評価結果

標準の評価

基本情報

【法人名称】

社会福祉法人賛育会

【事業所名称】

さんいく保育園清澄白河

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

・神によって与えられたすべての生命を大切にします。                                            ・互いを尊重し、よろこびをもって仕え、支え合います。                                             ・一人ひとりを思い、地域とつながり、共に生きていきます。

職員に求めている人材像や役割

・心身共に健全で明るい人                  
・礼儀正しく常識ある人                                                             
・相手の立場に立って、思いやりの心を持てる人                                              
・いつも笑顔でやさしく、より良いサービスのできる人                                         
・誠実で謙虚な姿勢を持てる人  
・子どもをぎゅっと抱きしめられる人                                

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・協調性をもって、チームワークを大切にする                                                ・常に自己研鑽につとめ、向上心を持つ                                                      ・自らの仕事に誇りと喜びを持つ                                                       
・賛育会憲章に共感し、その実現につとめる

全体の評価講評

特によいと思う点

献立は栄養士が作成しており、季節の食材を取り入れ、栄養に配慮した給食を提供しています。調理では昆布・煮干し・鰹など天然だしを使用し、卒園前には5歳児全員から希望を取り、日替わりでリクエストメニューを提供するなど工夫しています。また、そらまめ・いわし・とうもろこしなど食材にふれる機会を設けたり、プランターでさつまいもを栽培したりしています。さらに調理体験は3歳児クラスから機会を設け、野菜の水洗いや米研ぎを経験するとともに、梅干し・味噌づくりのほか、おにぎり・ジャムサンド・稲荷ずしなどの調理も行っています。

子どもが多様な体験や交流ができるよう、6月9日花の日礼拝にあわせて、公園事務所・消防署・郵便局・高齢者施設などに出かけて花束と感謝の手紙を届けています。また給食に使用する食材の仕入れ先になっている、魚屋・米屋・豆腐屋さんから食材について話しを聞く機会を設けています。加えて、高齢者施設とオンライン形式による交流も行っています。さらに小学校の開催する学校訪問や1年生との交流会に参加しています。このように地域資源を活用し、子どもの交流の幅を広げています。

職能資格級フレーム(キャリアパスシート)を整備し、入職時研修や1・3年目研修で職員に伝えています。併せて 、業務目標・能力開発目標・情意目標などの項目について、職員それぞれの目標を設定し、半期に1度の面談で自身の振り返りと人事考課を行っています。そのほか、園内に、「苦情対応委員会」「防火管理委員会」「事故防止・安全対策委員会」「教育・研修委員会」「地域連携委員会」「教材・教具・園庭・裏庭・視聴覚機材委員会」「ICT化推進委員会」などの委員会を設置し、学びを共有しながら一体感を持って保育に向き合っています。

さらなる改善が望まれる点

保護者と職員の信頼関係を深めるために、保育参加・保育参観・保護者懇談会を実施しています。なお、懇談会ではオンラインでも参加できるように工夫しています。一方で、感染症の影響で行事に保護者が参加できない状況が続いています。加えて、行事後のアンケートは実施しておらず、保護者の意向を園運営に活かしきれていないことを課題として捉えています。今後は、保護者参加行事の再開やアンケートを実施するとともに、「保・幼・小・中教育連携プログラム」への積極的な参加を行うことで地域や家庭との連携を強化したいと考えています。

事業計画の重点目標として、「キリスト教保育の浸透」や「食育プログラム」などの項目を掲げ、年度始めの職員会で職員へ伝えています。一方、職員自己評価の設問「中長期の目標を達成するための年度単位の事業計画を策定していますか」において「そう思う」の回答率が一般職員で50%を下回っていました。また、自由記述では、園の特徴的な保育をアピールするコメントがほとんど見られませんでした。保育実践の特徴や手法において、視点を絞った研修やマニュアルの整備を進めるとともに、職員の自己肯定感を育む取り組みの価値が認められます。

事業所の情報を提供する媒体として、園が発行する保育園案内に「法人理念・保育理念・特徴・一日の流れ」などの内容を紹介しています。また、ホームページには、「保育理念・目標・概要・見学問い合わせ・おたより・日記・よくあるご質問」などのコンテンツを設けて更新しています。ただし、現在の更新頻度は月1回程度となっており、よりタイムリーな情報発信が望まれます。園の利用を考えている方などへのアピールとして、幅広く園の活動を発信していく価値が認められます。

事業者が特に力を入れている取り組み

職員の採用に際して、人柄・意欲などを重要視し、求人専用ホームページなどで募集しています。その際、エントリーシートによる即時対応システムを導入するなど、求職者の応募を促す工夫をしています。また、職員の採用ツールとして、今年度新たなオリジナル冊子の作成に取り組んでいます。「ぎゅっ」という名称の冊子には、園の特徴や取り組みのほか、有給休暇取得率や月平均残業時間などが分かりやすく数字で表されており、求人に対して有効なツールとなっています。

法人はキリスト教の理念を大切にした運営をしており、園でもキリスト教保育を実践しています。具体的な取り組みとして、月に1回礼拝を行うとともに、花の日礼拝・収穫感謝祭・アドベント礼拝・クリスマス会などの行事を実施しており、クリスマス会では生誕劇(ページェント)を実施しています。また、園だよりでは、園長が聖句を引用しながら園の取り組みや子どもたちの成長の様子を伝えています。さらに今後、キリスト教保育団体や近隣教会との連携を図り、キリスト教保育を強化していくことを検討しています。

献立は管理栄養士が作成しており、季節の食材を取り入れ、栄養に配慮した給食を提供しています。栄養士や調理師は、毎日保育室に赴き、喫食状況を確認しています。調理・盛り付けでは、昆布・煮干し・鰹などの天然だしを使用し、食器・食具は割れにくい強化磁器を用いるなど、工夫しながら提供しています。また、行事に際しては型抜きや華やかな盛り付けを行うなど、雰囲気を盛り上げています。そのほか、卒園前には5歳児全員から希望を取り、日替わりでリクエストメニューを提供しています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:調査対象は、在園児の保護者全員を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答のご回答を頂きました。
    [調査対象世帯数:85世帯(在園児98名)]
  • 調査方法:アンケート方式  
    園より保護者全員に調査票を配布して頂きました。回収については、評価機関への郵送、または園内に設置した回収箱への投函により提出して頂くようにしました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:51/85(回答率 60.0% )

「現在利用している保育園を総合的にみて、どのように感じていらっしゃいますか」との質問に対して、「大変満足」60.8%、「満足」31.4%、「大変満足」と「満足」を合わせて92.2%の回答率となっています。「どちらともいえない」3.9%、「不満」2%、「大変不満」0%、無回答が2%でした。園のサービスに対する保護者の満足度がたいへん高いことが確認されました。個別設問では、問13「あなたは、職員がお子さんとふれあっている様子を見て、子どもたちの気持ちを大切にしながら接してくれていると思いますか?」について「はい」の回答率が98.0%で最も高く、問17「園の対応に不満を感じたとき、役所や第三者委員など園外の機関や窓口に相談できる仕組みがあると説明を受けたことがありますか?」では「はい」の回答率が45.1%と最も低くなっています。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 47名 (92%)
どちらともいえない 3名 (6%)
無回答・非該当 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の92.2%を占め、「どちらともいえない」が5.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は2%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 49名 (96%)
どちらともいえない 2名 (4%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.1%を占め、「どちらともいえない」が3.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、満足を示す声が複数寄せられました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 49名 (96%)
どちらともいえない 2名 (4%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.1%を占め、「どちらともいえない」が3.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、給食の献立や調理方法について満足を示す声が複数寄せられました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 34名 (67%)
どちらともいえない 13名 (25%)
いいえ 3名 (6%)
無回答・非該当 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の66.7%を占め、「どちらともいえない」が25.5%、「いいえ」が5.9%、「無回答+非該当」は2%という結果でした。自由記述では、コロナ禍のため仕方がないと一定の理解を示しつつも、戸外活動や社会と関わる行事の機会について改善を期待する声が多く寄せられました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 36名 (71%)
無回答・非該当 15名 (29%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の70.6%を占め、「どちらともいえない」が0%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は29.4%という結果でした。自由記述では、保育時間変更への柔軟な対応について満足を示す声が複数寄せられました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 40名 (78%)
どちらともいえない 9名 (18%)
無回答・非該当 2名 (4%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の78.4%を占め、「どちらともいえない」が17.6%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は3.9%という結果でした。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 26名 (51%)
どちらともいえない 16名 (31%)
いいえ 8名 (16%)
無回答・非該当 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の51%を占め、「どちらともいえない」が31.4%、「いいえ」が15.7%、「無回答+非該当」は2%という結果でした。自由記述では、行事の開催頻度について改善を期待する声が多く寄せられました。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 47名 (92%)
どちらともいえない 4名 (8%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の92.2%を占め、「どちらともいえない」が7.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、職員に相談をしやすい環境について満足を示す声が多く寄せられました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 49名 (96%)
どちらともいえない 2名 (4%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の96.1%を占め、「どちらともいえない」が3.9%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 50名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の98%を占め、「どちらともいえない」が2%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、利用者に対する丁寧な接遇について満足を示す声が複数寄せられました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 43名 (84%)
どちらともいえない 6名 (12%)
無回答・非該当 2名 (4%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の84.3%を占め、「どちらともいえない」が11.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は3.9%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 41名 (80%)
どちらともいえない 4名 (8%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 5名 (10%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の80.4%を占め、「どちらともいえない」が7.8%、「いいえ」が2%、「無回答+非該当」は9.8%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 50名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の98%を占め、「どちらともいえない」が2%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 40名 (78%)
どちらともいえない 4名 (8%)
無回答・非該当 7名 (14%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の78.4%を占め、「どちらともいえない」が7.8%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は13.7%という結果でした。自由記述欄に寄せられた意見はありませんでした。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 38名 (75%)
どちらともいえない 13名 (25%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の74.5%を占め、「どちらともいえない」が25.5%、「いいえ」が0%、「無回答+非該当」は0%という結果でした。自由記述では、多様な意見が寄せられました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 37名 (73%)
どちらともいえない 4名 (8%)
いいえ 2名 (4%)
無回答・非該当 8名 (16%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の72.5%を占め、「どちらともいえない」が7.8%、「いいえ」が3.9%、「無回答+非該当」は15.7%という結果でした。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 23名 (45%)
どちらともいえない 5名 (10%)
いいえ 18名 (35%)
無回答・非該当 5名 (10%)

この項目では、「はい」と答えた方が全体の45.1%を占め、「どちらともいえない」が9.8%、「いいえ」が35.3%、「無回答+非該当」は9.8%という結果でした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
「賛育会憲章」や「賛育会クレド」を園内に掲示し、保護者や職員に周知しています

法人の運営理念を「すべての事業をキリスト教の精神に基づいて行う」、園の保育目標を「・感謝する心、人を思いやる心を持つ・自分で考え、行動することができる・自分と同じように、他の人も大切にできる・自然や生命あるものを大切にし、豊かに感動できる乳幼児の全人的な成長・発達に与(あずか)ることをめざします」と定めています。これらの内容について、職員の理解を深める取り組みとして、園内に「賛育会憲章」や「賛育会クレド」を掲示しています。また、運営方針を入園説明会、全体的な計画の内容を全体懇談会で保護者に伝えています。

園長および職員の職務について、職務分担表に記載し職員に説明しています

園長の業務内容は、園運営全般です。その役割と責任について、「賛育会職能資格制度」や「職務分担表」に記載しています。なお、職務分担表には、園長のほか、主任保育士・保育主任(乳児・幼児)・保育士・管理栄養士・調理員・看護師・事務員の職務についても細かく記載されています。これらの内容は、年度末の職員会議の中で保育方針とともに職員に配布し、説明しています。そのほか、直近で園長が中心となって取り組んだ事例として「求人向け冊子」の作成があります。

重要な案件は法人の施設長会議や園内の主任会議などで検討し周知しています

園の重要な案件は、法人内の施設長が集まる施設長会議や、園内の主任会議(園長・主任保育士・保育主任)で検討しています。関係者に対して周知した重要な案件の例として、「サーマルカメラ(体表面温度自動計測システム)設置導入」などがあります。そのような事例については、法人施設長会議で検討し、連絡アプリや園内掲示で周知しました。なお、決裁方法は、法人稟議規定で定めており、決裁文書は事務所キャビネットまたはサーバー内(データ)に保管しています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
ご意見箱や連絡アプリのやり取りで保護者のニーズを把握しています

利用者のニーズは、ご意見箱・第三者評価アンケート・連絡アプリでのやり取りにより把握し、各委員会や職員会議で職員に伝えています。保護者のニーズに対応した具体的な取り組みの例として「保育参加の期間の追加設定」などが挙げられます。要望の多かった保育参加について、感染症の状況を見ながら追加で実施しています。また、職員のニーズは、能力開発・考課表提出時の個別面談(年2回)により把握しています。職員のニーズに対し、「職員用マスクの配布」や「園内予防接種」を実施しています。

私立園長会や地域の連絡会議に参加し、情報共有や交流事業の開催に繋げています

地域の福祉のニーズは、私立園長会・深川北連絡会議(幼保小中連絡会)・近隣幼稚園評議委員会の参加により把握し、職員会議で職員に伝えています。なお、近隣幼稚園評議委員会には地域の小・中学校の校長先生や自治会長が参加しており、情報交換を行っています。また、幼稚園との園児交流会や、小学校の1年生と5歳児が交流する機会を設けています。以上のように事業環境を分析した結果、「感染症予防・発生時の保護者対応」や、「4・5歳児の定員割れ」を優先度が高い課題として捉えています。

3年間を単位とした取り組み目標を設定するとともに、単年度事業計画を作成しています

中・長期の取り組みについて、2021年度から2023年度までの「3年」を単位とした取り組み目標を立てています。また、単年度の計画を園長を中心に作成し、事務室内キャビネットに保管するとともに、年度始めの職員会で職員へ伝えています。なお、事業計画の進捗状況は、半期に1度施設長会議の中で確認しています。計画を見直す場合は、主任会、連絡調整会議で検討し、園長が中心となって判断しています。具体的な見直しの例として「2階屋上園庭砂場の砂入れ替え時期の変更」などが挙げられます。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
守るべき法や規則について書類を整備するとともに、研修を実施し理解を深めています

法人職員または保育職員として守るべき法や規則について、法人規定集・就業規則・保育職員としてのマナー(職務遂行上の心得)などに示し、関係書類は、事務所内キャビネットやサーバー内に保管しています。また、入職時研修のほか、3カ月研修・6カ月研修・1年目研修、3年目研修を実施し、職員の理解を深めています。加えて、能力開発・成績情意考課面接/年2回やチェックシートの実施により理解度を確認し、必要が認められた際は、園長による個別面談などにより支援しています。

虐待防止に向けて、児童の権利擁護をテーマにした研修を開催しています

苦情があった際には、主任保育士が受け付けし、園長が解決にあたっています。そのような体制や役割について入園説明会や入園のしおり(重要事項説明書)で、保護者に伝えています。また、職員の子どもに対する適切な関わり方について保育職員としてのマナー(職務遂行上の心得)に示すとともに児童の権利擁護をテーマに、年2回研修を実施し職員の理解を深めています。虐待が疑われる事例が生じた際には、江東区児童虐待防止のための気づき・対応・連携マニュアルに沿って、江東区児童相談所、こども家庭支援課養育支援係などと連携し対応しています。

子育て支援事業「マイ保育園広場」を年間12回企画しています

ボランティアなどを受け入れる際は、保育実習受入れマニュアルに沿って、主任保育士が対応しています。ボランティアには、お散歩の同伴・絵本の読み聞かせ・伝承遊びの紹介などの活動機会を用意しています。また、地域貢献の取り組みとして子育て支援事業「マイ保育園ひろば」を年間12回企画しています。具体的な内容として、身長体重測定・お誕生会・離乳食試食会・園体験見学会などを企画し、1階掲示やホームページでの告知などにより周知しています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
法人の事故対策委員会や園の事故防止・安全対策委員会によりリスク対策を行っています

園の運営上のリスクについては、法人の事故対策委員会や園の事故防止・安全対策委員会などで検討しています。また、園の事故防止・安全対策委員会では、ヒヤリハットを集計し、傾向などの結果を職員会議で報告するとともに、職員休憩室に掲示しています。加えて、毎年実施している「園児所在不明訓練」や「不審者訓練」の開催も担当しています。そのほか、全クラスに無線機を設置し、有事の際に備えています。

法人でBCP委員会を設置し、内容について検討しています

災害や深刻な事故などに遭遇した場合に備え、地震・台風・集中豪雨を想定した事業継続計画(BCP)を作成しています。この計画は法人が設置したBCP委員会の中で内容などを検討しており、現在園の立地条件などを踏まえたBCPを新たに策定しています。また、事故・感染症・侵入・災害などが発生した際は、ヒヤリハット報告書・事故報告書・感染症報告書などに記録しています。感染症報告書は区の様式を使用し、作成後は速やかに区に報告しています。

個人情報保護に関する基本方針や文書管理規定に沿って情報を管理しています

情報の収集・利用・保管・廃棄については、個人情報保護に関する基本方針や文書管理規定で定めています。その内容について、入職時研修を実施し職員の理解を深めるとともに、誓約書を取り交わして情報管理や文書管理の遵守を求めています。なお、個人情報や機密性の高い情報を含む文書は、事務所内キャビネットに保管しています。それらの文書を「保管文書一覧」に一覧としてまとめるとともに、「閲覧記録」により所在や活用状況を把握しています。電子データには、職員ごとにID・パスワードを付与するなどのアクセス制限を設けています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
資格や職能を示した職能資格級フレーム(キャリアパスシート)を整備しています

職員の採用に際して、人柄・意欲などを重要視し、求人専用ホームページなどで募集しています。その際、エントリーシートによる即時対応システムを導入するなど、求職者の応募を促す工夫をしています。なお、法人として、職能資格級フレーム(キャリアパスシート)を整備し、「管理職能(4段階)」「指導監督職能(3段階)」「一般職能(3段階)」で設定しています。この内容については、入職時研修や1・3年目研修で職員に伝えています。また、人材育成の方針や方法は、新任考課者研修マニュアルに明示しています。

職員育成の評価は「能力開発カード」を用いて実施しています

職員の意向や経験を面談(年2回)で確認し、4月に「能力開発カード」を作成しています。「能力開発カード」には、業務目標・能力開発目標・情意目標などの項目について、職員それぞれの目標を設定し、半期に1度の面談で自身の振り返りと人事考課を行っています。そのほか、園内に、「苦情対応委員会」「防火管理委員会」「事故防止・安全対策委員会」「教育・研修委員会」「地域連携委員会」「教材・教具・園庭・裏庭・視聴覚機材委員会」「ICT化推進委員会」などの委員会を設置し、職員参画の中で組織力を高めています。

独自の福利厚生制度を取り入れるとともに、取得率を高める工夫を行っています

福利厚生の具体的な内容として、「受診料実費の補助」や「園内での予防接種実施」などを取り入れています。「受診料実費の補助」は、職員が法人の運営する医療機関で受診した場合に自己負担額を半額補助する制度です。また、有給休暇の取得率を高めるために、月次シフト作成前の希望調査をするなど工夫をしています。さらに、出産・育児休暇の取得を促進するために、事務担当者より出産予定者への制度・必要書類案内などを行っています。2021年度の「女性の育児休業取得率・復帰率」および「男性育児休業取得率」は100%となっています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「保育職員の確保」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、コロナ禍の影響による職員の退職が発生したことが挙げられます。そのような課題に対して「常勤新職員採用2名」を目標として掲げていました。そこで、保育職員専用の採用案内冊子の作成を目標として、予算を150万計上しました。作成した冊子は、保育士養成校(大学・短大・専門学校)へ送付し、実習生および担当者にも配布しました。今回の取り組みでは、付随的に保育士の具体的な業務が見える化されたなどの成果も上がりました。園は目標の達成度を、100%と自己評価しています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

職員の採用ツールとして、新たなオリジナル冊子の作成に取り組んでいます。「ぎゅっ」という名称の冊子には、園の特徴や取り組みのほか、有給休暇取得率や月平均残業時間などが分かりやすく数字で表されており、求人に対して有効なツールとなっています。また、この冊子を関係機関に配布することで、早々に内定者が決定するなど成果にも結びついています。今後は、実習生や職場体験の受け入れにも取り組む意欲を示しており、成果が期待されます。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

前年度において、「定員の確保」を重要課題の一つと掲げていました。その背景として、保育所新設による区内の保育所定員が増加したことが挙げられます。そのような課題に対して「入園時105名」を目標として掲げていました。そこで、ホームページから直接園見学依頼が出来る様システムを変更しました。その際、資料請求者に対して即時返信・連絡を心掛けるとともに、園見学会を追加開催するなどの工夫を取り入れました。一方で、海外転勤などの理由から転園が発生しており、今後も園児募集に関する取り組みを継続したいと考えています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

区全体で定員割れが発生しており、当園でも4・5歳児で欠員が発生しています。近隣の欠員状況などを分析するとともに、ホームページを改修し、見学希望者に対してタイムリーに連絡を行える体制を整備しています。今回の取り組みでは、連絡の仕組みを改善しましたが、当初掲げていた目標に達成することはできませんでした。今後は、法人の感染症専門医や病院の助産師・新生児室の連携などについて取り組み、アピールしていきたいと考えています。法人資源を活かした新たな価値創造が期待されます。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
保育園案内やホームページなどを通じて、園の情報を発信しています

事業所の情報を提供する媒体として、園が発行する保育園案内に「法人理念・保育理念・特徴・一日の流れ」などの内容を紹介しています。また、ホームページには、「保育理念・目標・概要・見学問い合わせ・おたより・日記・よくあるご質問」などのコンテンツを設けて、月1回程度の頻度で更新しています。また、園の情報は行政や関係機関などに提供し、区のホームページ・マイ保育園ひろば・東京都民間保育園協会のホームページにも関連する情報が掲載されています。

見学会は毎週土曜日に開催しているほか、保育園体験会も実施しています

見学者対応は主に園長・主任保育士・事務主任が担当し、見学会を5月以降毎週土曜日に開催しています。そのほか、保育園体験会などを実施し、保育内容を紹介しています。その際、特に「子どもの気持ちに寄り添うことを大切にしている・2つの園庭と近隣に広い公園があること・給食に力を入れていること、異年齢交流を実施していること」などについてアピールしています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園時には重要事項説明書に沿って説明し、保護者から同意を得ています

入園が決まった利用者には、入園のしおり(重要事項説明書)などの資料を用意し、郵送しています。また、入園説明会を2月最終土曜日に開催しています。説明は、クラスごとに分けて行い、見本などを見せるなど分かりやすく伝えています。その際、サービス内容については入園申込書・重要事項説明同意書で、プライバシーの保護については「ホームページ・広報誌など媒体の写真使用・写真販売についての承認書」で同意確認を得ています。その上で、サービス内容に対する保護者の意向を新入園児説明会で把握するとともに、入園児面接表に記録しています。

1~2週間の慣れ保育の期間を設け、保育園に徐々に慣れていけるように配慮しています

サービスの開始に併せて 、アレルギーや既往歴などの子どもの健康状態を児童票・健康記録・「アレルギー疾患に関する調査について」により把握するとともに、入園前の生活状況について1カ月分の記録の提出を求めています。また、子どもの不安やストレスが軽減されるように、1~2週間を目安に慣れ保育期間を設けています。その期間中に、保護者の保育に対する理解や安心を深めるため、降園の際にその日の様子を丁寧に説明するように心がけています。子どもに対しては、使い慣れたタオルなどの持ち込みを受け入れています。

退園や転園する園児には寄せ書きをプレゼントするとともに、行事に招待しています

卒園前に退園や転園をする園児には、寄せ書き・アルバム・作品帳をプレゼントしています。転園先には必要に応じて、児童票の写しを提供し、園児の情報を引き継いでいます。また、園だよりや行事案内を送付するなど継続的な支援を行っています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもの様子や個別の保育目標は個別の指導計画や児童票に記録しています

子どもの心身状況や生活状況などを把握するため、0・1・2歳児クラスにおいては保育日誌に子ども一人ひとりについての記録欄を設けるとともに、連絡帳を毎日取り交わしています。そのほか、個人記録・発達記録も作成しています。そのような記録について、業務支援ソフトを使用し、管理しています。子どもの個別の保育目標については個別指導計画や児童票に、家庭や保護者の個別のニーズや支援方針は、面談記録に記録しています。そして、児童票において、0・1歳児は毎月、2~5歳児は四半期ごとに集約しながら記録しています。

全体的な計画は毎年見直すとともに、年・月・週を単位とした指導計画を立てています

「全体的な計画」は、毎年年度末に見直しをしています。そして、全体的な計画に基づき、年・月・週を単位として指導計画を作成しています。なお、指導計画の作成にあたって、就学を控えた時期においては午睡時間を短縮するとともに、静かに話を聞く機会を持ったり、ひらがなのワークをしたりするなど、状況に応じて配慮しています。個別の指導計画は0・1・2歳児クラスおよび、特別に配慮を要する子どもなどを対象に作成しています。全体的な計画を入園のしおりと併せて配布し、個別の指導計画を個人面談の際ににわかりやすく説明しています。

定例会議や毎日のミーティングを通して子どもの情報を共有しています

職員間で子どもに関する情報を共有するために、月1回、園長・主任・常勤職員が参加して職員会議を開催しています。加えて、クラス会議を月1回開催しています。そのほか、定期的に園長主任会議・クラスリーダー会議・乳児会議・幼児会議・給食アレルギー会議なども開催しています。日々の子どもや保護者の状況については、毎日15分の職員ミーティングを行っており、申し送りには業務日誌や業務支援ソフトなどを活用しています。職員は閲覧名簿に押印することで、閲覧状況の確認をしています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 申し送り・引継ぎ等により、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
手づくりの玩具や道具箱を用意し、子どもが遊び込めるように工夫しています

環境面において、「園周辺には大きな都立公園があること、免振マンションの2階にあり安全であること、園庭が2つあること」といった特徴があります。子どもが主体的に活動できるように、遊びに応じたままごと・絵本・積み木などのコーナーを設けています。ままごとコーナーにはお手玉・バッグなどの手作り玩具を用意するとともに、自由に出し入れができる道具棚を設置しています。加えて、子どもの発達に合わせて、玩具の入れ替えや配置の見直しを行っています。

乳児・幼児それぞれで定期的に異年齢交流を図り、一緒に散歩に出かけたりしています

子どもが互いを尊重する心を育むため、3・4・5歳児クラスや1・2歳児クラスでは定期的に異年齢交流を行っており、午睡時の寝かしつけなど、年上の子どもが年下の子どもの生活の手伝いをしています。また、異年齢の組み合わせで一緒に散歩に出かけています。一方、海外の文化に親しむことが出来るように、クリスマス会や生誕祭などを取り入れています。さらに、国内各地の文化にふれる機会として、郷土料理(五平餅・きりたんぽ汁・鮭のちゃんちゃん焼き)を取り入れているほか、その土地の遊びを体験する機会を作っています。

就学に向けて小学校と連携して、学校訪問や1年生との交流会を実施しています

特別な配慮が必要となる子どもの受け入れ体制として、非常勤職員を加配するとともに、落ち着けるコーナーを用意するなど、環境を整えています。また、区のこども発達センターなどの専門機関と連携しながら適正な指導を心がけています。子ども同士のトラブルが生じた際は、出来る限り見守ることを方針として対応しています。併せて 、ヒヤリハットを作成し、職員会議や事故防止・安全対策委員会で再発防止策を検討しています。就学支援を目的として学校訪問するとともに、1年生との交流会を行うなど、小学校と連携した取り組みを行っています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
ホワイトボードやドキュメンテーションを活用して子どもの活動の様子を伝えています

登園時には毎回保護者へ体温・朝食・様子などを確認し、必要な情報をクラス連絡ノート・保育日誌に記録し、職員間で引き継いでいます。一方で、降園時には保護者へ健康状態を伝えるとともに、当日のエピソードを分かりやすく説明しています。そのほか、各クラスのホワイトボードやドキュメンテーションを作成し、その日の様子を伝えています。

基本的な生活習慣を身につけることができるよう、具体的な指導方法を設定しています

子どもの発達段階に応じた支援の方法を全体的な計画や児童票の発達記録などに示しています。具体的な取り組みとして、食事指導では、3歳児から箸を持ち始めるとともに、管理栄養士が栄養素について話す時間を持っています。排泄指導では、子ども一人ひとりの状況に併せて 、トイレトレーニングを実施しています。歯磨き指導では、3歳児から鏡の前に立って歯磨きする練習をしています。着替えについては、上着を脱ぐ際、片袖を押さえ腕を抜いて脱ぐ方法を伝え、保護者と協力して家でも練習することを勧めています。

家庭での生活リズムや年齢を考慮して午睡時間を設定しています

乳児の午睡時間は11時30分~14時30分、幼児の午睡時間は13時~15時で設定しています。午睡の際は、コットベッドやタオルケットなどの寝具を使用しています。なお、午睡時間に眠れない子がいた場合は、玄関スペースや事務所内にある医務室などで過ごせるよう配慮しています。また、就学に向けて、5歳児については1月から徐々に午睡をなくしています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉による伝え合いを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
「話し合い」をする際は、職員は子どもの意見を否定せず尊重することを心がけています

子どもの集団活動として、朝の会や帰りの会のほか、さつまいも栽培・プレイデイなどを行っています。朝の会では、「話し合い」の時間を設け、今日の活動を子どもたちで考えています。その際、職員は子どもの意見を否定せず、考えや意思を尊重することを心がけています。帰りの会では今日の出来事を振り返りながら、気持ちを言葉で伝えること大切さを学んでいます。さつまいも栽培については園内にプランターを設置し、子どもたちで水やりなどをしながら、生長を楽しんでいます。

礼拝・プレイデイ・ページェントなどの活動を通じ、さまざまな表現力を育んでいます

音楽的な表現力を育む機会として、礼拝や今月の歌を行っています。礼拝は月に1回行い、歌・園長によるお話・お祈りなどがあります。体を使った表現力を育む機会として、プレイデイ・体育遊び・リズム遊びを行っています。プレイデイは年1回実施し、近くのグラウンドを借り、保護者も一緒になって運動する機会になっています。また、言葉を使った表現力を育む機会として、生誕劇(ページェント)を行っています。そのほか、絵画的な表現力を育む機会として、絵の具遊びを行っています。

園内にある2つの園庭や近くの公園で、自然にふれたり体を動かしたりして遊んでいます

園内にある2つの園庭では、砂場遊び・滑り台・水遊び・土遊びなどの遊びや活動を行っています。また、散歩に週3回程度出かけて都立木場公園や元加賀公園などを訪れています。公園や散歩の途中では、どんぐり拾い・虫探しのほか、遊具で遊んで過ごしています。園内では、さつまいも・さくら・いちょう・クヌギなどの植物にふれ、金魚・カブトムシなどの生き物を飼育しています。そのほか、デイ活動では貸し切りバスを使って、遠くの公園などに出かけています。なお、行き先は子どもたちの意見を取り入れて決めています。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
行事に子どもたちの意見を取り入れ、自ら進んで楽しく取り組めるように支援しています

子どもの成長や保育の成果を発表する機会として「プレイデイ・クリスマス会」や、季節や文化・伝承に親しむ機会として「イースター・収穫感謝祭・クリスマス・節分・ひなまつり」などを行っています。クリスマス会では、手作りマラカスやスズを鳴らして、絵本を再現する劇をしたり、5歳児クラスでは生誕劇(ページェント)を発表したりしています。また、みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるよう、ページェントでの配役やデイ活動・おみせやさんごっこの内容など、行事の内容については子ども自身が内容を決めています。

行事の内容はドキュメンテーションやクラス別懇談会などで伝えています

行事の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るために、年間行事予定表を3月に配布しています。また、行事ごとの目的をクラスだよりやICTアプリなどにより伝えています。保護者が参加・見学できる行事として、プレイデイ・クリスマス会を開催するとともに、保護者が参加しない活動についてもドキュメンテーション・クラス別懇談会・写真販売などによりその様子を伝えています。

誕生会はプレゼントを渡すほか、さまざまなプログラムで楽しめるようにしています

子どもの誕生日を全クラス合同でお祝いし、歌・インタビュー・職員の出し物などのプログラムで楽しめるようにしています。また、誕生日会にちなんで、給食は誕生会メニューを用意しています。さらに、冠・写真付きカードおよび制作したケーキをプレゼントするとともに、誕生児が主役になって喜びを感じられるよう、誕生日シールを付けて1日過ごしてもらっています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
ソファーやダンボールハウスなどを活用し、子どもが落ち着ける環境を整えています

子どもが安心してくつろげるように、保育室内はコーナーで区切り、静かに過ごせるスペースを用意するとともに、壁面に掲示はせず、キャラクターものの玩具は配置しないなど環境づくりに配慮しています。また、基準以上に職員を配置するなど職員体制を整えています。子どもが疲れた際に身体を休めることができるよう、ソファーやクッションなどを用意するほか、一人になって心身を落ち着ける必要がある場合は、ダンボールハウスなど、パーソナルスペースで過ごせるようにしています。

延長保育時には子どもの生活リズムに配慮し、落ち着いて過ごせるようにしています

18時~20時を延長保育時間として設定し、それに合わせて合同保育を行っています。合同保育は1・2歳児室で行い、子どもがそれぞれ落ち着いて好きな遊びを楽しめるようにし、普段使っていない玩具なども用意しています。補食を提供する際には、家庭での夕食に影響しない程度のものにしています。また、延長保育の時間帯は、常勤職員および専任の非常勤職員を配置し、落ち着いて過ごせるよう配慮しています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
【講評】
食事は完食よりも食べることを楽しんでもらえるよう雰囲気づくりに配慮しています

食事は、各保育室内において、1テーブル4人ずつ座って食べています。その際、乳児クラスでは、職員はテーブルに寄り添うとともに、必要に応じて介助をしています。また、食べる量を自ら決めて、完食する喜びを味わえるようにしています。そのほか、落ち着いて食事できるように食前のお祈りをするなど、工夫しています。献立は管理栄養士が作成しており、季節の食材を取り入れ、栄養に配慮した給食を提供しています。栄養士や調理師は、毎日保育室に赴き、喫食状況を確認しています。

卒園前には5歳児全員から希望を取り、日替わりでリクエストメニューを提供しています

調理・盛り付けでは、昆布・煮干し・鰹など天然だしを使用し、行事に際して型抜きや華やかな盛り付けを行うなど工夫しながら提供しています。そのほか、卒園前には5歳児全員から希望を取り、日替わりでリクエストメニューを提供しています。食物アレルギーのある子どもについてはマニュアルに沿って、除去食または代替食を提供しています。環境面では、他児から距離を置いた一人席にするよう配慮したり、配膳する際は名前入りトレーと食札スタンドを使用し、給食室受け取り時および配膳時にダブルチェックを行い、誤食の防止に取り組んでいます。

食育活動として、さつまいもの栽培や梅干し・味噌づくりなどの調理体験を行っています

食育活動では、「食を営む力の基礎を培う」を大切にして取り組んでいます。食文化や栄養に関する知識と関心を深めることを目的とし、普段食材を仕入れている魚屋・米屋・豆腐屋から話を聞く機会を持っています。また、プランターでさつまいもを栽培し、収穫後には芋煮や焼き芋にして提供したり、そらまめ・いわし・とうもろこし・きなこなど食材にふれる機会を設けています。調理体験は3歳児クラスから機会を設け、野菜の水洗いや米研ぎを経験するとともに、梅干し・味噌づくりのほか、おにぎり・ジャムサンド・稲荷ずしなどの調理も行っています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
毎月の防災訓練や不審者対応訓練を通じて子どもの危機管理意識を高めています

子どもが自身の健康や安全に関心が持てるよう、防災訓練では、地震・火災を想定した避難訓練を毎月実施しています。また、警察の協力のもと、不審者対応訓練や交通安全教室を実施しています。加えて、健康指導では手洗い指導やうがい指導を行うほか、歯科衛生士によるブラッシング指導を行っています。さらに、子どもの自身の意識を高めるために、戸外活動をする際に危険個所の確認を一緒に行い、事故・怪我の防止につなげています。

定期的な健康診断や歯科健診などを通じて、子どもの身体と健康状態を把握しています

子どもの健康状態を把握するため、嘱託内科医による0歳児健診(毎月)、全園児健康診断(年2回)および歯科医による歯科健診(年2回)を実施しています。与薬は基本的に行っていませんが、熱性けいれん・慢性皮膚疾患などの場合は、投薬依頼書の提出とともに薬を預かっています。医療的ケアを必要とする子どもについては、かかりつけ医と留意事項を確認するとともに、専門医による巡回指導を実施するなど連携しながら受け入れています。

保護者に保健情報を提供するとともに、職員は感染対策やSIDSの予防に努めています

保護者と連携して子どもの健康維持に取り組むために、毎月保健だよりを発行し、季節ごとの感染症と予防管理、健康管理などについて伝えています。感染症の流行やSIDSの発生を予防するために、職員は法人が運営する病院の感染症専門医による研修や産科・小児科看護師による研修に参加し理解を深めています。感染症が発生した場合は、園内に掲示するとともにICTアプリや一斉メールを配信し、保護者に情報提供しています。SIDS対策として、看護師による視診を行いながら午睡時の子どもの健康状態を確認し、午睡チェック表に記録しています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者対応の方法はマニュアルを整備し、会議や研修を通じて理解を深めています

子育てや就労などの事情に配慮した支援を行うため、個人面談や就労証明書などにより、子育てに関する保護者の価値観や就労状況を把握するとともに、日頃の会話や意見箱などにより、日常的なサービスに係る保護者の意向を確認しています。また、個別面談を年2回実施しています。保護者対応の方法については、「保育園職員としてのマナー(職務遂行上の心得)」を整備するとともに、職員会議や園内研修を通じて理解を深めています。

保護者と職員の信頼関係を深めるために、懇談会や保育参観を設けています

保護者同士の交流促進を目的として、クラス別懇談会や給食試食会を開催しています。また、保護者と職員の信頼関係を深めるための取り組みとして、懇談会に併せて 歓談の時間を設けています。そして、職員一人ひとりを知ってもらうために、玄関スペースに顔写真入りの職員紹介を掲示をしています。そのほか、保育参加を年1回、保育参観を年1回、保護者懇談会を年2回(全体・クラス別)実施しています。なお、保育参加の期間は1カ月設定し、保護者懇談会はオンライン参加も可とするなど工夫しています。

離乳食・給食試食会の実施やレシピ紹介などを通じて育児に役立つ情報を提供しています

子育ての考え方について互いの理解を深めるために、必要に応じて個別面談を行い、家庭での様子や保育園での様子など保護者と情報の共有を図っています。また、保護者の養育力向上に向けて離乳食・給食試食会を実施しているほか、園で提供しているおやつのレシピを紹介するなど、育児に役立つ情報を伝えています。また、保育士体験を年1回(5月~8月)開催しています。外部の専門講師による子育て支援講演会や音楽コンサートなどの開催も案内しています(講演会は今年度中止)。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
花の日の礼拝に併せて 、花束と感謝の手紙を持って地域の各施設を訪れています

地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるよう、6月9日花の日礼拝に併せて 、公園事務所・消防署・郵便局・高齢者施設などに出かけて花束と感謝の手紙を届けています。また給食に使用する食材の仕入れ先になっている、魚屋・米屋・豆腐屋さんから食材について話しを聞く機会を設けています。加えて、高齢者施設とオンライン形式による交流も行っています。さらに散歩に出かけた際には警察署や消防署に立ち寄り、パトカーや消防車の見学をさせてもらったり、小学校の開催する学校訪問や1年生との交流会に参加したりしています。

地域の人や実習生などを受け入れ、子どもが職員以外の人と関わる機会を設けています

子どもが職員以外の人と交流する機会として、クリスマス会や卒園式に地域の方を招待し、ページェント(劇)などを見てもらっています。なお、開催に際しては、年度始めに予定表を渡し、1カ月前に案内を届けて参加を促しています。また、保育実習生を受け入れる際には、評価会を園長や主任同席で行うほか、最終日の昼ミーティングで労をねぎらっています。加えて、中学校からは職場体験の受け入れを行っています。感染拡大前にはおもちゃの修理や読み聞かせのボランティアも受け入れていました。

【講評】
子どもの羞恥心に配慮しつつ、着替え指導や環境の確保に努めています

個人情報については入園説明会時に説明し、プライバシーの保護について、ホームページ・広報誌など媒体の写真使用・写真販売についての承認書で同意確認を得ています。突発的に個人情報を提供する必要が発生した場合は、対象者に個別に承諾を得るなど対応しています。子どもの羞恥心に配慮し、着替えをする際には、カーテンやパーテーションを置くなど配慮するとともに、着脱時に全裸にならないよう、上下別々に着替えるよう指導しています。そのほか、おむつ交換は視線の届かないスペースで行っています。

保護者の価値観や生活習慣を把握し、状況に合わせて柔軟に対応しています

子ども一人ひとりを尊重する姿勢を「子どもの権利マニュアル」に示すとともに、年1回園内研修を実施しています。また、関連資料の共有や事務所内に書籍を設置するなど、自発的な学びを促しています。そのほか、入園する際に子どもの名前の呼び方を個別に確認しています。子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮するために、日頃の会話や意見箱により、日常的なサービスに係る保護者の意向を確認しています。苦手な食材は無理強いしない・子どもの体質に併せて服を調整する・宗教食など、生活リズムや食習慣について柔軟に対応しています。

虐待防止についてセルフチェックリストを活用し、振り返る機会を作っています

虐待や育児困難などの事案については、「これって虐待?」に則って対応しています。虐待防止および適切な対応に備え、職員に対して外部の専門講師を招いて全体職員研修会を実施するほか、自治体や専門機関が主催する虐待防止研修に参加しています。加えて、「人権擁護のためのセルフチェックリスト」を活用し、職員自らの行動を振り返ることを促しています。そのほか、虐待に関するニュースなどが報道された際は、昼ミーティングで情報共有するなど、職員の意識を高めています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
法人マニュアルの活用に加え、園独自のマニュアルを作成し業務の標準化を図っています

業務の標準化を図るため、法人として「保育園職員としてのマナー・食物アレルギー対応マニュアル・離乳食手順マニュアル」などを整備するとともに、園で独自に、お散歩マニュアルなどのマニュアルを作成しています。業務の実施状況は、随時、主任保育士・乳幼児主任が中心となり確認しています。併せて 、内部監査を法人監査担当職員により年1回実施しています。さらに、職員には保育園職員としてのマナーを配布し、年度当初の職員会議で読み合わせを行うことで、マニュアルに対する理解の普及を図っています。

サービスの基本事項や手順について、職員や保護者の声を受け見直しを図っています

業務水準の向上を図るために、毎年下期の連絡調整会議(系列園の園長・主任との会議)で議題に取り上げ、協議や見直しを行っています。例えば、サービスの基本事項や手順について、職員や保護者の声を受けて、「保育雑費の徴収方法(現金納付から口座引落)」、「自転車駐輪場の使い方」、「貸おむつ(布)、貸おしりふき(布)の廃止」などの視点で、見直しを図りました。併せて 、保育職員としてのマナーや離乳食マニュアルの見直しも行いました。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2022年11月1日~2023年3月31日

【評価者修了者No】

H0601051,H2001058,H1801008

評価結果のダウンロード

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