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評価結果 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

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平成30年度(2018年度) 認知症対応型共同生活介護【認知症高齢者グループホーム】(介護予防含む)
法人名称
有限会社アウトソー
事業所名称
グループホームじゃすみん西新井
評価機関名称 株式会社 ハッピーネットワーク

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1)利用者の能力を引き出す
2)残存機能の活用
3)家庭の延長
4)地域との交流
5)利用者の健康管理 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ・職員の介護の質の向上、利用者の能力に応じた支援を心掛ける 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) ・職員一人ひとりが主体的な判断が出来るようになってほしい 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 職員倫理規程・行動指針を意識した支援の提供に努めている
  • 管理者が窓口となり見学・問い合わせ対応をおこなっている
  • 今年度身体拘束廃止委員会を発足させ事業所をあげて取り組んでいる
さらなる改善が望まれる点
  • ホームページ担当を配置して定期的な更新を望みたい
  • 「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうしたのか」を基本に記録できるよう希望する
  • 利用者の安全確保・向上について予防対策の検討を期待する

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 併設の訪問看護ステーションと連携して利用者の健康管理に努めている

 看取りについて合同研修会を実施し知識・技術の向上を図っている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:現時点での入居者18人は全員が女性で、平均年齢は86.9歳、平均要介護度は2.8である。
  • 調査方法:アンケート方式,場面観察方式  
    上記18人の家族にホームからアンケート票を配布して貰い結果を評価機関に郵送して貰い8通が回収された。また、平日の午前中にホームにうかがい各フロアに評価者が入って、余暇の過ごし方や食事の様子などを場面観察した。
  • 利用者総数: 18人
  • 利用者家族総数(世帯): 18世帯
  • 共通評価項目による調査対象者数: 18人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 8人
  • 利用者家族総数に対する回答者割合(%): 44.4%
  • 調査項目: 共通評価項目

場面観察方式の調査結果

調査の視点:「日常生活の場面で利用者が発するサイン(呼びかけ、声なき呼びかけ、まなざし等)とそれに対する職員のかかわり」及び「そのかかわりによる利用者の気持ちの変化」

評価機関としての調査結果

調査時に観察したさまざまな場面の中で、調査の視点に基づいて評価機関が選定した場面
入浴担当の職員がある利用者の誘導の際に「○○さん行ってきまーす」とフロアのM職員に向かって声を掛けると、利用者Aさんは「次は私だ。用意してこないと」と呟き、記録等を管理するテーブル上の記録を見ながら「ほら、私の名前あるでしょ」と職員に確認する。M職員は「それは明日ので、今見たのは薬を飲む人の事です」と伝えると「そうか‥あれはお腹の薬か・・。シャワーだから頭からジャーで終わり、週3回だしね。」と渋い表情で言いながら居室に戻った。
選定した場面から評価機関が読み取った利用者の気持ちの変化
Aさんは自らの身だしなみや他利用者にも配慮が出来る比較的自立度の高い方で、職員が記録に沿って入浴をしている事を理解し、○○さんの次が自分だと思い込んでいたと推測される。Aさんにとって入浴が楽しみな時間であるとうかがえるが、今日は入浴日でないと知って落胆し不機嫌になったと思われる。食堂フロアのテーブルで記録・薬等の管理をするため誰でも容易に見る事が可能であり、記録や薬の管理方法の見直しが必要と考える。また、M職員はAさんの気持ちを理解した上で入浴日を伝えて、他の作業を依頼する等、気分転換を図り手持ち無沙汰にならないような工夫があると良いと考える。

「評価機関としての調査結果」に対する事業者のコメント

開設から13年が経過し開設当初に比べ、入居者の認知症の重度化や身体能力の低下など新たな問題も出てきておりますが、引き続き、ICF(国際生活機能分類)の視点から、出来ることを重視した根拠のある支援を行い、その人それぞれの有する能力に応じた支援を行ないたいと思います。また、年数を重ねるごとに職員も現状に満足し‘慣れ‘てしまうことのないよう、今後もOJTを主に、OFF-JTも織り交ぜ職員育成に努めていきたいと考えます。今回の第三者評価を参考に来年度も更なる向上に努めて参ります。
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
8/18
1.家族への情報提供はあるか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
2.事業所内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
3.職員の接遇・態度は適切か
はい
75%
どちらともいえない
25%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
4.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
75%
どちらともいえない
13%
無回答・非該当
13%
 
いいえ:0%
5.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
88%
無回答・非該当
13%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
6.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
88%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
7.利用者のプライバシーは守られているか
はい
88%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
8.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか
はい
100%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
9.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
75%
どちらともいえない
25%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
10.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
88%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
11.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
50%
どちらともいえない
25%
無回答・非該当
25%
 
いいえ:0%
評点のレーダーチャートを表示する


サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • ホームページ担当を配置して定期的な更新をお願いしたい
  • 新規の事業所開所を機にパンフレット更新を希望する
  • 管理者が窓口となり見学・問い合わせに対応している
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 契約時には詳細にわたって丁寧な説明をおこない家族に協力をお願いしている
  • 職員間でこまめな情報交換をして統一した支援をおこなっている
  • 退居時に利用者・家族の不安の緩和と支援の継続性に努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の介護計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 介護保険の更新時・退院時など状況に応じて見直しを実施している
  • 月間生活記録にまとめ毎月のカンファレンスで進捗状況を確認している
  • ケース記録・月間生活記録等の書き方と内容の充実をお願いしたい
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
23/23
  1.認知症対応型共同生活介護計画に基づいて自立生活が営めるよう支援を行っている
個別の認知症対応型共同生活介護計画に基づいて支援を行っている利用者一人ひとりがその人らしく生活できるよう支援を行っている関係職員が連携をとって、支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 介護サービス計画書に沿った支援提供をしてケース記録に残し共有している
  • レクリエーションの仕方にもう一工夫お願いしたい
  • 申し送り・カンファレンスの決定事項を職員間で共有し連携を図っている
  2.利用者の状態に応じて、日常生活に必要なさまざまな作業等を利用者が主体的に行うことができるよう支援を行っている
食事に関する一連の作業等利用者の生活場面では、利用者の主体性と能力を活かして支援を行っている利用者一人ひとりに応じた生活への参加ができるよう工夫をしている利用者の心身の状況に応じて、生活するうえで必要な支援(食事や入浴、排泄等)を行っている各種手続きや買い物等日常生活に必要な事柄について、利用者本人による実施が困難な場合に代行している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者が「出来るかも・興味があるかも」を意識した支援をお願いしたい
  • 利用者の生きがいや達成感につながるような声掛けを希望する
  • 家族が対応できない場合は相談の上で事業所が代行している
  3.利用者の健康を維持するための支援を行っている
利用者の心身の状況に応じた健康管理を行っている日常生活の中で、利用者一人ひとりの状態に応じて身体を動かす取り組みを工夫している服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などしくみを整えている利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、医療機関等と速やかに連絡できる体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 併設の訪問看護ステーションと連携して利用者の健康管理に努めている
  • 服薬時ダブルチェックを実施し誤薬ミス防止を図っている
  • 日常生活動作の全てを生活リハビリと捉え残存機能の維持をお願いしたい
  4.共同生活が楽しく快適になるよう工夫している
利用者がお互いに関わり合いながら楽しく生活することができるよう支援を行っている事業所での生活は、他の利用者への迷惑や健康面に影響を及ぼさない範囲で、利用者の意思が尊重されている居室や食堂などの共用スペースは、利用者の安全性や快適性に配慮したものとなっている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者同士の相性を考慮して関係づくりに取り組んでいる
  • 職員倫理規程・行動指針に沿った支援の提供に努めている
  • 午前中に掃除の時間を設け環境整備に気を配っている
  5.事業所と家族等との交流・連携を図っている
家族や利用者の意向を考慮して、家族等が参加できる事業所の行事を実施している利用者の日常の様子を定期的に家族に知らせている家族等が事業所等に対し、意見や要望を表せる機会を設け、それらを活かした支援を行っている重度化した場合や終末期に備え、あらかじめ本人や家族等と話し合い、事業所でできることを説明しながら、方針を共有している
【講評】 詳細はこちら
  • 家族会・運営推進会議を開催して事業所情報を伝え意見交換をしている
  • 「いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どうしたのか」を基本に記載できるよう希望する
  • 合同研修会を実施し知識・技術の向上を図っている
  6.利用者が地域で暮らし続けるため、地域と連携して支援を行っている
地域の情報等を収集し、利用者の状況に応じて提供している利用者が地域のさまざまな資源を利用するための支援を行っている利用者が地域とつながりながら暮らし続けられるよう、事業所が利用者と共に地域の一員として日常的に交流している運営推進会議で話し合われた意見を活かして支援を行っている区市町村や地域包括支援センターと日頃から連絡を取り、協力関係を築きながら支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 地域資源を可能な範囲で活用し楽しみにつなげている
  • 運営推進会議に地域の方を招いて広く知ってもらう機会を設けている
  • ボランティア・実習生・地域の方等の受け入れを期待する
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 職員倫理規程・行動指針に明示し事業所をあげて取り組んでいる
  • 全職員が日中・当直時に関わらず意識して対応出来るようお願いしたい
  • 利用者の意思確認の実施と受容と傾聴の姿勢の意識づけを希望する
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • マニュアルは1階書庫にて管理しいつでも確認出来るようにしている
  • マニュアルを活用した支援の振り返りと統一した支援提供を希望する
  • 事業所の理念や方針・スタッフのモットーについて意識づけを図られたい
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0306056   修了者No.H1601013    
評価実施期間 2018年8月29日~2018年12月26日

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