
評価機関としての調査結果
調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
新規入居のAさんを歓迎して、利用者と職員1名で昼食にAさんの郷土料理を準備中。調理担当利用者で手際よく下ごしらえをしている。職員は意識的に見守りながら他の利用者へ味見を促したり、お茶の準備をお願いしている。また、職員が小鉢に酢の物を取り分ける作業をAさんにお願いしたところ、Aさんは隣のCさんにどうすればいいか相談している。そこへ調理担当していたBさんが来て自分がやると言い出す。その場面で職員はAさんに箸を渡し、Bさんのこともさえぎることなく、隣のCさんも一緒に3人で取り分けができるようサポートしていた。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
職員が、入居したばかりのAさんに、郷土料理を通して他の利用者と馴染みの関係性ができるようコミュニケーションを取りながらサポートすることでAさんの緊張感がほぐれているように感じた。また、Bさんには本人がリーダー的役割を好むことを否定せず関係作りをしていることで自信とやる気が得られているのではと思われた。一方で、Bさんだけに役割が集中しないよう、また他の利用者にも役割を担っていると感じてもらえるようCさんにはお茶を入れてもらう、味見のできる利用者にはお願いする、小鉢に取り分けしもらう、自分でご飯がよそえる人には促し等行うなかで利用者各々も満足感が得られているように思われた。職員が丁寧な声掛けや見守りをしながら利用者のできることを尊重することで、昼食準備から昼食、かたずけまでの一連の動きは自然な形で区切りがついたように見受けられた。このように「利用者の役割を引き出し、職員が介入し過ぎないようにして利用者同士の関係性を大切にしていきたい」との思いは全職員に周知され、利用者の個別性を尊重した関り方を実践していると感じた。
「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント
入居したばかりの山形出身のAさんに調理をして頂きたいと思い「芋煮」にしました。鍋料理は目の前に鍋とコンロを置くことで、調理工程が目に見え、(認知症の方にも)わかりやすく調理の動機づけにもなると考えています。ただ、Aさんは積極的に調理をする気持ちにはなれなかったようなので、味見をしてもらって参加してもらいました。本人の「できること」で参加すれば充実感につながると考えています。その後、Aさんはどうして良いか分からずにCさんに訊ねたので、その関係を崩さないようにAさんとCさんで一緒に盛り付けを提案したところ、支え支えられる関係になりました。二人共充実していると感じました。仕切りたいというニーズを持っているBさんは、人の面倒見がよく今まで顔役的な人生を送ってきたようです。それがBさんらしさです。ホームは共同生活をしていますが、私達は一人ひとりの「その人らしい」生活を支えることが大切だと思っています。職員が人の個性を審判することはおこがましいことだと思います。個性をそのまま出せる「社会」を壊さないことが、喪失体験の多い認知症の方が生きやすくなる「居場所」になると考えています。
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1.家族への情報提供はあるか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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3.職員の接遇・態度は適切か |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか |
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5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか |
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6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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7.利用者のプライバシーは守られているか |
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8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか |
どちらともいえない:0%
いいえ:0%
無回答・非該当:0%
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10.利用者の不満や要望は対応されているか |
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11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか |
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