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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和04年度(2022年度) 児童発達支援センター(旧福祉型児童発達支援センター)
法人名称
社会福祉法人嬉泉
事業所名称
子どもの生活研究所めばえ学園
評価機関名称 一般社団法人 Ricco lab.

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)受容的交流理念:相手の表面的な言動にとらわれず、その背景にある事情や心の動きを理解し、交流へと展開させ、周囲とのかかわりと自我の働きを育てる。
2)利用者の人格と自発性を尊重し、自己実現に向けた支援を目指す。
3)人材育成と施設支援の専門性の確立に努める。キャリアパス機能と連動させながら、スーパービジョン体制を強化させる。
4)自閉症をはじめとした発達障害の人たちへの支援実践の経験を生かし、社会活動を展開させていく。
5)複合である特徴を生かし、協力体制のもと、相互に有効的な事業運営を行う。 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ・人の発達や生活を支援していく仕事に価値を感じると共に、専門性を持った職業人として、責任を果たすという積極的な意思を持ち、困難な状況に前向きに真摯に取り組んでいける。
・人に対する強い関心と深い理解を持ち、より良い支援を目指す至誠を持つ。
・社会人としての報告、了解、相談等のコミュニケーションを進めていける。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) ・法人の一員としてのアイデンティティを持ち、チームワークの中で自らの役割と責任を果たしていくこと
・自分自身を客観的に見つめ、より良い仕事のために、自己研鑽を積んでいく姿勢を持つこと 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 法人の理念である「受容的交流理論」に基づく療育の実践において、子ども自発性や主体性を育むための取り組みが一貫して行われている
  • 受け入れ体制を見直して整備を図り、子ども・保護者双方の安心感を高めながら療育活動を進めている
  • 幼稚園や保育園との連携を強化することで支援の統一性や役割分担の明確化ができ、子どもの更なる自立や安定に繋がっている
さらなる改善が望まれる点
  • 中堅職員の育成に向けた事業所バージョンの研修体系の整備及び職員の主体的な意見を引き出すための環境整備が期待される
  • ICT化の準備を進めて業務の効率化、簡素化を図り、療育活動にさらに専念できる環境を整えられたい
  • 療育に対する認知度を高めるため地域に向けた子育て講座を実施する等、普及・啓発活動の展開が期待される

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 「ここから未来プロジェクト」等、法人経営強化に向けた取組を着々と進めている

 就学後の保護者の不安を軽減するためのアフターケアを計画的かつ丁寧に行っている

 子どもの発達支援における家庭との連携を重視しており、様々な取り組みを実施している

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:登録利用者全員
  • 調査方法:アンケート方式  
    郵送によるアンケート調査
  • 利用者総数: 29人
  • 利用者家族総数(世帯): 27世帯
  • 共通評価項目による調査対象者数: 27人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 14人
  • 利用者家族総数に対する回答者割合(%): 51.9%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
14/29
1.事業所に通うことが、子どもの身体の機能や健康の維持・促進の役に立っているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.事業所での活動は、子どもが興味や関心を持てるものになっているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.事業所に通うことが、子どもの情緒面での発達(感情のコントロールを身につける等)の役に立っているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
4.事業所に通うことで、子どもに社会性(人と人との関わり合いやルール等)が身についているか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
5.子どもの様子や支援内容(体調変化時の対応含む)について、事業所と情報共有できているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
6.家族に対する精神的なサポート(子育てに関する悩み相談や進路相談、家族間交流の機会の提供等)は役に立っているか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
7.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
71%
どちらともいえない
14%
無回答・非該当
14%
 
いいえ:0%
8.職員の接遇・態度は適切か
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
9.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
93%
どちらともいえない
7%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
10.子ども同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
86%
どちらともいえない
7%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:0%
11.子どもの気持ちを尊重した対応がされているか
はい
93%
無回答・非該当
7%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
12.子どものプライバシーは守られているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
13.個別の計画作成時に、子どもや家族の状況や要望を聞かれているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
14.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
15.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
86%
どちらともいえない
14%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
16.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
71%
いいえ
7%
無回答・非該当
21%
 
どちらともいえない:0%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.子どもや保護者等に対してサービスの情報を提供している
子どもや保護者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している子どもや保護者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している子どもや保護者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 法人・事業所が目指すものを情報媒体に示し、必要な人に情報が行き渡るよう努めている
  • 都や区内の各会議や連絡会に出席して、療育活動について説明の機会を設けている
  • 利用希望者をはじめ関係機関からの見学を積極的に受け入れ、理解につなげている
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり子どもや保護者に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を子どもや保護者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、子どもや保護者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、子どもや保護者の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、子どもの支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、子どもの不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、子どもや保護者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 事前に子どもへの理解を深める期間を設け、入園後の療育につなげるしくみを設けている
  • 併用する各園との共通理解を深めたり、個別対応等により子どもの安心感につなげている
  • 保護者のグループ面談の機会を設ける等、アフターケアを実施して不安軽減に努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
11/11
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、子どもの課題を個別のサービス場面ごとに明示している
子どもの心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している子ども一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.子どもや保護者の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している
計画は、子どもや保護者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画を子どもや保護者にわかりやすく説明し、同意を得ている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.子どもに関する記録が行われ、管理体制を確立している
子ども一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果子どもの状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.子どもの状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、子どもに変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 子ども・保護者の意向とアセスメント等を踏まえて、個別支援計画を策定している
  • 個別支援計画は6ヵ月毎に、3段階の評価で達成状況を確認し、次期に活かしている
  • 子どもの療育に関わる情報共有のしくみに則り、迅速な対応を図る体制を整えている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
26/26
  1.個別の支援計画に基づいて子ども一人ひとりの発達の状態に応じた支援を行っている
個別の支援計画に基づいた支援を行っている子どもの特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している関係機関(教育機関、福祉関係機関、医療機関等)と連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 幼児期の発達障害支援として、法人の受容的交流理論に基づいた療育を実践している
  • コミュニケーションにおいて絵カードや写真等を活用しながら、「交流」に展開している
  • 今年度は保育園・幼稚園との連携を強化して、更なる療育の向上等を目指している
  2.子どもが食事を楽しめるよう支援を行っている
食事時間が楽しいひとときとなるよう環境を整えている子どもの状態やペースに合った食事となるよう、必要な支援(見守り、声かけ、食の形態や用具の工夫等)を行っている子どもが安全に食事をとれるよう取り組みを行っている食物アレルギーや疾患等については、医師の指示に従い、対応している食についての関心を深めるための取り組みを行っている子どもの状況をふまえ家庭での食事について助言を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 偏食や場面の切り替え困難・環境要因等、個別対応を主に子どものペースを重視している
  • 入園時のアセスメントを基に、食の嗜好性やアレルギー等を把握し療育に活かしている
  • 食への関心を高める取り組みは、歌紙芝居や巻絵、日々の療育場面等で実践している
  3.子ども一人ひとりの状況に応じて生活上で必要な支援を行っている
身の回りのことは自分で行えるよう、必要な支援を行っている基本的な生活習慣や社会生活上のルール等 (あいさつ、マナー、交通ルール等)を身につけられるよう支援を行っている集団活動を取り入れるなど、子どもの心身の発達や社会性が育つよう支援を行っている一人ひとりの有する能力を活かせるよう個別のプログラムを実施している送迎は、子どもと保護者等の状況に応じて送迎方法を検討し、行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 衣類や靴の着脱など身の回りの事が自分で行えるよう、個別の状況に合わせ支援している
  • 発達状況や年齢、療育の期間等を考慮しながら、各グループで集団活動を取り入れている
  • 臨床動作法や言語聴覚士等、専門職によるアドバイスを基に個別の療育を進めている
  4.子どもの健康を維持するための支援を行っている
子どもの健康状態について、保護者や医療機関等から必要な情報を収集している子どもの状態に応じた健康管理を行い、体調変化に速やかに対応できる体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 嘱託医による健康診断は、幼稚園等では対応が難しい子どもの受診の機会となっている
  • 事業所の看護師が中心となって、日々の健康状態を把握し保護者の相談対応も行っている
  • 法人内の看護師が連携して「ほけんだより」を作成し、家庭の健康管理を呼びかけている
  5.子どもの主体性を尊重し、施設での生活が楽しく快適になるような取り組みを行っている
日常生活の支援は子どもの主体性を尊重して行っている子どもが安心して活動できるよう、状況に応じて室内の環境を工夫している子どもの状況や希望に沿って、多様な体験ができるようにしている
【講評】 詳細はこちら
  • 法人理念の「受容的交流理論」に沿って、子どもの自主性・主体性の尊重に努めている
  • 子どもの発達や興味関心が引き出せるよう、各部屋の環境設定を工夫している
  • 子どもが多様な体験を積めるよう、季節行事や事業所全体での活動など実施している
  6.家族との交流・連携を図り支援を行っている
子どものサービス提供時の様子や家庭での普段の様子を家族と情報交換し、支援に活かしている家族の意見や要望を活かした支援を行っている家族の状況に配慮し、相談対応や支援を行っている子どもや家族に合った療育方法等について助言している
【講評】 詳細はこちら
  • 連絡帳や日常的な会話にて、事業所・家庭・幼稚園等の情報共有に努めている
  • コロナ禍で保護者参観は中止しているが、保護者会で子どもの様子を動画で伝えている
  • 家庭支援プログラムの一環として、「先輩お母さんの話を聞く会」を開催している
  7.地域との連携のもとに子どもの生活の幅を広げるための取り組みを行っている
地域の情報を収集し、子どもの状況に応じて提供している必要に応じて、子どもが地域の資源を利用し、多様な体験や交流ができるよう支援を行っている地域全体の在宅障害児や関係機関等を対象に、施設・設備や人材・プログラムを有効に活用した支援を実施している
【講評】 詳細はこちら
  • 法人他事業と一体的な事業運営により、発達障害支援に関する情報を集約し発信している
  • 相談支援事業所との連携を通して、放課後等デイサービスなどの利用を支援している
  • 同敷地内で運営するすこやか広場や、子育て講座の開催などの地域支援を実践している
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
6/6
  1.子どものプライバシー保護を徹底している
子どもに関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、子どもや保護者の同意を得るようにしている日常の支援の中で、子どものプライバシーに配慮した支援を行っている子どもの羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、子どもの権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(子どもが「ノー」と言える機会を設けている)子どもと保護者の価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている施設内の子ども間の暴力・いじめ等が行われることのないよう組織的に予防・再発防止を徹底している
【講評】詳細はこちら
  • 個人情報及びプライバシーの保護、羞恥心への配慮を心がけて支援にあたっている
  • 独自に人権擁護の意識チェックを行っており、職員の意識の向上につながっている
  • 子どもの気持ちや意思を尊重し、個別状況により他者との関わり方への支援を進めている
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や子ども・保護者等からの意見や提案を反映するようにしている
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  • 法人職員全員が所有する「嬉泉職員のてびき」は年度末の研修の際に周知している
  • 「利用者支援マニュアル」の見直しの際は、利用者や職員からの意見等を反映している
  • さまざまな研修の機会を設け、乳幼児期の療育に必要な知識・スキルの習得に努めている
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0201062   修了者No.H0303002   修了者No.H1202027    
評価実施期間 2022年11月4日~2023年3月31日

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