平成19年度フォローアップ研修(専門コース)「保育応用編」が終了しました
東京都福祉サービス評価推進機構では、評価者のスキルアップを目的とするフォローアップ研修(専門コース)「保育応用編」を、平成20年2月1日(金)・4日(月)の2日間で実施しました。 この研修は、保育基本編を受講した方など保育分野の基本的知識を有する評価者に、より専門的・実践的な知識を身につけてもらうことをねらいとして、新たに企画したコースです。 研修の第1日目の午前中は、白梅学園短期大学の師岡章教授から、保育所における"サービスの実施"の捉え方について、説明していただきました。そして、午後は、師岡先生がコーディネーター、保育園現場で勤務されている4人の先生方がパネリストとなり、「保育の多様性を学ぶ」というテーマでパネルディスカッションを実施しました。保育園の一場面をビデオで視聴した後、現場の園長・副園長の立場ではどういう点が気になるのか、さらに、評価者にはどのような点を見てもらいたいのかなど、活発に議論していただきました。 第2日目は、保育所中心に評価活動を行っている橋秀司講師の進行により、事業プロフィルや分析シートの理解を深める演習が行われました。また、保育環境や保育所保育指針などについても、説明していただきました。 アンケートの結果、「評価者としての自己をみつめ、訪問調査場面等を再考する機会となった」、「現場の意見を聞けて良かった」などのご意見をいただく一方、「パネラーとの質疑時間がもう少し欲しい」、「研修者の要件が様々だったので、経験・経歴・評価回数など考慮した分科会形式が良かった」などのご要望もいただきました。今後の研修企画に反映できるよう、取り組んでまいりたいと思います。 本研修を修了した53名の評価者の名簿を公表します。 ●平成19年度フォローアップ研修(専門コース)「保育応用編」修了者はこちら ●平成19年度フォローアップ研修(専門コース)「保育応用編」日程
第1日目 平成20年2月1日(金)
10:00 〜 10:05 開講挨拶・事務連絡 10:05 〜 12:00 講義 「保育所における"サービスの実施"の捉え方」 講師 師岡 章 白梅短期大学教授 13:00 〜 16:00 パネルディスカッション 「保育の多様性を学ぶ」 コーディナーター 師岡 章 白梅短期大学教授 パネリスト 蓬生 君子 広尾上宮保育園園長 長田 朋久 墨田区横川さくら保育園園長 河野 和昭 ひめゆり保育園園長 宮林 佳子 さくらぎ保育園副園長 第2日目 平成20年2月4日(月) 10:00 〜 10:05 事務連絡 10:05 〜 16:00 ・記入シートの理解 事業プロフィル、分析シート ・評価に臨む事業者(園経営層、職員、利用者)の思い ・保育所保育指針の理解(改訂を踏まえて) ・保育環境の設定についての配慮 ・保育所の様々な形態の違い(認証保育所などの事例) ・プライバシー・尊厳の尊重についての配慮 ・アンケート取りまとめ及び報告書作成の留意点 講師及びスタッフ 橋 秀司 特定非営利活動法人ほいくオーアールジー理事 小川 惠美 あすなろ保育園副園長 工藤 中乃 西村 孝幸 寺尾 道子 (敬称略) |