平成21年度フォローアップ研修(専門コース)
「知的障害のある人への、一人ひとりに応じた支援とは」が終了しました


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 平成21年10月6日(火)から11月19日(木)にかけて、障害分野のフォローアップ研修(専門コース)「知的障害のある人への、一人ひとりに応じた支援とは」を開催しました。
 この研修は、知的障害者を取り巻く施策の最近の動向や施設の利用者の状況を座学により理解を深めた上で、施設での現場体験を通して、知的障害を持つ人の特性に応じたコミュニケーションのとり方や一人ひとりの状況に応じた支援などを利用者の視点で感じ取り、さまざまな施設や利用者の現状をより深く認識することにより、評価の視点を拡げ、その質の向上を図ることをねらいとしています。
 なお、現場体験では(社福)東京都社会福祉協議会知的発達障害部会の全面的な御協力をいただき各施設に評価者を受け入れていただきました。
 研修の1日目は、午前に評価・研究委員会副委員長、元立教大学教授の赤塚光子氏から障害者自立支援法についての御講義を、午後に障害者支援施設パサージュいなぎ施設長の山本あおひ氏から、知的障害者・児施設の現状について、また事業者として第三者評価を受けた感想等などの御講義をいただきました。
 2日目は、1日目の講義をふまえた上で、都内知的障害者入所更生施設において現場体験を行い、受講生各自が直接施設の空気に触れ、それぞれの体験をレポートにまとめました。
 3日目は株式会社フォーサイツコンサルティングの浅野睦氏と1日目に引き続きパサージュいなぎ施設長の山本あおひ氏を講師にお迎えして現場体験のフィードバックを行いました。
 最初に、現場体験レポートをもとにグループでフィードバックを行い、続いてグループでのまとめを全体に発表することで、各評価者の体験を全員で共有できました。受講生アンケートによると、「現場体験を評価にどう生かしていくか、今後の評価に参考となる意見交換ができた。」「多様な施設の在り方があり、その中での活動も多様であることを確認できた。評価者のスタンスの違いも感じられ、興味深かった。」などの感想が複数ありました。研修で学んだことが実際の評価活動に活かされることを期待しております。


 本研修を修了した26名の評価者の名簿を公表します。
平成21年度フォローアップ研修(専門コース)「知的障害のある人への、一人ひとりに応じた支援とは」修了者はこちら


●平成21年度フォローアップ研修(専門コース)「知的障害のある人への、一人ひとりに応じた支援とは」日程
1日目  平成21年10月 6日(火)
     講義
     ・障害者自立支援法について
     ・知的障害者・児施設の現状
2日目  平成21年10月 7日(水)〜11月 6日(金)
     知的障害者入所更生施設の現場体験(各自1日)
3日目  平成21年11月19日(木) 午前コース または 午後コース
      現場体験後のフィードバック



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