を踏まえて支援している

基本的な生活習慣が身に付くように、家庭での様子を聞きながら、子どもの発達状況や成長に合わせ、個人別のカリキュラムを作成し、支援している。特に、食事や排せつ、衣服の着脱などについては、子どもの気持ちに寄り添い、無理強いすることなく、「自分でやりたい」気持ちの育ちを大切に考えて対応している。

休息は、その日の子どもの状態に応じて配慮している

一人ひとりの子どもの生活リズムや体調を考慮し、適切な休息が取れるように支援している。特に0歳児については、個々の発達や生活リズムに合わせた午前寝を保障し、特には夕方寝も保障するなど、柔軟な対応をしている。1歳児と2歳児については、午前中は公園などで外気に触れ、身体を思いきり動かし遊ぶことを心がけ、おいしい給食を食べ、スムーズに午睡に入ることができるように配慮している。

  評価項目3 日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している 実施状況
  標準項目1 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  標準項目2 子どもが人と関わる力を養えるよう援助している
  標準項目3 子ども一人ひとりの状況に応じて、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  標準項目4 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  標準項目5 子どもの心身の発達が促されるよう、戸外・園外活動(外気浴を含む)を実施している
  標準項目6 生活や遊びを通して、子どもが自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
講評
子どもの自主性や自発性を尊重した遊びを考え、実施している

子どもの自主性や自発性を尊重し、子どもたちが好きな遊びが十分できるように、時間と空間に配慮している。特に、朝夕の自由遊びの時間では、好きな遊びを自分で選び十分に楽しめるようにコーナーを設置し、じっくり遊び込めるようにしている。また、コーナーにおいては可動できるロッカーや手作りのパーテーションで区切り、子どもたちが集中して遊べるように支援している。

保育目標を意識して、日々の保育に取り組んでいる

日々の保育は、保育目標を主軸として展開されている。特に目標の一つである「健康な身体で十分遊べる子ども」を意識し、天気の良い日は公園などで身体を動かす保育に力を注いでいる。また、室内では、年間を通して計画的に絵本や紙芝居の提供をしたり、職員が絵本の読み聞かせをしたり、季節の歌を歌ったり、音楽リズム遊びを行なったりするなど、子どもの発達に合わせた支援に取り組んでいる。

四季を通して散歩に出かけ、戸外遊びを楽しんでいる

本保育園の立地は近隣の公園に囲まれており、散歩に出かけることにより、四季折々の自然に触れることができる。職員は、公園の草木や花、木の実、虫、鳥など、季節の移り変わりを感じることができるよう、言葉がけをたくさん行なっている。時には、落ち葉やどんぐりを拾う等、子どもが直接自然に触れるように支援している。また、散歩の途中では、必要に応じ、職員が子どもたちに交通ルールを教えている。

  評価項目4 日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している 実施状況
  標準項目1 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  標準項目2 みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  標準項目3 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
講評
行事は、子どもが興味関心が持てるよう、創意工夫がなされている

今年度はコロナ禍の影響で、当初の計画通りにいかなかったことが少なくないが、行事に対しては、子どもたちが興味関心を持って取り組めるように支援している。たとえば、発表会では、練習で衣装を着ることにより、いつもと違うと喜び、興味関心が持てるようにしている。他方、ミニ運動会では、日々の保育の積み重ねを大切にし、子どもたちに負担をかけないよう、配慮している。

子どもの成長や発達を見据えた行事になるよう取り組んでいる

0歳児から2歳児までの保育園であることから、子どもたちに不安やストレスを与えない形で行事が行なえるように取り組んでいる。子どもたちの発達段階に留意して、普段の保育とは異なる雰囲気の中で、それぞれが達成感や満足感を得られるように、企画の設定を行なっている。

年度当初に年間行事予定表を配付し、保護者の理解を得て行事に取り組んでいる

今年度はコロナ禍の影響で事後の変更を余儀なくされたものも少なくないが、年度当初には年間の行事予定表を保護者に配布し、年間の行事について周知している。行事のねらいや取り組みを保護者に伝えているので、その理解や協力が得られている。また、行事後はアンケートを取り、意見や要望があれば、次回に活かすことができないか、検討している。

  評価項目5 保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている 実施状況
  標準項目1 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  標準項目2 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
講評
保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるよう、配慮している

保育時間の長い子どもが落ち着いて楽しく過ごすことができるように、環境を整えている。朝夕の時間帯は専用(特別)の玩具を用意し、日中とは違った玩具で遊べるようにしている。また、部屋の好きなコーナーで、年齢枠にとらわれず、子ども同士が関わり合って過ごすことができるよう配慮している。

保育形態が変わっても、子どもが楽しく過ごせるよう配慮している

朝夕の時間帯は、異年齢児との遊びや一人遊びなど、子どもたちは昼間とは違う楽しさを体験している。たとえば、職員の回りに大きい子や小さい子が集まり、役割を分担して一緒に遊んだりしている。また、一人で過ごしたい子は、ブロック、パズル、お絵かき等をして、自由に遊ぶことができる。

子どもの様子は、職員間で共有し、保護者に伝えている

子どもの様子を共有し、保護者の伝えるため、朝番・遅番の職員は、子どもの様子や保護者からの連絡事項を伝言メモに記録し、全職員で情報共有できるようにしている、また、昼のミーティングの際には、日常の活動の様子や食事の喫食状況などを報告している。さらに、重要な報告については連絡ノートに記入され、担任が直接保護者に伝えられるようにしている。

  評価項目6 子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している 実施状況
  標準項目1 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  標準項目2 メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  標準項目3 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している                                                                                        
  標準項目4 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
講評
落ち着いた室内環境の下で、食事をすることができるよう配慮している

子どもの年齢に応じた食事の時間帯が設定され、清潔な室内環境の下で、食事が提供されている。安全で年齢に見合った食器、スプーン、フォーク等を使用して、一人で食べようとする気持ちを持つように、必要な時には職員が手を添え、自分で喜んで食べられるように配慮している。

子どもの体調や食物アレルギーに配慮した食事の提供を行なっている

食物アレルギーに配慮した食事を提供するため、入園時にアレルギーに関する調査を行なっている。その結果を踏まえ、必要がある子どもには、医師の指示書に基づき、除去食を提供している。また、アレルギーのある子どもの保護者には、献立表を見てもらい、食材のチェック、確認を行なっている。さらに食事の提供時には、専用トレイに名前を付けて、職員同士が声を掛け合い確認の上、食事を提供している。

食に対する関心を高めるための取り組みを行なっている

子どもたちの食に関する関心を高めるため、調理職員が調理する食材の紹介を行なっている。紹介の際には、「どのメニューに入っているか、探してください」と子どもたちに働きかけている。また、玄関には給食の見本を展示し、保護者にも食への関心を高めてもらうようにしている。

  評価項目7 子どもが心身の健康を維持できるよう援助している 実施状況
  標準項目1 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  標準項目2 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  標準項目3 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
  標準項目4 子どもの入退所により環境に変化がある場合には、入所している子どもの不安やストレスが軽減されるよう配慮している
講評
日々の保育の中で、危険なこと等を子どもたちに伝えている

子どもたちが健康で安全な園生活を送ることができるように、日々の保育の中で、危険なこと(危険な箇所、部屋では走らないことなど)については職員が、子どもたちにもわかるような言葉で伝えている。手洗い等については、職員が子どもたちと一緒に行なうことにより伝えている。

嘱託医と連携し、子どもの病気に対する予防を行なっている

子ども一人ひとりに対する保健的ケアとして、嘱託医による健康診断を年に2回実施している。また、身体測定は毎月実施、子どもの成長の推移を児童票などに記録している。さらに、急な発熱や怪我などに対しては、嘱託医と連携をとって対応できるようになっている。

感染症や乳児突然死症候群の予防に取り組んでいる

乳児突然死症候群の予防をするために、行政機関から出された文書を全職員に配布し、周知している。園では午睡時に部屋の温度チェックのほか、0歳児は5分毎、1・2歳児は10分ごとのブレスチェックを行なっている。その際には、顔の向きや発汗などを確認し、予防に努めている。感染症に関しては、消毒の徹底など新型コロナウイルス感染症対策に力を注ぐ一方、園だよりなどで、情報を提供し、保護者の注意を喚起している。

  評価項目8 保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている 実施状況
  標準項目1 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  標準項目2 保護者同士が交流できる機会を設けている
  標準項目3 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  標準項目4 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  標準項目5 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
講評
保護者の就労状況を把握し、支援している

保護者の就労状況については、入園時の提出書類や個別面談を通じて、把握している。そして就労状況を踏まえて個々の保育時間を設置している。急な残業等で、保育時間の延長が必要となった場合には、保護者と子どもに最善の利益となるよう、柔軟な対応を行なっている。

保護者同士が交流できる機会を設けている

保護者同士が交流できる場として、年に2回の保護者会とクラス懇談会を設けている。クラス懇談会では、担任が子どもたちの園生活の様子に関して具体的に話す一方、保護者から育児に関する悩み等について発言してもらい、保護者同士の交流が図れるように支援している。

子どもの発達や育児上の悩みなど、保護者の相談にはいつでも応じている

保護者懇談会や個人面談のほか、個別に育児等に関する保護者からの相談があった場合には、担任などの職員は、親身になって対応するようにしている。今回の利用者調査の結果を見ても、回答者の全員が、職員と相談できる信頼関係について、肯定的な回答を寄せている。

  評価項目9 地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている 実施状況
  標準項目1 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  標準項目2 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
講評
地域の人々との交流を図っている

子どもたちが職員以外の人々と交流できる機会として、散歩などに際しての地域の商店街の人々とのやり取り、散歩に同行してくれる近隣の方との交流などがある。また、職場体験に来てくれる近隣の中学生との交流も行なわれている。

地域の人々に愛される保育園を目指している

地域の人々に愛される保育園を目指しながら、子どもたちの生活の幅を広げるために、散歩先では、職員や子どもたちは、元気に挨拶を交わすように取り組んでいる。また、今年度はコロナ禍の影響で思うようにいかなかったが、例年は、園の行事に地域の人々の参加を呼びかけ、地域に愛される保育園を目指している。


  サブカテゴリー5 プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
  評価項目1 子どものプライバシー保護を徹底している 実施状況
  標準項目1 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  標準項目2 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
  評価項目2 サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している 実施状況
  標準項目1 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  標準項目2 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  標準項目3 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
講評
個人情報の取扱いに関する同意書を取るなど、プライバシー保護に取り組んでいる

子どもの個人情報(写真などを含む)の取扱いについては、入園時に保護者から同意に関する書面を提出してもらうことにより、許された限度でのみ提供・公表を行なうようにしている。また、オムツ交換の際には、他の園児に見られないように配慮するなど、子どものプライバシー保護、羞恥心に配慮した対応を心がけている。

一人ひとりの子どもの意思や保護者の価値観を尊重した保育を行なっている

日常の保育においては、一人ひとりの子どもの意思と状態をくみ取り、子どものペースに合わせた保育を行なっている。また、保護者から特に要望があれば、その価値観や生活習慣を尊重した個別の配慮を行なうことができる。

虐待防止や子どもへの言葉がけについて、職員の共通認識が得られるよう取り組んでいる

今年度はコロナ禍の影響で大きな制約を受けたが、職員は虐待防止に関する研修に積極的に参加し、職員会議等で、成果の共有化に取り組んでいる。また、日頃から子どもへの言葉がけに関しては注意しており、子どもに対して使ってはいけない言葉などにつき、職員間で共通認識が得られるよう取り組んでいる。


  サブカテゴリー6 事業所業務の標準化
  評価項目1 手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている 実施状況
  標準項目1 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  標準項目2 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  標準項目3 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  評価項目2 サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている 実施状況
  標準項目1 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  標準項目2 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
講評
区が作成した手引書を踏まえて、事業所業務の標準化に取り組んでいる

区が作成して、各保育所に配布している手引書を職員間で共有し、それを踏まえて園独自のマニュアルを作り、事業所業務の標準化に取り組んでいる。また、業務のチェック表を作り定期的に点検することにより、サービスが適正に行なわれているか振り返ることができるようになっている。

サービスの基本事項や手順等については、定期的に見直しをしている

サービスの基本事項や手順等に関しては、原則として、年に1回は見直しの検討をしている。職員からの提案や保護者の意見・要望、行政からの指導等を踏まえ、職員会議において全職員で検討し、変更が必要な場合は、マニュアル等を改定している。