特集:福祉における「経営」を考える

1 経営改革の基本構造

東京都では、平成13年に「福祉サービス提供主体経営改革に関する提言委員会」を設置し、福祉サービス提供事業者が、サービスの質の向上を目指し、どのように経営改革の取組みを進めていくべきかについて、検討を重ねた後、平成15年1月に最終提言をまとめました。

提言の中で述べられている経営改革とは、サービスの質の向上を図るため、利用者満足、職員満足の実現を目指し、事業体がトップマネジメント機能と経営基盤を確立していく過程で、当該事業体の問題点や経営上の課題を把握し、それを解決していく一連のプロセスであるとしています。 (以下本文・図ともに「福祉サービス提供主体経営改革に関する提言委員会最終提言」より引用)