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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和05年度(2023年度) 児童発達支援センター(旧福祉型児童発達支援センター)
法人名称
社会福祉法人墨田区社会福祉事業団
事業所名称
すみだ福祉保健センターみつばち園
評価機関名称 株式会社 ケアシステムズ

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1) 利用者の人権を尊重し、利用者本位の福祉サービスを提供すること。
2) 事業団の有する資源を効率的・効果的に活用すること。
3) 地域福祉の向上に貢献すること。
4) 児童発達支援センターとして、心身に障害または発達の遅れやその心配のある児童とその保護者を対象に、専門的支援を行うとともに、地域における障害児支援の質の確保・向上を図る。
5) 各事業について、センターとしての専門機能を活かし、障害児及び家族への相談、障害児を預かる施設への援助・助言を行うことにより、区の中核的な療育支援施設として運営を行う。 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ・ 職員一人ひとりの資質・モラールの向上が図れ、能力を最大限に活かし、組織活性化を実施するとともに、事業団の安定経営を図れる人材。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) ・ 組織の理念・方針を理解し、利用者本位の福祉サービスを提供できるよう、業務目標を定め、職務専念する。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 増加するニーズに対して幅広い専門性と地域関係機関との連携によって、子ども中心の療育を実現している
  • 地域の保育園・幼稚園・児童発達支援事業所と共に、地域での療育支援、インクルーシブ社会の醸成に注力している
  • データの管理方法移行によってデータ管理の安全性の担保を図っている
さらなる改善が望まれる点
  • 利用待機への対応を含めサービスの利用しやすさへの工夫が期待される
  • 保護者の療育への参加については、保護者の意向を踏まえ検討されることを期待したい
  • 専門職集団にしかできない専門性を活かした更なる地域貢献が期待される

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 利用者ニーズに対応した区内の中核療育支援施設としての役割を果たしている

 業務増大に対応しつつ職員間での情報共有の効率化を進めるため電子化に力を入れている

 当施設利用児の在籍園へ訪問支援に行き、在籍園から個別療育の見学を受け入れている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:調査日現在、本事業所を利用している264世帯を調査対象として、136世帯より回答を得た。回答者属性は父が15名、母が118名、父母一緒にが3名。子どもの年齢は、3歳未満児19名、3~6歳未満児116名、無回答が1名であった。
  • 調査方法:アンケート方式  
    アンケートは、QRコードを付した依頼文を配付し、評価機関に直接電送してもらう方法と、アンケート用紙を事業所にて配付してもらい回答は返信用封筒にて評価機関に直接送付してもらう方法の2種類で実施した。
  • 利用者総数: 264人
  • 利用者家族総数(世帯): 264世帯
  • 共通評価項目による調査対象者数: 264人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 136人
  • 利用者家族総数に対する回答者割合(%): 51.5%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
136/264
1.事業所に通うことが、子どもの身体の機能や健康の維持・促進の役に立っているか
はい
88%
どちらともいえない
11%
 
いいえ:1%  
無回答・非該当:1%
2.事業所での活動は、子どもが興味や関心を持てるものになっているか
はい
90%
どちらともいえない
10%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.事業所に通うことが、子どもの情緒面での発達(感情のコントロールを身につける等)の役に立っているか
はい
74%
どちらともいえない
25%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:1%
4.事業所に通うことで、子どもに社会性(人と人との関わり合いやルール等)が身についているか
はい
70%
どちらともいえない
27%
 
いいえ:1%  
無回答・非該当:1%
5.子どもの様子や支援内容(体調変化時の対応含む)について、事業所と情報共有できているか
はい
96%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
6.家族に対する精神的なサポート(子育てに関する悩み相談や進路相談、家族間交流の機会の提供等)は役に立っているか
はい
71%
どちらともいえない
23%
 
いいえ:1%  
無回答・非該当:5%
7.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
89%
どちらともいえない
10%
 
いいえ:1%  
無回答・非該当:1%
8.職員の接遇・態度は適切か
はい
99%
 
どちらともいえない:1%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
9.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
68%
無回答・非該当
28%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%
10.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
49%
無回答・非該当
47%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%
11.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい
96%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
12.子どものプライバシーは守られているか
はい
91%
 
どちらともいえない:5%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:4%
13.個別の計画作成時に、子どもや家族の状況や要望を聞かれているか
はい
97%
 
どちらともいえない:3%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
14.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
94%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:2%
15.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
83%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
10%
 
いいえ:0%
16.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
64%
どちらともいえない
18%
無回答・非該当
15%
 
いいえ:3%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
子どもや保護者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している子どもや保護者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 法人作成のホームページやパンレットなどで事業所の情報を提供している
  • 子どもや保護者の特性に配慮して情報の提供方法などを工夫している
  • 見学の要望に対しては利用の可能性など個別の状況に応じて対応している
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、子どもや保護者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、子どもの支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • サービスの開始にあたっては重要事項説明書などでサービス内容を説明している
  • サービスの開始時には子どもの支援に必要な個別事情などを記録・把握している
  • 利用開始直後には子どもの不安やストレスを軽減するように取り組んでいる
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
11/11
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している子ども一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.子どもや保護者の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、子どもや保護者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画を子どもや保護者にわかりやすく説明し、同意を得ている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、子どもに変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 定められた手順に従ってアセスメントを行い子どもの心身・生活状況を把握している
  • 個別支援計画は専門家の意見や保護者の希望を取り入れて作成している
  • 子どもの利用前の情報と利用後の記録はシステムに保存して職員で共有している
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
26/26
  1.個別の支援計画に基づいて子ども一人ひとりの発達の状態に応じた支援を行っている
個別の支援計画に基づいた支援を行っている子どもの特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している関係機関(教育機関、福祉関係機関、医療機関等)と連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 母子の小集団での集団療育は、4人の担当に専門職が月1回参加して月4回実施している
  • 個別療育には理学療法、作業療法、言語聴覚療法、心理指導があり、月1回利用できる
  • 日課の提示や対話をする際、話すと同時に絵で言葉を表現したカードを使っている
  2.子どもが食事を楽しめるよう支援を行っている
食事時間が楽しいひとときとなるよう環境を整えている子どもの状態やペースに合った食事となるよう、必要な支援(見守り、声かけ、食の形態や用具の工夫等)を行っている子どもが安全に食事をとれるよう取り組みを行っている食物アレルギーや疾患等については、医師の指示に従い、対応している食についての関心を深めるための取り組みを行っている子どもの状況をふまえ家庭での食事について助言を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 他児の様子に刺激を受けて摂食の意欲が高まり、食べられる食材・量が増える事例も多い
  • 摂食専門の歯科医が咀嚼・嚥下・食具の操作・食べる姿勢・偏食などの相談に応じている
  • 食材や食事に親しめるように果物・野菜・献立を課題活動や見る活動の題材にしている
  3.子ども一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
身の回りのことは自分で行えるよう、必要な支援を行っている基本的な生活習慣や社会生活上のルール等 (あいさつ、マナー、交通ルール等)を身につけられるよう支援を行っている集団活動を取り入れるなど、子どもの心身の発達や社会性が育つよう支援を行っている一人ひとりの有する能力を活かせるよう個別のプログラムを実施している送迎は、子どもと保護者等の状況に応じて送迎方法を検討し、行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 身支度ができるように動作を示す写真カード・自分の場所を示す絵カードを使っている
  • 活動の中で、「座る」「待つ」「見る」など集団の場でのマナーを学べるようにしている
  • メンバー総体の発達の特性に合わせて課題を設定し、個別の観点で取組みを支援している
  4.子どもの健康を維持するための支援を行っている
子どもの健康状態について、保護者や医療機関等から必要な情報を収集している子どもの状態に応じた健康管理を行い、体調変化に速やかに対応できる体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 特に配慮を要する身体状況の児童達については、8項目の医療情報一覧表を作成している
  • 看護師が発熱・風邪など体調の変化、傷の有無、食事の状況、外観をチェックしている
  • 児童精神科・小児神経科・小児整形外科・摂食専門歯科の医師が、医療相談を行っている
  5.子どもの主体性を尊重し、施設での生活が楽しく快適になるような取り組みを行っている
日常生活の支援は子どもの主体性を尊重して行っている子どもが安心して活動できるよう、状況に応じて室内の環境を工夫している子どもの状況や希望に沿って、多様な体験ができるようにしている
【講評】 詳細はこちら
  • 意思表示語を絵とひらがなで表現したカードを使って意思を伝える活動を取り入れている
  • 視覚刺激に過敏な利用児に配慮し、玩具棚に鍵付き扉を設け、壁面装飾を簡素にしている
  • 音楽リズム教室、歯磨き教室、運動遊び、水遊び、季節イベントを活動に取り入れている
  6.家族との交流・連携を図り支援を行っている
子どものサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、支援に活かしている家族の意見や要望を活かした支援を行っている家族の状況に配慮し、相談対応や支援を行っている子どもや家族に合った療育方法等について助言している
【講評】 詳細はこちら
  • 面談や療育活動後のフィードバックで、子どもの状況や保護者の思いを把握している
  • 兄弟で利用する場合は可能な限り同日に療育を設定し、保護者の負担軽減を図っている
  • 発達、子育て、福祉制度などをテーマに保護者交流会、保護者勉強会を開催している
  7.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
地域の情報を収集し、子どもの状況に応じて提供している必要に応じて、子どもが地域の資源を利用し、多様な体験や交流ができるよう支援を行っている地域全体の在宅障害児や関係機関等を対象に、施設・設備や人材・プログラムを有効に活用した支援を実施している
【講評】 詳細はこちら
  • 関係機関からの情報は地域情報掲示コーナーに掲示し、持ち帰れるようにしている
  • 図書館の施設貸出しで月1回20冊程度の本・紙芝居を借り、療育活動で使っている
  • 関係機関とともに、児童が生活する場で成長できるよう促す地域支援に取り組んでいる
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
6/6
  1.子どものプライバシー保護を徹底している
子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、子どもや保護者の同意を得るようにしている日常の支援の中で、子どものプライバシーに配慮した支援を行っている子どもの羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(子どもが「ノー」と言える機会を設けている)子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている施設内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】詳細はこちら
  • 子どものプライバシー保護について徹底して取り組んでいる
  • 子どもの意思を尊重し子どもや保護者の価値観や生活習慣に配慮している
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 事業所業務の標準化を図るためマニュアルの整備などに取り組んでいる
  • サービス向上に向け事業所の業務内容の見直しに毎年度取り組んでいる
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H2101092   修了者No.H1801013   修了者No.H0803043    
評価実施期間 2023年5月18日~2024年3月15日

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