評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)子どもたちがその将来において、心身ともに健康に育つ基礎を作る手助けをする。
2)法人の存在意義として、時代にあった社会福祉のあり方を常に研鑽する。
3)蓄積したノウハウや人的資源を広く地域社会へ還元することにより、法人の目指す社会福祉の推進を行う。
4)目標を共有する中堅リーダーの育成、将来地域福祉の中心に育つ人材の育成を行う。
職員に求めている人材像や役割
職員に求めるのは「人材」ではなく「人財」となる人物。所属する組織の職員に、プラスの影響を与える(発信する)人。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
子どもたちの未来にとても大きな影響を持つお仕事であるという感覚(使命感)。自分たちの仕事は地域(保護者・近隣・行政)との連携によって成り立つという理解
全体の評価講評
特によいと思う点
当保育園の教室は、習い事などの時間を家庭に代わって子どもたちへの学ぶ機会として提供しています。
活動の一部として保護者にも披露をしていますが、子どもの生活や遊びの中に英語での挨拶が出現したり、手話で会話をしようとしている姿が見られるようになってきています。教室の学びから日常生活の関係つくりの一つのツールに変化している姿がでています。具体的には、公園での遊びに英語や手話での挨拶が入り、遊びのきっかけにしている姿が見られます。
コロナ禍で行事の見直しと縮小化を余儀なくされましたが感染症対策を継続しながら従来好評であった行事内容に復活させています。保護者の就労形態も変化したままの方もいますが制約を排除し、コロナ禍での好評であった手順や内容を大切にしながら子どもと共に保護者、卒園児などが楽しめる行事にしています。また、行事には伝承太鼓、神輿、祭り、踊りなどの伝承も継承しながら子どもたちの体験を膨らませています。保護者の参加も同様になかなか家庭では体験できない内容を体験できるようにしています。
園では、チームワークの向上と職員の定着に向けた環境整備を行っています。職員間の円滑な連携を促すため、日々の業務の中で挨拶や声がけを欠かさず、積極的なコミュニケーションを推奨しています。また、職員の働きがい向上のため、挑戦や成果を上げた職員には称賛を行い、それを評価や処遇に反映させることで、意欲を高める工夫をしています。さらに、職員の健康管理にも配慮し、定期的な面談や有給休暇取得率の確認を行い、職場環境の改善に努めています。成果として職員のモチベーション維持につながり、より良い保育の提供に貢献しています。
さらなる改善が望まれる点
職員の雇用形態を問わず、職員研修の機会を多く設けています。園内の研修だけでなく外部への研修も積極的に行っています。しかし、学んだ内容を日々の業務に効果的に落とし込む仕組みは発展の余地があります。研修後の報告や議論の場はあるものの、具体的な実践計画が不足しており、学びを活用する機会が限定的になっています。そのため、研修内容を業務に反映するための具体的な実践計画を策定し、職員が学びを実際の保育に活かせるような仕組みを整えることが求められます。
法人一体となり採用・定着・育成を行っています。職員の育成には力を入れて取り組み研修機会や外部の保育アドバイスも取り入れながらスキル向上を図っています。保育士に求められる要件や法人として求める要件は明確になっていますが、現場とのギャップが今回の職員アンケート意見で確認出来ました。経営層も雇用形態による質のバラツキがあることなどに気づき、手を打っているところです。職場環境整備や職員のチームワーク向上を図っているここ数年のタイミングに合わせ、ベテラン職員の知見を活かしながらキャリアパスの再構築が求められます。
職員の意向を把握するために定期的な面談や意識調査を実施していますが、その結果を具体的な改善策に十分反映しきれていない点が課題となっています。今回の職員アンケートにも「会議」「業務量」に関することが意見として寄せられており、業務面の改善が求められています。今回の受審を機に会議の効率化を図るための時間短縮や議題の整理、業務の優先順位を明確にしたタスク管理の見直しを進めるのも良いでしょう。職員が働きやすい環境を整えている途中ですが、職員の負担を軽減し生産的で質の高い働きに繋がることを期待します。
事業者が特に力を入れている取り組み
子どもへの支援内容を乳幼児の成長発達に見合うように保育内容及び保護者への支援を継続しています。特に、保育に関する基本的な支援内容の確認を「保育所保育指針」を基軸として行っています。毎月、会議で基本の指針内容を現状の保育プログラムと支援内容を照らし合わせて確認をしています。昨今の若い世代の保育、育児などの考え方を組み込みながら子どもの成長発達の目標と現状を再考し、具体的なプログラムに還元するように進めています。この確認は、不適切な保育の防止にもつながり、保育の改善に向けられています。
子どもの体験から多面的な遊びに発展し、幼児クラスから全園児への催しになることが多々あります。具体的には、「おみせたさんごっこ」の活動です。身近な店やと商品の制作活動と売買のやり取りをしていくごっこ遊びです。幼児クラスが中心になって行った「おみせやごっこ」の楽しい体験を、自分たちだけでなく「赤ちゃんクラス」に経験させてあげたいという意見から賑やかなお店やさんができ、乳児を中心としての小さい子どもを相手にやりとりを楽しむことができました。この過程で子どもたちは様々な体験と情操を育んでいました。
調理室は、ガラス窓より食材の変化と調理の過程が見えています。「温かい食べ物は温かい状態で、冷たい食べ物は冷たい状態」で食卓に載せて子どもたちに提供し、おやつも手作りです。昨年から始めている職員など身近な人の郷土料理の提供に新たな発見と関心を広げています。子どもたちへの食育過程での学びに加え、どこの地域であるかなど関連させての学びもあります。この内容は適宜インスタグラムで発信され、調理方法なども保護者のニーズに応えて提供されています。郷土料理から子どもたちとの会話や家庭での会話も膨らんでいます。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:利用者家族73世帯を調査対象にアンケートを実施し、結果61世帯から回答が得られました。
- 調査方法:アンケート方式
利用者調査はアンケート方式で行いました。アンケートは事業所の協力の下、案内用紙を保護者へ配布してもらい、WEBで回答してもらいました。なお匿名性を確保するために、無記名としています。 - 有効回答者数/利用者家族総数:61/73(回答率 83.6% )
利用者家族73世帯に対し、有効回答61件で83.6%の回答率となりました。 総合的な評価では、「大変満足」が30名(49.1%)、「満足」が27名(44.3%)、「どちらともいえない」が4名(6.6%)という結果になっています。事業所に対する総合的なコメントを見ると、「いつも大変お世話になっています。保育園の存在はありがたいですし、先生たち皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。大変なお仕事かと思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。」「コドモンのアプリが導入され、日々の連絡が便利になりました。今後ともよろしくお願いいたします。」「いつも丁寧にそして柔軟に子どもと接してくださっていてとても感謝しています。」等の回答がありました。
アンケート結果
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
回答割合は、「はい」が100.0%という結果になっています。自由意見は「お友達と関係を築いたり、季節毎の行事などは保育園でたくさん経験できるため、とてもありがたく思っています。」「できることや話せる言葉が増えてきました。」「食事の仕方など日常生活におけるマナーも子供にわかるように説明しながら教えてくれていたり、年齢に合わせた遊びを取り入れてくれたりと成長に役立ってると思います。」等の回答がありました。
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
回答割合は、「はい」が100.0%という結果になっています。自由意見は「毎月の制作も、工夫を凝らした方法で子供が作成できるようにしてくれたり、体操教室などの教室も興味を持ってやっています。」「水遊びや行事ごとを楽しそうにしていて、帰ってきてからもそのお話をしてくれます。」「先日のプラネタリウムは、子供がとても喜んでいました。」等の回答がありました。
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
回答割合は、「はい」が96.7%、「どちらともいえない」が3.3%という結果になっています。自由意見は「毎日献立をみますが、星のかたちに型どった食材のイベントや、他の地域の料理などが月に何度かでていて、食育にも力をいれていると思います。」「家ではなかなか食べてくれないので、保育園の給食でいつも完食しているのを確認して安心しています。」「ほとんどいつも美味しいと言っています。」等の回答がありました。
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
回答割合は、「はい」が86.9%、「どちらともいえない」が9.8%、「いいえ」が3.3%という結果になっています。自由意見は「お散歩で商店街を散策して、八百屋さんなどの前で果物の名前を言ってたり、駅の方では電車やバス、働く車を見て楽しみながら覚えてきてくれます。」「夏祭り、運動会、発表会とイベントがあるのは良いが、中身が子ども、保護者、保育士それぞれ重すぎるので、もう少し負担を減らしてやったほうが持続可能なものになると思う。」等の回答がありました。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
回答割合は、「はい」が59.0%、「どちらともいえない」が21.3%、「いいえ」が4.9%、「無回答・非該当」が14.8%という結果になっています。自由意見は「電話をすると、いつも快く受け入れて下さるので大変ありがたいです。」「原則として3日前までに申請することとなっているため依頼しにくい。ただし、当日やむを得ない状況で延長保育を依頼した時には、気持ちよく引き受けてもらえて助かった。」等の回答がありました。
6.安全対策が十分取られていると思うか
回答割合は、「はい」が86.9%、「どちらともいえない」が13.1%という結果になっています。自由意見は「毎月の避難訓練や、普段のドアストッパーや入り口のオートロックなどされているので、安全だと思います。」「乳児の下駄箱が倒れやすくて、子供が倒すのを見た事がある。」「最近お迎え時にきちんと鍵がかかるようになったので安心しています。」等の回答がありました。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
回答割合は、「はい」が67.2%、「どちらともいえない」が29.5%、「いいえ」が3.3%という結果になっています。自由意見は「年間行事表を、年度始めにもらい、事前に把握できるので、参加しやすいです。」「年間スケジュールをいただいていますが、時間等の詳細連絡を1か月くらい前にしていただけると助かります。」「平日も土日もあり、いいと思います。」等の回答がありました。
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
回答割合は、「はい」が77.1%、「どちらともいえない」が21.3%、「いいえ」が1.6%という結果になっています。自由意見は「毎日の連絡帳や帰り際に様子を聞くのが1日の楽しみになっています。」「一年に一度の面談時のみ話す機会があるが、平時はお互いに忙しいので話す時間がとれない。」「送り迎えの時にちょっとした話もしようと思えばできますし、混みいった話も事前に言えば時間を作っていただけそうな感じはしています。」等の回答がありました。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
回答割合は、「はい」が90.2%、「どちらともいえない」が9.8%という結果になっています。自由意見は「きちんと整頓されていています。子供が使うものも、いつも綺麗にしてるので子供も片付けをするのが得意に感じます。」「いつも、きれいに整頓されていて、帰りの時間で全員の園児の荷物が多くなりますが、動線がちゃんと確保されています、一人一人に棚もあるので、荷物の場所を子供たちも自分のがどこにあるかすぐに見つけられて、助かっています。」等の回答がありました。
10.職員の接遇・態度は適切か
回答割合は、「はい」が80.3%、「どちらともいえない」が16.4%、「いいえ」が3.3%という結果になっています。自由意見は「服装も清潔感ありますし、言葉遣いも保護者の方達を思ってお話ししてくれるので、気持ちよくすごせます。」「仕事で遅くなっても、いつも笑顔で迎えてくれて、日々感謝してます。」等の回答がありました。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
回答割合は、「はい」が93.4%、「どちらともいえない」が6.6%という結果になっています。自由意見は「すぐにお電話もくれますし、ぶつけたりしたときも、冷やしたりしてくれています。」「小さな怪我でもいつも教えてくれます。」「看護師の先生が診てくれて、園での状態も報告してくれます。」等の回答がありました。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
回答割合は、「はい」が52.5%、「どちらともいえない」が26.2%、「いいえ」が1.6%、「無回答・非該当」が19.7%という結果になっています。自由意見は「些細なことも報告してくれます。」「トラブルはいままでないですが、話しやすい環境づくりや、コミュニケーションができてると思います。」等の回答がありました。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
回答割合は、「はい」が83.6%、「どちらともいえない」が16.4%という結果になっています。自由意見は「お着替えしたくないと嫌々してしまい、パジャマのまま登園したときも、子供に寄り添って面倒をみてくれたりします。」「幼児クラスになると、先生の人数も減るためどうしても見落としは出てきてしまうのではと思います。」等の回答がありました。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
回答割合は、「はい」が82.0%、「どちらともいえない」が13.1%、「無回答・非該当」が4.9%という結果になっています。自由意見は「SNSに写真を載せて良いかなど事前に聞いてくれています。」「写真などで写りたくない子達は写さないようにしてもらっています。」等の回答がありました。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
回答割合は、「はい」が85.2%、「どちらともいえない」が11.5%、「いいえ」が3.3%という結果になっています。自由意見は「保護者会でも説明がありますし、行事ごとも資料の配布でわかりやすいです。」「コドモンの配信で、写真を添付してくれることが多いので、とても想像しやすいです。毎日ありがとうございます。」等の回答がありました。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
回答割合は、「はい」が62.2%、「どちらともいえない」が23.0%、「いいえ」が3.3%、「無回答・非該当」が11.5%という結果になっています。自由意見は「きちんと要望などを聞いてもらい、柔軟に対応してくれると思います。」「すぐに副園長に話がいき、その日の帰りには対応結果を話してもらえます。」等の回答がありました。
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
回答割合は、「はい」が37.7%、「どちらともいえない」が24.6%、「いいえ」が16.4%、「無回答・非該当」が21.3%という結果になっています。自由意見は「資料をもらっただけなので、ちゃんと読んでないと知らないと思います。」「園のしおりには第三者委員に関する記載があるが、どのような位置付けのものか理解できる内容になっていない。」等の回答がありました。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
保護者と職員の意向を反映し、より良い保育環境を整えています
保護者の意向やニーズを把握し、保育の質向上につなげるため、定期的に保護者アンケートを実施しています。アンケートでは、園の運営や保育内容、行事の進め方、給食に関する意見などを重点的に確認し、職員会議で共有した上で具体的な改善策を検討・実施しています。また、職員の意向を反映した運営を行うため、リーダー会議や職員会議を定期的に開催し、勤務体制や業務分担、保育環境の改善について意見を収集し、課題解決に向けた取り組みを進めています。継続的に保護者や職員の声を活かした運営を行っています。
地域の保育ニーズを的確に把握し、質の高い保育を提供しています
地域の福祉の現状を把握し、適切な保育サービスを提供するため、行政や地域関係団体との連携を強化しています。年間数回の行政との意見交換会や園長会を通じ、地域の保育課題や政策の動向を把握し、転入の多い地域特性に対応できる体制を整えています。また、業界の最新動向を把握するため、専門誌の購読や法人内での情報共有を行い、待機児童の減少や地域格差といった課題への対応を進めています。さらに、毎月の財務分析や外部専門家の助言を活用し、安定した経営を維持しながら、理念・ビジョンの実現に向けた職員育成にも注力しています。
中長期計画を基盤とした計画的な保育運営の推進を図っています
園では、理念・ビジョンの実現に向けた中長期計画を策定し、組織的な運営基盤の強化に取り組んでいます。計画は3~5年を見据え、経営管理層が策定し、理事会で承認を受ける仕組みとなっています。この方針を基に単年度事業計画を策定し、各園の実情に即した目標設定と施策の展開を行っています。さらに、予算編成は計画と連動し、会計専門家の助言を受けながら精査し、透明性を確保しつつ決定しています。また、行事運営やマニュアルの見直しにおいては、職員の役割を明確化し、責任を持って遂行できる体制を整えています。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
保育所保育指針の基本を徹底し、子ども達の権利擁護を第一に保育を行っています
園では、「保育所保育指針」を行動指針とし、全職員が一貫した考えのもとで保育を実践できるよう努めています。特に、毎月の研修で「保育所保育指針」の読み合わせを実施し、指針の理解を深める機会を確保しています。また、日常業務において管理職が子ども・保護者・職員間の言動に注意を払い、適切な対応が取られているかを確認し、必要に応じて指導を行う体制を整えています。継続的な学習を通じて、全職員が法規範を意識し、適切な言動を維持しながら保育の質向上に取り組んでいます。
保護者関係者の声を適切に反映し、迅速な対応を行えるよう仕組みを整備しています
園では、保護者が安心して意見を伝えられる環境を整えています。入園時に配布する「園のしおり」に苦情解決制度の詳細を記載し、保護者会の場で制度の趣旨や利用方法を説明しています。また、第三者委員や民生委員、オンブズマンなどの外部相談機関についても情報提供を行い、保護者が園以外にも相談出来るようにしています。さらに、保護者会や個人面談、連絡アプリを活用し、意向や要望を収集し、職員間で共有した上で対応策を協議・実行しています。苦情対応マニュアルを整備し、組織的な対応が可能な仕組みを構築しています。
地域の福祉ニーズに応じた支援とネットワークの強化を図っています
地域の福祉ニーズに応じた貢献活動として、子育て家庭への支援や地域ネットワークとの連携を積極的に推進しています。地域の子育て家庭が気軽に集える場として子育てひろばを運営し、定期的にイベントを開催しています。また、栄養士や看護師が講師となり、食育や健康管理に関する研修を実施し、地域の保護者が育児に関する知識を深められる機会を提供しています。地域の社会福祉法人ネットワークや園長会に参加し、子育て支援や福祉に関する情報共有を行い、地域全体の課題を把握しながら園としての対応策を検討しています。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
安全な保育環境の実現に向け、リスクを未然に防ぎ、安全で安定した運営を図っています
災害発生時の避難計画や防災訓練を定期的に実施し、職員の対応力を強化しています。また、感染症対策として、定期的な消毒作業の実施や健康管理マニュアルを整備し、感染拡大防止のための基準を明確にしています。不審者侵入への対応では、防犯カメラの設置や施設内の施錠管理を徹底し、職員間での情報共有を強化しています。さらに、応急処置の手順や避難経路を明記したマニュアルを整備し、全職員が共通認識を持てるようにしています。これらの対策を実効性のあるものとするため、定期的な研修や訓練を実施しています。
事業継続計画の策定とリスクマネジメントの強化に取り組んでいます
園では、災害や事故などの緊急事態に備え、事業継続計画(BCP)を策定しています。計画には、災害時の対応フローや職員の役割分担、連絡体制などを明記し、年度ごとに見直しを行っています。また、職員会議でBCPを確認し、避難訓練や応急処置の演習を定期的に実施し、実践的な対応力を高めています。さらに、事故や感染症、不審者侵入が発生した際は、要因と対応を分析し、ヒヤリハットや事故報告書を活用して再発防止策を講じています。安全で迅速な対応が可能な環境を整えることで、利用者が安心できる保育環境の維持に努めています。
情報管理の適正化と個人情報保護の徹底に取り組んでいます
情報管理の適正化を図るため、文書管理規程を整備しています。職員だけでなく、実習生やボランティアにもルールを周知し、情報漏えい防止の意識向上に努めています。また、Uデータの整理・管理を徹底し、職員が迅速に必要な情報にアクセスできる環境を整えています。さらに、ルーターのファイアウォールによる不正アクセス対策やアクセス権限の設定を行い、セキュリティ対策を強化しています。加えて、個人情報の適正な管理を徹底するため、利用目的の明示や開示請求への対応を明文化し、保護者へ園のしおりを通じて説明を行っています。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
多様な採用手法の活用と人材配置の工夫に取り組んでいます
園では、必要な人材の確保に向け、ハローワークや求人サイトの活用に加え、採用専用のホームページを作成し、園の特徴や職場環境を発信しています。就職フェアへの出展を通じて求職者との直接対話を行い、職場の魅力を伝える機会を設けています。さらに、SNSを活用し、保育の様子や職員の働く姿を発信することで、求職者が具体的なイメージを持ちやすい環境を整えています。職員のキャリアパスを考慮し、異動やクラス担当の選任を行いながら、成長の機会を提供し、業務の適正な分担を図っています。
職員のスキル状況を考慮した研修受講と個別の育成支援を推進しています
園は職員の成長を支えるため、組織的なキャリアパスの明示と個別の育成を図っています。昇進・昇格の基準や賃金水準を明確にし、モデル賃金表を活用して職員に分かりやすく周知しています。また、法人全体で統一した人材育成計画を策定し、職責や業務内容に応じた研修機会を設け、保育スキル習得を支援しています。職員個別の育成計画を策定し、技術水準の向上や資格取得を支援することで、職員一人ひとりの成長を促しています。外部研修の活用や指導担当者へのフォロー体制の整備も行い、専門性向上と指導力強化に努めています。
保育の質の向上に向けて、組織力の向上とチームワークの強化を図っています
園ごとではなく法人一体となり職員の学びを共有し、実践へと活かす取り組みを進めています。毎月の研修で法人内の各園の事例を報告し、課題への対応力を高める情報共有を実施しています。業務改善に向けて、マニュアルの再検討や保育指針の読み合わせを行い、職員が気づいた点を共有しながら議論を深めています。さらに、職員間の円滑な連携を促すため、挨拶や声がけといった日常的なコミュニケーションを大切にし、意見交換が活発に行える環境を整えています。今後も組織全体の成長を支える学びとチームワークの強化を課題として取り組んでいます。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
法人本部を中心に採用活動を行っています。慢性的な保育士不足の状況において、各園とも配置基準は満たしているものの十分な余裕がある状況でない点に課題感を持っていました。翌年には法人として学童の新規開設を控えていることもあり、保育士のみならず放課後支援員の確保も必要になってくるという状況でした。
そこで、採用活動において人数の確保はもちろんのこと、例年年明け頃に確定する採用人数を、年内中に達成することを目標に掲げました。
実現に向けて、ホームページの刷新や求人募集広告を拡大しました。また保育フェアへの取り組みを強化したり、出展した際には装飾品を工夫したり、来場者への声掛けを積極的に行い見学や面談へと繋げました。
その結果として、人員を確保することが出来ました。採用に至るまでの保育フェアでのブースへの来訪者や園の見学者等が昨年比2倍になる等を達成しています。放課後支援員の確保するなど目標を達成しています。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
エリアを問わず保育士不足の中毎年継続して採用活動に取り組み、ノウハウとして機能するまでに成っています。今年度の目標はそれに加えて、採用確定時期の前倒しなどに向けて様々な工夫をしています。結果として目標を達成し、さらに採用母数も増加させるなどの副次的な成果にも繋がっています。
今後も継続していくために、今回に留まらずに振り返りを行い次回以降の取り組み強化を図っていく予定です。特に母集団の形成において重要視しており、保育フェアへの出展や開催中の動きなども確認しています。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
法人として各園で保育の質にバラツキが出ないよう育成に取り組んでいます。人員構成の量的な配置への配慮はもちろん、質的な要素にも着目し求めるスキルなどをさらに明確にし保育サービスの質の維持向上を図っていました。その中で、全体をみたときに職員のキャリアパスに基づく、スキルや習得事項のなどが明確になっていないことに課題感を持ちました。
法人として必要な要件を具体化し職員が行うスキルなどを明確化することに取り組みました。園長・主任を中心に園に必要なスキル等を洗い出し、法人全体でまとめ見える化を行いました。
その結果として、職員と一言でまとめるのではなく常勤職員、非常勤職員の役割が異なる事、また不明瞭さやスキルのバラツキがあることが見えてきました。個々の育成課題の設定というよりも、軸となる人物像を描き、必要とするスキル等を分類することへ繋げています。また職員がどのような事を行えるか等も把握することが出来ています。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
法人全体で職員育成には力を入れています。一方で全体像としてのキャリアパス。それを軸とするスキル、習得年数等が少し不明瞭になっていた点に切り込みました。園長・副園長や主任を中心に職場の先生を把握し状況を、一園だけでなく法人全体で確認し現状分析を行いました。その過程で、パートタイマー職員等のスキルにバラツキがあり、育成が行き届いて居ない点に気づいています。働き方が多様になり、法人の研修時間に参加出来ないこともあるのが実情です。全体を描きながら、パートタイマー層へ特化した育成への舵取りを今後は予定しています。またこれまでは職員の弱みを補強するという視点での育成項目でしたが、強みを伸ばすという視点への変化も大きな成果の一つになります。保育スキルだけでなく、人としての成長も経営層は期待しているので今後も継続した取り組みが望まれます。
サービス分析結果
【講評】
ホームページに保育園の様子が分かるように保育方針と子どもの様子を載せています
保育園ではどのような子どもたちが生活をして生活をしているのか、また年間の行事は何があり、どのようなことが行われているかをホームページに載せています。更に、年齢によって異なる活動をしている様子を「園だより」・「クラスだより」を通して毎月、紹介する情報があります。さらに、保育園では、子どもたちの健康をどのように配慮しているのか、給食やおやつ作りなどで食に関する親子で楽しめる食育の情報提供なども発信しています。
保育園での生活と遊びなどがSNSを通しての情報発信を行っています
保育園の子どもの姿をSNSの活用で情報発信しています。動画があることより子どもの遊んでいる姿がと保育の実態がリアルタイムで確認ができます。担当者と副園長は、子どもの年齢のわかる成長の姿、保育者の子どもへの支援の様子など年齢の違いとその成長などの内容が分かるような情報提供にしています。また、口コミなど様々な情報を基に電話での問い合わせも多くあります。園庭からみられる子どもの様子から保育内容の見学希望へと繋がっています。
見学希望者を随時受け入れて、保育園の生活と保育内容の情報提供をしています
見学希望者には園内の子どもの様子を日常生活の時間帯に組み込んで子どもと保育者がどのような対応をしているのか、子どもの生活内容と大人との関りを見てもらっています。在園児の生活と遊びなどの活動に支障のない程度に見学をしてもらいます。担当は副園長と主任が説明と案内を行い、質疑応答も受けております。近年受け入れ対象年齢が0・1歳児に多い現状ですので、離乳食の様子も見学できるようにし、全年齢児の生活と活動実態を見てもらっています。電話の問い合わせも多く、丁寧に応えて子どもの様子を見てもらうようにしています。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
個別に新入園児説明会を設定、時間差を設けて丁寧に対応をしています
新入園児は0・1歳児が主体になっていますので個別に行い、保護者と乳児双方に対応しています。新入園児は健康診断を受診し、保護者は説明を聞きます。乳児は保護者もしくは保育者と一緒に遊ぶなどの活動を試みています。担当は、一定の保育と保護者対応の経験がある副園長と主任に新たな担任が担当をします。保育園のしおりを一緒に読み、子どもが保育園でどのような生活をするのかを把握できるように丁寧な説明です。特に、準備品をお願いしていますので、見本を見せた説明をしています。初めての保育園生活を安心して入れるように進めています。
入園に関する書類一式を入園内定の後、保護者へ事前に配布をしています
保育園への入園内定の通知後に入園に関する関係書類を一式届けています。関係書類は、子どもと保護者の個人情報になりますが、今後子どもの日常生活の時間をほとんど過ごすために必要な健康状態や生育過程、連絡事項および保護者の連絡先など就労に関する内容になります。子どもの健康に関する突発的な対応が速やかに保護者の了承を得て対応できる確認が求められる必要書類です。保護者は事前に内容を確認ができることより子どもの安全と健康への保育園の配慮が前提となっている必要な情報提出になります。
転居などで退園する子どもや就園する子どもたちに手紙とプレゼントを贈っています
例年、就学や転居をした子どもたちを運動会や夏祭りなどの行事への招待を復活させています。各自への手紙と行事への招待を季節に挨拶と共に送っています。子どもと保護者からは現在の学校や転居先での様子を知らせてくれ、元気で活動している様子が伝わってきます。行事への参加も大勢来所してくれ、夏祭り、運動会などを在園時と共に楽しんでくれています。また、子どもが所属している学校や保育園からの要請により関係書類を保護者の了解のもとに情報提供をしています。
1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもの成長発達を把握し、記録簿に支援内容が丁寧に記録されています
子どもの成長発達の記録簿類は、日常生活の日誌・日々を過ごすための週案・各月の指導計画及び年間指導計画などがあります。子どもの成長が年齢とともに把握できるように一定の書式に記載されています。担任は、子どもひとり一人の姿や状態を把握し記録を取り、毎週1回以上の話し合いをし、確認をしてから記録を取ります。日常の生活実態と発達状況を確認し合って記録簿に記載しています。また、クラス活動だけでない場での子どもの様子の情報を提供し合い、より成長を促進させるような課題も確認し、記録しています。
保護者と個人面談に加えて随時担任との話し合いができるように声をかけています
子どもの心身の成長発達について保護者との個人面談を一定の期間で行っています。保護者の就労などの状況によって随時対応するようにしています。個々の子どもの生活と成長を確認し合う機会として話し合いを行っています。また、保育園のカリキュラムなどについての意見なども尊重しつつ、子どもの年齢と心身共に育つ姿を確認しながらより良い保育と支援内容になるように努めています。十分に時間が取れない保護者には適宜に声をかけて子どもの成長の確認をし、ククラスの子どもの様子を連絡用SNSや行事の案内で紹介しています。
支援に必要な子どもと保護者の情報は担任および関係する全職員で情報共有をしています
クラス単位の子どもの実態の確認や乳児・幼児別の話し合いを毎月行い、他の職員からの多面的な視点からの情報を挿入しながら子どもへの支援内容を話し合っています。支援に必要な子どもへの対応は、専任もしくは担任が子どもの成長に合わせて支援をしています。また、区の巡回指導の職員より具体的な支援内容についての指導を受けるなどを経て、支援が充実するようにしています。職員間では、子どもの姿を健康面や生活全般の場面より確認を行い、全職員での定期的な会議において確認をしています。
1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
- 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
- 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
- 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
- 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
- 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
- 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
- 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
- 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
- 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
各年齢の成長に合わせて保育室の空間を変え、豊かな活動をしています
年度当初は各年齢での保育が落ち着くようにロッカーで仕切りをしてきましたが、子どもたちの活動の活発さと落ち着いた雰囲気になり、幼児クラス、乳児クラスでの仕切りを取り除きフラットにした生活をしています。仕切りがないことより、他の子どもの様子が身近に感じられ、子ども同士が年齢差を超えて交じり合っています。また、広い室内と園庭を利用してのびのびと身体を動かす活動を多く導入し、他のクラスの生活や遊びの様子が見ての模倣遊びも出ています。幼児クラスは各年齢及び異年齢児も交じって集団での遊びが活発になってきています。
子どものひとり一人が自由な表現をして遊びや制作に取り組んでいます
子どもの制作などの作品が室内掲示から廊下に移動して展示されています。廊下には、年長児の掲示が身に付きますが、のびのびとした表現を見せています。具体的には、プラネタリュウムの社会見学での遠足において子どもの目からきれい、不思議、なるほど!など様々な表現が見られます。素材は同じでも一つとして同じ表現ではない星座が掲示されています。近隣公園の園外保育では季節に見られる自然の変化を発見し、関心を寄せています。
3歳以上児から小学校での授業時間帯を目安に段階を経て進めています
保育園では幼児クラスになると簡単なワークを利用して一定の時間帯と鉛筆を持って描き、書けるように段階を経て指導をしています。小学校の就学に向けての体験を机と椅子に座って活動をしています。4歳児から文字と数字を徐々に導入して読む、書くなどを行っています。並行して年長児には近隣の小学校からの情報を基に就学への意識を高めるようにしています。年塗油時は運動会以降、午睡時間を減少させた授業時間に向けた身体慣らしもしています。
2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
- 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
- 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
- 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
- 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
子どもの年齢と家庭の生活リズムを考慮し、保育園での生活時間の調整をしてい
子どもの家庭の生活リズムも尊重し、無理なく集団生活のリズムに合うように整えるように進めます。子どもの生活年齢とともに午睡や遊びの時間帯を検討し、生活の時間帯を決めています。午睡時間は子どもの体を通した遊びや活動などにより、身体を休める時間帯としています。午睡時間は年齢によって異なり、5歳児は就学までの間、午睡を無くし、静かな活動時間に移行していますので日中の運動量や体力の様子を見て休息時間をとっています。午睡時の姿勢を5分間・10分・30分おきにチェックし安全に休めているかを確認しています。
子どもの成長発達に伴う生活習慣の獲得を個別的に細やかな段階を確認して進めています
子どもの身体や指手の動かし方を確認し、家庭生活に合わせて習慣を獲得できるように保護者と確認しながら進めています。例えば、おむつをとる時期は、子どものおむつの濡れ具合から家庭の事情も考慮して進めます。離乳食から幼児食への移行では口腔の状態を確認し、食物の形態や刻み、味などより試行段階から保護者と確認しながら進めています。着脱は1歳児から脱ぐ・着ることを意識して手や足の動きに合わせての声をかけから始めています。幼児クラスでも生活習慣の獲得には個人差がありますので保護者と確認をし、子どもに無理なく導入しています。
子どもの生活についての伝達を保護者へ速やかな提供できるように目指しています
子どもの生活実態と保育内容に関しては、適宜、情報の発信をしています。近年は、保育の実態をリアルタイムに連絡用のSNSで発信し、保護者からの返信も好評です。また、「保育園だより」「ほけんだより」「ほかほかたより」など従来の情報も電子媒体で発信しております。各クラスの様子もおよび保護者への連絡は掲示板などでも発信して保護者に伝わるようにしています。保護者に理解していただくかの検討を重ねながら進めています。
3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
- 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
- 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
- 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
- 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
- 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもの主体的な遊びの援助を子どもの興味関心に合わせた環境に整えています
職員は、子どもの遊びの変化に応じて遊びの環境を整えています。子どもの発想は、豊かでユニークに変化させていますので、子どものニーズに応えて環境を整えています。具体的には夏祭りのごっこ遊びでの再現に応えて、教材を聞きながら揃え、部屋の環境を変化させて、子どもが遊びやすいようにしています。その中で幼児クラスの皆で楽しんだ「縁日ごっこ」を「小さい子にも楽しんで欲しい」という思いを「お店やごっこ」として商品つくりとお店やさんの店主になり、小さい子を楽しませました。
体験をして欲しい遊びに様々な教材と素材を用意して、みんなで楽しんでいます
昨今の子どもの遊びは既製の玩具が主流です。保育園では、子どもの年齢に応じて様々な遊びの導入をしていますが、自然と触れ合う体験をできる限りさせています。自然の体験や行事などで補っている遊びもたくさんありますが、泥を用意して子どもに「泥団子作り」の体験をさせることができました。田んぼや泥道などの体験がない子どもには新たな体験と新鮮な感触を楽しみました。また、鯉のぼり制作では「庭いっぱいの大きな鯉のぼりを作りたい」という子どもの声に応えて、協力してできた大きな鯉のぼりは青空いっぱいに泳いでいました。
言葉の表現を絵本や紙芝居などの教材を利用して日常生活での言語を豊かにしています
子どもたちは絵本や紙芝居が大好きです。玄関先の本箱には親子で楽しめる絵本や紙芝居があります。これらは貸し出しもしておりますので家庭でゆったりした時間を作り、親子で楽しんでいます。言葉では、子ども同士の会話は無論のこと保育者とのやり取りで会話を楽しんでいます。子どもは年齢相応に大人や子ども同士の会話から、皆の前で発表する機会を用意しています。その一つに年長児の当番は、全館放送のマイクの前に立ちます。放送内容は毎日の献立発表と誕生児の紹介をします。一つずつ段階を経て大きな声を出すようになっていきます。
4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
- 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
季節の行事やその季節ならではの体験をし、小動物との触れ合いをしています
子どもたちに季節感を体験し、認識を高めるように様々な体験ができるようにしています。今年度は人気のある移動動物園を園庭で行いました。小動物との出会いと触れ合いは子どもたちの良い体験になり、小動物の様子を家庭において親子の会話になっています。また、園内で餅つき大会をし、もち米から杵をつきながら餅に変化する様子を体験しています。夏には野菜の栽培をし、野菜の成長を観察して、収穫して調理室で献立に加えてもらい茄子の味噌汁やミニトマトを食べる体験もしています。
ひとつひとつの行事に向けて子どもたちの興味関心を高め、皆の前で発表をしています
保育園の夏祭り・運動会・発表会は子どもの成長を保護者や近隣の皆さんに見てもらう機会になっています。子どもたちは季節ごとの催しで季節感を体験し、各行事への参加で自信と達成感を味合うなどで一つひとつの行事に意欲を持ち、発表することに意欲を見せています。また、年齢の小さい子どもたちは、年長児の姿を各年齢の思いで、期待と誇らしい思いで見ており、年齢が上がるにつれて自分たちの番になることへの期待を膨らませています。夏の神輿担ぎ・運動会のリレー・発表会での太鼓などの姿があります。
子どもが行事に取り組む姿を発信し、保護者の協力を得ながら取り組んでいます
子どもたちが行事に向ける姿を連絡用SNSで発信しながら、子どもの言葉と共に保護者に伝えています。保護者の参加も多く、盛況で開催することができています。一つひとつに行事について開催前の協力と実施後の感想を得て毎年検討を重ねて行っています。子どもたちの負担にもならずに楽しんでできる行事にしています。しかし、できる限りの配慮をしながらの実施ではありますが就労形態が異なる保護者の声に応えきれない日程調整があります。
5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
- 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
- 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
長時間の保育を必要とする子どもが安心して過ごせるようにしています
長時間保育園で過ごす子どもたちは少ないのですが、日中の活動で心身ともにフル活動をしていますので、ゆったりと過ごすようにしています。具体的には、0歳児と乳児、幼児のクラスに分かれて保育室使用し、好きな遊具でゆったり過ごし、保護者の迎えを待つようにしています。夕方保育は5割がたの子どもたちがおり賑やかですが、延長保育時間では少ない人数のために寂しい思いが募る姿を見せていますので、安心できるようにしています。また、疲れも出てくる時間帯でもありますので、安全に配慮した専任の職員が担当するようにもしています。
急な残業など保護者の帰宅に合わせた延長保育を行っています
保育園では通常の保育時間帯から変化する場合に事前受付と当日の電話での連絡で行っています。職員は、概ねの変更時間を保護者と確認し合いながら子どもの安全を念頭に延長保育を行っています。今回の保護者アンケートに、電話対応についての意見がありました。忙しい中でも電話での対応の方法や理由を問う聞き方などの検討を今回の評価を機に行うことも良いでしょう。園の保育者も家庭を持ち、子育てをしている方もいますので、働く者同士の心遣いに期待します。
6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
- 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
- メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
- 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
- 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
- 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
手作り献立と旬の食物を利用して、子どもの身体に良い食事の提供をしています
保育園では、手作りを基本として旬の食材を利用した給食を提供しています。また、年齢に応じて食べる時間帯と食材の形態を変えて食膳に載せています。今年度は低年齢児も月齢が高いのでほとんどの子どもたちは乳児食と幼児食になっています。味付けも子どもに合わせて食材を活かした薄味での提供です。また調理の時間と子どもの食事時間を考慮して常に温かい献立は温かく、冷たい食べ物は冷たくして味わえるようにしています。子どもはいつも旺盛な食欲を見せ、お代わりも自発的にしています。
伝統食や郷土食の提供をしながら日本の歴史と地域の特徴を学んでいます
献立には、栄養バランスに加えて、伝統行事にまつわる献立を記載しています。家庭では中々作れない献立には節句のちまき・月見団子などがあります。保護者の声に家庭では子どもに作ってあげたいけど手作りは難しい!忙しくて季節感を忘れてしまう!などもあり、季節を感じる献立は好評です。昨年から郷土料理であるその土地ならではの献立を紹介しています。まずは身近な職員の郷土を中心に行い保護者の郷土にも広げています。新たな献立と素材に触れて、その土地ならではの料理の意味なども合わせて「ほかほか」に載せて紹介しています。
食育情報の発信と献立表を置いて子どもの食に関する姿を紹介しています
調理員は、保護者と子どもとで楽しめる「ほかほか」たよりを毎月発行しています。通信には子どもが喜び、興味がある献立と体験した食材についての情報です。また、子どものクッキング(調理体験)を写真入れで紹介し、季節の野菜をもいだり、むいたりする姿を載せています。通信には、子どもが食べて人気のある・親子で食べてほしい献立なども紹介されています。その他に子どもの好きな人気ベストメニュなどの紹介もあります。加えて毎月の誕生日ケーキはどの子どもも楽しみに待っているおやつタイムの紹介もあります。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
- 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
- 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
コロナ感染症以降も看護師が中心に感染症対策を徹底し予防に努めています
感染症の予防対策は、手洗い・うがいなどを年齢に応じて指導しています。手洗い指導とうがいは各年齢に応じて上手になり、猛暑の時期における水分補給も子どもたちから声が出るようになっています。また、保育室や遊具の消毒を行っており、定期的に遊具など子どもの手に触れる教材にも目を向けています。さらに毎日の検温を全園児が対象として午睡前後に行っています。感染症への指導がありますので子どもたちも抵抗なく率先して行っています。看護師を中心に子どもの健康管理を担任と共にチェックして進めています。
子どもの健康管理と医療的な支援を看護師とともに速やかに行っています
看護師は子どもの体調管理と健康把握をするために毎朝各クラスを巡回しています。子どもたちは保育者の健康チャックを受けて看護師の視診を受けています。看護師は毎日の子どもの機嫌や食欲状態などの確認、感染症に対する子どもと保育士の姿勢の確認を点検します。子どもが体調を崩した時は経過を点検と確認し、症状に見合う対応を主任と共に判断して保護者に連絡を取っています。また、日々の生活で健康に関する対応と嘔吐処理の仕方などを全職員ができるように機会を設けて指導します。
健康診断の結果を保護者に伝え、医師から必要と認められた子どもの受診を進めます
全園児は、健康診断と歯科検診を年に2回受け、その結果について保護者に連絡がいきます。0歳児は毎月受診をしておりますので早目の対応を保護者に依頼しています。内科の検診では各年齢において身体の体格と健康状態を確認しています。歯科健診では検診の結果を知らせ、早目の治療を進めています。歯磨き指導は看護師が模型を使って子どもに見合った説明を家庭で丁寧にするように促しています。食後のうがいなどは口腔内を清潔に保つようにしています。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の声を聴き、日常の送迎時と個人面談などを通して行っています
保護者の声を毎日の送迎時に聴くようにしています。担任との出会いが少ない実態もありますが連絡帳園だより、連絡用SNSなどの情報媒介を通して行っています。保育参観後に担任との話し合いを希望に応じて行っています。また、日常的にも保護者の希望において個人面談を行っています。電話相談も受け付けておりますので子どもの姿に変化を見た折や気になることを受け付けています。副園長や担任および専門の調理員・看護師とも話ができるようにしています。
子どもの成長を分かち合えるように様々な媒体を通して子どもの姿を提供しています
職員は、子どもの成長を保護者と分かち合える機会を行事や日常保育の参観などを通して行っています。大きな行事では個々人の成長と集団生活での年齢における成長を披露して、毎回、アンケートを取って子どもの成長の変化を確認しています。保護者にとっても子どもの集団生活の姿や担任と子どもたちの関係が確認できる機会になっています。年齢の小さい子どもは連絡帳がありますので、細やかな内容が双方で記入され、子どもの成長が分かち合えるようになっています。
保育に関する様々な情報提供の意味や意図が双方で確認しあえるように期待します
保護者への連絡は、3歳未満児は、連絡帳を通して細やかに伝えていますが、3歳以上児は連絡帳などに個別のスタイルがあります。幼児クラスは全体の雰囲気などになっています。また、個別の連絡事項は、担当職員や担任および主任が口頭で伝えることも多々あります。保護者のニーズが拡大している過程で子育てとは・子どもの心身共に健やかな状態とは・・・など子どもにとっての保護者、職員の役割なども学べる機会を検討し、双方の確認が進むように期待しています。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
地域の関係機関との付き合い、近隣の商店街の協力が継続されています
地域での活動は困難でしたが、徐々に活動を再開させています。近隣の公園は無論のこと図書館の会にも参加しています。園庭ができたことより「移動動物園」を開催し、子育て支援センターの子ども小動物との触れ合いを楽しみ、参加出来ました。近隣の商店街とのかかわりもある夏祭りでは年長児太鼓の披露をし、手つくりの山車をきました。ハロインでは協力可能な商店に依頼をし、実施できました。子どもの姿を近隣の商店街の皆さんが楽しみにしています。
広くなった子育て支援センターの利用登録者数の増加と利用度が高まっています
開園当初より地域の子育ての支援事業として子育て支援センターを開催しています。子育て支援センターでは、コロナ禍では状況を見ながら可能な月の予定表を保育園の掲示板やホームページに載せて案内をしています。支援センターでの企画は季節ごとも催しであり、講座を開催しています。保育室の開放も行い、同年齢の子どもの動きを見て参加をしています。また、身体計測は好評ですので、各回の人数制限や時間での入れ替え制を取り来室しています。さらに支援センターの内容紹介を「さくらんぼだより」に載せています。
【講評】
個人情報の管理の徹底と保護者の了解のもとに情報発信がされています
個人情報に関しては、入園時に書類で交わしていますが、必要に応じて保護者の了解を得ています。日常生活の動画を連絡用SNSで紹介していますのでより丁寧に保護者の了解を取っています。写真を希望する保護者もおりますが誰もが見る媒体として写真転換できないようにしています。通常の保育に関する書類「児童票」、「健康記録」、「発達経緯記録」などの取り扱いは施錠のある書庫にあり、帳簿を利用する場所も限定しています。職員が記入するときには、事務所に置いて行い、書類の所在が明確にした管理をして個人情報の管理をしています。
子どもと保護者の生活での価値観や文化に対する考え方を尊重する姿勢に努めています
文化の異なる諸外国の子どもたちが共に保育園での生活を営んでいます。保育園では日本の生活習慣や活動内容を体験し、徐々になじめるような導入をして配慮をしています。まずは、保護者の声を聞きながら可能な範囲での文化差を認識し、日本の文化や生活習慣にどのようになじめさせるかを確認し、子どもの家庭の価値観や文化に配慮をした導入をしています。また、食事や活動に絵本などの視聴覚教材を利用して子どもたちが異文化である他の国の様子や食事などを知る機会としています。
子どもの権利や意志など人権が尊重されるように研修に参加し、確認をしています
子どもの権利や虐待などに関する研修には全職員が学べるように研修や勉強会に参加しています。学んできた子どもの人権の内容を全職員が共有するように内容の回覧や学びの確認をしています。日常保育の中では子どもたちの言動に配慮していますので、気になったときに職員間で確認をし、関係機関に相談をするようにしています。日常生活では、子どもの着替え時には身体の確認と情緒における何気ない言動にも配慮して臨んでいます。職員や保護者など周りの大人が子どもの人権に関して学べ、理解を広げるように努めています。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
- 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
手引書とマニュアルが全職員に配布され、ハンドブックになっています
職員一人ひとりに「職員マニュアル」を配布し、いつでも確認できるようにしています。職員は、担当の運営会議である乳児会議・幼児会議などで、毎回読み合わせをして内容の確認と理解に努めています。また、これらには保育園の業務内容や服務規程等が網羅され、手引書にもなっています。さらに、子どもの生活が年齢及び生活空間と遊びにおける確認の視点になっています。子どもの成長発達が前進するように現状把握と確認が毎月の会議で行っています。他にも防災など9種のマニュアルも整備しています。
子どもへの支援内容や業務内容が一定の水準になるように定期的な会議で確認しています
子どもへの支援が一定の水準になるような法人としての基準値を設けて各園の様子をはじめ「職員マニュアル」の記載事項にして点検を行っています。具体的には、保育環境が子どもにとってより良い状態になるような話し合いであり、保育内容が一定の水準を保つための子どもへの支援内容の点検でもあります。また、調理員や看護師などの専門職による同職種間の会議も行っています。これらの会議において話し合ったことや気になる点を加筆して議事録として確認し更新しています。
子どもの支援内容や関連帳簿類の一定水準が保てるように管理層が点検しています
子どもに関する関連帳簿類と子どもへの保育内容の点検を副園長と主任が日常的に各保育室を巡回し点検をしています。職員ひとり一人の子どもへの対応の仕方が気になる時にはその都度指導を行い、保育内容と子どもへの支援が豊になるようにしています。この視点は、法人の理念に基づく内容であり、保育指導計画の内容と反省を踏まえての援助になっています。クラス、乳幼児の会議など全てに参加して意見交換を経て保育サービスが一定の水準で担保させています。また、近年は職員から主体的に意見があがり、新たな子ども支援への試みもされています。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
事業者のコメント
このセクションは事業者によって更新される情報です。
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【講評】
経営層が役割と方向性を明確に伝えて一体となり園運営を行っています
園は、法人及び事業所の理念や基本方針を職員と保護者に周知し、日々の業務や保育に活かせるよう取り組んでいます。職員には、施設内掲示や名札の裏への印刷を通じて理念を視覚的に伝え、定期的な研修を実施し、その意義を理解できる環境を整えています。保護者に対しては、入園説明会で園のしおりを活用し、保育の方針や目指す方向性を丁寧に説明するとともに、保護者会を通じて継続的に理念を共有する機会を設けています。これらの取り組みにより、職員と保護者が園の方針を深く理解し、共通の認識のもとで保育を進められるよう努めています。
経営層が自らの役割と責任を明確にし、職員に継続的に伝える取り組みを実施しています
園では、毎月の研修を通じて各階層の職員に対し、経営層の役割や責任を説明し、理念・ビジョン・基本方針の実現に向けた方向性を示しています。また、職務分掌表を作成し、職員が自身の役割を理解しやすいよう書面でも明示しています。さらに、法人内研修では、職員個人・施設・法人の強みを伸ばすことを重視し、保育の質向上に向けた人材育成を推進しています。こうした取り組みにより、組織全体で一貫した方針を共有し、職員が主体的に保育の質向上に取り組める環境を整えています。
重要な決定事項を適切に共有する仕組みを整備し、透明性を高めています
重要な意思決定に関して明確な手順を定め、職員や保護者に適切に周知する体制を整えています。決定事項は各会議事録に記録し、職員が確認できるようにしています。また、職員に対しては、園長・副園長会議で共有した内容を職員会議を通じて周知し、シフト表を活用するなど、常勤・非常勤を問わず情報が行き渡る工夫を取り入れています。保護者には、園内掲示や連絡アプリ、園だよりを活用し、視覚的・定期的に情報を提供することで、信頼関係の構築に努めています。