評価結果
基本情報
【法人名称】
【事業所名称】
ケアホーム愛の鈴/ケアホーム愛の鈴(1) 他1ユニット
【サービス種別】
共同生活援助(グループホーム)
【現地調査をした
ユニット名】
ケアホーム愛の鈴(1)/ケアホーム愛の鈴(2)
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)障がいを持つ一人ひとりの輝きを大切にする
2)利用者の生活の場を守る
3)利用者の現在の心身の状態を維持する
4)職員・利用者・ご家族間のコミュニケーションをより良くする
5)関係機関との連携
職員に求めている人材像や役割
・利用者・ご家族・職員間・関係機関とのコミュニケーションを良くとれる人。(報告・連絡・相談等ができる人)
・「利用者の命を預かる大切な仕事である」という覚悟を持っている人。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
・利用者の命と生活を守るため、コミュニケーションをこの先も大事にしていただきたい。
全体の評価講評
特によいと思う点
昨年度には利用者一人ひとりの誕生日月に誕生会を実施しています。職員は事前に「誕生日に食べたい物」を本人に確認し準備しており、みんなでお祝いしています。5月には新規利用者の歓迎会、9月には退去者の送別会を行いました。また、季節行事では7月に七夕会、10月には焼き芋を焼いて食べています。特に七夕会では、模造紙に笹竹を描いて壁に貼り、そこに願い事を描いた短冊を貼って楽しんでいます。11月には房総半島に1日旅行を実施しています。行事では利用者同士が協力して行うためコミュニケーションが深まっています。
職員は個別支援計画で、利用者一人ひとりの希望、要望を把握して支援するようにしています。日中活動が休みの日に外出したい利用者には、外出時の不安を軽減するためガイドヘルパーを紹介しています。ボーリング、カラオケ、動物園、水族館等へ外出し楽しむことができています。また、居室内で過ごすことが好きな利用者には、館内では利用者がゆったりとくつろげるような雰囲気作りを提供しています。利用者が主体的に生活できるように、職員は見守ると同時に必要な支援を行っています。
さらなる改善が望まれる点
重要事項説明書に苦情解決制度や外部の相談窓口について記載がありますが、第三者委員への連絡先として記載されている電話番号が法人の電話番号であったようです。法人の番号に電話して、そこで第三者委員に連絡をしたい旨を告げて、直接の連絡先を教えてもらう手順とのことですが、法人には直接言いづらいことを相談する先が第三者委員ですから、法人を通さないと連絡できない仕組みはやや矛盾しているように見受けられます。電話番号を掲載することが難しい場合は、メールアドレスでも良いので、直接連絡できる手段を検討して頂く必要があります。
利用者の健康面の安全を一番に気にかけ、事業所運営を行っていますが、安全管理の要諦である「ヒヤリハットを活用した未然防止の取り組み」や「事故報告書による再発防止策の検討」等の取り組みが不十分なようです。現在は、そうした内容は全て職員会議の中で話し合われ、記録も職員会議の議事録としてしか残していないようです。最近では配薬ミス等のヒヤリハットも実際に発生しているようですので、この機会にしっかりとしたヒヤリハット報告書の書式を作成し、要因分析や再発防止策の検討を進めていくことが期待されます。
事業者が特に力を入れている取り組み
苦情解決制度や第三者委員等の外部の相談窓口について、利用者への周知を図る取り組みに力を入れています。重要事項説明書にはそれらの内容が詳しく記載してあり、契約時には一緒に読み上げながら丁寧に説明しています。また、ホームの玄関には、苦情解決制度や外部の相談窓口について知らせるポスターが掲示されています。更に昨年度には、法人で苦情解決制度や外部の相談窓口についてまとめた資料を作成し、利用者一人ひとりに個別に配布することで、利用者の理解・浸透に注力しています。結果として、今回の利用者調査では認知度が改善されました。
事業所では、日頃から利用者支援に向けては、関係機関との連携を図りながら進めています。利用者の日中活動先との面談や各種医療機関(脳神経外科、皮膚科、歯科、眼科、内科)への同行受診、各地域の支援センター担当者との連絡調整等を実施しています。特に個別支援計画の見直し、作成時には、利用者の医療面での変化や日中活動での様子を関係機関から聞き取り、それを個別支援計画にも反映するようにしています。今後は本人、家族の高齢化を見据えて更に関係強化に努めていきます。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:利用者10名を調査対象にアンケートを実施し、結果10名から回答が得られました。
- 調査方法:アンケート方式
利用者調査はアンケート方式で行いました。アンケートは事業所の協力の下、利用者調査票と当社指定の封筒を利用者へ配布してもらいました。回収物の開封は全て当社内で行い、匿名性を確保しました。 - 有効回答者数/利用者総数:10/10(回答率 100.0% )
利用者10名に対し、有効回答10件で100.0%の回答率となりました。 総合的な評価では、「大変満足」が4名(40.0%)、「満足」が5名(50.0%)、「どちらともいえない」が1名(10.0%)と、「大変満足」および「満足」の回答が全体の90.0%という結果になっています。事業所に対する総合的なコメントを見ると、「お休みの時に、ケアホーム愛の鈴利用した時楽しく過ごすように。考えてほしい。」「本人にケアホームが大好きかきらいか聞いてみましたが、『大好き!』と答えました。皆様のやさしさに満足しているようでうれしいです。」との回答がありました。
アンケート結果
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
回答割合は、「はい」が90.0%、「どちらともいえない」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
2.利用者は、主体的な活動が尊重されているか
回答割合は、「はい」が80.0%、「どちらともいえない」が10.0%、「無回答・非該当」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
3.グループホームでの生活はくつろげるか
回答割合は、「はい」が90.0%、「どちらともいえない」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
4.職員が利用者の家族等に連絡をする場合、方法や内容等についてあらかじめ利用者の希望が聞かれているか
回答割合は、「はい」が90.0%、「いいえ」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
5.グループホーム内の清掃、整理整頓は行き届いているか
回答割合は、「はい」が100.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
6.職員の接遇・態度は適切か
回答割合は、「はい」が100.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
回答割合は、「はい」が80.0%、「どちらともいえない」が20.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
回答割合は、「はい」が90.0%、「どちらともいえない」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
回答割合は、「はい」が90.0%、「どちらともいえない」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
10.利用者のプライバシーは守られているか
回答割合は、「はい」が100.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
11.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
回答割合は、「はい」が90.0%、「どちらともいえない」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
回答割合は、「はい」が80.0%、「どちらともいえない」が20.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
13.利用者の不満や要望は対応されているか
回答割合は、「はい」が90.0%、「いいえ」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
回答割合は、「はい」が60.0%、「どちらともいえない」が30.0%、「いいえ」が10.0%という結果になっています。自由意見は特にありませんでした。
サービス分析結果
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
契約時には利用者、家族に対し丁寧な説明を心がけています
利用者、家族には、契約書や重要事項説明書を用いて説明し同意を得ています。重要事項説明書等には専門用語が多く、内容によってはわかりにくい項目もあるため、その際にはわかりやすい言葉に置き換えて説明しています。同時に、利用者の特性に配慮した声の大きさや速さにも注意するように努めています。特に利用者、家族が知りたいと考えられる内容部分、(食事、健康管理の援助、行政手続きの代行、余暇活動支援等の「サービス内容」、「利用料金」の利用者自己負担によるサービスについて)の項目は詳しく説明するようにしています。
サービス開始時には利用者、家族の不安軽減に努めています
事業所では、契約時に家族から得た生活歴、健康状態に関する状況や日中活動先での様子を聞き取り、記録しています。職員はその記録から利用者に関する状況を把握し、支援するようにしています。サービス開始時には利用者はストレスや不安を抱えていると考えられるため、職員は声かけや見守りを多めに行っています。特に、当事業所では利用者の人数が少ないこともあり、利用者間のコミュニケーションがスムーズに図れるような雰囲気づくりに力を入れて取り組んでいます。家族に対しては連絡を密にして不安の解消に努めています。
サービスの終了時にも関係機関と連携し、継続した支援を考えています
サービスの終了に関して、利用者は一昨年度には「自宅引っ越しと日中活動先の変更のため」昨年度には「医療的ケアが必要になったため」との理由で退所しています。事業所としては終了時、町田市支援センター等の関係機関と連携を図り、利用者一人ひとりの状況に合った支援が継続できるように努めています。また、次の事業所への受け入れがスムーズに行われるように、情報提供をしています。最近では、利用者の高齢化に伴う体調変化が見られるようになり、高齢者施設との連携も必要になっています。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
利用者の心身状態、生活状態に関する情報は家族、関係機関から得ています
利用者の入居までの情報は家族や日中活動先等の関係機関から得るようにしています。特に、事業所での生活に必要な生活歴、既往歴、服薬情報等については、契約時に家族から情報を聴取しています。職員は日々の変化等、日中活動先と常に情報を共有することで、利用者が安心して日常生活が送れるように努めています。例えば、出勤前の体調や状況の変化には、迅速に連絡帳等で伝え、日中活動先では適切な対応を行ってもらっています。利用者に著しい状況変化が見られた場合には、個別支援計画の見直しも随時検討しています。
個別支援計画は利用者の希望に沿って作成しています
個別支援計画作成担当者は、利用者の所内での生活の様子を観察したり、職員からの日々の報告や日中活動先、家族からの情報を収集し、支援計画の作成に活かしています。計画作成にあたっては、まず、利用者本人と面談を行い、希望、要望を聴取しています。次に、その希望を達成するための短期、長期の目標を設定し、目標達成に向けた課題を抽出します。そして、その課題解決のために必要なサービス内容を支援計画書に記載しています。計画書は6ヶ月ごとに見直ししています。その際には前回の振り返りを行い次期の計画に反映しています。
サービス提供記録、個人記録、申し送りノート等で情報共有を図っています
事業所内ではサービス提供記録、個人記録、申し送りノート等があり、利用者一人ひとりの状況を把握し職員間で共有するようにしています。サービス提供記録には「支援内容、夜間の支援内容、心身状態、食事提供、服薬、検温、起床や就寝、帰宅時間等」の項目があり、毎日記録しています。利用者の日々の変化に関する情報は個人記録に記載しています。日常生活を送る上で必要となる細々とした情報は申し送りノートに記録し、職員間で共有しています。また、月1回は職員会議を実施し、内容は議事録に記載し、事業所内で回覧しています。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画等に基づいて、自立した生活を送れるよう支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
- 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
- 関係機関と連携をとって、利用者一人ひとりに応じた支援を行っている
【講評】
一人ひとりの個別支援計画に沿った支援を行っています
職員は利用者一人ひとりの個別支援計画を確認し、それぞれの目標を把握した上で、支援を行っています。例えば、「日中活動先でいつまでも働きたい」という利用者に対しては、本人の状況に応じて職員が送迎対応をしています。また、「仲良く暮らしたい」という利用者には、他の利用者とのコミュニケーションが上手に図れるように声かけを行うようにしています。事業所では、サービス提供記録の上に個別支援計画をファイルしているため、職員がサービス提供記録に日々の情報を記録する際には、一人ひとりの計画内容を確認できる仕組みになっています。
利用者の特性に配慮した支援を心がけています
利用者の特性に配慮したコミュニケーションの取り方を工夫しています。口頭で伝えることが難しい利用者に対しては、写真等を見せて説明しています。いつもと違い気持ちの落ち込んでいる利用者には、職員から声かけを行い、日中活動先での様子を確認することもあります。辛い気持ちを素直に伝えられない利用者に寄り添い、言葉に表すことができるような雰囲気づくりを心がけています。また、日中活動の興奮が冷めず興奮状態の利用者には、クールダウンの時間を設けています。利用者の状況は職員間で共有し支援に活かしています。
関係機関との連携を図りながら一人ひとりに合った支援を行っています
利用者は3か所の日中活動先に通っています。職員は、一人ひとりに対して、前日の夜から当日の朝までの状況を連絡帳等で日中活動先に伝えています。同様に、日中活動先からの活動の様子も知らせてもらっています。特に体調の急変時にはお互いに情報共有を図りながら、迅速に対応しています。家族への連絡、通院同行等については連携を取って支援しています。今後は利用者の高齢化が考えられ、それに伴う高齢者施設、地域包括支援センターやケアマネージャーとの連携を図ることも必要になってきています。
2.利用者が主体性を持って日常生活を楽しく快適に過ごせるような取り組みを行っている
- グループホームでの生活は、主体的な活動が尊重されている
- グループホーム内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
- 休日の過ごし方や余暇の楽しみ方については、利用者の意向を反映し、情報提供や必要な支援を行っている
- 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
- 【食事の提供を行っているグループホームのみ】
利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
利用者が主体的に活動できるような環境作りを整えています
職員は利用者が「やりたい」という気持ちを大切にして支援しています。例えば、「日中活動が休みの日には外出をしたい」という利用者に対してはガイドヘルパーを紹介して安心して外出ができるようにしています。利用者は一緒にボーリング、カラオケ、動物園、水族館等に出かけています。また、体調管理を目標にしている利用者に対しては、職員の見守りのもと、所内設置のエアロバイク、トランポリン、ステップ台、腹筋用マシン等の器具を使用して安全に運動することができます。
恵まれた環境下でゆったりと過ごせるように努めています
事業所は静かな住宅街にあり、広い敷地に平屋でゆったりと建っています。建物は広いウッドデッキを境に男性棟と女性棟に分けています。所内の共有スペースは、南向きで陽当りが良く、天井が高いため明るい雰囲気になっており、エアコン、床暖房も整備されています。また、女性棟にはピアノが設置してあり、時にはピアノに合わせて歌を歌うこともできます。清掃は毎日行い、特に女性棟では家事分担表により風呂掃除等利用者が行っています。衛生管理を徹底し安心して過ごせるように努めています。
利用者が食事を楽しめるように工夫しながら提供しています
朝、夕の食事は宅配を利用し、毎日食材が届くようになっています。業者からは事前に1ヶ月分のメニュー表が配布されており、必要なアレルギー対応はできています。利用者によっては、本人好みの食品を食事に取り入れる等、それぞれに食事時間を楽しんでいます。最近では利用者の体重増加が懸念されており、主食の米飯は利用者ごとに量を加減して提供しています。行事としては誕生会を開催しています。その際には本人の食べたいメニューを取り入れ提供しています。また、季節ごとに行う行事も利用者にとっては楽しみの一つになっています。
3.利用者の状況に応じて、生活上の支援を行っている
- 利用者の状況に応じて、身の回りのことについて必要な支援を行っている
- 利用者の状況に応じて、家事(調理、洗濯等)について必要な支援を行っている
- 利用者の状況に応じて、金銭の管理や使い方について支援を行っている
【講評】
利用者の状況に応じて必要な支援を行っています
利用者の身体状況については、サービス提供記録、個人記録、申し送りノート等からの情報により毎月の職員会議で確認しています。身の回りのことについては基本本人が行い、職員は声かけや見守りを行うようにしています。衣替えについては、季節ごとに相応しい衣類の選択を本人に伝えたり、必要時には本人と一緒に行うようにしています。清掃は基本的に本人に任せていますが、居室内の状況によっては職員が声かけを行い、一緒に片付け作業や清掃を行っています。入浴では洗髪、洗体等で困難な部分には支援を行っています。
職員は見守りながら家事支援を行うようにしています
女性棟では利用者は「家事分担表」を作成して、一人ひとりができる家事を行うようにしています。内容は「お風呂掃除、お米研ぎ、配膳、あいさつ、テーブル拭き」となっています。職員は各作業に対して見守り、必要に応じて声かけや支援を行っています。利用者の特性や身体状況を把握し、本人の意欲を引き出すように努めています。気持ちが乗らない様子が見られる際には、職員は声かけを行い寄り添いながら本人の気持ちを大切にしています。日々の心身の変化を受け止めながら支援しています。
金銭管理については利用者の状況により支援しています
金銭管理については利用者や家族の状況に応じて個別に対応するようにしています。日々の金銭管理のために小遣い帳をつけている利用者は、日中活動先での昼食代やおやつ代等のレシートを貼り本人が管理をしています。家族からの依頼で利用者の所持金の管理を事業所が行っている場合もあります。職員は、日頃から家族や利用者からの金銭管理に関する相談には個別に対応しており、利用者が適切に金銭の使い方ができるように支援をしています。
4.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
- 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
- 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
- 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
- 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 【利用者の薬を預ることのあるグループホームのみ】
服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
職員は家族や日中活動先と連携し、利用者の日々の健康状態を把握しています
利用者は毎日検温をしており、体調管理を行っています。必要に応じて血圧測定を行う利用者もいます。時には、職員は利用者の表情や動作の変化から体調変化を読み取ることもあります。その際には、連絡帳で利用者の状態を伝え、情報共有を図っています。帰宅時には、職員は連絡帳を通じて活動先での様子を確認しています。また、明らかな体調不良時には家族と連絡を取り状況説明し、通院を勧めたり、必要に応じて通院の同行を行っています。同行の際には医療機関からの情報を家族に伝え、同時に職員間でも共有しています。
緊急時対応マニュアルを整備し、体調変化による緊急時の対応はできています
緊急時対応マニュアルには「てんかんの発作対応」等の項目が記載されており、日頃から職員は対応方法を共有しています。契約時には家族から緊急連絡先を記入してもらい、連絡網を作成しています。また、緊急時には協力医療機関を指定しており、更に夜間にはバックアップ施設として「町田おかしの家」とも連携しています。一方で事業所としては緊急時に備えて、利用者一人ひとりの「救急医療カード」を作成しています。そのカードには名前の他に薬剤情報を添付してあります。
服薬の誤りがないようにチェック体制を整えています
服薬は職員が「世話人室」で保管して、必要時に本人に渡して飲んでもらっています。担当者は服薬を利用者の名前の付いたケースに1回分ごとに分け、1週間分をセットしています。朝、夕、就寝前には、利用者が飲み忘れ、落薬、誤薬がないように、職員2人体制でダブルチェックを行って確認しています。その後、サービス提供記録の服薬欄に記録しています。利用者によっては、昼食後の服薬を袋に入れて日中活動先に持参していますが、その際にはサービス提供記録の服薬欄に昼の服薬を追加して記録しています。
5.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
- 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
- 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
- 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
家族には連絡帳等で利用者の状況を伝えています
家族との関係を大切に考えており、体調不良、通院同行での服薬変更等の必要時には連絡帳や電話等で利用者の様子を伝えています。現在ほとんどの利用者は週末には自宅に戻っていますので、家族には日中活動先での様子、ホームでの過ごし方や健康状態等を連絡帳等で伝えることができています。また、在宅時の様子も本人からの報告や連絡帳で把握しています。ただし、本人の意向で家族に知らせないでほしいという場合には連絡帳には書かず、後で電話で伝える等の配慮を行っています。
個別支援計画の見直し時には家族からの希望、要望を確認しています
計画作成担当者は、6ヶ月ごとに利用者と面談を行い、前回の支援計画について目標の達成状況や課題を話し合っています。その際に家族からの希望や要望等も聞き、計画書作成に反映しています。職員は日頃から家族とは連絡帳等を利用してコミュ日ケーションを図るようにしているので、計画書の進捗状況や報告を伝えるようにしています。ただし、利用者と家族で希望、要望が異なる場合には、利用者からの希望を尊重するようにしています。
家族は年3回発行の広報誌で利用者の様子を知ることができます
法人では年3回広報誌「愛の鈴通信」を発行し家族に送付しています。家族はカラー写真で利用者の日常生活の様子を確認することができます。昨年度にはブルーベリーや枝豆等の収穫祭での様子や誕生会、歓迎会、送別会で食事を楽しむ姿が載っていました。今年度発行の誌上には、コロナ禍の影響により中止になっていたけれども、4年ぶりに実施できた房総半島への「1日旅行」の様子が掲載されています。訪問先での東京ドイツ村やミカン狩りでの集合写真や食事風景の写真で利用者の生き生きとした姿を伝えています。
6.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
- 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
- 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
利用者が多様な社会経験を積めるように支援しています
利用者は日中活動先への行き帰りには近隣住民と挨拶を交わしたりして交流が生まれています。また、町内会に加入しているため、回覧板で地域の情報を入手することができています。昨年度には11月に事業所として房総半島に1日旅行に行っています。それまではコロナ禍の影響があり、4年ぶりの開催になっています。東京ドイツ村での観光や農園でのミカン狩りを行っています。利用者は旅行実施までの事前準備、行動予定の作成や仲間との話し合い等を行い、当日は楽しくも多様な経験をすることで、社会的ルールを学ぶ機会を得ることができています。
【講評】
契約時には個人情報保護について説明し、同意を得ています
契約書の中では、「秘密保持」に関して説明し同意を得ています。同時に「個人情報使用同意書」「施設サービス利用に係る情報提供同意書」についても説明を行い同意を得ています。「個人情報使用同意書」では、「使用する目的、使用にあたっての条件、個人情報の内容」の項目が明記してあります。「施設サービス利用に係る情報提供同意書」ではホームページや「愛の鈴通信」の広報誌等への写真の掲載に関する内容も含まれています。広報誌等では利用者、家族からの同意により、利用者の生き生きとした様子を伝えることができています。
利用者のプライバシーに配慮した支援を行っています。
当事業所はウッドデッキを境に、男女で棟が分かれていますので、利用者はそれぞれの棟で過ごすことができています。職員は常に利用者の許可無しには、居室へは立入らないようにしています。そのため、清掃は本人自身が行うかまたは、、本人の許可を得て職員が一緒に行うようにしています。洗濯物を干す場合には、男性は棟の表側に干していますが、女性は人目につかないように裏側に干しています。入浴等同性介助を原則に、失禁時の声かけは周りに気づかれないようにして居室に移動する等プライバシーに配慮した支援を心がけています。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
各種マニュアルを整備し、職員は必要時には確認するようにしています
マニュアルは「緊急時対応マニュアル」「食材等チェックマニュアル」「世話人マニュアル」等を整備しています。各マニュアルはファイルに綴じて、一冊にまとめ「世話人室」に保管しています。職員は必要時にはいつでも見ることができています。新人職員に対しては「世話人マニュアル」を配布しており、基本的な事項の確認や、わからないことが起きた場合に利用するように伝えています。定期的な見直しは職員会議で話し合い、変更事項については口頭や議事録で周知し、職員間で共有しています。
緊急時対応では、マニュアルを使用し安全に支援しています
緊急時対応マニュアルでは「てんかん発作対応」、「障がい別摂食・嚥下」「、転倒・転落」,「気道異物除去」、「服薬」「離設」等の項目があります。例えば、マニュアルには「てんかん発作」に関しての症状として「そりかえる、うずくまる、呼びかけに応じない、顔がひきつっている、身体をけいれんさせている、嘔吐している、口元が緩んでいる」等の状態がイラスト付きで記載してあり、それぞれの対応の仕方がわかりやすく説明されています。そのため、職員が利用者の緊急時に活用できるようになっています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
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評価情報
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【講評】
事業所はパンフレット、ホームページ、広報誌等で情報を提供しています
利用希望者等はパンフレット、ホームページ、広報誌等で情報を得ることができます。パンフレットではまず、「みんなと仲良くする」という理念のもと「健康的な生活」「安全に楽しい共同生活」「地域交流への支援」からなる運営方針が述べられています。日々職員としては理念に基づいた支援ができるように心がけています。また、パンフレットには、日常生活に関する項目の他「体験入居の際に持参するもの一覧」の説明もあり、希望者、家族の不安を軽減するような配慮ができています。
情報提供にあたっては、写真等を用いてわかりやすい内容にしています
法人で発信しているホームページでは、まず、事業所の外観写真を掲載しています。次に「施設について」「行事内容」「活動報告」を載せています。特に、利用希望者、家族が最も知りたいと思っている「行事内容」では、年間行事(誕生会、日帰り旅行、防災訓練、利用者ミーティング、七夕会、クリスマス会、新年会)の様子がカラー写真で紹介してあります。写真で利用者の楽しそうな様子や活動内容を紹介することで、希望者の特性を考慮した分かりやすい内容にしています。
問い合わせや見学の要望には、日時等柔軟に対応しています
利用希望者、家族からの問い合わせや見学の要望に対しては、管理者が対応し、日時等希望に添えるように努めています。見学時には、事業所のパンフレットや広報誌を用いています。まず、敷地内や館内の共用部を案内しながら説明していますが、利用者の居室に関しては本人の了解を得ない限り、原則として、案内はしないようにしています。見学終了後には希望者、家族からの質問を受け付けています。最近では、日中活動先からの紹介による見学者が入居に繋がった例もあります。