評価結果

標準の評価

基本情報

【事業所名称】

小松原園

【サービス種別】

指定介護老人福祉施設【特別養護老人ホーム】

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)親和(法人の基本理念)~一致協力して親しみやすい和やかな生活の場を提供する
2)利他のこころ~先ず他の人の幸福利益を考える
3)人材育成と組織の活性化~働きがいと魅力のある職場をつくる
4)地域社会の貢献~地域から頼られる施設づくり
5)経営の安定~事業の持続的な展開、BCP(事業継続計画)策定

職員に求めている人材像や役割

法人理念を理解し、職員として自覚を持ち、チームワークで業務を行い、社会性を持ち、人間的にも成長する事を期待しています

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

認知症をはじめ、様々な疾患、疾病をお持ちの方がいらっしゃるので、研修など積極的に参加し、学びを深め活用できる職員になることを期待しています。
また、自分のご家族様をいれたいと思える職員になってほしいです。

全体の評価講評

特によいと思う点

利用者の状態に応じた主食3形態(米飯・粥・ペースト)・副食4形態(常食・刻み・極刻み・ペースト)・1/2量・1/4量・デザート食(プリン・ゼリー・お菓子)の提供、又法人歯科衛生士を中心に口腔状態の把握に取組み、管理栄養士が食事水分量・体重推移観察、栄養ケアマネジメントの実施、摂食嚥下機能に応じてジュース状・とろみ状の補助食品を常備し利用者の状況に応じて随時提供しています。食事形態変更には多職種(看護師・介護士・歯科衛生士・相談員・ケアマネジャー)が関わり利用者に安全な食事が提供できるように取り組んでいます。

昨年度から夜勤帯の緊急対応方法を変更し、宿直を相談員・ケアマネジャー・事務職員が対応することに変更、夜勤帯のフォロー体制を強化しました。嘱託医が所属する医療機関との連携による「夜間医療相談体制(Drメイト:オンコールサービス)」の活用で、速やかに緊急対応(24時間体制で医師が電話対応可能)しています。結果として毎月の救急搬送件数が平均6件減になりました。夜勤の介護職員にとっても安心出来て、利用者・家族の満足度向上にも繋がっています。職員アンケート結果93%が「そう思う」でした。

子育て等の事情によって勤務時間が限定的になってしまう職員に対して、給与、勤務時間以外は正職員と同様の条件で勤務できる「限定正職員制度」を設けています。正職員への転換にも柔軟に対応し、貴重な人材を確保する取り組みを行っています。また業務の分業化を行い、リネン交換、掃除、洗濯には専任の職員を配置し、認知症の利用者の付き添い、傾聴を専門として行う職員を置くことで介護職員がその他の業務に専念できる体制をとっています。経営層の職員が現場をよく理解しており、職員が意見を挙げやすい風通しの良い環境が構築されています。

さらなる改善が望まれる点

事業所の重要課題として、入居者の認知症ケアだけではなく精神疾患を抱えている方が増えている為、今までの対応では難しく、今後は複雑さや多様性の対応が求められ、現状の精神科による薬のみの処方ではなく、相談しやすい精神科医師を探すなど、介護と医療が連携して多様化(認知症・精神疾患・難病)する入居者にどう対応すべきか、各部署と情報共有と効率化を追及など、様々な介護サービス事業者(在宅・居宅・包括)とも連携を図り、法人全ての事業を繫ぐ柔軟な対応と、経営の安定化も踏まえた中長期計画の策定への取組みに期待します。

人材の育成は経営方針にも掲げられ、今年度の重点目標にも挙げられています。キャリアパス表により段階ごとの役割、求められる能力や資格を示しており、正職員、限定正職員には仕事等級別考課表による自己評価と人事考課の面談を年間2回実施し、育成と評価を行い処遇にも反映させています。しかし、キャリアパスの提示や人事考課との連動は限定的となってことが職員自己評価から窺えます。非常勤職員に対しても職種に応じたキャリアパスを明確にし評価できる仕組みにより、広く施設としてめざす人材の育成につなげていくことが期待されます。

職員の離職率も低く、限定正職員制度などの対策で安定した人材確保を行っています。職員間のチームワークもよく、模範となる職場環境です。しかし、今後は国内での介護職員もさらに不足する事は確実です。法人としても長期的な視点から、外国人人材を活用するメリットを検討する事も必要と考えます。技能実習制度に代わる「育成就労制度」は人材育成に焦点になり、移行により安定した雇用確保につながります。「小松原園」独自の人材育成や制度も、今後は外国人にも伝えられるようにすることで、グローバルに対応する精度アップに期待します。

事業者が特に力を入れている取り組み

接遇マナーの見直しとして、人権尊重・虐待防止について、職員の虐待防止研修やチェックリストを用いて意識づけを行っています。身体拘束委員会と接遇向上委員会を奇数月と偶数月の隔月介しています。さらなる意識付けとして今年度は保育園のチェックリストを参考に「接遇向上ビデオ」作成しました。介護の基本である「スピーチロック」を中心に30分のオリジナルの内容になっています。地域包括を中心に作成し「虐待の芽」チェックに職員間で役立てています。

近隣の小学校に訪問して介護体験教室を開催しています。小学生に人気なのはリフト車両での「車いす介護」の実践などです。高齢者の介護などにも触れることにより、関心を持ってもらうことも大事と考えています。また、事業の透明性を担保する事にも役立つと考えています。 毎年「遺跡公園」で開催される「健康フェスタ」に参加しています。小学生のブラスバンドやよさこいなどのイベントが行われています。小松原園の職員が参加のための企画会を複数回で行い、「ジェルの消毒液」を配布するなどの貢献もしています。

利用者の体調変化時に備えて事前に家族の意向確認書があり、嘱託医・協力病院との連絡体制(24時間オンコールで医師が対応します)が確立しています。また施設全体での役割分担の体制や夜間医療相談体制も整えています。特に昨年度から相談員のオンコールを止めて、宿直をケアマネジャー・相談員・事務職員が対応するフォロー体制に強化しました。医療機関と連携して速やかに緊急対応ができています。職員アンケート結果でも93%が「そう思う」と回答しています。職員にとっても安心出来る、利用者及び家族満足度の向上にも繋がっています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:利用者総数117名のうち、聞き取り可能な方は24名です。
    ご協力に感謝いたします。
  • 調査方法:聞き取り方式  
    調査員2名で1対1で聞き取りを実施しました。他の利用者に聞かれないように配慮し、廊下の隅などを用い、職員が順番に誘導する方法でおこないました。聞き取りにあたっては、利用者が理解できるよう施設で日常用いている言葉を使うなどの配慮をしました。
  • 有効回答者数/利用者総数:24/117(回答率 20.5% )

24名の利用者にプライバシーに配慮した場所を選定し、聞き取り調査を行いました。
総合的な感想については、「大変満足」「満足」が全体の75%の回答でした。皆さんお元気で、食事の味も量も満足している利用者が多かったです。
施設全体が綺麗で、毎日、掃除してくれてきれいな所で、暮らせて利用者は喜んでいました。職員も優しくいい人ばかりで良かったと話されていました。緑に囲まれた環境の良い施設で、今は、窓から富士山も見え紅葉が楽しめてこの施設で幸せですと話してくれました。

アンケート結果

1.食事の献立や食事介助など食事に満足しているか

はい 19名 (79%)
どちらともいえない 3名 (13%)
いいえ 2名 (8%)

全体の79%が「はい」と答えています。 「美味しいです。」「食事の味が口にあいません。」「まあまあ、美味しいです。」「好き嫌いが無いので美味しいです。」「見た目でダメな時もあります。」「なんでもおいしいです。」「とても美味しい、満足です」「。全部美味しいです。残したことがありません。」「30回嚙んでいます。」「ご飯の量が多いです。」「ご飯も温かく最高です。」などの意見がありました。

2.日常生活で必要な介助を受けているか

はい 22名 (92%)
どちらともいえない 2名 (8%)

全体の90%が「はい」と答えています。 「自分で出来ます。」「十分です。」「トイレ介助をうけています。」「良くしてもらっています。」などの意見がありました。

3.施設の生活はくつろげるか

はい 16名 (67%)
どちらともいえない 2名 (8%)
いいえ 5名 (21%)
無回答・非該当 1名 (4%)

全体の67%が「はい」と答えています。 「ぬり絵が好きです。」「満足です。」「楽しいです。」「歩けないので思うように動けません。」「絵を描いています。」「自由にやっています。」「ハーモニカが趣味です。」「編み物がしたいです。」「酒が飲みたい。」「タバコが吸いたい。」「趣味はしたいけど目が見えません読書をしています。」「楽しいです。」「カラオケが好きです。」「やりたいことがないです。」などの意見がありました。

4.職員は日常的に、健康状態を気にかけているか

はい 14名 (58%)
どちらともいえない 9名 (38%)
いいえ 1名 (4%)

全体の58%が「はい」と答えています。 「元気だから大丈夫です。」「十分です。」「声をかけてくれます。」「まあまあです。」「十分聞いてくれます。」「親切、いい人ばかりです。」「元気です。」などの意見がありました。

5.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 24名 (100%)

全体の100%が「はい」と答えています。 「綺麗です。」「毎日、お掃除してくれます。」「とても綺麗です。」「特に綺麗です。」「ピカピカです。」「かたずけてと言っているけど、たまに怒られます。」「きれいな部屋です。」などの意見がありました。

6.職員の接遇・態度は適切か

はい 18名 (75%)
どちらともいえない 5名 (21%)
いいえ 1名 (4%)

全体の75%が「はい」と答えています。 「あまり良くない。」「親切です。」「いっぱい話してくれて嬉しいです。」「優しいです。」「担当者はいい人で立派な青年です。」「そうでもない時もあります。」「優しい人ばかりです。」「その人によって。」「気がつくいい人です。」などの意見がありました。

7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 21名 (88%)
どちらともいえない 3名 (13%)

全体の87%が「はい」と答えています。 「元気です。」「体調不良の時はすぐに病院に連れていってくれます。」「ちゃんとしてる。」「まあまあだね。」「信頼できます。」などの意見がありました。

8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 10名 (42%)
どちらともいえない 6名 (25%)
いいえ 1名 (4%)
無回答・非該当 7名 (29%)

全体の41%が「はい」と答えています。 「見たこと無いからわかりません。」「職員は黙っています。」「わかりません。」「信頼できます。」などの意見がありました。

9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか

はい 19名 (79%)
どちらともいえない 5名 (21%)

全体の79%が「はい」と答えています。 「してくれます。」「思います。」「いい人ばかりです。」「優しいです。」などの意見がありました。

10.利用者のプライバシーは守られているか

はい 17名 (71%)
どちらともいえない 5名 (21%)
いいえ 1名 (4%)
無回答・非該当 1名 (4%)

全体の70%が「はい」と答えています。 「守ってくれています。」「従業員でない人が立ち行った様な気がして、変なことを言われた。」「守ってくれない。」などの意見がありました。

11.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか

はい 5名 (21%)
どちらともいえない 15名 (63%)
いいえ 3名 (13%)
無回答・非該当 1名 (4%)

全体の20%が「はい」と答えています。 「よくわかりません。」「あまりわかりません。」「まあまあだね。」「聞いてくれます。」などの意見がありました。

12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 3名 (13%)
どちらともいえない 13名 (54%)
いいえ 6名 (25%)
無回答・非該当 2名 (8%)

全体の13%が「はい」と答えています。 「よくわかりません。」「聞いたことがないです。」などの意見がありました。

13.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 16名 (67%)
どちらともいえない 7名 (29%)
無回答・非該当 1名 (4%)

全体の67%が「はい」と答えています。 「食堂がおそいです。」「梅干しが食べたいけど聞いてくれない。」「親切です。」「不満が無いです。」「自動販売機で、自由に買いたいです。2回くらいしか買ったことが無いです。」「不満が無いです。」「要望も無いです。」「言うときは言うけど今は無いです。」「満足です。」「特別ないです。」「いっぱいあるけど聞いてくれない。」などの意見がありました。

14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 3名 (13%)
どちらともいえない 10名 (42%)
いいえ 5名 (21%)
無回答・非該当 6名 (25%)

全体の13%が「はい」と答えています。 「全然知らない。」「困ったことがないです。」「わかりません。」などの意見がありました。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
法人理念・基本方針を明示し、経営方針を明確にして取り組んでいます

法人の基本理念は、1)親和(法人の基本理念)~一致協力して親しみやすい和やかな生活の場を提供する。2)利他のこころ~先ず他の人の幸福利益を考える。を掲げています。また、経営方針として、1)その人らしい生活のために 2)人材育成と組織の活性化~働きがいと魅力のある職場をつくる。3)地域社会の貢献~地域から頼られる施設づくり。4)経営の安定~事業の持続的な展開、BCP(事業継続計画)策定を今年度の重要方針としてあげています。毎年、理念の基本として経営方針の見直し行い、課題や取り組みを職員全員で共有しています。

委員会と会議体の開催を通して、情報を共有しています

経営層も含めて事業所の全職員の役割と責任を明確にしています。年度ごとに委員会を見直し「入居事業部」会議を軸に意思決定を行っています。今年度は、「口腔委員会」を設置し口腔ケアの重要性を再認識しています。また「親睦会」を新たに設置し、コロナ禍で希薄になりがちな職員同士のコミュニケーションの復活にも取り組んでいます。さらに、事業所独自の新人育成として「GOODケア委員会」を開催し、新人教育においても支援の理解を深めています。会議の内容などは、「春蘭」などの機関誌に掲載したり、職員通用口などにも掲示し伝えています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
運営会議と入居事業部会を中心に課題抽出を行っています

利用者への支援を、「介護の親和」を掲げてる事業所では、安定した支援は盤石な体制の仕組み作りが必要と考えています。そのためには職員同士のコミュニケ―シンは非常に大切であると考えています。多くの情報は会議と委員会にて、捉えた利用者ニーズを職員間で共有しています。地域の動向については、東社協の機関誌や地域包括支援センターの行事等に参加して把握しています。利用者のニーズをの入居事業部会を中心に行う「高齢者在宅サービスセンター中野」の指定更新の終了などを決定しているため、地域との関りの見直し年度になっています。

中長期計画は大型修繕を中心に、5年計画で策定しています

昨年度の中長期計画は2025年までの3年間でしたが、今年度は2029年度までの中長期計画を理事会で定めています。2024度からは予定より1年前倒しで、改修事業を中心に5年計画を策定しています。チラー修繕(循環水冷却装置)などの大型修繕を予定しています。昨年と違い、BCP構築等の具体的な内容も計画に取り込まれています。また、修繕費高騰のコスト意識向上のために、設備器機の丁寧な扱いを職員間で共有する機会を増やしています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
保育園のチェックリストを参考に接遇向上ビデオを作成しました

接遇マナーの見直しとして、人権尊重・虐待防止について、職員の虐待防止研修やチェックリストを用いて意識づけを行っています。身体拘束委員会と接遇向上委員会を奇数月と偶数月の隔月介しています。さらなる意識付けとして今年度は保育園のチェックリストを参考に「接遇向上ビデオ」を作成しました。介護の基本である「スピーチロック」を中心に30分のオリジナルの内容になっています。地域包括を中心に作成し「虐待の芽」チェックに職員間で役立てています。

介護体験を通じて地域に貢献しています

近隣の小学校に訪問して介護体験教室を開催しています。小学生に人気なのはリフト車両での「車いす介護」の実践などです。高齢者の介護などにも触れることにより、関心を持ってもらうことも大事と考えています。また、事業の透明性を担保する事にも役立つと考えています。 毎年「遺跡公園」で開催される「健康フェスタ」に参加しています。小学生のブラスバンドやよさこいなどのイベントが行われています。小松原園の職員が参加のための企画会を複数回行い、「ジェルの消毒液」を配布するなどの貢献もしています。

八王子市高齢者在宅センター中野の更新を中止しました

2024年からは、八王子市高齢者在宅サービスセンター中野の指定管理更新を行わない事にしました。管理業務は近隣の法人に変更になりました。しかしながら、中野地区の地域との関りはなくなるわけではありません。中野地区には居宅支援事業もあるため、小松原園を中心とした「犬目地区」と「中野地区」は継続して組織の中の重要地域と位置付けています。犬目会館への送迎のサポートを行いながらデイサービスを紹介したり、中野地区でのスーパーマーケットとの協力で支援の継続をしていく計画です。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
BCPを基にした訓練の実施や検証、見直しが行われています

災害と感染症リスクに重点を置きBCPを作成しています。今年度から新たにBCP委員会を設置し、介護現場で想定されるリスクの抽出、分析、検討を行っています。専門業者と共に作成したBCPを基に、今年度は停電時の訓練を実施し検証を行っています。また、震災被災地に職員をボランティアとして派遣し、実際に被災状況を見て、体験から得たことを対策に活かせるよう取り組みました。BCP委員会は毎月1回行われ、リスクに対しての対応策の検討、検証結果の分析、マニュアル類やBCPの見直し等が行われています。

各種委員会でリスクへの対応が協議され、対応策の検討が行われています

各種委員会や会議の中で、想定されるリスクについての協議、分析や対応策の検討、再発防止や対策の見直しが行われています。事故防止委員会では、ヒヤリハットの検証や意見交換を行い、事故防止対策を行っています。昨年度から、「利用者の転倒」について重点的に協議、検討を行い、防げない転倒への家族理解につなげる取り組みを実施しています。委員会での決定事項等は、職員会議での報告や資料として全職員へ配布し周知を行っており、リスクマネジメント全般で職員周知度の高さにつながっています。

個人情報保護規定に基づいた管理を行い、職員・利用者等への周知も図られています

情報管理については、「個人情報保護規定」の中で、利用目的、利用目的外の利用制限や管理者、職員の責務等について定め、それに基づき管理を行っています。職員へは新入職員研修の必須内容として周知し、会議等でも適宜周知を図っており、職員の認識度も高い状況です。PC内の情報はパスワード設定により必要な職員のみ閲覧できるよう管理しています。利用者・家族等へは契約書や重要事項説明書の中で、「守秘義務等」「個人情報の取り扱い」として施設の方針を示しています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
キャリアパスの明確化により、施設としてめざす人材の育成に繋げることを期待します

人材の育成は経営方針にも掲げられ、今年度の重点目標にも挙げられています。キャリアパス表により段階ごとの役割、求められる能力や資格を示しており、正職員、限定正職員には仕事等級別考課表による自己評価と人事考課の面談を年間2回実施し、育成と評価を行い処遇にも反映させています。しかし、キャリアパスの提示や人事考課との連動は限定的となってことが職員自己評価から窺えます。非常勤職員に対しても職種に応じたキャリアパスを明確にし評価できる仕組みにより、広く施設としてめざす人材の育成につなげていくことが期待されます。

充実した研修体制と育成の仕組みを設け、職員のスキルアップを支援しています

介護職員向けのeラーニングシステムを導入し、全職員に対して学べる環境を設けています。いつでも、どこでも視聴可能で、管理側は視聴状況の確認もでき、施設内研修として活用されています。その他にも研修参加機会が多く、充実した研修状況となっています。また、新入職者へはOJTの実施により、経験者でも3ヶ月、未経験者では6ヶ月知識、技術を学んでから実際の支援に当たるようにし、利用者、職員双方に安全なケアができるよう充実した育成期間を設けています。さらに新人教育の場であるGOODケア委員会で丁寧な育成が行われています。

働きやすい職場に向けた様々な取り組みを行っています

子育て等の事情によって勤務時間が限定的になってしまう職員に対して、給与、勤務時間以外は正職員と同様の条件で勤務できる「限定正職員制度」を設けています。正職員への転換にも柔軟に対応し、貴重な人材を確保する取り組みを行っています。また業務の分業化を行い、リネン交換、掃除、洗濯には専任の職員を配置し、認知症の利用者の付き添い、傾聴を専門として行う職員を置くことで介護職員がその他の業務に専念できる体制をとっています。経営層の職員が現場をよく理解しており、職員が意見を挙げやすい風通しの良い環境が構築されています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

「利他のこころ」に基づいた、経営方針の「その人らしい生活の為に~個別ケアの充実」を実践するために様々な課題に取り組んでいます。しかしながらコロナ禍では、多くの介護事業所の悩ましいことと言えば、「外出が出来ない」ということが挙げられます。「なごみ館」の屋上バルコニーでも外気浴には触れられますが外出とはまた違います。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

感染症への配慮は引き続きの重要課題であるため、コロナ禍以前のようには外出は厳しい状況です。しかし、ケアマネとペアの2人だけですが、「ちょこっとドライブ」「ちょこっと外出」「ちょこっと散歩」の外出支援を行うようになりました。遠くへの外出では無く、近所の郷土資料館などへ出かけるようになりました。少しの外出でも付き添うことにより、利用者の「見れない表情を見れた」との感想も職員から聞かれました。「その人らしい人生のステージ」という表を作成してからも、家族の満足度向上の為にも外出は欠かせません。「家族会」も再開されたことや、職員間での「親睦会」も開催されました。コロナ禍以前の関りが少しづつ取り戻せていることで、新たな支援につなげることは非常に嬉しい状況です。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

入居者が安心して暮らせる環境を作る為に、人材育成と組織の活性化を図ることは介護部門の部署テーマとしても掲げられ、研修の受講等で個々の技術や知識を向上させるために取り組んでいます。取り組み課題として「利用者の転倒」については一定数の報告があります。ヒヤリハット、事故防止委員会でも検討されることから、「利用者の転倒」について集中的に討議、対策の検討を行いました。職員には転倒についてのアンケートを取り、介護現場の声を聞きながら検証を行い、専門のセミナーや研修を受講し、転倒防止についての理解と対応を根本から考え直しました。利用者の転倒には「防げる転倒」と「防げない転倒」があるということを理解し、事例の討議や区分けを行いました。そして「防げない転倒」については家族に理解してもらう必要性があることから、転倒の実態について説明を進めることに取り組みました。今年度は家族会を再開し、その中でも「防げない転倒」について分かりやすく説明を行い、家族の理解を促すよう取り組みを行いました。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させていない
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

利用者の転倒については、リスクの大きい事故として課題とされることも多いですが、上記の取り組みの中では現場職員へのアンケートにより個々の声を抽出し、利用者の転倒に対して職員が抱えていた不安やストレスが非常に大きかったことが分かり、対応への根本的な見直しが図られています。その上で「防げない転倒」に対しては家族等への理解を得ることを1つの対策とし、そのための取り組みを実施しています。理解を促す取り組みとして、今年度は家族会のなかで説明を実施し、参加家族からは理解が得られているようです。丁寧な説明が求められる内容のため、一方的にならないような説明が望まれます。今後は、説明機会の拡大や理解浸透が図られているか振り返りや検証の機会をもち、利用者の誰にでも起こり得る転倒に対しての対策を強化されることを期待します。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
利用希望者に対してホームページや各市区の情報冊子等を活用して情報発信をしています

ホームページは、カテゴリー別に見やすく、理念・施設紹介・小松原園の詳細な取り組み・施設内写真や360度カメラで施設のフロア内を閲覧することができます。ウェブパンフレットも印刷が可能です。また八王子市・西東京市・武蔵野市・板橋区の情報冊子の定期更新・広報誌・まごころネット八王子のショートステイの空き情報の発信などを行い外部に情報を提供しています。毎年、東京都の第三者評価を受けており、東京都福祉局のホームページ「とうきょう福祉ナビゲーション」で評価結果の検索も可能であることを伝えています。

重要な内容は1枚の用紙に箇条書きにまとめて利用者に分かりやすく説明しています

入居を検討中の方に、事業所では「特養入居にあたっての注意事項」として、重要ポイントを15項目にまとめた資料を作成し、見学時に利用者や家族等へ分かりやすく説明しています。ポイントの事例として①園では介護保険の施設の為、病院で行うような医療行為(点滴・経鼻栄養・インシュリン注射など)や身体拘束は一切行いません。②入所中に入院され長期化する可能性がある場合は契約解除をさせていただく場合があります。③家族・本人が希望された受診の送迎と付き添いは家族が対応をお願いします。など具体的に示して説明をしています。

事業所の利用状況を行政や関係機関等へ知らせています

市内の居宅介護支援事業所約30箇所へショートステイの空き情報をFAX送信しています。八王子市・西東京市・武蔵野市・板橋区の介護保険課等へは入退所状況報告を毎月提出しています。利用希望者等の問い合わせや見学要望に備え、相談員が土・日・祝日も対応できる体制としています。見学は、9:00~17:30の時間帯で希望に合わせて受け入れをしています。入浴設備の見学を希望する場合は利用者の入浴時間以外で時間帯を調整していただくなど臨機応変に個別対応をしています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
サービスの開始にあたり利用者の状況に応じて事前訪問や書類を郵送して説明しています

入所時の説明は時間が長くなるため、事前に自宅へ相談員が訪問したり、見学の際に説明をするなど、利用者・家族へなるべく負担がかからないよう状況に応じて対応しています。基本的ルールやサービスの内容、利用者負担金等については分かりやすく料金表にしたものを使って説明します。重要事項説明書を基に丁寧に説明し、理解を得たうえで同意書に署名・捺印をいただいています。遠方の方には書類を郵送して電話で説明をしています。

サービスの開始・利用直後・サービス終了時の環境変化に対応出来る支援をしています

ケアカルテのフェイスシートには細かく入力し共有をしやすくしています。入居直後の方については、こまめに声かけを行い不安が軽減するよう努めています。長期入院などでサービスを終了する時は、継続性に配慮した支援を行い、家族のグリーンケアにも努めています。またフェイスシートは入居後すぐにパソコン入力し、データ管理することで各部署と共有しやすくしています。ケアカルテの支援経過記録はパスワード入力により、関係職員間で情報の追加をしています。

サービス終了時は今後の流れを家族に説明する場を設け不安の軽減に努めています

事業所では対応できない医療行為が必要となった場合には入院となることをサービス開始時に伝えています。入院で病状が落ち着いた場合は、再度入所判定会議を行って、認められれば再入所を受け入れています。事業所では看取りケアを行っており、利用者にとって終の棲家として、本人や家族の意向を尊重し、気持ちに寄り添った支援をしています。看取りでサービス終了後になった場合には、事業所職員が必ず2名、葬儀に参列してお別れをさせていただいています。

1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
  • サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
  • サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
ケアカルテやアセスメントシートを活用し、情報共有しています

アセスメントシート作成時に、利用者の心身状況や生活状況等、意向を聞き取り入力しています。また個別に聞き取った内容を必要に応じて、その都度カンファレンスを開催します。新しいプランの時や緊急の場合はケース会議を実施しています。メンバーはケアマネジャー・介護士・看護師・管理栄養士・相談員で行います。見直しの時期と手順については、施設サービス計画にモニタリングの時期を明記し、所定の書式(支援経過記録やサービス担当者会議の要点、またはモニタリング表)に入力しています。

利用者に関わる多職種の職員がケアカルテに入力し全セクションで共有しています

記録システムを活用している事により、いつでもパソコンで確認ができ、独自のアセスメントシートは、その方のアセスメントからニーズの抽出まで1枚(A4版両面)のシートで確認ができます。定期的なモニタリングの他にも、担当職員と利用者について話し合う機会を設けています。入居時には暫定で計画、翌月に家族も参加してカンファレンスを行い、新しいプランを作成しています。最長で1年としていますが6ヶ月後にモニタリングしています。

利用者の状況等に関する情報を職員間で共有しています 

関係する職員すべてに共有するため、計画の内容や個人の記録を必要部署に回覧し、担当職員(ケアマネジャー)は対応に当たっています。また朝礼・14時ミーティング時にケアプラン・各申し送りノート(入居者ノート・業務連絡ノート)を使用して利用者情報の共有に努めています。またケアマネジャーが数年前に介護課の所属になり、利用者と同じフロアにケアマネジャーの部屋を設置したことにより、介護職員からも声をかけやすい環境となり、意思疎通が図りやすくなったとの声もあります。

1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
  • 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の施設サービス計画を作成している
  • 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
  • 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
  • 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.施設サービス計画に基づいて自立生活が営めるよう支援を行っている
  • 施設サービス計画に基づいて支援を行っている
  • 利用者の意向や状態に応じて、生活の継続性を踏まえた支援を行っている
  • 介護支援専門員を中心に、介護、看護、リハビリ、栄養管理等の職員が連携して利用者の支援を行っている
【講評】
施設サービス計画(ケアプラン)に基づいて自立生活が営めるよう支援を行っています

本人や家族との面接結果や利用前の基本情報を基に各専門職との意見交換を行い、アセスメントシート・施設サービス計画(ケアプラン)を作成し、その方の状態に応じて支援を計画、定期的に状態の把握をし状態に応じた支援をしています。遠方や来所が困難な家族へは計画作成後郵送して電話で説明をし承認を得るようにしています。その際は関係職員と可能であれば利用者にも加わってもらい「施設サービス計画」を作成しています。定期的に状態の把握をして6ヶ月毎に見直しが必要かを検討、ADLに大きな変化がなければ基本的には1年後に更新をします。

ケアマネジャーが中心になって多職種連携で利用者の支援に努めています

カンファレンスはケアマネジャーが中心になって多職種(介護・看護・機能訓練・栄養課)が連携し、参加が可能な家族や利用者本人も加わってもらい実施しています。そこで話し合った内容を基に各計画書(施設サービス計画・個別機能訓練計画・栄養ケア計画)を作成しています。カンファレンス後に面会も行い、伝えた状態や内容を実際に確認してもらいます。家族からの質問が多く、話し合いが長くなりがちでしたが、説明の仕方を工夫をして1時間以内に終了できるように改善しました。

2.食事の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の状態に応じた食事提供や介助を行っている
  • 利用者の栄養状態を把握し、低栄養状態を改善するよう支援を行っている
  • 嚥下能力等が低下した利用者に対して、多職種が連携し、経口での食事摂取が継続できるよう支援を行っている
【講評】
利用者の状態に応じた食事提供や介助を行っています

利用者の状態に応じた主食3形態(米飯・粥・ペースト)・副食4形態(常食・刻み・極刻み・ペースト)・1/2量・1/4量・デザート食(プリン・ゼリー・お菓子)の提供をしています。又法人歯科衛生士を中心に口腔状態の把握に取り組み、管理栄養士が食事水分量・体重推移観察、栄養ケアマネジメントの実施、摂食嚥下機能に応じてジュース状・とろみ状の補助食品を常備し利用者の状況に応じて随時提供しています。食事形態変更には多職種が関わり利用者に安全な食事が提供できるように取り組んでいます。

利用者の栄養状態を把握し低栄養状態の改善に努めています

管理栄養士が食事水分量・体重推移観察、栄養ケアマネジメントの実施として、摂食嚥下機能に応じてジュース状・とろみ状の補助食品を常備し利用者の状況に応じて随時提供しています。個々の利用者の栄養状態により、頻繁な食事形態の変更要望があり、熱心な利用者対応が伺えます。また栄養課として地域の人を対象に栄養に関する啓蒙活動として「地域サロン」として3回講義を実施しました。社会福祉法人としての使命、「地域公益活動」にも積極的に取り組んでいます。

法人の歯科衛生士が中心になって口腔での食事摂取が継続できるよう支援を行っています

食事形態変更に多職種(歯科衛生士・管理栄養士・看護師・相談員・介護職員・ケアマネジャー)が関わる仕組み作りへ運用を開始しました。経口維持の支援として、経口維持加算対象者のミールラウンドや、法人の歯科衛生士を中心に口腔状態の改善に取り組んでいます。今後の課題としては、摂食嚥下機能低下に対応するため非常時の献立が複雑で改善が必要、また非常事態発生直後に、どの部署の職員でも利用者に安全に食事を提供ができる仕組み作りと、周知方法を整える必要があるとしてBCP委員会でも検討しています。

3.利用者が食事を楽しむための工夫をしている
  • 利用者の嗜好を反映した食事を選択できる機会がある
  • 食事時間は利用者の希望に応じて、一定の時間内で延長やずらすことができる
  • テーブルや席は、利用者の希望に応じて、一定の範囲内で選択できる
  • 配膳は、利用者の着席に合わせて行っている
【講評】
利用者の嗜好を反映した、食事の選択が出来る「個別希望食」を毎月行っています

いつも決まったスタイルのメニューになってしまい、給食じゃない、自分が食べたいと思う「希望食」のリクエストを、ある利用者からの「丼物が食べたい」「〇〇ハンバーグが食べたい」「フライドチキンが食べたい」の希望があり、1~2回/月程度(小さいパンのバイキング食・出前食・おやつ食(いろんなケーキの事前注文を受けて対応)おやつレク(4人程度のチームでホットケーキを焼く)など、楽しく選べる食事の提供も定期的に行っています。毎回楽しみにしている利用者は多いです(おやつ食は、おはぎが一番人気があります)

食事の内容だけでなく食事環境も含め配慮して対応しています

カンファレンスで聞き取った、食べれない食材(禁止食)は提供しないよう配慮しています。以前は面会時や敬老会では、家族と一緒に食べる機会を作っていましたが、コロナ禍以降は禁止しています。食堂のテーブルの席はADLの状態に合わせ決めています。感染症予防の対策中は基本的に同じ居室毎の食席とし、部屋単位でテーブルの配置を決めています。希望や状態によっては食席の変更を行っています。また入居者の希望や心身の状況に応じて可能な範囲で時間をずらす等、調整をしています。基本は、誤食防止のため着席後の配膳を行うようにしています。

4.入浴の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の意向や状態を把握して、できるだけ自立性の高い入浴形態(個浴、一般浴等)を導入している
  • 入浴の誘導や介助は、利用者の羞恥心に配慮して行っている
  • 認知症の利用者に対し、個別の誘導方法を実施している
  • 利用者が入浴を楽しめる工夫をしている
【講評】
4つの入浴形態を設置し、個々のADLに合わせて支援しています

ADLに合わせ4形態(一般浴・中間浴・機械浴・チェアインバス)の入浴方法で対応しています。個浴は座位を保つ事や浴槽を跨いで入浴するため、生活リハビリにも繋がっています。身体レベルの低下に合わせ、中間リフト浴の導入後は、個浴の利用者も中間浴の様子を見ることができ、「こっちが大変になったら、あっちで入れるから安心だね」といった声も聞かれ、利用者自ら入浴形態の選択ができる様になりました。レベルの低下などがある場合は、本人の希望を含め都度検討して安全に入浴が出来るように細心の配慮をしています。

利用者の意思を尊重し、個別に誘導方法や羞恥心への配慮をしています

認知症の利用者に対して、本人の意思を尊重し無理強いせず、時間や職員を変えタイミングに合わせ工夫しながら対応しています。また介助の際は利用者の羞恥心に配慮し、カーテンやタオルを使用して対応し、個々に合わせた配慮に努めています。また利用者が入浴時間を楽しめるように浴室の壁に、森や富士山の風景の絵を貼り、眺めながらリラックスして入浴できるように工夫をしています。

入居者のADL低下に伴い、入浴・衣類着脱介助も増え人員不足が課題となっています

事業所の開設当時は、まだ衣類の着脱は自分でできる利用者も多くいましたが、入居者のADL(日常生活動作)低下に伴い、特浴で入浴する利用者が増える傾向にあり、移乗介助や衣類の着脱介助も増え人員的にも余裕がなくなっている状況です。また、腰痛や体力的に厳しく感じている職員も増えているのが現状で、ゆとりをもって対応できる時間の確保や、人員調整が必要と管理者は感じており、今後の取り組むべき課題としています。

5.排泄の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の意向や状態に応じ、自然な排泄を促すよう支援を行っている
  • 排泄の誘導や介助は、利用者の羞恥心に配慮して行っている
  • 研修等によりオムツ交換、トイレ誘導等の排泄介助方法の向上に取り組んでいる
  • トイレ(ポータブルトイレを含む)は衛生面や臭いに配慮し、清潔にしている
【講評】
利用者の意向や状態に応じて自然な排泄を促す支援に努め、定時誘導を基本としています

排泄サイクルを探りながら、定時・随時支援をしています。介助方法や排泄用品の希望も「パッド・小・特大・布パンツ」4種類を備え日中も夜間も対応できる範囲で、意向に沿うように対応しています。誘導や介助は利用者の羞恥心に配慮し、声掛けをはじめ、プライベートカーテンを使用し十分に配慮したケアを行っています。また排泄委員会を中心に、用品やケア方法の見直し、下剤に対する知識を高め、その都度入居者も変わるので、排泄に対する個別ケア向上への取り組みを試行しています。ポータブルトイレも毎日、清掃消毒して使用しています。

共用トイレにシャワーを設置し陰部洗浄の頻度をあげ尿路感染予防などに努めています

共用トイレにシャワーを設置し、陰部洗浄の頻度をあげることで清潔な状態を保ち、尿路感染予防に努めています。 また皮膚観察を行い、必要に応じて泡洗浄・軟膏塗布など、看護師と連携しながら対応し、皮膚疾患予防に努めている。委員会メンバーを中心に、排泄の個別ケアに取り組み、実績を重ね、今後は全体的に『排便』の知識を高め、個別ケアに繋げられるように取り組んでいます。今後の改善すべき点としては、感染症予防対策の為、日々の汚染物の取り扱いや処理方法を定期的に確認する必要があると認識しています。

6.移動の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
  • 利用者の状態や意向に応じ、できるだけ自力で移動できるよう支援を行っている
  • ベッド移乗、車イスの操作など移動のための介助が安全に行われている
  • 利用者が快適に使用できるよう車イス等の環境整備が行われている
【講評】
PT・OTの評価協力により、利用者の状態や意向に応じた自力歩行支援を行っています

毎週火曜日にPT・OTと連携し、入居・退院時の身体評価を行っています。介護機器や車いすのサイズ・タイプの検討やシーティング等を都度見直して、出来るだけ自力で移動できるように支援を行っています。評価結果は写真を撮りコメントを載せて分かり易くする工夫をし、職員へ発信しています。また評価後も利用者の希望を含め担当と協議しながら、より良い状態に近づけられる様にアプローチを行っています。他にも、新人職員に向けた移乗介助・ポジショニング・シーティング・福祉機器の微調整等、実体験型の研修も行っています。  

マニュアルに従い移動のための介助が安全に行われています

入居者117名中、車いすを常時使う方が93名います。個々の状況に合わせ環境整備や福祉機器を活用し安全にベット移乗や車いす介助が行われています。また「車椅子修理・清掃依頼書」を活用して、営繕担当職員が車いすを直すことも、フットセンサーも1/10の費用で作ることも出来る技術を持っています。課題は、身体レベル低下による車椅子の選定ができるような準備が必要、また修理清掃依頼書を活用しているが、特に清掃に関しては入院・汚染された時などに限っているので、定期的に確認と清掃依頼ができるように改善が必要だと感じています。 

7.利用者の身体機能など状況に応じた機能訓練等を行っている
  • 利用者一人ひとりに応じた機能訓練プログラムを作成し、評価・見直しをしている
  • 機能訓練のプログラムに日常生活の場でいかすことができる視点を入れている
  • 機能訓練指導員と介護職員等の協力のもと、日常生活の中でも機能訓練を実施している
  • 福祉用具は、定期的に使用状況の確認をし、必要に応じて対処をしている
【講評】
利用者の身体機能に応じて個々の訓練計画を立て、評価・見直しを行っています

毎週火曜日にPT・OTと連携し、入居・退院時の身体評価をしています。利用者本人の希望も聞き入れながら、今できる事を可能な限り、継続して行えるようなプログラムを作成して、個別機能訓練計画書に沿って機能訓練を実施しています。また生活リハビリの視点を取り入れて対応できるように、写真付きでアドバイスを受けています。実際に目で見て確認や体感をして理解を深めています。また、必要時にはPT・OTによる移動・移乗・シーティング・ポジショニングの研修を職員に対して実施しています。

福祉用具は定期的に確認を行い、故障の際は早急に営繕担当職員が修理対応をしています

入居者117名中、車いすを常時使う方は93名います。機能訓練指導員は車いすの除圧ポジショニングが重要であり、関節の拘縮予防の観点からクッションの種類の選び方や当て方、個々の身体に合ったものを使うことに拘っています。フットレストを調整したり、空気圧を定期的に確認し、故障など修理が必要な場合は早急に営繕担当職員が対応しています。機能訓練指導員はもっと介護現場との距離を近づけ、介助方法等を検討していくことや、ポジショニング等に必要なクッション類のメンテナンスや、再購入の検討が必要だと感じています。

8.利用者の健康を維持するための支援を行っている
  • 利用者の状態に応じた健康管理や支援を行っている
  • 服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などしくみを整えている
  • 利用者の状態に応じ、口腔ケアを行っている
  • 利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、看護師や医療機関と速やかに連絡が取れる体制を整えている
  • 終末期の対応をすでに行っているか、行うための準備が行われている
【講評】
利用者に応じた健康管理や服薬管理を徹底して医療・看護の提供に取り組んでいます

利用者の健康管理としては、定期バイタル測定の実施、日々の状態観察、往診医による定期処方、状態報告、他部署との情報共有、日々の状態をケアカルテに入力、定期往診記録、定期バイタル測定記録・入力を行っています。特に服薬管理については、処方後の薬剤師・看護師によるWチェック、配薬ボックスの活用、服薬マニュアルに沿って行い、適宜見直し、夜勤申し送り時に看護師と介護職員で(夕薬・就薬・朝薬)ダブルチェックを行っています。また服薬までは鍵のかかる棚で管理されています。家族の希望に沿った医療・看護の提供に取り組んでいます。

利用者の状態に応じた口腔ケアを行っています

歯科医師、歯科衛生士による専門ケア(指導内容や状態を共有し定期口腔ケア)を実施しています。具体的には、夕食後をメインに口腔ケアを行い、個々の状態に応じてケア、物品を使い分けています。また歯科衛生士と連携して歯周病予防や口腔内の状態を把握しています。歯科医師は2箇所のクリニックが各1回/週来所して、月単位で全利用者をケアしています。利用者の食事の充実を図るため、管理栄養士・介護職員・看護師・歯科衛生士で連携し、研修を通して口腔内観察・歯磨きの仕方を学び、誤嚥性肺炎予防を意識した取り組みを行っています。

利用者の体調変化時に医療機関と連携して速やかに連絡が取れる体制を強化しています

利用者の体調変化時に備え、事前に家族の意向確認書を実施し、嘱託医・協力病院との連絡体制(24時間オンコールで医師が対応します)を確立しています。また施設全体での役割分担の体制や夜間医療相談体制も整えています。特に昨年度から相談員のオンコールを止めて、宿直をケアマネジャー・相談員・事務職員が対応するフォロー体制に強化しました。医療機関と連携して速やかに緊急対応ができています。職員アンケート結果からも93%が「そう思う」と回答しています。

9.利用者が日々快適に暮らせるよう支援を行っている
  • 起床後、就寝前に更衣支援を行っている
  • 起床後に洗顔や整髪等、利用者が身だしなみを整える際に支援を行っている
  • 利用者が安定した睡眠をとることができるよう支援を行っている
【講評】
利用者が日々快適に過ごせるよう支援を行っています

利用者の重度化に伴い、起床後・就寝前に全利用者へ更衣支援を行うことは現実的に難しいため、ご自身で更衣ができる方には声掛けをしています。支援を必要とする方へは家族に同意を得て援助しています。起床後は、一定の時間になるとホットタオルを配布し洗顔の声掛け又は介助を行っています。また、季節に合わせた寝具の選定や個々の体質に合わせ掛布団の厚さを調整しています。また、快適な室温となるよう適宜温度調整をしています。

利用者が安定した睡眠をとることを第一にシルエット見守りセンサー等で支援しています

福祉機器(シルエット型見守りセンサー)を使用しています。センサーの使用により、過度な訪室を減らし行動の把握が出来ることで、良質な睡眠に繋がっています。またPEAP委員会にて、アロマやヒーリング音楽を導入し、睡眠効果の検証を実施しています。一定の効果や利用者の評判も良いため、今後も継続する予定です。また認知症が顕著にある方や介護度の高い方が1フロアに混在しており、介助に混乱が生じていたため、介助レベルを全介助・認知症・終末期に分けフロア2階・3階に徐々に移しています。

10.利用者の施設での生活が楽しくなるような取り組みを行っている
  • 施設での生活は、他の利用者への迷惑や健康面に影響を及ぼさない範囲で、利用者の意思が尊重されている
  • 利用者の意向を反映したレクリエーションを実施している
  • 認知症の利用者が落ち着いて生活できるような支援を行っている
  • 利用者の気持ちに沿った声かけや援助を行っている
【講評】
利用者の施設での生活が楽しくなるような個々の意向に沿った余暇を提供しています

レクリエーション担当職員を中心に、個々の意向に沿い少人数制ではありますが様々な余暇(習字・塗り絵・季節の作品作り)を提供しています。また食事レク(おやつ作り)や、外出レク(紅葉や桜を見るドライブ等)を各フロアから数名参加で実施し気分転換に努めています。また「ちょこっとケア(個別ケア)」を充実させ、利用者主体で取り組める事を一緒に考えています。例として「高尾山に行きたい」という利用者の希望に応えて、個別の外出を企画し実現しています。

認知症の利用者が落ち着いて生活できる支援を行っています

コロナ感染症対策のため、家族との面会もできない期間が長く続きましたが、今年度からは近隣の感染状況等も考慮しながら、少しずづ対面での面会に戻しています。PEAP委員会(認知症高齢者への環境支援を行う)を中心に認知症対応{(介護をする際の3つの「ない」に注意する。(驚かない・急がせない・自尊心を傷つけない)}を行っています。認知症ケアプログラム:アドミニストレータ(管理者としての助言など)の研修を受講しデムベース(ICTツール)の活用や、認知症を発症した本人の気持ちに寄り添うケアに取り組んでいます。

11.地域との連携のもとに利用者の生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 定期的な散歩や外食、遠出など外出の機会を設けている
  • 利用者が地域の一員として生活できるよう、地域住民が参加できるような行事など、日常的な関わりが持てる機会を設けている
  • 地域の情報を収集し、利用者の状況に応じて提供している
【講評】
定期的な集団外出の機会や個別外出など地域交流も行っています

コロナ感染症対策の為、現在家族参加の食事の機会は設けていませんが、家族との外出は制限していません。家族と近所の複合施設に買い物・レストランでの食事などをしている利用者もいます。今後の感染症の状況によっては、再度制限が必要になる場合もがあることを伝え、理解を得るよう努めています。地域の福祉フェスタ・町会の防災訓練・小学校の福祉体験に職員が参加するなど、段階的にコロナ前の交流を再開していくことを期待します。

地域の情報を収集し、利用者の状況に応じて有効に活かせるようにしています

近隣の公園情報を得て、4月には羽村市の多摩川沿いの35万本の「チューリップまつり」や、5月にはバラの見ごろに合わせて、あきる野市の秋留台公園にバラを見に行くなどしています。年間行事としてドライブレクリエーションを計画し、利用者にとっては楽しみな外出の機会となっています。また夏には、地域の夏祭りのお囃子神輿に、園の玄関先まで来てもらい、利用者が祭りの雰囲気を体験できる機会となっています。

12.施設と家族との交流・連携を図っている
  • 利用者の日常の様子を定期的に家族に知らせている
  • 家族や利用者の意向に応じて、家族と職員・利用者が交流できる機会を確保している
  • 家族または家族会が施設運営に対し、要望を伝える機会を確保している
【講評】
利用者の日常の様子を定期的に情報発信しています

家族へは、各部署から利用者の状況に変化などがあった際など、その都度ショートメールや法人メールなどで連絡をしています。また年一回開催の家族会の際に、家族に伝えたい事や実践している事などを伝えています。今年度の家族会では、特養での生活がイメージできるように現場の意見を参考に作成した「人生のステージ」表の説明と転倒事故について説明し家族理解に繋げています。家族会の参加は28~30家族で約25%の出席率です。

家族会が施設運営に対しての要望や意見を聞く機会としています

年に1回開催している家族会を、施設側からの伝えたい報告と家族側からの要望等を把握する場としています。今年度は数年ぶりに家族会を再開しています。実施後のアンケートでは【その人らしい人生のステージ】に関して「看取りのステージとは、どの位置なのか理解できました」などの意見があり、家族にとって有効であったことが確認できました。一方で重要な内容が漏れてしまう事はないかなど、共有方法についての改善が必要ではの声もあり、今後の課題としては、「ご家族アンケート集計後の共有方法の検討が必要である」と管理者は感じています。

【講評】
日常の支援の中で利用者のプライバシー保護を徹底しています

フロアの利用者ノートには細かい情報が記載されており、またフェイスシートの内容はパソコンで共有して見ることが出来ます。それらの情報の外部提供については、入居時に、個人情報の使用、取扱について説明を行い、同意を得ています。個人宛てに届いた郵便物などは本人に直接渡しています。入浴時や排泄時は同性介助として利用者の羞恥心に配慮しています。多床室で排泄介助を行う場合はカーテンで周囲から様子が見えないようにするなど、浴室においても同様に配慮して支援を行っています。利用者の居室への立ち入りは原則禁止としています。

利用者の尊厳を守り、個人の意思を尊重した支援を行っています

何かをする際には必ず事前に声掛けを行い、利用者が「ノー」と言える機会を設け個人の意思を尊重することを常に意識して、同意を得た上で支援しています。利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援に努めています。また、確認した利用者情報を、毎日職員が見る利用者ノートとフェイスシートに記載しています。記録は、利用者の様子が時系列的に把握することが出来ます。半面内容を見落とさないように特に気を付けています。

1.利用者のプライバシー保護を徹底している
  • 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
  • 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
  • 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
  • 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
  • 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
サービスの基本や手順をいつでも確認できる介護マニュアルを整備し、活用しています

職員各自に介護マニュアルが配布されており、職員が各種マニュアルをいつでも確認できるようにしています。事故検証時にもマニュアルが活用されており、不備等があった場合は、早急に改訂し業務の統一化を図っています。実例を通して、職員からの提案も反映され改善を重ね、各委員会を中心に年度末3月に見直・検討して4月に更新し、業務の標準化に取り組んでいます。感染症対策マニュアルは見づらいとの意見があり、委員会で頻繁に見直しを繰り返し、見やすく動きやすく改訂されました。 

自らのケアを確認する「GOODケアチェックリスト」にて振り返りを検討しています

事業所で提供するサービスが、理念を基にし定められた手順で行われているかを確認するために「GOODケアチェックリスト」があります。毎月第3火曜日に見直しが必要か振り返りを行っています。しかし、結果を集計し改善策として次年度の事業計画・研修計画に反映するまでの成果には今年も至っておらず、「新型コロナウイルスが5類へ移行されてから、感染症対策マニュアルの改訂、定期的なシミュレーションや振り返りが必要」との認識はあるようですが、「GOODケアチェックリスト」について、明確な検討期限を決める必要があります。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価機関名】

株式会社 ワズアップ

【評価実施期間】

2024年7月22日~2025年1月22日

【評価者修了者No】

H2001059,H2001048,H2301015

評価結果のダウンロード

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