評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)子どもたちに愛情を注ぎ、養護、保育、教育を行っていく。
2)子ども達が、心身ともに(強く、優しく、美しく、そして健やかに)なれるよに子ども達を保育し、保護者をサポートしていく。
3)保育目標に掲げる4つの子どもを育てられるように日々の保育の中で導いていく
4)子どもの発するサインを的確にキャッチし、さりげない援助や言葉かけを行い、子どもが達成感を味わい、見通しを持って行動できるように方向づける
5)子ども一人ひとりの発達に即した適切な時期に無理のない援助、保育を行う
6)子ども達が安全に安心して暮らせる環境を提供する。
職員に求めている人材像や役割
・他者を思いやる気持ちを持ち、子どもの最善の利益を保障する保育を行う。
・イレギュラーにも冷静に対応でき、前向きに行動できる人材。(考え方が柔軟で変化を恐れず受け入れられ、他者の考えを認め、考え方を理解してあげられる人)
・あたたかい雰囲気で子ども達を見守ることが出来る。
・相手の立場に立って物事を考えることが出来る。
・保育に対して向上心をもち、専門知識の習得に努める。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
・自分自身の長所を発揮し、得意な保育技術関しては同僚や後輩に教えることができ、組織の向上を考えられる。
・子どもの命を預かっていることを自覚し、責任を持って業務にあたる。
・さくらさくみらいの「たいせつなこと」をしっかり理解し、子ども一人ひとりが主体的に考え行動できるように見守り、自分に自信を持ち生活できるような環境を提供し、保育士自らが人的環境として丁寧に寄り添うことができること。
全体の評価講評
特によいと思う点
子ども一人ひとりに丁寧に寄り添う保育の実践を心がけています。幼児クラスは保育室の出入り口を閉めておらず、子ども自身の判断でクラスの活動でなく別のクラスの活動に参加することも自由にしています。また、各クラス、子どもが主体的に活動ができる環境構成にしています。遊びによってマットや木製の低い棚を移動し各種コーナーを設けて、自分で考え、取り出し、楽しみにできる環境を作っています。毎月の乳児会議、幼児会議で保育室内の基本の動線は維持しながら、子どもの興味関心に合わせレイアウトの変更について検討しています。
1、2歳児は、自分でしようとする意欲に合わせています。幼児も集団生活をする中でお互いを認め合える思いやりと優しさを感じて表現できるよう職員は声掛けや援助をしています。職員が質問を投げかけたり、子どもたちが考えたり、自分の言葉で発表するサークルタイムも作っています。「チクチク言葉とふわふわ言葉」は子どもたちが考えランキングし掲示をしています。子ども同士のトラブルに関しては、子ども社会のジャッジを大人がせずに自分たちで話し合い、考える中で折り合いをつけ、次に進んでいく経験を積んで欲しいと考えています。
園周辺には活動の目的によって選べる公園が多数あるほか、寺、運河等もあり、戸外活動がしやすい環境があり活用しています。幼児クラスの遠足はクラスごとに場所が違いますが、京急電車を利用しています。弁当は後から調理担当職員が届けています。また、ハロウィン行事の時は、バス会社の協力のもと、仮装をした子どもたちが会社を訪問し、お菓子をもらいました。不審者対応訓練では警察署の協力を得て、幼児クラスにも分かる内容で話をしてもらっており、子どもたちは地域と関わる様々な機会で活動や生活の幅を広げています。
さらなる改善が望まれる点
園では、職員間のコミュニケーションを大切にし、子どもの育ちにつなげています。保育経験による保育観について様々な考え方がありますが、職員は、保育経験による職員の意識や保育観の違いを認め合い、リーダー間の保育感の違いなどについてもお互いの考え方を理解するように努めています。職員間で保育についての考え方を話し合うなど、相互理解やコミュニケーション促進につなげ、より高い保育の提供が図られることを期待します。「笑顔さく さくらさく保育園」という今年度からの園独自のスローガンを職員と共有することにも期待します。
園では開園から4年目を迎え、改めて運営法人の保育方針である「愛情をたっぷり注ぎ、あわてず個性をのばす」の保育に向けて課題解決のため、より子ども主体の保育の理解を深めて実際に生かしていくことが必要であると感じていました。そのための取り組みとして、他園の保育内容や実践、交流をしながら職員個人が振り返る機会としたり、社内・園内・外部研修に参加して、子どもにとっての最善の利益を保証する保育の方向性を探り、理解する機会にしてきています。今後も取り組みの継続が望まれます。
週日指導計画の掲示、運営法人プログラムCliPのドキュメンテーション掲示、SNS配信等から保育を身近に感じてもらい、園での日々の様子を知ってもらえる環境を作っています。保護者参加行事からも子どもたちの園生活の様子を直に知ってもらえる機会作りに努めています。今年度は年度途中の園長交代、複数職員の退職もありましたが、今後は、新園長・職員で考え決めた園独自のスローガン「笑顔さく さくらさくみらい保育園」についてもさまざまな機会を利用して発信し、保護者理解に繋げていくことが望まれます。
事業者が特に力を入れている取り組み
園長は、今年度7月から現園に着任し、職員とのコミュニケーションを心がけ、チームで子どもの育ちに努めています。そのために自身の役割と責任の明確化のほか、めざす保育や園の運営について各種会議を通して全職員で共通認識を深めています。園長はクラスごとの職員の工夫や頑張りを信じながら、自身が現場に入ることは極力せず、後方支援を心がけており、記録や職員報告から保育内容の把握、課題、職員のスキル、子どもの現状などを把握し、課題の解決に向き合いながら保育の質の向上に向けての工夫をしています。
運営法人プログラムのCliPがあり、職員が指導をしています。活動のねらいとしては制作を楽しむ、自分たちでルールや決まりを作りながら集団遊びを楽しめるようにしています。園ではそのクラスで興味を持っていることや、年中行事を目安に始めています。小麦粉粘土遊び、食育や飼育等を通して友だちと同じ経験を持つ、命の大切さを知ることなどに取り組んでいます。また「絵本」も大切に考え、絵本にたくさん触れられる空間として廊下の一角に「さくささくライブラリー」を設置し、子どもたちは自由に絵本を読んだり、借りたりしています。
今年度、年度途中の園長交代や複数職員の退職がありました。本来であれば保護者に向けて年度当初に伝えておくべき園の方針や保育内容、年齢によるトラブルの際の対応などについて、園体制が落ち着いた時期にあらためて園長が園だよりの中で、子どもたちの成長に伴うトラブル等の対応について、行事について、食事の場面についてを取り上げ、詳しく説明し、理解を求めています。その他、日々の送迎時の何気ない会話のやりとりや連絡アプリの記載内容から保護者の悩み事などを拾い上げながら、保護者と職員の信頼関係の再構築に努めています。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:利用者調査における家族アンケートの回収方法は、事業者より利用者家族にWEBアンケートの案内を配布して、入力締め切り後には、直接評価機関が集計する方法で行った。
- 調査方法:アンケート方式
事業者より利用者家族にWEBアンケートの案内を配布して、入力締め切り後には、直接評価機関が集計する方法で行った。 - 有効回答者数/利用者家族総数:27/59(回答率 45.8% )
総合的な感想では、利用者の93%、全員が「大変満足」「満足」との意見です。
「園で提供される食事・おやつはお子さんの状態に配慮し、工夫されたものになっていると思いますか」や「園での活動はお子さんの心身の発達に役立っていると思いますか」などの項目についても、概ね全員が「はい」と答えています。
「電子連絡帳が先生からの連絡が返信という形でしか発信できないのでしょうか。たまにしかない連絡のために、毎朝発信することが手間の割に、ほとんど返信の連絡もなく、必要性を感じませんでした。そのため発信を控えた時期がありました。しかし、発信するように指摘がありまして、今一度システム上可能かをお調べいただきたいです。 普段からとても頑張って工夫を凝らして保育をしていただいており、毎日感謝しています。ありがとうございます。」といった意見もありました。また、「毎日色々な遊びやお散歩などの活動をさせてくださり、楽しく過ごせているのではないかと思います。安心して子どもを預けられる環境でありがたいです。」といった感謝の意見もありました。
アンケート結果
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
93%が「はい」と答えています。 「家庭ではフランス語で会話していることが多いので、保育園で日本語が学べるのは大変助かってます。」といった意見もありました。
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
89%が「はい」と答えています。 「園での出来事は、家でもよく話してくれて、楽しそうに生活しているようです。」といった意見もありました。
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
93%が「はい」と答えています。 「バランスよく提供していただき、いつも概ね完食しているようです。」といった意見もありました。
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
85%が「はい」と答えています。 「周囲に公園が多く、いろいろな場所で遊んでいるようです」「葉っぱを拾ったり、保育園で学んだことを私生活でも再現しています。」といった意見もありました。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
70%が「はい」と答えています。 「保育士のスタッフの方の予定もあると思いますが、急な保育時間の延長にも対応してくれます。 大変に助かっています。」といった意見もありました。
6.安全対策が十分取られていると思うか
78%が「はい」と答えています。 「園内での見失いがありましたが、当時の状況を細かく分析して説明を受け、対策をとって頂きました。 」といった意見もありました。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
93%が「はい」と答えています。 「土曜に設定いただいたりと、配慮されていると思います」といった意見もありました。
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
78%が「はい」と答えています。 「今年度園長先生の交代がありました。年度の途中で交代があったこと、またそれ以外にも保育士が複数名退職が続いたことがあり、何か問題でもあったのかと不安に思いました。」といった意見もありました。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
89%が「はい」と答えています。 「いつも綺麗です」といった意見もありました。
10.職員の接遇・態度は適切か
81%が「はい」と答えています。 「いまの御時世、服装や髪型などは自由を認めれば良いと思う。(そのほうが職員の(園に対する)エンゲージメントが上がるのであれば)」といった意見もありました。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
93%が「はい」と答えています。 「熱が出た時も迅速に電話で教えてくださり、熱が出てからの経過をメモして渡してくれます」といった意見もありました。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
48%が「はい」と答えています。 「そういう場面にあったことがないので分かりません。」といった意見もありました。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
85%が「はい」と答えています。 「雑談で子供にクラスで誰が一番優しいか聞いたところ(お友達の中でという意図で)、担任の先生の名前を言われました。一人で十人以上の子をみていてイライラすることだってあるだろうに、子供がそんなふうに言うなんて、普段からたくさん優しさをもらっていて先生のこと信頼しているんだなと感じました。」といった意見もありました。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
81%が「はい」と答えています。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
85%が「はい」と答えています。 「保育の様について追加の面談を依頼した際も、担任+園長の両名から保育状況を丁寧に教えていただくことができた。 」といった意見もありました。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
70%が「はい」と答えています。
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
30%が「はい」と答えています。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
利用者や職員の意向と地域情報を収集し、園運営や保育に反映できるよう検討しています
保護者が参加する行事の後には、保育アプリを通してアンケートを実施し、保護者の意見や意向の把握を実施しています。アンケート結果から次回に生かすための案件を抽出するほか、把握した意見要望の課題を職員間で共有しています。今年度は「子どもの演技が見えにくい」「動線が悪い」などの意見をいただき次回の運営につなげる予定です。また、園長は地域会議に参加し、地域の福祉ニーズや保育の課題を共有しています。運営委員会で保護者から意向を聞き取り、運営委員会議事録を作成し、職員にも共有をし園運営や保育への反映に努めています。
全体的な計画に基づき月案や週案を作成し、質の高い保育サービスを提供しています
園では、単年度の事業計画書に明示している中長期計画に沿って、事業計画と全体的な計画の策定を園長が担当しています。策定にあたり個別面談や降園時の会話などで把握した保護者ニーズの傾向、各種会議やミーティング、区や業界団体の動向などを考慮し、その内容を踏まえて全体的な計画や年間保育計画を策定します。各クラスの担任は、それらの計画に基づき月案や週案などを状況に応じて見直しながら作成し、計画に基づいて保育実践を行うことにより、保育者の専門性を高め質の高い保育サービスを提供しています。
園運営について職員で共有し、期ごと行事ごとに振り返りを実施して改善に努めています
園では、「事業計画」や「全体的な計画」をもとにクラスでの保育・運営を計画的に進めています。指導計画は、職員が作成し、園長が確認しています。また、計画の振り返りは年間指導計画で明示するねらいをもとに、期ごとに実施する他、行事ごとにも実施して記録を残し、課題の抽出と改善に努めています。職員の計画に基づく振り返りは園長と確認して次の計画の参考としています。また、「笑顔さく さくらさく保育園」を園独自のスローガンとしています。めざす1年後の具体的な姿を明示し、そのための取り組みを職員と共有していくことを期待します。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
子どもの尊重、コンプライアンス法令等について、本部主導で周知と徹底に努めています
園の職員は、守るべき法、倫理、規範等について、入社時の研修で周知、確認しています。また、園では、園規則、服務規程、各種マニュアル等を事務室で確認することができるよう配置しています。また、法人本部の研修担当が中心となり、「虐待」「不適切保育」「コンプライアンス」などの人権擁護の研修を年度で計画して遵守に努めています。そのほか、園では人権養護のセルフチェックを行い、職員会議などで周知し、職員同士が互いの言動に注意を払い不適切保育について話し合う機会を設けて、適正な保育の実施に努めています。
苦情解決に向け本部と協力して手順と対応方法を明確にしています
苦情解決制度について、重要事項説明書に記載するほか、保護者の見える場所への掲示、入園前の説明会での説明など保護者への周知を図っています。また、意見の収集として意見箱の設置、HPからも受け付けています。保護者の苦情や意見、要望を把握した際は、速やかに、職員会議などで全職員に周知し、本部へも報告、指示を受け丁寧に対応しています。解決と対応にあたっては、個別に面談を実施するなど、利用者の気持ちに寄り添うよう努め、内容についても職員にフィードバックしています。
地域に向けた園の役割と子育て支援情報の発信、ニーズの把握に努めています
園では、園の概要、保育教育目標、園の一日や年中行事などについて、園のHPで公開し、活動内容を掲示するなどして園内外に発信を行っています。社会に開かれた園としてボランティアの受入れや実習生の受け入れ体制は整っています。また、地域の子育てニーズの把握として、地区のネットワークや町内会に参加して、地域の子育て家庭の特色やニーズの把握に努めています。また、子育て家庭に対して、保育室開放を実施しして、地域の社会資源の役割に努めています。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
園運営のリスクは本部と連携し、対応方法を定めるとともに対策訓練を実施しています
園運営におけるリスクは、法人本部や関連機関と連携し、対応策の確認と予防に努めています。地震、火災、風水害についての対応マニュアルは職員が閲覧可能な場所に置いています。また、事故や感染症対策は、看護師が中心となって対応しており、感染症について園内研修を実施しています。火災・地震に備えた避難訓練や不審者侵入時の対応訓練を年間計画を基に毎月実施しています。さらに、業務継続計画(BCP)や安全計画も策定しており、引き渡し訓練も年に1回実施しています。
事故の予防と再発防止について検討し、職員間での周知徹底に努めています
園生活で発生し得る保育中の事故に重点を置き、予防と再発防止に努めています。園内に危険個所チェック表を掲示し、職員だけでなく子ども、保護者にも見える化し、予防に努めています。また、グループ園や自園の事例から原因分析を行い、職員間で周知徹底しています。さらに、園ではヒヤリハットの共有を重要視し、大きな事故の予防にも努めています。保護者には重要事項説明書で園の安全対策や危機管理について伝えるとともに、園だよりでも感染症・事故への対策と予防について注意喚起をするようにしています。
情報に関しての保管、管理、利用等についての規定を明文化し、周知しています
個人情報の管理と対応については、本部主導のマニュアルに基づいて実施しています。職員は、個人情報を含む機密情報の管理について、入職時の研修で周知、確認をしています。また、収集した個人情報の書類だけでなくデータについてもパソコンやタブレット端末のパスワード、機密データのアクセス権限など適正な管理に努め、使用しない時は、事務室内の鍵付きのロッカーで保管しています。保護者には提供してもらう個人情報の利用目的等を重要事項説明書で明示し説明し、同意を得ています。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
本部主導の採用活動や積極的な人員補強により、安定した園運営に努めています
園職員の採用は法人本部が中心に行っています。採用については、法人本部の理念、方針や園の考え方に賛同する職員の確保に努めています。また今年度、当該園の欠員に伴う人員の補充として、園長を含め複数の職員の異動、入職により、園の安定的な運営につなげています。また、急な職員体制変更時には、多くの事業所運営を展開する法人の強みを活かし、一時的に他園からの応援体制を導入するなど、子どもの保育への影響を最小限にできるよう調整を図っています。
職員一人ひとりに合った研修計画を作成し、質の向上に努めています
法人本部の研修担当が、職員の階層別の社内年間研修を計画しています。職員は等級にあった必要な研修が準備され研修計画をもとに個々に受講し、研修レポートを作成しています。入社1年目の職員向けにビジネスマナーの研修も実施しています。また、法人本部では職員の選択により受講できる研修も用意しており、自主的な参加により、個々の資質向上を図ることのできる体制を整備しています。さらに、園では園長が、職員の現状を踏まえ必要と思う保育の参考書を準備し、質の向上に努めています。
職員が意欲をもって業務にあたれるよう、制度や組織力の向上で支援しています
園では、職員の人事考課は年1回、人事考課シートと相互評価をもとに園長が面談を行っています。また法人本部により、適宜ストレスチェックも実施しています。法人本部では、職員の勤務実態管理の下、本部直通の相談カードを用意し、職場や業務の悩みに対応し状況に応じて心理カウンセラーの面談も実施しています。園では働きやすい職場環境を意識し、コミュニケーションを大切にして職員の声に耳を傾けています。その中で生じた、職員のやりたい保育を認め実践することで、モチベーションのアップに努めています。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
園では、開園から4年目を迎え、改めて、法人の保育方針である「愛情をたっぷり注ぎ、あわてず個性をのばす」の保育に向けて課題解決の実行計画が必要であると考えていました。そのため、より子ども主体の保育の理解を深めて実際に生かしていくことが必要であると感じていました。
その取り組みとして、さくらさくみらい保育園の保育理念、方針の周知、理解の徹底と子ども主体で一人ひとりに寄り添う保育を心がけるため、他園の保育内容や実践、交流をしながら職員個人の振り返りの機会としました。また、社内研修や外部の研修に参加して、子どもにとっての最善の利益を保証する保育の方向性を知り、理解する機会にもしました。さらに、園内研修で職員間でお互いの保育を振り返り、個々に寄り添う丁寧な保育の共通理解の場にしました。
結果として、さくらさくみらいの保育理念、方針については、まだ不明確な点が多く、また職員間でのすり合わせやフィードバックの時間をとることや話し合いの雰囲気などの場面設定が難しい状況でした。また、マニュアル化されていない保育業務なども見られ検討、改善の必要性が感じられました。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させていない |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
今回の取り組みの結果として、園が認識している問題、課題については、現状の再認識と解決、改善の糸口が明確化されました。開園から不明確であった点が明確になり、マニュアルの保育業務の不足面や会議やフィードバックの場の雰囲気作りの課題などが浮彫なり、今後の重点事項としてあげられます。また、系列園同士のつながりにおいても、園長同士の連携だけでなく、職員、子どもの交流を深めることで、質の向上につながると考えられます。今年度から実施している、グループ近隣園同士のドッジボール大会を定期的に開催することが、園が実践する保育内容を知る機会にもつながると考えられるため、引き続き実践することが期待されます。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
園内の人間関係が原因と思われる保育への悪影響がみられていました。園では、年度の課題として一人ひとりの子どもの育ちを園全体で育んでいく、チーム保育の実践をもとに、保育の質の向上とより良い保育園運営を目指していくために、良好な人間関係を目指すこととにしました。
園長は職員間で良好なコミュニケーションが築けるよう、日頃から挨拶や日常会話を心がけ、気軽に声をかけたり、疑問に思ったことを聞ける雰囲気作りに努めました。また、法人本部が作成した保育冊子や参考書を読み合わせたり、乳児クラス会議、幼児クラス会議を設け、意見交換の場を作りました。さらに、職員会議や日々のミーティング、クラス会議などで、子どもの状況やクラス運営について確認し、共通理解のもと、解決、改善に努めてきました。
園では法人本部内で組織された内部監査や行政監査、運営委員会から挙がった意見をもとに、職員間で話し合い、質の向上に努めていきました。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
今回の活動を通して、職員間のコミュニケーションについては一定の成果は見られました。一方では、保育に対しての職員一人ひとりの価値観の相違からクラス運営に不具合が生じることが多々見受けられ、園全体での統一感が次の課題としてあげられます。会議体の開催方法についても、日々のコミュニケーションを重要視し、会議のルールなども共通の認識で進めることが求められます。園の中心者と協議を重ね、より良い会議運営が期待されます。会議の場では、発言力の強い一部の職員の意見が多く、全員の意見を公平に聞ける場が必要であるため、今後の工夫が期待されます。また、会議という場ではなく、意見交換の場のような環境設定も検討することで、園としての方向性が固まってくると考えられます。
サービス分析結果
【講評】
園の情報はホームページ、園パンフレット、品川区のホームぺージなどで提供しています
園は最寄りの駅から徒歩数分の利便性の良い場所にあります。園の情報は、ホームページ・園パンフレット・運営法人共通ガイドを用意して紹介しています。また、品川区には毎月空き状況を提出しており、品川区のホームページから園の状況を閲覧することができます。品川区の保育所案内冊子にも園情報が載っています。その他、区の公私立園長会、私立園長会、保幼小連絡会や必要がある場合は要保護児童対策地域協議会に出席をするなど関係機関と情報共有や話し合いをし、連携を図っています。
ホームページは入園後のイメージがしやすい内容になっています
ホームページは運営法人共通の想い、保育の特徴、園での過ごし方、保護者の声、よくあるご質問等園の紹介、利用希望者が知りたい情報をイラストや写真を添えて分かりやすく紹介しています。また、「子どもたちの成長が花ひらく喜びやうれしさを保護者の皆さまと分かち合える保育を目指していく」という趣旨の園長コメントも紹介しており、入園後のイメージがしやすい内容になっています。しかし、今年、年度途中で園長交代があったため、そのコメントを継続しています。新しい情報提供の一つとして、現園長の言葉への差し替えによる更新も望まれます。
今年度は100組ほどの園見学対応をしています
園見学希望予約の電話やメールがあった時は、随時受付けています。園の日程のほか、日時は希望者の都合に合わせています。園長あるいは準副主任の案内による園見学はパンフレットとガイドブックを用いて施設設備や保育の説明を行い、質問や相談にも応じています。見学者対応は、「受付表」ファイルに記録しています。園の活動を知ってもらう園体験+園見学対応をしていた時期もあり、今年度は100組ほどの対応をしています。今後はさらなる情報発信の工夫が必要と園長は考えています。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
個別入園説明会後、日を改めて個別面談をしています
サービス開始にあたり、「さくらさくみらいの想い」「重要事項説明書」を用いて、保育理念、保育方針、保育目標、保育内容、個人情報の取り扱い、苦情解決、その他、園を利用するにあたっての基本的ルールなど個別説明をし、同意を得ています。その後日程を変え個別面談をしています。その時に、持参をお願いした入園に必要な提出書類と面接確認シートで園長あるいは準副主任が対応し、保護者の意向や子どもの状況を把握しています。全新入園児の情報は3月の職員会議で共有をしますが、提出書類やシートは職員誰でも閲覧が可能です。
なれ保育を経て、子どもは職員との関わりから少しずつ関係性を築いていきます
個別入園説明会でなれ保育の必要性について説明をしています。園では1~2週間ほどの期間を設けています。子どもの様子、保護者の考えや状況を考慮し、個別に相談をしながら期間短縮、延長は柔軟に対応していますが、保護者の意向は踏まえつつも、あくまでも子ども中心で考えていきます。子どもは安心できる職員との関わりから少しずつ関係性を築いていきます。1歳児クラスの在園児が不安にならないための配慮として、なれ保育中の子どもが帰宅した後に十分に甘えられるようにしたり、フォローに入る職員を厚くするなどの対応をしています。
卒園した一年生を運動会や発表会の園行事に招待し、関係が継続するようにしています
転園に関しては、個人情報保護の観点から書面で転園先への情報提供などは行っていません。転園をする保護者には何かあればいつでもどうぞといった姿勢で対応しています。年長児の保育所児童保育要録は担任が作成し、小学校に郵送をしています。保護者の許可を得た「支援シート」を添付することもあります。子どもが小学校に期待が持てたり、戸惑ったりしないよう保育の中で計画的に取り組んでいます。また、卒園した一年生に手紙を出し、運動会や発表会の園行事に招待をし、関係が継続するようにしています。
1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもを把握しながら適切なアセスメントが実施されるようにしています
子どもの育ちに沿った計画のため、入園前面談時に保護者から提出してもらった書類から家族の状況や子どもの身体状況、生育歴、発達状況、既往症、アレルギー疾患等を把握し、個別面談でもさらに詳しい状況を聞き取っています。入園後は職員との関わり、観察などからも子どもを把握しながら適切なアセスメントを実施するようにしています。入園後は0歳児は毎月、1、2歳児は2ヶ月、幼児クラスは3ヶ月ごとの個別の成長発達記録を踏まえ、毎月の職員会議やクラス会議等で子どもの成長を追いながら、検討をしています。
子ども一人ひとりの姿や成長に合った適切な保育の提供ができるようにしています
成長発達の違いが大きい2歳児クラスまでの個別指導計画のほか、幼児で特別な配慮が必要な子どもの場合は、クラスの指導計画と関連付けながら、その子どもの3ヶ月ごとの個別支援計画を作成しています。0~2歳児クラスと、障がいのある子どもは個別日誌の作成もしているため、丁寧に成長を追うことができます。クラスごとの指導計画に関しても保護者との連携を密にし、子どもの成長、発達について大切なものを取り入れるとともに子ども一人ひとりの姿や成長に合った適切な保育の提供ができるようにしています。
各会議、昼礼、他園で起こった事故事案等園内研修で職員間の情報共有をしています
職員間での情報共有の仕組みとして、毎月の職員会議、乳児会議、幼児会議、その都度開催のフロア会議、リーダー会議があります。昼礼は毎日14時半から行っています。その他、議事録、パソコンやタブレット内のアプリ、クラスごとの申し送りのための記録表等を活用しています。また、他園で起こった置き去り事故、窒息事故等の事案を基に園内研修をし、要因・対応・未然に防ぐにはなど、自園に置き換えて話し合う場を作っています。
1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
- 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
- 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
- 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
- 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
- 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
- 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
- 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
- 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
- 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
子どもが主体的に活動ができる環境をつくっています
子ども一人ひとりに丁寧に寄り添う保育の実践を心がけています。幼児クラスは保育室の出入り口を閉めておらず、子ども自身の判断でクラスの活動でなく別のクラスの活動に参加することも自由にしています。また、各クラス、子どもが主体的に活動ができる環境構成にしています。遊びによってマットや木製の低い棚を移動し各種コーナーを設けて、自分で考え、取り出し、楽しみにできる環境を作っています。毎月の乳児会議、幼児会議で保育室内の基本の動線は維持しながら、子どもの興味関心に合わせレイアウトの変更について検討しています。
心地よい環境を作り、その中で子ども同士が育ちあえるようにしています
日常の保育の中で異年齢の自然な関わりが持てるようにしています。園生活を通し、自分より年下の子どもを思いやれるよう配慮をし、幼児クラスは可動式の仕切りを開けて活動をしたり、異年齢で散歩に出かけたりしています。特別な配慮が必要な子どもについては職員の見守りや援助を得ながら集団生活をしています。発達について園内研修で学んだり、会議等で子どもの姿を共有し、カンファレンスを行いながら、お互いが心地よいと思える環境をつくり、育ちあえるようにしています。品川区の臨床心理士の巡回指導でのアドバイスを保育に生かしています。
子ども同士のトラブルを通し、次に進んでいく経験を積んで欲しいと考えています
成長の過程で見られる低年齢児のかみつきやひっかきなどに気を付けながら、言葉でうまく表現できないところや気持ちを代弁しています。幼児のトラブルに関しては、職員は基本見守っています。どちらかが一方的に不利益を被りそうな時、手が出てケガにつながりそうな時、子ども同士では話がまとまらない時などは仲立ちし、両者の話を聞きながら内容を整理してお互いの妥協点を探っていくようにしています。子ども社会のジャッジを大人がせずに自分たちで話し合い、考える中で折り合いをつけ、次に進んでいく経験を積んで欲しいと考えています。
2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
- 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
- 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
- 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
- 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
登・降園時には子どもの様子を会話、記録表で伝え伝達漏れのないようにしています
子どもの送迎は各クラス保育室内で行っています。登園時には必ず検温をし、保護者から子どもの体調や機嫌、ケガの有無などないかを確認します。職員は子ども一人ひとりの機嫌、顔色などの状況を把握し、食事や生活面、戸外遊びなど集団活動が可能か判断をしています。降園時に担任がいる場合には口頭で子ども様子を詳しく伝えるほか、担任以外の時はクラスごとの記録表で伝え伝達漏れのないようにしています。誰が伝えたか記録に残しています。また、気になったことは翌朝に前夜の家庭での様子を必ず確認しています。
無理なく基本的な生活習慣が身につくよう、年齢発達に合わせ、個別に対応をしています
挨拶、姿勢、食事、排泄、着脱など、基本的な生活習慣が身につくよう年齢や発達に合った援助をしています。職員が率先して手本を示したり、子どもが自分でやってみたくなる環境を工夫するなどして、できたときは十分に褒めています。園での箸の使用は、4歳くらいから個別に対応をしています。歯磨きは園ではせず、家庭にお願いをしています。基本的な生活習慣を身に着けることは家庭での過ごし方も大切なため、園で行っていることを伝えています。また、子どもの着脱時に動きやすいサイズの合った服を準備してもらうなど協力をお願いしています。
子どもの様子を見ながら休息をさせたり、5歳児は就学に向け午睡を減らしていきます
月齢の低い0歳児の午前寝・夕寝の他、子どもの生活の流れの中で、静と動の時間を作っています。午睡時は子ども顔色が確認できる明るさの調整をし、子どもの様子によっては子どもの体に優しく触れたり、抱っこしたりして心地よい眠りにつけるようにしています。眠くない子どもには横になって休むことも大切であることを伝えています。5歳児クラスは就学に向け、年明けごろから午睡をする時間を減らしながら午睡をなくしていき、生活リズムを整えていきます。しかし、子どもの体調によっては休ませるなど柔軟に対応しています。
3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
- 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
- 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
- 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
- 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
- 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもたちの遊びが継続して行われるように工夫しています
一斉活動でない朝と夕方の自由遊びの時間は、自主的に遊びを展開できるようにしています。棚などにはおもちゃ、絵本、制作道具、素材、廃材など自分で選べるように常時置いています。常に保育室環境を点検確認し、子どもたちの遊びが継続して行われるように工夫しています。例えば保育室の低い棚に小さなカゴをいくつも用意し、遊びや制作途中のものを入れておけたり、朝夕の合同保育時間で使用する1歳児保育室のロッカーの上にはブロックの作品がいくつも置かれていて、夕方の合同保育でまた続きができるようになっています。
子どもの生活や遊びが豊かに展開されるようにしています
園庭はありませんが、園の周辺には活動の目的によって選べる公園がさまざまあり、午前中の戸外活動時は体を思い切り動かしたり、幼児クラスになると遠い公園まで歩いたり、季節を感じたり、五感を養ったり、交通ルールを身に着けたりする機会になっています。また、活動の中に制作、楽器遊び、外部講師による運動遊びなど表現する機会を設けています。また、職員が質問を投げかけたり、子どもたちが考えたり、自分の言葉で発表するサークルタイムも作っています。「チクチク言葉とふわふわ言葉」は子どもたちが考えランキングし掲示をしています。
年齢発達に応じ、子どもの発する言葉の他、気持ちをくみ取った対応をしています
子どもの年齢や発達に応じ、子どもの発する言葉のほか、気持ちをくみ取った対応をしています。0歳児の発する喃語に対し、職員は笑顔で喃語を繰り返す場面があり、子どもの気持ちが満たされるようにしています。1、2歳児は職員は、自分でしようとする意欲に合わせて、できた時は「頑張ったね」と十分に褒めています。幼児も集団生活をする中でお互いを認め合える思いやりと優しさを感じて表現できるよう職員は声掛けや援助をしています。また、日頃から絵本の読み聞かせや手遊びを通して語彙や言葉のリズムを楽しむようにしています。
4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
- 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
年中行事の由来を伝え、園行事に取り組む際は子どもたちと話し合って進めています
七夕・正月・節分といった日本の文化や季節感を大切にした行事の時には年齢に合わせ、その由来を伝えています。行事に合った保育室装飾や制作からも雰囲気を高め子どもたちの興味を引き出しています。その他の運動会や発表会の園行事は子どもたちが興味関心を抱いている内容から発展させたり、自然と興味を持てるように導入を行っています。その後自分たちでその世界観を十分楽しんだり、アイデアを出し合ったりしながら作り上げていくようにしています。各クラスだよりから、発表会後に成長が見られた子どもたちの様子が伝わります。
行事の基本的な考え方としては、日々の園生活の延長線上にあるものとして捉えています
行事の基本的な考え方としては、日々の園生活の延長線上にあるものとして捉えています。行事のために練習するのではなく、普段の生活や遊びの中で育まれていることを披露する場としています。練習や準備等は無理をさせず、でき上がっていくその過程を楽しみながらできるようにしています。運動会で0歳児クラスは子どもたちの好きな曲で歌と踊りを練習し、当日は一人も泣かずに演じることができました。クリスマス会の幼児クラスの演目の赤鼻のトナカイの練習では5歳児クラスにダンスの見本をお願いすると「いいよ!やるやる」と快く承諾しています。
行事は保護者に子どもたちの練習の様子なども伝えながら実施しています
年間行事予定を年度初めに配付し、保護者が予定を立てやすく、行事に参加しやすいよう配慮しています。行事が近くなると園だよりや行事用の案内で内容や目的のお知らせをしています。また、練習の様子は1日の活動の様子を伝えるアプリ配信やクラスだよりなどで適宜伝え、保護者にも楽しみにしてもらっています。当日は、一人ひとりが真剣な表情で頑張る姿、楽しそうに参加する姿など、子どもの成長を感じてもらっています。行事後にはアンケートを実施しています。寄せられた感想や意見など、次回に反映するようにしています。
5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
- 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
- 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
子どもたちの様子を見ながら気分転換に夕方散歩に行くこともしています
全体的な計画・月間指導計画に「長時間保育の配慮」欄があり、在園時間の長い子どもが無理なく園生活を送れるよう、配慮した計画を立てています。保育スペースは活動により、臨機応変にマットやカーペットを敷いたり片付けたり、、低い木製の棚の移動をしたりして広い空間での活動の場、子どもがくつろげる場、一人や複数でも集中して遊べる場などの環境を作っています。職員はなるべく子ども一人ひとりとじっくり関わりながら、安心感が持てるようにしています。また、子どもたちの様子を見ながら気分転換に夕方散歩に行くこともしています。
清掃、トイレや手洗い場等子どもが快適に過ごせるよう環境整備をしています
生活にふさわしい場所として心地よく過ごせるように、日々の清掃、温湿度管理、換気、おもちゃを含む各所の消毒をしています。廊下や保育室は温かみのある木製の床材にしています。0、1歳児クラスは埃が立ちにくい床暖房を設置しています。トイレ設備の臭い対策のため、24時間換気をしています。便器は温便座になっています。便器の大きさ、手洗い場の高さなど子どもの使い勝手に配慮した造りになっています。また、夏場の活動は熱中症予防運動指針に従っていますが、テラスのミスト設備を使用しながら屋外の水遊びができるようにしています。
6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
- 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
- メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
- 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
- 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
- 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
子どもの食欲の個人差や食事を摂るペースを理解し、見守っています
食事前に手遊びや絵本を読み、楽しい雰囲気作りをしています。時にはピクニック気分でテラスで食べることもしています。職員は子どもの食欲の個人差や食事を摂るペースを理解し、見守っています。偏食や好き嫌いについては無理強いせず、残すことも自由にし、成長に応じて克服できるようにしています。食物アレルギー疾患のある子どもを受け入れた時は「アレルギー疾患生活管理表」の提出を受け、マニュアルに沿って適切な対応をしています。現在申告のある子どものアレルゲンは、園では提供していない物ですがマニュアルに沿った対応をしています。
サイクルメニューのため、次回に食材の切り方や味付けなど変更することができます
献立は、旬の食材や季節の食材、行事食なども考慮しながら運営法人で作成をしています。節分の鬼さんハンバーグ、ハロウィンのお化けやこうもり型のクッキーといった行事を楽しむため彩りや盛り付けなども工夫しています。栄養士が毎日子どもの喫食状況や残食量の確認・把握をしています。毎月の給食会議で職員の意見も聞いています。献立は2週間のサイクルメニューのため、子どもの残食量など喫食状況や職員からの意見を参考に、2回目の献立時に速やかに食材の切り方や味付けなど変更することができます。
年齢ごとの食育計画に沿った活動から「食」への興味関心が育つようにしています
「食」に楽しく興味を持てるよう、年齢ごとの食育計画に沿った活動をしています。調理職員がサバを捌くのを見せたことで子どもたちが魚に興味を持ったので、遠足は食育と絡め水族館に行きました。クッキングではうどん、きりたんぽ等作っています。当番活動では5歳児クラスがテーブル拭きや配膳の手伝いをしていますが、2歳児クラスでもやる気のある子どもは率先してテーブル拭きを手伝っています。これら園の取り組みを保護者にも知らせています。子どもたちの年齢にあった関わり方で楽しみながら「食」への興味関心が育つようにしています。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
- 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
- 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
子どもが身の回りの危険や自分の健康に気づけるよう年齢にあった指導をしています
子どもたちが身の回りの危険に気づき、気をつける判断力を養えるよう活動前の道具や遊具の使い方や楽しく遊ぶための約束事、危険性についてなど、年齢や理解度に合わせて伝えています。健康に関しては看護師が手洗い指導や歯磨き指導をしています。また、毎月想定を変えた避難訓練に子どもたちも参加をし、経験を積んでいます。さらに感染症予防対策に注力し、最善策を探っています。ヒヤリハットケースや事故報告書についても話し合って決めた再発防止策を参考にした声掛けをしています。
定期健診や体調不良の子どもを休ませる場所の確保など健康面の配慮をしています
園医による0歳児健診は毎月、その他のクラスの内科健診は年2回、歯科健診は年1回、身体測定は毎月行い、子どもの健康管理に生かしています。看護師を配置しているので、子どもの様子の変化やケガなど速やかな判断や対応ができる安心感があります。保育中の子どもが発熱する、嘔吐するなど体調不良で保護者の迎えを待つ間、子どもは事務所兼医務室の簡易ベッドで休ませています。また、投薬に関し、原則園では行っていません。塗り薬、目薬などの預かりもできないので、家庭で対応してもらうようお願いをしています。
子どもの健康に関する情報提供をはじめ、保護者と連携をとっています
子どもの午睡時は0歳児は5分ごと、1歳児は10分ごと、2歳児は15分ごと、3歳児以上は30分ごとにチェックをしています。その際職員はベスト状の衣服のビブスを着用し、意識を高めています。また、園で感染症が発症した時は園内掲示で感染症名・クラス・人数を知らせ、注意喚起をしています。ほけんだより発行、SIDSポスター、感染症情報などの掲示物で健康維持や予防の啓発を行っています。今後は、園で実施しているSIDS(乳幼児突然死症候群)対策について、ポスター掲示だけでなく、入園前の説明で理解を促すことも望まれます。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の立場に立った柔軟な対応や寄り添った配慮ができるようにしています
入園前の個別面談、さまざまな提出書類、入園後の日々のやりとりなどから各家庭の事情や意向を確認しています。保護者負担を少なくすることは運営法人の考え方の一つのため、急な残業の対応、午睡簡易ベッドレンタル、送迎に使用しているバギーを置いておける場所、おむつやおしりふきのサブスクリプションなどのサービスをしています。また、職員は送迎時の会話を大切にし、連絡アプリの内容等からも子育てに限らない保護者の悩みや心配ごとなどが感じられた時は、さり気ないやりとりから保護者の立場や考え方に寄り添った対応を心がけています。
保護者会、親子参加行事を通し保護者同士の親睦が図れるようにしています
保護者同士が気軽に話をしたり、情報交換をしたり、子育ての心配事など共有できる機会としては、年2回のクラスごとの保護者会があります。保護者同士が早めに知り合えるよう1回目の保護者会は早めに設定をしています。また、運動会・発表会・0~2歳児クラスの保育参観・幼児クラスの保育参加・誕生会の親子参加行事を通しても親睦が図れるようにしています。玄関に給食展示をしていますが、子ども目線からは見にくく、ケースに手をかけると危険もあったため、ケース内に斜めの鏡を付けることで良く見えるようになり、親子で眺めやすくなりました。
さまざまな取り組みを通し、園での様子を知ってもらえる環境をつくってきています
週日指導計画の掲示、運営法人プログラムCliPのドキュメンテーション掲示、SNS配信等から保育を身近に感じてもらい、園での日々の様子を知ってもらえる環境を作っています。保護者参加行事からも子どもたちの園生活の様子を直に知ってもらえる機会作りに努めています。今年度は年度途中の園長交代、複数職員の退職もありましたが、今後は、新園長・職員で考え決めた園独自のスローガン「笑顔さく さくらさくみらい保育園」についてもさまざまな機会を利用して発信し、保護者理解に繋げていくことが望まれます。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
子どもたちは地域資源を活用し、楽しい体験をしています
園周辺には活動の目的によって選べる公園が多数あるほか、寺、運河等もあり、戸外活動がしやすい環境があります。5歳児クラスは図書館利用をしています。モノレールの見える場所でフェンス越しに見入っている子どもたちの写真が掲示してありました。その他、消防署、警察署、バス会社見学もしています。また、幼児クラスの遠足はクラスごとに場所が違いますが、京急電車を利用しています。弁当は後から調理担当職員が届けています。子どもたちが地域資源を活用しながら、楽しめる体験を取り入れています。
子どもたちはさまざまな機会で職員以外の人との関わりを持っています
園カリキュラムに入っているうんどうあそびは外部講師との定期的な関わりがあります。ハロウィン行事の時は仮装をした子どもたちがバス会社に訪問しています。不審者対応訓練では警察署の協力を得て、幼児クラスにも分かる内容で話をしてもらっています。また、品川区内の運営法人系列の5園が集まり、5歳児クラスがドッジボール大会で交流をしています。子どもたちは様々な機会で職員以外の人との関わりを持っています。その他、公園遊び時の地域の人や他保育園児との関わりも大切にしています。
【講評】
子どもの個人情報の取り扱いやプライバシー保護に関し留意をしています
保護者には入園説明で個人情報の取り扱いについて同意を得ています。併せて保護者にも園内や行事での写真・動画撮影をする場合は園の許可が必要であることも説明しています。入手した写真・動画をインターネットにアップロードすることは断っています。また、子どものプライバシーに関しては、幼児トイレの個室にはドアを設置をしています。おむつ替えはトイレで行っています。5歳児クラスの水着の着替えはパーテーションで仕切っています。幼児クラスには看護師から絵本や運営法人のマニュアルを用いてプライベートゾーンについて話しをしています。
子どもの意欲だけでなく、やりたくない気持ちも尊重するようにしています
入園時に家庭から提出してもらった書類や入園時個別面談からの情報のほか、入園後の子どもと職員の関わり、観察などからも子どもを把握し、十分に尊重するようにしています。個々の意見を聞いたり、表情や動作から推し量り、子どもの気持ちに寄り添い、共感したり、思いを代弁したりしていることは、週・日指導計画・保育日誌の子どもの様子や職員の評価・反省の記載内容から窺えます。幼児は、お互いを認め合える思いやりと優しさを感じて表現できるよう援助しています。子どもの意欲だけでなく、やりたくない気持ちも尊重するようにしています。
運営法人として「虐待防止オレンジリボン活動」に賛同しています
運営法人として「虐待防止オレンジリボン活動」に賛同しています。運営法人の理念・方針・目標に基づいた保育のため、入職時研修の他、「さくらさくの保育とは」の研修をしています。本社のコンプライアンス委員会からの注意喚起や人権に関するアンケート調査をしています。全国保育士版のシートを用いた自らの保育のセルフチェックについて毎年職員会議で話し合いをしています。また、運営法人独自の自らの保育の見直し用のアプリを制作中で、完成後はそれを用いて、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重する保育に生かしていく予定です。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
- 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
各種マニュアルは法人本部で整備し、職員が活用しやすいよう工夫しています
園には衛生管理マニュアル、危機管理マニュアル、看護マニュアル、食物アレルギー対応マニュアル、水遊びマニュアル、保育マニュアルなど各種マニュアルが整備されています。マニュアルは法人本部の専門部署が園長の意見を参考にしながら策定されたものです。毎年、年度末に園長からの意見をもとに見直しも行われ、社会のニーズにあったものになっています。各種マニュアルは、職員の入職前に確認し、実際の業務の際に困ったことやわからないことがあれば、いつでも確認できるよう事務室に保管されています。
「みんなの保育指針」「たいせつなこと」を活用工夫し、質の高い保育を目指しています
園では、保育所保育指針に基づき、質の高い保育を目指しています。そのため法人本部が策定して「いつでも、どこでも」という考えのもとで、「みんなの保育指針」「たいせつなこと」「ハラスメントあるある大百科」を活用し、保育の質の向上に努めています。この「みんなの保育指針」「たいせつなこと」は職員はいつでも振り返ることができ、また目指していることを再認識できるものとして配付をしています。また、園内研修の一貫として、ミニテストを実施し、理解度の確認とともに周知の徹底もしています。
園長はクラス巡回・記録確認・報告等から業務の標準化の確認をしています
園では、各クラスに業務で必要な手順書を掲示し、標準的な業務に努めています。また、インフルエンザの目安や感染症のリスト、消毒の手順など、衛生環境についての手順書も掲示して、子どもの安全、安心な環境整備を行っています。さらに、園長が各クラスを巡回したり、記録の確認をしたり、、報告を受ける等、業務の標準化が保たれているか確認しています。その際、園長は気になることがあれば職員にアドバイスや指導を行い、業務の標準化に努めています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
事業者のコメント
このセクションは事業者によって更新される情報です。
評価情報
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【講評】
保育の理念と目標は、本部主導で職員と保護者に浸透するよう意識しています
職員は、さくらさくみらいの保育理念や保育目標を法人本部主導の入職前研修にて周知・理解しています。また、年度初めの職員会議では、職員間で改めて理念・目標を確認しています。周知の工夫として、法人本部に研修担当を置き、階層別研修の際にも理念・方針について確認しています。園内にも理念と目標を掲示して、園運営と保育の基としていることを職員と保護者が常に確認できるようにしています。保護者に配付する重要事項説明書に理念と目標を掲載して、入園時だけでなく進級時の懇談会等、保護者にも繰り返し伝えています。
経営層をはじめ職員それぞれの役割や責任について、文書や会議を通して共有しています
園長などの園の経営層として、役割や責任については、年度の初めの職員会議にて伝えています。また、職員面談の際にも役割や責任について確認をしています。年度の園務分掌については、業務と担当者を明文化し、いつでも閲覧できるよう掲示し、職員一人ひとりの役割と責任の自覚を促しています。さらに、園長は、自身の役割と責任のほか、目指す保育や園の運営について園だよりにも記載し、保護者および職員に周知しています。また、各種会議を通して園の運営と保育について、全職員で共通認識を深めています。
園の運営に関する事項を明確にし、決定事項は職員と保護者ともに周知しています
園では、職員会議にて、園運営での重要な変更事項や法人本部での決定事項を決定経緯も含め周知しており、参加できなかった職員は議事録の確認を必須としています。また、緊急性や重要性により、別途ミーティングを実施するなど、全職員への周知徹底に努めています。保護者には、懇談会、園だより、保育システムによる一斉配信のほか、内容によっては電話連絡や掲示で伝えることもあります。また、園では運営委員会を2回実施しており、本部職員同席のもと、園の運営について情報の共有、協議し、内容については掲示しています。