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評価結果 利用者調査と事業評価(組織マネジメント項目・サービス項目)の評価手法

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平成30年度(2018年度) 養護老人ホーム
法人名称
社会福祉法人博仁会
事業所名称
愛仁ホーム
評価機関名称 特定非営利活動法人 福祉経営研究会(令和2年3月31日迄の評価機関)

第三者評価結果の構成  見たい内容をクリックすると該当部分へジャンプします。

事業者の理念・方針、期待する職員像

理念・方針
事業者が大切にしている考え(事業者の理念・ビジョン・使命など) 理念:人間愛に徹した心の福祉を実践し、すべての人の夕映えの人生を求めます。(「敬愛されるべきお年寄りに幸せな老後を」という目標に向かって、人が人を思いやるという「人間愛」をベースに歩き続けるのが理念です。)

ビジョン:当施設は、入所者本位の視点をもって、その自立を支援するサービスを提供し、ご本人が生きがいをもって、ご家族や、地域の方と共に協力しながら生きていくという生活感に富んだ暮らしができるよう豊富な経験と確かな技術をもって援助していきます。                                                                
期待する職員像
職員に求めている人材像や役割 自立支援に携わる様々な職種の専門性を尊重し、自らも専門職の立場からチームでの支援、ケアに参加してチームの目標達成に向けて努力できる人材。現場の意見を踏まえ、やる気のある人材。 
職員に期待すること(職員に持って欲しい使命感) 日頃の気づきや広い視野からの学びの姿勢を意識的に持つこと。

相手の立場になって試行しながら行動できること。

自身の知識・技術のスキルアップに努めること。                                               

担当する業務を行うだけではなく、率先して協力し合う姿勢を持つこと。                    

全体の評価講評 詳細はこちらから

特によいと思う点
  • 業界動向には常に目を配り、積極的に情報を収集して事業所の新しい運営方針に反映している。
  • 利用者の意向を重視した献立作りと楽しい食事時間を過ごせるよう多彩な工夫を凝らし、利用者に喜ばれている
  • 年度事業計画の推進にあたり、月単位の予定表、実績表を作成して推進状況をきめ細かく管理し、反省会を実施して改善に繋げている
さらなる改善が望まれる点
  • 支援ソフト内のケース記録に利用者の情報や支援内容を記録しているが、簡潔な書類の整備や支援ソフトを活用した工夫が望まれる
  • 個別の介護予防の必要性を明確にして、処遇計画と介護予防プログラムを連動し評価していくよう検討を望みたい
  • 職位や職務等のキャリアに応じて必要な知識や技能を習得した人材育成のために、施設のキャリアパスに則した研修計画の策定を期待したい

事業者が特に力を入れている取り組み 詳細はこちらから

 喫緊の最重点課題として、定員削減など根本的な収支状況の改善に取り組んでいる

 地域の福祉ニーズを把握し、活動を開始し地域住民の役に立っている

 マニュアル研修会で、マニュアルの筆記試験を行い業務水準の向上を目ざしている

利用者調査結果詳細はこちらから

調査概要

  • 調査対象:利用者総数137名。事業所と全数調査を前提とし協議の上、重度化や心身状態に応じて98名を対象に聞き取り調査を実施した。98名の内訳は女性35名、男性52名、1名未記入。年齢は90歳以上10%、80歳代33%、70歳代37%、要介護度は認定者が18%である。
  • 調査方法:聞き取り方式  
    聞き取り調査は食堂で行なった。回答者のプライバシーに配慮して、お互いの距離を離した場所で、マンツーマンで聞き取りをおこなった。質問内容を分かりやすく言い換えて質問し、出来るだけ回答者の考えや思いを聞き取るよう努めた。
  • 利用者総数: 137人
  • 共通評価項目による調査対象者数: 98人
  • 共通評価項目による調査の有効回答者数: 98人
  • 利用者総数に対する回答者割合(%): 71.5%
  • 調査項目: 共通評価項目
※読み上げソフトをご利用のかたへ
パーセンテージの読みあげは「はい」「どちらともいえない」「いいえ」「無回答」の順番で読み上げられます。
有効回答者数/利用者総数
98/137
1.食事の献立や食事介助など食事に満足しているか
はい
62%
どちらともいえない
27%
いいえ
11%
 
無回答・非該当:0%
2.入浴時間は個人の状況に応じた設定になっているか
はい
69%
どちらともいえない
17%
いいえ
10%
 
無回答・非該当:3%
3.施設に、楽しみな行事や活動があるか
はい
56%
どちらともいえない
20%
いいえ
16%
無回答・非該当
7%
4.日常生活に必要な各種情報を、施設からの情報提供により知ることができるか
はい
68%
どちらともいえない
18%
いいえ
8%
 
無回答・非該当:5%
5.利用者の状況に応じた見守り、声かけは行われているか
はい
65%
どちらともいえない
26%
いいえ
8%
 
無回答・非該当:1%
6.健康維持・介護予防に向けての相談をしやすいか
はい
63%
どちらともいえない
23%
いいえ
10%
 
無回答・非該当:3%
7.施設内の清掃、整理整頓は行き届いているか
はい
71%
どちらともいえない
18%
いいえ
7%
 
無回答・非該当:3%
8.職員の接遇・態度は適切か
はい
66%
どちらともいえない
28%
 
いいえ:5%  
無回答・非該当:1%
9.病気やけがをした際の職員の対応は信頼できるか
はい
81%
どちらともいえない
10%
いいえ
7%
 
無回答・非該当:2%
10.利用者同士のトラブルに関する対応は信頼できるか
はい
57%
どちらともいえない
26%
いいえ
10%
無回答・非該当
7%
11.利用者の気持ちを尊重した対応がされているか
はい
61%
どちらともいえない
30%
いいえ
7%
 
無回答・非該当:2%
12.利用者のプライバシーは守られているか
はい
65%
どちらともいえない
23%
無回答・非該当
7%
 
いいえ:4%
13.個別の計画作成時に、利用者や家族の状況や要望を聞かれているか
はい
29%
どちらともいえない
28%
いいえ
24%
無回答・非該当
19%
14.サービス内容や計画に関する職員の説明はわかりやすいか
はい
32%
どちらともいえない
29%
いいえ
26%
無回答・非該当
14%
15.利用者の不満や要望は対応されているか
はい
48%
どちらともいえない
33%
いいえ
12%
無回答・非該当
7%
16.外部の苦情窓口(行政や第三者委員等)にも相談できることを伝えられているか
はい
29%
どちらともいえない
18%
いいえ
40%
無回答・非該当
13%
評点のレーダーチャートを表示する

組織マネジメント分析結果     ←クリックすると詳細が表示されます。

サービス分析結果

評価項目の評点

評価項目には、2から6個標準項目が設定され、
その標準項目の内容が実施できている場合は、 実施できていない場合はで表示されます。
  1. サービス情報の提供
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
4/4
  1.利用者等に対してサービスの情報を提供している
利用者が入手できる媒体で、事業所の情報を提供している利用者の特性を考慮し、提供する情報の表記や内容をわかりやすいものにしている事業所の情報を、行政や関係機関等に提供している利用者の問い合わせや見学の要望があった場合には、個別の状況に応じて対応している
【講評】詳細はこちら
  • 施設は、利用者の特性に配慮して掲示物や館内放送を行い、情報提供に努めている
  • 区市町村の福祉事務所を中心に関係機関などへ幅広く情報提供を行なっている
  • 見学の要望には、いつでも対応して、利用者の状況に応じて入所ができる体制である
評点の内容 詳細はこちらから
  2. サービスの開始・終了時の対応
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
7/7
  1.サービスの開始にあたり利用者等に説明し、理解を得ている
サービスの開始にあたり、基本的ルール、重要な事項等を利用者の状況に応じて説明しているサービス内容について、利用者の理解を得るようにしているサービスに関する説明の際に、利用者や家族等の意向を確認し、記録化している
  2.サービスの開始及び終了の際に、環境変化に対応できるよう支援を行っている
サービス開始時に、利用者の支援に必要な個別事情や要望を決められた書式に記録し、把握している利用開始直後には、利用者の不安やストレスが軽減されるように支援を行っているサービス利用前の生活をふまえた支援を行っているサービスの終了時には、利用者の不安を軽減し、支援の継続性に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 利用者は「しおり」で説明を受けたり、職員に意向を伝え計画書に反映している
  • 職員は、利用者が安心して施設で生活が始められるように支援を行なっている
  • 入院先への面会、入所先の施設への見学に同行するなど、配慮した支援をしている
評点の内容 詳細はこちらから
  3. 個別状況に応じた計画策定・記録
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
11/11
  1.定められた手順に従ってアセスメントを行い、利用者の課題を個別のサービス場面ごとに明示している
利用者の心身状況や生活状況等を、組織が定めた統一した様式によって記録し、把握している利用者一人ひとりのニーズや課題を明示する手続きを定め、記録しているアセスメントの定期的見直しの時期と手順を定めている
  2.利用者等の希望と関係者の意見を取り入れた個別支援計画を作成している
計画は、利用者の希望を尊重して作成、見直しをしている計画を利用者にわかりやすく説明し、同意を得ている計画は、見直しの時期・手順等の基準を定めたうえで、必要に応じて見直している計画を緊急に変更する場合のしくみを整備している
  3.利用者に関する記録が行われ、管理体制を確立している
利用者一人ひとりに関する必要な情報を記載するしくみがある計画に沿った具体的な支援内容と、その結果利用者の状態がどのように推移したのかについて具体的に記録している
  4.利用者の状況等に関する情報を職員間で共有化している
計画の内容や個人の記録を、支援を担当する職員すべてが共有し、活用している申し送り・引継ぎ等により、利用者に変化があった場合の情報を職員間で共有化している
【講評】詳細はこちら
  • 処遇計画は、利用者の状況を把握し意向を取り入れ作成し、同意を得ている
  • 支援ソフト内のケース記録に、利用者一人ひとりの必要な情報や支援内容を記載している
  • パソコン、申し送り、会議などで、職員間で情報の共有、周知に努めている
評点の内容 詳細はこちらから
  4. サービスの実施
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
36/36
  1.個別支援計画に基づいて自立生活が営めるよう支援している
個別支援計画に基づいて支援を行っている利用者の特性に応じて、コミュニケーションのとり方を工夫している利用者一人ひとりがその人らしく生活できるよう支援を行っている利用者の支援は関係職員が連携をとって行っている介助が必要になった利用者には、介護保険サービスの利用による支援の体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 個別の処遇計画に基づき支援を実施し、月毎にモニタリングを行いまとめている
  • 職員は利用者個々の状況に合わせたコミュニケーション方法を工夫している
  • 介護保険サービスがスムーズに導入できるように、関係職員が連携し支援している
  2.食事は、利用者の状態や要望を反映したサービスを行っている
利用者の状態に応じた食事提供や支援(見守り・声かけを含む)を行っている利用者の状態や嗜好に応じて献立を工夫している利用者が選択できる食事を提供している食事時間は利用者の希望に応じて、一定の時間内で延長やずらすことができる食事を楽しむ工夫をしている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の状態や状況に合わせ、食事形態の提供や見守りなどの支援を柔軟に行なっている
  • 食事を考える会などに利用者も参加して、毎日の献立に意見や要望を反映させている
  • 利用者の五感に訴える食事提供を目指し、様々な工夫を凝らしている
  3.入浴の支援は、利用者の状態や意思を反映して行っている
利用者の状態や希望に応じた入浴方法や支援(見守り・声かけを含む)を行っている入浴できる曜日や時間など利用者にわかりやすいように明示している浴室や脱衣室は清潔で、快適な状態にしている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の状況に合わせた入浴形態で意向に沿った入浴支援を実施している
  • 入浴日時は、館内放送や利用者の目に付くところに張り出すなど工夫し知らせている
  • 浴室の衛生的な環境を整え、安全で快適に入浴ができるように配慮している
  4.利用者が主体的に健康管理や介護予防に取り組むための支援体制を整えている
健康管理や介護予防等に関する利用者からの相談に応じる体制を整えている利用者の主治医や常用薬等について把握し、服薬管理は利用者の状況に応じた支援を行っている精神的なケアが必要な利用者に対して支援の体制を整えている日常生活上で介護予防につながるような働きかけや工夫をしている利用者の体調変化(発作等の急変を含む)に速やかに対応できる体制を整えている日頃から医療機関と連携を図り、必要時には措置を講じている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者がいつでも健康に関する相談ができるように、専門職による支援体制を整えている
  • 体操やクラブ活動など介護予防につながる活動を継続できるように支援している
  • 利用者の体調変化に適切に対応できるように緊急時体制の充実が図られている
  5.日常生活では、利用者の状態や意思を反映した支援を行っている(食事・入浴以外)
利用者の状態に応じて、身の回りのことができないときには支援する体制がある区市町村・福祉事務所等と連絡をとり、必要に応じ利用者への情報提供・手続き等の援助を行っている利用者同士の人間関係を良好に保つ工夫をしている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者の状態に応じて必要な支援が受けられるように相談や助言を行なっている
  • 利用者が必要な支援が受けられるよう関係職員が連携し介護保険サービスにつなげている
  • 利用者同士の良好な関係作りのために相談室の開設など様々な工夫をしている
  6.利用者の生活が健康で明るくなるよう、施設の生活に工夫をしている
日常生活の中で楽しめる機会を設けている施設内で利用者一人ひとりに応じた役割や生きがいを見出せるよう支援している施設での生活は、他の利用者への迷惑や健康面に影響を及ぼさない範囲で、原則として自由である利用者が落ち着ける雰囲気づくりをしている食堂やトイレなどの共用スペースは汚れたら随時清掃を行う体制があり、安全性や快適性に留意している
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者は自分に合った活動や行事などに参加して日々の生活を楽しんでいる
  • 様々な活動を通じて利用者が役割や生きがいを持って生活ができるよう支援している
  • 職員と利用者が協力して生活スペースの掃除を行ない環境整備に努めている
  7.施設と家族との交流・連携を図っている
家族との接し方について本人や家族等の意思を確認している家族等との外出・外泊・面会時間は可能な限り希望に応じている家族が参加できる施設の行事を実施している利用者と家族がゆっくり話せるように配慮している緊急時に家族等と連絡が取れる体制を整えている家族からの相談に対応する体制を整えている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者・家族の対応については、状況に合わせて関係機関と連携を取っている
  • 面会はゆったりとした環境の中で実施し、行事にもいつでも参加できるよう配慮している
  • 避難者名簿を作成し、緊急時に家族に連絡が必ず取れるよう体制を整えている
  8.地域との連携のもとに利用者の生活の幅を広げるための取り組みを行っている
地域の情報を収集し、利用者の状況に応じて提供している利用者が職員以外の人と交流できる機会を確保している利用者が地域のさまざまな資源を利用する機会を設けている
【講評】 詳細はこちら
  • 利用者に地域の情報提供をしたり、地域の一員として生活する機会作りに努めている
  • 健康体操を一緒に行う、保育園児と交流、畑や田んぼ作業で地域住民と関わっている
  • 利用者は、施設の外出送迎サービスや地域の資源を利用して生活の幅を広げている
  評点の内容 詳細はこちらから
  5. プライバシーの保護等個人の尊厳の尊重
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.利用者のプライバシー保護を徹底している
利用者に関する情報(事項)を外部とやりとりする必要が生じた場合には、利用者の同意を得るようにしている個人の所有物や個人宛文書の取り扱い、利用者のプライベートな空間への出入り等、日常の支援の中で、利用者のプライバシーに配慮した支援を行っている利用者の羞恥心に配慮した支援を行っている
  2.サービスの実施にあたり、利用者の権利を守り、個人の意思を尊重している
日常の支援にあたっては、個人の意思を尊重している(利用者が「ノー」と言える機会を設けている)利用者一人ひとりの価値観や生活習慣に配慮した支援を行っている
【講評】詳細はこちら
  • 法人の個人情報保護規程に基づき、個人情報に関する同意書を説明し同意をとっている
  • 日常生活支援の中で、利用者のプライバシーや羞恥心に配慮した対応をしている
  • 相談などの機会を設け、利用者の意思を聞き取りその人らしい生活を尊重し支援している
評点の内容 詳細はこちらから
  6. 事業所業務の標準化
サブカテゴリーごとの
標準項目実施状況
5/5
  1.手引書等を整備し、事業所業務の標準化を図るための取り組みをしている
手引書(基準書、手順書、マニュアル)等で、事業所が提供しているサービスの基本事項や手順等を明確にしている提供しているサービスが定められた基本事項や手順等に沿っているかどうか定期的に点検・見直しをしている職員は、わからないことが起きた際や業務点検の手段として、日常的に手引書等を活用している
  2.サービスの向上をめざして、事業所の標準的な業務水準を見直す取り組みをしている
提供しているサービスの基本事項や手順等は改変の時期や見直しの基準が定められている提供しているサービスの基本事項や手順等の見直しにあたり、職員や利用者等からの意見や提案を反映するようにしている
【講評】詳細はこちら
  • 30年度は、マニュアルや手順書の見直しや改変の基準の明確化に努めた
  • 手順チェックシート、マニュアル効果測定、気づきメモ活用で、業務水準を向上している
評点の内容 詳細はこちらから

事業者のコメント

*以下の項目は事業者によって、自ら更新される情報です。
評価者 修了者No.H0602020   修了者No.H0403043   修了者No.H0502014   修了者No.H0602041    
評価実施期間 2018年7月17日~2019年1月19日

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