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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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令和元年度(2019年度) 指定介護老人福祉施設【特別養護老人ホーム】
法人名称
社会福祉法人エンゼル福祉会
事業所名称
おたけの郷
評価機関名称 株式会社 クリップ

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 1) 人に 社会に 自分自身に誇れる仕事を 実践する
2) 自らの専門性と効率性を追求する
3) 積極果敢に挑戦する
4) 顧客から学び顧客と社会に還元する
5) 仕事を通して仲間と共に成長する 
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 ルールを守り、当たり前のことを当たり前にでき、積極的に行動ができる職員 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 専門職だからできること、専門職にしかできないこと。この事を常に意識して、何事にも追求する姿勢をもっていただきたい。 

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 【現状】魅力ある求人パンフレットが人材確保につながっています。
  • 【現状】食事のサービス向上を目指し、環境つくりを追求しています。
  • 【現状】虐待防止ポスターにはマザー・テレサの言葉が刻まれています。
さらなる改善が望まれる点
  • 【目標】人事考課制度とキャリパス制度の連動と個別育成計画の策定も目標です。
  • 【課題】ユニットリーダークラスの育成がポイントです。
  • 【目標】ボランティアの組織化が施設の質の向上と地域作りに貢献するでしょう。

事業者が特に力を入れている取り組み

  該当データがありませんでした。

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:利用者140名に対し意思疎通の可能な24名から回答を得ました。回答した利用者の内訳は、男性8名・女性16名、平均年齢84歳、平均要介護度2.6、平均利用年数4年6ヶ月でした。
  • 調査方法:聞き取り方式  
    利用者本人に対し、調査員が一対一で聞き取り調査を実施しました。滞在方式の利用者調査では評価者が現場に入り利用者の日常の様子を確認しました。
  • 利用者総数: 140人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 140人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 24人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 17.1%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
24/140
1.食事の献立や食事介助など食事に満足しているか
はい
38%
どちらともいえない
42%
いいえ
21%
 
無回答・非該当:0%
2.日常生活で必要な介助を受けているか
はい
75%
どちらともいえない
8%
無回答・非該当
17%
 
いいえ:0%
3.施設の生活はくつろげるか
はい
21%
どちらともいえない
21%
いいえ
13%
無回答・非該当
46%
4.職員は日常的に、健康状態を気にかけているか
はい
54%
どちらともいえない
8%
無回答・非該当
38%
 
いいえ:0%
5.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
88%
どちらともいえない
8%
 
いいえ:4%  
無回答・非該当:0%
6.職員の接遇・態度は適切か
はい
88%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:0%
7.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
83%
どちらともいえない
13%
 
いいえ:0%  
無回答・非該当:4%
8.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
21%
どちらともいえない
8%
無回答・非該当
71%
 
いいえ:0%
9.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
92%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%  
無回答・非該当:4%
10.利用者のプライバシーは守られているか
はい
50%
無回答・非該当
50%
 
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
11.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか
はい
8%
無回答・非該当
88%
 
どちらともいえない:4%  
いいえ:0%
12.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
無回答・非該当
96%
 
はい:4%  
どちらともいえない:0%  
いいえ:0%
13.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
8%
どちらともいえない
29%
無回答・非該当
58%
 
いいえ:4%
14.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
33%
いいえ
13%
無回答・非該当
50%
 
どちらともいえない:4%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用希望者等に対してサービスの情報を提供している
利用希望者等が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用希望者等の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用希望者等の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 【現状】今年、職員採用に向けてのパンフレットを刷新しました。
  • 【課題】“【6-1-1】サービス情報提供”の認知度はギャップが拡大しました。
  • 【課題】“【6-1-1③】公的機関への情報提供”の一般職認知度は継続低位です。
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
6/6
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、同意を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容や利用者負担金等について、利用者の同意を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 【現状】昨年“【6-2-1②】負担金の一般職認知度低位”の課題を設定しました。
  • 【課題】上記“【6-2-1②】負担金の一般職認知度低位”は継続課題です。
  • 【目標】施設長なりの、そしてフロア責任者なりの話題で一般職に啓発しましょう。
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
10/10
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別の施設サービス計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 【現状】昨年、“【6-3-2】計画の一般職の認知度は低位”の課題設定しました。
  • 【現状】“【6-3-3②】計画を頭に入れ記録”の一般職の認知度は上昇しました。
  • 【課題】リーダー層と一般職の認識の相違の原因の追究が課題です。
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
43/43
  1.施設サービス計画に基づいて自立生活が営めるよう支援を行っている
施設サービス計画に基づいて支援を行っている利用者の意向や状態に応じて、生活の継続性を踏まえた支援を行っている介護支援専門員を中心に、介護、看護、リハビリ、栄養管理等の職員が連携して利用者の支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】入居者の「快」に焦点をあてたサービス計画は多職種の連携で支えています。
  • 【課題】サービスの実施に対して、個別の記録が不十分との認識です。
  • 【目標】施設サービス計画への意識を高め、実施から記録の確立に期待します。
  2.食事の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
利用者の状態に応じた食事提供や介助を行っている利用者の栄養状態を把握し、低栄養状態を改善するよう支援を行っている嚥下能力等が低下した利用者に対して、多職種が連携し、経口での食事摂取が継続できるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】入居者に合わせた食事を提供しています。
  • 【課題】今年の入居者アンケートでは食事のおいしさへの評価が下がりました。
  • 【目標】空腹を感じ食事の時間が楽しみになる生活サイクルを目指しましょう。
  3.利用者が食事を楽しむための工夫をしている
利用者の嗜好を反映した食事を選択できる機会がある食事時間は利用者の希望に応じて、一定の時間内で延長やずらすことができるテーブルや席は、利用者の希望に応じて、一定の範囲内で選択できる配膳は、利用者の着席に合わせて行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】ランチョンマットの使用で食事の配置が立体的になりました。
  • 【課題】食を豊かにする環境作りが施設全体に定着することを期待します。
  • 【目標】機能訓練士の関りで安全で安楽な食事姿勢を介護職員が認識しましょう。
  4.入浴の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
利用者の意向や状態を把握して、できるだけ自立性の高い入浴形態(個浴、一般浴等)を導入している入浴の誘導や介助は、利用者の羞恥心に配慮して行っている認知症の利用者に対し、個別の誘導方法を実施している利用者が入浴を楽しめる工夫をしている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】楽しくお風呂へ誘導する声掛けや場面づくりの工夫が見られます。
  • 【課題】限られた時間に決められた人数の入浴介助に配慮が必要です。
  • 【目標】極楽湯のようなゆったり気分の入浴は介護職員の腕次第です。
  5.排泄の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
利用者の意向や状態に応じ、自然な排泄を促すよう支援を行っている排泄の誘導や介助は、利用者の羞恥心に配慮して行っている研修等によりオムツ交換、トイレ誘導等の排泄介助方法の向上に取り組んでいるトイレ(ポータブルトイレを含む)は衛生面や臭いに配慮し、清潔にしている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】トイレで座位を取ることを基本とし、自然な排泄を促しています。
  • 【課題】清潔なトイレで安心して用を足せる支援の継続が求められています。
  • 【目標】トイレで排せつする確率が高いとおむつコスト減少につながります。
  6.移動の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
利用者の状態や意向に応じ、できるだけ自力で移動できるよう支援を行っているベッド移乗、車イスの操作など移動のための介助が安全に行われている利用者が快適に使用できるよう車イス等の環境整備が行われている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】理学療法士の関りで利用者の二次的障害が予防されています。
  • 【課題】新機器の導入と地道なレクチャー啓発が課題です。
  • 【目標】自身の身体を守りながら入居者の安全第一の移乗移動が望まれます。
  7.利用者の身体機能など状況に応じた機能訓練等を行っている
利用者一人ひとりに応じた機能訓練プログラムを作成し、評価・見直しをしている機能訓練のプログラムに日常生活の場でいかすことができる視点を入れている機能訓練指導員と介護職員等の協力のもと、日常生活の中でも機能訓練を実施している福祉用具は、定期的に使用状況の確認をし、必要に応じて対処をしている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】できることを探し、どんどん関わってもらっています。
  • 【課題】今年度から始まった機能訓練計画、その定着が課題です。
  • 【目標】入居者のアクティビティ-が充実するのが目標です。
  8.利用者の健康を維持するための支援を行っている
利用者の状態に応じた健康管理や支援を行っている服薬管理は誤りがないようチェック体制の強化などしくみを整えている利用者の状態に応じ、口腔ケアを行っている利用者の体調変化時(発作等の急変を含む)に、看護師や医療機関と速やかに連絡が取れる体制を整えている終末期の対応をすでに行っているか、行うための準備が行われている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】食プロ研修の成果から口腔ケアが定着し、誤嚥性肺炎が減りました。
  • 【課題】誤薬防止のために手順を見直していますが、減らない現状があります。
  • 【目標】口腔ケアの重要性の認識を高め合いましょう。
  9.利用者が日々快適に暮らせるよう支援を行っている
起床後、就寝前に更衣支援を行っている起床後に洗顔や整髪等、利用者が身だしなみを整える際に支援を行っている利用者が安定した睡眠をとることができるよう支援を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】在宅生活の継続を支援します。
  • 【課題】サービスマナー向上に対するマンネリ化が危惧されます。
  • 【目標】ユニットの居室・食堂の換気を習慣付けましょう。
  10.利用者の施設での生活が楽しくなるような取り組みを行っている
施設での生活は、他の利用者への迷惑や健康面に影響を及ぼさない範囲で、利用者の意思が尊重されている利用者の意向を反映したレクリエーションを実施している認知症の利用者が落ち着いて生活できるような支援を行っている利用者の気持ちに沿った声かけや援助を行っている
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】入居者から「外によく連れて行ってくれます」と言う言葉が聞かれます。
  • 【課題】合間の時間での気分転換は魅力的です。
  • 【目標】ベッド上の時間が長くても居室の居心地良さを追求しましょう。
  11.地域との連携のもとに利用者の生活の幅を広げるための取り組みを行っている
定期的な散歩や外食、遠出など外出の機会を設けている利用者が地域の一員として生活できるよう、地域住民が参加できるような行事など、日常的な関わりが持てる機会を設けている地域の情報を収集し、利用者の状況に応じて提供している
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】施設で生活していても地域の住民であることが感じられます。
  • 【課題】日常的な地域との交流、ボランティアの開拓に力を入れましょう。
  • 【目標】ボランティアウェルカムの組織化の仕組みを確立しましょう。
  12.施設と家族との交流・連携を図っている
利用者の日常の様子を定期的に家族に知らせている家族や利用者の意向に応じて、家族と職員・利用者が交流できる機会を確保している家族または家族会が施設運営に対し、要望を伝える機会を確保している
【講評】 詳細はこちら
  • 【現状】ご家族と楽しい時間を共有できるよう支援しています。
  • 【課題】職員の挨拶とプラス一言があるとないとでは印象に大きな差が生まれます。
  • 【目標】職員は家族を相手にコミュニケ―ション能力を鍛えましょう。
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 【現状】昨年、“【3-2-2】虐待への組織的な防止策”は継続課題としました。
  • 【現状】“【6-5-2】利用者の権利”に関する職員認知度はいずれも高位でした。
  • 【課題】今後は職員の言動に関しての注意しやすい環境作りが課題です。
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 【現状】昨年、家族懇談会の満足度が低位であったことを課題設定しました。
  • 【課題】今年の“【問12】家族懇談会の意義”の満足度は更に低下しました。
  • 【目標】責任者会議の継続定期開催が目標です。
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0302059   修了者No.H0502071   修了者No.H0902047   修了者No.H1501078    
評価実施期間 2019年10月31日~2020年4月23日

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