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全体の評価講評・コメント 利用者調査とサービス項目を中心とした評価手法

平成27年度 認知症対応型共同生活介護【認知症高齢者グループホーム】(介護予防含む)
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法人名称
社会福祉法人嘉祥会
事業所名称
認知症高齢者グループホームぬくもりの園
評価機関名称 特定非営利活動法人 NPO専門職ネット
評価者 修了者No.H0201052   修了者No.H0501031   修了者No.H0401023    
評価実施期間 2015年9月15日~2016年1月21日

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全体の評価講評

特によいと思う点
  • 地域に馴染み一体となった地域資源を活用した支援の実践
    地域との交流は事業所の方針でもあり、以前から多くの地域交流の場を設けている。利用者・事業所と地域・住民との相互の交流がなされ、職員も日常的に事業所の周知に努めると共に認知症理解のための取り組みも行っている。立地や地域特性も利用者支援に取り入れており、これまでの取り組みにより地域に馴染んだ事業所となっている。高齢者支援において地域の力は重要となっている。これらの取り組みから、事業所のみならず地域の高齢者へも利益をもたらすことが予想できる。継続することで地域へ一層の還元にも期待したい。
  • 恵まれた環境の中での利用者の五感を刺激する生活支援の実践
    自然に囲まれゆったりとしている環境と、同法人他事業所が隣接しており敷地が広い点は事業所の強みとなっている。全体の行事ではその環境を活かし、事業所内外に関わらず季節感を満喫でき、ゆったりとした内容となっている。日常では旬の野菜の収穫や利用、温泉源泉の購入などを行っている。生活での作業の他、趣味や好きなことをグループまたは、個人行う活動も充実しており、施設ではなく家庭という印象の事業所で、生きがいと役割を持った生活を送れるよう支援している。
  • 共同生活における個別支援の充実に向けた支援体制の構築
    各利用者に担当職員が決められ、担当職員を中心に居室の管理や心身状況の把握に努め、一人ひとりの利用者の個別支援の充実に向けた職員の支援体制を構築している。利用者の意思や意見が集団の中で消されないよう、職員は見守りつつ状況に応じて声かけや助言をしている。共同生活の中でも常に一人の個人として尊重した個別支援の充実にに気を配っている。さらに、普段から何でも言える雰囲気や言いやすい環境整備を意識している。
さらなる改善が望まれる点
  • 利用者の状態の変化に伴う職員連携、支援環境の整備に向けた取り組み
    生活年数の経過とともに入居者全体の介護の必要性が増加することが予想される。それに伴い、介護量の増加による活動提供時間の減少や人員確保、意思疎通困難による利用者の訴え・ニーズの把握、周辺症状への対応や医療連携の強化、より安全な環境整備など様々な面での検討課題が予想される。利用者の状態の変化に伴う職員連携、支援環境の充実に向けた取り組みが期待される。
  • モニタリング(状況確認・振り返り)の実施方法、記録等の明確化に向けた取り組み
    「ケアプラン作成・サービス担当者会議予定表」の活用など、各利用者のケアマネジメントの管理の徹底を図っているが、支援に対するモニタリング(状況確認・振り返り)の実施方法、記録等の明確化に向けた取り組みは課題となっている。これまでも、サービス計画の見直しや各種記録の充実に向けた取り組みを実施してきていることを踏まえ、今後も、個人記録のファイル・管理方法の見直し・整備に向けた継続した取り組みにより、組織としての業務構築が期待される。
  • 利用者の安全確保のさらなる充実に向けた取り組みの推進
    事故防止、事故対策マニュアルなど、事故リスクを事前に回避すること主眼を置いた予防的な視点での利用者の安全確保に継続的に取り組んでいる。「アクシデントレポート」として報告書の様式変更などを行い、日々の支援における職員の気づきを共有することにより、職員全体で事故等の回避に取り組んでいるが、ヒヤリハット・アクシデントレポート、事故報告書の活用法の見直し、職員の共通認識を深める取り組みの必要性を捉えている。今後、夜間災害や緊急時対応などを含め、利用者の安全確保のさらなる充実に向けた取り組みの推進が期待される。

コメント

利用者調査は、担当評価者2名による利用者の日中の生活場面を中心とした場面観察方式調査と利用者家族を対象とするアンケート調査を実施した。事業評価については、シート配布時に内容や記入の流れを簡潔にまとめた書面を配付し、職員に周知徹底をした。場面観察調査を担当した評価者2名の他に評価者を1名加えた3名体制による合議により、評価の客観性を担保した。直接事業所の特長や独自の取り組み・工夫点などとともに、前回の評価を踏まえた改善課題の取組状況等にも着目した評価を実施した。

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