評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)大人の都合でなく子どもの最善の利益を追求する保育
2)風通しのよい社風で自立心と愛する心を大切にする
3)共に生き、共に育ち、心豊かに生きる
4)自分で考えて行動できる人を創る
5)お客様、地域、社員から愛される会社
職員に求めている人材像や役割
子どもに対しても、保護者に対しても、同僚に対しても誠実である人。
感謝の気持ちを持っている人。
保育に求めているものは、時代とともに変化したり複雑化するので、常に勉強している人。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
担当した園児の一人ひとりの将来に目を向けて保育にあたる。
保護者の相談に応じられる知識を増やし、経験に基づいて、話を聞いたり、想いを共有してほしい。
子どもにとっても、保護者にとっても心のよりどころになれるよう真摯に向き合う。
全体の評価講評
特によいと思う点
園では行事を積極的に催しています。行事を企画運営する担当職員は創造力を発揮し、調整力や観察力が養われ経験を積むことで成長しています。また、子どもは運動会や発表会の場では主人公であり、達成感が味わえ、自信を持つ事もできています。1月の獅子舞、2月の節分、3月のひな祭りなど数々の季節行事は子どもの感性を豊かにすると考え取り組んでいます。食事にも行事を反映させて提供し、五感で味わうことができています。1年を通して様々に取り組んだ経験は、職員と子どもの活力になっていると考えられます。
食育活動を実施し、子どもが食べ物に興味をもち、五感を育む食の体験を行なっています。毎月発行の給食だよりには季節の食べ物のクイズが掲載され、家庭でも話題になるよう配布しています。昼食では職員がその日のメニューの食材の話をし、調理された実物を見て理解が進むようにしています。また、乳搾り体験を企画した時は、乳牛の模型をダンボールで作り、乳の部分にゴム手袋を使って細工し、牛乳を入れる工夫をして、子どもが実際に搾れるようにしました。牛乳がどのようにできてくるのか、子どもが理解ができるように取り組んでいます。
子どもだけでなく、保護者にとって嬉しいサービスも充実させています。年3回のワークショップ以外の親子参加型行事は年8回と数多く開催しており、親子遠足、夏祭り、芋掘り遠足、ハロウィンパレード、運動会、クリスマス会、生活発表会、卒園式・進級お祝い会などがあります。昼食、夕食、補食代のほか、おむつ、口拭きタオル、エプロンの利用料は月極料金に含まれています。「こもれび美容室」として、毎月美容師が子どもの髪を切ってくれるサービスも行なっており、日頃忙しい保護者にとってありがたい取り組みとなっています。
さらなる改善が望まれる点
一通りのマニュアル・規程を揃えています。それらは事務室の棚に保管しており、業務手順を確認したい場合はいつでも参照することができます。必要に応じて改訂を行なっており、例えば保育の拠り所となっている「入社初日に読むマニュアル」については2024年現在、第6版まで改訂がなされています。一方、疑問点は職員間で確認・解決することが多く、日常的なマニュアルの活用が今一つとなっています。今後はより目に付きやすい場所にマニュアルを配置して職員に活用を促すなど、様々取り組みを検討することによる業務効率化が期待されます。
近所には多数の公園があり、日々遊びの目的に合わせて公園を変えています。ハロウィンパレードの際は近所にあるお店に協力を依頼したり、運動会は小学校の体育館を借りて行なったり、芋掘り遠足では農家さんの畑を借りたり、バスを借りて葛西臨海公園まで遠足に行ったりと地域資源を活用しながら子どもの豊かな感性や情緒の育ちを支援しています。一方、園の行事に地域の人を招いたり、地域の行事に参加したりといった取り組みについてはこれからの状況です。今後、園は地域のお祭りや行事に積極的に参加したいと考えており、今後が期待されます。
事業者が特に力を入れている取り組み
ホームページでは施設名、事業形態、住所、電話番号、メールアドレス、開所時間、保育料金、定員などを伝えています。入園前の手続きも紹介しており、申し込み、入園説明、入園前面談までの流れ、必要となる書類一覧を知ることができます。行事や日々の活動については法人の各園が合同でブログや各SNSを実施しており、これらの媒体を通じて様子を知ることができます。園は2024年現在、利用希望者が増えておりキャンセル待ちが多い状況です。そのため基本的には園の専願者のみを受け入れており、保護者からの利用希望者の紹介も増えています。
看護師がフルタイムで勤務しており、月1回の身体測定、年2回の健康診断・歯科検診、毎日の手洗い指導・健康管理などは看護師が中心となり対応しています。毎月発行している「こもれびほけんだより」の作成も担当しており、保護者に子どもの健康管理に関する情報を提供しています。現状では内服薬の預かりはありませんが、必要時は看護師が服薬の対応を行うと定めており、塗り薬については随時対応しています。子どもが体調不良の際は事務室にカーテンを設置し、迎えが来るまで看護師が寄り添って対応しており、不安感の軽減に努めています。
職員は仕事や子育て、発達について悩んでいる様子がある保護者について、入園時に把握している就労や子育て環境の状況を踏まえ、送迎の際の日常的な会話の中で話を聞くように努めています。さらに、面談を希望する場合は適宜時間を作って相談に乗っています。また、園では保護者の保育参観だけではなく、保育への参加もいつでも受け入れ、一緒に活動をして子どもの姿や職員の関わり方を見たり職員と話をし、理解を深め、保護者の持つ不安感の軽減を図っています。園の活動は見えにくいため開放的にして保護者の安心につながるよう努めています。
利用者調査結果(月極保育用利用者調査)
調査概要
- 調査対象:9月1日現在、保育園を利用している全世帯を対象に調査を実施しました。兄弟姉妹のいる世帯は、1世帯として扱い、一番年齢の低いお子さんを対象として回答してもらいました。
- 調査方法:アンケート方式
無記名方式。QRコードを記載したアンケートの案内を事業所を通じて保護者へ配付し、WEB上でアンケートに回答してもらい、取りまとめました。調査結果は選択回答だけでなく、記述式の回答についても匿名性に配慮してまとめ、保育園に報告しました。 - 有効回答者数/利用者家族総数:9/16(回答率 56.3% )
総合的な感想では、「大変満足」6名、「満足」3名であり、回答があった利用者家族の100%が満足と回答しています。
毎日の保育サービスにおける「子どもの興味や関心」、「園における食事・おやつ」、「自然や社会と関わる機会」、「安全対策」、「職員との信頼関係」、安心・快適性における「清潔で整理された空間」、「病気やケガをした際の職員の対応」および不満・要望への対応における「不満や要望への職員の対応」で満足度100%となっており、その他多くの項目で「はい」89%と、高い満足度がうかがえます。
自由意見では「いつも丁寧で親切、明るく楽しく娘を保育してくださり、とても感謝しております。ありがとうございます!」、「荷物も少なくとても通いやすいです」など園に対する感謝の声が寄せられています。
アンケート結果
1.保育施設での活動は、子どもの心身の発達に応じたものとなっているか
89%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「肺炎で入院したこともあり、お昼ご飯を誤嚥しないようにご配慮いただいたり、発達がゆっくりなため、安全に気を配ってくださっております」との声がありました。
2.保育施設での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
100%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
3.【保育施設からの食事提供を受けている方のみ】
提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
100%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「おやつもすべて手作りでありがたいです」などの声がありました。
4.保育施設の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
100%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
78%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
6.安全対策が十分取られていると思うか
100%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
89%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
8.子どもの保育について家庭と保育施設に信頼関係があるか
100%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
100%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「いつもとても清潔にしてくださっていて、髪の毛一つ落ちてないです。自宅より綺麗です」との声がありました。
10.職員の接遇・態度は適切か
78%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「ときどき園児を呼び捨てにしているのが気になります」との声がありました。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
100%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「看護師さんが常駐しているので安心できます」との声がありました。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
78%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
89%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
89%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
89%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「毎日丁寧すぎるほど詳しく連絡頂きます」との声がありました。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
100%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
17.外部の苦情窓口(行政等)にも相談できることを伝えられているか
89%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。
利用者調査結果(時間預かり(一時預かり)保育用利用者調査)
調査概要
- 調査対象:評価機関に記入要領を周知
- 調査方法:
- 有効回答者数/利用者総数:0/0(回答率 0%)
総合的な感想では、「大変満足」6名、「満足」3名であり、回答があった利用者家族の100%が満足と回答しています。
毎日の保育サービスにおける「子どもの興味や関心」、「園における食事・おやつ」、「自然や社会と関わる機会」、「安全対策」、「職員との信頼関係」、安心・快適性における「清潔で整理された空間」、「病気やケガをした際の職員の対応」および不満・要望への対応における「不満や要望への職員の対応」で満足度100%となっており、その他多くの項目で「はい」89%と、高い満足度がうかがえます。
自由意見では「いつも丁寧で親切、明るく楽しく娘を保育してくださり、とても感謝しております。ありがとうございます!」、「荷物も少なくとても通いやすいです」など園に対する感謝の声が寄せられています。
アンケート結果
1.保育施設での活動は、子どもの心身の発達に応じたものとなっているか
2.保育施設での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
3.【保育施設からの食事提供を受けている方のみ】
提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
4.保育施設の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
6.安全対策が十分取られていると思うか
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
8.子どもの保育について家庭と保育施設に信頼関係があるか
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
10.職員の接遇・態度は適切か
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
16.利用者の不満や要望は対応されているか
17.外部の苦情窓口(行政等)にも相談できることを伝えられているか
サービス分析結果
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
- 事業所のサービス利用が困難な場合には、理由を説明したうえで、行政機関等相談先に関する情報の提供をしている
【講評】
入園前面談時は子どもにも来てもらい、園の雰囲気を感じてもらうようにしています
入園前面談では重要事項説明書(入園のしおり)と契約書を用いて、園の保育方針やサービス内容、ルールなどを伝えています。面談には実際に園を利用する子どもにも来てもらっており、一緒に面談することもあれば、保育室内で遊んでもらうこともあります。よくある質問として、保育料の安さ、食事やトイレトレーニングの進め方、就労していない場合における園の利用についてのことが多くなっています。保護者の意向は仮申込書に記載をお願いしており、慣らし保育をはじめ、子どもや保護者の希望に沿って臨機応変に対応するよう努めています。
子どもや家庭の個別事情は念入りに確認し、職員間や関係機関との情報共有に努めます
個別配慮事項については入園前面談で詳細を確認しています。アレルギーを持つ子どもについては保護者に医師の診断書の提出をお願いするとともに、保育所におけるアレルギー疾患生活管理指導表を用いて食物アレルギーやアナフィラキシーの有無を確認しています。入園前にアレルギー疾患生活管理指導表や面談シートを職員間で共有しており、アレルギーの発生を未然に防げるよう努めています。現状、園には虐待が疑われたり育児困難家庭で育っていると思われたりする子どもはいませんが、そうした際は行政や関係機関と密に連携して対応するとしています。
退園・卒園した家庭にも行事やワークショップに誘っており、子育てを応援しています
基本的な慣らし保育の期間は2週間としています。子どもの成長や保護者の意向も随時確認しながらスケジュール立てしており、2ヶ月の慣らし保育期間を取った家庭もあります。その間の子どもの様子は連絡帳アプリに特に詳しく記載し、かつ送迎時の保護者との対話も増やすことで、家庭と園における生活の連続性を心がけています。サービスの終了時、何かあればいつでも連絡してほしい旨を伝えており、退園や卒園した家庭に行事やワークショップの案内を送っています。また、隣の大型スーパーに買物に来た家庭が園に挨拶に訪れることも多くあります。
1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもの心身状況や生活状況について、各種記録による多面的な把握に努めています
入園時の子どもの心身状況や生活状況は保育ICTシステム内の面談記録や児童票、アレルギー疾患生活管理指導表などで把握しています。子どもや保護者の保育に対する意向は送迎時の会話や連絡帳アプリ、個別面談、保護者会などを通じて把握しています。浮かび上がったニーズや課題は職員会議で対応を協議しており、軽微なニーズについては都度、職員間で共有しながら対応しています。クラス日誌には各クラスの子ども一人ひとりの様子を記載しており、個別月案では月ごとに子ども一人ひとりに関する目標とその評価・反省を記載しています。
指導計画に沿った保育を行なっており、配慮が必要な子どもは個別に計画を立てています
児童票の再アセスメントは基本的に年度ごとに行なっており、家庭に変化があった場合は適宜改定しています。指導計画については、全体的な計画の各領域を基に年間指導計画を作成しており、さらに月案・週案・個別月案とそれぞれ落とし込んでいます。発達が気になるなど配慮を必要とする子どもについては保護者とも協議しながら個別支援計画を作成しており、支援方法については区の巡回指導員の意見も参考にしています。保護者に対する指導計画の周知については、クラス内への週案の掲示や毎月の園だよりにねらいや活動を記載することで行なっています。
課題については各職員で解決するのではなく、職員皆で解決できるよう取り組んでいます
連絡帳アプリについて、朝は登園時に送信してもらい、降園時は退園直後に送信しています。連絡帳アプリではその日の様子、体調、活動内容、オムツの交換回数、沐浴実施の有無、食事内容、睡眠時間などを伝えており、写真を添付して一目で園での生活が伝わるよう工夫しています。朝礼と終礼も行なっており、各クラスの子どもに関する生活の様子や連絡事項、ケガ・事故・病気の状況を中心に情報共有しています。気になる子どもがいる場合は都度カンファレンスを実施しており、各職員が意見を持ち寄ることで全園的に課題の解決に向けて取り組んでいます。
1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
- 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
- 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
- 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況(保護者の意向を含む)の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
- 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
- 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
- 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
- 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
- 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
- 【5歳児が利用している保育施設のみ】
小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携を図っている
【講評】
子どもの状況を把握した保育をおこない主体的に活動ができる環境設定をしています
入園前面談で子どもの状況や生活環境を把握し、慣らし保育期間を経てより詳細に子どもの発達過程を把握して保育を実施しています。少人数保育の事業所であることから、子どもの状況は職員会議で全員が共有し、クラスを越えて周知しています。連絡帳アプリや送迎時の保護者とのやりとりで子どものその日の様子を情報共有し、状態に応じた保育ができています。玩具や絵本の配置は子どもの目の高さを考慮し、子どもが主体的に手に取り遊べるように環境設定しています。広いスペースでのコーナー遊びができ、遊び込める環境になっています。
同年齢や異年齢での活動で思いやりの心や尊重し合う心が育つよう働きかけています
発達に応じて職員等の大人との関係性だけではなく、子ども同士の遊びや活動を通して、他児を理解し受け入れ、一緒に活動しながらお互いに尊重し合う心が育つよう配慮しています。また、園ではクラスごとに過ごす時間と合同で過ごす時間を設け、異年齢での活動体験ができるようにしています。年長児が年下の子の世話をするなど思いやりの心を育めるように、年下の子は年上の子を真似したりなど影響しあっています。他者に気づく発達段階の時期を重視し、協調性の芽生えや自己コントロールの経験ができるようにしています。
配慮が必要な子どもへの理解を深め職員が保育の中でできることを研修等で学んでいます
配慮が必要な子どもは保護者との共通理解を図りながら、個別の支援計画を作成して保育にあたっています。また、職員は区の発達相談支援センターの巡回指導の際に相談し助言を受け、子どもの状態の理解を深め、適切な対応ができるよう努めています。区が主催する発達支援等の研修会にも積極的に参加し、保育の現場で自分たちができることを学んでいます。日常的な子ども同士の間で起こるトラブルは、経験を経て成長していくとの考えから見守り、怪我等につながる前に状況に応じて子どもの気持を尊重しながら介入するようにしています。
2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
- 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
- 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
- 休息・午睡等の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
- 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
毎日家庭での子どもの様子及び保護者の就業等の状況について職員は確認しています
園では保護者とのやりとりは連絡帳アプリでおこない、家庭での子どもの様子、迎えの時間、保護者の仕事や残業のことなどが記載されています。送迎時には保護者の負担にならない範囲で職員が会話をして子どもの様子を確認しています。保護者と話した職員は各クラスの共有ノートに必要に応じて記録し、職員間で情報共有しています。入園直後の慣らし保育は2週間の個別対応を基本としていますが、個別の状況に合わせることができ、2ヶ月のケースもあります。園では、子どもや保護者の状況を確実に把握して保育に臨んでいます。
乳児期に必要な基本的生活習慣や午睡のリズムの獲得のための工夫に努めています
発達に応じてトイレットトレーニングの方法を保護者と連携しながら進めています。園ではいつでもトレーニングが始められるように排泄の記録を付けています。食事については家庭では食べないという悩みが多く聞かれますが、園での喫食の様子を伝え、焦らず一緒に育てましょうという姿勢で保護者をねぎらっています。午睡については、午睡の時間で身体を休めることは重要と考えており、寝られない子どもや時間の短い子どもでは原因が何かを観察しています。早く目覚めた子はトイレ誘導や別室で絵を描くなど静かに過ごせるよう対応しています。
降園時は必ず一人ひとりの保護者と担任が話し、園での子どもの様子を報告しています
降園時は迎えの保護者が集中することもありますが、必ず一人ずつの保護者と担任が話をし、その日にあった出来事や子どもの様子を報告するようにしています。特に慣らし保育中は保護者との対話を長めにとり、園での様子を詳しく伝え、保護者の不安を軽減するとともに、職員との信頼関係を深め、家庭との連携強化を図るように努めています。一方で、保護者との会話で提供された情報は記録され、職員間で共有されますが、職員の記録方法にばらつきがあり、誰が見てもわかる的確な文章の書き方の指導を保育主任がおこない、改善に努めています。
3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
- 子どもが人と関わる力を養えるよう援助している
- 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
- 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
- 子どもの心身の発達が促されるよう、戸外・園外活動(外気浴を含む)を実施している
- 生活や遊びを通して、子どもが自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
コーナー遊びで遊び込める環境を作り、人と関わる力を養えるよう工夫し援助しています
子どもが自発的に遊べるように、目の高さに配慮し、子どもの興味関心に注目してそろえた玩具を用意しています。コーナー遊びを大切にし、子どもが自主的に遊び込めるスペースを作り、たくさんの経験ができるような時間と環境を作っています。子どもの性格により場所見知りや子どもの輪に入れず職員から離れない子どもなどがいますが、職員は子どもの不安な気持に寄り添い、十分触れ合って安心感が持てる関係を作り、職員から徐々に離れてもいつでも戻って来ることができる所としての役割を担い、子どもの人と関わる力を養う援助をしています。
言葉を手渡す感覚で子どもと応答的に関わり、表現する喜びを得られるようにしています
職員は、子ども一人ひとりの状況や身体の動きを的確に把握し、応答的な関わりの中で言葉の発達を促しています。言葉を手渡すという感覚を大切にして、目と目を合わせて伝えることを実践しています。日常的にリズム運動やリトミックをおこない、職員の弾くピアノに合わせて楽しく自由な自己表現を促しています。手遊び歌では模倣の力を育み、モデルとなる職員が率先して楽しんでいる様子を見せることを大事にしています。全身を使って表現する喜びを感じられるよう導き、豊かな表現力が育まれるようにしています。
お散歩マップを作成し活動の目的に合わせた公園でのびのびと遊べるようにしています
園では、おさんぽマップを作成し、天気の良い日はほぼ毎日、活動の目的に合わせた公園を選び外出をしています。遊具のある公園では遊具を使う順番を待つなどルールの体験ができたり、木々の多い公園ではどんぐりや松ぼっくりを拾って季節を感じられるようにしています。2歳児の卒園遠足では、バスで少し遠い公園に行き、屋外ピクニックランチをおこない、趣向を凝らして子どもが楽しめるように工夫しています。園には園庭はないため、外出をして外気を吸い、のびのびと身体を動かせるようにしています。
4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
- 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
伝統文化を大切にし子どもの興味関心が深まるよう工夫して行事をおこなっています
園では行事は積極的におこない子どもの経験を広げています。節分やひな祭り、正月などの日本の伝統行事は大切に考え、子どもが伝統文化に興味や関心を向け、親しむことができるようにしています。子どもが鬼の面やおひな様の絵などの製作をおこない、実際に作ることでより興味が深まるようにしています。製作にあたって職員は、子どもが容易に取り組めるよう工夫して提供し、できた作品を喜べるように支援しています。クリスマス会では、保護者がサンタクロースになって参加してプレゼントを配り、楽しめるようにしています。
子どもが楽しめる質の高い企画を職員のアイデアと実行力でおこなっています
職員は年度初めに各行事の係決めをおこない、担当職員が中心となって行事内容を企画しています。園では、園内研修を多くするより実際の経験を積み重ねることで職員のレベルアップを図れると捉え、行事の企画を通して調整力や発想力、観察力が養える機会として重視して取り組んでいます。餅つき行事では、臼や杵を実物のように手作りし、子どもに法被とハチマキを用意して雰囲気を出したり、乳搾りの疑似体験では実物大の乳牛を作り、ゴム手袋の細工で乳搾りができるよう工夫したりなど、職員のアイデアでクオリティの高い催しができています。
保護者の意見や希望を取り入れ、協力を得ながら行事やイベントを開催しています
運動会や夏祭りは保護者参加の行事として土日開催をしています。運動会は近隣の学校体育館を借りて開催し、親子での競技もあり楽しめるようにしています。夏祭りでは、親子が浴衣で参加したりなど雰囲気を出し、園で準備した出店を楽しむ企画をしています。保護者の感想は折に触れて聞き取り、他の行事の希望も取り入れるようにしています。保護者から出されたワークショップの希望で、「ママのためのヨガ」「英語でダンス」「親子でクッキング」などを実際に開催しています。保護者の意見を取り入れ、協力を得た保育の実践に取り組んでいます。
5.在園時間の異なる子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
- 在園時間の異なる子ども同士が楽しく遊べるよう配慮をしている
- 在園時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
- 在園時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
クラスを越えての交流が多いため夕方の過ごし方でも不安感無く過ごせています
夕方のお迎え時間が異なり、徐々に少なくなった子ども同士は一つの部屋に集まりますが、保護者のお迎えまで不安なく過ごせるよう、日中には出さない特別感のあるおもちゃの提示や、シアターとして映像を壁に映すなどで楽しめるようにしています。園の特徴として、少人数保育でワンフロアーでの活動、そして異年齢保育の機会を多く持っているため、夕方になると異なる集団になるという感覚は少なく、子どもは日中活動の延長で不安感なく落ち着いて過ごせています。また、職員も全園児を把握しているため、安全に見守ることができています。
夕方の活動は基本的には静の活動とし、個別の状況に合わせて過ごせるようにしています
開所時間を7:30~20:30としており、延長保育の設定はありません。在園時間が長い子どもには必要に応じて水分補給と補食の提供もおこない、空腹感が生じないように配慮しています。補食の提供は保護者の希望となり、連携をとっておこなっています。また、長時間の保育では子どもの怪我が増えるなどが統計的にあるため、子どもの疲労感に配慮して、夕方は基本的には静の活動とし、絵本の読み聞かせ、絵を描く、布団の上でゴロゴロするなど、個別の状況に合わせて身体を休めながら過ごせるようにしています。
6.子どもが安全な環境のもと食事を楽しめるよう配慮している
- 子どもが安全に食事をとれるよう配慮している
- 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
- メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
- 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
- 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動、保護者や地域の多様な関係者との連携等)を行っている
【講評】
全ての子どもが安全に食事が摂れるよう発達やアレルギーに応じた食事提供をしています
食事時は複数の職員がテーブルにつき、必要に応じて子どもの食事介助をおこない、安全に食事ができるように目配りをしています。献立や食材は保育施設向け給食サービスを利用し、調理は園の調理師が行っています。食事は子どもの発達に応じた大きさ・固さに配慮して調理提供しています。入園前に食物アレルギーの有無を確認し、該当する子どものトレーは専用のものにして名前を明記し、職員が必ず付いて事故が起こらないよう細心の注意を払っています。0歳児では食材チェック表を順次更新し、保護者と連携しながら安全な食事の提供をしています。
食事は楽しい時間となるよう無理強いせず、頑張ったことには賞賛の声かけをしています
食事は「楽しい」が第一になるよう職員は関わっています。食が進まない場合や、苦手な食材を食べなくても、無理強いすることなくゆとりを持って寄り添っています。一方で、完食をした子どもにはピカピカに食べたということで「ピッカリボン」を振って「おめでとう」と頑張りを称える声かけをしています。ピッカリボンを楽しみに頑張る様子も見られます。給食サービスによる献立・食材を利用していますが、行事によってクリスマス会ではご飯をサンタの形にしたり、節分では鬼の形にするなどアレンジし、見た目でも楽しめるよう工夫しています。
身近な食べ物のできるまでを体験して知ることができるよう工夫して働きかけています。
食育として、例えば餅つきや牛の乳搾りを題材にして、餅つき用の臼と杵や乳搾り用の乳牛の模型を段ボール等で作成し、体験できるようにしました。ゴム手袋を細工して牛乳を入れて実際に乳が絞れるように工夫して促し、子ども達は楽しみながら取り組むことができました。職員は、餅や牛乳がどのようにできるのか、子どもの興味関心が向くように創意工夫して働きかけています。また、牛乳からバターを作ることも行い、実験のように瓶を振ることで、気持ちがわくわくする、好奇心溢れる活動をしています。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
- 子どもの体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
- 子どもの入退所により環境に変化がある場合には、入所している子どもの不安やストレスが軽減されるよう配慮している
【講評】
看護師を中心に子どもの健康維持のために日常的な健康管理や指導をおこなっています
子どもが自分を守るために避難訓練や不審者訓練の際に、安全確保の大切さを発達に応じて伝えています。病気にならないための基本としては手洗いの大切さを伝え、看護師が中心となって日常のなかで子どもに手洗い指導をしています。園では看護師がフルタイムで勤務し、子どもの体調不良の際は看護師の指示を仰ぎながら対応しています。体温は毎朝保護者に測定してもらい、職員に伝えられています。月1回の身体測定、年2回の内科医による健康診断、年1回の歯科検診を行い健康管理をしています。
子どもの体調の急変時には緊急対応フローで速やかに連絡ができる体制にしています
子どもの体調の急変時の対応として、緊急対応フローが事務所壁に貼られ、速やかに関係各所に連絡ができる仕組みができています。発熱や嘔吐などの体調不良時は事務室奥の安静室で休ませ、看護師または職員が様子を観察するようにしています。てんかんの持病がある場合は、必要に応じてけいれん発作の対応としてダイアップを預かることもしています。看護師は毎月「ほけんだより」を保護者向けに発行し、季節性感染症の流行などについて予防方法や対応について情報提供しています。「ほけんだより」は玄関にも掲示し目に付くようにしています。
服薬がある場合は看護師が管理し、保湿剤等の塗布は職員が適宜おこなっています
薬を預かる場合は、医師の診断書の内容に基づいて対応し、与薬依頼書の記入をお願いしています。現在は該当する子どもはいませんが、看護師が服薬管理をすることが決められています。保湿ケアが必要な子どもの保湿剤の塗布は職員がおこない、シャワー後に塗っています。子どもの心理状態について、入退所時に在園児が不穏になることは今までありませんでしたが、好きな職員が退職する場合は気になったり不穏になるケースはありました。園としては、子どもの入退所についても、職員の退職についても保護者に事実を伝え、隠し事がないようにしています。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 保護者の養育力向上のため、保育施設の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の就労や子育て、発達などの相談には適宜面談の時間を取り対応しています
入園時の面談で保護者の就労状況や子育て環境について聞き取り把握し、統一した様式に記録をしています。職員は保護者の状況を踏まえ、送迎時の日常的な会話の中で相談ごとなどを聞くようにしています。子育てや発達の悩みなどで改めて面談希望があった場合は、その都度時間を作り対応しています。また、園では保護者会を年3回実施し、保護者同士の交流ができるようにしています。保護者会では園から運営状況や行事について報告した後にクラスごとに別れての話し合いも持ち、同じ悩みの共有ができるなど安心感につながるようにしています。
保護者とのやりとりは連絡帳アプリで行い詳細に情報提供し安心感につなげています
保護者とは連絡帳アプリを使用して密にやりとりを行っています。家庭での様子や体調、お迎え時間の連絡などを保護者が記入し、園からは子どもの様子、活動中の写真、食事量などを詳細に書き込んでいます。また、連絡帳の伝達だけではなく、送迎時に保護者と顔を合わせ短時間でも言葉を交わすことに努めています。園の活動は見えにくいので開放的にし、保護者の不安を払拭するために保育参観、さらに保育への参加はいつでも受け入れ、一緒に散歩に出かけて遊んだり、職員の子どもへの関わり方を見たり、職員と話しをするなどができるようにしています。
園は低料金・手ぶら保育を実践し子育て中の経済的・物理的な負担の軽減を図っています
企業枠、地域枠どちらも低料金の設定となっています。手ぶら保育を実践していることから、おむつ、口ふきタオル、エプロンは用意され、食事代は補食も保育料金に含まれています。保護者の経済的・物理的な負担の軽減を図ることができていることから、下の子の利用も増えている現状があります。保護者からの創造的な意見や要望にも耳を傾け、保護者会の中でワークショップを開催することなどが実現しています。親子クッキングやヨガ、英語でのダンス、藍染めなどをワークショップでおこなっています。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 保育施設の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
園周辺の多種多様な公園を積極的に活用し子どもが様々な体験ができるようにしています
園には庭はありませんが、近隣には多くの公園があり利用しています。職員が「おさんぽマップ」として徒歩で行ける公園の詳細をイラストで描いて作成し、保護者にもわかるように玄関に掲示しています。目的に応じた公園を選び、樹木の多い公園でのどんぐり拾いや水遊びのできる公園、子どもの好きな遊具のある公園では順番を守る練習を目的にするなど、様々な体験ができるようにしています。また、歩く途中では交通ルールを守る体験もできています。子どもが身体を十分に使ってのびのびと楽しみ、社会の仕組みも学ぶために地域資源を活用しています。
地域との交流を深め地域を巻き込んだイベント等の活動をしていきたいと考えています
園の行事に地域住民の参加を呼びかけたりなどはできていませんが、入園や見学を希望する保護者および子どもを招き、園の様子を知る機会は設けています。地域の祭りは土日の開催が多いため、園としての参加はできていませんが、保護者への情報提供はするようにしています。今年度園でおこなったハロウインイベントでは子どもが仮装をして園周辺を歩き、知り合いの整骨院に協力を得て園長が待機してお菓子を子どもに配りました。今後は地域との交流を深め、何軒かの商店の協力を得て地域を巻き込んだ活動にしていきたいと考えています。
【講評】
個人情報保護の利用や掲載写真・画像の使用について注意を払っています
入園前面談の際、契約書を取り交わした後、個人情報の同意書にも署名捺印を貰っています。行政や関係機関への情報提供に使用する場合があることのほか、ブログや各SNSに子どもの様子が掲載される可能性があることを併せて伝えています。同意が得られない場合はSNSへの写真や動画を投稿する際、子どもの顔をネコや星、ニコニコマークなどで隠して対応しています。ホームページと重要事項説明書にはプライバシーポリシーを掲載しており、適切な個人情報の取り扱いを約しているほか、お問合せ窓口の案内もあります。
日頃から子どもの羞恥心に配慮し、人権を尊重した保育に取り組んでいます
3ヶ月に1度、全職員が人権擁護のためのセルフチェックリストを用いて保育の振り返りを行なっています。日頃の保育を自己点検することで、子どもの羞恥心への配慮や人権擁護の意識を養っています。着替えの際にはついたてを活用しており、さらに着替える際は上下の衣類をいっぺんに脱ぐのではなく、上を着替えた後に下を着替えるよう声をかけています。加えて、トイレにもついたてを用意しており、排泄時に他の子から様子が見えないよう配慮しています。沐浴については必ず個別に対応することとしており、羞恥心への配慮を徹底しています。
マニュアル整備や研修の実施、会議での話し合いなど虐待防止の徹底に取り組んでいます
入社した職員全員に「入社初日に読むマニュアル」を渡しており、そのなかに全国保育士会の倫理要綱と人権擁護のためのセルフチェックリストを盛り込んでいます。全体会議で当該マニュアルを用いた研修を行なっており、全社を挙げて虐待防止の徹底に取り組んでいます。月1回行われる園長会でも虐待防止を議題として取り上げ、話し合いを行なっています。虐待防止と虐待対応マニュアルの備えもあり、マニュアルを元にして虐待に関する研修も行なっています。虐待が疑われる場合は区の子ども家庭支援センターや児童相談所に連絡することと定めています。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
- 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
保育に関する各種マニュアルが整備されており、研修にもつなげています
入社初日に読むマニュアル、安全保育マニュアル、健康管理マニュアル、虐待対応マニュアル、感染症対応マニュアル、救急対応時マニュアル、アレルギー対応マニュアル、災害時マニュアル、不審者対応マニュアル、苦情対応マニュアル、苦情処理マニュアル、119番対応時マニュアルなど一通りのマニュアルを揃えています。それらは事務室の棚に保管してあり、職員は誰でも閲覧できるようにしています。園内研修は各マニュアルから抜粋して実施しており、マニュアルの振り返りによる内容の定着につながっています。
定期および必要時のサービス・手順の見直しにより、時流に沿った保育につなげています
園の提供しているサービスが利用者の意向に沿ったものか、また業務手順は適切であるか1月から3月にかけて毎年見直しを行なっています。職員会議で見直し・検討を行うことや、監査で得られた助言をサービスや手順の見直しに反映させることもあります。サービスや手順の変更があった場合は主に職員の共有ノートで情報共有しています。医療・保健面におけるサービスの見直し、改定については看護師会が2ヶ月に1回開催されており、法人の各園の看護師が意見を交換しながら行なっています。
保護者や職員からの意見は積極的にサービスに反映させており、好評を得ています
保護者会を年3回開催しており、園の保育について意見、提案を募っています。保護者に対する個人面談や職員面談で得られた意見、提案についても適宜検討し、サービスに反映させています。園の特徴的な取り組みとしてワークショップがあります。ワークショップでは保護者会の後にダンス、体操、藍染め、ヨガ、給食の試食会、親子クッキング、懇談会などを実施していますが、これは保護者からの希望があり開始しました。子どもにとっては様々な体験ができる絶好の機会であり、保護者にとっては保護者同士のかけがえのない交流の機会となっています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
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【講評】
ホームページや各SNS、ブログで園の取り組みを紹介しています
ホームページや数種類のSNS、ブログで園の情報を提供しています。ホームページからは保育理念、保育方針、保育目標、園での1日の流れ、給食について、年間行事、園の概要、手続きの流れなどを知ることができます。また、ホームページに入園お問合せフォームを設置しており、入園について質問があれば利用することができます。各SNSでは園の概要、一日の流れ、行事や食育の様子などを紹介しています。園では保護者から利用希望者の紹介が活発に行われています。紹介で利用に至るケースが多くなっており、園の人気の高さが伺えます。
各SNSやブログは写真と動画を多く使用し、様子をわかりやすく伝えています
各SNS、ブログはこもれび保育園各園の合同で運営しており、西葛西園だけでなく各園の取り組みも知ることができます。各SNS、ブログともに写真をふんだんに使用しており、動画に特化したSNSでは園の概要、一日の流れ、行事や食育などの様子が音楽やテロップ、スタンプを交えて楽しく、わかりやすく紹介されています。入園のしおりは重要事項説明書も兼ねており、入園のしおりからはサービス内容や保育料、開園日・開所時間などの情報を得ることができます。
見学は希望者の都合のよい日時に実施できるよう努めています
見学希望者に対しては見学会形式ではなく、個別見学の形で対応しています。見学の際に入園案内を併せて行なっており、園の概要をわかりやすく伝えています。見学は園長が対応しており、基本的には希望者の都合のよい日時に合わせて対応しています。2024年現在では週に1~2名程度の見学希望があり、伝えるべき情報とともに、質問されたことにはすべて答えるようにしています。園の利用が困難な場合はヒアリングを行い、周辺の通いやすい企業主導型保育事業所の情報を提供したり、区の担当部署を紹介したりと寄り添いながら対応しています。