評価結果
基本情報
事業者の理念・方針・期待する職員像
事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)
1)児童一人ひとりの最善の利益を守る。
2)児童が健やかに成長できるように環境を整える。
3)保護者が安心して預けられる保育園。
4)地域の子育て家庭に対する支援。
5)地域の方からも信頼される保育園。
職員に求めている人材像や役割
・心身ともに健康で、保育の理念や基本方針をしっかりと理解し、人間性と専門性の向上に努め、真摯に保育に向き合う姿勢を持った職員。
・社会の一員として責任を持って行動し、共に育ちあえる職員。
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)
・子どもの発達をしっかり捉え、子どもや保護者の立場に立って保育に取り組もうとする意欲と学ぶ姿勢。
全体の評価講評
特によいと思う点
日当たりの良い園庭には鉄棒、滑り台、砂場、ごっこハウスがあり、子どもたちは駆け回ったり、風呂マットを組み立てたり、砂場遊び、虫探しなどで好きな遊びをしている。近隣には大小の公園や広いグランドがあり、戸外遊びに適した季節には散歩に出かけて思いっきり身体を動かし、自然に触れて遊んでいる。園舎内には保育室以外に運動遊びができるホールや2・3歳児の食事室、4・5歳児のランチルームが整備されている。子どもたちは保育室や園庭、ホール、ランチルームなどで、少人数に分かれたりしてじっくりと遊び、のびのびと過ごしている。
春の保護者会では全体会とクラス懇談会、秋には幼児のクラス懇談会、冬には全クラス懇談会を開催している。クラス懇談会では子育てで困っていることなどの話し合いたいテーマをアンケートで募集しグループに分かれて話してもらっている。参加できなかった人からもテーマについての意見を付箋に書いて出してもらい、掲示している。3歳児クラスのテーマは、野菜を食べさせる工夫は?イライラする時の対処法は?子どもとの楽しくなる声がけは?平日遊んであげる工夫は?などであり、各家庭の工夫が出され、子育ての参考になる情報共有になっている。
毎年5歳児が和太鼓「豊年太鼓」に取り組んでいるので、園児はみんな太鼓の音を耳にしており、太鼓を叩く5歳児に憧れている。5歳児になると「早く太鼓教えて」と張り切っている。少しずつ練習し、バチを持って叩くのに慣れてみんなで叩くと、テンポがバラバラだったりしている。子どもから「もう一回やろうよ」「もっと練習したいな」と声が上がり、繰り返し取り組み次第に上手になり、9月の運動会には保護者会から寄付してもらったお揃いの赤いハッピを着て、格好よく披露している。たくさんの拍手をもらいみんなでやり遂げた喜びを味わっている。
さらなる改善が望まれる点
保育室は子どもの手が届く棚などに年齢発達や興味関心に合わせた玩具や絵本などを用意し、子どもが遊びたい玩具等を自分で選び、安心してじっくり遊べるような室内環境作りをしている。しかし、保育室のロッカーの上などには保育に使用するさまざまな物品が置かれており、保育を優先し子どもが触らない場所にとりあえず置いてしまっていると思われる。今後は、より一層掃除が行き届き、片付いて、安全で居心地よい保育環境作りを期待したい。
地域との関わりは月1回ボランティアさんによるお話し会があり、中・高校生の職場体験も受け入れている。5歳児が農家の方の畑で人参掘りをさせていただくことになっている。コロナ禍前は5歳児が地域の高齢者と交流していたが、再開されていない状況である。今後はこれまで以上に、子どもたちの生活経験の幅を広げるため、高齢者を含めた地域の方々と触れ合う活動の工夫を期待する。
常勤職員の平均年齢は32歳であり、経験の少ない職員が多い。そのため、園運営層はさらなる若手職員と中堅職員の育成が課題と考え、職員会議では年齢や経験の近いグループで討議の時間を設け、若手職員が意見を言いやすいような組織作りに取り組んでいる。若手職員のやる気を引き出し、成長を後押しするなど、育成へのさらなる取り組みを期待する。
事業者が特に力を入れている取り組み
子どもの心を育む環境づくりに取り組んでおり、今年度の園のテーマ「豊かなこころ~ほっとする環境ってなんだろう~」をもとに、園内研修では積み木やカプラを使った遊びをおこない、子どもたちの心がどう動き、どう成長するのかについて学んでいる。また、公私連携型保育所であり、市立保育園との人事交流により、市立直営園からベテラン保育士が当園に派遣されており、公立保育園の保育活動を学ぶことができている。また、法人内他園と研修などを実施し、他園との情報交換をおこない、より良い保育の質向上に取り組んでいる。
月1回開催している「にしの会議」では、年度ごとの園の保育テーマを話し合って決めている。テーマに沿った活発な検討ができるように、年齢の近い職員同士の少人数グループごとに討議したり発表したりしている。前年度までの2年間は「やってみよう!は『からだ』から」をテーマに体幹を育てる運動遊びや手先指先を意識した活動に取り組んできた。本年度は「豊かな心~ホッとする環境ってなんだろう~」に決め、グループワークに取り組んでいる。じっくり話す時間をとることで職員間の情報共有やお互いの保育への思いをすり合わせる機会になっている。
保護者へ園の活動を伝える取り組みとして、連絡ノートや送迎時の会話に加え、玄関ホールに速報の掲示、園だよりに各クラスの様子を掲載、年1回以上の保育参観・面談、保護者会やクラス懇談会をおこなっている。特に速報はA3判のスケッチブックに写真とコメントを付けて、その日のうちに掲示して「徒歩遠足に行きました」、「ボッチャを体験しました」、「夏まつりでお神輿の練り歩きをしました」などと、活動の様子を伝えている。スケッチブックをめくるとこれまでの取り組みも見ることができ、わかりやすく伝えることができている。
利用者調査結果
調査概要
- 調査対象:調査時点で利用している在園児100名の保護者80世帯を対象とし、複数のお子さんが通っている場合は最年少児について、1世帯1回答の回答をいただいた。
- 調査方法:アンケート方式
園の職員から保護者個々に調査票を渡していただき、返信用封筒を使って郵便ポストに投函するか、園内に設置した回収ボックスに投函していただくか選んでいただいた。回収率を高めるために、ご協力依頼のポスターを園内に掲示してもらった。 - 有効回答者数/利用者家族総数:47/80(回答率 58.8% )
・回答者の属性は次の通りである。調査票記入者:「父」3名(6%)、「母」36名(77%)、「父母一緒に」5名(11%)、無回答3名(6%)。
・総合的な感想は「大変満足」22名(47%)、「満足」21名(45%)、「どちらともいえない」2名(4%)、「不満」2名(4%)で、「大変満足」「満足」と返答した方々は回答者の92%で、当園の保育に関して非常に高い満足を得ている。
・回答者の90%以上が「はい」と返答し、非常に高い満足を得ていた設問は、問1「心身の発達に役立つ活動(満足94%)、問2「興味や関心を持った活動」(満足94%)、問9「清掃、整理整頓」(満足90%)であった。
・総合的な感想では、「どの先生も、子どもと保護者に明るく優しく接してくれるので、とても安心して子どもを預けることができます」「他クラスの先生も、子どもの名前を覚えて声かけをしてくれるので、嬉しいです」などのコメントが寄せられた。
アンケート結果
1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか
回答者の94%が「はい」と返答し、心身の発達に役立つ活動について非常に高い満足を得ている。「家庭ではできない遊びや集団生活で社会性が身についていると思います」「家ではやらないことも、園では自分でやっているようです」などのコメントが寄せられた。
2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか
回答者の94%が「はい」と返答し、子どもが興味や関心を持つ活動について非常に高い満足を得ている。「家庭ではなかなか体験できないような活動があり、子どもも興味があるようです」「野菜を育てその野菜を食材として食べることは、食育の一環として大切なことだと思っているので、ありがたいです」などのコメントが寄せられた。
3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか
回答者の87%が「はい」と返答し、子どもが興味や関心を持つ活動について高い満足を得ている。「家ではなかなかできない食育をしてくれるので、助かっています」などのコメントが寄せられた。
4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか
回答者の80%が「はい」と返答し、自然や社会との関わりに関して高い満足を得ている。「様々な制限がある中、先生方がいろいろ工夫されているようです」などのコメントが寄せられた。
5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか
回答者の89%が「はい」と返答し、保育時間の変更への対応に関して高い満足を得ている。「その都度、電話で連絡をして対応してもらっています」などのコメントが寄せられた。
6.安全対策が十分取られていると思うか
回答者の74%が「はい」と返答し、安全対策に関して概ね満足を得ている。
7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か
回答者の83%が「はい」と返答し、行事日程の設定に関して高い満足を得ている。
8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか
回答者の74%が「はい」と返答し、家庭と保育所との信頼関係に関して概ね満足を得ている。「定期的な面談で相談する機会を設けてくれたり、イレギュラーな相談事にも、親身になって対応してくれます」「先生方は忙しい中にあっても、子どもをしっかり見てくれるので、信頼しています」などのコメントが寄せられた。
9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
回答者の90%が「はい」と返答し、施設内の清掃、整理整頓に関して非常に高い満足を得ている。「とてもきれいで、掃除が行き届いていると思います」などのコメントが寄せられた。
10.職員の接遇・態度は適切か
回答者の83%が「はい」と返答し、職員の接遇・態度に関して高い満足を得ている。「先生たちの服装や髪形など、見た目はもっと自由でも良いかなと思っています」「先生たち一人ひとりの個性も大切にしてほしいです」などのコメントが寄せられた。
11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
回答者の88%が「はい」と返答し、緊急時の対応に関して高い満足を得ている。
12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
回答者の66%が「はい」と返答し、「どちらともいえない」23%、非該当11%である。
13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
回答者の85%が「はい」と返答し、子どもの気持ちの尊重に関して高い満足を得ている。
14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか
回答者の87%が「はい」と返答し、プライバシー保護に関して高い満足を得ている。
15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか
回答者の85%が「はい」と返答し、保育内容の説明に関して高い満足を得ている。「連絡ボードで、わかりやすく伝えてくれます」などのコメントが寄せられた。
16.利用者の不満や要望は対応されているか
回答者の75%が「はい」と返答し、利用者の不満や要望への対応に関して概ね満足を得ている。
17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
回答者の46%が「はい」と返答し、「どちらともいえない」15%、「いいえ」13%、非該当26%であった。
組織マネジメント分析結果
◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合は
で、実施できていない場合は
で表しています。
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
- 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
- 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
- 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
- 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
各種アンケートをおこない、保護者ニーズを把握し、次に活かしている
園の利用者アンケート、市の利用者アンケート、行事ごとのアンケートなどを実施し、保護者ニーズを把握している。これらのアンケート結果について運営委員会などで報告している。また、保護者の意見を集約し、次に活かしている。運営委員会に保護者代表が参加し、園運営に保護者の意見を反映しようとしている。職員の意見や提案は、職員会議を含む各会議などで聴取したり、園長との個人面談を通してそのくみ取りをおこなっている。
市園長会、事業団(法人)の園長会に参加し、園運営で必要な情報を収集している
市園長会、事業団(法人)の園長会に園長が参加し、市の子ども施策や園を取り巻く環境や情勢などについて情報収集している。園長は、これらの会議でより良い園運営に必要な情報を得て、自園で職員へ周知するとともに、必要に応じて園での対応策を検討している。市所管部署から随時、園運営で必要な情報についてメールが送られてきている。地域化委員会に当園の委員が参加し、地域連携について情報交換している。第二小学校地区連絡協議会に参加し、近隣の小学校や保育園、幼稚園、学童クラブなどと情報交換し、地域ニーズを収集している。
事業計画や保育計画が作成され、定期的に振り返りをし、次に活かしている
法人の中期経営計画に沿って、園では事業計画や、(保育の)全体的な計画などを策定している。また、園の事業計画に沿って、年間行事予定・研修計画・避難訓練年間計画・地域化事業年間計画などが作成され、職員会議など進捗状況を確認し、改善につなげている。さらに全体的な計画に沿って年間指導計画や月案、週案などが作成されている。保育計画に関しては、週ごと・月ごと・期ごと・年度末に反省・評価をおこない、次の計画に反映している。今年度、中期経営計画で定めていたICT化を導入し、今年度11月より活用を始めている。
1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
- 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
- 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
- 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
- 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
- 事業所の経営状況を把握・検討している
- 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
- 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
- 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
- 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
- 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
- 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
保育準備日にて保育指導規範について周知し、その理解浸透を図っている
職員に対して保育準備日に保育指導規範を周知し、年度初めの会議でも再確認し、保育士としての心構えや姿勢などへの理解浸透を図っている。「契約職員・パートタイマーの方の仕事初めに」の文書を作成し、該当職員に配布し、仕事のルールや遵守事項などについて説明し、署名をもらっている。法人主催の「接遇・コミュニケーション研修」や「社会福祉従事者人権研修」、東京都主催の人権研修に職員を派遣している。受講した職員は当園に戻り、報告をおこない、全職員で共有している。
苦情対応の窓口について、園のしおりや掲示などで保護者に周知している
入園時に園のしおりを使って、苦情窓口について保護者に説明している。園のしおりには、意見・要望の受付担当者や責任者、さらに担当者と責任者の段階で理解いただけない場合は、相談窓口(第三者委員)を設けており、その2名の第三者委員の氏名と連絡先を園のしおりに明記している。これらの苦情解決制度の概要について玄関に掲示し、保護者に周知している。玄関にご意見箱を設置している。また、苦情受付状況については法人ホームページに掲載し、情報公開している。
地域の子育て支援の取り組みを計画的におこなっている
保育園が地域の身近な子育て支援拠点となるために地域化事業年間計画を作成し、地域の在宅親子を対象とした各種事業を実施している。月1回の頻度で「かめのこひろば」で親子でできる遊びの実施、平日の10時から14時30分の園庭開放、絵本の貸し出し、一時保育、看護師の健康に関する話、正門横の掲示板に子育てに関する情報の掲示などをおこなっている。また、民生委員・児童委員による新生児訪問(こんにちは赤ちゃん事業)の地域の拠点となっている。
1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
- 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
- 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
- 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
- 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
- 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
- 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
- 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
- ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
- 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
- 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
- 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
地震・火災・水害などの災害発生に備え、月1回、避難訓練を実施している
自衛消防隊編成表をつくり、災害時の役割分担を明らかにしている。地震・火災・水害などの災害発生に備え、避難訓練年間計画を作成し、月1回、訓練を実施している。さまざまな時間や想定で訓練を実施し、実施後、クラスごとに振り返りをしている。また、不審者訓練もおこなっており、子どもたちに不審者に対する身の護り方を知らせたり、職員の動きや対応を確認している。計画的・継続的に避難・防犯訓練をおこなうことにより、安全機敏な避難能力が身に付くことを目指している。
さまざまな観点から安全管理対策を講じ、事故予防・再発防止に取り組んでいる
危機管理マニュアルが作成されており、迅速に落ち着いて行動できるようにしている。「ヒヤリハット記録」を活用し、事故予防・再発防止に取り組んでいる。同記録には、ヒヤリハット発生時の状況、気づいたこと・改善策を記入し、朝ミーティングなどで周知徹底を図っている。園長会で情報伝達された安全管理に関する事項も職員に伝え、自園での対策を検討している。新型コロナウイルス感染症が今年度5月より5類に移行したが、サーベイランスを活用して、市内他園や小中学校の感染状況を把握し、必要な対策を講じることにしている。
法人の個人情報保護規定に基づき、個人情報の管理・利用をおこなっている
法人の個人情報保護規定に基づき、個人情報の管理・利用をおこなっている。園のしおりには、当園が受理する個人情報と利用目的、写真やビデオの撮影についての対応について明記し、特に園で撮った写真を絶対にSNSに投稿しないことを保護者に伝えている。個人情報の処理は、シュレッダー使用や廃棄業者に依頼し、適切に処理すると共に、適正な文書管理に努めている。個人情報保護について職員が共通理解および認識を持ち、パート職員・実習生・ボランティアまで徹底できるような仕組みをつくっている。
1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
- 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
- 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
- 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
- リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
- 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
- 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
- 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
- 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
- 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
クラス担当は、資質・経験・組織としてのバランスを考慮して決定している。
職員の募集・採用は法人本部がおこない、担当理事・児童支援室長・園長とで実技試験および面接を実施し、合議により、採用の可否を決定している。パート職員については園長、副園長が面接し、法人本部で採用の可否を判断している。平成23年度をもって市職員が引き上げ、現在は人事交流として市職員の保育士2人が当園に配置されている。また、法人全体で定期的な人事異動をおこなっている。園内のクラス担当は、職員個々の希望を確認したうえで、資質・経験・組織としてのバランスを考慮して決定している。
個別研修計画を策定しており、職員個々が必要な研修を受講し、スキル向上を図っている
個別研修計画を策定しており、園内研修・法人傘下の5園合同研修・法人主催研修・外部研修などから、職員個々が必要な研修を受講できるようにして保育スキルの向上を図っている。園内研修では全職員を対象に該当年度の重点テーマを設定し、外部講師を招いて実施している。新人職員にはOJTシートを作成し、定期的に振り返りをおこない、一人立ちできるよう育成している。法人全体で新人職員の育成担当者を対象にOJTインストラクター研修を実施しており、育成における指導方法などについて学んでいる。
日々のコミュニケーションを大事にして働きやすい職場環境づくりに努めている
本人の希望に沿いながら、公平に有給休暇を取得できるように配慮している。人事考課による園長面談が年2回あり、その際に仕事の不安や心配などに傾聴し、必要な場合、一緒に解決に向けて考えている。また、年齢の近いグループごとに話し合える「にしの会議」を設けており、日々のコミュニケーションを大事にして働きやすい職場環境づくりに努めている。職員アンケートには「経験年数などに関係なく、職員同士で意見交換がしやすい雰囲気がある」「人間関係が良く、協力し合える職場である」などのコメントが寄せられた。
1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
- 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
- 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
- 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
- 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
- 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
- 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
- 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
- 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
- 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
- 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
- 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
- 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
- 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
- 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
令和3年度は「やってみよう!は『からだ』から」という保育のテーマを土台にして、体幹を育てる活動を積極的に取り入れた。令和4年度はさらにテーマを深め、体幹だけでなく手先指先を使った遊びを保育計画に盛り込み、実践した。毎月のカリキュラムのなかでテーマを意識した活動を計画し、さらに園内研修で講師の方に来てもらい、乳児向け・幼児向けとして年齢に応じた具体的な活動内容を学び、日々の保育に活かすことができた。また、継続して同じテーマについて学んだことで、職員間で同じ視点をもって取り組むことができた。身近にある運動遊具などを使って遊びながら楽しめる活動にもつながった。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
前述の取り組みにより、マット、平均台、フープなどの身近な運動遊具の使い方を知ることで、バランスや体幹を育てる遊びにつながることを学ぶことができた。乳児向けには運動遊具を使用しなくても楽しめる触れ合い遊びも知ることができ、保護者にも懇談会等で紹介し、親子で楽しむ機会をつくることができた。令和3年度・令和4年度の2年間は体幹を育てる運動あそびや手先指先を意識した活動を取り入れ、一定の成果を得たため、令和5年度は別の視点から保育のテーマを決めている。
2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)
【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】
令和5年度の保育のテーマについて職員間で検討した。「にしの会議」でグループワークをおこない、令和4年度のテーマの振り返りをおこないながら、令和5年度のテーマを職員間で検討した。事前にアンケート用紙を配布し、それをもとにグループワークを実施した。コロナ禍で経験した保育の在り方などを再確認し、何を大切にしていきたいのかについて職員間で共有し、理解につなげた。たとえば、全クラス参加していた運動会の在り方やねらいも再度見直し、保護者と一緒に楽しめる内容、子どもたちが楽しんで参加できる取り組み方を考え、実践した。検討事項などは、「にしの会議」の時間を利用してグループワークをおこない、全員の意見が出しやすくなった。そのため、今後も有効的に時間を利用していくことや、特に保育のテーマなどのように園全体に関わる内容の検討は、じっくり話す時間を設け、職員間での情報共有や互いの保育の思いなどを理解する場とすることを確認した。
【評語】
| 目標の設定と取り組み | 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った |
|---|---|
| 取り組みの検証 | 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った |
| 検証結果の反映 | 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた |
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している
月に一度の頻度で、「にしの会議」というワークを中心にした会議を設け、保育のテーマや事例検討、行事のねらいなどをグループで自由に話し合う場を設けた。この取り組みにより、若手職員が意見を言いやすい環境をつくることができた。この成果について、職員アンケートでも「年齢や経験年数が近い職員でグループ分けしたことにより、職員が意見を出しやすい環境になった」「年齢の近いグループごとに話し合えるにしの会議が設けられているので、コミュニケーションを図る上でも良い機会となっている」などのコメントが寄せられた。
サービス分析結果
【講評】
園のホームページや三鷹市発行の冊子、子育て支援サイトなどで情報提供している
園のホームページでは、園舎や一時保育室、1階と2階のランチルームの写真を掲載し、開所時間、受入年齢、入所定員数、所在地、アクセス、地図、延長保育、育児相談、園庭開放などの情報を提供している。年2回発行の事業団だよりには園情報を掲載している。三鷹市発行の冊子「保育園等入園案内」や三鷹市子育て支援サイト「みたかきっずナビ」でも住所や定員などの情報を掲載している。一般社団法人発行の「みたか幼稚園・保育園ガイド」には制作協力をしている。7月に開催された市主催の子育てインフォメーションにはブースを設けて参加している。
公私連携型保育園で、行政や関係機関と情報交換し連携している
公私連携型保育園であり、園長は市主催の園長会と法人(事業団)の園長会に、月1回参加し行政や法人からの情報を得て課題検討、情報交換をしている。市の担当課には感染症発生状況(サーベイランスに入力)や1か月を超える通院が必要な怪我を報告し、感染症発生10名以上では保健所、事業団にも報告している。法人系列園のリーダー会、保健部会、栄養士部会が月1回開かれ情報交換している。地域の小学校とは学校だよりと園だよりを交換し合い、幼稚園も含めた幼保小連携会議で年3回情報交換し、警察には防犯訓練の指導をお願いしている。
電話で申し込んでもらい、午後の時間に園見学をしてもらっている
園見学は電話で申し込んでもらい、日程調整して1回3組まで一緒に受けている。時間は園児の昼寝中の13時30分または14時からの30分程度にしている。案内は園長がおこない、三つ折りちらしを渡して説明した上で園内を案内している。園の特長として、日当たりが良く、住宅地域にあり静かである。グランドと公園が近くすぐで散歩に行ける。一時保育や園庭開放などの地域の子育て支援をしていることなどを伝えている。持ち物や発熱時の迎えなどの見学者からの質問にも丁寧に応えている。11月初旬までに25~26件ほどの見学を受けている。
1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
- 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
- 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
- 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
- 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
入園内定者には入園説明会で重要事項や園生活のルールなどを伝えている
4月入園内定の場合には2月中旬から下旬の土曜日に入園説明会と健康診断を実施している。説明会では、「園のしおり」を基に、三鷹市の保育園についてや園概要、保育理念、保育目標、一日の生活の流れ、行事、給食、健康管理・衛生管理、個人情報保護、災害時の対応、準備していただく物などを説明し、「重要事項説明書」の説明もしたうえで、説明内容への同意を得ている。当日、個別面接も実施して保育をする上で必要な個別事情や入園までの状況などを聴き取りしているが、日程調整できる方は事前に面談するなど、柔軟に対応している。
保護者の就労状況や子どもの慣れ具合により、入園開始直後の保育は個別に対応している
入園前の個別面接時に、入園開始直後の保育は園の目安として1週間程度を予定して徐々に保育時間を延ばすことを文書で説明しているが、保護者の就労状況や職場復帰時期、要望などを聴き、子どもの慣れ具合も考慮して個別に対応することを伝えている。0歳児では登園や降園時間を一人ずつ少しずらしてもらい、受け渡し時に保護者から家庭での様子を聴き、園での様子を詳しく伝えるようにしている。そして、可能な限り固定した保育士が関わり子どもや保護者との信頼関係を早めに築けるようにし、翌日の保育時間は子どもの状況を見ながら決めている。
退園や卒園には、子どもや保護者の不安軽減に配慮している
引越しなどでの年度途中の退園は少ないが、退園する場合はクラスの中で子どもたちの手作りプレゼントを渡してお別れをしている。卒園児の就学先には「保育所児童保育要録」の写しを送付して引き継ぎをしている。保護者には何か心配ごとがあればいつでも聴くことを伝え、「こちらに来られた時には、顔を見せてください」などと、不安軽減に配慮した声がけをしている。コロナ禍前は卒園した小学1年生を運動会に招待していたが、まだ再開していない。小学校の入学式後には園に来てもらい、祝福の言葉を伝え、渡せていなかった卒園式の写真を渡している。
1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
- サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
- サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
- サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
- サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
- 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
- サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもの心身や生活の状況を保育日誌や保健日誌、児童票などに記録し把握している
入園前の園医による健康診断で健康状態を把握し、面接では事前に記入してもらった「入園時健康調査」や「保育アンケート」を基に、看護師や保育士、必要に応じて栄養士が、保育歴やかかりつけ医、出生時の状況、既往歴、食事、睡眠、排せつ、遊び、言葉、食品摂取状況、仕事の状況などを確認し、必要に応じて聴き取り追記し把握している。入園後には日々の子どもの様子を保育日誌や保健日誌に記入している。児童票には、0歳児は毎月、1・2歳児は2か月ごと、3歳児からは3か月ごとに発達記録を記載している。
指導計画は担任同士でクラスの状況や子どもの様子を話し合い、作成している
全体的な計画を踏まえ養護と教育の各領域を考慮して年間指導計画、月間指導計画(月案)を作成している。月案は複数担任のクラスは担任同士で、一人担任の5歳児クラスは幼児リーダーが一緒に、園での様子や保護者からの聴き取りなどを参考に、個々の子どもやクラスの状況を相談しながら作成している。満3歳までは個別の姿やねらい、配慮点を、必要な子どもには個別月案も作成している。0歳児の打ち合わせには看護師や必要に応じて栄養士も入っている。春の保護者会で園のテーマとクラス目標を伝え、毎週の活動予定は白板を掲示して知らせている。
指導計画や子どもに関する情報などは各種職員会議や引き継ぎノートなどで共有している
毎月、各クラスの月案をクラス1部ずつ配付して目を通してもらい、職員会議ではクラスの子どもの状況と主な活動予定を報告して職員間で共有している。また、毎朝のミーティングや月2回の職員会議、月1回の乳児・幼児のブロック会議、年2回の夜の会議、月1回の西野会議などの会議を開催して、事務連絡やクラスの保育報告、行事検討・反省、事例検討など、子どもや保育、園運営に関する情報共有をして会議記録を作成している。送迎時の保護者への連絡事項はミーティングや引き継ぎノート、土曜日連絡表などで共有し、連絡漏れを防止している。
1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
- 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
- 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
- アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
- 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
- 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
- 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
- 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
- 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
- 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
- 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
- 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
- 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
- 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
- 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
- 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
- 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
- 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
- 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
- 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
子どもが自分で選んでじっくりと好きな遊びができるような環境設定をしている
0・1・2歳児(乳児)の保育室は、食事の場所と遊びの場所、着替えなど身支度の場所などを玩具棚や柵などで仕切り、コーナーに分け、ソフトマットを敷いたりして、子どもが安心してじっくり遊べる環境作りをしている。3・4・5歳児(幼児)も含め、保育室の玩具棚は子どもの手が届く棚に、年齢発達や興味関心に合わせた玩具や絵本などを子どもが自分で選んで使えるように設定している。そして、手作りの小さな衝立などを用意して、他から邪魔されず、自分の気に入った場所でじっくり遊べるような工夫をしている。
異年齢の自然な関わりや外国の文化に触れる経験をしている
朝夕の当番保育や園庭遊びなどで自然な異年齢の関わりをし、異年齢で散歩に出かけることもある。新型コロナウイルス感染症が5類感染症になったので、今後、異年齢の関わりを増やすことにしている。また、在園している外国籍の保護者から、5歳児を対象に自分の国について話をさせて欲しいと申し出があり、ケニアという国や子どもの遊び、装飾品、食べ物などを紹介してもらっている。子どもたちは興味をもって話を聴き、本物の装飾品や食べ物の写真を見せてもらい関心を持つ機会になった。保育室の国旗の図鑑などで世界の国々に興味を広げている。
地域の小学校と職員同士が話し合ったり、園児が学校訪問をしたりしている
幼保小連携会議が年3回開かれて、園長と5歳児担任保育士が参加して、小学校の取り組みについて話を聴いたり、学校見学の日程調整、話し合いや情報交換などをしている。小学校には5歳児が学校行事の運動会や音楽会のリハーサルを見学させてもらっている。学校からは小学校2年生が、町探検で園を訪れている。5歳児は学童クラブの訪問もしている。
2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
- 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
- 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
- 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
- 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
朝は子どもの健康を観察し保護者に家庭での様子や健康状態を聴いて受け入れている
登園時には挨拶を交わして子どもの顔色や機嫌などの健康を観察し、保護者に家庭での子どもの様子や健康状態を聴いて受け入れている。保護者には連絡表の登園欄に〇を付けてもらっている。前日に体調を崩して休んでいたり、園で怪我をしたりした時には家庭での様子を詳しく聴いている。早番の保育士が受け入れる場合には、担任が当番引き継ぎノートに保護者に聴き取ることを記入しておき、聴き取ったことを書き入れて担任に引き継ぎ、朝のミーティングでも報告して職員間で共有している。
休息(昼寝を含む)は個々の子どもの状態に配慮している
0歳児は一人ひとりの生活のリズムに合わせて眠くなった時、午前でも夕方でも寝かせている。園では子どもが安心して眠れるように同じ場所に布団やコットを用意したり、保育士がそばにつくなどの配慮をしている。昼寝のリズムができた子どもでも、朝早めに目覚めるなどの睡眠不足で、昼食時から眠い様子の子どもは食後早めに寝かせている。5歳児は就学を控えているので、11月頃より昼寝の時間を徐々に短くしていくことにしているが、子どもにより眠い、体を休めたいという場合などは個別対応をすることにしている。
迎えの保護者一人ひとりに子どもの様子を伝えるように努めている
園での子どもの様子は連絡ノートに記入しているが、迎えの保護者に担任が対応できる時には一人ひとりに子どもの様子を伝えている。可能な限り子どもの様子などを伝えるよう努めているが、遅番時間の迎えが重なる時や子どもの保育を優先せざるを得ない時には、伝えられないことがある。園で子どもが怪我をして受診が必要と判断した時には、保護者に受診の了解を得て希望の医療機関へ看護師または副園長が付き添って受診した後、保護者に報告をしている。迎え時には状況説明できる保育士と付き添った看護師、園長などが再度説明し謝罪している。
3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
- 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
- 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
- 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
- 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
- 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
- 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
子どもが遊び込めるコーナーを作り、継続した遊びの保障をしている
子どもたちが安心して遊び込めるよう、年齢や発達に応じた遊びのコーナーを作り、保育室の他、ランチルームも利用してグループに分かれたりして遊んでいる。ホールや園庭の全面を使って遊ぶ時には前日に担任同士話し合い、利用時間を朝のミーティングで調整している。園庭やホールは、乳児クラスは子どもたちが揃い、身支度が済むと早めに出て遊んでおり、幼児クラスは遅めにゆっくり出て遊んでいる。また、制作途中のブロック類や作った物でまた遊びたい物は、置いておける棚などを用意して、継続した遊びを保障している。
集団活動には、子ども自らやろうとする気になるのを待つ声がけをしている
5歳児は和太鼓「豊年太鼓」を取り入れている。赤ちゃんの時から太鼓の音を耳にして憧れてきた太鼓で、自分たちが叩く番になったことで、張り切って練習している。リズムも好きでピアノの音に合わせて身体を動かして遊んでいる。太鼓やリズムなどのみんなで一緒にする活動がやりたくない時もあるので、そのような時には、子どもの気持ちに寄り添い「やりたくないの。ともだちの様子を見ていようね」などと受け止め、「やりたくなったら来てね」と誘いかけはするが、無理強いはしないようにして、本人がやる気になるのを待つようにしている。
園庭や散歩先の公園などで戸外遊びを楽しみ、自然の移り変わりを感じている
園庭では、駆け回ったり、砂場遊び、虫探し、鬼ごっこ、風呂マットを使ったおうちづくりなどをして遊んでいる。戸外遊びに適した季節には、週1~2回散歩に出かけているが、出る前には散歩表に記入して子どもの写真を撮り出かけている。広いグランドで追いかけっこやボール蹴り、凧あげなどをして駆け回って遊んでいる。自然も多いので、春は桜の花を見たり花びら集め、虫探し、秋にはどんぐり拾いをするなど自然に触れ、坂道歩きも楽しんでいる。近隣の畑で野菜を見たり、金木犀などの季節の花を見たり匂いを嗅ぐなど、季節の変化を感じている。
4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
- 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
- みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
- 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
自分たちでやりたいと決めて始めたお店屋ごっこ、やり終えた満足感を味わっている
前年度は「お店屋ごっこやりたい」という声があがり、5歳児がお店屋ごっこに取り組み、お店や品物はみんなで話し合い、自分たちがこれまでに経験した楽しかったお店、お人形屋、博物館、お化け屋敷、レストランなどをしようと決め、人形や恐竜、お化け、食べ物などを作っていた。初日はクラスの中でお店屋と客に分かれてごっこを楽しみ、2日目は3・4歳児が、3日目は乳児クラスがお客さんになってくれた。繰り返すうちにお店屋らしく接客して手をつないで優しく教える姿もあり、5歳児は「大変だったけど、楽しかった」と大満足の様子であった。
夏まつりごっこはみんなで力を合わせて祭りの雰囲気を味わう楽しい日にしている
6月の夏まつりごっこは3日間でおこない、初日はお神輿の練り歩きや盆踊り、後の2日はゲームやお店屋さんをしておまつりの雰囲気を楽しんでいる。お神輿は5歳児がみんなで話し合ってきれいな神輿を作り上げている。当日は、園庭でみんなで盆踊りを2曲踊るうちに小さい子たちも仲間入りして楽しんでいる。5歳児がお神輿を担いで「わっしょい、わっしょい」と登場すると、小さい子どもたちは何だろうと見ていたが、楽しくなって「わっしょい、わっしょい」と声をかけている。お神輿は園周辺も練り歩きをし、みんなで夏まつりごっこを楽しんでいる。
行事予定を早めにお知らせし、子どもたちの様子を伝えて協力してもらっている
行事予定表は4月の下旬頃に配付している。保護者参加行事は1~5歳児の運動会と4・5歳児のこども劇場である。参加してもらう行事には日程や時間、場所などのお知らせやプログラム、見どころなどを発行して保護者に知らせている。子どもたちが運動会やこども劇場で保護者に観てもらおうと頑張っている様子を連絡ノートや速報(スケッチブックに写真にコメント付きのもの)で保護者に知らせて、保護者も楽しみに参加協力してもらえるようにしている。その他、七夕には家庭から短冊に願い事を書いて飾ってもらっている。
5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
- 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
- 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
朝夕の保育は0歳児以外は、1・2歳児と幼児にわかれて合同保育をしている
7時30分~8時30分の早番の保育は、0歳児は0歳児室で、1・2歳児は一緒に1歳児室で、幼児はホールで一緒に過ごしている。夕方の17時~18時30分の遅番の保育も0歳児以外は同じように、合同保育にしている。延長保育は18時30分~19時30分で、1~5歳児の利用児が一緒に3歳児室で過ごしている。
午後のおやつ後身体を動かしたり気分転換をした後、室内遊びをしている
午後のおやつ後には、0歳児は保育室とテラスで、1・2歳児は保育室やテラス、園庭、ホールなどで身体を動かしたり気分転換をしたりして遊び、季節の良い時には近隣に午後の散歩に出かけたりしている。3歳児は保育室や園庭で遊び、4・5歳児は保育室や2階のランチルーム、園庭で遊んでいる。その後、遅番の時間には室内遊びにしている。幼児が過ごすホールでは、遊び毎のコーナーを作り、当番専用のカードゲームや描画、ブロックなどの玩具類も用意しているので、子どもが自分の遊びたいコーナーで好きな遊びをしている。
延長保育は少人数で、大人と一緒にゆったりと好きな遊びをして過ごしている
延長保育は1~5歳児の利用児が10人前後の人数であり、延長番保育士といつも同じパートの職員を合わせて大人3人と一緒に過ごしている。子どもたちは補食を摂った後、大人と遊んだり、絵本を読んでもらったり、好きな遊びをしたりしてゆったりと過ごしている。年上の子どもはいつも一緒になっている顔見知りの年下の子どもに優しく声をかけたり、手をつないだり、絵本を見せてくれるなどの姿が見られている。
6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
- 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
- メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
- 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
- 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
- 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
0・1歳児は保育室で、2~5歳児はランチルームで、落ち着いて楽しく食事をしている
0・1歳児は保育室で、2・3歳児と4・5歳児は1階と2階のランチルームで、子どもの発達や体格に合わせた椅子やテーブル、必要に応じて、背当てや足台なども使用して、姿勢よく安定して座り、落ち着いて食事をしている。クラスの友だちと一緒にテーブルを囲み会話を交わし、保育士に見守られ、必要に応じた援助を受けながら、楽しく食べている。ランチルームでは、他のクラスの子どもが食べている様子を見ることもできる。12月のお楽しみ会には部屋を装飾して音楽を流すなど楽しい雰囲気作りをして食べている。
栄養バランスを考慮した日替わりメニューの献立を園で調理して提供している
栄養士が日替わりでメニューを作成し、園の調理室で調理して提供している。成長期の子どもに必要な栄養のバランスを考え、旬の食材や行事食を取り入れながら、自然の恵みや季節の変化を楽しめる食事にしている。食品本来の味を大切にして薄味でもおいしく食べられるように、昆布、かつお、煮干などでしっかりと出汁をとりおいしい料理にしている。子どもの日や七夕、お月見、節分、ひな祭りなどの季節の行事には、例えば子どもの日には鯉のぼりハンバーグ、9月のお月見には3時のおやつにお月見団子などの行事食を提供している。
野菜を栽培して収穫し、調理してもらい食べたり、5歳児が調理体験をしている
園庭のプランターで、3歳児はキュウリ、4歳児はオクラ、5歳児はトマト、ピーマン、苺を、土嚢でじゃがいもを栽培している。何を植えるかは子どもたちと相談して決め、5歳児が苗を買いに行き、植え付けて水やりをして生育を観察し、収穫し調理してもらい、お裾分けをしながら食べている。5歳児は近隣の農家の方の畑で人参の収穫体験をさせてもらうことになっているので、人参を使った料理を検討している。調理活動としては、5歳児がとうもろこしの皮むきや枝豆のもぎ取りなどの下処理手伝いをしており、11月にはおにぎり作りを予定している。
7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
- 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
- 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
- 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
子どもが自分の身体や健康に関心を持てるよう健康教育に取り組んでいる
年間保健計画を作成して、子どもが自分の身体や健康に関心を持てるように、保健担当が子どもたちにわかりやすい言葉や絵などを使って健康教育に取り組んでいる。例えば、手洗い指導は2歳児からクラス毎に実施し、パネルシアター「お腹が痛くなったBくんの話」を見せて、手洗いの大切さを伝え、手をきれいに洗う方法を知らせている。プライベートゾーンについては、幼児を対象に、子どもたちにわかりやすいようにパネルシアターでプライベートゾーンとは何かを説明し、着替えの仕方も伝えている。歯磨きやうがいの指導も実施している。
定期健康診断や歯科・眼科・耳鼻科健診、身体測定を実施して健康管理をしている
健康管理として、園医による定期健康診断を0歳児は毎月、1~5歳児は年2回以上、歯科健診、眼科健診、耳鼻科健診をそれぞれ年1回実施している。身体測定を、乳児では身長・体重は毎月、頭囲・胸囲は年2回、幼児では身長は年3回以上、体重は毎月、胸囲は年1回実施している。定期健康診断や身体測定の結果は「けんこうカード」で、各科の健診の結果は健診結果のお知らせで保護者に知らせている。薬の預かりは原則としてしていないが、やむを得ず必要な場合、医師の指示があれば、都度、与薬依頼票と薬の説明書を提出してもらい服薬させている。
保護者と連携して、子どもの健康維持に向け取り組んでいる
登園時の健康観察や保護者との会話、連絡ノート、0歳児の毎日の検温などで子どもの健康状態を把握している。園で感染症が発生した時には、玄関の掲示板やクラス掲示板で周知し注意喚起している。サーベイランスに入力し、地域での発生状況を把握して掲示板などで知らせている。毎月保健だよりを発行して4月には年間保健行事予定や生活リズムを整えよう、6月は虫歯予防、7月は熱中症予防など、子どもの健康維持情報を提供している。園での昼寝の際には乳幼児突然死症候群対策として仰向けに寝かせ、呼吸や体調などの睡眠チェックを実施している。
8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
- 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
- 保護者同士が交流できる機会を設けている
- 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
- 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
- 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
子育てや就労などの事情は申し出てもらい、園で可能な配慮をしている
保護者の子育てや就労などの個々の事情は申し出てもらい、園で可能なことは配慮して支援している。入園前の個人面談や毎日の連絡ノート、送迎時の会話などで密にコミュニケーションを図り、保護者の状況把握に努めている。急な残業などで迎えの時間が遅くなる、他の人が迎えに行くなどは保護者からの電話連絡をもらい受けているが、迎えが18時30分以降になる場合には延長保育申込書に記入してもらい延長保育を利用してもらっている。
保護者会やクラス懇談会は保護者同士の顔合わせや交流の機会にしている
春の保護者会は5月の土曜日の半日、時間差をつけて全体会とクラス懇談会を実施し、全体会は乳児と幼児に分けて、どちらかに1回参加してもらっている。クラスの懇談会では、クラスから大切にしていきたい思い、今年度のテーマ、クラス目標、一年間で育てたい姿、年齢発達の姿、一日の流れなどを伝えた後、保護者同士の懇談の時間を設けている。懇談会は自己紹介や、話し合いたいことのアンケートをとり、グループに分かれて話し合ってもらい、交流の機会にしている。参加できなかった方にも、廊下に掲示して意見を求めるなどの工夫をしている。
保育参観・面談を実施し、園と家庭とで子どもの様子や育ちを共有している
保護者に保育を伝えたり、保護者同士が話し合える機会として、春の保護者会と秋の幼児各クラス懇談会、冬の全クラス懇談会を開催している。保育参観や個人面談は保護者の申し出があれば、いつでも受けている。全クラスが期間を設けて保育参観・面談を実施しており、保育参観をして面談でも、保育参観のみ、個人面談のみでもよいことにしている。子どもの様子を見てもらい、家庭での姿を聴き、園と保護者とで子どもの育ちを共有する機会にしている。
9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
- 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
- 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
地域の公園に散歩に出かけて遊び、農家の畑で人参掘りをさせてもらうことになっている
地域の公園などには散歩に出かけて遊んでいる。地域の小学校の運動会や音楽会のリハーサルに5歳児が見学させてもらっている。地域の農家の方に、人参掘りを体験させてもらうことになっている。七夕の笹竹は地域の方の庭の竹林から頂いている。コロナ禍前は近隣の大学の構内を散歩等で利用させてもらっていたが、まだ再開していない。
地域のボランティアさんによるお話し会がおこなわれている
地域のボランティアさん(園の朝夕保育のパート職員)によるお話し会が月1回、4・5歳児(3歳児も10月から参加)を対象におこなわれ、パネルシアターや大型絵本、紙芝居、お話などを聴いている。夏のボランティア体験として、中学生1名と高校生2名の参加があり、子どもたちと一緒に遊んでもらっている。そのほか、看護学生4名、保育学生4名の実習を受け入れている。コロナ禍前は5歳児が地域の高齢者の方々と交流する機会を設けていたが、まだ、再開していない状況であり、今後、検討していくことにしている。
地域の子育て支援の拠点として一時保育や園庭開放などを実施している
地域の子育て支援の拠点として、一時保育、園庭開放、親子で遊べる「かめのこひろば」を実施している。一時保育は一時保育室で実施し定員6名で、生後3か月から就学前までの子どもが対象で、保育時間は月~土曜日の8時30分~18時30分で、00分から30分スタートの1時間単位の受付にして、1週間に最大3回まで利用してもらえるようにし、月~金曜日の利用料金は1時間600円、土曜日は1時間750円、昼食代やおやつ代は別料金になっている。事前登録して利用してもらっている。
【講評】
子どものプライバシー保護を徹底している
「園のしおり」に個人情報の管理・利用、肖像権について掲載し、三鷹市社会福祉事業団個人情報保護規定に基づき、目的外の使用をしないことを説明している。春の保護者会でも個人情報保護についての話をしている。子ども発達支援センターの巡回発達相談を受け、観察して助言をもらっている子どもについては、保護者の同意を得て実施している。また、子どもの羞恥心への配慮として、着替えの時には全裸にならず着替えることを伝え、習慣になるよう働きかけている。夏の水遊びやプール、シャワー時には、遮光ネットなどを使用して目隠しをしている。
子どもの人権を守り、一人ひとりを大切に保育している
年度初めに、「三鷹市の保育のガイドライン」や「三鷹西野保育園保育指導規範」の読み合わせをおこない、子どもの人権を守るように努めている。食事の場面では無理強いをしない、嫌いな物があっても受け入れる、集団活動に入りたくない時には受け止め、子どもが自らやる気になるのを待つ、子どもの名前を愛称で呼ばない、呼び捨てにしない、怒鳴なったり叱りつけたりしないなどを確認している。
職員は子どもの傷やあざ、言動などに注意を払い、虐待の早期発見や防止に努めている
事業団主催の運営層研修で、人権研修「子どもの権利から考える人権と危機管理」を運営層が受講して意識を高めている。虐待については、「三鷹市子ども虐待対応マニュアル」を事務室の棚に置き、いつでも見ることができるようにしている。園長は職員に「虐待防止のチェックシート」を配付して各自チェックしてもらっている。職員は子どもの身体の不審な傷やあざ、言動などに注意を払い、原因不明の傷などは子どもに聴いたり保護者に確認したりしている。少しでも気になることがあれば園長に報告し、園長はマニュアルに沿った対応をとることにしている。
1.子どものプライバシー保護を徹底している
- 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
- 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
- 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
- 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
- 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
法人系列園共通のマニュアルが整備され、園独自の確認事項などを作成している
「三鷹市保育のガイドライン」や法人共通の「確認事項」、「危機管理マニュアル」、「緊急対応マニュアル」、「栄養士の手引き」などが整備され、園独自にも、「三鷹西野保育園保育指導規範」や園の「確認事項」を作成している。「確認事項」には、泥んこ遊び、プール遊び、午睡、散歩、園庭の使い方、排せつの自立などの保育に関することや運営についての項目などを盛り込み作成している。これらの確認事項やマニュアルは事務室に置き、いつでも利用できるようにしているが、必要に応じて読み合わせをおこない、改善が必要な場合には見直している。
独自の「確認事項」は年度末や年度初め、あるいは遊びが始まる前に見直ししている
園独自の「確認事項」については、園庭遊びや散歩などは年度末や年度初めに確認しているが、泥んこ遊びやプール遊びなどはこれらの遊びが始まる前などに、読み合わせをおこない改善が必要な場合には、見直している。
保護者アンケートや保育アンケートの意見などを検討し、必要な見直しをしている
保護者参加行事の運動会と4・5歳児対象のこども劇場の後には保護者アンケートをとり、結果を園だよりで公表している。保育アンケートは年1回1月頃におこない、運営委員会に報告している。帰りの時間は自動ドアの玄関から子どもが勝手に出てしまいやすいという意見を受け、玄関ホールに衝立を置いている。保護者証を発行して、来園時に提示してもらっているが、他の人が入る時自動ドアが開くと入れる状態であることへの不安が寄せられ、必ず保護者証を提示して欲しいと伝え、忘れた方には園の物を貸し出し、返却してもらう方式にしている。
1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
- 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
- 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
- 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
- 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている
事業者のコメント
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【講評】
新年度をスタートするにあたって、職員間で保育目標などを確認している
年度初めの話し合いで、保育理念・保育目標、園のキャッチフレーズなどについて確認し、職員皆で共通認識を持ち、新年度をスタートしている。また、各打ち合わせやミーティングなどを通して、子どもの発達を適切に捉え、子どもや保護者の立場に立って保育に取り組もうとしている。保護者に対しては、園内掲示や園のしおり、パンフレット、えんだよりなどを通して、保育理念および当園の保育目標などを周知している。園のしおりには、三鷹市の保育園の歩みや当園が公私連携型保育園であることなどの説明文も載せている。
園長、副園長、3級職それぞれの役割と責任が明確化されている
園長、副園長、3級職それぞれの役割と責任を明確化した書面を作成している。園長は「園が地域社会の中でその機能を充分発揮できるようにするとともに保育活動を統括する」、副園長は「園運営が円滑におこなわれるよう、園長を補佐し、園内の調整を図り各自の能力が充分発揮できるようにする」、3級職は「園運営が円滑におこなわれるよう副園長を補佐し、各クラス運営が円滑におこなわれるよう連携に尽力する」と明記されている。園長には「園長の手引き」も作成され、その職務内容を具体的に示している。
園の重要案件について検討・決定の場は、職員会議としている
園の重要案件は職員会議で検討、決定することになっている。課題に応じて、リーダー会議で事前に検討し、方針を決めておくこともある。また、園長、副園長、3級職の運営層会議や2級職以上のリーダー層会議などを定期的に設けて、園運営について情報交換している。その後、職員会議で提案や報告などおこない、職員間で共有している。保護者には、園の決定事項について、えんだよりやお知らせ文書の配布、保護者会、運営委員会などで周知している。今年度、11月から保育ICTシステムを導入・活用している。