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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和06年度(2024年度) 児童発達支援センター(旧福祉型児童発達支援センター)
法人名称
社会福祉法人天童会
事業所名称
児童発達支援センターマイム
評価機関名称 特定非営利活動法人 日本ライフサポーター協会

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)様々な障害の種別や障害の特性に対応した幅広い専門性に基づく発達支援を行う。
2)保護者に障害の特性や生活を安定させることを基本に置いて丁寧な保護者支援を行う。
3)全ての子どもが共に成長できるよう地域のインクルージョンを推進し、関係機関と連携構築を図る。
 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 障害のある子どもに対して、将来の子どもの発達・成長の姿を見通しながら、日常生活や社会生活を円滑に営めるよう、基本的な動作の指導、知識技能、集団生活への必要なスキルを身に付けさせ、子どもの自尊心や主体性を育てつつ発達上の課題を達成させ社会参加の基礎を養う。
そのために、保護者に対し、その意向を受け止め、子どもと保護者の安定した関係に配慮した支援を行う。また、関係機関が連携を図り、切れ目の無い一貫した支援を提供するために、保育等関係機関と連携を図りながら支援を行うとともに、専門的な知識・経験に基づき、保育所等の後方支援に努め様々な障害の種別や障害の特性に対応した専門的かつ適切な支援等を実施できる人材養成を図る。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) ①子どもの支援に対する熱意と使命感
②多様性・複雑化している課題に適切に対応できる資質
③組織人としての責任感、協調性を有し、互いに高め合う姿勢
④積極性やチャレンジ精神 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 子どもの成長や障害特性に合わせて、子ども自身が持つ主体性を可能な限り尊重して支援している
  • 食育計画を基に栄養士と職員が連携して、子どもたちが食への関心を持てるよう食育活動を行ってる
  • よりよいサービスの提供に向け、チェックシートを活用して業務水準の確保・向上に取り組んでいる
さらなる改善が望まれる点
  • BCPに基づいて災害対策訓練を実施するなど、自然災害に対応する組織として体制の強化に期待したい
  • 人材育成を図るため、多職種の職員がそれぞれの役割りを自覚しながら連携しチームを組んで支援に当たるよう期待したい
  • 市内の発達支援事業所の「センター機能」を発揮することが求められていることから、ミドルリーダーを育成することが課題と思われる

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 児童発達支援センター一元化の趣旨に沿って、障害児支援の強化に取り組んでいる

 「中核機能強化加算」を算定し、包括的な支援の推進や地域支援に取り組んでいる

 障害児の地域支援体制の構築を目指し、マイム親子遊びの会「わくわく」を実施した

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:定員28名で、利用者数は58名である。そのうち32名から回答を得た。回答者属性は母29名・その他3名。児童の平均年齢は、3歳以上6歳未満が23名・6歳以上12歳未満が7名・無回答2名であった。
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケート方式で実施。調査依頼文と調査票、返信用封筒を施設から利用者に配布していただいた。回収は、利用者から調査票を入れた返信用封筒を直接評価機関に郵送していただいた。
  • 利用者総数: 58人
  • 利用者家族総数(世帯): 58世帯
  • 共通評価項目による調査対象者数: 32人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 32人
  • 利用者家族総数に対する回答者割合(%): 55.2%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
32/58
1.事業所に通うことが、子どもの身体の機能や健康の維持・促進の役に立っているか
はい
91%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.事業所での活動は、子どもが興味や関心を持てるものになっているか
はい
91%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.事業所に通うことが、子どもの情緒面での発達(感情のコントロールを身につける等)の役に立っているか
はい
81%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:3%
4.事業所に通うことで、子どもに社会性(人と人との関わり合いやルール等)が身についているか
はい
81%
どちらともいえない
16%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:3%
5.子どもの様子や支援内容(体調変化時の対応含む)について、事業所と情報共有できているか
はい
88%
どちらともいえない
6%
いいえ
6%
 
無回答・非該当:0%
6.家族に対する精神的なサポート(子育てに関する悩み相談や進路相談、家族間交流の機会の提供等)は役に立っているか
はい
69%
どちらともいえない
22%
いいえ
6%
 
無回答・非該当:3%
7.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
8.職員の接遇・態度は適切か
はい
94%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:3%
9.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
78%
どちらともいえない
6%
無回答・非該当
16%
 
いいえ:0%
10.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
63%
どちらともいえない
13%
無回答・非該当
22%
 
いいえ:3%
11.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい
84%
どちらともいえない
16%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
12.子どものプライバシーは守られているか
はい
84%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:3%
13.個別の計画作成時に、子どもや家族の状況や要望を聞かれているか
はい
88%
どちらともいえない
9%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:0%
14.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
88%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
15.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
84%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:3%  
無回答・非該当:0%
16.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
69%
どちらともいえない
19%
いいえ
6%
無回答・非該当
6%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
子どもや保護者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している子どもや保護者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 保護者等に最新の情報を的確に分かりやすく伝えるよう、工夫しながら取り組んでいる
  • 少人数で気軽に利用できる親子遊びの会「わくわく」でセンターの情報を提供している
  • センターへの問い合わせや見学は、保護者等の個別の要望や状況に応じて対応している
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、子どもや保護者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、子どもの支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • サービスの開始にあたり療育内容や利用日時、料金等を具体的に確認している
  • 子どもの状態や家庭環境等の個別事情を丁寧に聞き取り、職員間で共有している
  • 退所時には支援の継続性に配慮し、就学支援シート等の情報提供書を作成している
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
11/11
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している子ども一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.子どもや保護者の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、子どもや保護者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画を子どもや保護者にわかりやすく説明し、同意を得ている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、子どもに変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 一人ひとりの成長に伴う変化や課題を的確に把握して、介護ソフトに記録している
  • 保護者の意向をふまえ、ニーズに沿った個別支援計画を作成して丁寧に説明を行っている
  • 子どもの様子や状態の推移について保護者に説明するとともに職員間で情報共有している
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
26/26
  1.個別の支援計画に基づいて子ども一人ひとりの発達の状態に応じた支援を行っている
個別の支援計画に基づいた支援を行っている子どもの特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している関係機関(教育機関、福祉関係機関、医療機関等)と連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 子ども個々の特性・生活・発達に合わせた個別支援計画を作成し支援している
  • 人との関りを深められるよう写真・絵カード・タブレット端末等、ICTを活用している
  • 外部専門家の助言を参考に、障害特性の理解を得て支援の改善を図っている
  2.子どもが食事を楽しめるよう支援を行っている
食事時間が楽しいひとときとなるよう環境を整えている子どもの状態やペースに合った食事となるよう、必要な支援(見守り、声かけ、食の形態や用具の工夫等)を行っている子どもが安全に食事をとれるよう取り組みを行っている食物アレルギーや疾患等については、医師の指示に従い、対応している食についての関心を深めるための取り組みを行っている子どもの状況をふまえ家庭での食事について助言を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 栄養士は子どもの好みや職員・保護者の意見を参考にメニューや調理方法を見直している
  • 外部専門家の助言を取り入れて、子どもの実態とニーズに合わせた食事指導をしている
  • 子どもたちは食育活動を通して食への関心を深めている
  3.子ども一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
身の回りのことは自分で行えるよう、必要な支援を行っている基本的な生活習慣や社会生活上のルール等 (あいさつ、マナー、交通ルール等)を身につけられるよう支援を行っている集団活動を取り入れるなど、子どもの心身の発達や社会性が育つよう支援を行っている一人ひとりの有する能力を活かせるよう個別のプログラムを実施している送迎は、子どもと保護者等の状況に応じて送迎方法を検討し、行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 身の回りのことが自分で行えるように、職員と保護者が連携して取り組んでいる
  • 集団活動の中で子どもたち一人ひとりの社会性が育つように支援している
  • 子ども一人ひとりの課題に合わせた個別のプログラムを実施している
  4.子どもの健康を維持するための支援を行っている
子どもの健康状態について、保護者や医療機関等から必要な情報を収集している子どもの状態に応じた健康管理を行い、体調変化に速やかに対応できる体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 医療ケアが必要な場合は主治医の診療情報提供書等で対応している
  • 子どもの健康管理は看護師を中心に職員が一体となり、家庭と連携して行っている
  • 各種感染症に対して保護者の協力を得ながら感染予防・拡大防止に努めている
  5.子どもの主体性を尊重し、施設での生活が楽しく快適になるような取り組みを行っている
日常生活の支援は子どもの主体性を尊重して行っている子どもが安心して活動できるよう、状況に応じて室内の環境を工夫している子どもの状況や希望に沿って、多様な体験ができるようにしている
【講評】 詳細はこちら
  • 子どもの主体性を尊重し、日常生活が楽しく快適になるように取り組んでいる
  • 子どもがセンターで快適に過ごせるために室内環境を工夫している
  • 保育園と連係した誕生会やインクルーシブな行事、夏祭り・ハロウィン等を実施している
  6.家族との交流・連携を図り支援を行っている
子どものサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、支援に活かしている家族の意見や要望を活かした支援を行っている家族の状況に配慮し、相談対応や支援を行っている子どもや家族に合った療育方法等について助言している
【講評】 詳細はこちら
  • 家庭と連携し子どもの状態をしっかり伝えあいながら日常の支援に活かしている
  • 保護者同士・職員と保護者が交流する機会として、保護者会や行事などを実施している
  • 専門家の助言を受ける機会として、外部講師による研修会に保護者の参加を募っている
  7.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
地域の情報を収集し、子どもの状況に応じて提供している必要に応じて、子どもが地域の資源を利用し、多様な体験や交流ができるよう支援を行っている地域全体の在宅障害児や関係機関等を対象に、施設・設備や人材・プログラムを有効に活用した支援を実施している
【講評】 詳細はこちら
  • 行政等の関係機関と連絡をとり、情報収集しながら支援の充実を図っている
  • 地域の畑での芋ほりや図書館のイベントなど、職員以外の人と触れ合う機会を作っている
  • 障害児の地域支援体制を図る目的として、親子遊びの会「わくわく」を実施している
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
6/6
  1.子どものプライバシー保護を徹底している
子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、子どもや保護者の同意を得るようにしている日常の支援の中で、子どものプライバシーに配慮した支援を行っている子どもの羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(子どもが「ノー」と言える機会を設けている)子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている施設内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】詳細はこちら
  • 個人情報の取り扱いについて契約書・重要事項説明書に明記し、保護者の同意を得ている
  • 様々な場面で子どものプライバシーや羞恥心に配慮しながら支援を行っている
  • 子どもや保護者の意思・価値観を尊重するよう、研修等で職員資質の向上を図っている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 各種業務マニュアルと、クラスごとのマニュアルをそれぞれ整備している
  • 法改正に合わせてマニュアルを更新し、保護者や職員の意見を積極的に取り入れている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H1501025   修了者No.H0901020   修了者No.H1002008   修了者No.H2301032    
評価実施期間 2024年9月3日~2025年3月24日

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