評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)異年齢との関わりの中で、協調する心・友だちを思いやる心を育て、仲良く助け合う児童を育成する。
2)基本的生活習慣(言葉づかい、身の回りの整理整頓、物の管理、学習など)を身につけ、卒所後の自立につなげ ていく。
3)子どもを中心にして保護者、放課後児童支援員が協力し合い、地域に根差したクラブを作り上げていく。
4)保育園との併設施設という特色を生かして園との交流を深め、園児と児童の育ち合いを目指す。
職員に求めている人材像や役割
チームで働いていることを意識し、お互いの保育観を知り、尊重できる人
子どもたちに対しても、職員同士でも、相手の立場に立って考え、気持ちを汲みとり、丁寧な言葉かけをする人
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
保護者と協力しながら、遊び・館外活動・自然に親しむ活動・創造活動を計画し、子どもたちの豊かな成長に繋がる機会を設け、寄り添いながら支援していくこと。また、子どもたちの思いやりの心を育て、基本的生活習慣を身につけ自立につなげていけるように、チームで協力して取り組むこと
全体の評価講評
特によいと思う点
子どもの主体性を重んじることを大切にしており、さまざまな機会を通して子どもが意見を述べたり、対話を活発にしたり、自ら行動を起こしたりするよう支援している。メダカやカブト虫等の飼育では、世話の仕方や生き物の名前を子ども同士で相談して決めている。子ども会議もあり、みんなで楽しく過ごすために、今年度の目標について話し合い3つの目標を決めている。また、リーダ―会議ではリーダーが集まり、班替えのグループ分けでは学年のバランスを考えながら班メンバーを決めている。子どもは会議の中で活発な意見交換をおこなっている。
班活動を通して、上級生が下級生をサポートすることで、上級生のリーダーシップの醸成を図っている。また、公園ではしっぽ取りゲームやじゃんけん列車などで遊び、屋上ではサッカーなどを通して、異年齢での集団遊びをしている。異年齢での交流を通して、年上の子は年下の子の面倒を見たり、優しく接することで、思いやりの気持ちを育んでいる。異年齢との関わりを通して、子ども一人ひとりに協調する心、友だちを思いやる心、仲良く助け合う心を育んでいる。
職員は子どもを第一に、子どもの満足感が得られるように日々の活動を組み立てている。「前期活動計画」「後期活動計画」を立案し、月間目標から遊び・館外活動・自然に親しむ活動・創造活動・行事活動・社会性と自主性を高める活動・基本的生活習慣を身につける活動等の活動項目を立て、『大切な人へのプレゼントづくり』や『誕生会の取り組み』など子どもが興味を持って自主的に取り組めるよう創意工夫した活動を提供している。子どもは、個別や集団活動の中で、のびのびと自分らしさを発揮している。
さらなる改善が望まれる点
前年度10月に区指導のもと、感染症、災害時用の事業継続計画(BCP)を策定した。策定にあたっては、現場職員が立案に関わり、利用者には保護者会・面談などの機会に周知している。今後は、BCPに基づいた訓練なども実施し、その振り返りをしながら、実際に役立つ計画となるよう改良を重ねていくことが望まれる。
利用者調査では、外部の苦情窓口の周知に関して、肯定的返答41%、消極的返答15%、否定的返答6%、「わからない」38%であった。職員アンケートでも、「利用者に対しての困りごとや意見に対して真摯に向き合ってはいるが、もっと制度に関して理解する必要性がある」などのコメントも寄せられた。利用者の苦情や意見を、組織の成長の機会として捉え、課題の早期発見や改善に有効につなげていくためにも、苦情相談の仕組みについて、利用者、職員への理解浸透に向けたさらなる取り組みを期待する。
今年度、常勤職員に加え、非常勤職員の給与改定をおこない、賃金アップにつなげ、就業環境の改善に努めている。また、求人募集に有効となるよう法人ホームページにをリニューアルした。しかし、社会全般で問われている「人材確保の困難さ」は小規模法人で改善できるレベルでなく、福祉現場の求人状況の改善について早急な対策を行政主導で打ち出してほしいと法人は考えている。行政と連携しながら、若い世代の価値観やニーズに合わせたさらなる人材確保への工夫が望まれる。
事業者が特に力を入れている取り組み
学童クラブでは子どもの様子を伝えるため、毎月「東が丘学童だより」を発行している。子ども・保護者への配布に加え、併設保育園や区所管課、子どもが在籍している小学校にも配っている。学童だよりのページ構成に工夫があり、毎月季節のイラストや生き生きと活動している子どもの姿を写真に撮ったり、活動の意図・ポイントを押さえたコメントを記載したりしている。4月~3月まで、1年間の「東が丘学童だより」を読むことで、計画的な活動内容や、様々な取り組みがわかり、学童保育クラブの全体像が明確に伝わっている。
職員は子どもの意思の尊重を大切にしており、名前を呼ぶ事でも、子どもに「どのように呼んでほしいか」についてアンケートをおこない、子どもが呼んでほしい呼称について決めている。また、学習時間に宿題(学校・塾)をするか、否か、どんな勉強をしたいかなど、子どもに問いながら、子どもに判断させている。片付けの時間や屋上で遊ぶ時間などの時間管理も子ども自身で判断させている。さらに子どもの人権の尊重を高めるため「子ども人権ガイドライン」を基に職員自身の行動をチェックしたり、子ども人権ミーティング報告書を作成している。
同一法人運営の保育園を併設しており、保育園の看護師の協力を得て、実践的な危機管理研修を実施している。また、屋上スペースを遊びに活用し、子どもの異年齢交流を促進している。さらに、併設保育園を卒園した子どもたちは、保育園の職員から成育歴などの情報提供を受け、育成支援の参考にするなど、切れ目のない支援に活かしている。同一法人運営の保育園と有機的な連携を図り、より良い育成支援につなげている。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:令和6年10月~11月時点の利用児42名を対象とした。
- 調査方法:アンケート方式
WEBアンケート方式:QRコード&URLを掲載した調査のご協力依頼文書を学童保育クラブに送付し、利用者個々に配布し、QRコード&URLから調査票に入力していただいた。個人情報保護のため、管理画面に触れるのは評価責任者のみに限定した。 - 有効回答者数/利用者総数:34/42(回答率 81.0% )
・調査票の回答者は次の通りである。「利用者本人」9名(26%)、「本人が家族等と相談して回答」16名(48%)、「家族等が本人の気持ちを推察して回答」9名(26%)。
・総合的な満足度では、「よい」27名(79%)、「ややよい」7名(21%)で、回答者全員が満足との返答であり、当事業所のサービスに関して非常に高い満足を得ている。
・自由コメントには、「いつも親身に子どもに寄り添ってくれていることが伝わります」「先生方との距離感が近く、安心してこどもも通わせていただいています」などのコメントが寄せられた。
アンケート結果
1.学童クラブでの活動は楽しく、興味の持てるものとなっているか
回答者の85%が「はい」と返答し、学童保育クラブ(以下学童クラブ)での生活に関して高い満足を得ている。「本人は、毎日学童に行くのを楽しみにしています」などのコメントが寄せられた。
2.職員は話し相手や、相談相手になってくれるか
回答者の88%が「はい」と返答し、職員は子どもの話し相手や相談相手になっていると、高い満足度を得ている。「話しを聞いてくれたりします」などのコメントが寄せられた。
3.おやつの時間が楽しいひとときになっているか
回答者の79%が「はい」と返答し、おやつの時間に関して概ね満足を得ている。「おやつの時間がとても楽しい」「毎日、来所したら、おやつチェックをするのが日課です」「おやつの中でこれが好きと話をしてくれます」などのコメントが寄せられた。
4.学童クラブでの約束ごと、活動内容について話し合う機会を設け、職員は意見を尊重してくれているか
回答者の70%が「はい」と返答し、学童クラブの約束ごとや活動内容の話し合いに関して概ね満足を得ている。「意見を吸い上げてくれるよう、サポートしてくれます」などのコメントが寄せられた。
5.職員から学童クラブの約束ごとの説明を受けているか
回答者の94%が「はい」と返答し、学童クラブの約束事の説明に関して非常に高い満足を得ている。「寄り添ってくれていると思います」などのコメントが寄せられた。
6.学童クラブ内の清掃、整理整頓は行き届いているか
回答者の82%が「はい」と返答し、学童クラブ内の清掃、整理整頓に関して高い満足を得ている。「いつ学童保育クラブに伺っても、綺麗で清潔が保たれています」「いつも片付いています」などのコメントが寄せられた。
7.職員の接遇・態度は適切か
回答者の92%が「はい」と返答し、職員の接遇・態度に関して非常に高い満足を得ている。「どの先生もきちんとされています」などのコメントが寄せられた。
8.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
回答者全員が「はい」と返答し、緊急時の対応に関して非常に高い満足を得ている。「家ではそのままにしておくような、小さなけがにも気づいてくれて対応してもらっています」などのコメントが寄せられた。
9.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
回答者の97%が「はい」と返答し、子ども同士のトラブル対応に関して非常に高い満足を得ている。「子どもの意見をいつも聴いてくれています」「いじめはないけれど、絶対に助けてくれると思います」などのコメントが寄せられた。
10.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
回答者全員が「はい」と返答し、子どもの気持ちを尊重した対応に関して非常に高い満足を得ている。
11.子どものプライバシーは守られているか
回答者の82%が「はい」と返答し、子どものプライバシー保護に関して高い満足を得ている。「子どもの人権を理解してくれている場所だと思います」「そのような立場になったことはないが、もし、そうなった時には秘密を守ってくれるであろうと信頼しています」などのコメントが寄せられた。
12.子どもの不満や要望は対応されているか
回答者の91%が「はい」と返答し、子どもの不満や要望への対応に関して非常に高い満足を得ている。
13.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
回答者の41%が「はい」と返答し、「どちらともいえない」15%、「いいえ」6%、「わからない」38%であった。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
アンケートや日常で把握した利用者の要望や把握を検討し、より良い運営に活かしている
目黒区の運営委託施設であるため、区が実施する利用者アンケートの結果を確認・分析し、学童保育クラブの運営に活かしている。新入児説明会や保護者会・親子交流会、個人面談やお迎えの際の会話などを通して、保護者からの意向や希望を把握し、より良い運営につなげている。保護者会では、水筒への麦茶・水の注ぎ足しへの要望に対して区所管課の意見を引用し、今後の方針を保護者に通知している。また、常勤職員間で定期的に打ち合せやミーティングを重ね、さまざまな職層職員からの要望・意見を把握し、より良い事業運営につなげている。
併設の保育園や他学童保育クラブとの連絡会に参加し、より良い運営に活かしている
保育園を併設しているため、日頃から地域の子育てニーズを収集しやすい。また、月1回、区主催の「民営学童保育クラブ連絡会」に参加し、近隣の学童保育クラブの入所申請状況など行政からの情報を収集し、当学童保育クラブの運営に活かしている。たとえば、学校で使用しているタブレットの宿題について、他学童保育クラブの実践例を参考に導入している。運営法人の理事会では、学童保育クラブの事業計画や活動報告の他、予算執行状況も説明しており、理事会には住区住民会議の会長や地域の民生児童委員が理事・評議員を務めている。
保育方針の作成に職員皆の意見が反映され、進捗管理も職員皆でおこなっている
目黒区からの運営委託事業(公設民営)であるため、「目黒区子ども総合計画(令和2年度~令和6年度)」や「目黒区放課後子ども総合プラン推進計画 (令和3年度~令和6年度)」が学童保育クラブ運営上の中長期計画であり、年間保育方針が事業計画に位置づけられている。前年度の取り組みについて職員皆で振り返り、成果・問題点を抽出し、総括をおこない、次年度の重点課題を掲げた年間保育方針を策定している。計画作成後は、ミーテングや会議などで各活動の進捗状況を確認し、必要な場合は計画を見直ししている。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
年度当初の職員会議や研修などを通して、コンプライアンスの理解浸透を図っている
年度当初の職員会議で法令規範やコンプライアンスに関わる事項などを再確認し、社会人・組織人として守るべき事項について理解を深めている。区主催の児童館・学童保育クラブ初任者研修に該当職員を派遣し、学童保育クラブの職員としての心構えなどについて研鑽している。前年度改定された目黒区の「虐待対応」を確認するとともに、要支援対応などの実践においては、相手に不快感などが生じないよう職員相互に注意喚起したり、必要に応じて関係機関から助言を受けながら対応に努めている。
社福で第三者委員を配置するとともに利用者から意見を言いやすい関係作りに努めている
併設の保育園の苦情相談の案内を参考に、当学童保育クラブの苦情相談先などについて掲示している。社福法人として、外部の苦情相談窓口について第三者委員を配置しており、2名の方に委嘱している。そのうち1名は地域の民生児童委員である。訪問調査時点で第三者委員まで至る苦情はこれまで寄せられていない。普段から保護者との面談や保護者会等で意見を言いやすい関係づくりに努めている。また、子どもたちには、子ども会議等を通して意見などを表明できる機会を設けている。
通学校の担任との懇談会などをおこない、協働体制を整えている
前年度からコロナ感染症対策が緩和されて、地域の行事・活動が再開したのを機に、PTAが主催する「ドッジボール大会」や「雪遊び」などに子どもたちと職員が参加するとともに、放課後児童支援員として行事運営を支援している。また、中学校区連絡協議会などを含めて、地域・学校に関連したネットワークへ参加している。さらに、通学先の小学校とは年1回の各学年担任との懇談会とは別に各学級担任との面談を必要に応じておこなうなど、地域連携に努めている。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
併設園の看護師や目黒消防署の方を招いての研修などを実施し、安全管理に努めている
日常保育の中で危険か所がないかどうか定期的に確認し、できる対応はすぐにおこなっている。併設保育園の看護師が講師となっての感染症対策やアドレナリン自己注射薬(エピペン)の使い方などのアレルギー対応の研修を実施している。また、オンライン配信を視聴してのアナフィラキシーショック対応研修も実施している。消防団の方を招き、普通救命講習を実施し、AEDの使い方なども学んでいる。小学校PTA・行政・警察署・地域と合同で通学路の危険か所を点検し、区所管課へ報告し、保護者と情報共有している。
毎月の避難訓練やBCPの作成、災害伝言ダイヤルの実施などにより、有事に備えている
毎月1回、火災・地震を想定した避難訓練をおこない、子どもがいざというときに落ち着いて行動できるようにしている。その訓練の中で年3回、広域避難場所に徒歩で行く訓練を実施し、子どもが道順を覚えるようにしている。交通安全指導や不審者対応訓練も実施している。感染症、災害用の事業継続計画(BCP)も作成し、有事に迅速に対応できるようにしている。保護者には毎月15日に災害伝言ダイヤルを実施し、災害時に活用できるようにしている。定期的にヒヤリハットを報告し、職員間で共有し、事故予防・再発防止に活用している。
「機密情報の取り扱いに関する標準特記仕様書」に則り、情報管理をおこなっている
区の「情報セキュリティ基本方針」や「機密情報の取り扱いに関する標準特記仕様書」に則り、情報の運用・管理をおこなっている。メッセージ配信サービスの導入をきっかけに情報資産の管理の徹底を図っている。パソコンのログイン時のパスワードやカギの収納ボックスにもパスワードを設定し、限られた職員のみでの管理としている。紙媒体の個人情報に関わるものは、鍵付き書庫で保管している。毎年度実施される区の「履行実績評価」の実地調査でも機密情報の管理について助言を受け、保管管理の参考にしている。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
社福法人の求人担当職員を中心に募集をおこない、研修期間を経て採用につなげている
社福法人のホームページをリニューアルした際に採用コーナーの充実を図っており、募集要項を掲載し、福利厚生や自己啓発支援など働きやすさをPRし、人材確保につなげている。毎年11~12月に実施する職員へのヒヤリングで次年度の人事動向を把握し、人事計画を立案している。退職予定者があれば、求人担当職員を中心に募集要項を作成し、募集手続きを開始している。応募者があれば、面接を通じて現場職員と理事が協力して、採用に関わり、研修期間を経て採用している。入職後は、人事異動をおこない、職員の能力開発につなげている。
都・区主催の研修や西部地区研修などを通して、職員のスキル向上を図っている
都・区主催の中堅職員研修や区主催の児童館・学童保育クラブの職員対象の研修、区の西部地区にある学童保育クラブが集まっての西部地区研修などに職員を派遣し、スキル向上につなげている。危機管理対応など重要性が高いテーマは、社福法人独自に研修を企画・実施している。研修担当職員を配置し、個人別研修参加票などを作成し、参加状況を把握しながらどの職員も必要な研修に参加できるようにしている。毎月の職員会議で研修受講者が研修内容を報告し、全職員で共有している。ほぼ全員が、東京都放課後等児童支援員認定資格を取得している。
今年度、常勤職員とともに非常勤職員の給与改定をおこない、賃金アップとなっている
令和6年度の常勤職員の給与改定に伴い、非常勤職員等の給与改定をおこなうなど、職員の就業環境の改善に積極的に取り組んでいる。当学童保育クラブでは、全職員で運営していくという意識が根付いており、職員の上下関係にとらわれず必要な場面ごとにリーダーとなる職員を配置し経験を重ねている。職員アンケートにも、「打ち合わせや会議を通し、職員の一人ひとりの意見を聴く機会を設けているため、職員同士が協力して日々の支援にあたっている」「保育での問題や課題に対し、チームで解決に取り組んでいる」などのコメントが寄せられていた。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
前年度の重点課題として、「安全安心、ホッとできる居場所を目指し、保護者と職員が協力し合い、地域に根ざした学童保育クラブを作り上げていく」ことを掲げ、次の取り組みをおこなった。1)5月にコロナ感染症対応が緩和したため、従来から実施していた行事を再開していくことを協議した。2)夏休みの一日保育を利用して、「保育参観」を実施し、子どもたちのさまざまな様子を見聴きしながら、保護者と子どもたちが交流する機会を設けた。3)利用者アンケートに、「駒沢公園以外の館外も出かけてほしい」という意見もあり、読書の秋ということで11月に八雲図書館で本を借りた。4)東根住区センター児童館が開設したが、学童保育クラブ在籍児童は日常的に児童館を利用することが難しく、土曜日保育の時に児童館を利用して体験した。5)他学童保育クラブとの交流を図るため、12月に西部地区交流会を企画した。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
前述の取り組みの結果・成果は次の通りである。1)5月にコロナ感染症対応が緩和したため、従来から実施していた行事を再開し、予定していた行事・活動を全ておこなうことができた。2)班替えの回数も年間1回から2回に増やした。2)夏休みの一日保育を利用して、「保育参観」を実施し、子どもたちの様子を見ながら、保護者と子どもたちが交流する機会を設けた。3)利用者アンケートでの希望を受け、読書の秋ということで11月に八雲図書館で本を借りた。4)今年度、東根住区センター児童館が開設したことで、学童保育クラブ在籍児童が日常的に児童館を利用することが難しいため、土曜日保育の時に児童館を利用したが、定期的な利用はできなかった。5)前年度12月に他学童との交流を図るため、西部地区交流会を実施することができた。このような実績を踏まえ、今後も定期的に八雲図書館を利用していくこと、近隣に児童館ができ、行きやすくなったため、今後は土曜日保育だけでなく平日も児童館職員と連携を取りながら継続的に児童館を利用していくこと、他学童クラブとの交流事業を継続していくことなどを次年度の計画に反映している。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
お互いに思いやる気持ちを育てるとともに、高め合える仲間作りをすることを目指し、「異年齢との関わりの中で協調する心、友だちを思いやる心を育て、仲良く助け合う子を育成する」を前年度の重要課題に掲げ、次の取り組みをおこなった。1)班活動(当番活動・誕生会の取り組み)の取り組みを再開した。2)屋上の集団遊びを実施し、異年齢との交流を進めた。3)話し合い活動の取り組みとして、屋上でのあそびや学童でのルールを決める際、職員ではなく子どもたちで決めることにした。4)学年会議を設けることを企画した。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
前述した取り組みの成果・結果は次の通りである。1)誕生日カードの作成を再開できた。2)屋上では集団遊びを実施し、異年齢との交流もおこなうことができた。3)屋上での遊びや学童でのルールを決める際、職員ではなく子どもたちで決めることができた。4)学年会議を定期的に実施することはできなかった。今後も、「社会性や自主性を高める活動」を通して、仲間を認め合い、思いやりを持てる力を養うこと、「行事活動」を通して、行事を実施するために必要な仲間との協力を通して、信頼関係を深めていくこと、「基本的生活習慣を身に付ける活動」を通して、班の仲間と協力して、おやつ当番や掃除当番に取り組むことなどを次年度の計画に反映している。
サービス分析結果
【講評】
ホームページをリニューアルして、さらにわかりやすく活動内容を伝えている
区ホームページや社福法人作成のホームページ、「東が丘学童だより」、「学童利用申請案内」などを通して、利用希望者に当学童保育クラブの情報を提供している。法人のホームページはリニューアルし、理念や保育目標、施設概要、工作の様子などの活動内容などを掲載している。ホームページに写真を載せる場合は、個人情報保護に配慮している。ホームページには職員募集も載せており、ホームページを見た人からの問い合わせがあり、非常勤職員として採用に至ったというケースもある。
創意工夫のある学童だよりを毎月発行して、さまざまな活動内容を伝えている
「東が丘学童だより」を毎月作成しており、小学校の校長・副校長・担任に25部ほど、区の所管課や併設保育園にも配布している。学童だよりは、子どもの活動の様子について、写真やイラストなどを多用し、読みやすく工夫している。4月号には”学童での生活のお約束”や”平和について考えよう(平和を大切に思う会)”、”親子交流会”、他の学童保育クラブとの”デュエマ大会&体育館遊び”などが掲載され、生き生きとした子どもの姿が写真から伝わってくる。
見学者対応を丁寧におこない、質問に答え安心感を与えている
見学者を随時受け入れている。10月・11月に見学者が多く、ホームページを見て訪れる方や併設保育園の見学者が将来の利用を考え、学童保育クラブの見学に訪れることもある。見学時の説明は主に施設長がおこない、「学童保育クラブのしおり」を配布し、しおりを基に説明している。見学者からの感想には、「夏休みの水遊びが楽しみ」「きょうだい関係で友達がいるので安心」などが挙がっている。小学校が少し遠いため、1年生は年度当初の4月は職員と一緒に帰ることも説明している。見学時の対応は、「保育日誌」や「引継ぎノート」に記録している。
1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
- 子どもや保護者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や保育所、幼稚園等に提供している
- 子どもや保護者の問い合わせや見学等の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入所説明会ではしおりを基に、細やかな説明をおこない、不安を軽減している
入所申請受付後、入所決定してから、区所管課が各学童クラブでの説明会の案内をしている。各学童クラブでは、入所説明会・入所面談を実施している。入所説明会に際しては事前に書類一式を送付し、説明会当日に保護者に持参してもらっている。入所説明会では、基本的には「学童保育クラブのしおり」を一通り説明するとともにスライドショーを催して子どもの活動の様子や作品を見せている。校庭開放・ランランひろばなどの紹介もしている。また、学童保育クラブの利用の仕方や基本のルールを伝えるとともに、保護者同士の顔合わせもしている。
育成記録で情報を入手して受け入れをおこない、安心感を得るよう努めている
子どもや保護者の意見や要望を「引き継ぎノート」などに記録し、保護者に「育成記録」を記入してもらい、職員間で情報共有し、個々の子どもへの理解を深めている。育成記録や引き継ぎノートを踏まえ、新入児の状況を把握した上で、受け入れをしている。新入児が慣れるまでの期間、通学路の見守りや集団下校をしている。また、新入児歓迎会を開き、在籍児童からプレゼントを渡したり、利用の仕方を説明したりと溶け込みやすい配慮をしている。職員は困る事はないかなどの子どもへの声かけとともに、連絡帳を通して保護者と情報交換している。
一人ひとりの子どもの特性に応じた対応をきめ細やかに実施している
障害のある子の受け入れ時には、障害特性を考慮した対応をしている。排泄に配慮が必要な障害児には、トイレの補助器具や台座の設置の他、職員が介助に入る場合はカーテンを閉めて排泄介助が他の子どもに見えないようにするなど、環境整備を工夫している。また、1年生の受け入れ時は、生活リズムが整うまで定期的に排泄を促すなどしている。障害のある子どもや1年生など、年齢や発達状況に応じてきめ細やかな支援に努めるなど、それぞれの子どもの個別性を大切にしている。
1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、理解を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、子どもや保護者の理解を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの援助に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- 障害のある子ども(発達面で特に配慮が必要な子どもを含む)の受入れに向けた配慮及び環境整備を行っている
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、生活の連続性に配慮した支援を行っている
【講評】
保育方針・総括や次年度の保育方針を立案し、共通認識の基、運営している
「目黒区子ども総合計画」に示された取り組みを踏まえ、前年度の「学童保育クラブ総括」で示された「次年度の重点課題」に沿って、次年度の「学童保育クラブ保育方針」へ引き継ぎ、「年間事業計画」を策定している。保育方針は、①子ども・保護者の状況②重点課題③活動ごとの目標と主な取り組みとなっている。課題(目標)→設定理由→主な取り組み→評価→次年度の重点課題など、PDCAサイクルに沿った取り組みをしている。保育方針は具体的に立案され、「前期活動計画表」「後期活動計画表」の活動項目につなげて立案している。
児童台帳は年齢ごとに項目に沿い発達の様子が書かれ、個別状態が把握できる
一人ひとりの子どもの状況は「児童台帳」や「保育日誌」、「業務・児童記録」などに記載されている他、職員間の共有ノートにて必要な情報を記載している。保育日誌は『記入の仕方の見本』があり、簡潔にわかりやすく書くよう明記され、職員は子どもの様子や対応の仕方などを記入している。業務・児童記録は毎日の子どもの様子や他児との関わりの姿等を記入している。個別の児童台帳は、入所時の様子、1年・2年・3年・4年と年齢別に分かれ、友人関係・集団活動などの6項目に沿って子どもの様子が記入されている。
情報の共有を重んじると共に、会議後や研修後のフィードバックをしている
日々の職員ミーティングの内容を申し送りしたり、その都度、口頭による申し送りをして、職員間での情報共有を密におこなっている。「業務・児童記録」を作成し、記載して、引き継ぎができるようにしている。また、育成支援に関わる内容や記録は、「児童台帳」や「保育日誌」「業務・児童記録」などに記入され、なかでも活用頻度の高いものは「業務・児童記録」である。一方、研修や会議などで学んだ事例や支援方法を持ち寄り、話し合いを深め、支援方法の共有化も図っている。
1.子どもの視点に立った育成支援の目標に沿って育成支援の計画を作成している
- 育成支援の計画は、目標に沿って年間を見通して作成している
- 育成支援の計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、援助の過程を踏まえて作成、見直しをしている
- 障害のある子ども(発達面で特に配慮が必要な子どもを含む)に対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 育成支援の目標や計画について保護者の理解を得られるように説明している
2.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 育成支援の計画に沿った援助の内容について具体的に記録している
- 障害のある子ども(発達面で特に配慮が必要な子どもを含む)については一人ひとりの子どもの状況や援助の内容を具体的に記録している
3.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 育成支援の計画の内容や記録を、職員すべてが共有し、活用している
- 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
- 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じて援助している
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで援助している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め、お互いを尊重しながら協力し合い、関係を豊かに作り出せるよう援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか等)に対し、子どもの意見に耳を傾け、感情の高ぶりを和らげること等ができるよう援助している
- 障害のある子ども(発達面で特に配慮が必要な子どもを含む)が、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
【講評】
年齢状況把握をした上で、観察眼を高め受容と共感の姿勢で臨んでいる
「児童台帳」に学年ごとの子どもの様子について、保育日誌には子どもの姿と対応について、毎日の業務・児童記録にも子どもの姿や他児との関わりを記入している。また、個人面談や担任との懇談などを通じて子どもの理解を深め、丁寧な個別対応を心がけている。子どもを理解した上で、日々の支援では子どものできないところ、困っている事を受け止め、行動を強要する声かけはせず、ある時は子ども同士の力を借りたり、頑張っているところを認めたりしている。職員は日々それぞれの子どもへの観察眼を高め、温かく見守る姿勢での支援を大切にしている。
高学年がリーダーシップを発揮しながら、色々な班活動に取り組んでいる
異年齢で互いを尊重し合い・協力し合い・交流を図る活動として班活動を実施している。班活動では、高学年がリーダーシップを発揮して誕生カードを作成している。「〇月たんじょうびカードぶんたん〇班」の書式をつくり、メッセージカードぶん・いろぬり・ぬりえ1まい・うつしえ1まい・はるひとと分担を決め、カード作りを各班でおこない、誕生児に渡している。おやつの片付けや夏祭り等も異年齢の班活動で関わっている。4年生は張り切り、他の子の意見を聴きながら班メンバーを決めている。異年齢活動では低学年への思いやりの気持ちが育っている。
障害のある子と共に過ごすことで、子ども同士、双方の成長が促されている
障害のある子どもと他児との生活では、言葉やしぐさ、サインなどの方法でコミュニケーションを図っている。他児からもどう関わったらよいか接し方を考えながら歩み寄り関係性を築こうとする姿もみられている。双方でわかりにくい場面は、状況を見極め、職員が間に入って支援することもある。また、気になる子や緊張度の強い子など子どもの特性が多様化しており、職員は子どもの持てる力を発揮するよう個々の特性に配慮し、自信が持てるよう関わっている。耳に手をあて音を遮断させようとする子には落ち着ける場所を設定している。
2.日常の援助を通して、子ども一人ひとりの生活や遊びと集団全体の生活が豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、発達段階にふさわしい遊びと生活を送ることができるよう環境を工夫している
- 子どもが集団活動に主体的に関われるよう、援助している
- 生活や遊びを通して日常生活に必要となる基本的生活習慣を習得できるよう、援助している
【講評】
対話を大切に活動内容や遊びのルールを決め、好きな遊びを選んでいる
子どもの自主性を育むため、子ども同士で話し合って決めている。子ども会議を設け、みんなで楽しく過ごすために目標を立てている。多数決で決めるのではなく、少数派の意見も取り入れるよう平等にしている。子どもたちは考える力が身に付き、その子なりの対話が活発にできている。また、話し合いは縦割りの班ごとや学年ごとに行い、屋上での遊び方や室内での遊び方を定めている。子どもが”やりたい”という声に応じている。屋上でのサッカーや室内では工作活動、カードゲーム遊び、玩具での遊びと、好きな遊びを選び夢中になって遊んでいる。
集団遊びを通して自ら遊びを楽しむよう、主体的な関わりを培っている
子ども同士が関わって遊ぶ楽しさや知らないルールを身に付けることをねらいとして、集団遊びを取り入れている。公園では、しっぽ取りゲームやじゃんけん列車などの遊びを実施している。他の事業所の子どもと交わって遊んでもいる。また、卓球やドッジボール等、子どもがやりたい活動をやりたい子が申し出ることにしており、個々の自主性を尊重している。職員は前期・後期活動計画表を作成し、”学童クラブでの遊び”として、簡単なルールのある遊びや集団遊び、大縄跳びなどを月ごとの計画に入れている。集団活動の内容は、自ら子どもも決めている。
自由な活動を主にした中で、学習習慣や挨拶・言葉づかいに留意している
学童クラブに到着した子どもは、ホワイトボードに記してある「一日の流れ」を自分で確認し、活動に参加している。一日の流れにおいておやつ後、学習の定着習慣づくりの一環として、集中できる空間を用意した上、集団で一斉に学習をおこなっている。宿題をする子、習い事のドリルをする子とさまざまである。学習定着習慣づくりの他、”生活のお約束”を大切にしており、「ただいま」の元気な挨拶の励行を促している。言葉づかいも丁寧な言葉づかいを目指しており、まずは職員の言葉づかいを通じて、子どもに影響を与えようとしている。
3.日常の活動に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- 子ども同士が意見を出し合いながら企画や活動をつくり上げていく機会を設けている
- 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
夏祭りやおたのしみ会の出し物の企画を決め、自ら行事に取り組んでいる
子どもが興味・関心を持つ行事には夏祭りやおたのしみ会などがある。夏祭りでは子ども自身で出し物を決め、話し合いの中でそれぞれ力を発揮して楽しんだり、物事に集中したり、他の子の頑張りや上手にこなす姿に刺激を受けたりしている。おたのしみ会では、テーマを『お店屋さん』として、子ども同士で話し合い、もぐらたたき・割箸で作った射的・ミステリーボックス・コイン落としのコーナーを出店している。お店屋さんと遊ぶグループに分かれて楽しんでいる。職員もスライム作り・お菓子引きスーパーボールすくいのお店を出店し、盛り上がっている。
班会議・学年会議が活発に機能して、話し合いを深めルールを決めている
子どもが積極的に意見を出し合う機会として、班会議や学年会議を設けている。会議では子どもの中で司会と書記を決め、記録をしている。意見としてプール遊びの際に気をつけることなどが出て、子ども自らがルール(先生の話を聞く・プールでふざけない・忘れ物をしないなど)を決めている。学年会議では学年ごとに目標について話し合い、さまざまな意見の中から3つに絞って目標を決めている。物を大切に使うことや楽しく仲良く過ごす、人の気持ちを考えて行動するなどを決めている。室内にも掲示して確認できるようにしている。
行事への保護者参加を呼びかけ、大勢の保護者が活動に参加している
保護者参加の行事では、夏祭りや親子交流会などがある。夏祭りは、子どもの出店に保護者にも来店してもらい、親子で楽しく交流する機会を設けている。出店を手伝う保護者もいて、盛り上がりを見せている。親子交流会では子どもの意見を取り入れたこともあり、大勢の保護者が参加している。第一部は親子で学童保育クラブの遊びとしてじゃんけん列車ゲームや手作りゴルフを体験している。第二部は保護者同士のグループトークで学習のことや夏休み中のお弁当やイベントのこと、旅行などについて情報交換し、有意義な時間となっている。
4.子どもの主体性を尊重し、学童クラブでの生活が楽しく、快適になるような取り組みを行っている
- 子どもが自ら進んで学童クラブに通い続けられるよう援助している
- 共通する生活時間の区切りをつくり、子ども自身が見通しを持って主体的に過ごせるよう援助している
- 子どもが安心して活動できるよう、状況に応じて室内の環境を工夫している
- 【「新・放課後子ども総合プラン」「都型学童クラブ実施要綱」に基づき放課後子供教室と一体型で実施、または連携して実施する場合】
子どもが放課後子供教室の活動プログラムに参加しやすいように連携を取りながら援助している
【講評】
行き渋りの予防に力を注ぐと共に、穏やかに過ごせる居場所をつくっている
学童保育クラブ(以下学童)が子どもの居場所となり心地よく過ごせることを願っている。子ども自ら進んで学童に通うことができない『行き渋り』の予防として、学年の節目となる時期に保護者面談や教職員との懇談を通して、子どもの『思い』を把握することに努めている。『行き渋り』の兆しが現れた時は、家庭や学校と連絡を図りながら迅速に対応できるよう体制を整えている。子どもによっては学校と学童の両方ともに行かない子や、学校は嫌だけど学童に来る子もいる。職員は子どもの気持ちを受け止め、常に温かく接している。
スケジュール管理を自ら行ない、活動の充実を図るよう取り組んでいる
生活時間の区切りを子ども自身が身に付けるため、ホワイトボードに一日のスケジュールを記載している。子どもは学童に着き、一連の身支度を整えた後、ホワイトボードを見て、片付けの時間、屋上で遊ぶ時間、おやつの時間などを確認している。おやつを早く食べて、学習してから遊ぶなど、自分で時間管理している。遊び時間に何をしようか決め、屋内外で動的な遊びをしたり、机上遊びなど静的な遊びも工夫して取り組んでいる。職員が見守る中、あるいは職員と一緒にさまざまな活動を子ども主体でおこなっている。
他の関係機関と連携を取り合い、活動の場を広げる取り組みを実施している
子どもの実態に応じて月曜日・水曜日には「ランランひろば」や小学校の校庭開放を利用している。児童館、放課後子ども教室も活用しており、放課後子ども教室では活動プログラムに沿って体験学習に参加している。調理室でのおやつ作りの他、スライム作り、羽子板作りなどをおこなっている。小学校からの発信の基に活動に参加しているが、夏休み中は移動で汗をかくのが嫌だと、参加者は1年生が主になっている。学童内だけで過ごすのではなく、多様な関係機関と連携を取り合い、子どもの活動の場を広げる機会を提供している。
5.子どもが日々の生活を円滑に過ごせるよう、学校等と密に連携を図っている
- 子どもが学童クラブでの生活を円滑に過ごせるよう、学校との情報交換や情報共有等密に連携して援助している
- 不登校など課題を抱える子どもについて、学校と密に情報共有しながら子どもの気持ちに配慮して援助している
- 障害のある子ども(発達面で特に配慮が必要な子どもを含む)や養育環境で特に配慮が必要な子どもの援助にあたっては、関係機関(教育機関、福祉関係機関、医療機関等)と連携をとって行っている
【講評】
小学校との情報の共有化や懇談の機会を設け、つながりを深めている
活動目標として、「学校の先生と児童との連絡や交流を適切にとり、充実した保育を図る」を掲げ、教職員と学童保育クラブ(以下学童)職員が連携し、必要に応じて情報交換や情報共有を実施している。学校へ子どもを迎えに行く時に懇談したり年度初めに各学年と懇談会を持ったり、各学級担当との面談も必要に応じておこなっている。一方、気になることがあれば電話で確認するなど、情報交換の垣根を低くしている。また、学校行事の運動会に参観し、子どもの練習の成果をみる機会もある。校庭開放などの利用により、小学校とのつながりを充実させている。
学校や保護者と連携をとり不登校児への対応を、細やかにおこなっている
不登校の子どもについては、小学校との情報共有や情報交換、状況確認をおこなっている。保護者ともできる限り面談をおこない、家庭での状況確認もおこなっている。関係機関などとも連携し、学童としてできることを話し合っている。不登校でも学童には来る子に対して、職員は集団行動の苦手な子や切り替えができにくい子の意思の尊重を図り、見守り、適宜の言葉かけをしている。クールダウンできる場所を工夫して提供している。学校に通えなくても、学童に来ることで生活リズムを崩さないようにして登校復帰を目指すよう対応している。
障害特性に応じた対応の仕方を考慮し、集団生活への援助をしている
障害のある子や配慮が必要な子の援助では、保育所などの訪問支援制度や移行支援、放課後等デイサービスなどと連携している。障害認定を受けている子は、職員の加配や巡回指導の臨床心理士のアドバイスを受けている。保育日誌に個別の様子や関わり方を記載して職員間で援助方法の統一化を図っている。サービス担当者会議の出席や『サービス等利用計画書打ち合わせ会』にも参加して、障害特性に応じた対応の仕方を学んでいる。配慮が必要な子どもについても職員間で観察眼を高め、子どもの様子を確認し合い、必要に応じて手助けしている。
6.子どもがおやつを楽しめるよう援助している
- 子どもが楽しく、落ち着いておやつをとれるような雰囲気作りに配慮している
- 子どもの来所時間や夕食の時間帯等を考慮して提供時間や内容、量等に工夫を凝らしている
- 子どもの食物アレルギーの状況に応じたおやつを提供している
【講評】
おやつの種類が多く、おやつの時間が楽しくなる品目を用意している
子どもが楽しくおやつを摂れるような雰囲気づくりとして、各机には子どもが呼んでほしい名前のシールを貼っている。おやつは菓子パンやドーナツ、小学生が好きそうなお菓子類、プリン、ゼリー、グミ、ようかん、果物、野菜ジュースと多種類を用意している。土曜日おやつやセレクトおやつもある。おやつの準備は職員が購入からおこない、袋ごと配ってもいる。おやつマニュアルもあり、活用している。また、「東が丘学童だより」の裏面に毎月おやつ予定として、品名等を詳しく記載し、おやつを楽しみにしている子どもにおやつの内容を伝えている。
おやつのお代わりや簡単クッキングとおやつへの関心が高まっている
おやつの量は、夕食が食べられなくならないように調整している。おかわりもでき、希望する子ども全員に行き渡るよう配慮している。おかわりの決め方は子ども同士で話し合い、じゃんけんで決めるなど、楽しく工夫しておかわりをしている。既製品のおやつが多い中で、時々簡単クッキングでおやつ作りをしている。区からの指示もあり、一工程でつくれる調理をしている。三角巾やエプロンを着け、ラップおにぎりやフルーツポンチ、フルーチェなどを作り、美味しく食べている。
食物アレルギーを持つ子どもへの対応を考慮して、安全性を確保している
食物アレルギーを持つ子どもへの対応の仕方を決めている。「健康状態申出書」や「アレルギー調査票」「アレルギーチェック表」などを用いて、保護者と対応方法について定期的に確認している。おかわりを別の袋で提供するよう、視覚的にわかるように配慮している。代替品などがある場合は、子どもに選ばせるなど工夫している。ヒヤリハットの防止や誤食をしないよう注意を払っている。職員はアドレナリン自己注射薬(以下自己注射)を預かっている子どもへの対応として、保育園の看護師より、自己注射実施研修を受け、自己注射の扱い方を習得している。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるよう援助している
- 医療的ケアが必要な子ども等に、専門機関等との連携に基づく対応をしている
【講評】
子どもだけでなく保護者にも感染予防への周知をしている
感染症流行時には、子どもだけでなく保護者にも伝え、予防への周知を徹底しておこなっている。保護者には入所時に「学童クラブのしおり」を渡しており、しおりの中にも「学校感染症の場合について」の項目があり、登所日や学級閉鎖時などの約束事を明記している。頭じらみの発生時などは、保護者に伝える手段としてICTシステムで知らせている。子どもへの健康教育は、手洗いの徹底を伝えると共に、トイレの手洗い場などに、手洗いのイラストを貼っている。
併設園の看護師が子ども・職員への感染症予防の啓発をおこなっている
保育園併設のメリットを活かして、保育園の看護師から必要に応じて、子どもや職員への感染症予防の啓発をおこなっている。また、職員対象に事故・けが、アレルギー対応などの研修を実施し、子どもの安全確保に努めている。訪問調査時点で医療的ケアが必要な子どもは在籍していなかった。将来の利用に際して、職員間で受け入れにあたっての心構えや具体的な対応準備などについて検討していくことが望まれる。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの様子や発達の状況について、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 子どもの出欠席の確認など、保護者と協力して安全を確保する取り組みを行っている
【講評】
就労支援や悩み事相談に応じ、多面的な側面からの支援をおこなっている
保護者の就労支援に向けては、併設している保育園の延長時間が19時15分まででありそれに合わせて学童保育クラブ(以下学童クラブ)も通常は19時までのところを19時15分にしている。延長時間を申し込んでいる利用者は10名以上いる。また、保護者の個別の子育て事情に配慮して、連絡帳を使って、小さなことでも伝え、親子の心のケアもおこなっている。悩み事相談にも応じ、子どもの成長発達に不安を抱えている保護者には、スーパーバイザー事業を活用し、保護者も同席して専門家の意見を聞いている。
交流の場を設けて、保護者同士の活発な話し合いの機会をつくっている
保護者同士が交流する機会として、年1回の親子交流会や保護者会を設けている。親子交流会は参加率が良く、家庭によっては祖父母までくるところもある。学童クラブでおこなっている遊びを親子で楽しんだり、パターゴルフ作りやけん玉作りをしたりしている。その際には、親子に飲み物を提供している。保護者会は年2回開かれ、年間計画の話や自己紹介の他、フリートークタイムの時間を設け、保護者同士が話しやすい雰囲気づくりをしている。
信頼関係構築のため、個人面談や日々の生活での送迎時に配慮している
保護者と職員の信頼関係構築では、個人面談を通じて直接保護者と向き合うことを大切に、子育ての悩みを聴き取る事や学童クラブでの様子を伝えており、安心感を与え、信頼し合える関係性をつくっている。個人面談では、全員に声かけを行ない、常勤職員1・2名で対応している。また、日常の生活の中でお迎え時や電話などで情報交換ができるように話しやすい雰囲気をつくり、何でも話せるように努めている。連絡帳記入の時も、小さなことや子どもの変化について記入している。子どもに寄り添うと共に保護者にも寄り添い相談にのるよう努めている。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 学童クラブの行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが地域の子どもや大人と交流できる機会を確保している
【講評】
他の学童クラブや小学校、児童館と交流を深め、新鮮な刺激を受けている
地域資源の活用では、区内西部地区の10か所の学童クラブの子ども同士で交流を図っている。各クラブの特色を出しながらクイズ形式の問題を出し合いゲームをおこなったり、自己紹介をしたりしている。おやつについての情報交換もあり、おやつ選択に役立つ情報もあり、取り入れたりしている。また、児童館との関わりでは、学童クラブだけでは体験できない遊びや他の子、支援職員との関係性を築いている。卒所後の地域での遊び場となるようつなげている。近隣の公園場所や利用方法も知らせている。小学校の行事参加、学校公開の体験も実施している。
地域の方々との交流を深める催しものに参加して生活の場を広げている
子どもが地域の方々と交流する機会として、住区や青少年部の催しに参加している。住区、学校共催の羽根つき大会に参加している。児童館・PTA・地域育成団体が主催するフェスタや雪まつり、ドッジボール大会などにも参加して、交流の機会を広げている。学童クラブ主催の「学童夏祭り」では、保育園併設型の特徴を活かして、保育園職員もお客さんとして来場し、卒園した子どもの成長ぶりを観察している。次年度は保育園児を夏のおたのしみ会など、招く日程・時間を配慮し保育園との交流を図ることや保護者からのボランティアを募りたいと考えている。
【講評】
プライバシーや個人情報同意書を基に、個別に細やかな配慮をしている
「個人情報同意書」を使って、利用者に個人情報の取り扱いについて説明し、同意を得ている。学童だよりやホームページ、保護者会の資料などに写真を載せる際には、保護者の同意を取り、慎重に取り扱っている。また、保護者が同意している写真でも、誕生日カードの写真を全体に見せる時は、改めて子ども自身に確認している。内緒事や秘密のことや他の人に聴かれたくないことなどについて、職員は子どもとの約束を守り、他の子どもに漏れないよう徹底している。個別の子どもへの羞恥心にも気を配る支援のあり方にも日々気を配っている。
子どもの意思の尊重や人権擁護に向けた取り組みを丁寧に実施している
一人ひとりの子どもの尊重では、どの様に名前を呼ばれたいかについて、「みんなのアンケート」をおこなっている。アンケート結果を踏まえ、あだ名で呼んでほしいという子には、子ども同士は子どもの求めに応じている。しかし、職員は呼び捨てはせず、「○○ちゃん」「○○くん」と呼んでいる。机のシールも子どもの呼ばれたい名前を記入して貼っている。また、職員は子どもへの関わりに関して、区作成の「子どもの人権ガイドライン」に沿って自己チェックをおこない、子ども人権ミーティング報告書を作成し、言動の振り返りをしている。
トラブル対応に真摯に向き合い、暴力・いじめに発展しないよう配慮している
子ども同士のトラブル対応では、職員は”暴力・いじめ”に発展しないよう未然に防いでいる。子ども同士で話し合いをさせたり、仲裁に入ったりしている。また、それぞれの事案について「どのような原因・どのような対応・結果」になったか、職員間で話し合い「業務・記録」に残して支援のあり方を共有し、暴力・いじめの防止に取り組んでいる。利用者調査では、「いじめはない。絶対に助けてくれると思う」の意見が寄せられていた。さらに、「利用者の気持ちの尊重」に関しては、回答者全員が満足と返答している。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どものプライバシーに配慮して援助している
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の援助の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮して援助している
- 学童クラブ内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】
園独自に作成したマニュアルも活用しながら業務の標準化に取り組んでいる
おやつマニュアルや安全計画書の他、学童保育クラブ独自で常勤職員が作成したものとして、感染症マニュアル、災害マニュアル、電話対応マニュアルがあり、このマニュアルに沿って基本事項や手順などを明確にしている。さらに「目黒区子ども総合計画の延長」に基づき「対象学年の延長」や「保育時間の延長」、「学童保育クラブの自由選択」なども作成し、業務の標準化に努めている。また、マニュアル類は事務所に設置して、職員が閲覧できるようにしており、必要に応じてマニュアルを参考に育成支援をおこなっている。
区の手順書の改訂や保育方針などの点検・見直しを毎年度、おこなっている
区では基本事項や手順書の改変を必要に応じておこなう他、学童保育クラブでは、「東が丘学童保育クラブ保育方針・総括」や「東が丘学童保育クラブ保育方針」、「東が丘学童保育クラブ安全計画」、「学童のしおり」などは、毎年度、点検・見直しをしており、区に提出している。一方で、マニュアルや手引書によっては、現在の実態にそぐわない事例もあり、年度内に見直す機会を設け、必要に応じて区の所管課と確認していきたいと考えている。
子どもや保護者、職員の意見要望を受け入れ、改善に向けて尽力している
学童保育クラブでは、年度終わりに、子ども・保護者に向けてアンケートを実施しており、意見や要望を職員間で共有し、必要に応じて行事や活動に反映している。意見要望の一つとして、夏休みの昼食提供についての要望が挙がっている。職員からの意見では屋上での遊びを学年で分ける提案があり、学年で分けて活用している。また、おやつの時間についての意見では、おやつ時間の残りの5分を、クイズの時間としている。クイズが出され、子どもは楽しんでいる。学童保育クラブ全体に意見要望を言いやすい雰囲気がある。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
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【講評】
職員に「保育方針」などを説明し、共通認識をもって日々の育成支援に取り組んでいる
年度当初の職員会議などを通して、「目黒区学童保育クラブ保育方針」を基に作成した「保育方針(事業計画)」などを非常勤職員も含めて全職員で確認し、学童保育クラブにおける育成支援の意義やあり方や、職員が何を求められているのかを理解し、共通認識をもって日々の育成支援に取り組めるようにしている。今年度は4つの重点課題、さらに具体的な活動ごとの目標とその主な取り組みを明確化し、定期的に進捗管理をおこない、職員皆が一丸となって目標達成に取り組んでいる。
保護者には、新入所児説明会や保護者会などを通して保育方針などについて説明している
新入所児説明会や保護者会(年2回)などで、保育方針・活動計画について保護者に説明し、学童保育クラブの目指すことや具体的な取り組みについて理解浸透を図っている。毎月作成・発行している学童だよりにも、当学童保育クラブの取り組みについて周知している。さらに、利用者に関わる決定事項について、すぐにICTシステムにより発信し、さらに詳しい説明が求められる場合は、お知らせ文書の配布や保護者会などで直接保護者へ説明し、正確な情報提供を心がけている。
重要課題を検討する場として、職員会議や常勤会議、リーダー会議などを設けている
運営社会福祉法人(以下社福)や学童保育クラブとしての決定事項は、職員会議や常勤会議、リーダー会議などを通じて、決定に至る経緯を含め職員に丁寧に説明し、理解を得るように努めている。当法人は学童保育クラブ(2か所)・ランランひろば(1か所)・保育園(1か所)を運営しており、職員全体で20名程の小規模な法人であるため、法人理事長・事務局と各事業所との間で情報交換が密に図られている。些細なことでも各事業所からすぐに法人事務局に報告が上がり、法人事務局の意思決定がスピーディーにおこなわれ、各事業所に伝達されている。