評価年度 | 平成24年度 |
サービス名称 | 就労継続支援B型 |
法人名称 |
社会福祉法人おあしす福祉会 |
事業所名称 |
ピアワーク・オアシス |
評価機関名称 | 一般社団法人 地域ケア総合評価機構(令和4年3月31日までの評価機関) |
アンケート記入に関して不安を覚えるような利用者の方がいるため、その不安を取り除く工夫として日時を決めて利用者が同時刻に一斉にアンケートを記入する形をとり、アンケートの内容に関して個々の質問に評価者が答えられるようにした。その日に欠席した利用者の方には事業所から用紙を渡してもらい、返信用用封筒で直接評価機関に送っていただいた。また、評価するにあたり事前に事業所から提出された事業所資料を読み込むなど丁寧な評価を心がけた。 |
1 | 理念・方針 (関連 カテゴリー1 リーダーシップと意思決定) |
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) | |
①利用者のストレングスに着目した支援 ②利用者本人のニーズ・希望に基づいたリカヴァリー・エンパワメントモデルの実践 ③利用者への個別支援とグループダイナミクスの活用 ④利用者の地域社会の一員としての生活力の向上と利用者相互の連帯 ⑤利用者と職員との支え合い・育みあい・労り合いを大切にする関係の重視 |
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2 | 期待する職員像 (関連 カテゴリー5 職員と組織の能力向上) |
(1)職員に求めている人材像や役割 | |
○利用者の真のニーズや興味・関心、志向する生活に耳と目と心を傾け自分の主観やエゴを利用者に押しつけないこと ○心は熱く、頭はクールに、誠実に働けること ○考えや思いを正確かつ簡潔に記録、発言でき、状況の再現伝達能力が高いこと ○利用者や利用者集団の世話役や代行者ではなくストレングスを引き出し、潤滑油になる関わりができること ○自分自身をみつめ、自己に向きあう努力ができること ○同僚や利用者と協力・共同し、支え合い、ともに働き考えていくこと |
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(2)職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) | |
○まず利用者に信頼されること ○利用者が安心し自身を信頼することができるように、あるべき支援を常に考え続けること ○何事も一人で解決しようとせず、同僚ともに考え悩みながら解決していく力を培うこと ○利用者が出来ない、気づかないことを指摘するのではなく、ストレングスに着目し支援することが仕事だと気づくこと ○利用者の工賃アップが具体化できること ○研修参加や自己学習に積極的に取り組むこと ○利用者・家族・地域・社会に対して、精神に障害を持つということについて、自身がどう考え、どうあるべきかの問題意識を持ち議論や考察をすること |
1 |
あらゆる場面で利用者が主人公の事業所運営を行っている 各事業での技能向上はもとより、利用者個人の総合的な生活能力向上をめざして、朝夕のミーティングや月例集会など可能な限り利用者が中心になって運営し、職員はサポート役に徹している。利用者間でのトラブル発生などは利用者個人や利用者グループの成長の契機として捉え、利用者自身が諸問題の解決をめざす形で必要な支援を行っている。職員は利用者の個人別担当と労働単位のグループ別担当の二つを担い、個別支援の課題や対応は全体で共有し点検し合いながら、利用者中心の運営を日常的に支えている。 |
2 |
事業所の機能を生かして地域に開かれた運営をめざしている 清掃事業、木工品制作事業、宅配バイク便事業で就労支援を行う事業所だが、特に木工品制作部門(主に木工玩具や楽器制作)では、長年にわたり夏休み期間に地域の小学生を対象にした「夏休み子ども木工教室」を開いてきている。地域の恒例行事として定着しており、毎年楽しみに待たれている。利用者が子ども達の作品づくりを指導し、利用者の役割達成感の獲得などにもつながっている。作業場の一角が作品が展示販売される「ギャラリー」として開かれており、自由に見学ができる。町内会から祭りへの出展を要請されるなど地域の評判も高い。 |
3 |
就労支援チームで事業拡大、就労先開拓、定着支援などに系統的に取り組んでいる 事業所方針に基づいて、区の自立支援協議会就労支援部会やハローワーク等の障害者雇用促進連絡会に参加したり、都区の中小企業家同友会の会合に出席し講演もするなど、事業拡大、就労先の情報収集や啓蒙活動も行っている。就労支援チームをつくり利用者とのハローワーク訪問、就労先見学、職場体験実習、就労者の定着支援等をすすめ実績を積み重ねている。就労者と就労希望者との定例懇談会も利用者の就労意欲向上など就労支援の重要な行事になっている。 |
1 |
人事考課制度の定着と事業所業務の標準化の取り組み 事業所業務の水準を維持向上させる取り組みは、年間計画に基づく研修や管理者によるOJTや利用者支援の基礎的な講座の「連続学習会」の開催、職員の「自己目標シート」や「自己評価シート」の活用による面接・指導などにより改善してきている。これらに加えて導入された人事考課制度「職員業績評価シート」の活用により一層の前進が期待できる。利用者支援の実績や教訓等の系統的な明文化進めば事業所業務の水準維持向上・標準化の課題はさらに大きく改善・前進すると思われる。 |
2 |
要望・苦情の受け止めと第三者(外部)相談機関の説明の徹底 利用者アンケートによると「重要事項説明書」にも明記され、説明も十分行われていると思われる「外部の相談窓口」の存在を8割近い利用者が「知らない」・「どちらとも言えない」と答え、全体的に利用満足度の高い中で、要望や苦情の言いやすさということでは、3割の利用者が「いいえ」・「どちらともいえない」としている。この理由をどう受け止め対応をどうするかは日常的な課題だと思われる。 |
3 |
全職員の力量向上で遅れがちな課題をやり遂げる努力 事業所運営は、職員の力量向上に向けた学習・相互点検・管理者の指導等が進み、前年度と比して上半期に全員のアセスメントを完了するなど全体的には大きく改善・前進している。一方で、年間方針遂行状況、アセスメントの実施状況等について、職員アンケート等よると多数の職員が未達成・不十分という不全感も感じている。このことは改善途上で遅れがちになっている課題に対して職員の意識が向上し積極的になっている前進面とも理解できる。申送り時間大幅短縮の教訓等に確信を持ち、決められた課題は遅れずにやり遂げる工夫と構えが必要だと思われる。 |
1 |
★ 事業所の機能をいかして地域に開かれた運営をめざしている 当事業所は、清掃事業等とともに木工品制作販売事業に取り組んでおり、長年にわたって夏休み期間に地域の小学生を対象に「夏休み子ども木工教室」を開いてきている。地域の恒例行事として定着しており毎年楽しみに待たれている。利用者が子どもたちに作品づくりを指導し、利用者の役割達成感の獲得などにもつながっている。作業所の一角が作品が展示販売される「ギャラリー」として開かれており誰でも自由に見学できる。町内会からまつりへの出店の招待をうけるなど地域の評価も高い。 |
関連評価項目(事業所の機能や福祉の専門性をいかした取り組みがある) | |
2 |
★ タイムリーな学習と話し合いで利用者をサポートする職員育成に努めている 年間計画による研修参加に加え、日々の出来事の場面場面を大事にし、職員間での論議と学習のタイムリーな実践を重視している。管理者によるOJTや利用者支援の基礎的な理念や技法を学ぶ10講座に及ぶ連続学習会の開催など、利用者個人や利用者グループの生活能力等の向上に向けた様々な働きかけを支える職員集団の質の向上、全体的な技量のレベルアップをめざしている。職員の自己目標や自己評価をもとにした「人事考課制度」に基づく職員育成の取り組みも始まっている。 |
関連評価項目(職員の質の向上に取り組んでいる) | |
3 |
★ 集団の中での個人を重視し、利用者同士の関わり合いの中での成長をめざしている 個別支援計画を踏まえた上で、利用者個人が労働単位のグループや利用者集団全体との関わり、職員との関わり合いの中で、人間関係調整能力、問題解決能力などが改善、向上するよう支援している。例えば、利用者間等でのトラブルは利用者個人や集団の変化・成長のチャンスと捉え、利用者同士が問題解決をめざす働きかけを行い、職員はそれをサポートする役割に徹している。その上で、個別担当制により利用者個人へのタイムリーなフォローも併せて行っている。利用者の相互関係が一覧できる「労働活動交流分析シート」を毎日更新し全職員で共有している。 |
関連評価項目(個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている) |
調査対象:調査時点の利用登録者40名の全員を対象者とした。登録者全員がほぼ定期的にサービスを利用している。 調査方法:アンケート方式 対象者に集合型のアンケート調査を実施した。調査日には評価者が立ち会い、37名が集合して一斉にアンケートに記入した。残りの3名は郵送とした。40名全員から回答を得た。 |
利用者総数 | 40人 |
アンケートや聞き取りを行った人数 | 40人 |
有効回答者数 | 40人 |
回答者割合(%) | 100.0% |
清掃事業と木工事業を主として行う事業所であるが、利用登録者全員が稼働しており、利用者全員から回答を得た。男性が9割で20才代から60才代まで年齢層も病歴も生活歴も多様である。利用満足度は高いと言えるが、2割を超える「どちらともいえない」・「不満」・「未回答」の層にも留意する必要がある。特に、仲間との交流の楽しさを聞いた設問で「どちらともいえない」・「いいえ」が4割に達しており、利用者間の人間関係調整に課題があると思われる。また、7割以上が「どちらとも言えない」・「いいえ」・「未回答」としている第三者・外部相談窓口の存在や機能については、説明時の内容や日常的な課題として、原因を分析し、再度徹底を図る必要があると思われる。 |
1.利用者は困ったときに支援を受けているか | |||||||
はい | 31人 | どちらともいえない | 8人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 0人 |
2.事業所の設備は安心して使えるか | |||||||
はい | 33人 | どちらともいえない | 6人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 1人 |
3.利用者同士の交流など、仲間との関わりは楽しいか | |||||||
はい | 24人 | どちらともいえない | 14人 | いいえ | 2人 | 無回答・非該当 | 0人 |
12.【就労継続支援B型】 事業所での活動が働くうえでの知識の習得や能力の向上に役立っているか |
|||||||
はい | 30人 | どちらともいえない | 9人 | いいえ | 1人 | 無回答・非該当 | 0人 |
13.【就労継続支援B型】 工賃等の支払いのしくみは、わかりやすく説明されているか |
|||||||
はい | 27人 | どちらともいえない | 9人 | いいえ | 2人 | 無回答・非該当 | 2人 |
18.サービス提供にあたって、利用者のプライバシーは守られているか | |||||||
はい | 26人 | どちらともいえない | 8人 | いいえ | 3人 | 無回答・非該当 | 3人 |
19.利用者の気持ちは尊重されているか | |||||||
はい | 31人 | どちらともいえない | 7人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 2人 |
20.職員の対応は丁寧か | |||||||
はい | 30人 | どちらともいえない | 4人 | いいえ | 3人 | 無回答・非該当 | 3人 |
21.個別の目標や計画を作成する際に、利用者の状況や要望を聞かれているか | |||||||
はい | 33人 | どちらともいえない | 5人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 2人 |
22.【個別の目標や計画について説明を受けた方に】 個別の目標や計画に関しての説明はわかりやすかったか |
|||||||
はい | 31人 | どちらともいえない | 5人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
23.【過去1年以内に利用を開始し、利用前の説明を受けた方に】 サービス内容や利用方法の説明はわかりやすかったか |
|||||||
はい | 4人 | どちらともいえない | 1人 | いいえ | 0人 | 無回答・非該当 | 0人 |
24.不満や要望を事業所(施設)に言いやすいか | |||||||
はい | 25人 | どちらともいえない | 9人 | いいえ | 3人 | 無回答・非該当 | 3人 |
25.利用者の不満や要望はきちんと対応されているか | |||||||
はい | 27人 | どちらともいえない | 7人 | いいえ | 2人 | 無回答・非該当 | 4人 |
26.第三者委員など外部の苦情窓口にも相談できることを知っているか | |||||||
はい | 12人 | どちらともいえない | 7人 | いいえ | 18人 | 無回答・非該当 | 3人 |
カテゴリー1 リーダーシップと意思決定 | |||||
サブカテゴリー1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている | |||||
評価項目1 | 事業所が目指していること(理念、基本方針)を明確化・周知している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を明示している | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、職員の理解が深まるような取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目3 | 事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)について、利用者本人や家族等の理解が深まるような取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目4 | 重要な意思決定や判断に迷ったときに、事業所が目指していること(理念・ビジョン、基本方針など)を思い起こすことができる取り組みを行っている(会議中に確認できるなど) | ○ | |||
評価項目2 | 経営層(運営管理者含む)は自らの役割と責任を職員に対して表明し、事業所をリードしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 経営層は、自らの役割と責任を職員に伝えている | ○ | |||
標準項目2 | 経営層は、自らの役割と責任に基づいて行動している | ○ | |||
評価項目3 | 重要な案件について、経営層(運営管理者含む)は実情を踏まえて意思決定し、その内容を関係者に周知している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 重要な案件を検討し、決定する手順があらかじめ決まっている | ○ | |||
標準項目2 | 重要な意思決定に関し、その内容と決定経緯について職員に周知している | ○ | |||
標準項目3 | 利用者等に対し、重要な案件に関する決定事項について、必要に応じてその内容と決定経緯を伝えている | ○ |
講評 |
法人、事業所の運営理念を明示し、周知している 当事業所は29年前にうまれた精神障害者の作業所が前身となっていて、長い活動と経験に裏打ちされた理念が明示されている。その理念と基本方針を職員に対しては入職研修時、全職員会議など諸会議の中で繰り返し周知徹底されている。利用者に対しても事業所案内書への明示、契約時の説明、利用者・家族全体集会などで説明し、理解を得る取り組みがなされている。基本的にはこのような取り組みがなされているが、職員の中には浸透面で不十分な点もあるのではとの意見もあるので、尚一層の努力を期待したい。 |
事業計画についても全職員が参加して策定し、利用者・家族に対しても説明している 事業計画については管理者だけではなく全職員が参加して策定している。利用者・家族に対しては、年に1回以上利用者・家族の全体集会を開催し、説明と意見交換を行っている。利用者には、月例ミーティングなどで、事業の方向性、進捗状況、職員側が力を入れようとしている点を説明するなど、理解が深まるよう努力している。 |
カテゴリー2 経営における社会的責任 | |||||
サブカテゴリー1 社会人・福祉サービス事業者として守るべきことを明確にし、その達成に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 社会人・福祉サービスに従事する者として守るべき法・規範・倫理などを周知している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 福祉サービスに従事する者として、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などを明示している | ○ | |||
標準項目2 | 全職員に対して、守るべき法・規範・倫理(個人の尊厳)などの理解が深まるように取り組んでいる | ○ | |||
評価項目2 | 第三者による評価の結果公表、情報開示などにより、地域社会に対し、透明性の高い組織となっている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 第三者による評価の結果公表、情報開示など外部の導入を図り、開かれた組織となるように取り組んでいる | ○ | |||
標準項目2 | 透明性を高めるために、地域の人の目にふれやすい方法(事業者便り・会報など)で地域社会に事業所に関する情報を開示している | ○ | |||
サブカテゴリー2 地域の福祉に役立つ取り組みを行っている | |||||
評価項目1 | 事業所の機能や福祉の専門性をいかした取り組みがある | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所の機能や専門性は、利用者に支障のない範囲で地域の人に還元している(施設・備品等の開放、個別相談など) | ○ | |||
標準項目2 | 地域の人や関係機関を対象に、事業所の機能や専門性をいかした企画・啓発活動(研修会の開催、講師派遣など)を行っている | ○ | |||
評価項目2 | ボランティア受け入れに関する基本姿勢を明確にし、体制を確立している | 実施状況 | |||
標準項目1 | ボランティアの受け入れに対する基本姿勢を明示している | ○ | |||
標準項目2 | ボランティアの受け入れ体制を整備している(担当者の配置、手引き書の作成など) | ○ | |||
標準項目3 | ボランティアに利用者のプライバシーの尊重やその他の留意事項などを伝えている | ○ | |||
評価項目3 | 地域の関係機関との連携を図っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 地域の関係機関のネットワーク(事業者連絡会など)に参画している | ○ | |||
標準項目2 | 地域ネットワーク内での共通課題について、協働して取り組めるような体制を整えている | ○ |
講評 |
地域に対して積極的に情報を発信をしている 「おあしす通信」を発行するなど、地域に対して積極的に事業所の活動を発信している。しかし、まだ事業所としてのホームページは開設しておらず、課題となっている。 |
事業所の機能をいかした活動をすすめ、町内でも評価が高まっている 当事業所では木工事業に取り組んでいる。その機能をいかして、「夏休み木工教室」などを開催し、地域の子どもたちや親から喜ばれている。また、東日本大震災で被災した子どもたちに木のおもちゃを贈る活動を利用者とともにすすめている。現在地に引越して3年目を迎えるが、それらの活動が町内会からも評価され、おまつりへの参加の要請もされるようになった。 |
地域の就労支援事業所や障害者雇用を実施しようとする企業団体との連携を強めている 当事業所は、就労移行支援事業を開始すべく準備を進めており、その関係からも、地域の就労支援事業所や障害者を雇用しようとする企業や企業団体と連携を強めている。最近では企業団体から障害者の雇用・就労についての講演会に呼ばれるようになった。 |
カテゴリー3 利用者意向や地域・事業環境の把握と活用 | |||||
サブカテゴリー1 利用者意向や地域・事業環境に関する情報を収集・活用している | |||||
評価項目1 | 利用者一人ひとりの意向(意見・要望・苦情)を多様な方法で把握し、迅速に対応している(苦情解決制度を含む) | 実施状況 | |||
標準項目1 | 苦情解決制度を利用できることや事業者以外の相談先を遠慮なく利用できることを、利用者に伝えている | ○ | |||
標準項目2 | 利用者一人ひとりの意見・要望・苦情に対する解決に取り組んでいる | ○ | |||
評価項目2 | 利用者意向の集約・分析とサービス向上への活用に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者アンケートなど、事業所側からの働きかけにより利用者の意向を把握することに取り組んでいる | ○ | |||
標準項目2 | 事業者が把握している利用者の意向を取りまとめ、利用者から見たサービスの現状・問題を把握している | ○ | |||
標準項目3 | 利用者の意向をサービス向上につなげることに取り組んでいる | ○ | |||
評価項目3 | 地域・事業環境に関する情報を収集し、状況を把握・分析している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 地域の福祉ニーズの収集(地域での聞き取り、地域懇談会など)に取り組んでいる | ○ | |||
標準項目2 | 福祉事業全体の動向(行政や業界などの動き)の収集に取り組んでいる | ○ | |||
標準項目3 | 事業所としての今後のあり方の参考になるように、地域の福祉ニーズや福祉事業全体の動向を整理・分析している | ○ |
講評 |
様々なかたちで利用者の意向や要望をつかみ、サービス向上に努めている 利用者の意向や要望をつかむために、意見箱の設置、ニーズ調査、月例ミーティングでの意見交換、利用者・家族全体集会、就労意向調査、労働活動アンケート、旅行行事アンケートなど様々なかたちの取り組みを行い、支援計画への反映、所内会議での検討・確認を行っている。 |
行政の動きに連動し、利用者と企業のニーズが一致できる点を探る努力をしている 当事業所を運営する法人の理事長は区の障害者福祉計画策定委員となっており、行政や業界の動き、地域の福祉ニーズや福祉事業全体の動向について、法人・事業所内での情報と課題認識が共有されている。また、行政の動きに連動して、企業団体に学習会を提案したり、利用者と企業のニーズが一致できる点を探し出す努力をしている。自立支援協議会就労支援部会に参加する事業所との日常的な連携に努めている。 |
カテゴリー4 計画の策定と着実な実行 | |||||
サブカテゴリー1 実践的な課題・計画策定に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 取り組み期間に応じた課題・計画を策定している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 理念・ビジョンの実現に向けた中・長期計画を策定している | × | |||
標準項目2 | 年度単位の計画を策定している | ○ | |||
標準項目3 | 短期の活動についても、計画的(担当者・スケジュールの設定など)に取り組んでいる | ○ | |||
評価項目2 | 多角的な視点から課題を把握し、計画を策定している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 課題の明確化、計画策定の時期や手順があらかじめ決まっている | ○ | |||
標準項目2 | 課題の明確化、計画の策定にあたり、現場の意向を反映できるようにしている | ○ | |||
標準項目3 | 計画は、サービスの現状(利用者意向、地域の福祉ニーズや事業環境など)を踏まえて策定している | ○ | |||
標準項目4 | 計画は、想定されるリスク(利用者への影響、職員への業務負担、必要経費の増大など)を踏まえて策定している | ○ | |||
評価項目3 | 着実な計画の実行に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 計画推進の方法(体制、職員の役割や活動内容など)を明示している | ○ | |||
標準項目2 | 計画推進にあたり、より高い成果が得られるように事業所内外の先進事例・失敗事例を参考にするなどの取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目3 | 計画推進にあたり、目指す目標と達成度合いを図る指標を明示している | × | |||
標準項目4 | 計画推進にあたり、進捗状況を確認し(半期・月単位など)、必要に応じて見直しをしながら取り組んでいる | ○ | |||
サブカテゴリー2 利用者の安全の確保・向上に計画的に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 利用者の安全の確保・向上に計画的に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者の安全の確保・向上を図るため、関係機関との連携や事業所内の役割分担を明示している | ○ | |||
標準項目2 | 事故、感染症、侵入、災害などの事例や情報を組織として収集し、予防対策を策定している | ○ | |||
標準項目3 | 事故、感染症、侵入、災害などの発生時でもサービス提供が継続できるよう、職員、利用者、関係機関などに具体的な活動内容が伝わっている | ○ | |||
標準項目4 | 事故、感染症、侵入などの被害が発生したときは、要因を分析し、再発防止に取り組んでいる | ○ |
講評 |
年度計画は全職員が参加して策定している。事業所の中期計画作成は課題となっている 年間の事業計画、スケジュールは、利用者の意向や地域の事業環境、全職員の意見、前年度の総括を踏まえ、各種会議で検討協議しながら策定している。しかし、中長期の計画の策定は今後の課題となっている。 |
日々のミーティング、四半期ごとの振り返りなどを行い着実な計画の実践に努めている 日々の終業時ミーティング、月次の所内会議、2ヵ月ごとの法人全職員会議、カンファレンス、四半期ごとの総合的な振り返りを行うなど、計画の達成度合い、進捗状況を確認しながら、必要に応じて計画の見直しも進めながら、着実な計画の実践に努めている。しかし、計画の実践の達成度合いを図る指標は明示していない。 |
事故情報を収集し予防対策を講じている 事故についてはその都度原因と再発防止対策を明確にし、安全確保マニュアルや病院との連携も含めた対応方針を整備している。 |
カテゴリー5 職員と組織の能力向上 | |||||
サブカテゴリー1 事業所が目指している経営・サービスを実現する人材の確保・育成に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 事業所にとって必要な人材構成にしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所の人事制度に関する方針(人材像、職員育成・評価の考え方)を明示している | ○ | |||
標準項目2 | 事業所が必要とする人材を踏まえた採用を行っている | ○ | |||
標準項目3 | 適材適所の人員配置に取り組んでいる | ○ | |||
評価項目2 | 職員の質の向上に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 職員一人ひとりの能力向上に関する希望を把握している | ○ | |||
標準項目2 | 事業所の人材育成計画と職員一人ひとりの意向に基づき、個人別の育成(研修)計画を策定している | × | |||
標準項目3 | 個人別の育成(研修)計画は、職員の技術水準、知識、専門資格の習得(取得)などの視点を入れて策定している | × | |||
標準項目4 | 職員一人ひとりの個人別の育成(研修)計画に基づいて、必要な支援をしている | × | |||
標準項目5 | 職員の研修成果を確認し(研修時・研修直後・研修数ヶ月後など)、研修が本人の育成に役立ったかを確認している | ○ | |||
サブカテゴリー2 職員一人ひとりと組織力の発揮に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 職員一人ひとりの主体的な判断・行動と組織としての学びに取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 職員の判断で実施可能な範囲と、それを超えた場合の対応方法を明示している | × | |||
標準項目2 | 職員一人ひとりの日頃の気づきや工夫について、互いに学ぶことに取り組んでいる | ○ | |||
標準項目3 | 職員一人ひとりの研修成果を、レポートや発表等で共有化に取り組んでいる | ○ | |||
評価項目2 | 職員のやる気向上に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所の特性を踏まえ、職員の育成・評価・報酬(賃金、昇進・昇格、賞賛など)が連動した人材マネジメントを行っている | ○ | |||
標準項目2 | 就業状況(勤務時間や休暇取得、疲労・ストレスなど)を把握し、改善に取り組んでいる | ○ | |||
標準項目3 | 職員の意識を把握し、やる気と働きがいの向上に取り組んでいる | ○ | |||
標準項目4 | 福利厚生制度の充実に取り組んでいる | × |
講評 |
自己目標カード、自己評価カードなどにより、人材育成に取り組んでいる 業務内容や仕事の進め方、自己啓発について何をいつまでにどの程度まで達成できるようにするのかを「自己目標カード」にて一人ひとり明確にし、施設長など上司が年2回面接し、成果と反省点を確認しながら職員の育成に力を入れている。あわせて「職員業績評価シート」により、仕事の評価、仕事の意欲・態度、職務遂行の能力など、16項目で職員自身が自己評価した上で上司が評価するなど、職員の力量、能力の向上に取り組んでいる。行政が主催する研修会にも計画的に参加し、その内容を共有するようにしている。 |
日々のミーティングや、連続学習会などを通じて職員の質の向上に努力している 日々のミーティングを、情報の共有を図るとともに、お互いが学ぶ場としても位置づけて開催している。また、職員の業務の遂行状況を見ながら、更に学びあう点は何かを管理者が判断し、適宜学習会を開催し、職員の質の向上に努力している。今年度は連続10回の学習会に取り組んだ。 |
カテゴリー7 情報の保護・共有 | |||||
サブカテゴリー1 情報の保護・共有に取り組んでいる | |||||
評価項目1 | 事業所が蓄積している経営に関する情報の保護・共有に取り組んでいる | 実施状況 | |||
標準項目1 | 情報の重要性や機密性を踏まえ、アクセス権限を設定している | ○ | |||
標準項目2 | 収集した情報は、必要な人が必要なときに活用できるように整理・保管している | ○ | |||
標準項目3 | 保管している情報の状況を把握し、使いやすいように更新している | ○ | |||
評価項目2 | 個人情報は、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえて保護・共有している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 事業所で扱っている個人情報の利用目的を明示している | ○ | |||
標準項目2 | 個人情報の保護に関する規定を明示している | ○ | |||
標準項目3 | 開示請求に対する対応方法を明示している | ○ | |||
標準項目4 | 個人情報の保護について職員(実習生やボランティアを含む)が理解し行動できるための取り組みを行っている | ○ |
講評 |
情報の保護と共有が適切になされている 保護すべき情報と共有すべき情報が区分けされ、管理されている。経営情報については全職員に開示され、課題についても明示して全体で取り組んでいる。 |
個人情報は、「個人情報保護法」の趣旨を踏まえて保護・共有している 利用契約書、個人情報に関する同意書などで個人情報の利用目的を明示し、保護規定を整備している。職員に対しては入職時研修で個人情報保護について教育し、誓約書を徴求するなどしている。 |
カテゴリー8 カテゴリー1~7に関する活動成果 | |||||
サブカテゴリー1 前年度と比べ、事業所の方向性の明確化や関係者への周知、地域・社会への責任の面で向上している | |||||
評価項目1 |
前年度(比較困難な場合は可能な期間で)と比べて、以下のカテゴリーで評価される部分について、改善を行い成果が上がっている ・カテゴリー1:「リーダーシップと意思決定」 ・カテゴリー2:「経営における社会的責任」 ・カテゴリー4:「計画の策定と着実な実行」 |
||||
評価結果 | 改善に向けた計画的な取り組みが行われているが、成果としては現れていない | ||||
利用者と仕事、職員のかかわり方の問題が把握され、改善策が講じられるようになった 毎日、ミーティングを開催し、事業の取り組み状況や利用者と職員の動きを把握し、管理者が助言・指導を行えるようにした。その結果、利用者と職員の関わり方における問題点が把握できるようになり、徐々に改善が進んだ。事業計画の詳細版を作成し、職員一人ひとりの業務遂行目標と照合しながら事業を進めるよう努力した。その結果、事業展開の方向性や任務分掌が具体化された。また、日常業務の成果を記録し、保存することの大切さを全職員で共有できた。 |
|||||
サブカテゴリー2 前年度と比べ、職員と組織の能力の面で向上している | |||||
評価項目1 |
前年度(比較困難な場合は可能な期間で)と比べて、以下のカテゴリーで評価される部分について、改善を行い成果が上がっている ・カテゴリー5:「職員と組織の能力向上」 |
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評価結果 | 改善に向けた計画的な取り組みが行われているが、成果としては現れていない | ||||
すべての職員が安心して業務に当たれるように職員間の話し合いがもてるようになった 職員個々の力量向上を目指し、働くものとしての立場と専門職としての立場の両面から指導を強化し、組織としての力量向上に結びつくように努力した。専門職としての力量を高めるための10回に及ぶ連続学習会を開催した。その結果、すべての職員が安心して業務に当たれるように職員間の話し合いが頻回にもたれるようになったが、成果はまだ部分的なので、引き続き取り組んでいくことにしている。。 |
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サブカテゴリー3 前年度と比べ、福祉サービス提供プロセスや情報保護・共有の面において向上している | |||||
評価項目1 |
前年度(比較困難な場合は可能な期間で)と比べて、以下のカテゴリーで評価される部分について、改善を行い成果が上がっている ・カテゴリー6:「サービス提供のプロセス」 ・カテゴリー7:「情報の保護・共有」 |
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評価結果 | 改善に向けた計画的な取り組みが行われており、成果として現れている | ||||
支援のあり方を共有する会議が開催され、利用者の理解が深まった 支援計画の作成、見直しに関する進行チェック表を作成し、利用者支援のあり方を共有する会議を適宜開催した。その結果利用者についての理解が深まり、情報と課題の共有が進んだ。また、職員の「支援」についての理解も進み、意識も変化しつつある。 |
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サブカテゴリー4 事業所の財政等において向上している | |||||
評価項目1 | 財政状態や収支バランスの改善へ向けた計画的かつ主体的な取り組みにより成果が上がっている | ||||
評価結果 | 改善に向けた計画的な取り組みが行われており、成果として現れている | ||||
新規利用者を待たせることなく受け入れられるようになり、経営面でも改善した 一日当りの利用者を増やすために利用者の作業を改善した。また、新規利用者を受け入れるためにポスターを作製し、見学、実習体制を確立した。その結果、新規利用者が増え、待機者を作ることもなくなり、経営面でも改善した。 |
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サブカテゴリー5 前年度と比べ、利用者満足や利用者意向の把握等の面で向上している | |||||
評価項目1 |
前年度(比較困難な場合は可能な期間で)と比べて、利用者満足や以下のカテゴリーで評価される部分において改善傾向を示している ・カテゴリー3:「利用者意向や地域・事業環境などの把握と活用」 |
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評価結果 | 改善に向けた計画的な取り組みが行われており、成果として現れている | ||||
利用者の労働に問題が無いか日々確認、検討できるようになった 職員による日々のミーティング、労働単位ごとの利用者グループとの日々の話し合い、月1回の利用者ミーティングを開催した。その結果、利用者同士の人間関係上のトラブルに早急に対応できるようになった。また、利用者の労働において問題点がないか、一部の利用者に負担が集中するようなことはないかなどを日々確認、検討できるようになった。 |
カテゴリー6 サービス提供のプロセス |
サブカテゴリー1 サービス情報の提供 | |||||
評価項目1 | 利用希望者等に対してサービスの情報を提供している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している | ○ | |||
標準項目2 | 利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている | ○ | |||
標準項目3 | 事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している | ○ | |||
標準項目4 | 利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している | ○ |
講評 |
多色刷りで事業所の特色のわかりやすいパンフレットを作成し要所に配布している 都の「福祉ナビゲーション」「道しるべ」、区の「福祉の手引き」等に事業所概要を掲載するとともに、病院相談室、地域活動支援センター相談窓口、保健所など行政窓口等に常時パンフレットを配布・提示している。また、区の雇用促進連絡会等の行政関係会議、都区中小企業同友会等の組織に積極的に係わり事業所をアピールしている。 |
事業所パンフレットの構成や内容、表記等について適宜見直しを行っている 利用者や関係者により分かり易くという観点から、手作りであることを生かして構成や表記の仕方など、適宜細かい見直しを行い、更新している。ホームページの作成・掲出が当面の課題である。 |
利用希望者等には個々の状況に応じ、柔軟で細かい対応を行っている 利用希望者等の問い合わせや受け入れ準備には、地域活動支援センター相談部門での事前説明、事業所での説明や見学、体験利用など、利用者の状況に合わせて柔軟で細かく丁寧な対応を行っている。事業所としては利用希望者は可能な限り受け入れる方針で、問い合わせ等の段階で利用を断られることはない。 |
サブカテゴリー2 サービスの開始・終了時の対応 | |||||
評価項目1 | サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている | 実施状況 | |||
標準項目1 | サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明している | ○ | |||
標準項目2 | サービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしている | ○ | |||
標準項目3 | サービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している | ○ |
評価項目2 | サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している | ○ | |||
標準項目2 | 利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っている | ○ | |||
標準項目3 | サービス利用前の生活をふまえた支援を行っている | ○ | |||
標準項目4 | サービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている | ○ |
講評 |
事業所の「重要事項説明書」に沿って利用にあたっての説明を行い納得と同意を得ている 利用開始にあたっては、事業所「重要事項説明書」により、利用者の個別状況に配慮しながらサービス利用に関する必要な事項のより分かり易い説明を心がけている。その上で、納得と同意を得て、利用契約の面接や手続きに移るようになっている。事業所での労働の工賃等についても利用者の個別状況に配慮した丁寧な説明で同意を得ている。 |
利用説明の際の利用者等の意向や面接の経過については記録、保管し活用している サービス内容の説明の際には、面接にいたる前の状況や生活歴の把握に留意し、利用者や家族等の個別状況や要望、意向などを丁寧に聞き取るようにしている。面接内容等は所定の用紙に記録し保管している。利用契約が成立し利用開始の際には、面接内容等は、無理なくより安心して勤務できる配慮や個別支援計画づくりに反映している。 |
サービス利用の開始時期や終了の際には特別に配慮した対応をしている サービス利用開始の際には事前に把握した利用者の個別事情等を充分考慮し、フォロー体制・勤務日数・勤務時間数等も含めた細かい受け入れ計画を立てている。1日のサービス利用後には毎日振り返り面接を行いフォローしている。サービス利用を終了する際には、利用者の個別状況を最優先し、必要な連絡・連携をとるなど、次の有効な展開に資するよう重点的な対応を行っている。 |
サブカテゴリー3 個別状況に応じた計画策定・記録 | |||||
評価項目1 | 定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している | ○ | |||
標準項目2 | 利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録している | ○ | |||
標準項目3 | アセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている | ○ |
評価項目2 | 利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の支援計画を作成している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている | ○ | |||
標準項目2 | 計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している | ○ | |||
標準項目3 | 計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している | ○ |
評価項目3 | 利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者一人ひとりに関する情報を過不足なく記載するしくみがある | ○ | |||
標準項目2 | 計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している | ○ |
評価項目4 | 利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している | ○ | |||
標準項目2 | 申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している | ○ |
講評 |
「基本情報シート」に利用者の個別支援課題を記録し定期アセスメントで具体化している 利用者の個別状況は毎日の振り返り等で細かく把握され、記録されている。支援計画もこれらの情報に沿ったニーズ調査やアセスメントで策定され、利用者本人に提示されて具体的なサービス利用や支援が行われるというサイクルである。定期アセスメントは少なくとも年に2回、6ヶ月ごとを目処に実施が努力されている。特に、スタッフが利用者に日常的に声をかけ話しをするという何気ない係わりを個別支援の上での大切な要素としており、その中で信頼関係づくりと個別支援の課題への気づきが得られている。 |
利用者情報は個人別にファイル管理し、個別支援計画の立案や見直しを行っている 「基本情報シート」を始め、利用者の情報はすべて利用者個人別ファイルに集中管理され、いつでも職員が閲覧、活用できるようになっている。経過記録、面接記録、カンファレンス記録、アセスメント表、個別支援計画表などがまとめられている。特に「申し送り表」は、朝ミーティング、労働時間帯、振り返り時など1日の流れの中での職員の気づきがタイムリー且つ簡易に記録され活用されており、利用者情報のリアルな共有が行われている。 |
職員間の申し送りの工夫でタイムリーな情報交換や共有をすすめている 利用者の個別支援にあたっては、職員の個人担当制とともに仕事グループ単位の担当制も併せて行われている。利用者個人やグループの状況のタイムリーな情報交換や共有が重要な課題であるが、申し送り方法や申し送り用紙の改善などでより適切な情報共有と対応が行われている。毎夕の職員会議(振り返り会議)は情報交換が集中し長時間になりがちであったが、申し送り方法などの工夫で敏速な対応が進み会議の所要時間も大幅に短縮できた。 |
サブカテゴリー4 サービスの実施 | |||||
評価項目1 | 個別の支援計画等に基づいて、利用者の望む自立した生活を送れるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 個別の支援計画に基づいて支援を行っている | ○ | |||
標準項目2 | 利用者一人ひとりに合わせて、コミュニケーションのとり方を工夫している | ○ | |||
標準項目3 | 自立した生活を送るために、利用者一人ひとりが必要とする情報を、提供している | ○ | |||
標準項目4 | 周囲の人との関係づくりについての支援を行っている | ○ |
講評 |
個別性に配慮した支援計画で利用者の意向を尊重した支援を行っている 個別支援計画の立案や見直しにあたっては、利用者の意向やサービス利用状況を充分反映した検討を全職員で行っている。支援計画の内容については利用者の理解度等の状況により記載方法や表現方法を工夫している。その上で、個別計画に基づく日常的な支援については利用者の個別性に配慮した多様なプログラムを用意している。 |
集団の中での「個人」を重視し、利用者同士の関わり合いの中での成長をめざしている 利用者の集団の中での個人の関わり合いから、自立に向けたきっかけづくりをめざしている。利用者の間での何らかのトラブルはむしろ利用者の変化・成長の契機と位置づけ、利用者同士が諸問題の解決をめざし職員はそれをサポートするポジションに徹している。その上で、個別担当制により利用者個人への必要なフォローも併せて行っている。職員個々にとっては、利用者集団と利用者個人の支援課題への気づきと対応の力量が問われる場面である。利用者の集団と個の関係が一覧できる「利用者労働活動交流分析シート」を毎日更新し職員全体で共有している。 |
職員の利用者個人担当制で細かい情報提供や支援ができている 職員による利用者一人一人の個別担当制により日常的に様々な働きかけや信頼関係づくり、情報提供等が行われている。そのため、職員が自己判断によらず、働きかけの際の状況を職員集団に返し、対応の仕方等の検証を集団的に受けるようにしている。 |
評価項目2 | 利用者が主体性を持って、充実した時間を過ごせる場になるような取り組みを行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者一人ひとりの意向をもとに、その人らしさが発揮できる場を用意している | ○ | |||
標準項目2 | 事業所内のきまりごとについては、利用者等の意向を反映させて作成・見直しをしている | ○ | |||
標準項目3 | 室内は、採光、換気、清潔性等に配慮して、過ごしやすい環境となるようにしている | ○ | |||
標準項目4 | 【食事の提供を行っている事業所のみ】 利用者の希望を反映し、食事時間が楽しいひとときになるよう工夫している | - |
講評 |
利用者の意向や特技を尊重し役割達成感が得られるような支援を行っている 利用者自治会があり、清掃事業や木工を始めるに当たっての打合せ、作業現場、毎月の全体ミーティングや毎日のミーティングでの利用者中心の運営、いわゆる「飲み会」という交流会の自主運営、レクレーションを企画・準備する実行委員会の主体的な運営等、あらゆる場面で出来るだけ多くの利用者が主役となり役割達成感等が得られるような場面を多様に用意し、職員はサポート役に徹するというポジションで支援が行われている。 |
事業所運営にあたり利用者の意見や要望を引き出す信頼関係づくりに努力している 利用者が事業所の運営や職員についての意見や要望を気軽に表現できるには、職員との信頼関係づくりがカギになるが、個別担当制で日常的に細かいサポートを行い、利用者の意見・要望等を把握する集会等に加え、意見箱の設置や苦情等のある場合の対処方法についての掲示など掲示板を活用し、利用者が言葉で表すことのできない場合の対応方法についても配慮し意見・要望の把握に努めている。 |
3階建の事業所は整頓され、狭いフロアを有効に利用している 白亜の地下1階、地上3階建ての事業所で、各階のフロアは狭いが機能別に整理整頓され、明るく清潔で環境もいい。屋上も大切なスペースで洗濯や休憩場所等に活用されている。 |
評価項目3 | 利用者が健康を維持できるよう支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者の健康状態に注意するとともに、利用者の相談に応じている | ○ | |||
標準項目2 | 健康状態についての情報を、必要に応じて家族や医療機関等から得ている | ○ | |||
標準項目3 | 通院、服薬、バランスの良い食事の摂取等についての助言や支援を行っている | ○ | |||
標準項目4 | 利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている | ○ | |||
標準項目5 | 【利用者の薬を預ることのある事業所のみ】 服薬の誤りがないようチェック体制を整えている | - |
講評 |
定期的に集団健診を行い日常的に健康管理に配慮している 利用者は年1回定期的に集団健診を受け、診断結果に沿って必要な対応がされている。結果は個人ファイルに保管し、日常的な健康管理に活用している。 |
個別支援計画に受診や食生活上の課題などを反映している 利用開始時の照会状やインテイク記録等で病状や通院服薬状況を把握し、食生活上の問題も含め重要な個別支援課題の一つに位置付けている。職員は個別担当をする利用者の生活管理上のサポートを日常的に行っている。 |
利用者の急変時の対処方法については職員全員が確認、遂行できるようにしている 病状や通院・服薬状況等については利用開始時に把握し全職員に徹底している。体調悪化や症状急変時は、緊急対応マニュアルも整備しており、医療機関等との適切な連携ができるようにしている。 |
評価項目4 | 利用者の意向を尊重しつつ、個別状況に応じて家族等と協力して利用者の支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 家族等との協力については、利用者本人の意向を尊重した対応をしている | ○ | |||
標準項目2 | 必要に応じて、利用者の日常の様子や施設の現況等を、家族等に知らせている | ○ | |||
標準項目3 | 必要に応じて家族等から利用者・家族についての情報を得て、利用者への支援に活かしている | ○ |
講評 |
家族等との連絡や面談の際は事前に利用者の同意を得て行っている 家族等と面談等を行う場合、必ず事前に利用者本人の同意を得ている。また、家族等と利用者本人に関する事柄を決める場合は、利用者本人の同席を原則としている。 |
事業所ニュースを発行し家族懇談会等を開催している 家族会があり、家族会、家族懇談会が開催されている。利用者の状況は家族との個別面談等の他、家族懇談会で交流している。法人の機関紙として事業所状況を掲載したニュースを定期発行し家族等に届けている。家族個別面談や家族懇談会の定期的な実施は課題となっている。 |
家族からの利用者についての情報を大事にし活用している 利用者開始時に家族から利用者についての照会状を求め、利用者のより総合的な理解と個別計画への反映に努めている。 |
評価項目5 | 利用者が地域社会の一員として生活するための支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者が地域の情報を得られるよう支援を行っている | ○ | |||
標準項目2 | 利用者が地域の資源を利用し、多様な社会参加ができるよう支援を行っている | ○ |
講評 |
掲示板の活用やインターネットの利用を促進している 地域の情報はミーティング等で情報提供するとともに掲示板に掲示し伝わりやすいようにしている。所内のインターネットは利用者が自由に利用でき必要な情報収集に役立っている。 |
地域での行事参加やボランティア活動等を重視している 地域での諸行事や施設でのボランティアに利用者が参加できるよう、情報収集や受け入れ先の開拓等に取り組んでいる。施設のボランティアに参加し、介護職員の道が開かれた事例も出ている。地域の祭りなどには、出店を出すなど意識して取り組んでいる。 |
子供向け木工教室の開催やギャラリーを開設し地域との交流に努めている 毎年恒例の行事として行われる「夏休み子ども木工教室」を作業場に地域の小学生を招いて開催している。小学生の木工作業を利用者が指導する形で実施しており、利用者に子供たちを指導する役割達成感や自信につながる成果もあらわれている。町内会からまつりへの出品を要請されるなど地域の評価も高く、作業場内に作品を展示販売するギャラリーも設けられ誰でも見学ができるようになっている。 |
評価項目11 | 【就労継続支援B型】就労の機会の提供や、知識の習得及び能力向上のための支援を行っている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 自発的に働きたいと思えるような取り組みを行っている | ○ | |||
標準項目2 | 働くうえで、利用者一人ひとりが十分に力を発揮できるよう支援を行っている | ○ | |||
標準項目3 | 工賃等のしくみについて、利用者に公表し、わかりやすく説明している | ○ | |||
標準項目4 | 受注先の開拓等を行い、安定した作業の機会を確保できるよう工夫している | ○ | |||
標準項目5 | 商品開発、販路拡大、設備投資等、工賃アップの取り組みを行っている | ○ |
講評 |
利用者の自発的な労働参加を支援する対応を行っている 個別支援計画に基づき、利用者が事業の運営の主体者として自覚して積極的に事業に参加できるよう、朝のミーティング、労働現場、1日の振り返りミーティング、月例集会など、あらゆる場面で利用者や利用者集団の力が発揮できる仕組みになっている。職員は利用者の意向や能力など個別状況を配慮しながら要所要所で支える体制を原則としている。 |
工賃や事業収支を利用者全体に公表し説明している 利用契約時に工賃や工賃の仕組みを丁寧に説明し、毎月の月例ミーティングで事業収支や工賃を報告、説明している。希望者には個別面談での説明も行うなど、透明性を重視している。 |
事業拡大、就労先開拓が計画的に行われている 清掃事業部、木工事業部、弁当宅配便それぞれの部門で、事業拡大が進められている。特に木工事業部は作品制作とは別に販売管理部門をつくり販売活動に力を入れており、プロのクラフト作家も参加する作品展示販売会等にも出品し高い評価を得ている。清掃事業部は技量向上と新たな職場開拓をめざしている。就労先の開拓では、都区の中小企業団体の集まりへの定期的な参加や企業への職員と利用者の同行訪問などを積極的に行っている。 |
サブカテゴリー5 プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重 | |||||
評価項目1 | 利用者のプライバシー保護を徹底している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている | ○ | |||
標準項目2 | 個人の所有物や個人宛文書の取り扱い等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている | ○ | |||
標準項目3 | 利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている | ○ |
評価項目2 | サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている) | ○ | |||
標準項目2 | 利用者の気持ちを傷つけるような職員の言動、放任、虐待、無視等が行われることのないよう、職員が相互に日常の言動を振り返り、組織的に予防・再発防止を徹底している | ○ | |||
標準項目3 | 虐待被害にあった利用者がいる場合には、関係機関と連携しながら対応する体制を整えている | ○ | |||
標準項目4 | 利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている | ○ |
講評 |
個人情報保護についての説明を行い書式を整え同意を得ている 個人情報保護については事業所「重要事項説明書」に明記され、利用契約時の説明と同意書による確認が行われている。個人情報が利用される場合は、その都度本人への説明が行われと同意が得られている。利用者の所有物は自己管理を原則としているが文書類等は必要に応じて利用者本人の依頼により職員が管理している。 |
職員による個別担当制とグループ担当制により多面的な利用者支援を行っている 利用者には個人担当と利用者の属するグループ担当の職員がつき、利用者の生活歴や価値観、意向等に留意した多面的、総合的な支援を行なっている。また、職員の対応については日常的に管理者の点検と指導が行われ、教訓や改善点などは1日の振り返り会議の中で集団的に共有されている。 |
意見箱や「苦情対応規程」を日常的に活用している 利用者としては職員に対しても利用者同士でも対面して話しづらいことがあるが、そのような場面を考慮して「意見箱」を設置してあり活用を呼びかけている。また、「苦情対応規定」をつくり、利用契約時に説明の上、「苦情対応についての掲示」を行っている。 |
サブカテゴリー6 事業所業務の標準化 | |||||
評価項目1 | 手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている | ○ | |||
標準項目2 | 提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうかを定期的に点検・見直しをしている | ○ | |||
標準項目3 | 職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している | ○ |
評価項目2 | サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている | 実施状況 | |||
標準項目1 | 提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている | ○ | |||
標準項目2 | 提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている | ○ | |||
標準項目3 | 職員一人ひとりが工夫・改善したサービス事例などをもとに、基本事項や手順等の改善に取り組んでいる | ○ |
評価項目3 | さまざまな取り組みにより、業務の一定水準を確保している | 実施状況 | |||
標準項目1 | 打ち合わせや会議等の機会を通じて、サービスの基本事項や手順等が職員全体に行き渡るようにしている | ○ | |||
標準項目2 | 職員が一定レベルの知識や技術を学べるような機会を提供している | ○ | |||
標準項目3 | 職員全員が、利用者の安全性に配慮した支援ができるようにしている | ○ | |||
標準項目4 | 職員一人ひとりのサービス提供の方法について、指導者が助言・指導している | ○ | |||
標準項目5 | 職員は、わからないことが起きた際に、指導者や先輩等に相談し、助言を受けている | ○ |
講評 |
事業所「重要事項説明書」「運営規程」を日常的に活用している 職員間で「重要事項説明書」「運営規程」に沿ったサービス提供を日常的に確認し業務を組み立てている。年に2回のサービス利用の状況の点検と見直しを始め、月例会議や朝ミーティング、振り返り会議等でサービス内容や職員の力量向上について意識的に検討を行い、個別支援計画等に反映している。また、業務上必要な会計マニュアル・顧客管理マニュアル・記録の書き方等の手引きを整備している。 |
事業所の年度計画に基づいて、適宜サービス提供の内容やあり方を点検し改善している 個別支援計画の達成度など利用者へのサービス提供の水準の維持・向上については、事業所年度計画に沿って、事業所月例会議・振り返り会議・年度総括会議・法人全体会議等で業務内容を集団的に点検・見直しを続ける中で実践している。日常的に問題や課題に直面した時を好機と捉え、その都度職員間で論議している。 |
年間研修計画の実施、日々のOJT、連続学習会の開催等でレベルアップをめざしている 事業を利用者個人や労働単位のグループによるより利用者中心の運営に委ね職員がサポート役に徹する支援活動は、あらゆる場面で職員全体の力量が問われることになる。そのため研修を重視し、年度毎の研修計画に沿っての事業所内外、法人全体の集合研修に加え、日々のOJTや場面場面の議論を大切にして取り組んでいる。特に、管理者が講師となって開催しているより良いサービス提供のための基礎的な理念と方法を学ぶ計10講座の「連続学習会」は業務水準の維持・向上も含めた職員のレベルアップに大きな役割を果たしている。 |