評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)仲間をつくる
・子ども達は、仲間を意識すること、集団の中で自分の役割を見出すこと、仲間と関わりながら様々な体験をすることで、社会性を身につけていきます。わんぱくで、たくさんの信頼できる仲間・安心できる場所に出会うことで、誰もが自分自身の生活の主人公になれると考えています。
2)遊びで育つ
・子どもの内にあるやってみたい気持ちを丁寧に拾い、実現できるように道を作り、新しい遊びの種を育てます。このプロセスを通して、自分で考える、自分で決める、と言う大切な力を身につけて行きます。遊びは子ども達の成長を支える大切なj時間です。わんぱくでたっぷりと遊ぶ時間を持って幸せな子ども時代を過ごし、それが人生を通して豊かに生きることにつながることを願っています。
3)豊かに生きる
・成人の余暇活動、生活支援、相談支援で、「遊び」「仲間」を通して育まれた力で、豊かな生活を実現します。
4)地域をつくる
・私たちは、利用者だけでなく、スタッフ、保護者、関わる人達すべてが仲間となって、地域に仲間の輪を広げていくこと、そして、誰もが生き生きと笑顔で生活できる地域(社会、まち)を創ることを目指します。
職員に求めている人材像や役割
1)人生の尊厳を大切にする
2)個性・主体性の尊重する
3)人権を擁護する
4)社会へ参加する
5)専門的な支援をする
6)地域社会へ貢献する
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
・子どもを慈しみ、愛情深く接する。多様性を認め、相手を尊重する。
・障害の有無に関わらず、子ども達が長い人生を過ごす上で必要な力を学童期に身に付けられるよう、様々な体験を大切にする。
・1つの視点だけではなく、多角的に子どもの姿を捉え、かつ長期的な時間軸を意識しながら、子どもの育ちを保障する。
・全体を見渡す力を持ち、集団の中での子どもの行動を正確に捉える。
・子どもにとっての安全基地になりつつ、危険な場面では的確に伝える術を持つ。
・危機管理能力を高く持ち、様々なリスクに対応すると共に、それらを未然に防止する取り組みを行う。
全体の評価講評
特によいと思う点
子どもが遊びたい遊びをすること、自分のことは自分ですることを方針として、職員は子どもの興味や関心に寄り添い、一緒に遊び込むことを大事にしている。来所後16時まで、部屋遊びや地域の公園に散歩に出かけたりしている。子どもから出された希望は、可能な限り受け入れて、子どもの思いを実現させている。利用者調査では、「活動や遊びは楽しいか」「職員が話し相手や相談相手になってくれているか」の設問に関して、回答者全員が満足と返答していた。
毎日、16時頃に集まり、読み聞かせをした後、班活動をしている。子どもたちは異年齢で6~7名の小グループの3班に分かれて、おやつを食べた後、日記書きや掃除などをしている。班には、班長がいて、班活動の進行を担っている。集団活動のため、個人の自由にすることができずに苛立つ姿も見られることはあるが、我慢や譲歩する経験もして、皆で一緒に取り組む楽しさや喜び、子ども同士のつながりなどを経験する場になっている。年上の子どもが年下の子どもの面倒を見たり、年上の子どもへ憧れる姿なども見られている。
家庭ではない場所で、家族ではない人と一緒に食事をすることや、食事をする上に必要なテーブル拭きや盛り付けなどの支度や下膳、片付けなど、食事に関する必要な動作の意識を深めることを目的に、月1回、夕食会を実施している。肉類や野菜などを目の前で焼きながら食べる鉄板焼きやカレー鍋などの鍋料理も取り入れている。夕食会の日は17時に読み聞かせをした後、班に分かれて夕食を摂り、片付け、掃除の後19時に降所している。夕食会は皆で食べることが嬉しく家庭では食べないものでも食べることがあり、保護者にも喜ばれている。
さらなる改善が望まれる点
個別支援計画に基づいた支援の実践に努めているが、計画の評価をおこなうための根拠となる記録にはさらなる工夫が必要だと思われる。事業所側も、個別支援計画に沿った子どもの変化や推移を細やかな視点や気づきで時間もかけて話し合っているが、計画進捗における具体的な記録の必要性を感じて、模索しているところである。個別支援計画と連動した日々の個人記録について、さらなる工夫が望まれる。
「消防計画」「災害対策マニュアル」を作成し、災害時に備えている。また、年1回、施設の在る複合施設連絡会による防災訓練に参加している。しかし、事業継続計画(BCP)が未作成であった。地震・火災・風水害などのあらゆる緊急事態を想定し、 利用者・職員の命を守り、施設の業務を切れ目なく継続しておこなよう、事業継続計画(BCP)の策定が望まれる。また、BCP計画に沿った訓練も期待したい。
当事業所は、制度ができる以前から障害児の放課後支援に取り組んでおり、家庭でも学校でもない第3の居場所としての機能を持ち、子ども達がそれぞれの個性を十分に発揮できるよう、また、安心できる居場所となるよう取り組んでいる。ただし、利用者調査では「高校生に対する活動内容に対する工夫」を求める意見が寄せられた。高学年の利用児に向けては、工場見学などの社会参加を通して、働くことへの意識づけなどの取り組みも一考の余地があると考える。
事業者が特に力を入れている取り組み
ハロウィンでは近所の商店街の協力を得て、利用児皆で仮装して数軒の店に出かけ、菓子類を直接もらい楽しんだ。商店街と協力し秋まつりも実施している。また、普段、公園へ遊びに行ったり、電車で色々な場所に出かけるなど、地域社会とのふれあいの機会を多くつくっている。法人全体でもコンサートを開催し、障害者と健常者が共に生演奏を楽しむ機会を設けている。さらに法人の活動内容を広報誌を通して、障害者への理解を広めている。
常勤職員3名、非常勤職員16名(常勤換算5名)で、利用者定員20名/1日を支えている。非常勤職員は設立時から勤務しており、法人・施設の理念をよく理解し、経験豊富な人が多い。事業所側も、現場職員に自由裁量をできる限り与え、子どもたちのニーズに合わせた活動をすぐに実践し、遊びから人間関係を深め、個々の子どもの発達を支援している。職員アンケートでは、「職員やアルバイトスタッフのコミュニケーションが良く、連携もよく取れている」とのコメントが寄せられていた。
当事業所の遊びで大切にしていることは、「体を使って遊ぶこと、外で遊ぶこと、仲間との遊びを楽しむこと」であり、来所後の自由遊びの時間には、室内でも遊んでいるが、散歩に出かけたり、公園などで遊んだりするなど外遊びを多く取り入れている。おやつを食べた後の集団遊びでは、大根引きや大縄遊び、爆弾ゲーム、椅子取りゲーム、押しくらまんじゅうなど、室内で体を動かして遊ぶ遊びを多く取り入れて、仲間と一緒に遊ぶ楽しさを経験できるようにしている。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査時に通所している利用者全員。
- 調査方法:アンケート方式
評価機関からの調査のお願い文書、調査票、返信用封筒を施設側へ送付し、施設側で利用者個々に配布していただき、返信用封筒を使って保護者から直接弊機関へ送付していただいた。 - 有効回答者数/利用者総数:15/19(回答率 78.9% )
・調査票回答者は、「家族等が本人の気持ちを推察して回答」15名(100%)。
・回答者(=利用者)の属性は、次の通りである。性別:男性6名(40%)、女7名(47%)、無記入2名(13%)である。
・総合的な感想では、「よい」11名(73%)、「ややよい」3名(20%)、「どちらともいえない」1名(7%)との返答で、満足度が非常に高かった。
・回答者全員が「はい」と返答した設問は、問1「活動や遊びは楽しいか」、問3「職員が話し相手や相談相手になってくれているか」であった。次に満足度が高い設問は、問4「清潔、整理整頓」(満足:93%)、問6「緊急時対応」(満足:93%)、問8「利用者の気持ちの尊重」(満足:93%)、問11「計画やサービス内容の説明」(満足:93%)であった。
・自由コメントでは、「子どもの障害特性を受け止めて接してくれている。子どもたちが伸び伸びと笑顔で活動していて、子どもが、楽しい、と言って毎日通所している」などのコメントが寄せられた。
アンケート結果
1.事業所での活動は楽しく、興味の持てるものとなっているか
回答者全員が「はい」と返答し、事業所での活動に関して非常に高い満足を得ている。「はい」と返答された方からは「本人が学校へ行きたがらないときもあったが、そのときは「わんぱくクラブ」だけは行った。スタッフの対応をありがたいと思った」などのコメントが寄せられた。
2.事業所での仲間との関わりは楽しいか
「はい」と返答した方々は回答者の80%で、仲間との関わりに関して高い満足を得ている。「ケンカをしたりして楽しくないときもあるようです」などのコメントが寄せられた。
3.職員は、話し相手や、相談相手になってくれるか
回答者全員が「はい」と返答し、職員の利用者への関わり方や相談対応に関して非常に高い満足を得ている。
4.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
「はい」と返答した方々は回答者の93%で、事業所内の清掃、整理整頓に関して非常に高い満足を得ている。
5.職員の接遇・態度は適切か
「はい」と返答した方々は回答者の80%で、職員の言葉遣いや態度、服装などに関して高い満足を得ている。
6.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
「はい」と返答した方々は回答者の93%で、緊急時の対応に関して非常に高い満足を得ている。
7.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
「はい」と返答した方々は回答者の66%、「どちらともいえない」27%、「わからない」7%であった。
8.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
「はい」と返答した方々は回答者の93%で、子どもの気持ちの尊重に関して非常に高い満足を得ている。
9.子どものプライバシーは守られているか
「はい」と返答した方々は回答者の80%で、プライバシー確保に関して高い満足を得ている。
10.個別の計画作成時に、子どもや家族の状況や要望を聞かれているか
「はい」と返答した方々は回答者の87%、個別計画作成時における要望把握に関して高い満足を得ている。
11.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
「はい」と返答した方々は回答者の93%で、サービス内容や計画の説明に関して非常に高い満足を得ている。
12.子どもの不満や要望は対応されているか
「はい」と返答した方々は回答者の80%で、不満や要望への対応に関して高い満足を得ている。「はい」と返答された方からは「今のところ不満や要望は特にないが、あれば対応してくれると思う」「一応は聞いてくれると思う」などのコメントが寄せられた。
13.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
「はい」と返答した方々は回答者の54%、「どちらともいえない」33%、「わからない」13%であった。「どちらともいえない」と返答した方からは「そういう状況がないのでわからない」などのコメントが寄せられた。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
アンケートなどを通して、保護者の要望把握をおこない、支援に活かしている
通所開始時にアンケートを実施し、利用者・保護者の要望を把握し、個別支援計画に反映し、支援に活かしている。また、年2回の保護者面談や日々の連絡帳を通して、保護者の要望を把握している。年1回、保護者アンケートを実施しており、保護者のニーズを受けて、次年度の改善につなげている。利用者調査でも、「個別支援計画作成時における要望把握」では満足度が87%、「不満や要望への対応」では満足度80%と、保護者の要望把握やその対応に関して満足度が高かった。
関係機関の定例会などに参加し、運営に関わる情報を収集している
障害児放課後グループ連絡会・東京に加盟し、月の定例会や研修に参加し、法制度の改正や他事業所の取り組みなどについて情報収集している。また、区主催の事業所連絡会(年3回)に参加し、区の施策などについて情報収集している。法人全体で「ひかりフェスタ」を開催しており、その際に商店街の方々が出店の運営に参加するなど協力してくれている。また、商店街の役員定例会に理事が参加して、わんぱくクラブの活動の紹介、賛助会員の働きかけをしており、これらの取り組みを通して、地域ニーズの収集に努めている。
計画に沿った保育をおこない、振り返り・評価をし、次に生かしている
毎年の法人の総会にて理事より中長期計画について周知されている。あわせて、当施設における前年度の事業報告および今年度の事業報告について報告している。事業計画は、〔生活〕〔遊び〕〔集団活動〕〔行事〕〔家庭支援〕〔交流〕〔研修・渉外・交流等〕などの項目を設定し、基本方針を明記している。また、保育活動に関しては、年間計画、月の計画、週の計画を作成し、計画的に沿って実施し、毎日の振り返りを経て、次に活かしている。また、施設長が毎月の参加人数などを毎月の父母会資料に掲載し、全会員が事業実績を確認できるようにしている。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
「職員倫理綱領」「行動規範」を定め、職員に説明している
法人全体で「職員倫理綱領」「行動規範」を作成しており、福祉サービス従事者としてのあるべき姿を職員へ周知している。年1回、法人全体で、虐待防止研修を実施し、職員の意識向上を図っている。正規職員が対象の合同職員研修会で、セルフチェックをおこない、自分の言動を振り返る機会を設けている。法人主催の新人職員研修では、「わんぱくクラブで働く心構え」「社会保障制度と障害者福祉」などについて学んでいる。新人職員でなくても希望者は参加できる。
苦情窓口について契約時に保護者に説明している
重要事項説明書に「苦情・相談窓口」を明記し、契約時に保護者に説明している。そこには、当事業所内の苦情窓口だけでなく、区や東京都社会福祉協議会内に設置された「福祉サービス運営適正化委員会」の連絡先も明記している。「福祉サービスに関する苦情解決規程」を作成し、法人全体で第三者委員2名を配置し、法人全体で第三者委員を招いての学習会も開催している。電話や連絡帳などを通して寄せられた保護者の苦情などは苦情報告書を作成し、法人本部に提出している。
法人全体でフェスタやコンサートを開催し、障害福祉の理解と促進に努めている
施設前広場でおこなう法人主催の「ひかりフェスタ」や法人主催のコンサートを開催し、地域の方々に障害福祉の理解と促進に努めている。世田谷区の障害者週間記念事業「せたがや区民ふれあいフェスタ」には、毎年参加しており、舞台発表や利用者作品展示、模擬店の出店をおこない、区や他施設とのネットワーク化にも努めている。さらに、利用者の通う学校の夏祭りでは、保護者がバザーで参加し、職員も私的な時間を使って参加している。施設の在る複合施設連絡会主催の防災訓練(年1回)にも参加し、建物内の他事業所との協働にも努めている。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
「災害対策マニュアル」などの作成や、伝言ダイヤルの登録もし、災害時に備えている
「消防計画」「災害対策マニュアル」を作成している。年4回、地震・火災を想定した避難訓練を実施する体制を整えている。「緊急連絡先一覧」を用意し、災害・事故発生時、保護者にすぐに連絡できるようにしている。毎月1日、災害用伝言ダイヤルに職員が伝言を登録し、保護者に周知している。必要な災害備蓄品を保管し、担当者が管理している。感染症については、発症者が出た時点で、法人内他事業者と情報共有し、感染を拡大させないよう必要な対策を検討、実施している。
起こりうるリスクについては終礼や打ち合わせなどで情報共有している
起こりうるリスクについては終礼や打ち合わせなどで情報共有すると共に、「事故対応マニュアル」「感染症マニュアル」「災害マニュアル」などを作成しており、定期的に職員に周知し、迅速に対応できるようにしている。怪我を含む事故発生時は「事故当日覚書」を作成し、事故内容・その処置、原因などを記載し、当日中に法人本部へファックス送信し、翌日に事故報告書を作成し、法人本部に提出している。また、毎月の施設長会議で各施設のヒヤリハット報告書を提出し、情報共有し、類似事故が起きないようにしている。
個人情報に関わる各種記録類は、鍵付き書庫で管理するなど、適切に対応している
退社時にパソコンを鍵付き引き出しに入れ、持ち出されないようにしている。職員個々にID・パスワードが設定され、アクセス権限を敷いている。個人情報に関わる各種記録類は、鍵付き書庫で管理している。個人情報保護に関する誓約書を全職員と交わしている。また、契約書第5条(サービス提供記録)に、「利用者は、当該利用者に関する第2項の諸記録を閲覧できます。また、諸記録の複写物の交付を受けることができます」と明示し、情報開示への対応について明記し、保護者に周知している。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
法人全体の「人財開発チーム」が人材の募集・確保をおこなっている
法人全体の「人財開発チーム」が人材の募集・確保をおこなっている。同チーム所属の職員がハローワークの求人募集の講習や面接会に参加し、専門学校の進路担当教員と連絡を取り、採用活動を進めている。また、実習生やアルバイトの学生も受け入れ、施設理解を深めてもらい、職員確保につなげようとしている。人事考課制度の仕組みを設け、理事による期首・期末面談、管理者による中間面談を実施し、その結果を昇格・昇給に反映している。不定期であるが、人事異動をおこない、職員の能力開発の機会としている。
職務に関係する書籍の読了や、インターネットでの視聴など職員育成を工夫している
法人全体で「職員研修実施要綱」を作成し、求められる職員像を定め、職員の資質向上を図っている。研修委員会を設け、法人主催研修や、事業所内学習会をバックアップしている。常勤職員は、年1回は外部研修に参加し、報告書作成を義務づけている。職務に関係する書籍を最低1冊読み、指定の用紙に感想を記載し、提出することを義務づけている。今年度よりインターネットで空き時間に知識の習得に取り組めるよう「サポーターズカレッジの視聴」を採用し、時間がない中でも効率よく必要なことを学習できるようにしている。
フレックスタイム制など、ワークライフバランスの実現に取り組んでいる
給与体系委員会を設け、今年度給与体系について見直しをし、処遇改善をおこなった。勤続10年の職員を表彰し、職員のモチベーションアップと定着化に寄与することを目指している。超過勤務の削減を図り、健康不調時は無理に出勤しないことを各職員に伝えている。メンタルヘルス担当者を設置し、ストレスチェックの実施を働きかけている。職員にとってより働きやすい環境になるよう、フレックスタイム制や在宅勤務を試行している。次年度から実労働時間を7時間と8時間で個人で選択できるよう検討中である。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
・「スタッフの職場定着と適切な人員補充」を課題と捉え、「働きやすい職場作りと採用」を重点目標とした。この重点目標を受け、以下の取り組みを実施した。①人事制度給与体系の見直しをおこない、人事担当の理事より全職員に説明をおこなった。フレックスタイム制や在宅勤務の試行をおこなった。②求人チームを立ち上げ、選考フローの見直し、求人に関する書類の処理・保管方法の見直し、待遇についての検討などをおこなった。ハローワークが実地する面接会への参加や、専門学校への求人依頼を実施した。これらの取り組みの結果、専門学校と連携し、今年度は説明会兼面接会などを実施できるよう担当教員と話を進めている。また、職場定着については、適材適所の人員配置をおこない、一人ひとりがやりがいをもって働けるよう取り組んでいる。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
前年度、職員の退職もあり、他事業所の職員がヘルプで入る状況が続いていた。そのため、人材採用の方法について、ハローワークへの求人募集を実施されていなかったことや、有料媒体を使って採用していたが効果的ではなかった。また、責任者が明確とされていなかったなどの課題が明らかになった。そのため、前述のような取り組みを実施した。2020年4月からの人事異動で適切な人員配置をおこない、安定した活動ができるよう施設長会議等で検討しているところである。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
・活動の反省などが十分に行われず次回に活かすことができていなかった。人材不足により、活動をまわすだけで精一杯な状況があったとの課題を受け、「活動のPDCAを回し、次回に活かす」ことを重要課題とした。この目標を受け、以下の取り組みを実施した。①活動の計画書を丁寧に作成し、活動の目標・目的・注意すべき点等を全スタッフと共有した上で活動に取り組んだ。活動後は終礼で反省点など話をし次回に活かした。この取り組みの結果、目標・目的・意図を考えて活動を組み立てることができてきた。こちらが目的などをアルバイトスタッフとしっかり共有することで、スタッフの理解も深まり適切な支援ができるようになってきた。引き続き丁寧に活動の計画書を作成し、活動の中で気を付けることや大切にすることをスタッフに伝えている。計画書に反省を記入する欄を設け、次回に活かせるようにすることとした。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
夕食会、お楽しみ会、土曜活動の計画書を作成している。各計画書は、目標・目的、その内容、スタッフの役割分担、準備するもの、当日のスケジュール、スタッフ留意事項、緊急時および安全対策を記載している。行事の実施にあたっては、行事計画の作成を通して、入念な準備をおこない、無事故で効果的な行事が実施できるようにした。さらに実施後の反省・振り返りをおこない、次回の課題を明らかにし、同計画書に明記し、次の改善につなげている。
サービス分析結果
【講評】
法人のホームページや発行している季刊誌などで情報提供している
法人のホームページや季刊誌「わんぱくプレス」などで、事業所の情報を提供している。ホームページには、理事長の挨拶のほか、わんぱくクラブの目指すもの、行動指針、これまでの歩みなどを紹介し、一日の流れや活動の様子なども掲載している。季刊誌は、区の関係部署に配付し、団体紹介コーナーに置かせてもらっているほか、利用児の通学先、賛助会員などにも配付しており、500部程度発行している。季刊誌やおたより「わんぱくだより三軒茶屋」には、活動の様子の写真を掲載して、活動内容がわかりやすく工夫している。
行政や関係機関などと連携し、情報交換している
区のホームページや区発行の冊子「障害者のしおり」にも事業所の情報を掲載している。また、区障害福祉課とも連携しており、感染症の注意喚起や研修のお知らせなどの情報が届き、必要時、職員・保護者にも情報提供している。区主催の事業所連絡会(年3回)では、行政からの情報提供や学習会、他事業所と情報交換している。区主催の「せたがや区民ふれあいフェスタ」に参加して、他障害者団体や区民の方々と共に舞台発表や作品展示、模擬店の出店などをしている。
見学は可能な限り、見学者の意向に合わせて受け入れて、親子で来てもらっている
利用希望者からの問い合わせや見学希望には、日程調整して意向に沿うように随時対応している。見学の際には親子で来所し、部屋を見てもらい一日の流れを説明している。事業所のパンフレットや季刊誌「わんぱくプレス」を見てもらいながら、当法人の理念や当事業所の運営方針などについて説明し、会員になってもらう必要があることや保護者も一緒に法人の運営に関わってもらうことなどを伝えている。異年齢の交流ができることや遊びに力を入れているなどの事業所の特長を伝えている。
1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
- 子どもや保護者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 子どもや保護者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
契約時に契約書と重要事項説明書でサービス内容を読み上げて説明し同意を得ている
利用が決定した方には、利用登録書などの所定の用紙に、生活状況や身体面、障害の状況などを記入してきてもらっている。また、保護者との個人面談を実施して、個別の事情や要望なども聴き取り、把握している。契約書と重要事項説明書の内容の一つずつを読み上げて、必要に応じて補充説明をしている。特に利用料金の説明に関しては、後でトラブルにならないよう、加算の一つひとつも説明し、月額負担額やキャンセル等なども丁寧に説明している。納得と同意のうえ署名捺印をいただいている。
通所当初はマンツーマンに近い形で傍にいて、子どもに必要と思われる支援をしている
通所当初は子どもも支援する大人も手探り状態であることから、マンツーマンに近い形で子どもの傍にいて見守り、観察を細やかにしている。迎えに来た保護者に、過ごしている時の様子を詳しく伝えたり、このような時には家庭ではどのようにしているか、このような様子が見られたが何のサインか、など保護者からの情報も得て、その児の理解を深めている。保護者に直接会えない場合には、連絡帳や電話、メールなどで伝えている。保育終了後には、ミーティングで子どもの様子について伝え合い、職員間で情報共有している。
法人内の成人グループに移る場合には、職員間で引き継ぎをしている
契約書第8条にサービス終了の事由に関する条項があり、契約時に保護者に説明している。サービス終了で最も多いのが、高等部終了である。同一法人内の成人グループに移行するケースが多く、その場合、保護者に了解を得て、職員間で情報共有している。引越しなどで退所する場合には、いつでも心配事があれば相談に応じる旨を保護者に伝えている。区内在住の方には、毎年秋に実施している「わんぱくまつり」にお誘いしたり、区主催の「ふれあいフェスタ」で顔を合わせて、声をかけるなどしている。
1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、子どもや保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもの心身状況や生活状況などの支援に必要な情報を収集し、記録している
利用開始時に利用登録書、てんかんについてのアンケート、アレルギー調査票などに記入してもらい、所属学校、障害の程度、障害名・内容、てんかんの有無、てんかんがある場合はどのような様子か、起こしやすい時間帯や時期、服用の薬、アレルギーの有無など、支援に必要な情報を収集して個人ファイルに綴じている。来所時には毎回連絡帳で、体調や様子などを伝えてもらい、必要に応じてコピーを残して、事業所での支援の参考にし、活動の様子などを個人記録に記載している。
保護者アンケートや保護者面談を実施して、個別支援計画を作成している
契約書の第3条に〈解決すべき課題を把握し、利用者の意向を踏まえたうえでサービスの目標及びその達成時期、サービスの内容等を盛り込んだ支援計画を、本契約締結後作成します〉と明記されている。これに則り、保護者アンケートを実施し、要望や意見を把握し、個人記録のまとめなどから現状把握し、個別支援計画を作成している。それを基に保護者との面談をおこない、支援内容を説明し、必要に応じて修正し、保護者の同意を得ている。また、6か月に1度、また、必要時に児童発達管理責任者が計画を見直し、保護者に説明している。
職員は毎日打ち合わせや終礼を実施して、子どもに関する情報を共有している
子どもたちの来所前に、打ち合わせをおこない、利用者情報を共有している。支援終了後には個別記録を取り、その日の子どもの様子や支援で気になったこと、声かけなどでうまくいったこと・いかなかったこと、ヒヤリハットなどを出し合い、今後の支援について皆で意見交換し、それらを終礼ノートに記録している。翌日の打ち合わせでは、前日の終礼ノートの情報を伝え合い、共有し、毎日の予定ボードに書き込んで、支援に活かすようにしている。常勤職員によるミーティングを月1回開催し、月の目標やまとめ、反省などについて話し合っている。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 子ども一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.子どもや保護者の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、子どもや保護者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画を子どもや保護者にわかりやすく説明し、同意を得ている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 申し送り・引継ぎ等により、子どもに変化があった場合の情報を職員間で共有化している
1.個別の支援計画に基づいて子ども一人ひとりの発達の状態に応じた支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいた支援を行っている
- 子どもの特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 関係機関(教育機関、福祉関係機関、医療機関等)と連携をとって、支援を行っている
【講評】
子どもの様子を確認し合い、個々の状態に応じた支援をしている
子どもを受け入れる前の打ち合わせや保育後の終礼で、毎日、子どもの様子を報告し合い、支援の方法について検討している。たとえば、「自分で靴の脱ぎ履きができるように」を目標にしている子どもの場合には、子どもが自分からやろうとする様子を待ち、待ってもやろうとしない場合には、「やってみようか」とやる気になるような声かけをしている。子どもが自分でやってみてできないような時には手伝ったり、自分でしていることがスムーズにできるようにそれとなく補助するなどして、子どもが自分でできたという喜びが感じられるよう支援している。
子どもの特性に応じて、コミュニケーションの取り方を工夫している
言葉による意思表示ができない場合には、学校で使っているサインを保護者に聴いて使ったり、イラストや写真などのカードを使ってコミュニケーションを取るようにしている。ジェスチャーや指差しなども使っている。集団活動の始まりには、毎日、読み聞かせをしているため、始まりの合図はベルを使い、知らせている。子どもの意見が反映できるように、選択肢を2つ提示し、答えやすいよう工夫している。たとえば、2か所の公園の写真を提示してどちらの公園に行きたいかを選択してもらっている。
途切れのない支援を目指し、支援会議に参加し、関係機関と連携している
関係機関との連携が必要なケースの場合は、関係の学校、区役所の所管課、相談支援専門員、病院のケースワーカーなどが集まって支援会議を開催し、当事業所も参加している。その際は、当事業所での子どもの様子を伝えたり、他事業所職員や他職種から支援に必要な情報を収集している。また、関係の他事業所から子どもの様子を見学に来たいなどの申し出も受け入れている。事業所側も、生活上に途切れのない支援がおこなわれるよう、積極的な関係機関との連携に努めている。
2.【食事の支援がある事業所のみ】子どもが食事を楽しめるよう支援を行っている
- 食事時間が楽しいひとときとなるよう環境を整えている
- 子どもの状態やペースに合った食事となるよう、必要な支援(見守り、声かけ、食の形態や用具の工夫等)を行っている
- 子どもが安全に食事をとれるよう取り組みを行っている
- 食物アレルギーや疾患等については、医師の指示に従い、対応している
- 食についての関心を深めるための取り組みを行っている
- 子どもの状況をふまえ家庭での食事について助言を行っている
【講評】
班活動の中で話し合っておやつのメニューを決め、楽しくおやつを食べている
毎日のおやつのメニューは班活動の中で話し合って決めている。おやつはせんべいなどの菓子類の時もあるが、豚丼、ラーメン、お好み焼き、キーマカレーなど軽食のようなメニューも多い。手作りのおやつは主に職員が作り、月1回程度はお好み焼きなどを子どもたちが作ることもある。食べる時は班ごとのテーブルとイスに分かれて着席し、班長の「手を洗いに行きます」「いただきます」のどの声かけで、行動したり食べ始めたりしている。台拭きでテーブルを拭く、麦茶を注ぐ、おやつを運ぶなどは子どもたちが担当し、職員が必要な援助をしている。
子どもの状態に合わせたおやつや食事に気を配り、安全に食べられるようにしている
それぞれの子どもの食事の形態や状況、留意点などを打ち合わせで確認して共有し、小さく刻みを入れたり、一口大にして提供したり、手を支える援助が必要な子どもには、支えるなどの配慮をしている。練習用の箸や必要なスプーンなどの個々に合わせた食具を用意している。食事を一度に口に詰め込み過ぎて食べる子どもや、誤嚥などに気を付ける必要がある子どもには、注意を払い、傍にいて声をかけている。カロリー制限がある子どもに配慮して、ケーキを作る時には油を使用しない蒸しケーキを作るなどしている。
月1回は夕食会を実施して、家族ではない人たちと食事に必要な経験をして食べている
食への関心を高めるために、おやつのお菓子を買いにスーパーに行ったり、月1回、ホットケーキなどのおやつ作りをしている。また、月1回は夕食会を実施して、家庭ではない場所で家族ではない人と一緒に食事をすることや、自分で食器を運んだり、食事の盛り付けをしたり、下膳、掃除など、食事に必要な経験をする機会にしている。鉄板焼きなど肉類や野菜などを目の前で焼きながら食べる経験もしている。夕食会では家庭では好き嫌いして食べないものでも、皆と食べると食べたりしているので、食べたことを保護者に伝えて喜ばれている。
3.子ども一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
- 身の回りのことは自分で行えるよう、必要な支援を行っている
- 基本的な生活習慣や社会生活上のルール等 (あいさつ、マナー、交通ルール等)を身につけられるよう支援を行っている
- 集団活動を取り入れるなど、子どもの心身の発達や社会性が育つよう支援を行っている
- 一人ひとりの有する能力を活かせるよう個別のプログラムを実施している
- 送迎は、子どもと保護者等の状況に応じて送迎方法を検討し、行っている
【講評】
子どもが身の回りのことを自分でやろうとする気持ちを育んでいる
子どもが自分でやろうとする気持ちを育むことを大事にしている。脱いだ靴を靴箱にしまう、上着をハンガーにかける、こぼれたお茶を雑巾で拭くなどの細かなことも、大人が先回りしなうようにして、見守りながら、その子に必要な働きかけをしている。年上の子どもの様子を見て、真似て行動することや、年上の子どもが年下の子どもの困っている姿に気づき、手伝う姿が見られた時には、できたことを褒めたり、労いの言葉をかけたりしている。
社会スキルやマナーの獲得を支援している
手洗いは来所時やトイレ使用の後、おやつ時にしているが、繰り返すことで、ほとんど身に付いてきている。自分からやろうとしないような時には促したり、一緒に洗ったりしている。来所時には「ただいま」、おやつを食べる時には「いただきます」、帰りの会では皆で「さようなら」の挨拶をして、生活スキルやマナーが身に付くよう支援している。地域の公園やプールなどへ行く時には、道路の歩き方や横断歩道の渡り方、自転車に気を付けるなどの交通ルールを知らせ、社会スキルの獲得を支援している。
班活動や集団活動をして、仲間とすることの楽しさを経験できるようにしている
来所後は、各自好きなことやしたいことをして部屋遊びや外遊びなどで過ごしている。16時になると、集団活動の始まりの合図として、ベルをならし、子どもたちが舞台に集まり、読み聞かせをしている。その後は班に分かれておやつを食べ、日記を書いた後、班ごとに皆で掃除をする日、あるいは、おやつの後、伝言ゲームや大縄跳びなどの集団遊び、散歩、誕生会などの行事、おやつメニューの話し合いなどの集団活動の日を設けている。17時40分頃には集まってお帰りの会を開き、皆で手遊びや歌を歌ったりして、さようならの挨拶をしている。
4.子どもの健康を維持するための支援を行っている
- 子どもの健康状態について、保護者や医療機関等から必要な情報を収集している
- 子どもの状態に応じた健康管理を行い、体調変化に速やかに対応できる体制を整えている
【講評】
子どもの健康状態について、保護者から情報をもらい、把握して支援している
入所時に、保護者に利用登録書やアレルギー調査票、てんかんについてのアンケートに記入してもらい、さらに、面談して子どもの健康状態や障害の情報を収集し、把握している。来所時や帰宅前には、目視により顔色や様子、傷・アザの有無などの健康観察をおこない、いつもと様子が違うような時には、検温をするなどして、保護者に連絡している。また、毎回持参する連絡帳に、子どもの体調や様子などを保護者に記入してもらい、確認し参考にして保育している。
緊急連絡先やかかりつけ病院を把握して、体調の変化に対応できる体制を整えている
重要事項説明書に緊急時の対応について明記し、契約時に保護者に説明している。その際、かかりつけの病院や担当医師、緊急連絡先なども記入してもらい、把握している。子どもの容態に変化があれば、保護者に連絡して迎えに来てもらうことにしているが、急変の場合は、主治医や協力医療機関などに連絡して必要な処置をすることにし、緊急を要すると判断した場合には、救急車の要請をすることにしている。
5.子どもの主体性を尊重し、施設での生活が楽しく快適になるような取り組みを行っている
- 日常生活の支援は子どもの主体性を尊重して行っている
- 子どもが安心して活動できるよう、状況に応じて室内の環境を工夫している
- 子どもの状況や希望に沿って、多様な体験ができるようにしている
- 子どもの状況に応じて利用日や利用時間を設定している
【講評】
子どものやろうと思う気持ちに寄り添い、可能な限り実現させるようにしている
自分で遊びたい遊びをすること、自分のことは自分ですることを方針としている。大人は子どもの興味があることに寄り添い、一緒に遊び込めるようにしている。基本的に、来所して身支度をした後は自分の好きな遊びをする時間にしている。子どもから、地域の公園や高層商業施設の展望台に行きたい、外遊びやおやつの買い物に行きたいなどの希望が出た場合には、職員体制により、可能な限りの子どもの人数を決め、行きたい子ども、体調面で出かけても大丈夫な子どもなどを考慮しながら、子どもの思いを実現させている。
好きなもので遊べて、安心できる居場所を提供している
活動する部屋の玩具棚には、プラレールやブロック、楽器(太鼓・鍵盤ハーモニカ、ウクレレなど)、ぬいぐるみ、縄跳びなどが用意してあり、自由に使えるようにしている。玩具棚付近にはこたつを用意し、ゆったりと寝そべったりできるベットのようなマット、テーブルとイスなどの静的な遊びができる場所を作っている。活動的に遊べる空間も確保している。そのほか、マット2つをつなげた大きさ程の舞台、廊下を挟んで図書室を設置して、子どもが好きな場所で安心して遊べるようにしている。
お楽しみ会や水族館・博物館見学、誕生会などの行事、買い物体験などを取り入れている
月1回夕食会を開いて、盛り付けなど食事に必要な経験を取り入れながら、利用児や職員が一緒に楽しく夕食を食べている。おやつの買い物に行く経験もしている。夏は公立のプールに行っている。公園や水族館、博物館などへ電車に乗って出かける経験も取り入れている。新入生歓迎会やハロウィン、クリスマス会などのお楽しみ会、利用児の誕生会などの行事、ひかりフェスタなど法人全体の行事にも参加して、さまざまな経験ができるようにしている。
6.家族との交流・連携を図り支援を行っている
- 子どものサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、支援に活かしている
- 家族の意見や要望を活かした支援を行っている
- 家族の状況に配慮し、相談対応や支援を行っている
- 子どもや家族に合った療育方法等について助言している
【講評】
子どもに関する情報を送迎時に口頭で、あるいは連絡帳で伝えて共有している
送迎サービスは週1回程度あるが、利用希望者は少ない状況である。来所時は学校のスクールバスの乗り降り場まで職員が迎えに行き、降所時は保護者が迎えに来たりしている。送迎ともに保護者がしている子どももいるので、送迎時に保護者と顔を合わせて子どもに関する情報を伝え合い、共有している。会えない場合でも、連絡帳で伝え合っている。子どもに関する情報や口頭あるいは連絡帳、メールで寄せられた意見や要望などを、必要に応じてコピーするなどし、打ち合わせや終礼などで職員間で共有し、支援に活かしている。
保護者から寄せられる情報や意見などは職員間で共有し、活かして支援している
保護者は法人の考え方や取り組みに賛同して会員になり、運営面でも協力し合っている。そのため、職員と保護者、保護者同士の距離が近く、「一緒に育てる・育ちあう」という意識を持って子どもと接している。保護者との懇親会は年2~3回開催され、保護者が計画して、保護者と職員とで食事会の形式で実施している。職員アンケートでは、事業所の良い点として、「保護者と関わる機会があり、保護者との交流を深めている」などのコメントが寄せられていた。
保護者の療育方針を尊重して対応し、意見を求められた時には助言をしている
個別支援計画作成に向けた保護者面談を6か月に1回実施して、家庭での子どもの様子や悩み事などを聴いている。その他にも、いつでも施設長や常勤職員が相談に応じている。保護者の療育の方針を尊重することを大切にしており、保護者の話しをじっくり聴くようにし、意見を求められた時には伝えている。相談内容により、同じ法人内の相談支援に相談してみることを伝えたり紹介したりしている。
7.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域の情報を収集し、子どもの状況に応じて提供している
- 必要に応じて、子どもが地域の資源を利用し、多様な体験や交流ができるよう支援を行っている
【講評】
地域の商店や展望台、公園などに買い物や散歩などに出掛けている
すぐ近くに賑やかな商店街があるという施設の立地環境により、近隣のスーパーに買い物に出かけている。また、天候の良い日は地域の公園へ散歩に行くなど、積極的に地域に出て、地域の方々とのふれあいの機会を多く設けている。地域のランドマークになっている高層商業施設の展望台に行き眺望を楽しんでいる。店の中や展望台では、大きな声を出さないことや、他の人と一緒に見たりすることなど、公共マナーを取得する機会になっている。夏場には公立のプールに行き、遊んでいる。
地域の商店街や住民の方々の協力を得て、お祭りやコンサートなどを開催している
法人主催で、地域の商店街振興組合や他社会福祉法人、会社やお店などの協力を得て、当事業所の在る建物横のふれあい広場でおまつり(今年は「ひかりフェスタ」)を開催し、模擬店やステージ発表、買い物、手作りコーナーなどを実施し、子ども・家族・ボランティアも含めて、地域の方々とともに楽しむ機会を作っている。また、法人として、毎年「わんぱくコンサート」を開催して、プロの歌手のコンサートを企画し、区民の方々にも参加を呼びかけて約千名ほど参加があり、皆で音楽を楽しんでいる。
区主催の「ふれあいフェスタ」に積極的に参加している
区主催の「せたがや区民ふれあいフェスタ」が毎年12月頃に、区役所中庭と区民会館で開催されるので、法人として参加して、焼きそばの模擬店を出店している。区民会館でおこなわれる団体発表では子どもたちが大好きな曲の踊りを披露して、団体紹介もしている。区民会館ホールの作品発表にも当事業所の子どもたちの作品を出展して、1週間ほど展示してもらっている。法人全体で、地域に仲間の輪を広げていくこと、そして、誰もが生き生きと笑顔で生活できる地域を創ることに取り組んでいる。
【講評】
個人情報の取り扱いについて説明し、同意を得ている
契約書の第9条に〈正当な理由なく他事業者及び第三者に漏らしません。この秘密保持は契約終了後も同様です〉と明記している。また、重要事項説明書にも守秘義務について、「正当な理由がある場合を除き第三者に開示することはありません」と明記しており、これらの内容を契約時に保護者に説明し、同意を得ている。保護者にはアンケートを使って、個別支援計画作成のための関係機関との連携・紹介、緊急時の医師への情報提供、事故発生時の行政機関への情報提供、季刊誌への写真や名前の記載について、個人情報提供の同意を得ている。
子どものプライバシー保護や羞恥心への配慮をしている
「職員倫理綱領」には、〈利用者のプライバシーを守ります〉と明記し、これに則った支援に努めている。子どもが聴いているところで、その子どものことを話したり、他の子どものことを話したりしないようにしている。排泄や更衣の介助は、同性介助を基本としている。また、排泄などの個々の事情については大きな声で話をしないようにし、子どもの羞恥心に配慮している。来所後には、学校の制服を着替えて、普段着になり過ごしているため、更衣スペースを設け、異性の目に触れないようにしている。
強制的な働きかけはせず、子どもが自分の意志で選択しやすい選択肢を設けている
緊急時を除いて、強制するような働きかけはせず、子どもが「ノー」と言える機会を設けている。子どもの特性や性格を把握し理解し、声かけや誘いかけをして、子どもが理解しやすいように、言葉や写真、絵カードなどを使って選択肢を提供し、個々の子どもが意思を表明しやすいよう工夫している。また、子ども同士のケンカなどについては、常に目が行き届くように職員を配置し、見られた様子や気づいたことを終礼で報告し、今後の対応などを話し合い、必要な場合、ヒヤリハットや事故報告に記録して職員間で共有している。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、子どもや保護者の同意を得るようにしている
- 日常の支援の中で、子どものプライバシーに配慮した支援を行っている
- 子どもの羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(子どもが「ノー」と言える機会を設けている)
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
- 施設内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】
法人共通のマニュアルや事業所独自の手順書などを作成している
法人共通の「事故・災害時対応マニュアル」「感染症予防・衛生管理マニュアル」「防災関係マニュアル」などを整備している。そのほか、事業所独自の「活動の流れと留意すること(通常保育版)」と「活動の流れと留意すること(1日保育版)」も作成している。事業所独自の手順書は年度末に、翌年度の計画を立てる際に確認し、必要に応じて見直ししている。法人共通のマニュアルについては、毎月実施している施設長会議などで、必要に応じて見直ししている。これらのマニュアルは、事務室内に保管し、いつでも手に取って確認できるようにしている。
職員や保護者から寄せられる意見を検討して、よりよい支援ができるように見直している
職員の意見や保護者の「自己評価アンケート」で寄せられた意見などを基に、業務内容や活動について見直しが必要であると判断した場合には見直ししている。例えば、子どもの活動内容について、毎日、おやつ・日記・掃除の班活動の後に集団活動を実施していたが、落ち着いてじっくり取り組めるようにと考えて、おやつ・日記・掃除の班活動の日とおやつ・集団活動の日に分けて、週1回以上班活動の日、その他を集団活動の日にすることに変更した。事務室内の書類等の整理整頓について意見が寄せられたため、事務室内の環境整備を実施した。
さまざまな研修に参加し、職員の支援の幅を広げている
利用児の抱えている障害はさまざまであるため、より良い支援に向けて、積極的に外部研修に参加している。都立心身障害者口腔保健センター主催の歯科衛生士が講師の「おいしく楽しく安全に~障害のあるこどもの食べる機能を育てる~」に参加し、口腔ケアについて学んでいる。〈障害者権利条約実現の焦点と課題〉をテーマにした「全国障害者問題研究会」の全国大会に参加し、療育のスキル向上につなげている。また、他法人主催の「当事者と家族の困りごと~行動障害と対処の事例~」などに参加し、難病を持つ子どもと保護者の理解を深めている。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
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評価情報
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【講評】
法人全体の計画などを職員・保護者に周知し、ビジョンなどの理解の浸透を図っている
法人総会で、法人全体の計画について説明し、法人の目指すビジョンについて職員・保護者に周知している。また、月1回の理事会で話し合われた内容が、施設長会で周知され、その後、各施設に伝達されている。法人学習会(年3回)を実施しており、法人が大切にしていることへの理解の浸透を図っている。毎日の終礼で、保育のあり方について情報共有している。これらの取り組みを通して、法人・事業所の理念の具現化に組織一丸となって取り組んでいる。
現場職員の意見が法人理事会に反映され、職員のやる気につながっている
法人は33年前の1987年に学童クラブとして発足し、現在7つの事業を運営している。2か月ごとに「合同職員会議」を開催し、法人内全職員が参加し、現場の問題課題などについて話し合っている。話し合われた内容を、職員の代表である「職員長」が法人理事会へ挙げる仕組みがある。職員長は理事の一人でもある。また、現場から挙がった課題などは、施設長会議を通して、法人の理事会に挙げられる。このような仕組みがあるため、職員の経営への参画意識が高く、職員のやる気向上に大きく寄与している。
アルバイトスタッフとのコミュニケーションの良好に取られている
法人理事会で決定された内容は、合同職員会を通して、全職員へ周知される。必要に応じて、ミーティングなどを通して、アルバイトスタッフにも周知される。日々の職員間の情報共有はボードを活用し、出勤時必ずボードをみることを義務づけている。小規模の職員集団であるため、何かあったらすぐに報告、相談できる。アルバイトスタッフも設立時から勤務しているため、利用者や当事業所の活動方針などへの理解が十分にされている。職員アンケートでは「職員・スタッフ全体のコミュニケーションが良く取れている」などのコメントが寄せられていた。