評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)精神障害者が地域で安心して、より質の高い生活が送れるように支援する。
2)利用者の人権を尊重する。地域住民と同等の権利を保障する。
3)利用者の自己決定を尊重する。
4)本事業所を地域に根差した精神障害者の居場所として、その生活支援の拠点とする。
5)地域における精神保健福祉の向上を期する。
職員に求めている人材像や役割
楽観的人間観を維持しながらも、主観をもとに判断し、自分の考えを利用者に押し付けない人。多少の失敗も、また思い違い等は誰にでもあり、すべての精神障害者をその原因疾患として見ることをしない人。症状は、その人固有の生活観や習慣の表れでもあると考える寛容性の持ち主であること。利用者に期待する仕事の説明がきちんとできること。
ただし、職員の側にも確固とした考え方がある場合は、こちらの考えを相手にわかりやすく伝える度量が求められる。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
職員と利用者は対等な関係にあるという意識を持つこと。しかし職員はサービスを提供する側であり、利用者はそれを受ける立場であるから、自ずと職員の権威性が伴うことを自覚できることが大事である。また、職員は利用者の遥かに及ばない情報量を持つことを認識し、利用者が容易に選択でき得る機会を提供する。また職員は地域住民が本事業所の活動を理解するのを支援するために、広報活動を進める必要がある。
さらに事業そのものへの直接的な勧奨することが有効である。本事業所では、地域住民でもある職員に店頭で接客を補ったり調理を手伝ったりとごく自然な形のコミュニケーションを通して、利用者の地域生活を支援していただいている。職員は地域や協力をしてくださる方々に対して尊敬の念と感謝を忘れてはいけない。
全体の評価講評
特によいと思う点
利用者の居場所・憩いの場となるよう作業細分化の工夫、工賃支給の公平化、利用者のペースの尊重、利用者の高齢化に対する心温まる支援など様々な取り組みがなされています。これら数々の尽力により地域からの支持を得ていることは常連客による食堂の混み具合から理解することができます。また、行政との災害協力や制作物販売、区内就労支援事業のネットワークとの連携など地域に根差した取り組みも進められています。
支援時には毎日打ち合わせを行っており、利用者の状態、変化、支援方法の検討と日誌への記録がなされています。利用者一人ひとりの障がい特性や性格、生活状況などを丁寧にアセスメントしたうえで利用者一人ひとりの差異を見つめたプランニングがなされています。個別支援計画からは「自立という概念そのものが個々に違うこと」の意味が伝わる内容となっており、これらを理解したうえで支援実践に取り組んでいます。
活動内容は利用者の状況や作業遂行力、今後の目標などを考慮し、調理や内職作業、洗濯、電話当番など多様な業務を選択出来るように整えています。「メンバー会議」では今年度から来訪者への対応ロールプレイングを様々なパターンでにて行い、ソーシャルスキルを学ぶ取り組みを実施しています。加えて「ラッキーセブン」と題されたチーム活動など独自の活動にも注力がなされています。利用者の主体性を重んじたディーセントワークへの意識が発揮されています。
さらなる改善が望まれる点
利用者の意向を尊重し、作業においても無理強いすることなく、作業をしないことも選択肢として提供しています。職員・利用者ともに在籍の長い者が多く、なれ合いの関係性にならないよう・感情的な支援とならないよう留意に努めています。利用者への接遇や支援にも一定の基準を設けており、標準化やロールプレイ研修への参加などによりさらなる研鑽を図っていく意向をもっています。
丁寧な運営と利用者を思う心からに支援に対して崇高な理念を掲げ、職員に対してもさらなる充実を求めています。細やかな観察と十分な検討を表すため、文章化する力の醸成を目指しています。また職員の研鑽にあたっては、自身と他者から双方に改善事項を抽出し、すり合わせながら支援力を見つめ直す研修の実施を企図しています。
事業所近隣に住む利用者・職員も多く、地域との連携や貢献への意識が高く持たれており、行政との協力のもと災害用備蓄がなされています。今後はさらに近隣住民の一時的避難場所として充実を図る・その役割の広報に努めていくことを目標としています。ソーシャルネットワーキングサービスも多様な情報発信となっており、更新頻度をあげていくことも意識しています。
事業者が特に力を入れている取り組み
火災、地震、不審者、情報伝達等年に5回の災害対応に関する訓練を実施しています。実施後には反省や振り返りをしており、ソーシャルネットワーキングサービスの公式アカウントの活用などを始めています。また、地域の居場所づくりとしての方針から近隣住民のため行政との協力のもと備蓄がなされています。
昼食については野菜を多く使用して栄養バランスの良い食事提供に努め、利用者の健康維持に貢献しています。季節や日本の伝統行事を感じる食材を使う・おやつを添えるなど工夫を施し、日々の活動の中での楽しみとなるよう取り組んでいます。昼食で残った食材や食事は利用者の格安夕食弁当として利用し、フードロス防止となるほか利用者の経済的負担軽減にもつなげられています。
事業所としての在り方、利用者の就労状況を考慮して、受注内容の考慮・ネットワークとの連携がなされています。食堂・喫茶営業、クッキーづくり、手工芸品づくり、作品販売、内職作業を実施するなか、テイクアウト商品の強化や軽食メニューの追加などがなされています。利用者と近隣住民の居場所づくり・公平な工賃支給・物価高騰への対応等を実現すべく支援の充実や仕組みづくりに尽力しています。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:全利用者を対象とした。
- 調査方法:アンケート方式
アンケート方式
アンケート用紙を事業所より配布してもらい、回答後、評価機関に直接郵送する形とした。
聞き取り方式
標準調査票を用い、評価者が一人ずつ聞き取りを行った。 - 有効回答者数/利用者総数:18/23(回答率 78.3% )
事業所の総合満足度については、「大変満足」:22.2パーセント、「満足」:50.0パーセント、「どちらともいえない」:16.7パーセント、「不満」:5.6パーセント、「大変不満」:5.6パーセント、「無回答」:0パーセントの回答となっている。楽しい、挑戦を応援してくれる、優しい対応、話しやすい、できることが増えた、職員も利用者も親切との意見があった。他利用者との関係、相談の対応、時間の使い方、規則、職員の対応、職員の仕事内容、挨拶、掃除時間への意見があった。また、挑戦したい作業があるとの意見もあった。本調査については現場を見てほしい、けやき亭を選んでよかったとの意見があった。
アンケート結果
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
「はい:受けている」:88.9パーセント、「どちらともいえない」:11.1パーセント、「いいえ」:0パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
2.事業所の設備は安心して使えるか
「はい:使える」:66.7パーセント、「どちらともいえない」:22.2パーセント、「いいえ」:5.6パーセント、「無回答・非該当」:5.6パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
「はい:楽しい」:44.4パーセント、「どちらともいえない」:44.4パーセント、「いいえ」:11.1パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
16.【就労継続支援B型】
事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか
「はい:役立っている」:66.7パーセント、「どちらともいえない」:22.2パーセント、「いいえ」:5.6パーセント、「無回答・非該当」:5.6パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
17.【就労継続支援B型】
工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか
「はい:されている」:61.1パーセント、「どちらともいえない」:22.2パーセント、「いいえ」:16.7パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
「はい:行き届いている」:61.1パーセント、「どちらともいえない」:38.9パーセント、「いいえ」:0パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。トイレの衛生に意見があった。
19.職員の接遇・態度は適切か
「はい:適切」:77.8パーセント、「どちらともいえない」:11.1パーセント、「いいえ」:11.1パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
「はい:信頼できる」:83.3パーセント、「どちらともいえない」:11.1パーセント、「いいえ」:5.6パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
「はい:信頼できる」:77.8パーセント、「どちらともいえない」:16.7パーセント、「いいえ」:5.6パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
「はい:対応がされている」:72.2パーセント、「どちらともいえない」:22.2パーセント、「いいえ」:5.6パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
23.利用者のプライバシーは守られているか
「はい:守られている」:72.2パーセント、「どちらともいえない」:22.2パーセント、「いいえ」:5.6パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
「はい:聞かれている」:77.8パーセント、「どちらともいえない」:11.1パーセント、「いいえ」:0パーセント、「無回答・非該当」:11.1パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
「はい:わかりやすい」:66.7パーセント、「どちらともいえない」:27.8パーセント、「いいえ」:0パーセント、「無回答・非該当」:5.6パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
26.利用者の不満や要望は対応されているか
「はい:対応されている」:77.8パーセント、「どちらともいえない」:16.7パーセント、「いいえ」:5.6パーセント、「無回答・非該当」:0パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
「はい:伝えられている」:44.4パーセント、「どちらともいえない」:44.4パーセント、「いいえ」:5.6パーセント、「無回答・非該当」:5.6パーセントの回答となっている。特に意見はなかった。
サービス分析結果
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
重要事項説明書等を用いて留意事項について説明している
利用開始にあたっては重要事項説明書、契約書、工賃規程、預り金規程等を使用して、事業所での過ごしについて説明している。特に他の利用者との関わりについて留意事項を説明し、自身の特性を活かしながらチームでの行動となることを求めている。インテーク面接時から集積した情報を共有して迎え入れ、家族、成年後見人等と連携しながら働く場所としてだけでなく、利用者の居場所となるよう取り組んでいる。
時間・曜日を配慮するなど利用者ごとにステップを踏みながら支援が進められている
体験時からステップを踏みながら事業所や作業に慣れていくことに配慮しており、時間・曜日設定など細やかに確認しながら進められている。また、開始当初には過度に緊張してしまう・意欲的に取り組んで疲れてしまう・頑張りすぎてしまうなどの利用者もおり、利用者ごとにペースを見極めながら・特性を考慮しながら支援に努めている。プライベートに関しては言及を避け、なるべくルールを少なくしているものの、皆が快適に過ごせるよう一緒に考えながら援助に取り組んでいる。
有するネットワークを活用して他事業所を紹介するなどの配慮もなされている
将来の選択までの居場所として利用するなど高齢の利用者でもそれぞれに適した過ごしとなるよう取り組んでいる。食事形態や移動時の安全に配慮し、家族等の協力を得ながら支援が進められている。見学・体験時に本事業所とマッチしなかった場合にも有するネットワークを活用して他事業所を紹介するなどの配慮もなされている。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
特性を正確に把握し、支援提供が開始されている
相談支援事業所等から情報を収集し、体験時に得た観察や聴取を精査し、サービスが開始されている。事業所が費用を負担して医療機関の診断を得ており、正確な特性を把握した支援提供がなされている。また、各種情報は利用者個別のファイルへの保管やデータ集積がなされており、いつでも確認できる環境となっている。
特性を考慮した目標設定により個別支援計画の策定・更新がなされている
利用者・家族等の意向を確認し、個別支援計画の策定がなされている。利用者の特性を考慮した目標や作業の設定にあたっており、スモールステップを踏みながら、作業への従事に取り組んでいる。また、設定された目標や具体的支援事項は、日々の検討およびモニタリングを通して検証し、適宜変更や更新にあたっている。AIを使用したシステムも導入しており、方法を検討しながら活用を始めている。
毎日の打ち合わせ・日誌への記録をもとに支援が構成されている
日々の支援や利用者の様子は日誌におさめられており、個別記録への連動がなされている。また、毎日打ち合わせを行っており、利用者の状態、変化、支援方法の検討と日誌への記録がなされている。出勤していない職員に対しては記録の閲覧、メモの回覧等により情報共有を図っている。職員の記録に対しては事象を文章化する力を伸ばし、さらに充実した支援としていくことを目標としている。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録を適切に作成する体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 利用者に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
- 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
「自立という概念そのものが個々に違うこと」を理解し、支援に取り組んでいる
利用者一人ひとりの障がい特性や性格、生活状況などを丁寧にアセスメントし個別支援計画に落とし込んでいる。個別支援計画の立案にあたっては、課題・目標・取り組む内容を徹底的に話し合うなどコミュニケーションを大切にしながら進められている。利用者一人ひとりの差異を見つめたプランニングがなされており、「自立という概念そのものが個々に違うこと」を理解したうえで支援実践に取り組んでいる。
利用者個々の特性を理解・把握したコミュニケーションに取り組んでいる
日々の支援では利用者一人ひとりの状態や理解度に合わせて分かりやすいコミュニケーションを図っている。「視覚的な情報処理が得意な利用者には手順書や見本の提示を行う」、「繰り返すことで習得しやすい利用者には同じ作業を続けて遂行する」、「将来の見通しが立てられず不安感のある利用者に対しては、今行うことを具体的に認識してもらう」など、利用者個々の特性を理解・把握したコミュニケーションにより丁寧な支援に取り組んでいる。
関係者との連携、外部の方々との交流を通して社会性の向上に取り組んでいる
利用者同士の関係性についてはサービス開始時よりトラブルがないよう留意事項を説明し、気持ちよく働き、過ごせる環境づくりに努めている。また、家族、グループホーム、成年後見人、相談支援事業所等周囲の方々との連携を保ち、日中だけでなく総合的に生活を考慮しながら支援にあたっている。利用者だけでなく地域の方々の居場所となるよう様々な取り組みがなされており、外部の方々との交流を通して社会性を養えるよう取り組んでいる。
2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
- 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
- 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
- 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
- 【食事の提供を行っている事業所のみ】
利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
ソーシャルスキルを主体的に活用できるよう学びの場が設けられている
活動内容は利用者の状況や作業遂行力、今後の目標などを考慮し、調理や内職作業、洗濯、電話当番など多様な業務を選択出来るように整えている。利用者へ助言するほか、利用者自身の選択やチーム内での役割分担を意識するよう展開している。「メンバー会議」では今年度から来訪者への対応ロールプレイングを様々なパターンで学んでおり、不審者対応などの内容も加味している。学び、準備したソーシャルスキルを実践の場で主体的に活用出来るよう支援がなされている。
メンバー会議は、ルールや行事等多様な話し合いの機会となっている
事業所内の決まりごとはメンバー会議で話し合われ、ホワイトボードへの掲示やソーシャルネットワーキングサービスを活用し、利用者間で即時共有出来るようになっている。会議では決まりごとの他、事業所内の清掃分担、バーベキューなどの事業所内行事、誕生日会の開催等多様なテーマにより話し合いがなされている。会議内研修のテーマについては利用者から募集するなどの取り組みもなされている。
食事提供は、利用者への多くのメリットを生み出している
昼食については野菜を多く使用して栄養バランスの良い食事提供に努め、利用者の健康維持に貢献している。季節や日本の伝統行事を感じる食材を使ったりおやつを添えるなど工夫を施し、日々の活動の中での楽しみとなるよう取り組んでいる。昼食で残った食材や食事は利用者の格安夕食弁当として利用しており、フードロス防止となるほか利用者の経済的負担軽減にもつなげられている。
3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
- 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
- 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
- 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
- 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
日々の細かい観察を健康状態の維持につなげている
利用者の健康状態は日々観察し小さな変化を見逃さないよう注力している。変化が見受けられた際には、声をかける、相談に応じる、必要に応じて受診予約をするなどの支援にあたっている。また、健康診断の受診後は、結果を確認し、健康への留意や配慮に努めている。利用者本人の了承を得て家族とも情報を共有し、健康が維持されるよう連携に努めている
体調変化時に対応出来るよう医療機関と連携を図っている
利用者の体調や医療機関情報は家族と共有しており、体調変化時の対応についても事前に話し合っている。特に発作が起こりやすい利用者については、どのように対応するか家族と確認しており、地域の医療機関とも迅速に連携が図られるよう尽力している。また、職員は日頃から救急救命講習を受講し知識と技術の向上に努めている。
利用者の状況と留意事項を踏まえ、適切な服薬・投薬に取り組んでいる
インテーク時より病歴・既往について確認しており、利用者や家族の希望を聴取し必要な場合には内服薬を預かり、服薬管理を行っている。興奮時や不安時など利用者の状況と留意事項を踏まえ、適切な投薬・服薬に取り組んでいる。医療機関への受診時に必要書類や検査キットの持参を忘れるのではないかという不安がある利用者に対しては、希望に応じて必要書類等を預かり持参忘れがないよう準備するなどの支援も行っているものの、利用者の自立を尊重し、過度な介入や支援にならないよう見守ることを基本としている。
4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
- 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
- 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
- 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
利用者の意向を尊重しながら家族との連携を図っている
利用者の自立した生活を支援することを重視し、なるべく利用者本人のことは本人に行ってもらう取り組みをしている。家族の協力が必要な場合には必ず事前に利用者の意向を確認し了承を得るよう心がけている。利用者の状況や課題に対しては家庭環境の影響も考えられることから、家族からの情報提供を依頼し連携して支援に活かせるよう取り組んでいる。預り金規程を整備し、家族等の依頼や必要に応じて金銭管理についても行っている。
家族等と連携し、支援の方向性の確認に努めている
利用者の活動の様子や現況については、連絡ノートや個人記録を活用して共有するようにしている。必要に応じて電話連絡や送迎時に直接伝達し、受け取り方の齟齬が出ないよう丁寧な対応に努めている。グループホームに居住している利用者については、担当者と連絡を取り合い、利用者の体調や現況の共有に加えて現在必要な支援や介入方法について協議し、支援の方向性を確認する等種々の対応に努めている。
5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
- 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
- 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
地域に密着した活動を基に情報収集・提供がなされている
利用者の地域生活の自立や生活の幅を広げる一助となるよう他事業所の機関紙やイベント情報などを収集し、ミーティングやホワイトボードへの掲示を通して情報提供の支援を行っている。また、店舗客からの情報や区からの連絡も積極的に案内したり相談を受けたりしながら、利用者一人ひとりに応じた情報提供に努めている。近隣の事業所とも連携し、アプリケーションを活用した記録方法の実践などにつなげている。
イベントへの参加など地域活動への支援もなされている
地域のスポーツ活動やイベントに参加したい利用者に対して、交通手段や費用を一緒に調べたり、具体的な時間と場所を伝えて見通しが持てるよう促したりしながら、利用者自身でも地域活動に参加出来るよう支援を行っている。必要な場合はスポーツ大会やカラオケ大会への参加や同行支援などを行っており、参加する利用者同士が交流するなど余暇の充実につなげられている。
行政との災害協力や制作物販売など地域に根差した取り組みがなされている
利用者だけでなく地域の方々の居場所となるよう様々な取り組みがなされており、種々の関係機関との関係づくりがなされている。行政との災害協力や制作物販売、区内就労支援事業のネットワークとの連携など地域に根差した取り組みがなされている。行政との協力のもと備蓄がなされており、地域への広報のため、無料配布などもなされている。
12.【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている
- 自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている
- 働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている
- 工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している
- 受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している
- 商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている
【講評】
利用者個々に応じた就労機会の提供に尽力している
利用者の意思尊重を基本に利用者一人ひとりの状況や体調に合わせて作業が選択出来る環境が整備されている。作業工程の細分化による作業種類の増加を行い、利用者がもつ能力を多様に発揮できる機会を設けている。また、サービス開始時直後など利用者の個々の状況にあわせ、(通所)時間等も柔軟に対応するなど配慮に努めている。
支給方針を明確にし、規定に基づく支給とその説明に努めている
作業工賃については、支給方針を明確にし、工賃規定の策定と規定に基づく月工賃・臨時賞与の支給がなされている。サービス開始時等を中心に工賃の説明にあたっており、表や図を用いて説明するなどの工夫がなされている。面談では次月や将来の目標を話し合い、「失敗を重ねながらやりたいことを実現していく」ことを方針に個別支援計画の策定とその確認をもって、ステップアップが図れるよう支援に取り組んでいる。
受注内容の考慮・ネットワークとの連携がなされている
事業所としての在り方、利用者の就労状況を考慮して、受注内容の考慮・ネットワークとの連携がなされている。食堂・喫茶営業、クッキーづくり、手工芸品づくり、作品販売、内職作業を実施するなか、テイクアウト商品の強化や軽食メニューの追加などがなされている。利用者と近隣住民の居場所づくり・公平な工賃支給・物価高騰への対応等を実現すべく支援の充実や仕組みづくりに尽力している。
【講評】
個人情報に関する同意書を提出してもらい、了承を得ている
利用開始時には個人情報に関する同意書を提出してもらい、了承を得ており、個人情報取扱規定を定め、対応にあたっている。事業所が行う義務として行うものを限定的に整理し、任意で行うものも明記している。また、重要事項説明書には個人情報保護法の遵守、情報管理の徹底を謳い、個人情報の使用方法について適切な使用を約している。
利用者同士のプライバシーを尊重し、留意について説明している
利用者同士のプライバシーを尊重し、通所時以外の行動については特に言及しないものの、共同作業や地域との交流において妨げとなる場合等留意の説明にあたっている。また、重要事項説明書には他の利用者への迷惑行為、金銭の貸し借りの禁止を謳い、遵守を求めている。食物アレルギーへの対応、貴重品管理などへの支援も明記されている。
意向の尊重、選択肢の提供等に配慮している
利用者の意向を尊重し、作業においても無理強いすることなく、作業をしないことも選択肢として提供している。また、医療機関の診断なども考慮し、安全・衛生の確保に即した支援に取り組んでいる。職員・利用者ともに在籍の長い者が多く、なれ合いの関係性にならないよう・感情的な支援とならないよう留意に努めている。利用者への呼び方も一定のルールを定めている。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
リスク管理マニュアル、利用者規程が整備されている
感染症、事故対応、入所手続き等のマニュアルが整備されている。特に入所手続きについては細かな留意事項を定め、ミスマッチや手続き不備とならないよう確認事項の列挙がなされている。また、預り金、工賃、個人情報取り扱いの規程も設定されており、利用者にとって不利益とならないよう規定に沿った支援に取り組んでいる。
各種様式の設定など業務の標準化が図られている
インテークシート、面接記録、訪問記録、重要事項説明書、契約書、個人情報使用同意書等各種様式が定められるなど業務の標準化が図られている。個別支援計画や支援の継続については利用者、家族にわかりやすいようレイアウトや文言設定がなされている。また、日誌と個人記録の連動などデジタルツールを活用し、記録の見やすさと効率的な業務にあたっている。職員の研鑽にあたっては、自身と他者から双方に改善事項を抽出し、すり合わせながら支援力を見つめ直す研修の実施を企図している。
事業所全体で利用者の変化や状況を把握するよう努めている
毎日の打ち合わせと日誌への記録により事業所全体で利用者の変化や状況を把握するよう努めている。職員による支援の差異が利用者に混乱などの影響を与えることもあることから、特に留意にあたっている。また、利用者との面談記録は、スピーディーかつ正確に職員間で共有出来るようAIを利用するなど業務の効率化を支援への集中につなげるよう取り組んでいる。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
このセクションは事業者によって更新される情報です。
評価情報
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」が混在する場合は、標準項目の順番にかかわらず、左端から「
【講評】
ホームページ・ソーシャルネットワーキングサービスから発信がなされている
ホームページが開設されており、新着情報・施設紹介など概要が発信されている。共同作業所として始められた沿革から手作りクッキーやラウンジでの定食メニュー紹介などバラエティに富んでおり、一日の流れや作業内容など利用希望者にもわかりやすい内容となっている。併せて提携する農園との連携など地域との協働への取り組みなども見ることができる。
地域の方々の居場所となるよう情報発信・関係づくりがなされている
利用者だけでなく地域の方々の居場所となるよう様々な取り組みがなされており、相談支援事業所をはじめ種々の関係機関との関係づくりがなされている。行政との災害協力や制作物販売、区内就労支援事業のネットワークとの連携など地域に根差した取り組みは、パンフレット等を使用した情報発信から始められている。
事業所の理解や自身との相性を理解してもらえるよう体験等に取り組んでいる
問い合わせや見学についてはいつでも受け付ける旨がホームページ・パンフレットに紹介されている。区のホームページや実際にラウンジでの喫食など事前に情報収集をしてから問い合わせをするケースもある。見学後、体験を通して事業所の雰囲気、職員や利用者の人柄などを知ってもらい、1カ月程度の長い時間を使いながら・個々のペースにあわせながら事業所の理解や自身との相性を理解してもらえるよう取り組んでいる。