評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)共に生きる
2)感じる:相手の立場に立ち、その思いに共感します
3)創る:利用者の自立を支援し、その自己実現を目指します
4)つながる:様々な立場の人と誠実に協働します
5)その人らしい自立と社会参加の促進
職員に求めている人材像や役割
・地域の中で生活し続けることを目標にケースワークできる人材
・その人らしい生活、訓練後の生活をイメージしながら柔軟に支援できる人材
・利用者を中心としたチームアプローチができる人材
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
・医療職で構成されているため、地域障害福祉に携わる人材として、施策、地域の特性やサービス知識を持つこと
・スペシャリストであり、ジェネラリストであること
全体の評価講評
特によいと思う点
事業所は区内で唯一の自立訓練(機能訓練)事業所であり、地域のニーズに応えている。「あなたらしい自立と社会参加を支援します」というモットーに基づき、個別支援計画に基づいた支援を実践している。計画は、利用者および職員がいつでも確認できるよう整備し、支援の方向性を共有している。サービス提供記録には、計画に沿って実施した具体的な支援内容や利用者の反応を記載している。リハビリ専門職が中心となり、障害特性に応じた支援を検討し、スタッフ間で情報共有を行いながら、利用者一人ひとりに必要な機能訓練を提供している。
利用者が周囲の人と良好な関係を築けるよう、活動参加や社会参加の機会を設けている。同一建物内にある地域活動支援センターや、地域イベントへの参加を企画し、他者との関わりを通じて対人スキルの向上を図っている。地域活動支援センターが実施する講座や教室、サロン活動への参加を促し、申込みの練習から支援している。また、利用者とともに「外出計画書」を作成し、喫茶店や図書館などへの外出を実施し、社会生活に必要な力を養っている。施設内行事についても「行事計画書」を作成し、職員間で支援方針を共有したうえで実施している。
自立訓練事業においては、サービス利用期間が18ヵ月と限られている中でも、サービス終了後の不安に配慮し、きめ細かなフォローアップ体制を確立している。終了後は原則6か月間のフォローアップ期間を設け、電話や訪問による定期的な状況確認を行っているほか、専門相談機関の案内や利用可能な事業所情報の提供など、次の生活段階へ円滑に移行できる支援を行っている。また、「ここはいつでも来てよい場所であり、相談できる場所である」と伝えることで、利用者・家族が孤立感を抱かず、安心して地域生活を継続できる関係づくりが行われている。
さらなる改善が望まれる点
事業所は、地域でリハビリを必要とする人のニーズに応えているが、利用率の安定化と新規利用者の確保が課題となっている。そのため、広報活動の強化や病院・関係機関との連携を進めている。ケアマネジャーや回復期リハビリ病院からの紹介につながるよう働きかけ、退院直後だけでなく生活が落ち着いた時期にも利用できることを伝えている。さらに、訪問看護や訪問リハ事業所にも情報提供を行っている。これらの取り組みを継続し、自立訓練事業の意義を広く伝え、より多くの利用者に活用されることが期待される。
事業所には理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などの専門職が配置されており、外部研修にも積極的に参加して専門性を高めている。一方で、医学的リハビリに加えて社会的リハビリの視点も求められており、ジェネラリスト的人材の育成が課題となっている。当事業所は地域活動支援センターと同一建物内にあり、多様な活動プログラムや生活支援の取り組みを活用しやすい環境にある。共同イベントを通じて他職種との相互理解も深める機会もある。こうした環境を活かし、利用者を社会とつなぐ視点を持った人材育成を一層進めていくことが期待される。
法人作成の手順書や指針等をパソコンで管理し、職員が必要に応じて閲覧できる体制を整えている。一方で、事業所独自に作成した緊急時対応マニュアルや個別支援計画策定手順、業務分担表等については、職員個々にファイルを配布し身近で確認できる工夫がなされているものの、その管理・活用状況に職員間でばらつきが見られている。中には他の資料と混在して綴じられ、必要な時に確認しづらく、結果として十分に活用されていないケースもある。今後は、整理方法や保管ルールを明確にし、誰もが同じ形で管理・活用できる仕組みづくりが求められる。
事業者が特に力を入れている取り組み
事業所では、自立支援協議会等を通じて地域のニーズを把握している。施設長は相談部会の部会長を担い、現場の課題や制度動向も直接収集している。また、広報誌など各種発行物を通じて活動内容を積極的に発信するとともに、見学を随時受け入れている。三者連絡協議会において事業報告を行うなど、透明性の高い運営に努めている。作業療法士養成校や社会福祉士養成校の実習生の受け入れを行っている。区立施設という特性を活かし、行政や福祉関係機関から情報を得ながら地域ネットワークにも参画し、共通課題に協働して取り組める体制を整えている。
事業所では、利用率の安定化と新規利用者の獲得に向けた広報・連携活動に特に力を入れている。事業所向け説明会を実施し、自立訓練(機能訓練)の内容や支援の特徴を丁寧に伝えるとともに、回復期リハビリテーション病院や相談支援専門員、介護支援専門員の職能団体連絡会等へ積極的に出向き、顔の見える関係づくりに取り組んでいる。また、区の障害者向けサービス一覧への情報提供、自立訓練のリーフレット配布など、多様な媒体を活用した情報発信を行っている。
事業所では、「訓練の場」であると同時に「安心して通える居場所」として位置づけ、まずは利用者が安心して過ごせる環境づくりを行い、その上で徐々に訓練プログラムへと結びつけている。利用者が前向きに訓練へ取り組めるよう、本人の興味や関心を丁寧に把握するとともに、目標達成までのプロセスを分かりやすく説明し、本人が納得したうえで選択できるようにしている。さらに、活動内容の組み立てにも主体的に関われるようにし、利用者が現在できることや、今後の可能性について丁寧にアセスメントし、その人らしさを発揮できるよう支援している。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:利用者全員を対象とした。
- 調査方法:アンケート方式
事業所から調査票を配付し、記入後は返信用封筒に封入のうえ、直接評価機関へ返送する形式とした。 - 有効回答者数/利用者総数:7/10(回答率 70.0% )
調査対象者10名のうち、7名から回答を得ることができた。 満足度の高い項目として、「利用者は困ったときに支援を受けているか」「職員の接遇・態度は適切か」「事業所の設備は安心して使えるか」「利用者のプライバシーは守られているか」「事業所の設備は安心して使えるか」などがあげられる。
総合的な満足度では、回答者全員が「大変満足、満足」と回答している。また、「毎回丁寧に対応していただいていると感じます」「利用期間をなくしてもらえるととても助かります」などのコメントがあがっている。
アンケート結果
4~17は選択式の質問のため、該当項目のみ掲載しています。
1.利用者は困ったときに支援を受けているか
回答者全員が「はい」と回答している。利用者は困った時に適切な支援を受けられている様子がうかがえる。
2.事業所の設備は安心して使えるか
6名が「はい」と回答している。設備が安全に整備され、安心して利用できている様子がうかがえる。
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか
2名が「はい」、5名が「どちらともいえない」と回答している。利用者同士の関わりについては、楽しさの感じ方に差がみられる様子がうかがえる。
5.【自立訓練(機能訓練)】
事業所での活動が生活する力の向上に役立っているか
4名が「はい」、3名が「どちらともいえない」と回答している。事業所での活動が一定程度生活する力の向上に役立っている様子がうかがえる。
18.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
6名が「はい」と回答している。施設内の清掃や整理整頓が行き届き、清潔な環境が保たれている様子がうかがえる。
19.職員の接遇・態度は適切か
回答者全員が「はい」と回答している。職員の接遇や態度が丁寧で適切に保たれている様子がうかがえる。
20.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
6名が「はい」と回答している。体調不良やけがの際にも、職員の対応が的確で信頼できる様子がうかがえる。
21.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
5名が「はい」と回答している。利用者間のトラブルにも概ね適切に対応している様子がうかがえる。
22.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
6名が「はい」、1名が「どちらともいえない」と回答している。利用者の気持ちを尊重した対応が日常的に行われている様子がうかがえる。
23.利用者のプライバシーは守られているか
6名が「はい」、1名が「どちらともいえない」と回答している。利用者のプライバシーが十分に配慮され、守られている様子がうかがえる。
24.個別の計画作成時に、利用者の状況や要望を聞かれているか
6名が「はい」と回答している。利用者の状況や要望を丁寧に聞き取る姿勢が定着している様子がうかがえる。
25.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
6名が「はい」と回答している。職員によるサービス内容の説明が分かりやすく行われている様子がうかがえる。
26.利用者の不満や要望は対応されているか
6名が「はい」と回答している。利用者からの不満や要望にも丁寧に対応している様子がうかがえる。
27.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
5名が「はい」、1名が「いいえ」と回答している。 「わからないです」などのコメントがあがっている。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
意向調査等で利用者のニーズを把握し、面談を通じて職員の意向を聞き取っている
事業所では、利用者のニーズを把握するため、毎年意向調査を実施するとともに、定期的に第三者評価を受審している。また、職員の意向把握にも力を入れており、施設長が全職員と毎年個人面談を実施している。常勤職員は12月、非常勤職員は契約更新前に面談している。キャリアプランに関する希望や異動意向、業務上の配慮事項などを丁寧に聞き取り、可能限り反映できるように努めている。
自立支援協議会等を通じて地域のニーズを把握し、必要な対策を検討している
事業所では、自立支援協議会等を通じて地域のニーズを把握している。施設長は相談部会の部会長を担い、現場の課題や制度動向も直接収集している。また、厚生労働省や東京都、港区からの通知、区の福祉計画等についても確認している。自立訓練(機能訓練)では利用者減少が課題となっており、事業者説明会を開催し、訓練目的を丁寧に説明している。これらの状況は朝ミーティングや自立訓練担当者会議、業務調整会議において職員間で共有し、必要な対策を検討している。
事業計画に重点項目や目標値を掲げており、進捗状況も確認している
事業所では、区および法人の中・長期的な展望を踏まえた運営を基本とし、事業計画を策定している。事業計画では、機能訓練分野において「自立訓練(機能訓練)の適正運営」「多様化する福祉ニーズに応えられる人材育成」等を重点事項として掲げ、目標値も設定している。計画の進捗状況は、自立訓練担当者会議や業務調整会議において確認している。施設長が機能訓練、相談支援、地域活動支援センター事業を兼務しているため、各事業の情報や地域ニーズを横断的に把握しやすく、実効性の高い計画につなげている。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
毎年、職員全員が受講する研修で守るべきことを周知し、苦情解決の仕組みも整っている
事業所では、職員が守るべき法令・規範・倫理について全職員の理解が深まるよう、毎年必須の職員研修を実施している。当日参加できない職員にも受講できるよう、研修内容を録画して共有している。また、苦情解決の仕組みについては重要事項説明書に明記し、利用開始時に利用者や家族へ丁寧に説明するとともに、事業者以外の相談先も利用できることを伝えている。さらに、苦情解決委員会を設置し、利用者の意見・要望・苦情を「利用者の声」として受け付け、組織的に速やかに対応する体制を整えている。
虐待委員会を設置し、職員研修やチェックリストの実施などの取り組みを実施している
事業所では、虐待防止委員会を設置し、研修の実施や虐待防止チェックリストを活用したセルフチェックを定期的に行い、その結果を振り返ることで職員が日常の支援を見直す機会を設けている。また、虐待防止責任者や担当者を選任し、通報時の対応手順を掲示している。職員研修では施設長から虐待通報の必要性を繰り返し伝え、委員が外部研修を受講して得た知識を内部研修に反映させることで理解の向上を図っている。万が一、虐待の疑いがある情報を把握した場合には、港区障害者福祉課と連携しながら適切に対応できる体制を整えている。
透明性の高い運営に努めており、実習生やボランティアを幅広く受け入れている
事業所では、広報誌など各種発行物を通じて活動内容を積極的に発信するとともに、見学を随時受け入れている。三者連絡協議会において事業報告を行うなど、透明性の高い運営に努めている。また、作業療法士養成校や社会福祉士養成校の実習生の受け入れを行うほか、夏祭りや秋祭りなどの行事では地域ボランティアの参加を得ており、地域との交流を深めている。区立施設という特性を活かし、行政や福祉関係機関から情報を得ながら地域ネットワークにも参画し、共通課題に協働して取り組める体制を整えている。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
自然災害や感染症発生時を想定した事業継続計画を作成し、訓練を重ねている
事業所では、自然災害および感染症発生時に対応した事業継続計画(BCP)を策定している。計画では、発災直後から事業再開までの流れを整理するとともに、基本方針や推進体制、リスクの把握、優先業務の選定、研修・訓練の実施、BCPの検証・見直し、他施設や地域との連携、復旧対応などを具体的に定めている。また、徒歩参集訓練を含む各種防災訓練を実施し、その結果を防災訓練実施結果表で振り返り、次回の訓練や計画の改善に活かしている。また、安全委員会や福祉避難所運営委員会も設置されており、必要な対策を検討している。
小さな事象もリスクと捉え、ヒヤリハット事例を洗い出し、再発防止を徹底している
法人のリスクマネジメント規程に基づき、事故や感染症などの要因分析を行っている。日常的に不適合サービスやヒヤリハット事例を洗い出し、部門ごとに内容を分析して再発防止策を検討している。小さな事象であってもリスクとして捉え、早期に改善を図る姿勢を共有している。また、毎年開催する苦情解決第三者委員会では、障害保健福祉センター全体のヒヤリハットや事故、苦情・意見の状況を報告し、外部委員からの助言を改善に活かしている。さらに、衛生委員会、安全委員会、看護師会が中心となり、感染症対策や災害時対応について検討している。
個人情報の適切な取り扱いを徹底し、情報漏洩対策も講じている
利用契約時に、個人情報保護同意書を取り交わし、利用者や家族に説明している。情報管理については港区の情報セキュリティ基準に準じて運用し、文書管理会議において文書の保管期間や廃棄方法などのルールを定め、毎年適切に管理・運用している。紙媒体は書庫で保管するとともに、必要に応じてサーバ上でも管理し、関係職員が必要なときに活用できるよう整理している。また、アクセス権限を設定するほか、個人情報の持ち出しは専用のUSBやSDカードに限定し、持ち出し時には役職者の承認を必要とするなど、情報漏えい対策を講じている。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
多方面から必要な人材の採用に努めており、育成と評価、処遇を連動させている
事業所が求める人材を確保するため、ハローワークの活用に加え、民間人材紹介会社の利用や職員紹介促進制度、法人全体での採用活動など多方面から採用に取り組んでいる。また、人材開発制度に基づき年末に全職員との面接を実施し、本人の希望や適性を確認したうえで配置転換や異動に反映させるとともに、個別のキャリアプランについても丁寧に話し合っている。さらに、職員の能力や業務成果を評価し、その結果を踏まえて年度末に常務理事と施設長の合議により処遇を決定している。人材育成と評価、処遇が連動する仕組みを作っている。
職員が必要な研修を受講できるようにしており、外部研修を通じて専門性を高めている
職員の意向や経験、職務内容等を踏まえ、多様な研修機会を設けている。常勤・非常勤を問わず外部研修への参加も促している。また、教育委員会を設置し、組織的に内部研修の企画・実施を行っている。外部研修受講後には報告書の提出を求め、学んだ内容を職員全体で共有している。外部研修では「精神保健福祉関連の法制度に関する基礎知識」「精神疾患の理解と対応」「障害の理解と相談支援」など専門性向上に資する内容を受講している。内部研修では虐待防止、感染症対策、ハラスメント対策など、職員に必要なテーマを取り上げている。
職員の健康状態やストレスへのケアに努めており、風通しの良い職場づくりを進めている
事業所では、職員の勤務状況を把握するとともに、職員の健康状態やストレスへのケアに努めている。また、年末には施設長による個別面接を行い、働き方や業務上の課題、職員の意向を確認しながら働きがい向上につなげている。職場内では、縦横の関係において報告・連絡・相談を大切にし、日常的に情報共有と連携が図られる体制を整えている。さらに、毎朝のミーティングや毎月の定例ミーティングで意見交換の機会を設けるほか、必要に応じて随時話し合いを行い、年齢や経験に関わらず意見を出し合える風通しの良い職場づくりに取り組んでいる。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
【課題・目標】
自立訓練(機能訓練)の適正運営:利用率の安定化と新規利用者獲得(月平均85件、年間1020件を目標)
【取り組みと結果の検証】
・令和6年度報酬改定に伴う、契約書類の改訂 → 令和6年度報酬改定に伴う対応を完了した
・リハビリテーション加算の算定準備、届出 → 令和6年7月1日からリハビリテーション加算の算定を開始した
・令和6年10月1日付で事業者指定の更新の届出 → 令和6年10月1日付で、令和12年9月30日までの事業者指定の更新を受けた
・新規利用者獲得のため、事業所向け説明会を開催 → 月平均84件、年間1008件と目標にわずかに届かなかった。令和6年度 新規利用者5名
【今後の方向性】
・令和7年度の重点課題も自立訓練(機能訓練)の適正運営とした。
・令和6年度に算定を開始したリハビリテーション加算の要件など、法令に基づいた適正な対応を引き続き行う。また、利用者増を目指し、広報活動を行う。従来の事業所説明会に加え、回復期リハビリテーション病院や、相談支援専門員、介護支援専門員の職能団体の連絡会等に出向き、顔の見える関係の構築を図ることを目標とした。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
事業所では、令和6年度報酬改定について不備のないよう対応することを目的とした。また、令和5年度の実地指導の内容を踏まえ、算定可能な加算については必要な記録等を整えて請求するという指摘を受けたのでの対応も行うことが必要であった。さらに、令和6年9月30日をもって事業者指定の有効期限を迎えるため更新手続きを行うとともに、区独自のやり方から法に基づく適正運営をする必要性が高まったため、上記の目標を設定した。
具体的には、自立訓練(機能訓練)の適正運営を目指し、利用率の安定化と新規利用者獲得に取り組んだ。報酬改定に伴う契約書類の改訂やリハビリテーション加算の届出、事業者指定更新を行い、事業所向け説明会も開催した。その結果、月平均84件、年間1008件で目標にはわずかに届かなかったが、新規利用者5名を受け入れ、制度対応も完了した。今後は広報活動を強化し、病院や関係団体との連携を深め利用者増を図ることとしている。
課題・目標の設定(Plan)→具体的な取り組みの実施(Do)→取り組み結果の検証(Check)→今後の取り組みへの反映(Action)という、PDCAサイクルに沿った運営を行っている。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
【課題・目標】
自立訓練事業の支援プロセスの構築:標準的なアセスメントの導入とそれを活用したサービス提供体制の整備、および事例検討会の実施
【取り組みと結果の検証】
・標準利用期間の支援の流れの視覚化、訓練内容の具体化ができるよう、事例検討を実施 → 事例検討会実施(7事例)
・多職種共通のアセスメントとして導入した社会生活自立度評価SIMと認知関連行動アセスメントCBAを基に、「就労等の社会参加」「地域活動などの社会参加」「生活の充実と活動参加」に目的別のゴールを設定し、支援プロセスの大枠の流れを整理 → 標準的アセスメントを活用したサービス提供プロセスを整理した。
【今後の方向性】
令和7年度は、構築した支援プロセスに沿ったプログラムを企画し、支援を実施し、SIM(社会生活自立度評価)の結果を公表し、生活期のリハビリテーションとしての自立訓練(機能訓練)の有用性を示す。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
事業所では、令和5年度に社会生活自立度評価SIM、認知関連行動アセスメントCBA等の標準的アセスメントを導入したが、支援プロセスを構築するまでには至っておらず、課題であった。また、令和6年度は、事例を十分検討して個別支援計画書に反映させ、標準利用期間の視覚化や訓練内容の具体化を図り、生活期のリハビリテーションとしての自立訓練(機能訓練)の有用性を明確化することも必要であり、上記の目標を設定した。
具体的には、標準的アセスメントの導入と事例検討を進めた。標準利用期間の支援の流れを視覚化し、SIM(社会生活自立度評価)やCBA(認知関連行動アセスメント)を活用して、「就労等の社会参加」「地域活動への参加」「生活の充実」など目的別のゴールを設定し、支援の大枠を整理した。7事例の検討を通じてサービス提供プロセスを明確化し、今後はこのプロセスに基づくプログラムを実施し、SIMの結果を公表して自立訓練の有用性を示していく。
課題・目標の設定(Plan)→具体的な取り組みの実施(Do)→取り組み結果の検証(Check)→今後の取り組みへの反映(Action)という、PDCAサイクルに沿った運営を行っている。
サービス分析結果
【講評】
事業所情報は区のサービス一覧、リーフレット等で区内に広く提供している
事業所情報は、区の「障害者のためのサービス一覧」への掲載に加え、リーフレットを作成して区内の医療機関や公共図書館、いきいきプラザなど、多くの人が集まる場所に広く設置している。リーフレットには、利用までの流れや支援プログラムの内容等が分かりやすく整理されている。また、「自立訓練を始めると、こんないいことがあります!」というキャッチフレーズを用いたチラシを作成し、図や絵なども活用して、読み手に配慮した分かりやすい情報提供となっている。
区内の連絡会への参加や事業所説明会を通じて、顔の見える関係づくりを図っている
毎月、区に報告書を提出して事業所の状況を報告している。また、区の障害者地域自立支援協議会や相談支援事業所連絡会に参加しているほか、回復期リハビリテーション病院や介護支援専門員連絡会にも出向き、顔の見える関係づくりを図っている。さらに年3回程度、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、病院、特別支援学校等の関係機関に向けた事業所説明会を実施している。参加しやすいよう、3日間の開催期間を設け、シフト制で勤務するスタッフにも配慮し、1か月以上前から周知するなど、多くの方が参加できるよう工夫している。
問い合わせ等については家族やケアマネジャー、医療機関からが多く、随時対応している
主な経路としては、家族やケアマネジャー、回復期リハビリテーション病院からの問い合わせが多い。電話相談、来所面談、訪問面談、見学の実施など、利用者や家族等の状況に応じて柔軟に対応している。相談受付時に身体状況や生活状況、希望等を確認し、初回面接の予約を受け付けている。初回面接では、利用までの流れや事業内容、利用料金の説明を行い、受付時の情報を基に、必要に応じて各専門スタッフによる評価を行い、目的に合ったプランを提案し、初回面接記録を作成している。見学時は、身体状況や利用目的に応じたプログラムを紹介している。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
契約時に、利用期間や苦情解決窓口等について重点的に説明を行っている
契約時に、利用契約書及び別紙、重要事項説明書、自立訓練(機能訓練)のしおりを用いて説明を行っている。特に、利用期間と苦情窓口について重点的に説明している。利用できる期間が定められていることや、相談・苦情の窓口について詳しく説明している。体調変化時の対応や個人情報の取り扱い、利用料金等についても説明し、利用中の体調変化に対する事業所側の対応やフォロー体制を共有している。さらに、個人情報の取り扱いについて同意書を取り交わし、利用料については実際の単価や自己負担が発生する場合についても丁寧に説明している。
利用の流れを経て担当職員を紹介することで、利用者の不安軽減に努めている
利用開始までの過程において、初回面接や体験利用時には担当職員を同席させて紹介し、サービスがスムーズに開始できるよう配慮している。担当職員の選定にあたっては、サービス管理責任者が利用者のニーズ、性格、家族背景、専門職種などをアセスメントし、相性等を考慮したうえで決定している。こうした取り組みにより、サービス開始直後の不安軽減に配慮した支援が実現している。さらに、利用者一人ひとりの信条にも配慮し、宗教的背景等により異性との接触を避ける必要がある場合には、プールの利用時間を分けるなど、個別調整を行っている。
サービス終了後、基本6か月間のフォローアップ手段を利用者と話し合って決めている
自立訓練(機能訓練)は利用期間が18か月と定められているため、サービス終了後は6か月間のフォローアップ期間を設けている。フォローアップについては、電話・訪問・来所などの方法の中から、利用者と話し合ったうえで、本人に合った手段を確認して実施している。さらに、すぐには必要でなくても将来的に役立ちそうな専門相談先や活動場所のチラシを渡すなど、情報提供にも努めている。また、利用が終わっても、いつでも来てよい場所であり、相談にも対応していることを伝えるなど、利用者の不安軽減に配慮した支援を実践している。
1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している
- サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている
- サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている
- サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
初回アセスメントは、面談での聞き取り調査を基に利用者の状況を分析・評価している
利用の流れに沿って、相談受付時に利用者の身体状況や生活状況、希望等を確認している。さらに、面接時の聞き取り内容をもとに初回アセスメントを実施し、必要に応じて各専門職による評価を行っている。多職種共通のアセスメントとして、社会生活自立度評価(SIM)と認知関連行動(CBA)を用い、「就労等の社会参加」「地域活動への参加」「生活の充実と活動参加」といった目的別のゴールを設定し、3ヵ月ごとに評価を行っている。
個別支援計画案を1ヵ月経過した時点で振り返り、利用者面談を通じて確定している
個別支援計画の作成にあたっては、「個別支援計画の策定手順」に沿って利用者と面接を行い、希望を確認したうえで策定している。初回の個別支援計画は、まずサービスに慣れてもらうことを目標に作成し、1か月後に職員間で振り返りを行ったうえで、利用者との面談を経て改めて計画書を確定している。さらに、「ケースカンファレンスの手順」を定め、3か月ごとにモニタリング面接を実施して、計画書の確認・見直しを行っている。利用者の状態等に変化があり、見直しが必要となった場合は、必要に応じてケースカンファレンスを開催している。
利用者に関する記録等は電子媒体と紙媒体で管理し、職員間で共有している
利用者に関する面談記録、アセスメント、個別支援計画及び報告書、支援記録等は電子媒体で管理している。一方、サービス提供記録は複写式となっており、家族にも提出するため紙媒体で管理している。個別支援計画に基づく支援内容及びその結果は、支援記録に記載している。また、事業開始前の打ち合わせでは、利用者の出欠状況の確認や支援の流れ等を確認し、職員間で共有している。記録類はいつでも閲覧できる仕組みとなっており、回覧による周知も行っている。このように、職員全員が全ての利用者を把握し、チームアプローチの実践につなげている。
1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している
- 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
- 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている
- 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
- 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
3.利用者に関する記録を適切に作成する体制を確立している
- 利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 利用者に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
1.個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている
- 個別の支援計画に基づいて支援を行っている
- 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している
- 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している
- 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている
【講評】
個別支援計画に基づき、利用者一人ひとりに必要な機能訓練を提供している
事業所では、「あなたらしい自立と社会参加を支援します」というモットーに基づき、個別支援計画に基づいた支援を実践している。個別支援計画書は利用者および職員がいつでも確認できるよう整備し、支援の方向性を共有している。サービス提供記録には、計画に沿って実施した具体的な支援内容や利用者の反応を記載し、計画と実践の整合性を図っている。理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職が中心となり、障害特性に応じた支援を検討し、スタッフ間で情報共有を行いながら、利用者一人ひとりに必要な機能訓練を提供している。
個別性に配慮した意思疎通を図り、自立した生活につながる情報を提供している
事業所では、利用者一人ひとりの障害特性に応じて、図解やイラスト、要約筆記、コミュニケーションボードなどを活用し、コミュニケーションを図っている。情報を一度に伝えるのではなく、分かりやすく整理したり、情報を拾い上げる練習から行うなど、個別の配慮を重ねている。「ここにありますよ」と具体的に場所を示したり、本人の目の前で資料を開き「ここに書いてあります」と一緒に確認するなど、丁寧に関わっている。また、それぞれの到達目標を意識しながら必要な情報を提供することで、自立した生活につながるように支援している。
地域活動支援センターの活動や外出などにより、利用者の社会性を高める支援をしている
利用者が周囲の人と良好な関係を築けるよう、活動参加や社会参加の機会を設けている。地域活動支援センター事業や地域イベントへの参加を企画し、実際の社会場面での関わりを通じて対人スキルの向上を図っている。具体的には、地域活動支援センターが実施する講座や教室、サロン活動への参加を促し、申込みの練習から支援している。また、利用者とともに「外出計画書」を作成し、喫茶店や図書館などへの外出を実施し、社会生活に必要な力を養っている。施設内行事についても「行事計画書」を作成し、職員間で支援方針を共有したうえで実施している。
2.利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている
- 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している
- 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている
- 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている
- 【食事の提供を行っている事業所のみ】
利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している
【講評】
利用者が主体的に関わることができるように配慮し、対人関係の広がりにもつなげている
利用者一人ひとりの意向を尊重し、その人らしさが発揮できる場を意識的に用意している。プログラムについては自己選択を基本とし、活動内容の組み立てにも主体的に関われるよう配慮している。また、利用者のできることや今後できそうなことを丁寧にアセスメントし、可能性を広げる視点で支援を行っている。ある利用者のやりたいことを、グループ活動へと発展させることもある。さらに、企画した本人が他の利用者に「一緒に行きませんか」と声をかけることを課題に設定し、主体性と対人関係の広がりを同時に育む取り組みも行っている。
利用者の意向を把握し、環境面でも清潔性と安全性を維持している
事業所内のきまりごとや運営方法に関する、利用者の意向を把握している。利用者意向調査や「利用者の声」の仕組みを通じて寄せられた意見を検討し、必要に応じて運営に反映している。日常の場面で出された要望についても受け止め、改善につなげる姿勢を大切にしている。また、室内環境については、区の環境調査等も参考にしながら整備を進めている。利用者が主体的に動けるよう、動線や配置を工夫している。消毒や換気、加湿の徹底に加え、機能訓練室の環境整備チェックや4S点検を定期的に実施し、清潔性と安全性を維持している。
3.利用者が健康を維持できるよう支援を行っている
- 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている
- 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている
- 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている
- 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている
- 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】
服薬の誤りがないようチェック体制を整えている
【講評】
医師の指示を踏まえ、利用者の健康状態を確認しながら訓練を実施している
事業所では、毎回のバイタルチェックに加え、体調や生活状況について確認している。必要に応じて、生活習慣や体調管理に関する助言や健康指導も行っている。通所開始時には主治医の意見書を取り寄せ、服薬情報や検査結果等を確認している。訓練内容は医師の指示書を参考にしている。また、体調の変化や自己管理が難しい様子が見られる場合には、家族や関係医療機関と連絡を取り、状況を共有している。必要と思われる利用者には受診を勧め、適切な医療機関について助言することもある。薬の変更の有無についても定期的に確認している。
災害時に備えて医療情報を携帯するように指導しており、栄養面での相談にも乗っている
利用者の健康状態について、必要に応じて家族から情報を得ながら支援を行っている。また、災害時に備え、東日本大震災以降は緊急連絡先や医療情報を記載したシートをファイルに綴じて携帯するよう指導している。また、自力で通所する成人利用者にはヘルプカードの携帯を促し、緊急時の安全確保につなげている。バランスの良い食事の摂取についても、必要に応じて助言や支援を行っている。個別の健康指導や健康講座、栄養相談を実施し、食事内容に課題がある場合は栄養士による専門相談につなげている。相談内容は記録として保管している。
看護師と連携を図りながら利用者の状態を把握し、緊急時にも備えている
事業所では、利用者の体調変化や急変に速やかに対応できる体制を整えている。看護師が常時勤務しており、体調不良時や緊急時の対応手順をあらかじめ明確に定めている。リハビリ専門職と看護師が日常的に情報共有を行いながら協業し、健康状態の把握や保健指導を実施している。服薬状況や既往歴については常に確認し、万が一に備えている。また、救急対応マニュアルを整備し、通報時に伝えるべき最小限の項目をまとめたフローチャートを電話付近に掲示し、適切に対応できるようにしている。
4.利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている
- 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている
- 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている
- 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている
【講評】
家族との協力にあたり、利用者の意向を尊重した対応を図っている
事業所では、家族等との協力にあたって、利用者本人の意向を尊重している。家族が面接に同席する場合には、事前に本人へ確認を行い、必要に応じて本人と家族を別々に面談することもある。家族への連絡や報告内容についても、可能な限り本人に説明し、記載内容を確認している。また、家族との定期的な面談機会を設け、面接記録を作成して支援の継続性を確保している。一人暮らしの利用者については、ヘルパー等の関係支援者とも積極的に連携を図っている。家族や支援者の意見に流されることなく、必ず本人の意向を確認するよう努めている。
利用者の日常の様子などを家族に伝えており、やり取りの仕方にも個別の配慮をしている
事業所では、必要に応じて利用者の日常の様子などを家族に伝えている。サービス提供記録を通じたやり取りのほか、モニタリング面接に家族に同席してもらい、訓練内容や成果、課題について共有している。文書や電話での連絡も適宜行い、やり取りの内容は支援記録として残している。意思伝達に支援が必要な利用者については、個別の連絡ノートを活用し、家庭との情報共有を図っている。また、面接や必要に応じた家庭訪問を通じて、家庭での様子や環境の変化なども把握している。得られた情報は職員間で共有し、支援に活かしている。
5.利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている
- 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている
- 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている
【講評】
様々な情報を提供し、地域活動支援センターの活動にも参加しやすい環境となっている
利用者が地域の情報を得られるよう、地域のイベントや講座、社会資源に関する情報を掲示板に掲示している。情報誌やパンフレットも手に取りやすい場所に設置している。必要に応じて職員が個別に案内し、内容を一緒に確認することで理解を深めている。また、事業所が地域活動支援センターと同一建物内にあるため、日常的に地域情報に触れやすい環境にある。廊下に掲示された案内や作品展示を見ることで、利用者が具体的な活動のイメージを持ちやすくなっている。職員が見学してきた活動先のパンフレットや、利用者の体験談も共有している。
利用者が地域の社会資源を活用できるよう、外出活動も取り入れながら支援している
利用者が地域の資源を活用し、多様な社会参加ができるよう支援している。地域の活動先への見学や体験参加を個別に促すほか、地域のイベントや地域活動支援センターが実施する行事への参加も積極的に案内している。段階に応じて個別支援やグループ活動を組み合わせながら参加につなげている。また、公共交通機関の利用や図書館・公共施設の活用なども訓練内容に取り入れている。利用者の希望に応じた外出活動も実施し、地域の社会資源を自ら利用できるようになることを目標に、継続的なサポートを行っている。
7.【自立訓練(機能訓練)】利用者が自立した生活を地域で送ることができるよう、機能訓練や生活についての相談等の支援を行っている
- 利用者が訓練する意欲を持てるような取り組みを行っている
- サービス期間内に目標とする力を身につけることができるよう工夫している
- 自立した生活に向けて、利用者一人ひとりに応じた機能訓練や日常生活訓練等を行っている
- サービス終了後の生活環境(住居及び就労先等)を想定し、支援を行っている
- 地域で安定して生活することができるよう、サービス終了後も相談等の支援や関係機関との調整を行っている
【講評】
利用者自ら、訓練に対して前向きに取り組むことができるようにしている
事業所では、利用者が訓練に対して前向きな意欲を持てるよう、興味や関心を丁寧に探り、訓練内容に取り入れている。単にメニューを提示するのではなく、目標達成までのプロセスを分かりやすく説明し、本人が納得したうえで選択できるようにしている。一方で、利用者の中には、自身の希望というより家族に勧められて参加しているケースもある。そのため事業所では、「訓練の場」であると同時に「安心できる居場所」としての機能も重視している。まずは安心して通える環境を整え、その上で徐々に訓練プログラムへと結びつけていくことを大切にしている。
利用者が目標とする力を身に付けることができるよう、見通しを持って支援をしている
事業所では、サービス期間内に利用者が目標とする力を身につけられるよう、見通しを持った支援を行っている。3か月に1回のモニタリング面談で達成度や本人の意向を確認している。面談前に職員間でケース会議を開き、支援の方向性や次の段階への導き方を検討している。また、支援の基盤となるのは丁寧なアセスメントであり、利用者のニーズや生活課題を把握した上で個別支援計画を策定している。機能訓練や日常生活訓練を中心に、公共交通機関の利用や金銭管理、対人場面への対応なども含め、具体的な生活場面を想定した訓練を実施している。
サービス終了後を見据えた支援に在籍中から取り組み、フォローアップ期間も設けている
事業所では、サービス終了後の住環境や就労先等を具体的に想定しながら支援を行っている。終了後に必要となる経験や体験を在籍中に積めるよう支援し、関係機関との連携や引き継ぎも計画的に実施している。就労先候補への見学に職員が同行するなど、職場環境や支援体制を利用者と共に確認している。サービス終了後は約6か月間のフォローアップ期間を設け、電話や面談、活動参加時の声かけなどを行っている。フォロー方法は終了時に本人と取り決めている。ケアマネジャーや計画相談員とも情報共有を図り、地域で安定して生活できる体制を整えている。
【講評】
契約時に個人情報保護について説明し、2通りの「個人情報使用同意書」を交わしている
個人情報の保護については、契約時に契約書および重要事項説明書を用いて丁寧に説明している。また、「施設サービス利用に係る個人情報提供同意書」および「写真等の使用に係る個人情報提供同意書」を取り交わしているが、個人情報の取り扱いに関する事案が発生した場合には、その都度利用者に説明し、同意を得ている。職員については、入職時に個人情報保護に関する「誓約書」を取り交わしており、実習生についても、学校所定の書式による「宣誓書」を提出してもらっている。このように、法令を遵守し、個人情報保護の徹底を図っている。
サービス提供において、利用者のプライバシーや羞恥心に配慮した支援を実践している
サービス提供にあたっては、利用者のプライバシーや羞恥心に配慮した支援を実践している。個人面談時は、別室を使用したり、パーテーション等で空間を仕切って実施している。配布物についても、個人ごとにファイルで管理し、他者の書類が混入しないよう工夫している。さらに、利用者名が記載されたメモ等は、他の利用者の目に触れないよう徹底しており、利用者の前で職員同士が会話をする際には、フルネームを避けるなどの配慮をしている。また、着替え等の際には別室を案内し、支援中の会話内容にも留意するなど、きめ細かな配慮を行っている。
障害特性に応じた手段を工夫し、利用者の意向を尊重した対応を行っている
活動への参加にあたっては、「嫌だ」「やりたくない」と言える環境づくりや、選択肢を提示しながら意思確認を行うなど、利用者の障害特性に応じて個別の手段を用いている。支援者が「良かれと思って」行うことが、本当に利用者の意思(ニーズ)なのか、家族や職員の希望ではないかを常に自問し、「こうあるべき」という押しつけを排除して、利用者の主体性をいかに引き出すかについて、職員間でのすり合わせを重ねている。プログラムの時間を設定しつつも、利用者の都合やスケジュールに合わせた「早帰り」にも柔軟に対応している。
1.利用者のプライバシー保護を徹底している
- 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている
- 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている
- 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
- 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)
- 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】
各種マニュアルや指針等は基本的にデータで管理し、フォルダごとに整理している
法人が作成したケース記録管理手順や自立訓練実施手順、虐待防止マニュアル、身体拘束等の適正化のための指針など、各種手順書・マニュアル・指針を整備している。これらはデータで管理され、職員が必要に応じてアクセスできる体制となっている。しかし、法人全体の事業マニュアル等と一緒に整理されているため、検索しにくい状況がうかがえる。また、緊急時対応マニュアルや業務分担表、個別支援計画策定の手順等は職員に配布し、各自のファイルに保管できるようになっているものの、職員ごとに整理方法が異なるため、今後の改善に期待したい。
制度改正時や職員の入れ替わり時に、業務分担表などを適宜修正している
内部監査や実地指導等に基づいて自主点検を行い、継続的に改善する仕組みが整っている。制度改正時や職員の入れ替わり時には業務分担表を適宜修正しているが、全体的なマニュアル類の改定が実務のスピードに追いついていない現状がある。自立訓練、障害児機能訓練、高次脳機能障害に対する機能訓練など、複数の事業が行われており、業務が非常に複雑である。そのため、すべてを網羅した分かりやすい手順書の整備が求められている。さらに、一度業務を覚えるとマニュアルを活用しなくなる傾向も見られ、常に最新の状態に保つ仕組みづくりが期待される。
手順書等は職員が作成し、見直しの際に利用者や職員の意見を反映している
手順書等は職員が作成し、見直しの際には職員や利用者等の意見を反映している。利用者からは、活動時や3か月ごとのモニタリング面談時に意見・要望等を聴取している。職員からは、毎朝のミーティングや毎月の定例ミーティングで意見交換を行っており、メモで提出する職員もいる。業務の複雑さ中で報告・連絡・相談が頻繁に行われ、年齢や経験に関係なく発言できる職場の雰囲気が醸成されている。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
事業者のコメント
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【講評】
法人理念等について、職員の理解を深めるとともに利用者・家族に発信している
事業所は、港区から社会福祉法人友愛十字会が指定を受けて、指定管理者として運営している。法人理念である「共に生きる(感じる、創る、つながる)」を基盤に事業を展開している。法人の理念を職員証に明記するとともに、事業所内に掲示して日常的に意識できる環境を整えている。さらに、新人オリエンテーションでは、理念や事業所の基本方針を説明し、職員が自らの支援と理念とのつながりを理解できるようにしている。利用者や家族に対しては、法人・事業所パンフレットの配付に加え、広報誌や自立訓練通信を通じて方針や取り組みを発信している。
職員各自の役割を明確化し、主体的に取り組めるように施設長らがサポートしている
施設長を中心に、事業計画の策定と定期的な進捗確認を行っている。職務分担表を作成して職員各自の役割を周知するとともに、朝ミーティングや業務調整会議、自立訓練担当者会議など複数の会議体を通じて重点事項や重要な方向性を繰り返し共有している。問題発生時には速やかに関係職員を招集して協議・対応する体制を整備し、管理者―サービス管理責任者(部長)―副主任―現場リーダーという明確な指揮命令系統を確立している。施設長らは、職員が自らの役割を理解し、責任を持って主体的に取り組めるようにサポートしている。
重要な案件に関する意思決定の仕組みが整っており、職員や利用者に周知している
重要な案件についてあらかじめ定められた手順に基づき、会議体に諮って承認する流れを整えている。具体的には、自立訓練担当者会議や業務調整会議において内容を精査し、必要な協議を経たうえで意思決定を行う仕組みとしている。決定事項については議事録を作成し回覧するとともに、自立訓練担当者会議や朝ミーティングの場で周知し、職員間で共有している。利用者に関わる重要事項については、面接時に個別に説明を行うほか、必要に応じて文書で通知している。事業内容については各事業のパンフレットを通じて周知している。