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介護保険法の改正後の動向について 第4回 「介護支援専門員の資質向上と今後のあり方に関する検討会」資料から読む

4 主な課題に対する方向性(案)について

 今回の方向性(案)では、主として以下のような改正の方向性が示されています。案には、法律改正が必要な事項と法律改正を待たずに通知によって実現できる事項があると思われます。しかし、今通知によって対応できる事項があるのですが、次の法律改正のタイミングで一体的に改正していく方に向かうのでしょうか。

(主な案の方向性)

1.保険者機能の強化

  • 地域ケア会議を制度的に位置づけ、地域包括支援センターの業務化を検討
  • 居宅介護支援事業者の指定権限を市町村に委譲することを検討

2.ケアマネジメントの質の向上

  • 課題抽出シート(いわゆる新2表)の導入検討
  • ケアプランの評価・見直しの様式導入の検討
  • ケアマネジメント向上会議(仮称)を通じた、ケアマネジメントの評価と検証
  • 医療との連携の推進

3.受験資格

  • 実務研修受講試験の資格要件を見直し

4.研修カリキュラム

  • 研修カリキュラム・研修方法を見直し
  • 研修指導者のためのガイドラインを策定

5.施設の介護支援専門員

  • 施設におけるケアカンファレンスの調整役
  • 生活相談員や支援相談員が行う相談支援業務との関係整理
 なお、方向性(案)の詳細については、表4及び参考資料を参照してください。

表4 介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後の在り方に関する検討会の課題及び今後の方向について
介護支援専門員(ケアマネジャー)の資質向上と今後の在り方に関する検討会の課題及び今後の方向について
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