評価結果

標準の評価

基本情報

【事業所名称】

青梅みどり第二保育園

【サービス種別】

認可保育所

事業者の理念・方針・期待する職員像

事業者が大切にしている考え(理念・ビジョン・使命など)

1)社会福祉の理念に基づき、安心して利用できる開かれた保育園づくりに努めると共に、家庭と連携した保育を第一に考え、その中で一人一人の個性を大切にした保育を目指す。
2)和やかで家庭的な雰囲気の中で育ちを見守り、思いやりの心を育てる保育を目指す。
3)友達や大人との日々の生活の中で、言葉の豊かさを養い、社会性・協調性・自立心を醸成する保育を目指す。
4)様々な体験や活動(自然・描画・音楽・運動等)を通して、活動意欲や表現力・創造性をはぐくむ保育を目指す。
5)身近で豊かな自然を生かした保育を進め、自然を大切にする心情をはぐくむ保育を目指す。

職員に求めている人材像や役割

1 社会福祉の実践者としての誇りと自覚を持ち、職員全員が高い専門性を発揮すると共に、魅力ある人間性をもって保育にあたる。
2 保護者が安心して子供を預けられるように、保育のスキルを高めると共に、安全を第一に考えた保育を進める。
3 園児のより良い育ちを求めて、常に研究を怠らず、子供の健やかな成長を促す保育を進める。
4 保育は1人で実践するものではない。チームの一員として協調性をもって保育を進める。

職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感)

1 対職員、対保護者、対園児と接する時には、信頼関係を構築するために、専門職としての使命感を持って接する。
2 常に自己研鑽に努め、自己の職責の重要性を認識し、日々の子供の成長に喜びを見い出す。
3 その子のより良い成長を願って、保護者と連携した保育を進められるよう保護者の要望をくみ取れる保育士となる。

全体の評価講評

特によいと思う点

地域に支えられた保育園として運営できるよう町会行事などへの出席や市民センターの文化祭へ園児の作品を出品するなどの取り組みをしています。一方、シルバー人材センターからはボランティアで植栽整備をしてくれる高齢者が来てくれるなど、地域との良好な関係のもとに保育園の運営がされています。地元中学校や社会福祉協議会の取り組みである職場体験、夏休みボランティアなどの受け入れもおこなっています。そのほか保育園に通っていなくても参加できる保育所体験や育児講座に取り組むなど地域のニーズに積極的に取り組んでいます。

入園者の減少の中で、利用拡大が課題になっています。園では新たに個人情報に配慮したアプリが使える保育園ICTシステムを導入しました。保護者が保育園ICTシステムのアプリに登録することによって、園からの子どもの様子や行事など多くの情報を普段持っているスマホで容易に確認できるようにしています。アプリの活用によって園の情報伝達や登園降園の確認がしやすくなるなど、保護者の利便性が増して、アンケート調査でも保護者の好感的な意見が複数あります。こうした評価は、これから保育園を利用したい人にも伝わることが期待できます。

園では園児の主体性を大切に、遊びの選択もテーマを決めた遊びのコーナーを作って園児が遊びに集中できるよう工夫をしています。週案に基づいてテーマを決めテーマに沿って遊具を使うよう環境を設定しています。ままごと遊びでは木のおもちゃを中心に手作りの布で作った野菜等を使い、人形のお世話をする園児に優しさを伝えています。乗り物がテーマの時は積み木や木の材質の線路を使って遊ぶなど園児の想像力を育む取り組みをしています。創作活動では木や毛糸、牛乳パックなどを使い自分の自由な発想でものを作り上げていく保育を実践しています。

さらなる改善が望まれる点

保育園では、令和5年9月に業務継続計画を策定しました。これまでも火災や地震等の災害を想定して避難訓練等を実施してきていますが、業務継続計画は策定して間もないことから、業務継続計画の運用を想定しての本格的な訓練等は今後進められることになると考えられます。計画が実際に機能するためにどのようなことが必要となるかなど実践する中で明確になることもあると想定されますので、こうしたことを視野に入れて対応を進めていかれることを期待します。

園の「個人情報に関する方針」をホームページで公表するとともに、入園説明会の際、「園しおり」で「個人情報の取り扱い」を保護者に丁寧に説明しています。園で作成する作品や「園だより」に子どもの名前を載せるときやホームページやパンフレットに写真を掲載するときは、利用開始時に書面で同意を得ています。園は卒園に際して小学校に児童保育要録など提出しています。「園だより」に子どもの名前を載せるときと同じように、同意書に全ての個人情報の外部提供の場合を含めるなど、さらに工夫されることを期待します。

園では保育の重点課題の中に、身近で豊かな自然環境の中で過ごすことにより、自然を大切にし、生きる力、五感を育む力を伸ばすことが挙げられています。園舎の前には茶畑が広がり、近くには小川が流れています。小川に沿って遊歩道があり、川の中の魚や道端の植物、昆虫などを観察することもできます。毎週1回、散歩に出かけ、年1回はピクニックに行くなどしていますが、自然が豊かな環境を生かし、散歩やピクニック等の機会を増やすなど、自然に触れる取り組みの充実などについて検討することを期待します。

事業者が特に力を入れている取り組み

若手・中堅保育士のキャリアパス構築のための処遇改善加算制度に基づいて、保育園では、キャリアパスを制度化し、職務分野別リーダー、専門リーダー、副主任保育士とステップアップできる仕組みにしています。この任用のためにはキャリアアップ研修の受講が求められ、その受講を適切に管理していく必要があります。このため保育園では受講状況を把握するための工夫をしながら受講漏れを防いでいます。キャリアアップ研修とともに初任者研修、中堅職員研修も研修計画に位置付けて職員がスキルアップできるように取り組んでいます。

保育園ICTシステムを新た導入しました。システムには、活用の拡充性があり、使い方次第で多くのことができます。日常の保育に関する情報を保護者と瞬時に共有することができます。また、子どもや保護者に関する記録など職員が把握して、保育サービスの向上も図られます。同時に使用目的を明確にして個人情報の保護などに配慮した取り扱い方法を統一することが求められます。このため園では使い方に関する研修を実施するとともに、職員が使って便利さを実感していくため留意点や使い方に関するマニュアルの充実に力を入れています。

園は障害のある子や発達に遅れがある子を積極的に受け入れて、他の園児と共に丁寧な保育をしています。障害のある園児を園児同士が認め合い、お互いを尊重することができるよう環境を整えています。障害のある園児は年齢にこだわらず、心身の状況を見て、その子に合ったクラスに受け入れ、保護者から療育センターでの様子を聞くなど連絡を密にして保育にあたっています。発達に遅れがある園児の保護者とは面談の機会を多くして理解を得るように努め、市巡回指導員からアドバイスを受けて、早期療育に繋がるように支援をしています。

利用者調査結果

調査概要

  • 調査対象:入園児童世帯78世帯を調査対象として利用者調査を実施しました。回答世帯数は59世帯です。回答世帯の父親の勤務形態は86.4%の人が常勤で、パート等はわずかでした。これに対し、回答世帯の母親の勤務形態は40.7%の人が常勤、49.2%の人がパート等でした。
  • 調査方法:アンケート方式  
    利用者調査はアンケート方式で実施しました。アンケート用紙を保育園から保護者に渡し、回答を記入して、評価機関に郵送してもらうことで、プライバシーを確保しました。
  • 有効回答者数/利用者家族総数:59/78(回答率 75.6% )

設問に対する回答で、「はい」の回答の割合の高かった設問は、「9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか」98.3%、「1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか」94.9%、「3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか」93.2%、「2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持っておこなえるようになっているか」91.5%でした。これに対し、「はい」の回答の割合が低かった設問は、「17.外部の苦情窓口にも相談できることを伝えられているか」45.8%、「12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか」54.2%でした。いずれの設問も「非該当」との回答が多数あり、こうした結果になったものです。総合的な感想では、「大変満足」と「満足」の合計の割合は、86.4%で、回答された保護者の大多数は保育園のサービスに満足しているという結果でした。

アンケート結果

1.保育所での活動は、子どもの心身の発達に役立っているか

はい 56名 (95%)
どちらともいえない 2名 (3%)
いいえ 1名 (2%)

設問に対する回答の割合は、「はい」94.9%、「どちらともいえない」3.4%、「いいえ」1.7%でした。割合の合計が四捨五入の関係で100.0%にならないことがあります。以下同じです。自由意見として、「食育や家ではできない工作などとてもよい発達につながっていると思います」、「子どもへの伝え方が下手だったり、観察力が低いため、子どもの変化に気づかないことも。子どもの気持ちに寄り添う行動ができていない」などがありました。

2.保育所での活動は、子どもが興味や関心を持って行えるようになっているか

はい 54名 (92%)
どちらともいえない 5名 (8%)

設問に対する回答の割合は、「はい」91.5%、「どちらともいえない」8.5%でした。自由意見として、「家ではできないことや大変な遊びもやってくれてうれしいです」がありました。

3.提供される食事は、子どもの状況に配慮されているか

はい 55名 (93%)
どちらともいえない 4名 (7%)

設問に対する回答の割合は、「はい」93.2%、「どちらともいえない」6.8%でした。自由意見として、「保育園では普段苦手なものを食べてくるのでとても助かっています」、「苦手なものは少なくしてくださったりするが、飲みたいだけの水を飲むことができないと子どもが訴えてきたこともある。先生方は自由に飲んでよいと言ったとのことだが、不信感が残った」がありました。

4.保育所の生活で身近な自然や社会と十分関わっているか

はい 45名 (76%)
どちらともいえない 11名 (19%)
いいえ 3名 (5%)

設問に対する回答の割合は、「はい」76.3%、「どちらともいえない」18.6%、「いいえ」5.1%でした。自由意見として、「コロナで行事が減ってさみしいです」、「戸外あそびがとても少なく、室内で過ごしていることが多いと思う。もう少し、散歩などに行ってほしい」、「ほとんど戸外遊びがない」、「乳児クラスはイベントがほとんどないので少し寂しいです」がありました。

5.保育時間の変更は、保護者の状況に柔軟に対応されているか

はい 47名 (80%)
どちらともいえない 5名 (8%)
無回答・非該当 7名 (12%)

設問に対する回答の割合は、「はい」79.7%、「どちらともいえない」8.5%、「無回答・非該当」11.9%でした。自由意見はありませんでした。

6.安全対策が十分取られていると思うか

はい 51名 (86%)
どちらともいえない 7名 (12%)
無回答・非該当 1名 (2%)

設問に対する回答の割合は、「はい」86.4%、「どちらともいえない」11.9%、「無回答・非該当」1.7%でした。自由意見として、「どのように対策しているか知らない」がありました。

7.行事日程の設定は、保護者の状況に対する配慮は十分か

はい 51名 (86%)
どちらともいえない 8名 (14%)

設問に対する回答の割合は、「はい」86.4%、「どちらともいえない」13.6%でした。自由意見として、「時間のお知らせがもう少し早いと助かるなと思います。仕事で休みや早退の申請をするので」、「変則勤務のため、どちらともいえない」がありました。

8.子どもの保育について家庭と保育所に信頼関係があるか

はい 47名 (80%)
どちらともいえない 10名 (17%)
いいえ 2名 (3%)

設問に対する回答の割合は、「はい」79.7%、「どちらともいえない」16.9%、「いいえ」3.4%でした。自由意見として、「とても親身になり聞いて頂けます」、「担任の先生が2人ぐらいいても、先生に子どもがいるかわからないから相談しにくい」、「基本信用していないし、できない。事前に相談内容を伝えたところ、上司と口裏合わせをしたりする。とても古い昭和的な考えなので、時代にあった教育をしてほしい」がありました。

9.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか

はい 58名 (98%)
どちらともいえない 1名 (2%)

設問に対する回答の割合は、「はい」98.3%、「どちらともいえない」1.7%でした。自由意見として、「掃除はまめにしている様子がある」がありました。

10.職員の接遇・態度は適切か

はい 49名 (83%)
どちらともいえない 9名 (15%)
いいえ 1名 (2%)

設問に対する回答の割合は、「はい」83.1%、「どちらともいえない」15.3%、「いいえ」1.7%でした。自由意見として、「子どもによって態度を変える職員がいた。子どもの気持ちを考えずに、見た目をいじったり、笑ったりする場面を見て不快でした」がありました。

11.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか

はい 45名 (76%)
どちらともいえない 10名 (17%)
いいえ 2名 (3%)
無回答・非該当 2名 (3%)

設問に対する回答の割合は、「はい」76.3%、「どちらともいえない」16.9%、「いいえ」3.4%、「無回答・非該当」3.4%でした。自由意見として、「以前、園で数回怪我をしたことがあり、職員の対応が感じが悪かった」がありました。

12.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか

はい 32名 (54%)
どちらともいえない 12名 (20%)
いいえ 1名 (2%)
無回答・非該当 14名 (24%)

設問に対する回答の割合は、「はい」54.2%、「どちらともいえない」20.3%、「いいえ」1.7%、「無回答・非該当」23.7%でした。自由意見として、「見ていないので分からないが、我慢させられたこともあるようなので、信用していない」がありました。

13.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか

はい 51名 (86%)
どちらともいえない 7名 (12%)
いいえ 1名 (2%)

設問に対する回答の割合は、「はい」86.4%、「どちらともいえない」11.9%、「いいえ」1.7%でした。自由意見として、「気にはしてくださっている感じ。なんでだろうと思っても、親に言ってこない。面談で言われて知ることができた。子どもを気にしていても適切な対応はできていない」がありました。

14.子どもと保護者のプライバシーは守られているか

はい 48名 (81%)
どちらともいえない 7名 (12%)
いいえ 2名 (3%)
無回答・非該当 2名 (3%)

設問に対する回答の割合は、「はい」81.4%、「どちらともいえない」11.9%、「いいえ」3.4%、「無回答・非該当」3.4%でした。自由意見として、「分からない。他の家庭のことを言ったりすることがあるから信用できない」がありました。

15.保育内容に関する職員の説明はわかりやすいか

はい 50名 (85%)
どちらともいえない 8名 (14%)
いいえ 1名 (2%)

設問に対する回答の割合は、「はい」84.7%、「どちらともいえない」13.6%、「いいえ」1.7%でした。自由意見として、「日常の様子がわからない。聞けば答えるが、聞かなければ何も言ってこない」がありました。

16.利用者の不満や要望は対応されているか

はい 44名 (75%)
どちらともいえない 9名 (15%)
いいえ 2名 (3%)
無回答・非該当 4名 (7%)

設問に対する回答の割合は、「はい」74.6%、「どちらともいえない」15.3%、「いいえ」3.4%、「無回答・非該当」6.8%でした。自由意見として、「自分のクラスの子には言えば対応する。何も言わない子の親やクラスはまた元に戻る」、「時々先生間で連携が取れていない時がある」がありました。

17.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか

はい 27名 (46%)
どちらともいえない 15名 (25%)
いいえ 7名 (12%)
無回答・非該当 10名 (17%)

設問に対する回答の割合は、「はい」45.8%、「どちらともいえない」25.4%、「いいえ」11.9%、「無回答・非該当」16.9%でした。自由意見として、「入園前の面接時に説明はあったが、第三者委員の連絡先の記載がない」、「なんでも園のしおりに書いてあると言われる」がありました。

組織マネジメント分析結果

◆事業評価結果
7つの「カテゴリー」の下に、それぞれ「サブカテゴリー」「評価項目」「標準項目」を設定して評価しています。
評価項目ごとに、標準項目の実施状況を、実施できている場合はで、実施できていない場合はで表しています。

【講評】
保育目標、保育理念、保育方針等の職員、保護者への周知に努めています

保育目標、保育理念等を掲示板へ掲示しているほか、「園しおり」の冒頭に掲載し、職員、保護者が保育園が目指していることを容易に理解できるようにしています。また、新聞等で他の保育園での事故などが報道された場合には、朝礼、リーダー会議、職員会議等で注意喚起するなどして、職員が具体的な事例のなかで、保育園が大切にすべきこと、注意すべきことなどについて理解が進むように努めています。保護者に対しては、入園説明会、保護者懇談会の機会などに保育園の目指していることを説明し、理解してもらうようにしています。

園長等は保育園が目指していることを実現するためのリーダーシップ発揮に努めています

リーダー会議、職員会議で園長として、保育園の運営で大事にすべきことを指示したり、職員が取り組むべき方向性を明らかにするなどリーダーシップを持って園運営にあたっています。また、保護者に保育園について理解してもらえる機会となる行事等を保育士が準備し、作り上げていく過程にもできるだけ参加するようにし、園長としての立場から助言することで職員が安心して行事等に取り組めるように努めています。

案件の検討、決定の手順は決まっており、この手順に基づいて決定し、周知しています

保育に関する案件については、クラス会議をした後、乳幼児会議で話し合い、さらにリーダー会議で協議し、決定するという手順で案件の決定をしています。決定した案件は、職員会議で全職員に周知しています。保護者には、手紙、園だより、保育園ICTシステムを利用して知らせています。

1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を周知している
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている
2. 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任を職員に伝えている
  • 経営層は、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けて、自らの役割と責任に基づいて職員が取り組むべき方向性を提示し、リーダーシップを発揮している
3. 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している
  • 重要な案件の検討や決定の手順があらかじめ決まっている
  • 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している
  • 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている
【講評】
保護者、職員の意向や地域のニーズを把握し保育園の課題を明確にしています

保護者のアンケートや個人面談の機会などを通じて保護者の意向や要望を把握しています。クラス会議等で提起される職員の意見はリーダー会議の機会を通じて把握することに努めています。また、職員会議で保育園の抱える課題を話題にするなどして、職員が共通認識を持てるように努力しています。保育園協会、社会福祉協議会等の広報や園長会の際に市から提供される情報等を通じて、保育園を取り巻く状況把握に努め、保育園の置かれた課題を明確にしています。

年次取り組み計画を踏まえて単年度事業計画を作成しています

新たな保育園ICTシステムの導入、マニュアルの見直し等の保育園の取り組み課題について年次計画を立てて実施していくこととしています。この計画も考慮して単年度事業計画を作成しています。この事業計画は、保育実践の反省を踏まえるとともに、職員会議で保育園が目指すべきビジョンに合致しているかを検討し作成しています。また、年間指導計画を実施できるように、それに沿った予算編成をしています。

毎月のリーダー会議、職員会議で進捗状況を確認し、計画通りの推進に努めています

事業計画については、毎月のリーダー会議、職員会議で進捗状況を確認し、事業を計画通りに進めるために必要な場合は、主任保育士が加わることをして事業の推進に努めています。また、各行事については、行事後に必ず評価をおこない、次年度に向けた改善点をまとめ、次年度に目指すべき指標を明確にするなどして着実な計画の実行に取り組んでいます。

1. 事業所を取り巻く環境について情報を把握・検討し、課題を抽出している
  • 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 事業所運営に対する職員の意向を把握・検討している
  • 地域の福祉の現状について情報を収集し、ニーズを把握している
  • 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)について情報を収集し、課題やニーズを把握している
  • 事業所の経営状況を把握・検討している
  • 把握したニーズ等や検討内容を踏まえ、事業所として対応すべき課題を抽出している
1. 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画及び単年度計画を策定している
  • 課題をふまえ、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた中・長期計画を策定している
  • 中・長期計画をふまえた単年度計画を策定している
  • 策定している計画に合わせた予算編成を行っている
2. 着実な計画の実行に取り組んでいる
  • 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)の実現に向けた、計画の推進方法(体制、職員の役割や活動内容など)、目指す目標、達成度合いを測る指標を明示している
  • 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる
【講評】
職員倫理綱領等に基づいて行動すべきことを周知し、虐待防止に努めています

法人では保育サービスに従事する者として守るべき行動を職員倫理綱領で定めています。職員倫理綱領を事務室に掲示するほか、職員が目に留めやすい場所に貼付するなど工夫して周知しています。朝会や職員会議等で、新聞報道などに掲載された事例などにも触れながら、職員として守るべき事項等について注意喚起をしています。主任保育士による園内巡回、チェックリストによる職員の自己チェックなどで虐待防止に努めています。また、子ども家庭支援センターと連携し、家庭での子どもの養育状況にも注意して保育にあたっています。

苦情解決の制度を設け保護者に利用できることを伝えています

苦情受付担当者、苦情解決責任者、第三者委員を選任し、解決にあたる苦情解決の仕組みを保護者に入園説明会等で説明し、遠慮なく制度を利用できることを伝えています。また、保育士が保護者の要望等を聞いた場合は、必ず主任に報告をすることとし、クラス担任と主任とで、保護者の要望等について対応を検討し、職員会議で報告して、全ての職員が組織的に対応できるようにしています。

ボランティアの受け入れや保育体験、育児講座等地域に開かれた運営に努めています

職場体験、ボランティア、インターン等の受け入れをおこなうとともにホームページなどで保育園の情報を知らせるなどして、透明性のある、地域に開かれた運営に努めています。また保育園に入所していない児童・保護者を対象とする保育所体験や育児講座などの事業を実施し、地域のニーズに積極的に取り組んでいます。さらに市民センターの文化祭に園児の作品を展示し、地域の人に作品を見てもらい、交流を図っています。保育園連合会の園長会、学校運営連絡協議会等に出席し、地域の関係機関と情報交換等連携を図りながら園運営にあたっています。

1. 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知し、遵守されるよう取り組んでいる
  • 全職員に対して、社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などを周知し、理解が深まるように取り組んでいる
  • 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳を含む)などが遵守されるように取り組み、定期的に確認している。
1. 利用者の意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応する体制を整えている
  • 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている
  • 利用者の意向(意見・要望・苦情)に対し、組織的に速やかに対応する仕組みがある
2. 虐待に対し組織的な防止対策と対応をしている
  • 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、虐待が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に防止対策を徹底している
  • 虐待を受けている疑いのある利用者の情報を得たときや、虐待の事実を把握した際には、組織として関係機関と連携しながら対応する体制を整えている
1. 透明性を高め、地域との関係づくりに向けて取り組んでいる
  • 透明性を高めるために、事業所の活動内容を開示するなど開かれた組織となるよう取り組んでいる
  • ボランティア、実習生及び見学・体験する小・中学生などの受け入れ体制を整備している
2. 地域の福祉ニーズにもとづき、地域貢献の取り組みをしている
  • 地域の福祉ニーズにもとづき、事業所の機能や専門性をいかした地域貢献の取り組みをしている
  • 事業所が地域の一員としての役割を果たすため、地域関係機関のネットワーク(事業者連絡会、施設長会など)に参画している
  • 地域ネットワーク内での共通課題について、協働できる体制を整えて、取り組んでいる
【講評】
事故、感染症、災害のリスクについては特に重視して対策を進めています

園児の身体、生命、健康に関わるリスク、甚大な被害が想定される災害等のリスクを重視してリスク対策を進めています。このため事故防止のための取り組みマニュアル、感染症マニュアル、危機管理対応マニュアル等を作成しています。これらのリスクについて日頃から事例等も取り上げながら研修をおこなっているほか、職員の救命講習、感染症予防講習会参加などを推進しています。また災害等に備えて業務継続計画を策定しているほか、火災、災害を想定した避難訓練を月1回実施しています。

事故等の発生に対し、再発防止、対策の見直しに取り組んでいます

事故防止のためにヒヤリハットの取り組みによって、一人の職員の気づきを職員全員の共通認識にして、事故に至らないように努めています。事故が発生した場合には、事故報告書を作成し、危機管理委員会で担当職員の再発を防ぐための意見とともに、他の視点からの対策等がないかなど多面的に要因等を分析し、再発防止の対応策を検討しています。対応策については、職員会議で事故の詳細な報告とともに職員への周知を図り、組織として再発防止ができるようにしています。

情報の管理を適切におこない、個人情報の漏えい防止を図っています

帳簿等の保存年限を定めて文書の管理をおこなっています。法人では、「特定個人情報取扱規程」を定めており、これに基づいて、個人情報の適切な管理にあたっています。保育園の個人情報に関する方針を掲示して、保護者に知らせています。個人情報の扱いについてはボランティア等の受け入れの際にも説明し、個人情報の保護に努めています。個人情報の載った文書は、ファイリングして、鍵のかかる書架に保存しています。パソコンでは、パスワードとアクセス権限の設定をすることで、情報漏洩の防止を図っています。

1. 事業所としてリスクマネジメントに取り組んでいる
  • 事業所が目指していることの実現を阻害する恐れのあるリスク(事故、感染症、侵入、災害、経営環境の変化など)を洗い出し、どのリスクに対策を講じるかについて優先順位をつけている
  • 優先順位の高さに応じて、リスクに対し必要な対策をとっている
  • 災害や深刻な事故等に遭遇した場合に備え、事業継続計画(BCP)を策定している
  • リスクに対する必要な対策や事業継続計画について、職員、利用者、関係機関などに周知し、理解して対応できるように取り組んでいる
  • 事故、感染症、侵入、災害などが発生したときは、要因及び対応を分析し、再発防止と対策の見直しに取り組んでいる
1. 事業所の情報管理を適切に行い活用できるようにしている
  • 情報の収集、利用、保管、廃棄について規程・ルールを定め、職員(実習生やボランティアを含む)が理解し遵守するための取り組みを行っている
  • 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・管理している
  • 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定するほか、情報漏えい防止のための対策をとっている
  • 事業所で扱っている個人情報については、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえ、利用目的の明示及び開示請求への対応を含む規程・体制を整備している
【講評】
職員の採用面接には理事長が同席し人材の確保を図るとともに職場定着に努力しています

職員採用は保育園の抱える課題の一つですが、ハローワークで職員募集をするほか、実習生を受け入れた際に意向を打診するなど人材確保に向けて様々な努力をしています。採用面接には理事長が同席し、必要な人材確保を図っています。採用後には、計画的に研修を実施するなどして育成を図るとともに働きやすい職場環境になるように努め、職場定着を図っています。

キャリアアップ制度を設け計画的な研修受講などで職員育成に取り組んでいます

処遇改善加算制度に基づくキャリアアップの仕組みを設け、職員には計画的にキャリアアップ研修を受講してもらっています。このため経験等を一覧表に記録し、それぞれの職員に求められる研修が容易にわかるようにするとともに受講状況を管理し、受講漏れが生じないよう工夫しています。こうしたキャリアアップ研修のほかに青梅市保育園連合会や市が実施する研修、東京都社会福祉協議会が実施するキャリアパス研修の初任者研修、中堅職員研修の受講を進め、職員の育成、能力向上に取り組んでいます。

業務を職員全体の共通認識のもとに進めるように工夫しています

職員会議の際に「クラスの時間」を設け、研修内容や感想等を出席職員に発表してもらい、職員全体で共有するようにしています。クラス会議やリーダー会議でボトムアップで提案されたことなどの中で良いものは、職員会議で全職員の共通理解を得て、業務改善に活かすなど、職員の気づきやアイデアを職員全体で共有化し組織力向上に繋げています。

1. 事業所が目指していることの実現に必要な人材構成にしている
  • 事業所が求める人材の確保ができるよう工夫している
  • 事業所が求める人材、事業所の状況を踏まえ、育成や将来の人材構成を見据えた異動や配置に取り組んでいる
2. 事業所の求める人材像に基づき人材育成計画を策定している
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)が職員に分かりやすく周知されている
  • 事業所が求める職責または職務内容に応じた長期的な展望(キャリアパス)と連動した事業所の人材育成計画を策定している
3. 事業所の求める人材像を踏まえた職員の育成に取り組んでいる
  • 勤務形態に関わらず、職員にさまざまな方法で研修等を実施している
  • 職員一人ひとりの意向や経験等に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している
  • 職員一人ひとりの育成の成果を確認し、個人別の育成(研修)計画へ反映している
  • 指導を担当する職員に対して、自らの役割を理解してより良い指導ができるよう組織的に支援を行っている
4. 職員の定着に向け、職員の意欲向上に取り組んでいる
  • 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価と処遇(賃金、昇進・昇格等)・称賛などを連動させている
  • 就業状況(勤務時間や休暇取得、職場環境・健康・ストレスなど)を把握し、安心して働き続けられる職場づくりに取り組んでいる
  • 職員の意識を把握し、意欲と働きがいの向上に取り組んでいる
  • 職員間の良好な人間関係構築のための取り組みを行っている
1. 組織力の向上に向け、組織としての学びとチームワークの促進に取り組んでいる
  • 職員一人ひとりが学んだ研修内容を、レポートや発表等を通じて共有化している
  • 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに話し合い、サービスの質の向上や業務改善に活かす仕組みを設けている
  • 目標達成や課題解決に向けて、チームでの活動が効果的に進むよう取り組んでいる
1. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その1)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

令和4年度の重要課題として「新たな保育園ICTシステム導入に向けての円滑な準備」に取り組むこととしました。これまで保育園業務システムを提供してきた会社から令和4年度末でのシステム提供の終了を告げられたため、これに代わるシステム導入をせざるを得ない状況が生まれました。令和5年度からの新たな保育園ICTシステムの運用を円滑に進めていく必要があるために重要課題として取り組むこととしました。このため、職員による検討をもとに導入する保育園ICTシステムを決定しました。その後、11月には、職員への周知、機材・環境の準備、登録等の初期設定を終えました。12月には、運用ルールの職員への周知、保護者への運用ルールの周知をおこないました。翌年1月から慣らし運用を開始し、令和5年度の運用開始に備えました。段階的に計画性を持って、業務に支障を生じさせることなく移行作業を進めることができました。令和5年度は保育園ICTシステムの運用状況を検証し、改善するべきところは改善して、さらなる機能の活用の充実を図る取り組みをしていく考えです。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

これまで運用してきた保育園業務システムの提供の終了という事態に対処するため重要課題として取り組むことを余儀なくされたというのが実際のところかと考えられます。しかし、この機会を生かして、これまで運用してきたシステム全体を見直し、より使いやすい、利便性の高いシステム導入に職員で考えを出し合い、導入するシステムを決定したことは賢明な判断になったのではないかと思われます。業者の協力も得て、職員や保護者への周知、慣らし運用などを進め、令和5年度の運用開始を無事迎えました。今後、新しいシステムが保育園の運営により生かされるよう努められることを期待します。

2. 事業所の理念・基本方針の実現を図る上での重要課題について、前年度具体的な目標を設定して取り組み、結果を検証して、今年度以降の改善につなげている(その2)

【前年度の重要課題に対する組織的な活動(評価機関によるまとめ)】

令和4年度の重要課題として「キャリアアップ研修受講の進捗管理」に取り組むこととしました。新型コロナウィルス感染拡大によりキャリアアップ研修や初任者研修・中堅職員研修、その他の研修がリモートでの受講が可能となる状況が生まれ、受講の進捗管理をより適切におこなう必要が生じたため重要課題に取り上げました。研修受講台帳で受講もれがないように管理して、予定していた職員全員の受講を終えることができました。今後、受講者の研修内容の理解度を確認するなどして保育の実践への反映に繋げていきたいと考えています。

【評語】
目標の設定と取り組み 具体的な目標を設定し、その達成に向けて取り組みを行った
取り組みの検証 目標達成に向けた取り組みについて、検証を行った
検証結果の反映 次期の事業活動や事業計画へ、検証結果を反映させた
【講評】
理念共有の取組により関係者の理解と協力を促進している

キャリアアップ研修受講を適切に進捗管理することは、保育園のキャリアアップ制度の適切な運営に必要であることに加え、処遇改善費加算の条件となっていることから経営面からも重要な課題です。保育園では、この進捗管理を適切におこなうために研修受講台帳を作成し、受講漏れがないようにしています。予定していた職員全員の受講を済ませることができたことは、受講状況の適切な管理がおこなわれていることの成果だと考えられます。今後、研修受講の成果が保育の実践の中で生かすことに力を入れることを期待します。

サービス分析結果

6. サービス分析のプロセス
【講評】
園利用を希望する人などの関心の高い保育園の情報をわかりやすく提供しています

保育園の利用希望者の関心の高い情報をホームページで提供しています。ホームページには、園の保育理念、保育方針、保育目標とともに、定員、職員、クラス編成、開所時間などの概要を掲載しています。また園児の一日の生活の流れ、年間行事などの保育内容を見ることができます。イラストや写真を多く用い、園の雰囲気がイメージしやすいよう工夫しています。利用者家族には新たな保育園ICTシステムのアプリに利用登録をすることによって、園からの情報などが見られるなど、利便性を高めています。

利用する人に向けて、「園しおり」やパンフレットでわかりやすく伝えています

市に提供した情報は、市のホームページや広報紙「子育て支援ガイド」に園の情報として掲載されています。園の行事を実施したときの情報が青梅市社会福祉協議会の広報紙に掲載されることがあります。また、福祉サービス第三者評価の結果の情報が東京福祉ナビゲーションに掲載され、他園と比較することができます。「園しおり」やパンフレットには特に力を入れ、入園説明会で丁寧な説明をしています。園の特徴やサービスが理解しやすくなり、利用者がスムーズに入園手続きを進めることにつながっています。

園の方針を伝え、希望者には体験保育の機会を設けています

見学については主任保育士が担当し、年間をとおして随時受け付けています。見学の日時は、希望を聞いて柔軟に調整していますが、特に子どもの活動を見たい希望があるときは、午前中を勧めています。見学に際しては、家庭と連携した保育を基本に、一人ひとりの個性を大切に、和やかで家庭的な雰囲気の中で育ちを見守り、思いやりの心を育てる保育を目指していることなどを伝えています。また、施設の雰囲気やプログラムを実際に体験できる体験保育の機会を設け、給食の試食もおこなっています。

1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
  • 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している
  • 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている
  • 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している
  • 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】
保育目標、理念、方針、保育内容を「園しおり」で説明して同意を得ています

「園しおり」が重要事項説明書の一つになっています。「園しおり」には、保育目標、理念、方針、保育内容、卒園までの育成イメージ、年齢ごとの日課などが詳細に記載されており、園と保護者との大切な約束ごとも分かりやすく箇条書きにまとめています。延長保育についても時間と料金が明示されています。さらに、園の運営規程や個人情報に関する方針、苦情解決制度なども掲載され、重要な事項が要領よくまとめられています。説明に同意が得られたときは、双方で同意書を取り交わしています。

サービス開始時に子どもの保育に必要な個別事情や要望を確認しています

入園説明会やクラス別説明会の後には個別面談をおこない、保護者の状況、防災調査票の記入内容、0歳児の離乳食進行状況などを確認します。個別面談は、担任保育士、看護師、栄養士がおこない、必要に応じて園長や主任保育士も同席します。面談では食事や生活状況、健康などを確認し、得られた情報は所定の書式に記入して職員間で共有しています。児童票、連絡ノート、クラス保育日誌、登園チェック表、食材チェック表などを新たに導入した保育園ICTシステムで職員が見られるようにしています。

子どもの不安やストレスを軽減するため、短時間保育を実施しています

園に慣れることを目標に子どもの状態に応じて時間を調整するなどして、短時間保育をしています。園の生活の様子は、送迎時の会話や連絡ノートで伝えるなど保護者と連携を図っています。また、子どもに関わる職員を担当制にして子どもの状態や保護者の要望をより把握しやすくし、信頼関係を深めています。子育ての悩みの相談にも気軽に応じられるようにしています。卒園時には、保護者の同意を得て園の保育の状況を記した児童保育要録を入学する学校に提供しています。また、卒園後の保護者からの相談にも応じています。

1.サービスの開始にあたり保護者に説明し、同意を得ている
  • サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を保護者の状況に応じて説明している
  • サービス内容について、保護者の同意を得るようにしている
  • サービスに関する説明の際に、保護者の意向を確認し、記録化している
2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
  • サービス開始時に、子どもの保育に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している
  • 利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように配慮している
  • サービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】
子どもやクラスの状況をクラス会議などで検討し、職員間で課題を共有しています

入園前に保護者との個別面談で子どもや保護者のニーズを把握して、クラス会議で課題などを話し合っています。また、各クラスに共有する事項はリーダー会議で情報を共有しています。入園後の子どもの状態は、日々の保育の中で、健康状態や発達の様子を把握しています。保護者の要望は、連絡帳や個別面談の機会に把握しています。子どもの状態や保護者の要望を踏まえて、保育内容や課題を職員朝会やリーダー会議で話し合いをしています。話し合いの内容は議事録にして職員間で共有しています。

全体的な計画に合わせた指導計画と個別指導計画を策定しています

全体的な計画と年間指導計画に合わせて月間計画、週間計画を作っています。新たな保育園ICTシステムを活用して、個別指導計画を作成しています。計画の作成には、職員が子どもたちの状況を踏まえて、年齢ごとに生命の保持や養護、子どもたちの健やかな成長を促す教育、健康・安全、援助・配慮事項、そして家庭との連携などについて意見を出し合っています。指導計画や個別指導計画は、個人面談、クラス懇談会などで保護者に説明しています。

子ども一人ひとりに関する情報を整理し、職員間で共有しています

指導計画に沿った保育内容と子どもの状態がどのように推移したのかは、生活、遊び、人間関係、環境の項目について月ごとに記録しています。年度末には保育内容をまとめた児童保育要録を作成しています。指導計画の内容や個人の記録は、クラス会議、乳児会議・幼児会議、リーダー会議、職員会議で確認し、また、毎日の職員朝会では、子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報を職員間で共有しています。新しく導入した保育園ICTシステムによって確認できるようにするなど、情報共有の改善が図られています。

1.定められた手順に従ってアセスメント(情報収集、分析および課題設定)を行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
  • 子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し把握している
  • 子どもや保護者のニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している
  • アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
2.全体的な計画や子どもの様子を踏まえた指導計画を作成している
  • 指導計画は、全体的な計画を踏まえて、養護(生命の保持・情緒の安定)と教育(健康・人間関係・環境・言葉・表現)の各領域を考慮して作成している
  • 指導計画は、子どもの実態や子どもを取り巻く状況の変化に即して、保育の過程を踏まえて作成、見直しをしている
  • 個別的な計画が必要な子どもに対し、子どもの状況(年齢・発達の状況など)に応じて、個別的な計画の作成、見直しをしている
  • 指導計画を保護者にわかりやすく説明している
  • 指導計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している
3.子どもに関する記録を適切に作成する体制を確立している
  • 子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある
  • 指導計画に沿った具体的な保育内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
  • 指導計画の内容や個人の記録を、保育を担当する職員すべてが共有し、活用している
  • 子どもや保護者の状況に変化があった場合の情報について、職員間で申し送り・引継ぎ等を行っている
  • 子ども一人ひとりに対する理解を深めるため、事例を持ち寄る等話し合う機会を設けている
1.子ども一人ひとりの発達の状態に応じた保育を行っている
  • 発達の過程や生活環境などにより、子ども一人ひとりの全体的な姿を把握したうえで保育を行っている
  • 子どもが主体的に周囲の人・もの・ことに興味や関心を持ち、働きかけることができるよう、環境を工夫している
  • 子ども同士が年齢や文化・習慣の違いなどを認め合い、互いを尊重する心が育つよう配慮している
  • 特別な配慮が必要な子ども(障害のある子どもを含む)の保育にあたっては、他の子どもとの生活を通して共に成長できるよう援助している
  • 発達の過程で生じる子ども同士のトラブル(けんか・かみつき等)に対し、子どもの気持ちを尊重した対応をしている
  • 【5歳児の定員を設けている保育所のみ】
    小学校教育への円滑な接続に向け、小学校と連携をとって、援助している
【講評】
園児一人ひとりの成長の過程を把握して、その子に合った保育をしています

園児一人ひとりの成長の過程は週案・月案に基づいて、毎月おこなうクラス会議の中で検討しています。クラス会議は月の初めと終わりにおこない、月の初めの会議では保育内容の確認や新入園児があった場合は紹介をする等し、月の終わりの会では週案や月案の反省と評価をして次月の案を検討しています。乳児のクラスは担当制として、同じ保育士が園児の保育を担当して情緒の安定を図っています。幼児クラスは担任制にして年間を通して園児の成長を把握できるようにしています。日々の様子は毎朝の朝会で報告して職員に周知しています。

園児の年齢や成育環境に合わせて園児が主体的に取り組めるように環境を工夫しています

園では、全体の保育計画に基づいて、月案・週案を作成しています。月案・週案を基に各クラスは園児の年齢に合った遊具を用意して、園児が自主的に遊びに取り組む事が出来るように環境を設定しています。幼児クラスはそれぞれコーナー遊びを取り入れ、週ごとのテーマに合わせて、ままごと遊びでは人形等を使いお世話をする、机上コーナーはパズルや絵、粘土等で想像力を培う、構造コーナーは線路や積み木で組み立てる等園児が遊びに打ち込む事が出来るような環境を作っています。年長児は就学に向けて午睡の時間を短くして、生活習慣を変えています。

特別な配慮の必要な園児や外国籍の園児を受け入れて互いを尊重する心を培っています

園は障害のある子や特別な配慮が必要な子どもを積極的に受け入れて、園児同士が互いを尊重する心を培っています。障害のある園児は心身の状況によって、その子に合ったクラスに受け入れて、家族に療育センターにいった時の様子を聞いて保育の参考にしています。特別な配慮が必要な園児の保護者とは面談の機会を多くして、理解を得るように努め、市の巡回指導員にアドバイスを受けて、早期療育に繋がるよう支援しています。外国籍の園児については、育った国の文化や食事、習慣の違いを園児たちに伝えて相手のことを理解できるように努めています。

2.子どもの生活が安定するよう、子ども一人ひとりの生活のリズムに配慮した保育を行っている
  • 登園時に、家庭での子どもの様子を保護者に確認している
  • 発達の状態に応じ、食事・排せつなどの基本的な生活習慣の大切さを伝え、身につくよう援助している
  • 休息(昼寝を含む)の長さや時間帯は子どもの状況に配慮している
  • 降園時に、その日の子どもの状況を保護者一人ひとりに直接伝えている
【講評】
園児の家庭での様子は朝の送迎時に口頭で聞くと共に、連絡ノートで把握しています

園児の家庭での様子は早番担当職員が聞き取り、クラス担任に口頭もしくは朝礼ノートに記録して伝えています。8時半からは直接クラス担任が対応して、朝礼の際に報告しています。朝の引き渡し時には担当職員は園児の心身の様子を視診し、保護者には変わりはないかと声掛けすることを徹底しています。また、保護者は園児の朝の体温や健康状態を朝礼ノートに記載して担任に伝えて連携をはかっています。

食事や排泄等の基本的な生活習慣の援助は園児の発達の状況に合わせておこなっています

食事や排泄等の基本的な生活習慣についての援助は、園児一人ひとりの発達の状況に合わせておこなっています。トイレでの排泄習慣は園児が他の園児の様子を見て自主的にトイレの便座に座ろうとする行動などを、担任がよく観察してトイレトレーニングを開始するようにし、園児一人ひとりのリズムを大切にした保育をしています。食事の際は食べるのが遅い園児は食べ始めを少し早くして、一緒に終わることができるように配慮する等、園児の発達状況を良く把握した保育をしています。午睡の時間も園児の家庭での睡眠時間を連絡帳で把握して調整しています。

降園の際はクラス担任の保育士が対応し一日の園児の様子を保護者に口頭で伝えています

降園の際は出来る限りクラス担任保育士が対応し、園児の一日の様子を口頭で伝えています。担任の保育士が対応できない場合は連絡帳にその日の様子を詳細に記載して、保護者に伝えています。保育中に怪我や喧嘩などがあった場合は連絡帳に記載すると共に、口頭で丁寧に説明し、直接会えない場合には電話で状況を報告し保護者に理解をしてもらうよう努めています。保育園ICTシステムによって玄関近くに設置しているモニターで園児の様子を写真を用いて伝えており、保護者が園での園児の様子を知ることができるように工夫をしています。

3.日常の保育を通して、子どもの生活や遊びが豊かに展開されるよう工夫している
  • 子どもの自主性、自発性を尊重し、遊びこめる時間と空間の配慮をしている
  • 子どもが、集団活動に主体的に関われるよう援助している
  • 子ども一人ひとりの状況に応じて、子どもが言葉(発声や喃語を含む)や表情、身振り等による応答的なやり取りを楽しみ、言葉に対する感覚を養えるよう配慮している
  • 子どもが様々な表現を楽しめるようにしている
  • 戸外・園外活動には、季節の移り変わりなどを感じとることができるような視点を取り入れている
  • 生活や遊びを通して、子どもがきまりの大切さに気付き、自分の気持ちを調整する力を育てられるよう、配慮している
【講評】
保育の5領域を考えて、こどもが遊びこめるおもちゃやコーナー遊びを設定しています

保育の5領域を考えて、こどもが自由な発想で遊びこめるコーナー遊びを取り入れています。ままごとの道具は木製の物を用意し、手作りの布で作った野菜等を使い、園児の優しい心を育んでいます。創作活動の際は毛糸や木、ペットボトル、牛乳パック等身近にある材料を使い、園児が自由な発想で作品を作ることができるように環境を整えています。友達と心を通わせることが出来るよう、体と言葉で表現しながら遊ぶわらべ歌やふれあい遊び、言葉遊び等を取り入れ園児が自分の言葉で、自分の考えを伝えることができるような保育をしています。

自然豊かな環境の中で園児が多様な体験ができるよう工夫をしています

園舎は周囲に茶畑や小川の流れが近くにある自然が豊かな場所にあります。週1回は散歩に出かけ、行く先も春日神社や大塚山公園等自然が豊かな場所で、途中の小川で水の中の魚を見つけたり、虫探しをする等生き物の大切さを学んでいます。園庭で季節の野菜を栽培して、季節の移り変わりを体験しています。散歩の時間や距離は園児の年齢によって違い、乳児は10分から20分程度、幼児は片道30分程度まで歩き体力を付けています。毎月1回の体操教室ではバランス感覚や体幹を鍛える運動をしたり、鉄棒を使う等園児の体力作りに力を入れています。

遊びや様々な活動を通して、生活の中のルールや決まり事を守る事を伝えています

園児には日常の様々な遊びや活動を通して、生活の中のルールや決まり事を守ることの大切さを伝えています。コーナー遊びをしている際、互いに同じものに興味を持った時の子ども同士の折り合いの付け方等を担任が声掛けをして学んでいます。日中の散歩の際には、道路の渡り方や歩道を歩く時のルールを身に付けています。幼児クラスの合同保育は年長児が年少の園児のお世話をしたり、手を繋いで散歩に行くなど年下の子への思いやりの心が育まれる機会になっています。散歩もかねて交通公園まで行き、実体験をしながら交通ルールを学んでいます。

4.日常の保育に変化と潤いを持たせるよう、行事等を実施している
  • 行事等の実施にあたり、子どもが興味や関心を持ち、自ら進んで取り組めるよう工夫している
  • みんなで協力し、やり遂げることの喜びを味わえるような行事等を実施している
  • 子どもが意欲的に行事等に取り組めるよう、行事等の準備・実施にあたり、保護者の理解や協力を得るための工夫をしている
【講評】
園の行事は園児が楽しく取り組むことができるように工夫しています

園の行事は園児が楽しく取り組む事ができるように工夫しています。運動会やおたのしみ会等行事の後は反省会をおこない、楽しむことができた内容だったかを振り返って、次年度の参考にしています。運動会や和太鼓の演奏は園児達が力を合わせて遣り遂げて、達成感を味わうことで園児一人ひとりの成長に繋がっています。保護者からも子どもの成長を感じることができたという感想の言葉が出されています。特に7月と卒園式の際に披露する和太鼓の演奏は、年長児が3歳の時から練習を初めている為、保育園生活の集大成になっています。

園児が企画しておこなう行事では、皆と協力して実施することの大切さを学んでいます

夏の行事の夏祭りでは、幼児クラスの園児が主体となってお店屋さんごっこをしています。看板や店のレイアウト等も園児達が考えて作り、売り子になって売っています。売るおもちゃもブレスレットやうちわ、マラカス、スライム等手作りの物を用意し、保護者も参加して一緒に店を回って楽しんでいます。夏のお楽しみ会では、園児がカレーを作り食べるなど、園児が主体になっておこなう行事で、皆と協力して実施する事の大切さを学んでいます。

園の行事の案内をその都度配布して、保護者の理解と協力を求めています

運動会や夏祭り等、保護者も参加する行事には、先にお便りを配付して理解と協力を求めています。運動会の際は毎日の練習で園児の体が疲れていることもあり、体調管理をお願いする等、保護者の協力の下に行事をおこなっています。また、行事を実施する前に、保護者会で意見を聞いて、参考にしています。また、行事の後は職員が反省会をおこない、次年度の行事の参考にしています。

5.保育時間の長い子どもが落ち着いて過ごせるような配慮をしている
  • 保育時間の長い子どもが安心し、くつろげる環境になるよう配慮をしている
  • 保育時間が長くなる中で、保育形態の変化がある場合でも、子どもが楽しく過ごせるよう配慮をしている
【講評】
保育時間の長い園児は、少人数の部屋に分けて落ち着いて過ごすようにしています

園の保育時間は7時から18時となっていますが、保護者の仕事の関係で延長保育を利用する園児もいます。延長保育は18時から20時までとしています。保育時間の長い園児が疲れないように、18時までは乳児、1・2歳児、3・4・5歳児の3つのクラスに分かれて少人数の保育をしています。疲れの見える園児には休息を取るコーナーを設けてこどもが寛ぐことが出来るようにし、18時以降は合同保育にしています。

延長保育では普段と違う遊具や絵本などを使って園児が楽しく過ごせる様工夫しています

延長保育の時間帯には日中とは違うカードゲームやボードゲーム等の遊具を使い、園児が飽きないよう工夫をしています。絵本の読み聞かせ等をして落ち着いて過ごすことが出来る様環境を整えています。18時30分位にはおにぎりや雑炊、うどん等家庭での食事に影響が出ない程度の補食を用意しています。

6.子どもが楽しく安心して食べることができる食事を提供している
  • 子どもが楽しく、落ち着いて食事をとれるような雰囲気作りに配慮している
  • メニューや味付けなどに工夫を凝らしている
  • 子どもの体調(食物アレルギーを含む)や文化の違いに応じた食事を提供している
  • 食についての関心を深めるための取り組み(食材の栽培や子どもの調理活動等)を行っている
  • 保護者や地域の多様な関係者との連携及び協働のもとで、食に関する取り組みを行っている
【講評】
園の給食は園児が楽しみになるように行事や季節に合わせた内容になっています

園では園児が食事が楽しくなるように行事や季節に合わせた内容にしています。食材は旬の物を使い、国産の物にする等安全で季節感のある内容にしています。お誕生会ではおやつの際にケーキを出して誕生日の園児だけではなく皆でお祝いをしています。七夕の際は天の川に見立てた素麺に流れ星をトッピングし、ハロウィンではカボチャをかたどった料理にして園児が楽しく食事が出来るよう工夫をしています。管理栄養士は園児の食事中に巡回して園児の摂食状況を見て献立の作成の際の参考にしています。

アレルギーのある園児や食文化の違う園児にはその子に合った食事を用意しています

牛乳アレルギーのある園児には医師の診断書に基づき、牛乳の代わりに豆乳を用意して専用トレイに名札を付けて対応しています。担任は先に給食室でトレイを受取り、名前を確認して保育室に戻り、他の園児とは少し離した席に置くようにしています。また、豚肉を食べることができないなど食文化の違う園児には、代替え用に鶏肉の料理を用意する等細かい注意を払って対応しています。

旬の野菜の栽培や収穫を体験して食の大切さを園児に伝えています

園では食育の一環として旬の野菜を栽培して収穫の体験を通して、食の大切さを伝える食育に力を入れています。栽培する野菜は園児たちが話し合って決め、年長児がトマトやきゅうり、ナス等の苗を買いに行き栽培をしています。水やり等の世話は他の園児も一緒にして収穫をし、給食の食材に利用しています。その際は担任の保育士が皆で栽培した野菜であることを説明し、食への関心を持つようにしています。年長児は夏のお楽しみ会ではカレーを作るなど自分たちで作って食べる事で食への関心を深めています。

7.子どもが心身の健康を維持できるよう援助している
  • 子どもが自分の健康や安全に関心を持ち、病気やけがを予防・防止できるように援助している
  • 医療的なケアが必要な子どもに、専門機関等との連携に基づく対応をしている
  • 保護者と連携をとって、子ども一人ひとりの健康維持に向けた取り組み(乳幼児突然死症候群の予防を含む)を行っている
【講評】
保育士と看護師が連携して園児の健康管理にあたっています

毎朝の園児の体調については、連絡帳や朝の引き渡しの時に保護者から口頭で聞き取って、不安な要素があれば朝礼ノートに記載し,朝礼の際に報告をして職員に周知しています。看護師は毎朝各クラスを回って園児の健康状態をチェックする等、看護師と担任の保育士は連携して園児の体調管理に努めています。看護師が「ほけんだより」を発行して保護者に感染症の感染状況を伝えています。園では感染症対策として空間除菌装置を各部屋に設置するとともに、用務員が毎日ドアノブや手すりを消毒して感染症対策に努めています。

医療的ケアの必要な園児に対しては医師と相談しながら対応しています

医療的ケアなど特別な配慮の必要な園児に対しては、その子の年齢のクラスではなく園児が落ち着いて過ごすことができるクラスを選んで対応しています。保護者から病院等医療機関での情報を知らせてもらい、その子に合った対応をするようにしています。また、発達障害の園児など療育センターが関わっている園児などで必要があれば、病院に行くときに担任の保育士も同行して医師の説明を受け、保護者との協力の下に保育にあたっています。次年度のクラスを決めるときは、主任が医師に相談する等医療と連携の下に手厚い保育を実施しています。

保護者と連携して園児の健康管理にあたっています

連絡帳で、家庭での様子を教えてもらい、また、園での様子を伝えて連携しています。4月と10月には全園児を対象に園医による健康診断を実施して、結果を保護者に伝えています。0歳児は毎月園医が検診をおこない、成長の状態を把握しています。歯科検診を年に1回実施する他に青梅市の健康センターから歯科衛生士を招き、染め出しや歯磨き指導をおこない、保護者にも歯磨きの重要さについて伝えています。乳幼児突然死症候群については、乳児のベットに体動センサーを導入すると共に、5分おきに担当保育士がチェックをして事故を防いでいます。

8.保護者が安心して子育てをすることができるよう支援を行っている
  • 保護者には、子育てや就労等の個々の事情に配慮して支援を行っている
  • 保護者同士が交流できる機会を設けている
  • 保護者と職員の信頼関係が深まるような取り組みをしている
  • 子どもの発達や育児などについて、保護者との共通認識を得る取り組みを行っている
  • 保護者の養育力向上のため、園の保育の活動への参加を促している
【講評】
保護者の就労等の事情に配慮してお迎えの時間を対応しています

保護者の就労時間が長くなり、園に連絡があれば15分単位で対応する等、保護者の急な事情にも配慮できる体制にしています。保護者とは連絡帳や個人面談、クラス懇談会などを通して園児の情報を聞く機会を設けて、情報を共有して保育にあたっています。クラス懇談会は年に2回開催し園からは子どもの成長の様子を報告し、保護者からは友達との関わりや家での様子、心配事や園への要望等が話されています。懇談会には看護師も出席して、健康管理の面から注意事項などが報告されています。

保護者の育児に関する相談事は個人面談等の機会に受けています

保護者の育児に対する不安その他の相談は個人面談を通しておこなっています。保育参観を年に1回クラス毎におこない、日常の園児の様子をみることができる機会を作って保護者の不安の解消の一助にしています。各「クラスだより」、「園だより」、「子育てニュース」、「保健だより」、「給食だより」を定期的に発行して日常の園児の様子や行事の案内、感染症の感染状況などの情報を発信して保護者に伝えています。

保護者が参加する行事で園児の成長を実感する機会を作っています

保護者が参加する行事で園児の成長を実感する機会を作っています。運動会や夏祭りでの園児たちが共同で作り上げ達成感を感じることができる行事では、園児だけではなく保護者も園児の成長を実感することができて感謝されています。3歳児の時から練習をしている和太鼓の披露は夏祭りの時だけではなく、卒園式の際も披露して来園した保護者に感動を与えています。

9.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
  • 地域資源を活用し、子どもが多様な体験や交流ができるような機会を確保している
  • 園の行事に地域の人の参加を呼び掛けたり、地域の行事に参加する等、子どもが職員以外の人と交流できる機会を確保している
【講評】
自然豊かな立地の中で、園児が情緒豊かに成長することを目指しています

園の周辺は自然が豊かで、園舎の前には茶畑が広がり、豊かな田園風景の中で園児は五感で自然を感じながら、情緒豊かに伸び伸びと生活をしています。散歩道には小川があり、その傍の遊歩道では生き物とのふれあいをしています。5歳児は七五三の際には神社に参拝に行き、節分では神社で豆まきを体験する等地域の季節行事にも参加する機会を作っています。近隣の小学校の運動会に招かれ、交流をしています。交通公園まで歩いて行き、交通ルールを学ぶなど近隣の資源を活用していろいろな体験をしています。

園ではボランティアの受け入れをして、園児が外部の人と触れ合う機会を作っています

園では令和4年度は大学生や短大生の保育実習生を受け入れて、園児と交流をしています。保育士以外の外部の人との交流は園児の楽しみになっています。今年度は中学生や小学生の職場体験や社会福祉協議会からのボランティアを受け入れて園児と交流する機会を作っています。園の行事は地域には開催のチラシを配布し、園の前の掲示板でも知らせています。

【講評】
個人情報を外部に提供するとき、さらなる工夫をされることに期待します

園の「個人情報に関する方針」をホームページで公表するとともに、「園しおり」で「個人情報の取り扱い」を保護者に説明しています。園で作成する作品や「園だより」に子どもたちの名前を載せるときやホームページ、パンフレットに写真を掲載するときは、利用開始時に書面で同意を得ています。園は卒園に際して小学校に児童保育要録などを提出しています。「園だより」に子どもたちの名前を載せるときと同じように、利用開始時の同意書に全ての個人情報の外部提供の同意を含めるなど、さらに工夫されることを期待します。

子どもの羞恥心への配慮や生活習慣の違いにも配慮しています

子どもの権利擁護マニュアルを目につきやすい場所に置くなどして職員の意識を高めています。子どもの羞恥心に配慮して、トイレを使う時は仕切りをして他から見えないようにし、年長児は着替えを男女別々でおこなっています。また、夏のプールは外から見えないように日よけ等で隠しています。保護者の要望は個人面談や送迎時などの機会に把握して、要望をできるだけ保育に反映しています。子どもの生まれ育った国の生活習慣の違いにも配慮して、肉などの一部が制限されている子どもには別のものを用意するなどの配慮もしています。

職員研修を積極的におこない、育児困難な家庭へのサポートにも力を入れています

虐待防止や育児困難家庭への支援に向けた研修に職員が積極的に参加しています。研修が終わった職員は研修報告とともに、職員会議で他の職員に伝えるなどをして理解を深めています。また、育児困難な家庭へのサポートを重要視し、そのために職員の勉強会をしています。保護者から相談があった場合は、プライバシーを守りながら個人面談をしています。子どもの心身の状態や保育園での様子等を観察し、ネグレクトや虐待が疑われた場合は、職員間で内容確認して必要な対応をしています。

1.子どものプライバシー保護を徹底している
  • 子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、保護者の同意を得るようにしている
  • 子どもの羞恥心に配慮した保育を行っている
2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、子どもの意思を尊重している
  • 日常の保育の中で子ども一人ひとりを尊重している
  • 子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した保育を行っている
  • 虐待防止や育児困難家庭への支援に向けて、職員の勉強会・研修会を実施し理解を深めている
【講評】
マニュアルを整備し、職員が使いやすいところに置いて活用しています

職員によって大きなサービスの違いとならないようマニュアルを整備し、職員が使いやすいところに置いてあります。また、新しい職員の研修などで説明する機会に活用しています。感染症予防、事故防止、危機管理対応など全体に共通するマニュアルは、全職員が参加する職員会議で話し合って策定し、また、保育年齢などクラスによって異なるものは、乳児会議、幼児会議などで決めています。マニュアルに沿ったサービスがおこなわれているかをリーダー会議や乳児会議、幼児会議で確認をしています。

業務の効率化を進めるためにマニュアルを活用しています

業務の負担の軽減や効率化を進めるために新たな保育園ICTシステムを導入しました。システムの性能が良く、使い方によって応用範囲が広がります。また、決められた内容については、一定のルールに沿って入力が必要となり、職員一人ひとりがその目的を理解して、便利さを実感するための取り組みが求められます。新たな保育園ICTシステムの使い方研修とともに、マニュアルを整備して今後さらに、職員が便利な使い方を確認するためのマニュアルを目指しています。

保護者からの意見などをマニュアルに反映するようにしています

マニュアルの見直しは、規則改定など見直しが必要な際には職員会議でこれについて話し合っています。アレルギーガイドラインのマニュアル、感染症マニュアル、緊急事態マニュアルなど保護者の理解と協力の必要なものなどは保護者からの意見や提案をマニュアルに反映するようにしています。また、マニュアルごとに見直しの手法を工夫して、保育については、食事・排泄・遊びの方法などをクラスごとに話し合って保育を実践する中で、作成したマニュアルを検証し、より良いものにしていくことにしています。

1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
  • 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている
  • 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている
  • 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている
  • 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や保護者等からの意見や提案、子どもの様子を反映するようにしている

事業者のコメント

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評価情報

【評価実施期間】

2023年7月1日~2024年3月18日

【評価者修了者No】

H1701024,H1501047,H0901049

評価結果のダウンロード

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