評価結果概要版 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

令和5年度 認可保育所
法人名称
株式会社グローバルキッズ
事業所名称
グローバルキッズ平野園
事業所所在地
東京都江東区平野1丁目3番10号
事業所電話番号
03-5809-8872

事業者の理念・方針

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)企業理念「子どもの未来のために」

2)保育理念「豊かに生きる力を育てる」

3)共生と貢献

4)子ども主体の保育

5)チーム保育 

全体の評価講評

特によいと思う点
  • 子どもが自分のペースで生活できるよう「遊」「食」「寝」の分離や遊びのゾーニングなど、子どもを中心とした保育を実現しようとしている
  • 本園では、園の基本方針に「子どもを中心とした保育実践」を掲げている。保育室はどのクラスも「遊ぶ」・「食べる」・「寝る」を分けた環境構成に配慮しており、こうした配慮が大人の指示や都合ではなく子どもが自分のペースで生活することを可能にしている。また遊ぶ環境においても目的や用途ごとにゾーニングをし、子どもの興味に応じて、目の前の遊びに集中できる環境を設定している。誰とどこで遊ぶのかを選び、自分のペースで生活できるようにしており、こうした配慮が子どもの自立を促し、子どもにとって居心地の良い環境を作ろうとしている。
  • 本来保育や子どもの成長とは楽しいものだとする前向きな意識を醸成することによって、園の理念や基本方針を職員に周知している
  • 園の理念、基本方針を周知するために、園長を中心に職員の育成に尽力してきた。実際に社内で毎月実施される2時間のミマモル研修に参加することで、チームワークや保育の質向上への意識が高まり、また他園の環境を学び、自園での実践を共有することで、子どもたちの成長に注目し、保育に対する楽しみが増してきている。保育所保育指針に立ち戻って専門性を高めようとする職員も増えてきた。こうした前向きな意識の醸成は、自ら考え、他者を思いやり、気付き、共に楽しむ力を育て、子どもの成長を楽しいものとして受けとめる保育者育成に成功している。
  • 職員一人ひとりが、互いに学び、保育環境を充実させるために連携を図り、日々の実践を豊かにしようとしている
  • 会議や昼礼で、保育計画や振り返りを含む日々の活動を通じて子どもの発達に関する情報を全職員で共有している。子どもへの理解を深めるための緊急話し合いもできる限り実施するようにし、全園児に関する知識と理解を深める意識が職員間で高まっている。こうした環境は、仲間と学び共有したいという思いから、職員が自主的に園内研修を年3回企画し、互いに学び合い、保育環境を充実させる基盤となっている。また、失敗を柔軟に受け入れる文化は職員間の連携を強化し、日々の保育の質の向上と保護者との良好な関係構築に貢献している。
さらなる改善が望まれる点
  • 子ども中心の園作りを実現するために、保育者不足を解消し、迅速かつ柔軟な人材確保が急務であり、本社を含めた組織的な改善を求めたい
  • 本園は「子ども主体の保育」と「保育者がチームとなって子どもを見守る保育」を理念として掲げているが、保育者不足により、これらの理念を実践することに課題があった。子どもの遊びの環境整備や保育の見直しを行っても、保育者が十分にいないと実際の保育進行が困難となる状況であったが、保育は遊びと生活の両面から支えるものであり、有資格者でなくても保育補助や用務の人材を確保することで、子どもたちを間接的に支えることが可能である。子ども中心の園づくりを実現するために、改善されつつあるが本部との協力でさらなる改善に期待したい。
  • 子どもたちが各遊びのゾーンで気を散らさずに遊ぶ環境を作るために、幼児クラスにおける保育室の効果的な活用の仕方に期待したい
  • 保育室の環境を、「遊ぶ」「食べる」「寝る」のスペースをそれぞれ独立させて、子どもたちが自分のペースで生活できるように工夫している。また「遊ぶ」エリアも、子どもの興味や関心に応じて保育室各所に遊びのゾーンを設け、子どもが好きな遊びができるよう配慮している。今後は同じフロア―にあるもう一つの部屋をより効果的に活用したり、室内での音出しする場所を窓際にするなども考えている。例えば音楽やダンスあそびソーンなど、音量の出るものや身体的な動きがあるものは別室や、展開する各種の遊びを集中できる環境作りに期待したい。
  • 幼児の保育室内にある倉庫を活かすことで、子どもが多様な素材を活用した創造的な遊びに没頭できる環境作りに期待したい
  • 幼児クラスの製作ゾーンでは、子どもたちが紙、のり、ハサミといった様々な道具や素材を用いて、主体的に制作活動を楽しんでいた。教材置き場として活用されている倉庫から、子どもたちが自ら必要な材料を選び取る環境が整っているが、倉庫の間口が狭く、使いにくかった。園では、この状況を認識し、道具や材料の使い方を可視化し、子どもが触れて良いものをルール化して、間口を広くするなどして素材の活用を促し、制作活動を深められる改善に着手している。こうした工夫により、多様な素材を活用した創造的な遊びに没頭できる環境作りに期待したい。

事業者が特に力を入れている取り組み

  様々な職種からチーム作りをすることを通して、園の理念や基本方針を浸透させている
様々な職種の職員がそれぞれの専門性を活かしつつ、主体的にコミュニケーションを取り、共に学びを深めることで、園の理念や基本方針を共有し浸透させるチームを形成しようとしている。例えば、乳児、幼児、調理スタッフという異なる職種から選出されたチームリーダーが、子どもたちや保護者のニーズに応じた関わりを園全体で検討し、保育者間で共通の理解を深めている。また同時に全職員が思いやりを持って協力し合うチーム作りを進めており、園の保育を支える職員集団を効果的に機能させて、園の理念・基本方針の実現に努めている。
  子ども主体の保育を実践できるよう、保育環境を検討し保育の質の向上を目指している
開園から園長が中心となって保育を一定の水準に保てるよう努力してきた。国のガイドラインでもある保育所保育指針や幼稚園教育要領等をほとんど触れたことがない保育者が多い中、子どもを主体とした保育を実践しようとしてきた。開園1年目は、子どもにとって何が大事かという視点よりも、むしろ保育者にとって負担が少ない保育になることが多かったが、2年目になると保育の環境を変えたことで子どもたちの姿が変わってくると、徐々に保育者も保育を楽しむ姿が見られた。保育の環境を検討する中で、保育者を育て、保育の質を高めようとしている。
  系列園との合同研修を通して子ども主体の保育を深め、実践に反映させようとしている
保育の質の向上のために、保育環境セミナーや系列園との合同研修、他園見学に積極的に参加し、学んだ知識を実践に活かしている。全職員で園内の玩具を集め、子どもの発達に適しているかを写真や動画を使って振り返り、適切な環境整備について共通の理解を深める話し合いを行っている。こうしたプロセスを通じて、「子ども主体の保育環境」の構築を目指し、全職員が一丸となって保育の質の向上に取り組んでいる。園の物的な環境における質と量双方の望ましい在り方について、職員同士で真摯に検討し、子ども主体の保育を実現しようと努めている。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査開始時点での本園の利用世帯50世帯(園児数57名)を対象として実施した。なお、兄弟姉妹がいる世帯は1世帯として扱った。
  • 調査方法:アンケート方式  
    調査項目は共通評価項目に準拠した。回答は、弊社オリジナルのWEBベース方式(パソコン・携帯・スマホ)で行った。WEBで回答できない保護者には書面の回答用紙を配布する。回答用紙は園経由で弊社宛に郵送してもらい、集計に加えることとする。
  • 利用者総数: 57人
  • 利用者家族総数(世帯): 50世帯
  • 共通評価項目による調査対象者数: 50人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 38人
  • 利用者家族総数に対する回答者割合(%): 76.0%
  • 調査項目: 共通評価項目
  有効回答者数/利用者総数
38/57
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
はい
97%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
はい
92%
 
どちらともいえない:8%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
はい
95%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:3%
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
はい
71%
どちらともいえない
24%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
はい
82%
無回答・非該当
18%
6.安全対策が十分取られていると思うか
はい
71%
どちらともいえない
21%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:3%
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
はい
95%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
はい
84%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:0%
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
82%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
10.職員の接遇・態度は適切か
はい
95%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
87%
 
どちらともいえない:8%  
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
76%
どちらともいえない
18%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:3%
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい
92%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:3%
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
はい
66%
どちらともいえない
13%
無回答・非該当
18%
 
いいえ:3%
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
71%
どちらともいえない
24%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:0%
16.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
76%
無回答・非該当
16%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:3%
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
29%
どちらともいえない
34%
いいえ
11%
無回答・非該当
26%

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