評価結果

標準の評価

基本情報

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)人生で最も重要な時期の人間教育を目指す
2)働く女性を最高水準のエデュケアと介護サービスで支援する
3)エデュケアプログラムの実践に基づき、お子さま一人ひとりの才能と個性を伸ばし人間性豊かで創造性に富む人間教育を目指す
4)人材の教育・育成
5)働き甲斐のある職場作りを目指す

職員に求めている人材像や役割

・最高水準の保育・教育を提供するために職員一人ひとりがポピンズサービスポリシーを深く理解する。
・それぞれが理解したポピンズポリシーを元に行動・実践できるよう、研修等を通して日々、自己研鑽する。
・自分の強みを自覚し、さらにスキルアップしエデュケアの実践に繋げる。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

・命を預かる責任感とそれに伴う危険予測能力と対応能力の向上
・プロ意識を常に持ち、プロフェッショナルとして子ども一人ひとりの個性に寄り添い、関わりを通して豊かな完成を育てていく
・子どもに関わる多様な知識を獲得し、子育て支援を行っていくスキルを身に付ける

全体の評価講評

特によいと思う点

園は保育士だけではなく、栄養士、看護師など他職種とも連携し、職員一体となって子どもを見ていきたいと考えています。その一番大きな取り組みとして食育があげられます。食にあまり興味がなかったクラスがあり、食への興味関心を広げたいという考えから、完食するとシールがもらえる「完食チャレンジ」を栄養士と連携して開始しました。そうすることで自分から食べたいという子どもが増え、残食も少なくなっています。保護者からも家では食べないけれど園では食べているなど感謝の声が多くあり、子どもにも保護者にも大変好評です。

事業所として職員の個性を尊重し、個性を活かした働き甲斐のある職場を目指しています。その一環として職員が得意な児童英語(バイリンガル)や絵画、体操(運動遊び)などを専科として普段の保育に取り入れ、子どもたちの教育に繋げています。カリキュラムなどと別個で考えるのではなく、日常のなかで行い、職員との触れ合いの中で子どもたちに働きかけています。英語の歌を歌ったりゲームをしたり、体操ではマット運動を行い、スポーツデーで日頃の成果を保護者にも見てもらうなど子どもたちの成長に繋げています。

民間施設長会や市が主催する主任会、栄養士会、看護師会など地域の保育園との横の繋がりが多くあり、日頃から情報共有を行っています。そこで知り合った近隣の保育園と小学校接続へ向け5歳児同士の交流を年に数回行っています。他園の園児と接することで就学後も初めて会う子ともすぐに仲良くなれるなど成長が伺え、スムーズな小学校接続に繋がっています。また保護者が勤める高齢者施設へ訪問し、歌のプレゼントをするなどの地域の人との交流も予定されており、地域資源を活用しながら子どもたちが多様な経験をできるよう保育を行っています。

さらなる改善が望まれる点

本社方針やビジョン、事業環境・課題分析を踏まえ、中長期計画、年度事業計画、MBOを連動させ、本社のありたい姿の実現に向けて職員個人の活動も関与する仕組みを運用しています。そのなかで、人材面では、業務効率化と職場環境改善により離職率5%を目標とした働き甲斐のある職場づくりを掲げています。ところが、事業計画書・報告書では数値目標に対する評価や基準の可視化がなく、実施内容の記載にとどまっている傾向にあります。今後は取り組みが数値(達成度)に与えた影響を検証し、有効性を評価することが期待されます。 

保護者の不安に寄り添い、日常的なコミュニケーションを通じて信頼関係を構築し、特性に応じた関わりを重視し相談しやすい環境づくりに注力しています。その結果、利用者アンケートでは「大変満足」52%、「満足」43%と、合計95%の高い満足度を得ています。一方、職員アンケートからは、職員と組織の能力向上について、良好な人間関係、安心して働ける職場づくり、人材育成やレポートを含めた情報共有等に改善が示唆されます。園内課題として一定の認識がされており、これらにフォーカスした今後の継続的な取り組みが期待されます。 

BCPは2025年4月に更新されているものの、職員アンケートでは「BCP策定の周知」が約6割にとどまり、理解・浸透が十分とは言えない状況です。今後は、BCPの理解と周知を進めたうえで、実際に機能するかを検証するシミュレーションを行い、その結果を踏まえてBCPの見直しをしていくことが求められます。まずはBCP勉強会の実施や重要項目に焦点を当てた訓練を行い、実効性を高めていくことが期待されます。加えて、毎月の避難訓練に、保護者への引き渡し関係者への連絡、重要書類の持ち出し等を組み込むことも有効と思われます。

事業者が特に力を入れている取り組み

ヒヤリハットは、記入から集計・分析・振り返りまで行いやすい様式に本年度見直しがされ、毎月10件以上の事例が共有されるようになりました。アクシデントは法人システムへ入力することで、クラス別・内容別・場所別・時間別のクロス集計が行われ、事故・怪我・クレーム分析表として毎月共有がされています。避難訓練や不審者訓練も計画(毎回シミュレーション)に基づき実施し、実施記録を次回の訓練に活用しています。お散歩マップも随時更新されています。このようにリスク対応に注力しており、整った有効な仕組みとして運用がされています。

法人の方針・目標に連動したMBOとキャリアアップ制度に基づく新たな人事評価制度が始まっています。一方これとは別に、当施設では職員の成長を促す独自の仕組みとして、「社会人」、「保育者」の二つの視点での個人目標の運用を新たに開始しています。各職員が役割を分析し、貢献したい方向性・課題を目標に可視化し、施設長・主任が個別面談をおこなうことで、職員の取組みを施設がしっかりと支援しています。その結果、サービス支援の全体のバランスが保てるようになり、職員一人ひとりの強み・特技・特性が活かされる体制が形成されてきました。

本園と分園で乳児クラスと幼児クラスで分かれているため、3歳児クラスへの進級時に大きく環境が変わります。スムーズな進級のために2歳児の後半から段階的に分園の環境に慣れるようにしています。まずは分園に散歩に行き、実際に机や椅子に座ってみるなどし、次は3歳児に分園で遊んでもらい抵抗感を少なくしています。4月1日には分園行きのチケットを持ち期待感を持って分園に登園しています。分園での縦割り保育により年長児がお世話し、スムーズに移行できるよう支援しています。一年後には迎え入れる側として2歳児の面倒を見ています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:7月1日現在、保育園を利用している全世帯を対象に調査を実施しました。兄弟姉妹のいる世帯は、1世帯として扱い、一番年齢の低いお子さんを対象として回答してもらいました。
  • 調査方法:アンケート方式  
    無記名方式。QRコードを記載したアンケートの案内を事業所を通じて保護者へ配付し、WEB上でアンケートに回答してもらい、取りまとめました。調査結果は選択回答だけでなく、記述式の回答についても匿名性に配慮してまとめ、保育園に報告しました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:42/80(回答率 52.5% )

総合的な感想では、「大変満足」22名、「満足」18名、「どちらともいえない」1名、「不満」1名であり、回答のあった利用者95%が満足と回答しています。
また、10項目において「はい」90%以上など高い満足度がうかがえます。
自由意見では、「クラスごとに分かれていても、皆さん子供たちの名前を一人一人覚えてくれていて、担任の先生だけでなく、他の先生方含め全員で子供を見てくださっている感があり安心できます。室内も清潔感あり綺麗です。」、「いつも丁寧に保育してくれていて感謝しております!」、「近所は子どもがいなくて、友達ができる、遊べる場所唯一の場所は保育園になっています。保育園に行ったら友達と遊べると理解して毎日楽しみにして通っています。」、「いつも素敵なイベントを企画してくださってとても感謝しています。」など園に対する感謝の声が寄せられています。
一方、「普段の保育や行事などいつも子どもたちのために色々と考えて下さり、ありがとうございます。今後保育参観などもあれば保護者も嬉しいです。」などの声がありました。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 42名 (100%)

100%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「家庭ではどうしても時間を割くことのできない、絵の具アクティビティや食育、集団生活でのルールを身につけられるため助かっている。」、「縦割り保育や、自由遊びなどで協調性や自主性が培われていると思います。」、「保育園に通うようになり、日々の成長速度がグッと増しました」などの声がありました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 41名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

98%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「食育や室内遊びでは自宅だとなかなか忙しくて出来ないことをしてくださるので、子供も興味津々で過ごせているようです。」、「保育園で行ったことを、「たのしかったこと」の報告として帰宅後に教えてくれるので関心があるとよく伝わる。」、「日々の活動に加えてイベント等、申し訳なる程に子供が毎日楽しめる工夫をしてくださっていると感じています」などの声がありました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 41名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

98%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「いつも様々な食材を使ったメニューで、目で楽しめて身体に優しいものだと思います。」、「珍しいおやつや食事が出た時には報告をしてくれます。自宅では甘えが出て野菜はいらない、これは苦手と残すことも多いのですが、食べやすい形状や味付けで提供してくださっているおかげで保育園では食事の心配が少なく、助かっています。」などの声がありました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 35名 (83%)
どちらともいえない 7名 (17%)

83%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「提供公園に遊びに行く際に昆虫を触るなど、自然と関わっていて微笑ましく思う。」、「戸外遊びができない日でも日々の活動を通して成長が促されるようなプログラムが組まれていると思います。自宅保育では絶対にこんなに色々とやってあげられないです。」、「園庭がなく、夏場は特に長い期間1日室内になってしまう」などの声がありました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 34名 (81%)
どちらともいえない 3名 (7%)
無回答・非該当 5名 (12%)

81%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「急に土曜日出勤になることが多々あるのだが、快く受け入れてくださって助かっている。」、「一報を入れる際にいつも気遣いの言葉をかけていただいています。」、「急だとおやつが出ないため、少し臨機応変があるといい」などの声がありました。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 42名 (100%)

100%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「避難訓練や不審者訓練など家庭ではできないことを体験させていただいています。」、「定期的に避難訓練が行われていて安心しています。」などの声がありました。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 36名 (86%)
どちらともいえない 5名 (12%)
いいえ 1名 (2%)

86%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「年間行事の予定表を年度始めにくださるので予定が組みやすいです。」、「土曜日中心の実施はありがたいです。」、「イベント行事が全て土曜日なので保護者懇談、面談等は違う曜日も考慮していただけるとありがたいです。スペースの確保などで難しいとは思いますが…」などの声がありました。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 39名 (93%)
どちらともいえない 3名 (7%)

93%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「何かあった時は担任の先生だけではなく、他の先生方にもしっかり連携してくださっていると思います。」、「日々のアプリでの連絡のほか、お迎え時の先生とのコミュニケーションを通じて、どんな1日だったのかがわかり、とてもありがたいです」などの声がありました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 39名 (93%)
どちらともいえない 3名 (7%)

93%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「いつも掃除が行き届いていて清潔だと思います。」、「いつも清潔です」などの声がありました。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 41名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

98%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「送り迎えの際の挨拶も丁寧に対応していただいています。」、「エプロンの制服が清潔感があり、また可愛らしい」などの声がありました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 39名 (93%)
どちらともいえない 3名 (7%)

93%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「発熱時にはいつも大変お世話になっております。素早く対応してくださり安心しております。」、「どんなに些細なことでも共有してくれたり、親の気づいていない変化をお伝えしてくださるのでとてもありがたいです」などの声がありました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 29名 (69%)
どちらともいえない 4名 (10%)
無回答・非該当 9名 (21%)

69%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「とても正直だと思う。おもちゃの取り合いでお友達に腕を噛まれたなどもし怪我があったとしても率直かつ、どんなに軽微でも教えてくださるため信頼がおける。」、「きちんとこちらの話を聞き取りしてくださり、子供たちにもフィードバックしてくれています。」、「まだそういう場面に遭遇したことがないので不明です」などの声がありました。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 41名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

98%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「職員の方みなさまが子供たちのために色々と尽力してくださっている様子がうかがえます。」、「本人の気持ちが乗らない時も寄り添っていただけていると感じます。」、「担任の先生を好きだと言っているので、それが事実だと思います」などの声がありました。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 36名 (86%)
どちらともいえない 3名 (7%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 2名 (5%)

86%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 40名 (95%)
どちらともいえない 1名 (2%)
いいえ 1名 (2%)

95%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「持ち物や薬の持参の仕方など、職員によって言っていることが違う。伝達事項が職員間で共有されていないことが時々ある。」などの声がありました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 35名 (83%)
どちらともいえない 3名 (7%)
無回答・非該当 4名 (10%)

83%の方が「はい」と回答しています。自由意見には、「言ったことがないのでわからない」などの声がありました。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 24名 (57%)
どちらともいえない 9名 (21%)
いいえ 4名 (10%)
無回答・非該当 5名 (12%)

57%の方が「はい」と回答しています。特にコメントはありませんでした。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
職員は企業理念・教育方針の理解を深めるべく研修・ミーティング時に唱和しています

企業理念、教育方針(ポピンズエデュケア目標)については、玄関入り口の見やすいところに掲示して、職員並びに保護者の目に触れるようにしています。また、新入社員研修、3年目研修、栄養士研修、看護師研修、次期リーダー研修、施設内ミーティング等において、基本的理念や教育方針を全員で声に出して唱和し、確認し合うことで理解を深めています。一方、保護者向けの「入園のしおり(重要事項説明書)」にも理念・方針を記載して、入園前の説明会、見学や面談時にも説明しています。

施設長は職員に取り組むべき方向性を伝えるなど、施設全体をリードしています

施設長は法人が目指していることの実現に向け、法人主催の月例・全体会議で得た情報を園に持ち帰り、その内容を職員に周知しています。その中には、例えば、社長の「年頭の目標」があり、本年度は“社員ファースト”の在り方を目指し全事業所レベルで離職率の低減化を図るなど、園内のミーティングで今年のねらいを周知しています。また9月のミーティングでは、施設長から職員へ研修受講を促しており、人員が少ない中での研修であることからWeb会議システムを使って、職員自身の希望する研修を選択するよう指示する等園全体をリードしています。

重要案件の検討・決定手順は、職務権限一覧表に従った対応が図られています

重要案件の検討・決定手順は、ポピンズ規定集の「エデュケア権限一覧」(職務権限一覧表)によって権限・責任範囲が決められています。また、施設長は重要な意思決定に関して、その内容と決定経緯を明確にすることに努め、本社全体会議やルーム施設長会議での議題・内容・情報について園内ミーティングで周知しています。また、利用者に対しては、運営委員会(毎年11月/2月)や懇談会(毎年5月/2月)において案件を検討し、その内容や結論は改めて保護者全員に報告しています。そのなかには、プリント資料の配布も含まれています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
保護者の意向・ニーズは主としてアンケートで、職員意向は面談により確認しています

保護者からの意見・ニーズの収集に関しては、園からの働きかけによるものとして、年一回のISO顧客満足度調査アンケートを実施しています。今年10月に実施(回収率6割)して、対応する職員によって回答が違うこと、伝達内容が異なることなどの指摘があり、職員間の申し送りは表による運用で改善を図り、保護者にはその旨のフィードバックを行いました。一方、職員の意向の把握は、MBO(目標管理)の作成時の面談、中間面談、あるいは必要時に随時個人面談を行うことで把握し、今後の本人の意向、異動の考えについても聞いています。

地域福祉、福祉業界全体の動向など、園を取り巻く状況を把握しています

地域福祉の状況の把握については、そもそも草の根的な集まりであった調布市・民間施設長会がメインとなっています。この施設長会には、調布市からの職員出席もあり、今年11月の集まりでは感染症のことや、配慮が必要な子どもが増加傾向にあるものの、調布市子ども発達センターは規模が小さいため、巡回の機会があまり得られない事が共有されていました。さらに、ポピンズグループが関与する福祉事業の概況は、法人が発信するグループウェアシステムによって情報提供されており、当園に関係する内容についても共有されています。

目指していることの実現化に向け、初中長期計画と単年度事業計画を対応させています

園が目指していることの実現に向け、企業理念、教育方針(ポピンズエデュケア目標)を考慮に入れながら、初期計画(1年~3年)、中期計画(4年~5年)、長期計画(6年~8年)と事業計画書(単年度)を適切に対応させています。単年度の計画立案において、重要項目としてエデュケア実践に必要な教材購入、適正な人件費があり、これを考慮した予算編成となっており、前年度の予算実績を参考にして立案し、毎月予算の執行状況を施設長と法人とで確認しています。なお、予算計画のスキルアップのための勉強会が、法人主導で開催されています。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
職員は社会人・保育者として遵守すべき行動規範を繰り返し確認しています

社会人あるいは保育者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳含む)は、ISO業務マニュアル(第7版、2023.11)に「保育方針」、「倫理規定」、「企業理念」を載せることで、行動規範の明文化を図っています。これらの遵守を徹底すべく、施設長はルームミーティングで本社全体会議の報告や当園の経営・運営について周知をする際に、この行動規範を関連付けて内容を話すようにしています。また、本社で実施される新入社員研修をはじめとして各種研修会においても、行動規範の理解が深まるように繰り返し教育が行われています。

苦情解決制度を保護者には入園時に説明し、玄関には体制図を掲示しています

苦情解決制度を利用できることや施設以外の相談先(第三者委員、調布市)を遠慮なく利用できることを、入園前面談や見学会において、重要事項説明書の「苦情解決のため第三者委員制度」を示して伝え、玄関の見やすいところにも掲示しています。また、虐待に対しては、法人作成の子ども虐待防止マニュアル(第12版、2025年4月)を職員全員で読み込むとともに、ミーティングで「人権擁護のためのセルフチェックリスト」(全国保育士会)を使って振り返りをしています。虐待を受けている疑いのある場合には、内外への連携の仕組みが機能します。

ホームページで園の活動を紹介し、地域貢献ニーズは児童館等で把握をしています

当施設の透明性を図るため、法人ホームページに関連付けられた当園のサイトがあり、そこではポピンズの企業理念・ビジョン、保育活動を動画でわかりやすく説明し、保育方針や園からのお知らせ(入園、育児相談など)も載せられています。また、第三者委員の導入や東京都の第三者評価の受審・結果公表がされています。さらに、地域ニーズの把握については、近隣の児童館の職員と定期的に懇談(年2回、児童館連絡協議会)したり、地域の情報交換を行っています。近隣の保育園の施設長、児童館の職員とは、共通の課題に対して協力体制が保たれています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
サービス提供を阻む種々のリスクには、それぞれの対応マニュアルが整備されています

起こり得る様々なリスクを想定し、その対策には優先度の高いものとして、感染症対策、保健業務、災害、緊急対応、SIDSなどの対応マニュアルが整備されています。また、防災訓練を毎月実施しており、「避難訓練、消防訓練実施記録」(2025.10.15)には、地震を想定した避難訓練が記録され、クラス毎に訓練で気づいた反省点に改善を施し、次の避難訓練に活かされています。さらに、不審者対応の訓練も実施し、こちらも同様に、クラス毎の反省点から改善を導き、次回以降の避難訓練では修正がされています。

事業継続計画(BCP)と安全計画がありマニュアルチェックや訓練が実施されています

児童福祉施設等における業務継続計画は、当施設の最新版BCP(改訂2025.4)として策定されており、感染症ならびに自然災害(地震、風水害)を想定したものになっています。事前対策として日頃から地域に開かれた園を目指すことや、自治会、所管の消防署との連携・協力体制の必要性を認識しており、有事の際の園内役割分担も明確になっています。また、BCP以外に保育所安全計画も整備されており、毎日のSIDSチェック、毎月の避難訓練・消火訓練・通報訓練があり、不審者対応訓練、引き渡し訓練などの計画も明示されています。

個人情報の収集・利用・管理・保護は、個人情報保護規定に基づいた管理をしています

情報の収集、利用、管理、保護、廃棄は、個人情報保護規定(H17.9.1)にルールを定めています。職員は、入社時には本規定を基に機密情報の取り扱いの説明を受け、誓約書へのサインが求められています。また、システムログインにはアクセス制御を掛けて、職位によるアクセス権限を付与することで、参照可能なデータを制限しています。個人情報の取扱いの重要性は、園内ミーティングでも共有され、就労規則に則った対応もしています。園児の個人ファイル(紙面)は鍵付きロッカーに保管し、外部への持ち出しは厳禁となっています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
法人主導で人材採用活動がされ、園では見学対応等で積極的に協力しています

人材採用活動は法人が主管し、事業説明や面談を実施しています。園は見学対応にも積極的に協力し、施設長が見学の案内や質疑応答をしています。また、自治体主催の就職説明会には園として参加し、採用活動も行います。入社配属後の育成や将来の人材構成を考慮した配置・異動は、これも基本的には法人の所管ですが、本人希望と施設長の判断を踏まえて最終決定がされています。なお、本人の希望は、本社ならびに当園での定期面談(一年に数回)、あるいは本人記入のキャリアプラン・アンケートで確認され、意向情報として活用されます。

職員の成長を可能にする道筋をキャリアプラン・シートや業績目標で明確にしています

職責に応じたキャリアパスは処遇(賃金、昇進、昇格)と連動して設定されており、個人ごとのキャリアプラン・シートにより成長のロードマップが運用されています。職員は毎年目標を園内ミーティングで表明し、業績目標(MBO)に可視化します。年度初めには教育訓練計画を作成し、職員の受講予定の研修を明確にしています。研修には新人研修、3年目フォローアップ、施設長研修、救命救急、保育園協会研修、キャリアアップ、児童英語などが含まれ、組織マネジメントとサービスの両面の研修を含んでいます。

勤務形態に関わらず様々な方法での研修があり、研修ツール・コンテンツは豊富です

職員には、勤務形態に関わらず、様々な方法による研修を実施しており、オンライン学習システムも多用されています。今回の職員アンケートでは、約85%がそのことを認識しています。さらに、新人向け、子育てサポーター向け、スキル・キャリア別など豊富な研修ツールやコンテンツを活用することで、職員育成に注力しています。また、OJT教育では、スタッフ指導担当のクラスリーダーには必ずメンターを付ける体制として、本人には施設長研修・主任研修など指導者向けの研修を行い、その役割を理解してもらい、指導力アップにつなげています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

【目標】 1)職員の退職抑制、2)働きやすく、働き甲斐のある職場づくりを目指す。
【理由・背景】 職員の離職が続くことで継続して安定したエデュケア(教育と保育)の実践が困難になることが懸念され、職場の人員の入れ替えが多いと保護者の不安が高まると考えたため。
【計画内容】 以下の5点の実践を行う。①職員の休養、リフレッシュのための休暇取得に応えられように、シフト作成をする。②職員とのコミュニケーションをこまめに行う。③施設長、主任、副主任などリーダー層を含め、それぞれのスタッフの個性、強味を認めスキルアップの方向性を決める。④職員それぞれにあった方法でアドバイスを行う。⑤ミーティング等を通してスタッフ間の良好な関係を構築する。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

【結果・度合い】 1)退職者の減少が見られた。これにより、既存職員の前年度のエデュケアの積み重ねにさらにつなげることができた。2)職員が自身の得意分野を自覚することにより、自ら研修を選定し受講する前向きな雰囲気が職場内で醸成され、分園においてもバイリンガル、運動遊び、絵画制作の専科プログラムの実施ができ、保護者から好評を得るまでに改善された。2つの目標を統合した目標達成度は7割と算定しています。
【今後に向けて】 今回の取り組みを振り返ると、スタッフ自身が自分の強みを自覚することで、自信をもってエデュケアに取り組むことができ、そのような発展的な可能性のある職場の雰囲気に変化してきている。職員においても得意分野の研修は積極的に受ける傾向にあり、容易にスキルアップにつながることも見えてきている。子どもの興味に合わせた専門的なエデュケアをすすめることができ、保護者から喜ばれるようになってきている。今後はさらに、計画内容の①~⑤の実践をさらに進めることで、働き甲斐のある職場づくりに注力する。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

【目標】 多方面からの働きかけを行うことで、小学校への接続をスムーズに行うこと。
【理由・背景】 卒園児で小学校への接続がうまくいかず、保護者の不安につながることがあるため。
【計画内容】 以下の5 点に取り組むこととした。①秋頃から他園の5歳児クラスとの交流会の計画を実施する。②近隣小学校との交流会で学校の様子を見学し、また、一年生と共に過ごす。③日々の生活を小学校の時程に合わせていけるようにする。④年2回の幼保小連携懇談会に参加、情報共有し、小学校からの要望を園での生活に取り込んでいく。⑤小学校からの情報を保護者に伝え、家庭(保護者)での協力を仰ぐ。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

【結果・度合い】 計画した5点を多面的に実践することで、結果として以下の3点が確認できた。そのため目標達成度は9割と算定しています。1)子どもが小学校就学に期待感を持てるようになった。2)子ども自身が生活リズムを意識しながら生活できるようになった。3)5歳児クラスだけの取り組みでなく、多くの時間をかけることでよりスムーズな接続になることがわかった。
【今後に向けて】 結果として就学への不安を軽減することができるようになっている。そのため、5点の実践項目をさらに継続して行うことが有効と思われ、保護者の不安をより軽微にするように努める。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
法人や自治体のホームページで、地域への情報提供に努めています

法人のホームページには系列園共通の基本方針、教育方針、保育の特徴や一日の流れ、SDGsの取り組み等を記載し、写真も掲載し園の雰囲気がわかるようにしています。英語にも対応し、メールでの問い合わせも可能です。自治体のホームページには、園の所在地、連絡先、入園申し込み先、定員、受入開始年齢、開所時間、障害児の受け入れ、延長保育、保育目標、保育方針、職員の配置状況、主な年間行事などの詳しい情報を掲載しています。東京都や自治体に情報公開し、自治体の担当課には園児数や空き情報を毎月知らせています。

見学時には重要事項説明書の抜粋を渡し、それに沿って具体的に説明しています

見学は常時対応し、施設長による丁寧な説明と共に園内の見学で雰囲気を感じてもらっています。見学時には、見学者に重要事項説明書の抜粋を渡し、それに沿って園の方針、年間行事、1日の流れ、プログラム、献立例など具体的に説明しています。平日は園の普段の姿を見てもらうことができますが、平日以外の対応にも応じています。重要事項説明書は随時改訂し、保護者にとってわかりやすいものとするよう心掛けています。体調不良時に熱が出たときの連絡方法の変更や園で必要な持ち物についてよりわかりやすく説明できるよう見直しを行いました。

働く女性の子育て支援のため保護者目線のサービスに努めることを見学時に伝えています

子育て支援、特に働く女性の子育て支援ができるよう、保護者目線のサービスの提供に努めています。見学時にも、働く女性の子育て支援ができるよう、アンケート結果等による保護者の要望を把握していること、またそれに応えられるよう、保護者、保育者、地域との信頼関係を構築して一緒に子どもを育てるよう取り組んでいることを、見学時にも説明しています。見学時には、実際に制作などの部屋での活動を見てもらい、法人独自の教育と保育を融合させた取り組みについても具体的に説明しています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園時に重要事項説明書で説明し、子どもの状況や保護者の意向を確実に把握しています

入園時の面談は、保護者と子どもに来てもらい、施設長と栄養士、看護師も同席して行なっています。重要事項説明書に沿って理念や方針・目標・保育料金・一日の流れ等を丁寧に説明し、保護者の同意を得ています。子どもの性格や状況、家庭での様子、食事、排泄、好きなおもちゃや遊び、家庭での抱き方、育児の方針、保護者の意向や状況などを聞き取り、個人面談シートに記録し、児童票、児童健康表などと共に職員間で共有しています。毎年、保護者の仕事の状況を「利用継続同意書」で確認しています。

入園時に園の決まりを詳しく説明し、慣らし保育も行なうなど不安の軽減に努めています

本園の入園時には、保護者が戸惑わないように、持ち物について重要事項説明書で詳しく説明し、「お口ふきのタオル」のセットの仕方などを園でも掲示しています。保健衛生については、体調不良時の対応や感染症について、具体的に説明し、SIDSについても注意喚起しています。入園時の不安軽減に向け慣らし保育を行っています。乳児の慣らし保育は2時間から始め、状況をみながら少しずつ時間を延ばしています。園での写真を連絡帳に載せ、送迎時は園での様子を知らせ、安心して預けられるようにしています。

分園進級時には段階的に環境に慣れるようにし、子どもや保護者の安心につなげています

本園から分園の幼児クラスに進級する際は、段階的に分園の環境に慣れるようにし、子どもや保護者の安心につなげています。分園での生活がスタートする4月1日には、子どもが「今日からお世話になります」との分園行きのチケットを持ち意欲的に分園に登園できるよう計画的に取り組んでいます。2歳児後半に分園に立ち寄り保育室の環境に慣れるようにし、年明けには分園で交流し幼児クラスと顔なじみの関係を作っています。分園での縦割り保育により年長児が新3歳児のお世話をするなど、年長児の助けも借り円滑に移行できるよう支援しています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
視診表、保育日誌、連絡帳で日々の様子を、成長の記録で長期的な発達を把握しています

日々の子どもの様子は視診表、保育日誌、連絡帳で把握しています。クラスの様子は、クラスごとの保育日誌に活動や子どもの様子を記載し、「指導上の考察・反省」の欄を設けています。降園後の家庭での状況は連絡帳に保護者が記載し、家庭での夜間の情報は連絡帳に保護者に書いてもらい、受け入れ時の視診表には必ず保護者から聞いた健康状態や安全面の変化等を記載しています。子どもの長期的な発達については「成長の記録」で個人別に把握し、0歳児は毎月、1・2歳児は年6回、3歳児以上は年4回記録して発達の推移を把握できるようにしています。

年齢ごとの年間指導計画、月週案、個別カリキュラムに基づいて保育が行われています

全体的な計画に基づいて、各クラスごとに年間指導計画、月週案計画を作成しています。視診表や保育日誌など記録等から把握した課題を各クラスの担任と栄養士、看護師が週案ミーティングの場で検討しています。作成後、リーダーや主任、施設長が確認し必要に応じて見直しています。発達の個人差が大きい2歳児までは個別のカリキュラムを作成し、一人ひとりの成長や生活リズムに合わせています。気になる子の様子は、月週案計画の特記事項の中に記載して把握するようにしています。

指導計画や個人記録等は本園、分園の全職員が閲覧でき、子どもへの理解を深めています

個別の子どもの理解を深めるためにリーダーミーティングで話し合っています。月末に開催される全職員参加のスタッフミーティングでは、各クラスの子どもの状況、個別配慮事項、保護者の近況、課題や対応、達成できたことなど職員間で話し合っています。指導計画や個人記録等はWEB記録システムで管理され、本園、分園共に全職員が閲覧できるようになっています。保護者には、クラス別の月のねらいと内容を「ニュースレター」(おたより)で伝え、玄関には写真と文章で子どもの成長する姿を掲示して、園の活動への理解の助けとしています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
  • 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
個々の子どもの発達を把握し安心できる環境を整え、思いを受け止めるよう努めています

全ての職員が様々な視点から子どもを観察し、日々変化する子どもの姿を把握することに努め、月末ミーティングで検討しています。子ども同士のトラブルについても、お互いの気持ちを職員が受け止めて声掛けをしたり抱きしめたりし気持ちを理解すると同時に、どうしたらより良かったかを職員間で話し合っています。遊びにおいては、ブロックや粘土遊びなど机上で行なう静の遊びと、公園での遊びや室内でのサーキット遊びのような動の遊びとを、様子を見ながら交代させるようにし、遊びに集中・満足して取り組めるように職員間で検討し工夫しています。

異年齢での活動や多文化理解教育を通じて、互いを尊重する心が育つよう工夫しています

分園では縦割り保育を実施し、「兄弟が家庭の居間で育ちあうように」異年齢で過ごす時間を大切にしています。3~5歳児は異年齢でのチームで夏祭りでのお店を決め看板を作り、たこやきやキャンディーの塗り絵を作る中で、年齢、性別に関係なく、互いを思いやる気持ちが育つようにしています。新3歳児が分園へ登園した際には、年長児が新3歳児のお世話をするなど、年長児の助けも借り円滑に移行できるよう取り組んでいます。多文化理解教育として、給食では郷土料理や世界の料理を献立に登場させて、その土地の興味を引き出すように努めています。

円滑な小学校接続のために多方面から働きかけ、子どもや保護者の安心につなげています

近隣小学校との交流会で学校の様子を見学し、小学1年生と共に過ごしたり、幼保小連携懇談会で小学校の要望を把握し、園生活に取組んでいます。近隣の保育園と小学校接続へ向け5歳児同士の交流を秋ごろから行なっています。園での5歳児の生活を小学校の時間ごとのスケジュールに合わせるように努めたり、小学校からの情報を保護者に伝え、家庭の協力も仰いでいます。子どもや保護者の安心につなげるために、卒園後も気軽に立ち寄れるように子どもに声掛けをし、相談等のその後の支援についても継続することを保護者に伝えています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
保護者との日々のコミュニケーションを大切にし、家庭と連携して保育にあたっています

登園時には保護者と顔を合わせ、子どもの体調を確認し前日の様子等を保護者から聞き取っています。受け入れ時の視診表には必ず保護者から聞いた健康状態や安全面の変化等いつもと違う子どもの様子を視診表に記載し、全職員で共有しています。降園時には保育士からは視診表に記載されたその日の子どもの園での様子などの伝達事項を口頭で伝え、園と家庭とのWEB連絡帳機能「ポピンズメモリー」で写真もアップして伝えています。さらに園の玄関には保護者向けに食育活動や、日常の保育の様子などを写真で掲示しています。

生活習慣は、家庭と連携し個々の子どもの発達段階に応じ身につくよう働きかけています

紙芝居や絵本を用い基本的な生活習慣の大切さを伝え、年齢に応じた食事介助、着脱介助を行ない、達成感も感じられるよう工夫しています。栄養士は食物アレルギーの確認や家庭へのアドバイスを行ない、本園では離乳食を家庭に紹介し、分園で食育の中でスプーンや箸などを使って自分で食事ができるよう家庭と連携しています。トイレトレーニングは、1歳児の終わりの懇談会で話題にとりあげ、2歳児から様子を見ながら家庭と連携して進めています。衣類の着脱は、自分から着替えようとするなど、発達段階に応じた意欲も見極めながら進めています。

子ども一人ひとりのリズムに合わせた睡眠時間が確保できるよう配慮しています

重要事項説明書で早寝、早起きの習慣の大切さを伝え、年齢に応じた1日の睡眠時間の目安を示しています。「ポピンズメモリー」で前日の家庭での様子や寝不足などの体調、就寝時間や1日の睡眠時間について保護者からの情報を把握し、午睡の他に休息や午前寝を促すなどの対応をとっています。園で清潔な布団を用意し、SIDSの対策として、例えば乳児は午睡チェックを5分ごとに行なうなど、睡眠中の安全確保に取り組んでいます。5歳児は小学校生活への移行を意識し、様子を見ながら午睡をなくしていきます。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもの自主性を尊重し様々な表現を楽しめるよう、環境設定等工夫しています

子どもたちの「やりたい」という気持ちを大切にし、自由に好きな遊びに打ち込める時間を持てるように環境を整え、教材、おもちゃ、コーナーを準備し環境設定しています。クラス担当リーダーが中心となり、子どもの興味・関心をくみ取りながら月週案をもとに、歌、絵本、パネルシアター、紙芝居、季節の制作、室内での運動遊び、戸外の散歩など活動内容を設定しています。散歩途中には職員が積極的に声をかけ、畑の作物等を観察し季節が感じることができるよう気づきを与えるようにし、働きかけることで、子どもの心身の育ちを促しています。

職員の得意なことを研修によって専門的に学び、保育の中で生かすようにしています

職員は、各自の得意な児童英語(バイリンガル)や絵画、体操(運動遊び)などを「専科」として研修でさらに学び、その成果を普段の保育に取り入れています。カリキュラムなどと切り離して取り組むのではなく、日ごろの保育のふれあいの中で日常的に子どもたちに働きかけています。「専科」での取り組みにより、英語の歌・ダンスやゲーム、拾った落ち葉を利用しての季節の制作、リトミック活動、マット運動などスポーツデーでの披露など、子どもたちがそれぞれ自分の楽しめる表現活動を見つけられるように働きかけて、その成長に繋げています。

日々の遊びの中で約束やルールの大切さを理解できるよう取り組んでいます

職員は毎日の保育の中で生活のルールや決まりなどをわかりやすく伝えています。本園は園庭がないために天気の良い日は毎日散歩に出かけ季節の変化を感じていますが、その際に「道路の渡り方」、「公園での遊び方」などのルールを伝えています。園のルール、遊びのルールを視覚や言葉で伝えながら年齢と共に自分の気持ちのコントロールができるよう子どもに働きかけています。特に分園ではルールのある遊びに取り組み、訪問調査時には、室内にもかかわらず白熱したドッジボールゲームが繰り広げられていました。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
行事を日常の遊びや活動の延長として展開し、日々の保育との連続性を持たせています

年度初めに夏祭り、スポーツデー、生活発表会等の行事を年間行事予定表で保護者に周知しています。家庭でできないことを行事として行ない、担当を中心にねらいを明確にし、行事計画書を作成し、職員それぞれが自分の役割を把握し、実行しています。行事終了後は反省会を開き、次に生かしています。園での行事は、子どもたちが日々の保育で興味・関心のある活動や継続的に取り組んでいることを大切にして取り入れています。日々の保育と行事との連続性を持たせて子どもたちが楽しみながら興味を広げることで、成長につなげたいと考えています。

行事は子どもが主体となり準備に取り組み、楽しんで参加できるよう工夫しています

日ごろの活動と行事の連続性を大切にし、行事の飾りつけは子どもの制作にするなど、自然な形で子どもが主体となり行事の準備に取り組み、楽しんで参加できるよう工夫しています。夏祭りは日常の保育の活動の中で行ない、分園では夏祭りのお店やゲームコーナー決め、お店のパーツや装飾の制作は、縦割り保育の中で子どもたちが3チームに分かれて2か月ほど時間をかけて協力・相談しながら行なうなど、行事の準備から参加して子どもが夏祭りに「参加したい」、「やってみたい」という気持ちを引き出していました。

保護者が行事に出席することで、保護者同士の交流へのきっかけとなるよう努めています

保護者には年間行事計画として年度始めに配付し、子どもが行事に参加できるようまた家庭の予定が立てやすいよう配慮しています。また毎月の園だよりでも行事の目的や内容を伝え、その月と次の月の予定を掲載し、保護者が内容を確認できるようにし、保護者の参加を呼びかけ、保護者と共に楽しめるようにし保護者同士が交流し、自然と会話が生まれるようにしています。保護者同士の関係づくりのためにもスポーツデーや生活発表会など保護者の参加する行事は大切だと考えています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
合同保育を行いながら子どもたちが安心して過ごせるよう保育を行っています

一日を通して子どもたちが集中して遊ぶ時間と家庭的な雰囲気のなかで安心して過ごす時間をつくり、環境設定を工夫しています。18時に補食を19時に夕食を提供しています。食材の関係もあることから基本的には2日前の18時30分までに申請をお願いしていますが、当日など急な利用変更にも対応しています。利用している間に段々と人数が減っていき不安を感じる子どもにはスキンシップをより多く取り、一人でいることがないようにし、抱っこしながら「もうすぐ迎えに来るよ」など声をかけ、少しでも安心できるよう配慮しています。

普段出さないおもちゃを出すなど子どもたちが楽しく過ごせるよう工夫しています

合同保育を本園、分園ともに行いながら、異年齢での保育も安全に楽しく子どもたちが過ごせるよう配慮しています。異年齢で過ごすことで、年長者への憧れや年少者への思いやりが自然と身につけていくことができています。また普段あまり出さないような数が少ないおもちゃを出したり、部屋を変えて気分転換を行ったりしながら、子どもたちが特別感を持って楽しく過ごすことができるよう環境設定を行っています。長時間保育を行うなかで、どういうおもちゃだとより子どもが楽しめるのかミーティングなどで日頃から話し合いながら、保育を行っています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
  • 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
安全にそして美味しく給食が食べられるようメニュー等を工夫しながら提供しています

毎日自園調理を行い、子どもたちが美味しく食べられるよう栄養士と連携を取りながら日々提供しています。アレルギー対応食や宗教食にも対応しており、マニュアルをもとに安全に提供できるようにしています。食に興味を持ってもらえるよう完食チャレンジを行ったり、デザートビュッフェや5歳児がリクエストした給食が出るお楽しみ給食を行うなど楽しく食事ができるよう工夫しています。また毎月の誕生日会で提供される誕生日ケーキは特に子どもたちから大人気でリクエストを聞いたり、旬のフルーツを使ったりしながら毎月試行錯誤して作られています。

栄養士が中心となって食育を行い、食への興味関心と感謝の気持ちを育てています

栄養士が中心となって食育計画を作成し、各年齢に合った食育を毎月行っています。0歳児は食材に触れるところから始め、1歳児後半になるとエプロンと三角巾をして簡単なクッキングも行います。また乳児のうちからただ野菜などに触れるだけでなく、どのように野菜がなっているか知ってもらうため、土をイメージしたものから抜く体験を行うなど意識して取り組んでいます。幼児になるとサニーレタスなど実際に栽培し、水やりを順番に行うなど本物に触れる経験も大切にしています。そうすることで食への興味関心も深まり、感謝の気持ちを育てています。

保護者にも情報提供等を行いながら、家庭での食事も支援しています

毎日、玄関に今日の給食とおやつの写真を貼りだし、喫食量が分かるようにしています。また毎月栄養士が給食だよりを発行し、離乳食の形態を説明したり、食育活動などについても伝えています。給食で人気のメニューのレシピを貼りだし、家庭での食事に役立ててもらうなど園だけでなく家庭での食事にも目を向け、力を入れています。食べむらがあるなど相談があった場合には、こうしたら園では食べるなど連絡帳や送り出しの際に伝え、家庭での食事も支援しています。時にはより分かりやすくなるよう食事の様子を動画に撮って、アドバイスを行っています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
お散歩マップなどを活用しながら子どもたちが安全に過ごせるよう支援しています

道路を渡る際は左右を確認するなど散歩時に一緒に子どもたちと行いながら、交通ルールなどを教えています。また公園で遊ぶ際も必ずルールを伝え、職員がどうやったら危険かなどを実際に見せたりしながら分かりやすく説明しています。また各公園の危険個所を写真に撮り、公園毎にまとめています。年度初めには振り返りの時間を持ち、追加があった場合は加えるなど見直しも行っています。衛生指導も看護師を中心に行い、手洗い指導や鼻のかみ方などを伝えています。また幼児は年に2回歯科衛生士からの歯磨き指導も行っています。

毎月避難訓練を行い、次に活かすことができるよう毎回振り返りを行っています

月に一度時間帯や地震、火災など場面を変えて避難訓練を行い、緊急時に備えています。毎回クラスごとに振り返りを行い、どうしたらより安全に迅速に避難が行えるか検討しています。行事計画書の評価・反省・特記事項欄では枠が小さいと考え、新たに振り返りシートを作成し、そこに記入するようにしています。そうすることで次に活かすことができ、段々とスムーズな避難が行えるようになってきています。繰り返し行うことで、子どもたちも自宅で地震があった際には自ら机の下にもぐる様子が見られるなど安全意識の高まりが伺えます。

看護師を中心に家庭とも連携し、子どもたちの健康を守っています

重要事項説明書にはワクチン接種の時期や代表的な感染症について記載があり、情報提供を行っています。また毎月看護師が保健だよりを作成しており、子どもの適切な厚着の仕方や与薬について、体調管理についてなど定期的に伝えています。園で感染症が発生した場合には、連絡帳だけでなく、玄関にも掲示し、情報が素早く伝わるように工夫しています。医療的ケアが必要な子どもについては、マニュアルを作成しており、関係機関や保護者と連携して保育していく体制が整っています。SIDSについても懇談会などを通して情報提供を行っています。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
連絡帳や送迎時、面談を通して保護者と連携して保育にあたっています

日頃から連絡帳や送迎時などコミュニケーションを大切に行っています。連絡帳には毎日必ず写真をつけて送り、園での様子がより分かりやすいものとなるようにしています。また年に1度必ず面談を行っており、今年度はよりスムーズに面談を行えるよう面談シートの改良を行いました。主任が各クラスリーダーから確認したい項目を聞き、取り入れ、乳児は主に食事・睡眠などの生活習慣について記入してもらい、年齢に合わせてトイレトレーニングや就学についても記入してもらっています。また家庭での様子もそこで詳しく確認し、連携を図っています。

年2回のクラス懇談会等を通して、保護者同士の交流や職員との信頼関係を深めています

年度始めと年度終わりに各クラスで懇談会を行っています。そこでは職員だけでなく、保護者同士でも交流ができる場となっています。各クラスの様子や家庭での様子も共有しながら保護者同士の交流を深め、またスポーツデーや生活発表会でも交流ができるよう企画しています。毎日の送迎時の引き継ぎも大切にしており、シフトの都合上必ずしも担任が受け入れ等を行えるわけではない為、伝達事項があった場合は必ず視診表に記載し、引き継ぐようにしています。ミーティングでも情報提供について再度話し合い、職員間で差異が生まれないよう意識しています。

保育参加はいつでも受け付け、共通認識をもって子どもを育てています

保育参加は希望があればいつでも受け付けています。基本的には平日の午前中に行っており、一緒に散歩に出かけるなど工夫しています。保育参加を行った場合は基本的には一緒に帰宅をお願いしていますが、難しい場合は子どもの気持ちを第一に気づかれないよう散歩に同行してもらうなど保育参観に変更する場合もあります。また幼児クラスでは勤労感謝の日に教員をしている保護者の方に来てもらい、仕事について教えてもらう機会を設けるなど積極的に園での活動に参加してもらい、共通認識をもって保護者と一緒に子どもを育てています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
観劇会に参加するなど地域資源を活用しながら多様な経験ができるようにしています

市が主催している観劇会に5歳児は毎年参加するなど地域資源を活用しながら様々な経験ができるようにしています。主任会で知り合った近隣の保育園とも連携し、スムーズに小学校接続ができるよう年に数回5歳児同士の交流も行っています。互いの保育園を行き来し、ドッチボールなどゲームを行ったり、一緒に図書館に行くなど交流を深めています。そうすることで就学した際も同じ小学校に顔見知りがいたり、知らない子ともすぐに仲良くなれるなど成長が伺えます。年に一回避難訓練時に消防士にも立ち会ってもらい、消防車に乗せてもらうこともあります。

子どもたちが職員以外の人とも関わる機会を大切にしています

子どもたちが職員以外の人とも関わる機会を大切にしています。毎日朝夕にはシルバー人材センターからボランティアで、駐車場の交通整理や清掃などを行ってくれています。また夏休みには小学生になった卒園児が一緒に遊んでくれたり、中学生の職場体験も受け入れています。今年は保護者から働いている高齢者施設に来てくれないかと誘いを受け、4・5歳児が歌のプレゼントをしに訪問する予定です。このように職員だけでなく、幅広い年齢層の地域の人と関わる機会を大切に日々保育を行っています。

【講評】
子どものプライバシー、羞恥心に配慮した保育を行っています

入園申込時に重要事項説明書において個人情報の取り扱いについて記載し、説明を行い、同意を得ています。児童要録が主な外部とのやり取りであり、保護者の同意のもと情報提供を行っています。またおむつ替えの時など、0歳児の時から必ず声かけをしてから行い、裸になることがないよう気を付けています。着替え等を援助する時も作業のようにならないよう子どもの様子を見ながら声かけをし、行っています。幼児になり自分で着替えを行う際も上を脱いだら上を着るなどプライバシーゾーン等適宜伝えながら、子どもの羞恥心に配慮した保育を行っています。

子ども一人ひとりを尊重しながら日々保育を行っています

人権擁護のセルフチェックリストを毎年全職員が行い、日頃の保育について見直す機会をつくっています。その結果を集計し、月ミーティングで共有を図り、日頃の保育に活かすようにしています。普段から声かけには気を付けており、外から聞いても誤解を生まないよう意識しています。子どもに向けての声かけだけでなく、職員同士での会話にも気を配っています。また子どもの生活習慣にも配慮した保育を行っており、保護者の意向を受け止めながら、園の考えを押し付けることはせず、一緒に子どもの成長を見通しながら保育を行っています。

虐待防止や育児困難家庭への支援について知識を深めています

日々の子どもの様子や送迎時の保護者の様子、また連絡帳の内容などを日々細かく確認しながら、保育にあたっています。何か普段と違う様子が見られた際は各クラスのリーダーが中心となりながら、主任や施設長とも連携を取り、声をかけるなど支援を行っています。また研修を受けた際は必ず月ミーティングで研修報告を行い、得た知識をその他の職員にも伝達しています。園には子ども虐待防止マニュアルも整備されており、不測の事態がおこった際には迅速に対応できる体制となっています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
ISO業務マニュアル及び各種マニュアル(保育、給食、保健)が整備されています

保育サービスの拠りどころとしている業務マニュアルは、ISO業務マニュアルをはじめとして、各種マニュアル(保育、給食、保健に大別)が整備されています。各マニュアルを職員の共有スペースに置いて、随時学習ができるようにしており、クラスリーダーを中心にマニュアルに基づいて行動するようにしています。さらに、重要事項説明書は、各マニュアルに連動しているため、3月には次年度版が完成するように1年毎に点検・見直しがされています。

業務マニュアルは法人主管であり、ISOアンケート等を受けて見直しがされています

業務マニュアルの主たるものは法人主導で作成され、系列園で共通して使用されるため、ポピンズ・ネットワーク上での参照が可能になっています。ISOアンケート等での意見・要望に基づき見直しがされますが、更新管理も基本的には法人管轄です。マニュアルの内容が改訂された場合には、職員に根拠を伝えて周知し、職員は全員その内容や変更点を確認してサインすることになっています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2025年4月30日~2026年1月16日

【評価者修了者No】

H1901036,H1102053,H1701031

評価結果のダウンロード

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